JP3277294B2 - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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JP3277294B2
JP3277294B2 JP21960392A JP21960392A JP3277294B2 JP 3277294 B2 JP3277294 B2 JP 3277294B2 JP 21960392 A JP21960392 A JP 21960392A JP 21960392 A JP21960392 A JP 21960392A JP 3277294 B2 JP3277294 B2 JP 3277294B2
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関に装着され
るスパークプラグ、特に主体金具により保持される絶縁
体の脚長部にフラッシュオーバー防止のために形成され
る電極を有するものの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スパークプラグを構成する絶縁体
の脚長部の上端部(基部)においては、発火のために要
求される高電圧により、電界が集中していることから、
上記絶縁体脚長部の上端部と主体金具との間にコロナ放
電が発生し易く、このため発火部と接地電極との間の正
規ギャップでの要求電圧が高まると、コロナ放電により
絶縁体の表面に沿ってフラッシュオーバーが生じること
が多く、更にコロナ放電により発生するカーボン粒子が
燃料と共に絶縁体脚長部の表面に付着するとカ−ボン粒
子が連鎖し、燻り等の原因となることも有り得ることか
ら、これらの障害を除去すべく、絶縁体脚長部の表面
に、溝部を上記絶縁体脚長部の周囲に形成し、上記溝部
内に、予め電極を印刷したグリーンシートを嵌合させ、
絶縁体の焼結と共に同時焼成し、絶縁体脚長部に電極を
形成してなるスパ−クプラグが特願平3−131733
号にて提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ものにおいて、絶縁体脚長部の表面に、溝部を上記絶縁
体脚長部の周囲に形成し、上記溝部内に、予め電極を印
刷したグリーンシートを嵌合させ、絶縁体の焼結と共に
同時焼成し、絶縁体脚長部に電極を形成してなるものの
場合、この絶縁体の脚長部表面に配置された電極によ
り、絶縁体に保持される中心電極の先端で接地電極との
間で放電を行なう際に必要とされる高い電圧により、絶
縁体脚長部の上端部と主体金具との間に生じる電界強度
を低減させるために電極を配置してなるものであるが、
電極を予め印刷したグリーンシートを絶縁体の脚長部に
形成する溝部に嵌合させ、絶縁体の焼結と共に同時焼成
することは、複雑で作業工程が多くなる上、高温で、常
に内燃機関の燃焼室内において混合気の燃焼等に曝され
る絶縁体にでは、十分な強度が必要となるので、絶縁体
の脚長部に形成される溝部と、電極を印刷したグリーン
シートとの同時焼成における密着固定性を十分に考慮し
なければならず、大量生産には十分に対応することがで
きない欠点がある。
【0004】そこで、この発明は上記従来のものの持つ
欠点を改善するものであり、簡単な構造により、高電圧
により絶縁体脚長部の上端部と主体金具との間で生じる
コロナ放電の発生を防止しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、軸孔の下端
側に中心電極を配置した絶縁体を、主体金具内にて保持
してなるスパークプラグにおいて、上記主体金具に接地
されるとともに上記 絶縁体と上記主体金具とを密着さ
せるパッキン面を含む当該絶縁体の脚長部の上端部に配
設されるNi無電解メッキ或はAgペースト焼付けより
なる導電性被膜の電極を、上記パッキン面より発火部側
一定幅をもって上記絶縁体表面に全周にわたって
形成させ、上記導電性被膜電極の内、少なくとも
極の発火部側がガラスからなる絶縁皮膜により被覆され
ているものである。
【0006】
【作用】上記の構成を具えるので、パッキン面近傍の絶
縁被膜により被覆されていない部分では、導電性被膜と
主体金具表面との接触により電位差が解消されると共
に、絶縁被膜により被覆されている部位においては、こ
の絶縁体の脚長部の表面に設けられる導電性被膜からな
る電極を絶縁被膜により被覆しているので、コロナ放電
が起こり難くなり、フラッシュオーバーの発生を防止
し、またカーボン粒子による燻りを解消することができ
る。
【0007】なお、絶縁体脚長部の表面の導電性被膜か
らなる電極を被覆する絶縁被膜は、例えば、高軟化点ア
ルミノ珪酸、ホウ珪酸等からなる低アルカリガラスによ
るものであ、ガラスの軟化点が600℃程度であるの
で、より絶縁体の先端側に配置することは絶縁被膜の溶
