JP3282784B2 - ステッピングモータのステップ数測定装置 - Google Patents

ステッピングモータのステップ数測定装置

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JP3282784B2
JP3282784B2 JP10538096A JP10538096A JP3282784B2 JP 3282784 B2 JP3282784 B2 JP 3282784B2 JP 10538096 A JP10538096 A JP 10538096A JP 10538096 A JP10538096 A JP 10538096A JP 3282784 B2 JP3282784 B2 JP 3282784B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
タのステップ数測定装置に関する。近年、FA(Factor
y Automation)や各種電子機器の機構部(メカ部)に
は、それらを機械的に動かすための駆動源とし各種のス
テッピングモータが使用されていた。前記のようなステ
ッピングモータを使用した駆動機構を設計、製作する場
合、実際に設計通りのステップ数が得られるか否かを検
証することが必要であるが、この検証作業は面倒でかつ
困難な作業である。そこで、より一層簡単にステッピン
グモータの動作ステップ数を測定することが可能な装置
の開発が要望されていた。
【0002】
【従来の技術】以下、図面に基づいて従来例を説明す
る。従来、FAや各種電子機器等に使用されているステ
ッピングモータを設計、製作する場合、実際にステッピ
ングモータのステップ数が設計通りになっているか否か
を検証する必要があり、いろいろな方法でステッピング
モータのステップ数を測定し、検証していた。以下、従
来のステッピングモータのステップ数測定方法について
説明する。
【0003】§1:従来例1の説明・・・図19、図2
0参照 図19は従来例1の説明図(その1)、図20は従来例
1の説明図(その2)である。従来例1は、比較的初期
の頃に実施されていた簡易測定器によるステッピングモ
ータのステップ数測定方法の例である。すなわち、比較
的初期の頃にはステッピングモータの制御方法が単純で
あったこともあり、図示のような変化点信号作成器3
と、カウンタ4からなる簡易測定器を使用してステップ
数の測定を行っていた。
【0004】前記簡易測定器によりステッピングモータ
のステップ数を測定する場合、次のようにして測定す
る。図示のように、ステッピングモータ1には該ステッ
ピングモータ1を駆動制御するためのモータ制御回路を
搭載したモータ制御ボード2が接続されており、このモ
ータ制御ボード2に電源を供給してステッピングモータ
1を駆動できるようになっている。
【0005】そこで、前記モータ制御ボード2に搭載さ
れたモータ制御回路の一部に、モータ駆動信号を引き出
すための引き出し端子を設け、この引き出し端子に前記
変化点信号作成器3の入力端子を接続し、前記変化点信
号作成器3の出力端子にカウンタ4の入力端子を接続す
る。なおこの例ではステッピングモータ1は4相2励磁
方式(4相モータの2励磁方式)を採用しているため、
モータ駆動信号はABCDの4系統である。
【0006】前記のように結線した後、モータ制御ボー
ド2に搭載されたモータ制御回路に電源を供給し起動す
ると、前記モータ制御回路の制御によりステッピングモ
ータ1は4相2励磁方式により励磁されて回転する。こ
のようにしてステッピングモータ1を回転駆動している
際のモータ駆動信号を変化点信号作成器3へ取り込み、
変化点信号(モータ駆動信号の立ち上がり/立ち下がり
点の信号であり、ステッピングモータ1のステップ数に
対応する)を作成する。そして前記変化点信号をカウン
タ4に取り込み、カウントスタート/ストップボタン5
を操作することにより、前記変化点信号をカウントす
る。
【0007】この場合、4相2励磁方式であるから、A
BCD各相のモータ駆動信号(パルス)は常に2相が同
時に励磁されるようにタイミング調整されて図示のよう
な波形になっている。そこで、変化点信号作成器3によ
り各相の駆動パルスの変化点信号を作成し、その変化点
信号の数をカウンタ4でカウントすれば、ステッピング
モータ1のステップ数が求められる。
【0008】例えば、カウンタ4でカウントした変化点
信号の数が14であったとする。この時、ステッピング
モータのカウントルールにより、最初と最後の変化点は
カウントしないため、−2を測定者が減算し、結果12
を得る(14−2=12)。この時得られた12がステ
ッピングモータ1のステップ数となる。
【0009】§2:従来例2の説明・・・図21、図2
2参照 図21は従来例2の説明図(その1)、図22は従来例
2の説明図(その2)である。前記のように、簡易測定
器によるステッピングモータのステップ数測定方法も実
施されていたが、電子機器の低価格化や複雑化の対応が
必要になってきた現在においては、ステッピングモータ
の制御方法も多様化し、前記簡易測定器による測定方法
では測定が不可能になってきた。
【0010】そこで、一般的な方法として市販のロジッ
クアナライザによる測定を行い、その結果をプリントア
ウトすることにより、紙面上にて目視測定をするのが現
状である。以下、前記ロジックアナライザによる従来例
2の測定方法を説明する。
【0011】図示のように、ステッピングモータ1には
該ステッピングモータ1を駆動制御するためのモータ制
御回路を搭載したモータ制御ボード2が接続されてお
り、このモータ制御ボード2に電源を供給してステッピ
ングモータ1を駆動できるようになっている。
【0012】そこで、前記モータ制御ボード2に搭載さ
れたモータ制御回路の一部に、モータ駆動信号を引き出
すための引き出し端子を設け、この引き出し端子にロジ
ックアナライザ7の入力端子を接続する。なおこの例で
はステッピングモータ1は1相2励磁方式(4相モータ
の1−2相励磁方式)を採用しているため、モータ駆動
信号はABCDの4系統である。
【0013】前記のように結線した後、モータ制御ボー
ド2に搭載されたモータ制御回路に電源を供給し起動す
ると、前記モータ制御回路の制御によりステッピングモ
ータ1は1相2励磁方式により励磁されて回転する。こ
のようにしてステッピングモータ1を回転駆動している
際のモータ駆動信号をロジックアナライザ7へ取り込
み、表示画面上に波形を表示する。
【0014】この場合、ステッピングモータ1を1回転
させた後、一旦回転を停止し、再び2回転目の回転をさ
せる。このようにしてロジックアナライザ7の表示画面
に表示した波形(ステッピングモータ1の駆動パルスの
波形)を紙8に印刷する。その後、紙8に印刷された波
形を測定者が目視により計測する。この例では、前記の
ようにして目視により計測し、1回転目の総ステップ数
=5.0、2回転目の総ステップ数=4.5を得る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :前記従来例1で示した簡易測定器によるステッピ
ングモータのステップ数測定方法では、単純な制御を行
うステッピングモータにしか適用できない。すなわち、
電子機器の低価格化や複雑化に対応が必要になってきた
現在においては、ステッピングモータの制御方法も多様
