JP3278015B2 - パノラマプリントシステム - Google Patents

パノラマプリントシステム

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JP3278015B2
JP3278015B2 JP00695294A JP695294A JP3278015B2 JP 3278015 B2 JP3278015 B2 JP 3278015B2 JP 00695294 A JP00695294 A JP 00695294A JP 695294 A JP695294 A JP 695294A JP 3278015 B2 JP3278015 B2 JP 3278015B2
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラの映像を
プリントするプリンタに関すものであり、特に水平方向
に長尺なパノラマプリントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオカメラのプリンタシステム
は、一般に、図9の実線で示すように、ビデオデコーダ
21と、A/Dコンバータ22と、メモリ23と、色調
整スイッチ24と、D/Aコンバータ25と、ラインメ
モリ26と、ヘッドコントローラ27と、サーマルヘッ
ド28と、システムコントローラ29と、メモリコント
ローラ30とで構成されている。
【0003】ビデオデコーダ21は、ビデオ信号を入力
し、これをR、G、Bの3色に色分解した後A/Dコン
バータ22へ出力される。
【0004】A/Dコンバータ22は、各色信号R、
G、BをそれぞれA/D変換し、変換後のデータをメモ
リ23と色調整スイッチ24へ出力する。
【0005】メモリ23は、水平方向幅がHで、垂直方
向幅がVであるTV画面の1フレーム分のディジタルデ
ータを格納する。
【0006】色調整スイッチ24は、パラレルに入力し
た色信号R,G,Bをシステムコントローラ29の制御
に基づいてシリアルな色信号に変換してヘッドコントロ
ーラ27に出力するものである。
【0007】D/Aコンバータ25は、シリアルな信号
に変換された色信号R,G,Bを適宜色調整スイッチ2
4から抽出してアナログ信号に変換してモニタするため
のコンバータである。
【0008】ラインメモリ26は、静止画の場合に画像
メモリ23(33)を使用しないで1ライン分のデータ
を取り込むメモリであり、ヘッドコントローラ27に接
続されている。
【0009】ヘッドコントローラ27は、シリアルデー
タに変換された色信号R,G,Bをプリントデータに変
換するものであり、サーマルヘッド28に接続されてい
る。
【0010】サーマルヘッド28は、プリントデータの
各画素に対応する電熱素子を有しており、これらの電熱
素子は印画紙31と接しており、画素データが”1”の
時発熱し、”0”の時発熱しないようになっている。従
って、サーマルヘッド28は、プリントデータによって
1本の垂直ラインを印画することになる。
【0011】システムコントローラ29は、色信号R,
G,Bをシリアルデータに変換する制御、サーマルヘッ
ド28で印刷する制御を行うものであり、色調整スイッ
チ24、ヘッドコントローラ27、メモリコントローラ
30に接続されている。
【0012】メモリコントローラ30は、メモリ23
(33)への色信号R,G,Bの入出力をシステムコン
トローラ29からの制御に基づいて行うものであり、メ
モリ23(33)及びシステムコントローラ29に接続
されている。
【0013】このように構成された従来技術によるビデ
オカメラのプリンタシステムにおいて、(1)通常画像
の印画を行う時と、(2)ワイド画像の印画を行う時に
よりその操作が異なる。
【0014】(1)通常画像の印画を行う時 通常の印画を行う時は、図10に示すように、システム
コントローラ29の制御により、メモリコントローラ3
0は、メモリ23から垂直方向1ライン分のデータDを
読出し、これをヘッドコントローラ27へ送る。ヘッド
コントローラ27は、このデータDをプリントデータに
変換する。このプリントデータは、サーマルヘッド28
へ転送される。
【0015】サーマルヘッド28と印画紙31とが水平
方向に相対的に移動すれば、その移動速度に応じた間隔
