JP3278544B2 - 活性汚泥処理装置 - Google Patents
活性汚泥処理装置Info
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Activated Sludge Processes (AREA)
Description
備した活性汚泥処理装置に関する。
泥混合液を固液分離する方法として、活性汚泥混合液の
一部を沈殿池に導いて活性汚泥を重力沈降させ、沈殿池
内の上澄液を処理水として取り出す重力沈殿分離方法が
用いられてきた。しかし、この分離方法では、曝気槽内
の活性汚泥濃度を高めたときに沈殿池での固液分離が不
十分となって処理水中に活性汚泥が混入したり、あるい
は曝気槽内の活性汚泥が流出してしまって適当な活性汚
泥濃度を維持できず、処理が不十分になるという問題が
あった。
曝気槽内の活性汚泥濃度を高めて効率よく活性汚泥処理
する方法が開発され、実用化されつつある。このような
膜分離装置として、図2および図3に示したような、曝
気槽1内の活性汚泥混合液2に浸漬して設置される浸漬
型膜分離装置3があり、この浸漬型膜分離装置3(以
下、膜分離装置という)は、上下が開口した箱状のケー
シング4の内部に上下方向に配置される平板状膜カート
リッジ5を適当間隔で並列し、膜カートリッジ5の下方
に槽外のブロワ6などの給気手段に接続した散気装置7
を配置している。
流出した空気の気泡8は、活性汚泥混合液2中を上昇し
て、膜カートリッジ5の下部より膜カートリッジ5,5
間の間隙に流入し、間隙内を膜カートリッジ5の上部ま
で上昇した後に水面上へ出ていく。この気泡5の上昇に
伴って、膜分離装置3の内部に矢印で示したような活性
汚泥混合液2の上向流が生起され、この上向流は膜カー
トリッジ5の下部より膜カートリッジ5,5間の間隙に
流入し、間隙内を膜カートリッジ5の上部まで上昇した
後、水面付近で方向を転じて、膜分離装置3の外部を下
降する下向流となる。この間に、空気中の酸素が活性汚
泥混合液2に溶解するとともに、この気液混合流により
膜カートリッジ5の膜面が洗浄されて分離性能が維持さ
れる。したがって、浸漬型膜分離装置3は、酸素供給機
能と固液分離機能という、活性汚泥処理に不可欠な2大
機能を有する装置といえる。
理における曝気槽容量は、流入原水の水量と汚濁物質濃
度、および汚濁物質を処理する活性汚泥の濃度によって
決定されるが、浸漬型膜分離装置を利用する活性汚泥処
理では、従来の重力沈殿分離方法で固液分離可能な濃度
(MLSS3000mg/l)の約5倍濃度(MLSS15000〜20000mg/
l)の活性汚泥混合液を固液分離できるので、活性汚泥
濃度を高められる分だけ曝気槽の容量を縮小可能であ
る。ただし、曝気槽の容量を縮小する場合、槽の深さと
ともに面積も小さくすることが多いため、槽内を循環す
る活性汚泥混合液の流れが悪くなって処理に悪影響を及
ぼすことがある。
装置の大きさは、膜カートリッジ1枚当たりの処理量か
ら算出される必要膜カートリッジ枚数に基づいて決定さ
れる。
が非常に高くかつ水量の小さい流入原水を処理する場
合、大きな曝気槽容量が必要とされるが、浸漬型膜分離
装置は小さいものでよいので、図4に示したような、曝
気槽1の内部に浸漬型膜分離装置3を間隔をあけて配置
した比較的ゆったりとしたレイアウトとすることができ
る。このため、曝気により形成される水流Aはスムーズ
に流れ、酸素吸収効率が高くなるとともに、水流の不均
一に起因する膜の目詰まりが防止され、活性汚泥処理お
よび固液分離が良好に行われる。
な、汚濁物質濃度が低くかつ水量の大きい流入原水を処
理する場合、曝気槽容量は比較的小さくてよいものの、
膜カートリッジを多数配置した大きな浸漬型膜分離装置
が必要となるため、図5に示したような、曝気槽1の内
部に浸漬型膜分離装置3を間隔をつめて配置した窮屈な
レイアウトとなる。そのため、曝気により形成される水
流Aは、曝気槽1の壁面や隣接する膜分離装置3あるい
はその曝気により形成される水流Aに妨害されて流れに
くくなり、酸素吸収効率が高められないだけでなく、水
流の不均一に起因する膜面の汚染度が大きくなり、膜の
目詰まりに至りやすい。このような事態を回避するため
に、実際には、浸漬型膜分離装置3の設置面積に基づい
て曝気槽1の容量を決定している。
少ない散気量によっても酸素供給および膜面洗浄に好適
な水流を生起できるような曝気槽と浸漬型膜分離装置と
の配置条件を設定すべく研究を行い、本発明を完成した
ものである。
に、本発明は、曝気槽の内部に、上下が開口した箱状の
ケーシングの内部に上下方向に配置される平板状膜カー
トリッジを適当間隔で並列し、平板状膜カートリッジの
下方に散気装置を配置してなる浸漬型膜分離装置を設置
した活性汚泥処理装置であって、前記曝気槽の容量と前
記浸漬型膜分離装置の大きさを、同一水平断面に占める
曝気槽の面積が浸漬型膜分離装置の面積の3倍以上とな
るように設定し、浸漬型膜分離装置をケーシングの周囲
に曝気槽の内周面との間で下向流が流れる適当間隔をあ
けて配置した活性汚泥処理装置を提供するものである。
との間、および浸漬型膜分離装置が複数台である場合は
浸漬型膜分離装置どうしの間に適当な間隔があけられる
ので、散気により生起される循環流、すなわち浸漬型膜
分離装置の内部を上昇する上向流と浸漬型膜分離装置の
外側を下降する下向流とからなる循環流は、曝気槽の壁
面や隣接する浸漬型膜分離装置あるいはその下向流に妨
害されることなくスムーズに流れる。この空気を含む循
環流により、酸素供給と膜面洗浄が好適に行われる。
ら説明する。この実施例の活性汚泥処理装置は図2およ
び図3を用いて説明した従来のものとほぼ同じ構成を有
しているので、図1に概略平面図を示し、図2および図
3と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