化し、前記簡易測定器による測定方法では測定が不可能
である。
【0016】(2) :前記従来例2に示したようなロジッ
クアナライザによるステッピングモータのステップ数の
測定方法では、紙に印刷された波形を測定者が目視によ
り測定する必要があり、ステップ数が非常に多い場合に
は測定時間も手間も多くなり、間違いも発生する。
【0017】(3) :前記従来例1、2によるステッピン
グモータのステップ数測定方法では、単純なステッピン
グモータの制御方法の場合にしか適用することができな
いし、手間や測定時間が多くなり、間違いも頻発するた
め、製品開発においては、品質の劣化や開発期間の短縮
の障害となっていた。
【0018】本発明は、このような従来の課題を解決
し、多様なステッピングモータの制御方法に対しても、
短時間で、簡単、かつ正確にステッピングモータのステ
ップ数の測定ができるようにし、製品開発期間の短縮と
品質向上を可能にすることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。 (1) :ステッピングモータのステップ数測定装置におい
て、測定対象モータを駆動するためのモータ信号、及び
前記モータが回転中であることを示す回転中信号を測定
信号として取り込み、前記測定信号の状態情報を、測定
開始からの経過時間データと共に記憶手段に記憶する取
り込み・記憶手段(45、46、47)と、与えられた
測定条件の下で、前記測定信号の状態情報と経過時間デ
ータから、モータのステップ数を測定するステップ数測
定処理手段49を備えている。
【0020】(2) :ステッピングモータのステップ数測
定装置において、測定対象モータを駆動するための複数
のモータ信号、及び前記モータが回転中であることを示
す回転中信号を測定信号として取り込む測定信号取り込
み手段45と、測定開始からの経過時間を計測する時間
計測手段46と、前記測定信号取り込み手段45が取り
込んだ測定信号の状態情報、及び前記時間計測手段46
が計測した時間データを、測定開始からの時間経過に合
わせてアドレス更新しながら記憶する測定信号情報記憶
手段47と、測定条件を設定する測定条件設定手段48
と、前記測定条件設定手段48により設定された測定条
件の下で、前記測定信号情報記憶手段47に記憶された
測定信号情報からモータのステップ数測定処理を行うス
テップ数測定処理手段49を備えている。
【0021】(3) :前記(2) のステッピングモータのス
テップ数測定装置において、ステップ数測定処理手段4
9は、測定信号情報記憶手段47に記憶されたモータ信
号状態と回転中信号状態の情報を併せて検索し、両者の
情報を含めて解析することでモータのステップ数測定処
理を行う機能を備えている。
【0022】(4) :前記(2) のステッピングモータのス
テップ数測定装置において、ステップ数測定処理手段4
9は、ステップ数測定処理を行う場合、モータの回転開
始時と、定速回転時と、回転停止時とに分け、回転開始
時には回転中信号を検索してその時の相信号状態を記憶
し、定速回転時にはモータ信号の変化点を検索してその
時の相信号状態に応じて予め設定したステップ数を加算
し、回転停止時にはモータの停止信号を検索しその時の
相信号状態に応じて予め設定したステップ数を加算し、
前記処理で加算したステップ数の合計をモータの1動作
におけるステップ数として測定結果を得る検索・計算手
段を備えている。
【0023】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。 (a) :前記(1) の作用 ステッピングモータのステップ数の測定を行う場合、先
ず、取り込み・記憶手段(45、46、47)は測定対
象モータを駆動するためのモータ信号、及びモータが回
転中であることを示す回転中信号を測定信号として取り
込み、前記測定信号の状態情報を測定開始からの経過時
間データと共に記憶手段に記憶する。その後、ステップ
数測定処理手段49は与えられた測定条件の下で、前記
測定信号の状態情報と経過時間データからモータのステ
ップ数を測定する。そして、測定結果のデータは表示手
段50により表示する。
【0024】このように、対象とするステッピングモー
タの回転中であることを示す回転中信号を併用して取り
込むことで測定対象が明確になり、多様なステッピング
モータの制御方法に対しても短時間で、簡単、かつ正確
にステッピングモータのステップ数の測定ができ、製品
開発期間の短縮と品質向上を可能にする。
【0025】(b) :前記(2) の作用 ステッピングモータのステップ数測定を行う場合、測定
信号取り込み手段45は測定対象モータを駆動するため
の複数のモータ信号、及び前記モータが回転中であるこ
とを示す回転中信号を測定信号として取り込む。また、
時間計測手段46は測定開始ボタンが押されて測定が開
始されてからの経過時間を計測する。そして測定信号情
報記憶手段47は測定信号取り込み手段45が取り込ん
だ測定信号の状態情報、及び前記時間計測手段46が計
測した時間データを、測定開始からの時間経過に合わせ
てアドレス更新しながら記憶する。
【0026】その後、測定条件設定手段48により測定
条件が設定されると、ステップ数測定処理手段49は前
記測定条件設定手段48により設定された測定条件の下
で、前記測定信号情報記憶手段47に記憶された測定信
号情報からモータのステップ数測定処理を行う。
【0027】このように、対象とするステッピングモー
タの回転中であることを示す回転中信号を併用して取り
込むことで測定対象が明確になり、効率良く、精度の高
い測定が短時間で行える。また、多様なステッピングモ
ータの制御方法に対しても、短時間で、簡単、かつ正確
にステッピングモータのステップ数の測定ができ、製品
開発期間の短縮と品質向上を可能にする。
【0028】(c) :前記(3) の作用 前記(2) のステッピングモータのステップ数測定装置に
おいて、ステップ数測定処理手段49はモータのステッ
プ数測定処理を行う場合、測定信号情報記憶手段47に
記憶されたモータ信号状態と回転中信号状態の情報を併
せて検索し、両者の情報を含めて解析することによりモ
ータのステップ数を測定する。
【0029】このように、対象とするステッピングモー
タの回転中であることを示す回転中信号の状態情報を併
用して処理を行うので、測定対象が明確になり、効率良
く、精度の高い測定が短時間で行える。
【0030】(d) :前記(4) の作用 前記(2) のステッピングモータのステップ数測定装置に
おいて、ステップ数測定処理手段49の検索・計算手段
はステップ数測定処理を行う場合、モータの回転開始
時と、定速回転時と、回転停止時とに分け、回転
開始時には回転中信号を検索してその時の相信号状態を
記憶し、定速回転時にはモータ信号の変化点を検索し
てその時の相信号状態に応じて予め設定したステップ数
を加算し、回転停止時にはモータの停止信号を検索し
その時の相信号状態に応じて予め設定したステップ数を
加算し、前記処理で加算したステップ数の合計をモータ
の1動作におけるステップ数として測定結果を得る。そ
して、測定結果のデータは表示手段50により表示す
る。
【0031】このようにすれば、大量のステップ数の測
定であっても自動的に、かつ瞬間的にステップ数の測定
を行うことができる。また、複数回の回転動作の測定