で垂直ラインが順次印画され、その結果、n本の垂直ラ
インによって1フレームの印画が完成するようになって
いる。
【0016】又、静止画の場合には、メモリ23を使用
せず、A/Dコンバータ22から1ライン分のデータを
直接ラインメモリ26に取り込むようにする。そして、
ラインメモリ26のデータをヘッドコントローラ27を
介してサーマルヘッド28へ送り、印画を行うことがで
きるようになっている。
【0017】(2)ワイド画像の印画を行う時 ワイド画像の印画を行う時は、例えば、16:9のハイ
ビジョン画像を印画する場合には、図9で点線で示すよ
うにハイビジョンデコーダ32と、ワイドメモリ33と
が必要である。
【0018】先ず、ハイビジョンデコーダ32は、ハイ
ビジョン信号を入力し、色分解してA/Dコンバータ2
2へ出力する。A/Dコンバータ22でA/D変換され
たデータはワイドメモリ33に格納される。以下の印画
動作は、上記(1)通常画像の印画の場合と同様であ
る。
【0019】又、ビデオカメラは、その特性上、被写体
との距離が一定であれば、撮影範囲はレンズによって決
まる。例えば、図11に示すように、被写体Aを撮影す
るのに最小限必要なビデオカメラと被写体Aとの距離を
L1とすると、被写体Aより大きい被写体Bを撮影する
には、レンズを広角にするか、または、ビデオカメラを
引いて被写体Bとビデオカメラとの距離をL1より大き
いL2にしなければならない。
【0020】上記両者の場合の印画結果を比較すると、
図12に示すように、距離L1の場合の印画結果におけ
る被写体Aの大きさに比較して、距離L2の場合、被写
体Aは、撮影範囲を広げた分だけ小さく印画されること
になる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記示
した従来技術の通常のビデオカメラのプリンタでは、例
えばNTSC方式のTV画面の1フレーム分の画像情報
しか印画することができないから、このTV画面を越え
る広さの被写体の印画はできない。また、上記のよう
に、大きい被写体をTV画面に入るように撮影すれば、
被写体が小さく印画されるという問題点があった。
【0022】一方、ワイド画面、例えば16:9の画面
の印画を行おうとする場合には、入力信号を上記ハイビ
ジョン信号等にし、かつ、メモリもワイドメモリにしな
ければならない等、プリンター全体をワイド対応にしな
ければならないからコストが嵩むという問題点があっ
た。
【0023】従って、本発明は、従来技術の上記問題点
を解消し、ハイビジョン信号等やワイドメモリを使用せ
ず、しかも、水平方向に任意の長さの画像を高画質で印
画することができる高性能で低コストのパノラマプリン
トシステムを実現することに解決しなければならない課
題を有している。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るパノラマプリントシステムは、ビデオ
カメラと、前記ビデオカメラの撮影方向又は位置を変更
する手段と、前記ビデオカメラのビデオ信号を画像の垂
直方向1ライン分ずつプリントするビデオプリンタと、
から構成され、前記撮影方向又は位置を変更する手段
は、前記ビデオプリンタが前記垂直方向1ライン分を印
画する印画周期に同期させて変更を行うようにしたこと
である。
【0025】又、上記撮影方向又は位置を変更する手段
は、パンニング装置であること;上記撮影方向又は位置
を変更する手段は、スライド移動装置であること;カラ
ー印画の場合には、スタート位置を設定し、Y/M/C
の順に3回の撮影方向又は位置の変更を行ってプリント
すること;上記ビデオカメラで撮影したビデオ信号を記
録再生する記録再生装置を設けたこと;上記記録再生装
置に記録されている映像信号は、ビデオプリンタ側から
の制御信号により再生させてプリントすること;カラー
印画の場合には、再生スタート位置を設定し、同一画像
のビデオ信号をY/M/Cの順に3回再生してプリント
するようにしたパノラマプリントシステムである。
【0026】
【作用】上記構成にした本発明に係るパノラマプリント
システムは、以下に示す作用を奏する。
【0027】(1)ビデオカメラでの記録はビデオプリ
ンタが垂直方向1ライン分を印画する印画周期に同期さ
せ、パンニング装置又はスライド移動装置による撮影方