るところは、曝気槽1の容量と浸漬型膜分離装置3(以
下、膜分離装置という)の大きさを、同一水平断面に占
める曝気槽1の面積が各膜分離装置3の面積の和の3倍
以上となるように設定した点(図示においては3.4
倍)、および各膜分離装置3を周囲に適当間隔をあけて
配置した点である。ここで、曝気槽1の面積とは曝気槽
1の内周面1aに囲まれた面積をいい、膜分離装置3の
面積とはケーシングに囲まれた面積をいう。
1aと膜分離装置3との間、および膜分離装置3,3間
に適当な間隔があけられているので、各膜分離装置3の
外側を下降する下向流Aは、曝気槽1の内周面1aや隣
接する膜分離装置3あるいはその下向流Aに妨害される
ことなくスムーズに流れる。したがって、この下向流A
と膜分離装置3の内部を上昇する上向流とからなる循環
流はスムーズに循環することになり、この循環流が活性
汚泥混合液2を攪拌して酸素供給を行うとともに膜カー
トリッジの膜面を洗浄する結果、活性汚泥処理および固
液分離が良好に行われる。
面積和との比が大きすぎると、膜分離装置3が有する散
気装置の散気量だけでは曝気槽1全体の活性汚泥混合液
2を攪拌できず、活性汚泥処理に支障を来すようになる
ので、この点をも考慮して曝気槽1の容量と膜分離装置
3の大きさを決定する必要がある。曝気槽1は、槽の深
さを小さくして面積を大きくした槽形状とすることも考
えられる。
ける各浸漬型膜分離装置の面積の和に対する曝気槽の面
積の比)と洗浄頻度(回/年)(膜汚染度の指標たる1
年当たりの膜カートリッジ洗浄回数)とを示す。
浄頻度が非常に高くなっており、これより、面積比が3
以上の場合は散気により生起される水流によって好適に
膜洗浄が行われることが明らかである。
容量と浸漬型膜分離装置の大きさを、同一水平断面に占
める曝気槽の面積が浸漬型膜分離装置の面積の3倍以上
となるように設定して、曝気槽と浸漬型膜分離装置との
間、および浸漬型膜分離装置どうしの間に適当な間隔を
あけるようにした。これにより、散気装置により生起さ
れる水流を各浸漬型膜分離装置の内部と外側とにわたっ
てスムーズに循環させることができ、膜カートリッジの
膜面洗浄と曝気槽全体の活性汚泥混合液への酸素供給と
を好適に行なって、固液分離および活性汚泥処理を良好
なものとすることができる。
成を示した概略平面図である。
面図である。
分離装置の配置の一実施例を示した概略平面図である。
分離装置の配置の他の実施例を示した概略平面図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 曝気槽の内部に、上下が開口した箱状の
ケーシングの内部に上下方向に配置される平板状膜カー
トリッジを適当間隔で並列し、平板状膜カートリッジの
下方に散気装置を配置してなる浸漬型膜分離装置を設置
した活性汚泥処理装置であって、前記曝気槽の容量と前
記浸漬型膜分離装置の大きさを、同一水平断面に占める
曝気槽の面積が浸漬型膜分離装置の面積の3倍以上とな
るように設定し、浸漬型膜分離装置をケーシングの周囲
に曝気槽の内周面との間で下向流が流れる適当間隔をあ
けて配置したことを特徴とする活性汚泥処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07218095A JP3278544B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 活性汚泥処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07218095A JP3278544B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 活性汚泥処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08267083A JPH08267083A (ja) | 1996-10-15 |
JP3278544B2 true JP3278544B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=13481777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07218095A Expired - Lifetime JP3278544B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 活性汚泥処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3278544B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004243248A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | 窒素除去装置 |
JP5438879B2 (ja) * | 2005-12-01 | 2014-03-12 | 三菱レイヨン株式会社 | 膜ろ過ユニット |
JP2013132602A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 平膜型膜分離装置 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP07218095A patent/JP3278544B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08267083A (ja) | 1996-10-15 |
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