も、個々のステップ数の測定が簡単に行える。また、測
定誤差を無くし、手間と時間をかけずに、簡単、かつ短
時間で測定結果が得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 §1:ステッピングモータのステップ数測定装置の概要
説明・・・図2参照 図2は実施の形態の装置説明図であり、A図は全体構成
図、B図はステッピングモータ接続図である。以下、図
2に基づいてステッピングモータのステップ数測定装置
の概要を説明する。
【0033】この装置は、各種情報を表示するための表
示部11と、各種制御や処理を行う本体部12と、キー
ボード17、マウス18を含む入力装置と、先端にプロ
ーブ21を取り付けた多数の接続ケーブル22を集約す
るための信号集約器20等で構成されている。
【0034】そして、前記本体部12には、入力情報を
取り込む取り込み手段と取り込んだ情報を記憶する記憶
手段を含む測定信号取り込み・記憶部13と、入力情報
を基に各種測定処理や制御を行うための基本制御部14
と、作業メモリとして使用するRAM15と、各種情報
を記憶するための記憶媒体を有するハードディスクドラ
イブ(以下「HDD」と記す)16等が設けてある。
【0035】前記装置において、ステッピングモータの
ステップ数の測定を行う場合は次のようにして行う。先
ず、ステッピングモータ1に接続されたモータ制御回路
(前記従来例参照)の信号引き出し端子に、それぞれ接
続ケーブル22の先端に設けたプローブ21を取り付け
る。この状態でモータ制御回路からモータ駆動信号(以
下、単に「モータ信号」とも記す)と、回転中信号(ス
テッピングモータが回転中か否かを示す信号)を取り出
し、信号集約器20を介して本体部12へ入力する。
【0036】本体部12では、測定信号取り込み・記憶
部13が前記モータ信号と、回転中信号を取り込み、メ
モリに格納する。その後、前記メモリの情報を取り出
し、基本制御部14によりステッピングモータのステッ
プ数の測定を行う。この処理では、取り込んだ信号から
測定するモータ名称とそのモータが回転中であることの
信号名称を、表示部11と入力手段で指定する。
【0037】そして、測定の処理開始は、表示部11の
画面上に擬似的に配置された測定開始ボタンを押すこと
により行われ、処理の終了時には同じ表示部11の画面
上で結果の報告を行う。
【0038】§2:図2に示した装置の詳細な構成の説
明・・・図3参照 図3は図2の詳細ブロック図である。以下、図3に基づ
いて図2に示した装置の詳細な構成について説明する。
【0039】図示のように、前記測定信号取り込み・記
憶部13には入力バッファ回路25、サンプリング回路
26、アドレスカウンタ27、アドレス指定バッファ2
8、メモリ(状態格納用)29、メモリ(時間格納用)
30、データ読み出しバッファ31、クロック発生回路
32、時間カウンタ33等が設けてある。
【0040】前記基本制御部14には、CPU37、ビ
デオメモリ38、バス制御部39、ROM40、インタ
ーフェイス制御部41等が設けてある。そして、前記基
本制御部14の内部に設けたローカルバスにはRAM1
5が接続されている。また、前記インターフェイス制御
部41にはHDD16、キーボード(KB)17、マウ
ス18等が接続されている。更に、前記測定信号取り込
み・記憶部13と基本制御部14はデータバスとアドレ
スバスを含むシステムバスを介して接続されている。前
記各部の機能等は次の通りである。
【0041】(1) :入力バッファ回路25は、信号集約
器20からの測定信号を取り込み、微小ノイズ等の除去
や波形整形等の入力処理を行うものである。この入力バ
ッファ回路25に入力する測定信号は、1つのステッピ
ングモータからの測定信号だけでも良いし、複数のステ
ッピングモータからの測定信号を入力しても良い。例え
ば、図示のように、1つのステッピングモータの測定信
号をモータ信号1〜4と回転中信号1とし、別のステッ
ピングモータの測定信号をモータ信号5〜8と回転中信
号2として入力しても良い。
【0042】(2) :サンプリング回路26は、入力バッ
ファ回路25で処理された測定信号のサンプリングを行
い、その時の信号状態に応じて、ディジタル信号(ハイ
レベル=1/ローレベル=0)に変換するものである。
なお、このサンプリング回路26で変換されたディジタ
ル信号はメモリ29、30へ送られる。
【0043】(3) :アドレスカウンタ27は、クロック
発生回路32から出力されるサンプリングクロックをカ
ウントするものである。すなわち、アドレスカウンタ2
7では前記サンプリングクロックが発生する毎にカウン
タ値をインクリメント(+1)するものである。なお、
このアドレスカウンタ27のカウンタ値はアドレス指定
バッファ28へ送られた後、メモリ29、30へアドレ
スデータとして送られる。
【0044】(4) :アドレス指定バッファ28は、アド
レスカウンタ27から送られたカウンタ値(前記カウン
タ値=アドレスデータ)を一時格納するものである。 (5) :メモリ(状態情報格納用)29は、サンプリング
回路26から送られたモータ信号、及び回転中信号を含
む測定信号の状態情報(ハイレベル=1/ローレベル=
0のディジタル信号)を格納するものである。
【0045】(6) :メモリ(時間データ格納用)30
は、時間カウンタ33がカウントした時間データを記憶
するためのメモリである。 (7) :データ読み出しバッファ31は、メモリ29、3
0のデータを基本制御部14へ転送する時、メモリ2
9、30から読み出したデータを一時格納するものであ
る。
【0046】(8) :クロック発生回路32は、外部から
設定されたクロックレートでサンプリングクロックを発
生させるものである。なお、この回路で発生させたサン
プリングクロックは、時間カウンタ33、アドレスカウ
ンタ27、サンプリング回路26等へ供給される。ま
た、このクロック発生回路32では外部(キーボード1
7等)からのクロックレート変更設定指示により、任意
のクロックレートに変更設定可能になっている。
【0047】(9) :時間カウンタ33は、クロック発生
回路32から出力されるサンプリングクロックをカウン
トすることで時間の計測を行うものである。この場合、
測定開始ボタン(例えば、表示画面上の擬似的なボタ
ン)が押されて測定が開始された時点から、その後の経
過時間を計測し、計測した時間データをメモリ30へ送
る。
【0048】(10):CPU37は、基本制御部内の各種
制御や処理を行うものである。この場合、ROM40に
格納されているプログラムを実行することにより、ステ
ッピングモータのステップ数の測定処理等を行うもので
ある。基本制御部内の各種制御を行うものである。
【0049】(11):ビデオメモリ38は、表示部11で
表示するビデオデータを格納するメモリである。 (12):バス制御部39は、CPU37の指示により、デ
ータバスやアドレスバスを含むシステムバスの制御、或
いはローカルバスの制御を行うものである。
【0050】(13):ROM40は、CPU37が使用す
るプログラムやパラメータ等の各種データを予め格納し
ておくものである。 (14):インターフェイス制御部41は、HDD16、キ
ーボード17、マウス18等のインターフェイス制御を
行うものである。
【0051】(15):RAM15はCPU37がワークメ