向又は位置の変更を行うことにより、撮影方向又は位置
の変更速度に同期した印画速度で、所要数の垂直ライン
の画像を繰り返し得ることができるようになり、ワイド
信号やワイドメモリを使わずに、水平方向に任意の広さ
のワイド画像を得ることができる。
【0028】又、映像信号を水平方向に引き延ばして画
素が粗くならずに、ワイドにしても通常の画素と変わら
ない画質を得ることができるようになる。
【0029】(2)カラー印画の場合には、パンニング
スタート位置を設定し、Y/M/Cの順に、3回の撮影
方向又は位置の変更を行ってプリントするようにしたこ
とにより、簡単な構成で容易にワイドなプリントを得る
ことができるようになる。
【0030】(3)記録再生装置を設け、この記録再生
装置に記録されている映像信号を再生してプリントし、
このプリントがカラー印画の場合には、再生スタート位
置を設定し、同一画像をY/M/Cの順に3回再生して
プリントするようにしたことにより、記録されているビ
デオ信号を同一条件下でカラー印画をすることができる
ようになる。
【0031】
【実施例】以下、本発明に係るパノラマプリントシステ
ムの実施例について図を参照にして説明する。本発明に
係るパノラマプリントシステムは、図1に示すように、
ビデオカメラ1と、パンニング装置2と、記録再生装置
3と、プリンタ4とから構成されている。
【0032】ビデオカメラ1は、通常のビデオカメラで
あり、そのビデオ信号の出力端子は記録再生装置3の入
力端子およびプリンタ4の入力端子に接続されてい
る。
【0033】パンニング装置2は、ビデオカメラ1を水
平方向にパンニングするようにビデオカメラ1と機械的
に接続されている。尚、パンニング装置2の代わりにビ
デオカメラ1を水平方向にスライドさせるスライド機構
を使用してもよい。
【0034】パンニング装置2は、プリンタ4の制御信
号出力端子と接続されており、プリンタ4からのパン
ニング制御信号によって制御されてパンニング動作を行
うようになっている。
【0035】記録再生装置3の出力端子は、プリンタ4
の端子と接続されている。つまり、プリンタ4の入力
端子には、ビデオカメラ1からのビデオ信号か、ある
いは、記録再生装置3からの再生信号かのいずれかが入
力することになる。尚、この記録再生装置3を設けない
構造にしてもよい。
【0036】プリンタ4は、図2に示すように、ビデオ
デコーダ5と、A/Dコンバータ6と、色調整スイッチ
7と、ラインメモリ8と、ヘッドコントローラ9と、サ
ーマルヘッド10と、記憶部11と、システムコントロ
ーラ12と、D/Aコンバータ13とで構成されてい
る。
【0037】なお、記憶部11には、メモリ14と、メ
モリ14を制御するメモリコントローラ15とを内蔵し
ている。
【0038】プリンタ4の入力端子は、ビデオデコー
ダ5の入力端子と接続されている。ビデオデコーダ5
は、ビデオカメラ1から出力されるビデオ信号をR、
G、Bに色分割した後、各色信号をA/Dコンバータ6
へ出力する。
【0039】A/Dコンバータ6は、各色信号R、G、
BをそれぞれA/D変換し、変換後のデータを色調整ス
イッチ7へ出力する。
【0040】なお、A/Dコンバータ6の出力は、通常
の印画の場合には、点線で示すように記憶部11へ送ら
れ、メモリ14に格納される。メモリ14に格納された
データは、従来技術で説明したようにラインメモリ8へ
読み出されて印画に供される。
【0041】色調整スイッチ7は、システムコントロー
ラ12の制御に基づいて、A/Dコンバータ6で抽出さ
れた色信号R,G,Bをシリアルなビデオデータにする
ものであり、D/Aコンバータ13及びヘッドコントロ
ーラ9に接続されている。
【0042】ラインメモリ8は、静止画の場合に記憶部
11を使用しないで1ライン分のデータを取り込むメモ
リであり、ヘッドコントローラ9に接続されている。
【0043】ヘッドコントローラ9は、色調整スイッチ
7から出力されたデータまたはラインメモリ8からのデ
ータをプリントデータに変換する機能を有する。
【0044】サーマルヘッド10は、ヘッドコントロー
ラ9に基づいて印刷するヘッドであり、プリントデータ
の各画素に対応する電熱素子を有しており、これらの電
熱素子を、画素データが”1”の時発熱し、”0”の時
発熱しないようにすることによって、プリントデータの
