JP3278343B2 - ディスクカートリッジ収納ケース - Google Patents

ディスクカートリッジ収納ケース

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JP3278343B2 JP03663796A JP3663796A JP3278343B2 JP 3278343 B2 JP3278343 B2 JP 3278343B2 JP 03663796 A JP03663796 A JP 03663796A JP 3663796 A JP3663796 A JP 3663796A JP 3278343 B2 JP3278343 B2 JP 3278343B2
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    • G11B33/02—Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
    • G11B33/04—Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon modified to store record carriers
    • G11B33/0405—Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon modified to store record carriers for storing discs
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状の情報
記録媒体を内蔵したディスクカートリッジの収納ケース
に係り、特に直径が２．５インチの光磁気ディスクを収
納したミニディスクカートリッジを収納するディスクカ
ートリッジ収納ケースに関する。
【０００２】
【従来の技術】ディスクカートリッジは、磁気ディスク
や、光ディスク及び光磁気ディスク等の情報記録媒体を
カートリッジ内に内蔵したものであり、近年、記録情報
の高密度化に伴い小径化が可能になったこれらディスク
カートリッジとして、ＭＤと呼ばれる直径２．５インチ
のミニディスクを内蔵したミニディスクカートリッジ
（以下、ＭＤカートリッジと呼ぶ）が実用に供されてい
る。ところで、前記ＭＤカートリッジは、カートリッジ
全体を外部の衝撃から保護したり、カートリッジ内に塵
埃が侵入するのを防止して保管・携帯を容易且つ確実に
する為に、図５に示すような収納ケース５１を用いるの
が一般的である。
【０００３】図５に示したように、従来の収納ケース５
１は、ＭＤカートリッジ５０を収納するため、薄型の平
行６面体に形成されたカートリッジ収納空間５３を形成
された筐体であり、一面にはＭＤカートリッジ５０を挿
入するための挿入口５２が開口されている。また、前記
カートリッジ収納空間５３を形成する両側壁５４，５４
には、アーチ状のばね部材５５，５５が配設されてい
る。更に、少なくとも上壁は、透明な樹脂により形成さ
れている。
【０００４】前記バネ部材５５，５５は、前記収納空間
５３側に突出しており、ＭＤカートリッジ５０を挿入口
５２から収納空間５３内に差し込んだ際には、該ＭＤカ
ートリッジ５０の両側壁の凹部５０ａ，５０ａに弾性的
に係合する。これにより、ＭＤカートリッジ５０は収納
ケース５１内から不用意に抜け出さないように保持され
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクの
記録内容等を記載する為のインデックスシートをこのよ
うな収納ケース５１内に配置する為には、前記挿入口５
２から狭い収納空間５３内にインデックスシートを挿入
しなければならない。ところが、挿入したインデックス
シートが安易に脱落しないように大きめのインデックス
シートを前記収納空間５３内に圧入するように構成する
と、該インデックスシートの挿入性が低下し、使い勝手
が悪くなってしまう。一方、インデックスシートを前記
収納空間５３内に挿入し易くする為、小さめのインデッ
クスシートを前記収納空間５３内に挿入するように構成
したのでは、インデックスシートが安易に脱落してしま
う。そこで、従来はインデックスシートを貼付シールと
して収納ケース５１の表面に貼り付けていた。
【０００６】しかしながら、インデックスを収納ケース
５１の表面に貼り付けたのでは、インデックスが汚れ易
く、記載事項が読めなくなってしまうという問題があ
る。従って、本発明の目的は上記課題を解消することに
係り、インデックスシートを収納ケース内に容易に配置
することができると共に、安易な脱落を防止することが
できる良好なディスクカートリッジ収納ケースを提供す
ることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、デ