モリとして使用するものである。なお、図1に示した各
手段と前記図2に示した各部との対応関係は次の通りで
ある。前記測定信号取り込み手段45は、入力バッファ
回路25、サンプリング回路26を含む回路が対応す
る。前記時間計測手段46は時間カウンタ33に対応す
る。前記測定信号情報記憶手段47は、メモリ29、3
0、アドレスカウンタ27、アドレス指定バッファ28
を含む部分が対応する。
【0052】また、前記ステップ数測定処理手段49
は、CPU37に対応する。前記表示手段50は図2に
示した表示部11に対応する。測定条件設定手段48
は、前記表示部11とCPU37の一部を併せた部分に
対応する。
【0053】§3:測定信号取り込み・記憶部の処理説
明・・・図4、図5参照 図4は各部の処理説明図1(測定信号例)、図5は各部
の処理説明図2(メモリ上の記憶内容)である。以下、
図4、図5に基づいて測定信号取り込み・記憶部の処理
を説明する。
【0054】(1) :測定信号取り込み・記憶処理 この例では、前記のようにモータ制御ボード2のモータ
制御回路によりステッピングモータ1が2相4励磁方式
で駆動されるものとする。そして、信号集約器20を介
して前記モータ制御回路から引き出した測定信号を本体
部12の測定信号取り込み・記憶部13に取り込むもの
とする。なお、前記測定信号取り込み・記憶部13は全
て基本制御部14のCPU37の制御により処理を行
う。
【0055】この場合の測定信号は、図4に示したよう
にモータ信号A、B、C、D及び回転中信号(図3のモ
ータ信号1〜4と回転中信号1に対応する)として説明
するが、その他別のステッピングモータからの測定信号
も取り込むことができる(他のステッピングモータの測
定信号取り込み処理も同じなので、1つのステッピング
モータの測定信号のみで説明する)。
【0056】前記信号集約器20からの測定信号は、入
力バッファ回路25に入力し、微小ノイズ等の除去や、
波形の整形処理を行う。そして、入力バッファ回路25
で波形整形された信号はサンプリング回路26へ送ら
れ、サンプリング処理が行われる。サンプリング回路2
6では、クロック発生回路32から供給されるサンプリ
ングクロックを使用して測定信号のサンプリング処理を
行い、ディジタル信号に変換する(サンプリング時の信
号状態をローレベル=0、或いはハイレベル=1の信号
に変換する)に変換する。
【0057】その後、ディジタル信号に変換された測定
信号は、メモリ29、30へ送られここに記憶される。
前記メモリ29、30のアドレスは、前記サンプリング
クロックの発生毎にアドレスカウンタ27により+1加
算(インクリメント)され、アドレス指定バッファ28
へ一時格納された後、メモリ29、30に対してアドレ
スの指定が行われる。メモリ29、30では前記指定さ
れたアドレスに従って、測定信号の状態情報(1/0)
を記憶する。
【0058】この場合、メモリ29、30の各指定アド
レスには、その時の測定信号の状態情報(1、または
0)をメモリ29に記憶すると共に、時間カウンタ33
の測定開始を「0」とした絶対時間をメモリ30に記憶
する。以下、前記状態情報を図4、図5に基づいて詳細
に説明する。
【0059】(2) :測定信号、及び時間データ等の説明 この例では、図4のに示した測定信号は、モータ信号
A、B、C、D(4相分の駆動信号)と、ステッピング
モータ1が回転中か否かを示す回転中信号である。モー
タ信号A、B、C、Dは、4相2励磁方式であるから、
常に2相の信号がハイレベル=1で他の相の信号はロー
レベル=0となっている。前記回転中信号は、ステッピ
ングモータ1が回転しているか否かを示す信号であり、
回転中はハイレベル=1の信号で、回転停止中はローレ
ベル=0の信号である。
【0060】の測定開始ボタンは、表示画面上に表示
された擬似的な測定開始ボタンであり、例えば、マウス
18の操作でオン/オフ状態にセットするものである。
この測定開始ボタンは、オン状態でハイレベル=1の信
号となり、オフ状態でローレベル=0の信号となる。な
お、ステップ数の測定処理は、測定開始ボタンがオンに
なっている間で行われる。
【0061】の時間カウンタ出力(サンプリングクロ
ック)は、時間カウンタ33の出力信号(カウンタ値)
である。時間カウンタ33では、測定開始ボタンがオン
になった時点をカウンタ値=0とし、その後サンプリン
グクロックをカウントする毎にカウンタ値をインクリメ
ント(+1)する。そして、この時間カウンタ出力を時
間データとしてメモリ30へ転送し記憶させる。
【0062】のメモリアドレスは、アドレスカウンタ
27のカウンタ値であり、の測定開始ボタンがオンに
なった時点をカウンタ値=0とし、その後サンプリング
クロックをカウントする毎にインクリメント(+1)さ
れるものである。このアドレスカウンタ27のカウンタ
値は、アドレス指定バッファ28を介してメモリ29、
30へ送られ、メモリアドレスとして指定される。
【0063】従って、メモリ29にはメモリアドレス=
0、メモリアドレス=1、メモリアドレス=2、・・・
の順に、各タイミングでの測定信号の状態情報(1又は
0)が格納される。また、メモリ30にはメモリアドレ
ス=0に時間データ=0が記憶され、メモリアドレス=
1に時間データ=1が記憶され、・・・以降同様にして
各指定されたメモリアドレスに時間データが記憶され
る。
【0064】(3) :メモリ上の記憶データの説明 以下、図5に基づいてメモリ上のデータについて説明す
る。メモリ29、30には、アドレス指定バッファ28
から送られたアドレスに、測定信号の状態情報と時間デ
ータを記憶する。この場合、メモリ29は0〜63ビッ
ト迄の64ビット構成とし、メモリ30は0〜18ビッ
ト迄の19ビット構成とする。そして、前記メモリ29
の各ビット位置を使用して測定信号の状態情報(1又は
0)を記憶し、メモリ30の各ビット位置を使用して時
間データを記憶する。
【0065】前記のように、メモリアドレスはアドレス
カウンタ27のカウンタ値であり、前記測定開始ボタン
がオンになった時点をカウンタ値=0とし、その後サン
プリングクロックをカウントする毎にインクリメント
(+1)されるものである。また、時間データは、時間
カウンタ33のカウント値であり、測定開始ボタンがオ
ンになった時点をカウンタ値=0とし、その後サンプリ
ングクロックをカウントする毎にカウンタ値をインクリ
メント(+1)するものである。
【0066】従って、この例では、メモリ29のアドレ
ス=0には、ビット位置=0にモータ信号A=0、ビッ
ト位置=1にモータ信号B=0、ビット位置=2にモー
タ信号C=0、ビット位置=3にモータ信号D=0、ビ
ット位置=4に回転中信号=0を記憶する。アドレス=
1には、ビット位置=0にモータ信号A=0、ビット位
置=1にモータ信号B=0、ビット位置=2にモータ信
号C=0、ビット位置=3にモータ信号D=0、ビット
位置=4に回転中信号=1を記憶する。
【0067】アドレス=2には、ビット位置=0にモー
タ信号A=0、ビット位置=1にモータ信号B=0、ビ
ット位置=2にモータ信号C=0、ビット位置=3にモ
ータ信号D=0、ビット位置=4に回転中信号=1を記
憶する。アドレス=3には、ビット位置=0にモータ信
号A=0、ビット位置=1にモータ信号B=0、ビット