垂直方向1ライン分の映像を印画紙に印画する。
【0045】サーマルヘッド10と印画紙とが水平方向
に相対的に移動すれば、垂直ラインが移動し、その結
果、1フレームの印画が完成するようになっている。
【0046】記憶部11は、メモリ14とメモリコント
ローラ15とから構成され、色信号R,G,Bを適宜記
憶するものであり、メモリコントローラ15はシステム
コントローラ12の制御に基づいてメモリ14を動作さ
せる。
【0047】システムコントローラ12は、ヘッドコン
トローラ9と、色調整スイッチ7と、メモリコントロー
ラ15とを制御すると共に、端子を介して記録再生装
置3へ制御信号を出力し、また、端子を介してパンニ
ング装置2へ制御信号を出力している。
【0048】このように構成されたパノラマプリントシ
ステムによりパノラマプリントを行う方法としては二つ
ある。その一つは、(1)間接印画方法であり、ビデオ
カメラ1をパンニングさせながら記録再生装置3にビデ
オ信号を記録し、その後、記録再生装置3に記録された
画像を再生し、再生された信号をプリンタ4へ送って印
画する方法である。
【0049】もう一つは、(2)直接印画方法であり、
パンニング装置2によってパンニングされるビデオカメ
ラ1の出力信号を直接プリンタ4へ送り、印画する方法
である。
【0050】 (1)記録再生装置3に記録してから印画する場合(間
接印画方法) ビデオカメラ1をパンニング装置2によってパンニング
しながら撮影を行い、ビデオカメラ1の出力信号を記録
再生装置3に記録し、記録したデータを再生してプリン
ター4へ供給し、印画を行う場合には、下記のように動
作する。
【0051】即ち、図3は、ビデオカメラ1をパンニン
グ装置2によってパンニングしながら、水平方向長さH
で、垂直方向長さVの被写体16を撮影する場合を示
す。ただし、図3においては、被写体16をビデオカメ
ラ1に対して後方へ直角に倒した形で示している。
【0052】また、ビデオカメラ1のレンズの中心を通
る垂直面は点線のように表される。この垂直面が被写体
16の最左端および最右端とそれぞれ交差する線がスタ
ートラインSおよびエンドラインEである。
【0053】そして、スタートラインSからエンドライ
ンEまでのパンニング角度をW1で表すと、ビデオカメ
ラ1を水平方向に速度T1でSからEまでの角度W1だ
け振って撮影するのが所謂ビデオカメラのパンニングで
ある。
【0054】また、パンニング装置2の代わりに、図4
に示すように、スライド移動装置17を用いて、移動距
離W2の間をビデオカメラ1を水平方向に速度T2で移
動してもよい。
【0055】上記のように、ビデオカメラ1をパンニン
グ移送またはスライド移送しながら、ビデオカメラ1の
出力信号を記録再生装置3に記録し、記録された画像を
モニタに再生すると、再生された画像は、図5に示すよ
うに、モニタ画面上で、被写体が右から左へ移動して見
える。
【0056】パンニング装置2のパンニング速度T1は
任意に設定してよいが、印画された被写体16の縦横比
が正常になるようにするには、パンニング速度T1また
はスライド速度T2はビデオ信号のH周期、例えば、N
TSC方式の場合であれば1/30秒に同期する必要が
ある。
【0057】例えば、印画される被写体の水平方向の垂
直ライン数をNとすると、パンニング速度T1は、 T1=30W1/N(deg/sec) となる。
【0058】また、図4に示したようにスライド移動装
置17を用いた場合には、移動距離W2と速度T2との
関係は、 T2=30W2/N(mm/sec) となる。
【0059】上記のように記録再生装置3に記録された
画像信号をモニタに再生すると、図6に示すように、例
えば525本の水平走査線で表示される。
【0060】この再生信号は、また、プリンタ4の端子
へ供給される。プリンタ4においては、A/Dコンバ
ータ6は、モニタ画面上の水平方向の特定位置Aで定位
置固定サンプリングを行い、525個のサンプリングデ
ータをラインメモリ8に記憶させる。
【0061】ラインメモリ8に記憶されたサンプリング
データは、ヘッドコントローラ9によってサーマルヘッ
ド10へ送られ、印画紙に印画される。このようにし
て、1垂直ラインが印画されることになる。
【0062】上記のように、モニタ画面上の画像はパン