ィスクカートリッジの収納空間を備えた筐体が、収納ケ
ース本体と該収納ケース本体に開閉自在に設けた蓋体と
で構成され、前記収納ケース本体と蓋体とを閉じた際に
前記収納空間に連通するディスクカートリッジの挿入口
が形成されるディスクカートリッジ収納ケースであっ
て、前記収納ケース本体が前記挿入口側とは反対側に設
けられたケース後壁部を有すると共に、前記蓋体が前記
ケース後壁部の内側に重なり合う蓋後壁部を有してお
り、前記収納空間に配置したインデックスシートの後端
部に折曲部が形成されており、前記収納ケース本体に回
転可能に保持された前記蓋体を閉じることにより、前記
折曲部が前記ケース後壁部と前記蓋後壁部との間に挟持
固定されることを特徴とするディスクカートリッジ収納
ケースにより達成される。即ち、上記構成によれば、収
納ケース本体と蓋体とを開けることにより収納空間内に
インデックスシートを容易に配置することができ、収納
ケース本体と蓋体とを閉じることにより該インデックス
シートを挟持固定して安易な脱落を防止できる。
【０００８】尚、好ましくは、前記収納ケース本体が係
止用凹部を備えたケース側壁部を有すると共に、前記蓋
体が前記係止用凹部に係合可能な弾性係止部を備えて前
記ケース側壁部の内側に重なり合う蓋側壁部を有してお
り、前記ディスクカートリッジが前記収納空間内に未収
納の際には、前記係止用凹部内に浅く嵌入された前記弾
性係止部が前記収納ケース本体と前記蓋体とを開閉自在
に保持し、前記ディスクカートリッジが前記収納空間内
に収納された際には、該ディスクカートリッジに押圧付
勢された前記弾性係止部が前記係止用凹部内に深く嵌入
されて前記収納ケース本体と前記蓋体とを閉じ状態に係
止すると共に、ディスクカートリッジに係合して該ディ
スクカートリッジを前記収納空間内に保持する。上記構
成によれば、ディスクカートリッジが収納ケース内に装
填されている時は、収納ケース本体と蓋体とが開くこと
はなく、ディスクカートリッジを収納ケース内に確実に
収納することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明に基づくディスクカートリッジ収納ケースの一実施
例を詳細に説明する。図１は本発明に係るＭＤカートリ
ッジ収納ケース１を開けた状態の全体斜視図、図２は図
１に示したＭＤカートリッジ収納ケース１の一部断面
図、図３は図１に示したＭＤカートリッジ収納ケースに
ＭＤカートリッジ２を差し込む状態の作用説明図であ
る。
【００１０】図１に示すように、ＭＤカートリッジ２
（図３参照）を収納するＭＤカートリッジ収納ケース１
は、収納ケース本体３と該収納ケース本体３に開閉自在
に設けた蓋体１５とで構成された筐体であり、薄型の平
行６面体に形成されている。前記収納ケース本体３は、
湾曲した凹部４ａが前端に形成された底壁部４と、底壁
部４の両側端に立設されたケース側壁部５，５と、底壁
部４の後端に立設されたケース後壁部６とによって、上
方が開放したディスクカートリッジの収納空間であるカ
ートリッジ収納空間７を画成する。
【００１１】前記カートリッジ収納空間７は、ＭＤカー
トリッジ２とほぼ同等の大きさである。前記ケース側壁
部５，５は、前端部内面に回転支軸８が突設され、後端
部内面に係止用凹部９，９が凹設されている。前記ケー
ス後壁部６は、蓋体１５の後端部に突設された指かけ突
条部２４（後述する）が嵌入する嵌入凹部１０と、指が
掛けられるように凹設された指かけ凹部１１とを備えて
いる。
【００１２】前記蓋体１５は、透明な樹脂から成り、収
納ケース本体３の上部を覆う上壁部１６と、上壁部１６
の両側端に立設されてケース側壁部５，５の内側に重な
り合う蓋側壁部１７，１７と、上壁部１６の後端に立設
されてケース後壁部６の内側に重なり合う蓋後壁部１８
とを有する。なお、上壁部１６の前端には湾曲した凹部
１６ａが形成されている。
【００１３】前記蓋側壁部１７，１７は、ケース側壁部
５，５の回転支軸８，８が嵌入される孔１９，１９と、
蓋体１５を収納ケース本体に閉じた状態に係止すると共
にＭＤカートリッジ２をカートリッジ収納空間７に保持
する弾性係止部であるロック爪２０，２０と、インデッ
クスシート２１の両側部２１ａ，２１ａを受け入れる段
部２２，２２とを備えている。
【００１４】図２に示すように、蓋側壁部１７，１７の
孔１９，１９にケース側壁部５，５の回転支軸８，８を
嵌入することにより、蓋体１５が回転支軸８，８を中心
にして収納ケース本体３に回動自在に支持される。そし
て、図２及び図３に示すように、蓋体１５と収納ケース
本体３とを閉じることにより、ＭＤカートリッジ収納ケ
ース１の前端部にはカートリッジ収納空間７に連通する
ＭＤカートリッジ２の挿入口２５が形成される。