位置=2にモータ信号C=0、ビット位置=3にモータ
信号D=0、ビット位置=4に回転中信号=1を記憶す
る。以降同様にしてメモリ29には各タイミングでの測
定信号の状態情報(1又は0)を記憶する。
【0068】一方、メモリ30には、各アドレスのビッ
ト位置0〜18迄の19ビットを使用して時間データ
(図はいずれも10進数表示)を記憶する。この場合、
最初のアドレス0には測定処理開始時の時間データ「0
000000000000000000」を記憶する。
続いてアドレス1には「00000000000000
00001」を記憶し、アドレス2には「000000
0000000000002」を記憶し、アドレス3に
は「0000000000000000003」を記憶
し、アドレス4には「000000000000000
0004」を記憶する。以降同様にして順次時間データ
を記憶する。
【0069】§4:基本制御部の処理説明・・・図6〜
図13参照 以下、図6〜図13に基づいて基本制御部の処理を説明
する。 (1) :測定に必要なデータと、測定条件設定処理の説明
・・・図6参照 図6は各部の処理説明図3(測定条件設定画面例)であ
る。前記のようにして、ステッピングモータ1のステッ
プ数の測定に必要なデータとして、メモリ29に測定信
号の状態情報を記憶し、メモリ30に時間データ(絶対
時間のデータ)を記憶した後、基本制御部14により、
ステップ数の測定処理(ステップ数のカウント処理)が
行われる。
【0070】以降のステップ数の測定処理では処理スピ
ードの向上を図るため、前記メモリ29、30のデータ
をそのまま作業メモリであるRAM15へ転送する。こ
の場合、CPU37の制御によりメモリ29、30のデ
ータを一旦データ読み出しバッファ31へ読み出し、そ
の後、データ読み出しバッファ31からRAM15へ転
送し、該RAM15上にそのまま格納する。その後、C
PU37の制御でステップ数の測定処理を行う。
【0071】先ず、CPU37は表示部11に測定条件
設定画面を表示し、オペレータの入力情報に基づいて設
定する。この場合、例えば、前記測定条件設定画面の1
例として、図示のような「カウント条件設定」画面を表
示し、オペレータ(測定者)に設定条件情報の入力を促
す。そして、オペレータがこの画面を見て、カウントす
るモータ名称と、そのモータが回転中であることを示す
信号等の測定条件設定に必要な全ての情報を入力する。
そして、CPU37が前記入力された測定条件設定のた
めの情報をHDD16の記憶媒体上に格納することで測
定条件の設定を行い、その後CPU37による測定処理
(ステップ数のカウント)が開始される。具体的には次
の通りである。
【0072】測定条件の設定は、表示画面上の該当する
エリアに必要事項を入力することで行う。前記入力は、
マウス18により各入力位置にカーソルを移動し、文字
をキーボード17から入力することにより行う。この場
合、「名称」エリアは、測定するステッピングモータ1
の呼称を入力する。これは結果報告時に参照するデータ
である。「カウント条件信号」エリアは、ステッピング
モータ1の回転中であることを示す信号名称(回転中信
号)を入力する。なお、ステップ数の解析には前記信号
名称として設定した回転中信号を基準にして行う。
【0073】「相信号」エリアは、名称エリアで指定し
たステッピングモータが実際に使用している信号を使用
する。ステップ数の解析は、この信号とカウント条件信
号を基に解析する。「OKボタン」は、全ての入力が完
了した時にマウス18が示すカーソルをポイントし、ボ
タンを押す。以後、前記の入力した内容がHDD16の
記憶媒体上に格納される。「CANCEL」は入力作業
を取り止める場合に押すボタンである。
【0074】前記のようにして測定に必要なデータと測
定条件の設定処理が完了すると、次に、以下に説明する
アルゴリズムに基づき、CPU37がステップ数の解析
を行い、結果報告処理を表示部11の表示画面上で行
う。以下、これらの処理を説明する。
【0075】(2) :4相ステッピングモータの制御方法
の説明・・・図7〜図9参照 図7は4相ステッピングモータの回転開始時の制御方
法、図8は4相ステッピングモータの定速回転時の制御
方法、図9は4相ステッピングモータの停止時の制御方
法を示した図である。
【0076】ステッピングモータのステップ数の測定処
理を行う場合、ステッピングモータの制御方法により処
理が異なるので、先ず、ステッピングモータの制御方法
について説明する。この例ではステッピングモータとし
て4相ステッピングモータを使用している。この4相ス
テッピングモータの制御方法として、:回転開始時の
制御と、:定速回転時の制御と、:停止時の制御と
がある。
【0077】:回転開始時の制御は、図7の(1) 〜
(4) に示した4種類がある。(1) に示した制御は、回転
開始時の全相非励磁からの1相駆動の制御であり、(2)
に示した制御は、回転開始時の全相非励磁からの2相駆
動の制御であり、(3) に示した制御は、回転開始時の1
相保持からの2相駆動であり、(4) に示した制御は、回
転開始時の2相保持からの2相駆動である。
【0078】:定速回転時の制御は図8の(5) 、(6)
に示した2種類がある。図8において、(5) に示した定
速回転は、2相励磁制御の定速回転であり、(6) に示し
た定速回転は1−2相励磁制御の定速回転である。
【0079】:停止時の制御は図9の(7) 〜(10)に示
した4種類がある。(7) に示した制御は、定速回転から
の1相停止の全相非励磁であり、(8) に示した制御は、
定速回転から2相停止の全相非励磁であり、(9) に示し
た制御は、定速回転からの1相停止の1相保持であり、
(10)に示した制御は、定速回転からの2相停止の2相保
持である。
【0080】(3) :回転開始時の処理説明・・・図10
参照 図10は回転開始時の処理フローチャートである。以
下、図10に基づいてステッピングモータの回転開始時
の処理を説明する。なお、S1〜S5は各処理ステップ
を示す。以下に説明する処理はCPU37がRAM15
に格納された測定信号の状態情報と、時間データを各ア
ドレス毎に検索しながらステップ数の測定を行う処理で
ある。
【0081】CPU37は、回転開始時の処理を開始す
ると、ステッピングモータの回転中信号が有効(回転中
信号=ハイレベル1で回転中)になっていることを検索
し(S1)、その時の相信号の状態(A相、B相、C
相、D相の駆動信号の状態)を判断する(S2)。その
結果、前記相信号の状態が非励磁(ローレベル=0)で
あれば、励磁信号の検索を行い(S3)、再び前記S1
の処理を行う。
【0082】また、前記相信号が1相励磁(1相のみが
ハイレベル=1)であれば、RAM15に1相励磁を記
憶して(S4)、処理を完了する。更に、前記相信号が
2相励磁であれば、2相励磁をRAM15に記憶して
(S5)処理を完了する。
【0083】(4) :定速回転時の処理説明・・・図11
参照 図11は定速回転時の処理フローチャートである。以
下、図11に基づいて定速回転時の処理を説明する。な
お、S11〜S16は各処理ステップを示す。
【0084】前記ステッピングモータの回転開始時に続
く定速回転時の処理では、CPU37は変化点の検索処
理を行う(S11)。すなわち、CPU37はRAM1
5上の情報から測定信号の変化点(0→1、又は1→