ニング方向と反対に、且つ、パンニング速度T1で左方
向へ移動して行くから、固定位置Aでサンプリングしな
がら印画することによって、印画周期は画像の移動速度
と同期することになる。従って、パンニングによって撮
影された範囲の画像が、図7に示すように、n本の垂直
ラインN1〜Nnによって、正しい縦横比で印画され
る。
【0063】又、カラー印画を行う場合には、特に熱転
写型プリンタにおいてはY、M、Cの3色をそれぞれ上
記印画手順で順次に印画する。すなわち、プリンタ4
は、パンニング開始位置を記憶しておき、パンニング装
置2および記録再生装置3を制御して、1フレームの画
像データの再生を、同一位置から3回繰り返す。
【0064】図7及び図8は、3色印画の場合のパノラ
マプリントシステムの動作の流れを示す。即ち、第1回
目のステップST1で、記録再生装置3に記録されてい
る画像データの再生を行うと同時にY色印画を行う。
【0065】次に、ステップST2で、記録再生装置3
を第1回目の再生開始位置まで巻き戻した後、再度再生
を開始すると共にM色印画を行う。
【0066】更に、ステップST3で、記録再生装置3
を第2回目の再生開始位置まで巻き戻した後、再度再生
を開始すると共にC色印画を行い、3色印画を終了す
る。
【0067】(2)直接印画方法 上記示した間接印画方法によるパノラマプリント方法で
は、ビデオカメラ1のビデオ信号をいったん記録再生装
置3に記憶し、この記憶されたデータを再生し、サンプ
リングすることによって、印画データを得たが、ビデオ
カメラ1からデータを直接ラインメモリ8に取り込み、
印画することもできる。
【0068】又、他の実施例として、パンニング装置2
と記録再生装置3とに共通の切り換えスイッチを設け、
このスイッチによって通常プリントとパノラマプリント
とのモード切り換えを行うようにすることによって、両
者のいずれの機能をも有するプリントシステムを実現す
ることができる。
【0069】以上、いずれの実施例においても、印画紙
の長さおよびインクリボンの長さに制限が無ければ、水
平方向にパンニングした全範囲の画像を印画することが
可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るパノ
ラマプリントシステムは、以下に示すような効果を奏す
る。
【0071】(1)ビデオカメラの撮影方向又は位置の
変更を、ビデオプリンタが垂直方向1ライン分を印画す
る印画周期に同期させたことにより、目的の被写体の大
きさを変えることなく、被写体の周辺も含ませてプリン
トすることができる、所謂パノラマプリントを、構成を
簡単にして実現することができると云う極めて優れた効
果を奏する。
【0072】また、ワイド信号やハイビジョン信号等を
必要とせず、また、ワイドメモリも必要としないから低
コストで実現することができると云う極めて優れた効果
を奏する。
【0073】更に、通常のTV信号のワイド化した情報
は、例えば水平方向に対して画素が粗くなってしまう
が、本発明に係るパノラマプリントした画像の水平方向
の画素は通常の画素と変わらないので高画質なワイドプ
リントを得ることができ、この水平方向の長さは任意に
設定することができると云う極めて優れた効果を奏す
る。
【0074】また、パノラマ構成にするために特別な構
成をプリンタに必要としないため、例えばパノラマプリ
ントモードで再生してプリントし、更に再生装置を切り
換えて通常プリントをすることができるため、1台のプ
リンタであってもパノラマ用及び通常用に使用すること
ができると云う極めて優れた効果を奏する。
【0075】そして、具体的にプリントするプリント紙
の長さ、インクリボンの長さに制限がなければ、水平方
向に対してパンニングした範囲全ての画像がプリントで
きると云う極めて優れた効果を奏する。
【0076】(2)ビデオプリンタは、直接印画方法に
よりプリントし、このプリントがカラー印画の場合に
は、スタート位置を設定し、Y/M/Cの順に3回の撮
影方向又は位置の変更を行って得られたビデオ信号をプ
リントするようにしたことにより、その都度必要とする
映像のプリントがカラーに限定されることなく極めて簡
単に得ることができると云う極めて優れた効果を奏す
る。
【0077】(3)ビデオプリンタは、間接印画方法に