【００１５】前記ロック爪２０，２０は、屈曲部が内側
に突出するように略く字状に曲げ成形され、基端部２０
ａ，２０ａが蓋側壁１７，１７に一体に連成されてい
る。ロック爪２０，２０の先端部２０ｂ，２０ｂはケー
ス側壁部５，５の係止用凹部９，９に係合可能である。
なお、カートリッジ収納空間７内にＭＤカートリッジ２
が収納されていない時、ロック爪２０，２０の先端部２
０ｂ，２０ｂは、係止用凹部９，９内に浅く嵌入する。
前記蓋後壁部１８は、インデックスシート２１の折曲部
２１ｃを受け入れる受入れ凹部２３と、収納ケース本体
３の嵌入凹部１０内に嵌入する指かけ突条部２４とを備
えている。
【００１６】次に、上述の如く構成された本発明のＭＤ
カートリッジ収納ケース１の作用を説明する。先ず、Ｍ
Ｄカートリッジ収納ケース１内にインデックスシート２
１を配置する場合、図１に示すように、蓋体１５と収納
ケース本体３を回転支軸８，８を中心に回動して開け、
収納ケース本体３のカートリッジ収納空間７にインデッ
クスシート２１を配置する。
【００１７】次いで、蓋体１５と収納ケース本体３を回
転支軸８，８を中心に回動して閉じる（図３参照）。す
ると、ロック爪２０，２０の先端部２０ｂ，２０ｂがケ
ース側壁部５，５の係止用凹部９，９内に嵌入し、蓋体
１５が収納ケース本体３に係止されてロックされる。な
お、ロック爪２０，２０の先端部２０ｂ，２０ｂは、係
止用凹部９，９内に浅く嵌入しており、該係止用凹部
９，９に対して係脱可能である。
【００１８】この際、インデックスシート２１は、折曲
部２１ｃが蓋後壁部１８の受入れ凹部２３とケース後壁
部６との間に挟持固定された状態になり、両側部２１
ａ，２１ａは蓋側壁部１７，１７の段部２２，２２内に
差し込まれた状態になる。これにより、インデックスシ
ート２１の折曲部２１ｃ及び両側部２１ａ，２１ａをケ
ース側壁部５，５と蓋側壁部１７，１７とで挟み込ん
で、インデックスシート２１をカートリッジ収納空間７
内に保持することができる。
【００１９】次に、インデックスシート２１をＭＤカー
トリッジ収納ケース１内から取り出す場合は、ＭＤカー
トリッジ収納ケース１からＭＤカートリッジ２を取り出
す。そして、ケース後壁部６の指かけ凹部１１に指を掛
けるとともに蓋後壁部１８の指かけ突条部２３に指を掛
けて、突条部２３を上方に引き上げる。この場合、ロッ
ク爪２０の先端部２０ｂ，２０ｂは係止用凹部９，９内
に浅く嵌入しているので、ロック爪２０，２０は係止用
凹部９，９から容易に抜け出す。そこで、開いた収納ケ
ース本体３からデックスシート２１を取り出すことがで
きる。
【００２０】次いで、ＭＤカートリッジ収納ケース１内
にＭＤカートリッジ２を収納する場合を説明する。図３
に示すように、蓋体１５と収納ケース本体３を閉じた状
態で、挿入口２５からＭＤカートリッジ２をカートリッ
ジ収納空間７内に差し込む。差し込んだＭＤカートリッ
ジ２の先端角部２ａ，２ａは、図４（ａ）に図示したよ
うに、ロック爪２０，２０の屈曲部に当接してロック爪
２０，２０を外側に押し出す。これにより、係止用凹部
９，９に浅く嵌入していたロック爪２０，２０の先端部
２０ｂ，２０ｂが、係止用凹部９，９内に深く嵌入し、
係止用凹部９，９の底部に当接する。この際、ロック爪
２０，２０の先端部２０ｂ，２０ｂは、係止用凹部９，
９の後端部側端まで押し出されて止まる（図４（ｂ）参
照）。
【００２１】このように、ロック爪２０，２０の先端部
２０ｂ，２０ｂが係止用凹部９，９内に深く嵌入するの
で、蓋体１５と収納ケース本体３とが確実にロックされ
る。したがって、ＭＤカートリッジ２をカートリッジ収
納空間７内に差し込んだとき、蓋体１５と収納ケース本
体３は開かない。また、ロック爪２０，２０の先端部２
０ｂ，２０ｂが係止用凹部９，９内に深く嵌入して係止
用凹部９，９の底部に当接した時、ＭＤカートリッジ２
の先端部の両側壁に形成された凹部２ｂ，２ｂ内にはロ
ック爪２０，２０の屈曲部が入り込むので、ＭＤカート
リッジ２はカートリッジ収納空間７内から抜け出さない
ように保持される（図４（ｂ）参照）。従って、ディス
クカートリッジ２が前記収納ケース１内に装填されてい
る時は、収納ケース本体３と蓋体１５とが開くことはな
く、ディスクカートリッジ２を前記収納ケース１内に確
実に収納することができる。
【００２２】尚、本発明によるディスクカートリッジ収
納ケースは、上記実施例におけるＭＤカートリッジ用の
収納ケースに限定されるものではなく、３．５インチの
フロッピィディスクや光ディスク等の他のディスクカー
トリッジ用の収納ケースに応用できることは勿論であ
る。又、蓋体及び収納ケース本体の形状や、弾性係止部
及び係止用凹部の形状は、上記実施例の蓋体１５や収納
ケース本体３の形状に限定されるものではなく、種々の
形態を採りうることは言うまでもない。