0)を検索し、その時の相信号を判断する(S12)。
【0085】この場合、A相、B相、C相、D相の各相
状態によりカウント値が異なるため、その時の相信号が
1相励磁であれば、RAM15上のステップ数に0.5
ステップを加算し(S13)、2相励磁の場合は、過去
に記憶した励磁情報を判断し(S15)、前記過去に記
憶している相が1相であればRAM15上のステップ数
に0.5ステップ加算し(S13)、2相励磁であれば
RAM15上のステップ数に1.0ステップ加算する
(S16)。
【0086】そして、前記S13、或いはS16の処理
終了後、現在の相情報(相状態情報)をRAM15に記
憶し(S14)、処理を完了する。なお、ステッピング
モータのステップ数は、CPU37がRAM15上のス
テップ数管理領域で管理しており、前記S13、S16
等で行う加算処理は、RAM15上のステップ数管理領
域で行う。
【0087】(5) :停止時の処理説明・・・図12参照 図12は停止時の処理フローチャートである。以下、図
12に基づいてステッピングモータの回転停止時の処理
を説明する。なお、S21〜S26は各処理ステップを
示す。
【0088】ステッピングモータ停止時の処理が開始さ
れると、先ず、CPU37は、ステッピングモータに供
給している回転信号の無効検索(回転中信号=ローレベ
ル0の検索)を行い(S21)、回転信号の無効、すな
わち、回転停止信号を検索すると、その時の相信号を判
断する(S22)。
【0089】その結果、その時の相信号が1相励磁であ
れば、RAM15上のステップ数に0.5ステップを加
算する(S23)。しかし、2相励磁の場合は、過去に
記憶した励磁情報を判断し(S25)、過去に記憶して
いる相が1相であればRAM15上のステップ数に0.
5ステップ加算し(S23)、2相励磁であればRAM
15上のステップ数に1.0ステップ加算する(S2
6)。
【0090】そして、前記S23、或いはS26の処理
終了後、現在の相状態情報をRAM15に記憶し(S2
4)、処理を完了する。なお、ステッピングモータのス
テップ数は、CPU37がRAM15上のステップ数管
理領域で管理しており、前記S23、S26等で行う加
算処理は、RAM15上のステップ数管理領域で行う。
【0091】(6) :結果報告処理の説明・・・図13参
照 図13は結果報告例である。以下、図13に基づいて結
果報告処理を説明する。前記定速回転時の処理、及び前
記停止時の処理で得たRAM15上のステップ数の合計
がステッピングモータの動作におけるステップ数とな
り、結果を図13のフォーマットで表示部11の表示画
面上で報告する。
【0092】この結果報告では、タイトルが、「PM名
称[TEST]の回転状況報告」であり、前記[TES
T]の項は前記カウント条件設定画面から入力して設定
した情報を使用して挿入する(PM:パルスモータ、T
EST:テストモータ)。そして、前記名称のステッピ
ングモータに対する測定結果は、「1回転目は、25ス
テップの回転を検出。回転は停止。」、「2回転目は、
12510ステップの回転を検出。回転は停止。」、
「3回転目は、99999ステップの回転を検出。回転
中。」のような情報を表示して結果報告を行う。
【0093】§5:フローチャートによるステッピング
モータのステップ数測定処理全体の説明・・・図14〜
18参照 図14はステッピングモータのステップ数測定処理フロ
ーチャート1、図15はステッピングモータのステップ
数測定処理フローチャート2、図16はステッピングモ
ータのステップ数測定処理フローチャート3、図17は
ステッピングモータのステップ数測定処理フローチャー
ト4、図18はステッピングモータのステップ数測定処
理フローチャート5である。
【0094】以下、図14〜図18に基づいてステッピ
ングモータのステップ数測定処理全体を説明する。な
お、S31〜S72は各処理ステップを示す。また、以
下に説明する処理は、前記図10〜図12に示した処理
に異常検出処理等を含めた全体の処理であり、装置内で
は全てCPU37により行われる処理である。
【0095】また、以下の説明では、「カウント条件信
号」は、前記測定条件設定画面から入力して設定したカ
ウント条件信号であり、この例では「回転中信号」であ
る。更に、「相信号」は前記測定条件設定画面から入力
して設定した相信号であり、この例では各相のモータ信
号の状態である。そして、「相信号がオン」は、各相の
モータ信号の状態がハイレベル=1の状態であり、「相
信号がオフ」は各相のモータ信号の状態がローレベル=
0の状態である。
【0096】処理が開始されると、CPU37はHDD
16の記憶媒体上に格納されているカウント条件設定情
報を読み出し、RAM15上の情報(図5に示した情報
と同じ情報)を検索する。そして、RAM15から、前
記カウント条件設定情報に設定されているカウント条件
信号の真(回転中信号状態=ハイレベル1)を検索し
(S31)、その時の相信号の状態を確認する(S3
2)。
【0097】その結果、前記相信号が全てオフでなく
(S33)、2相オンでもなく(S34)、1相オンで
もなければ(S35)、表示部11の表示画面上に「N
回転目は相駆動異常」のようなメッセージを表示し、ス
テップ数のカウントは中断する(S36)。そして、次
の回転検索を行う(S37)。
【0098】しかし、CPU37は、前記S33の処理
で相信号が全てオフであると判断した場合には、RAM
15から次のアドレスの情報を読み出し(S66)、カ
ウント条件信号の真偽(回転中信号の状態)を判断する
(S67)。その結果、カウント条件信号が偽(回転中
信号=ローレベル0で、回転停止)であれば、表示部1
1の表示画面上に、「N回転目は0ステップ」のような
メッセージを表示し(S68)、次の回転検索へ移行す
る(S37)。
【0099】また、前記S67の処理で、真(回転中信
号=ハイレベル1で、回転中)であれば、その時の相信
号の状態を確認し(S71)、1つ前のアドレスの相デ
ータ(相信号状態のデータ)と同じか否かを判断する
(S72)。その結果、1つ前のアドレスの相データと
同じである(まだ全てオフ)と判断した場合は、前記S
66の処理から繰り返して行う。しかし、1つ前のアド
レスの相データと同じでないと判断した場合には、1相
か2相かを判断し(S69)、1相でも2相でもない
(3相、4相駆動)と判断した場合には、前記S36の
処理を行う。
【0100】また、CPU37は、前記S69の処理で
1相、又は2相であると判断した場合には、次に1相か
否かを判断する(S70)。その結果、1相であると判
断した場合には、変数S=2とし(S39)、1相でな
い(2相)と判断した場合には、変数S=1とする(S
38)。
【0101】一方、CPU37は、前記S33の処理で
全てオフでないと判断し、更に前記S34の処理で2相
オンと判断した場合には、変数S=1とする(S3
8)。また、前記S34の処理で2相オンでないと判断
し、更に、前記S35の処理で1相オンであると判断し
た場合には、変数S=2とする(S39)。
【0102】そして、前記S38、或いはS39の処理
が終了すると、CPU37は、RAM15上から次のア
ドレスを読み出し(S40)、カウント条件信号の真偽
(回転中信号=1又は0)を判断する(S41)。その
結果、カウント条件が偽(回転中信号=ローレベル0