よりプリントし、このプリントがカラー印画の場合に
は、再生スタート位置を設定し、同一画像のビデオ信号
をY/M/Cの順に3回再生してプリントするようにし
たことにより、適宜印画した映像のプリントが容易とな
り、且つカラー印画の場合であっても正確なカラー印画
をすることができると云う極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパノラマプリントシステムの構成
を示すブロック図である。
【図2】同ビデオプリンタの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】同ビデオカメラのパンニング移送の説明図であ
る。
【図4】同ビデオカメラのスライド移送の説明図であ
る。
【図5】同再生画面の変化を示す説明図である。
【図6】同サンプリングと印画との関係を示す説明図で
ある。
【図7】同印画される画像がn本の垂直ラインにより形
成されることを示す説明図である。
【図8】同カラー印画の動作を示す流れ図である。
【図9】従来技術のプリンターの構成を示すブロック図
である。
【図10】同プリンターの印画動作を示す説明図であ
る。
【図11】同プリンターを用いた場合において、大きな
被写体の撮影方法を示す説明図である。
【図12】同撮影方法での印画結果を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ 2 パンニング装置 3 記録再生装置 4 プリンタ 5、21 ビデオデコーダ 6、22 A/Dコンバータ 7、24 色調整スイッチ 8、26 ラインメモリ 9、27 ヘッドコントローラ 10、28 サーマルヘッド 11 記憶部 12、29 システムコントローラ 13、25 D/Aコンバータ 14、23 メモリ 15、30 メモリコントローラ 16 被写体 17 スライド移動装置 32 ハイビジョンデコーダ 33 ワイドメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225,5/232 H04N 5/76 - 5/956 B41J 3/00 G03B 37/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオカメラと、 前記ビデオカメラの撮影方向又は位置を変更する手段
    と、 前記ビデオカメラのビデオ信号を画像の垂直方向1ライ
    ン分ずつプリントするビデオプリンタと、から構成さ
    れ、 前記撮影方向又は位置を変更する手段は、前記ビデオプ
    リンタが前記垂直方向1ライン分を印画する印画周期に
    同期させて変更を行うようにしたことを特徴とするパノ
    ラマプリントシステム。
  2. 【請求項2】 上記撮影方向又は位置を変更する手段は、
    パンニング装置であることを特徴とする請求項1に記載
    のパノラマプリントシステム。
  3. 【請求項3】 上記撮影方向又は位置を変更する手段は、
    スライド移動装置であることを特徴とする請求項1に記
    載のパノラマプリントシステム。
  4. 【請求項4】 カラー印画の場合には、スタート位置を設
    定し、Y/M/Cの順に3回の撮影方向又は位置の変更
    を行ってプリントすることを特徴とする請求項1、2又
    は3に記載のパノラマプリントシステム。
  5. 【請求項5】 上記ビデオカメラで撮影したビデオ信号を
    記録再生する記録再生装置を設けたことを特徴とする請
    求項1、2、3又は4に記載のパノラマプリントシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記記録再生装置に記録されている映像信
    号は、ビデオプリンタ側からの制御信号により再生させ
    てプリントすることを特徴とする請求項5に記載のパノ
    ラマプリントシステム。
  7. 【請求項7】 カラー印画の場合には、再生スタート位置
    を設定し、同一画像のビデオ信号をY/M/Cの順に3
    回再生してプリントすることを特徴とする請求項5又は
    6に記載のパノラマプリントシステム。
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