【００２３】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のディスクカ
ートリッジ収納ケースによれば、収納ケース本体と蓋体
とを開けることにより収納空間内にインデックスシート
容易に配置することができ、収納ケース本体と蓋体とを
閉じることにより該インデックスシートを挟持固定して
安易な脱落を防止できる。従って、インデックスシート
を収納ケース内に容易に配置することができると共に、
安易な脱落を防止することができる良好なディスクカー
トリッジ収納ケースを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に基づくＭＤカートリッジ収
納ケースを開けた状態の全体斜視図である。
【図２】図１に示したＭＤカートリッジ収納ケースの一
部断面図である。
【図３】ＭＤカートリッジ収納ケースにＭＤカートリッ
ジを差し込む状態の作用説明図である。
【図４】図３に示したＭＤカートリッジ収納ケースの作
用説明図である。
【図５】従来のＭＤカートリッジ収納ケースの全体斜視
図である。
【符号の説明】
１ ＭＤカートリッジ収納ケース ２ ＭＤカートリッジ ３ 収納ケース本体 ５ ケース側壁部 ７ カートリッジ収納空間 ９ 係止用凹部 １５ 蓋体 １７ 蓋側壁部 ２０ ロック爪 ２５ 挿入口
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65D 85/57

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ディスクカートリッジの収納空間を備え
    た筐体が、収納ケース本体と該収納ケース本体に開閉自
    在に設けた蓋体とで構成され、前記収納ケース本体と蓋
    体とを閉じた際に前記収納空間に連通するディスクカー
    トリッジの挿入口が形成されるディスクカートリッジ収
    納ケースであって、 前記収納ケース本体と蓋体とを閉じることにより、前記
    収納空間に配置したインデックスシートを挟持固定で
    き、 前記収納ケース本体が係止用凹部を備えたケース側壁部
    を有すると共に、前記蓋体が前記係止用凹部に係合可能
    な弾性係止部を備えて前記ケース側壁部の内側に重なり
    合う蓋側壁部を有しており、 前記ディスクカートリッジが前記収納空間内に未収納の
    際には、前記係止用凹部内に浅く嵌入された前記弾性係
    止部が前記収納ケース本体と前記蓋体とを開閉自在に保
    持し、 前記ディスクカートリッジが前記収納空間内に収納され
    た際には、該ディスクカートリッジに押圧付勢された前
    記弾性係止部が前記係止用凹部内に深く嵌入されて前記
    収納ケース本体と前記蓋体とを閉じ状態に係止すると共
    に、ディスクカートリッジに係合して該ディスクカート
    リッジを前記収納空間内に保持する ことを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ収納ケース。
  2. 【請求項２】 ディスクカートリッジの収納空間を備え
    た筐体が、収納ケース本体と該収納ケース本体に回転開
    閉可能に設けた蓋体とで構成され、前記収納ケース本体
    と蓋体とを閉じた際に前記収納空間に連通するディスク
    カートリッジの挿入口が形成されるディスクカートリッ
    ジ収納ケースであって、 前記収納ケース本体が前記挿入口側とは反対側に設けら
    れたケース後壁部を有すると共に、前記蓋体が前記ケー
    ス後壁部の内側に重なり合う蓋後壁部を有しており、前
    記収納空間に配置したインデックスシートの後端部に折
    曲部が形成されており、前記収納ケース本体に回転可能
    に保持された前記蓋体を閉じることにより、前記折曲部
    が前記ケース後壁部と前記蓋後壁部との間に挟持固定さ
    れる ことを特徴とするディスクカートリッジ収納ケー
    ス。
  3. 【請求項３】 前記収納ケース本体がケース側壁部を有
    すると共に、前記蓋体が前記ケース側壁部の内側に重な
    り合う蓋側壁部を有しており、前記蓋側壁部が、前記デ
    ィスクカートリッジに係合して該ディスクカートリッジ
    を前記収納空間内に保持する弾性係止部を備えているこ
    とを特徴とする請求項２記載のディスクカートリッジ収
    納ケース。
  4. 【請求項４】 前記蓋体が蓋側壁部を有しており、該蓋
    側壁部に段部が形成されていることを特徴とする請求項
    １〜３のいずれかに記載のディスクカートリッジ収納ケ
    ース。
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