で、回転停止)であれば、表示部11の表示画面上に
「N回転目は0ステップ」のメッセージを表示し(S4
2)、次の回転検索へ移行する(S37)。
【0103】しかし、CPU37は、前記S41の処理
で、真(回転中信号=ハイレベル1で、回転中)である
と判断した場合には、その時の相信号の状態を確認し
(S44)、1つ前のアドレスの相データと同じか否か
を判断する(S45)。その結果、1つ前のアドレスの
相データと同じであると判断した場合には、前記S40
の処理から繰り返して行う。しかし、1つ前のアドレス
の相データと同じでないと判断した場合には、2相オン
か否かを判断し(S43)、2相オンでないと判断した
場合には、前記S36の処理へ移行する。
【0104】しかし、CPU37は、前記S43の処理
で2相オンであると判断した場合には、RAM15上の
ステップ数にmステップ加算する(S46)。この場
合、mの値は、変数S=1の場合1.5とし、変数S=
2の場合は1.0とする。そして、次のアドレスを読み
出し(S47)、カウント条件の真偽を判断する(S4
8)。
【0105】その結果、カウント条件が偽(回転停止)
であれば、その時の相信号の状態を確認し(S49)、
1つ前のアドレスと同じか否かを判断する(S50)。
その結果、1つ前のアドレスの相データと同じであると
判断した場合は、表示部11の表示画面上に「N回転目
はMステップ」のようなメッセージを表示し(S5
6)、次の回転検索へ移行する(S57)。
【0106】しかし、CPU37は、前記S50の処理
で1つ前のアドレスの相データと同じでないと判断した
場合には、2相オンか否かを判断し(S51)、2相オ
ンであればRAM15のステップ数を1ステップ加算し
て(S54)、前記S56の処理へ移行する。また、前
記S51の処理で、2相オンでないと判断した場合に
は、1相オンか否かを判断し(S52)、1相オンであ
ると判断した場合には、RAM15のステップ数を0.
5ステップ加算し(S55)、前記S56の処理へ移行
する。
【0107】しかし、前記S52の処理で1相オンでな
いと判断した場合には、全相オフか否かを判断し(S5
3)、全相オフであると判断した場合には、前記S56
の処理を行う。更に、前記S53の処理で全相オフでな
いと判断した場合には、前記S36の処理へ移行する。
【0108】また、CPU37は、前記S48の処理で
カウント条件信号が真(回転中)であると判断した場合
には、その時の相信号の状態を確認し(S58)、1つ
前のアドレスの相データと同じか否かを判断する(S5
9)。その結果、1つ前のアドレスの相データと同じで
あると判断した場合には、前記S47の処理へ移行す
る。しかし、前記S59の処理で1つ前のアドレスの相
データと同じではないと判断した場合には、2相オンか
否かを判断し(S60)、2相オンであると判断した場
合には、更に前回は1相か否かを判断する(S62)。
【0109】その結果、前回は1相でないと判断した場
合には、RAM15のステップ数に1ステップ加算して
(S63)、前記S47の処理へ移行する。また、前記
S62の処理で前回は1相であると判断した場合には、
RAM15のステップ数に0.5ステップ加算して(S
64)、前記S47の処理へ移行する。また、前記S6
0の処理で2相オンでないと判断した場合には、1相オ
ンか否かを判断する(S61)。
【0110】その結果、1相オン(1相のみハイレベル
=1)であると判断した場合には前記S64の処理へ移
行する。また、前記S61の処理で1相オンでないと判
断した場合には、全相オフか否かを判断し(S65)、
全相オフであると判断した場合には、前記S56の処理
へ移行する。しかし、前記S65の処理で全相オフでな
いと判断した場合には、前記S36の処理へ移行する。
【0111】(他の実施の形態)以上実施の形態につい
て説明したが、本発明は次のようにしても実施可能であ
る。
【0112】(1) :ステッピングモータの種類は、前記
実施の形態で説明したものに限らず、他の任意のステッ
ピングモータに適用可能である。 (2) :前記モータのステップ数測定装置は、パーソナル
コンピュータ、或いは、他の任意のコンピュータを利用
しても実現可能である。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :ステッピングモータのステップ数の測定におい
て、各相のモータ信号だけでなく、対象とするステッピ
ングモータの回転中であることを示す回転中信号を併用
して取り込むことにより、測定対象が明確になり、効率
良く、精度の高い測定が短時間で行える。
【0114】(2) :対象とするステッピングモータの回
転中であることを示す回転中信号を併用して取り込むこ
とで測定対象が明確になり、多様なステッピングモータ
の制御方法に対しても、短時間で、簡単、かつ正確にス
テッピングモータのステップ数の測定ができるように
し、製品開発期間の短縮と品質向上を可能にする。
【0115】(3) :従来、人手により目視で行っていた
ステップ数の測定が、自動的に行えるので、測定誤差を
無くし、手間と時間をかけずに、簡単、かつ短時間で精
度の高い測定結果が得られる。
【0116】(4) :対象とするステッピングモータの回
転中であることを示す回転中信号を併用して取り込むこ
とで測定対象が明確になり、大量のステップ数の測定で
あっても自動的に、かつ瞬間的に行うことができる。ま
た、複数回の回転動作を伴う場合でも、個々のステッピ
ングモータの測定が簡単に行える。
【0117】前記効果の外、各請求項に対応して次のよ
うな効果がある。 (5) :請求項1では、取り込み・記憶手段はモータ信号
及び回転中信号を測定信号として取り込み、測定信号の
状態情報を測定開始からの経過時間データと共に記憶手
段に記憶する。そしてステップ数測定処理手段は与えら
れた測定条件の下で、前記測定信号の状態情報と経過時
間データからモータのステップ数を測定する。
【0118】このように、各相のモータ信号だけでな
く、対象とするステッピングモータの回転中であること
を示す回転中信号を併用して取り込むことで測定対象が
明確になり、多様なステッピングモータの制御方法に対
しても短時間で、簡単、かつ正確にステッピングモータ
のステップ数の測定ができ、製品開発期間の短縮と品質
向上を可能にする。
【0119】(6) :請求項2では、測定信号取り込み手
段は、モータ信号及び回転中信号を測定信号として取り
込み、時間計測手段は測定が開始されてからの経過時間
を計測する。そして、測定信号情報記憶手段は測定信号
の状態情報、及び時間計測手段が計測した時間データ
を、測定開始からの時間経過に合わせてアドレス更新し
ながら記憶する。
【0120】そして測定条件設定手段により測定条件が
設定されると、ステップ数測定処理手段は設定された測
定条件の下で測定信号情報記憶手段に記憶された測定信
号情報からモータのステップ数測定処理を行う。
【0121】このように、対象とするステッピングモー
タの回転中であることを示す回転中信号を併用して取り
込むことで測定対象が明確になり、効率良く、精度の高
い測定が短時間で行える。また、多様なステッピングモ
ータの制御方法に対しても、短時間で、簡単、かつ正確
にステッピングモータのステップ数の測定ができ、製品
開発期間の短縮と品質向上を可能にする。
【0122】(7) :請求項3では、ステップ数測定処理
手段は測定信号情報記憶手段に記憶されたモータ信号状
態と回転中信号状態の情報を併せて検索し、両者の情報
を含めて解析することにより、モータのテップ数を測定
する。このように、対象とするステッピングモータの回
転中であることを示す回転中信号の状態情報を併用して
処理を行うので、測定対象が明確になり、効率良く、精
度の高い測定が短時間で行える。
【0123】(8) :請求項4では、ステップ数測定処理
手段の検索・計算手段はモータの回転開始時と、定速回
転時と、回転停止時とに分け、回転開始時には回転中信
号を検索してその時の相信号状態を記憶し、定速回転時
にはモータ信号の変化点を検索してその時の相信号状態
に応じて予め設定したステップ数を加算し、回転停止時
にはモータの停止信号を検索しその時の相信号状態に応
じて予め設定したステップ数を加算し、前記処理で加算
したステップ数の合計をモータの1動作におけるステッ
プ数として測定結果を得る。
【0124】このようにすれば、大量のステップ数の測
定であっても自動的に、かつ瞬間的にステップ数の測定
を行うことができる。また、複数回の回転動作の測定
も、個々のステッピングモータの測定が簡単に行える。
また、測定誤差を無くし、手間と時間をかけずに、簡
単、かつ短時間で測定結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態の装置説明図である。
【図3】図2の詳細ブロック図である。
【図4】実施の形態における各部の処理説明図1(測定
信号例)である。
【図5】実施の形態における各部の処理説明図2(メモ
リ上の記憶内容)である。
【図6】実施の形態における各部の処理説明図3(測定
条件設定画面例)である。
【図7】実施の形態における4相ステッピングモータの
回転開始時の制御方法を示した図である。
【図8】実施の形態における4相ステッピングモータの
定速回転時の制御方法を示した図である。
【図9】実施の形態における4相ステッピングモータの
停止時の制御方法を示した図である。
【図10】実施の形態における回転開始時の処理フロー
チャートである。
【図11】実施の形態における定速回転時の処理フロー
チャートである。
【図12】実施の形態における停止時の処理フローチャ
ートである。
【図13】実施の形態における結果報告例である。
【図14】実施の形態におけるステッピングモータのス
テップ数測定処理フローチャート1である。
【図15】実施の形態におけるステッピングモータのス
テップ数測定処理フローチャート2である。
【図16】実施の形態におけるステッピングモータのス
テップ数測定処理フローチャート3である。
【図17】実施の形態におけるステッピングモータのス
テップ数測定処理フローチャート4である。
【図18】実施の形態におけるステッピングモータのス
テップ数測定処理フローチャート5である。
【図19】従来例1の説明図(その1)である。
【図20】従来例1の説明図(その2)である。
【図21】従来例2の説明図(その1)である。
【図22】従来例2の説明図(その2)である。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 2 モータ制御ボード 11 表示部 12 本体部 13 測定信号取り込み・記憶部 14 基本制御部 15 RAM 16 HDD 17 キーボード 18 マウス 20 信号集約器 25 入力バッファ回路 26 サンプリング回路 27 アドレスカウンタ 28 アドレス指定バッファ 29 メモリ 30 メモリ 31 データ読み出しバッファ 32 クロック発生回路 33 時間カウンタ 37 CPU 38 ビデオメモリ 39 バス制御部 40 ROM 41 インターフェイス制御部 45 測定信号取り込み手段 46 時間計測手段 47 測定信号情報記憶手段 48 測定条件設定手段 49 ステップ数処理手段 50 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−119349(JP,A) 特開 昭54−50915(JP,A) 特開 昭58−83292(JP,A) 特開 昭63−48199(JP,A) 特開 平3−162687(JP,A) 実開 昭62−177300(JP,U) 特公 平7−33970(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 8/00 G01R 31/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象モータを駆動するためのモータ信
    号、及び前記モータが回転中であることを示す回転中信
    号を測定信号として取り込み、前記測定信号の状態情報
    を、測定開始からの経過時間データと共に記憶手段に記
    憶する取り込み・記憶手段と、 与えられた測定条件の下で、前記測定信号の状態情報と
    経過時間データから、モータのステップ数を測定するス
    テップ数測定処理手段を備えていることを特徴としたス
    テッピングモータのステップ数測定装置。
  2. 【請求項2】測定対象モータを駆動するための複数のモ
    ータ信号、及び前記モータが回転中であることを示す回
    転中信号を測定信号として取り込む測定信号取り込み手
    段と、測定開始からの経過時間を計測する時間計測手段
    と、 前記測定信号取り込み手段が取り込んだ測定信号の状態
    情報、及び前記時間計測手段が計測した時間データを、
    測定開始からの時間経過に合わせてアドレス更新しなが
    ら記憶する測定信号情報記憶手段と、 測定条件を設定する測定条件設定手段と、前記測定条件
    設定手段により設定された測定条件の下で、前記測定信
    号情報記憶手段に記憶された測定信号情報からモータの
    ステップ数測定処理を行うステップ数測定処理手段を備
    えていることを特徴としたステッピングモータのステッ
    プ数測定装置。
  3. 【請求項3】前記ステップ数測定処理手段は、前記測定
    信号情報記憶手段に記憶されたモータ信号状態と回転中
    信号状態の情報を併せて検索し、両者の情報を含めて解
    析することでモータのステップ数測定処理を行う機能を
    備えていることを特徴とした請求項2記載のステッピン
    グモータのステップ数測定装置。
  4. 【請求項4】前記ステップ数測定処理手段は、ステップ
    数測定処理を行う場合、モータの回転開始時と、定速回
    転時と、回転停止時とに分け、回転開始時には回転中信
    号を検索してその時の相信号状態を記憶し、定速回転時
    にはモータ信号の変化点を検索してその時の相信号状態
    に応じて予め設定したステップ数を加算し、回転停止時
    にはモータの停止信号を検索しその時の相信号状態に応
    じて予め設定したステップ数を加算し、前記処理で加算
    したステップ数の合計をモータの1動作におけるステッ
    プ数として測定結果を得る検索・計算手段を備えている
    ことを特徴とした請求項2記載のステッピングモータの
    ステップ数測定装置。
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