融につながり、十分に絶縁体脚長部の表面の電極の絶縁
性を維持することができなくなる。そこで、上記主体金
具は、自身の内壁から内向きに突出して形成されて上記
絶縁体を線パッキンを介して保持する内周段部を有して
おり、上記内周段部の発火部側から絶縁体の表面に形成
される上記導電性被膜の電極の軸方向下端側に向けて
長さ(D)を3〜6mmとすることで、コロナ放電の発
生を防止し、上記電極の絶縁性を確実に維持することが
できる。
【0008】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。(1)は、この発明の実施例であるスパークプラグ
であり、このスパークプラグ(1)は、軸孔(4)の
端に中心電極(5)を保持すると共に、その内部に導電
性ガラスシール(6)によって挟持された抵抗体(7)
及びその端には端子電極(8)を封入してなる絶縁体
(2)と、端において、上記絶縁体(2)に保持され
る中心電極(4)の先端の対向する位置に接地電極(1
0)を有し、更にその内壁から内向きに突出して形成さ
れて、上記絶縁体(2)を線パッキン(11)を介して
保持する内周段部(12)を有する主体金具(9)から
構成されるものである。
【0009】そして、上述のように軸孔(4)の下端側
に中心電極(5)を配置した絶縁体(2)を、主体金具
(9)内にて保持してなるスパークプラグ(1)におい
て、上記主体金具(9)に接地されるとともに上記絶
縁体(2)と上記主体金具(9)とを密着させるパッキ
ン面を含む当該絶縁体(2)の脚長部(3)の上端部
(13)に配設されNi無電解メッキ或はAgペース
ト焼付けよりなる導電性被膜電極(14)を、上記
ッキン面より発火部に、一定幅をもって上記絶縁体
(2)表面に全周わたって形成させ、上記導電性被
電極(14)の内、少なくとも電極(14)の発
火部側がガラス、例えば高軟化点アルミノ珪酸等からな
る低アルカリガラスからなる絶縁皮膜(15)により被
されている。
【0010】この発明は以上の構成を具えるので、主体
金具(9)内において、上記主体金具(9)に接地され
るとともに上記絶縁体(2)と上記主体金具(9)と
を密着させるパッキン面を含む当該絶縁体(2)の脚長
部(3)の上端部(13)に配設されるNi無電解メッ
キ或はAgペースト焼付けよりなる導電性被膜の電極
(14)を、上記パッキン面より発火部に一定
(A)をもって上記絶縁体(2)表面に全周にわたっ
て形成させ、上記導電性被膜の電極(14)の内、少な
くとも電極(14)の発火部側ガラス、例えば高軟
化点アルミノ珪酸、ホウ珪酸等からなる低アルカリガラ
からなる絶縁皮膜(15)により、厚さ50〜400
μmに被覆することにより、線パッキン(11)のパッ
キン面近傍の絶縁被膜(15)により被覆されていない
部分(B)では、Ni無電解メッキ或はAgペースト焼
付け等よりなる薄い導電性被膜の電極(14)と、主体
金具(9)の内表面との接触により電位差が解消される
と共に、高軟化点の低アルカリガラスによる絶縁被膜
(15)により被覆されている部位()においては、
この絶縁体(2)の脚長部(3)の表面に設けられる上
記導電性被膜からなる電極(14)を絶縁被膜(15)
により被覆しているので、コロナ放電が起こり難くなる
ことから導電性物質の堆積が妨げられ、フラッシュオー
バーの発生を防止し、またカーボン粒子による燻りを解
消することができる。
【0011】また、絶縁体(2)の脚長部(3)の表面
の導電性被膜からなる電極(14)を被覆する絶縁被膜
(15)は、アルミノ珪酸、ホウ珪酸等からなる低アル
カリガラスの軟化点が600℃程度のものであるので、
より絶縁体(2)の先端側に配置することは絶縁被膜
(15)の溶融につながり、十分に絶縁体(2)の脚長
部(3)の表面の電極(14)の絶縁性を維持すること
ができなくなるので、実質的に主体金具(9)の内周段
部(12)の発火部側から絶縁体(2)の表面に形成さ
れる上記導電性被膜の電極(14)の軸方向下端側に向
けての長さ(D)を3〜6mmとすることで、絶縁体
(2)の燃焼室内における混合気の燃焼に伴って発生す
る熱による温度上昇が600℃以上になることがない部
分に該当することとなり、上記電極(14)の絶縁性を
確実に維持することができ、かつコロナ放電の発生を防
止するものである。
【0012】なお、絶縁体(2)の脚長部(3)の表面
導電性被膜の電極(14)を被覆する絶縁被膜(1
5)の厚さは、薄すぎると上記電極(14)の絶縁性を
十分に確保することができず、また厚すぎると熱応力に
より破損等が生じ易いことから、50〜400μm程度
にするものが適当であり、更に、この発明においては絶
縁被膜(15)による絶縁体(2)の脚長部(3)の表
面に配置する電極(14)の被覆が重要であるので、絶
縁体(2)の脚長部(3)の表面の電極(14)の発火
部側は完全に絶縁被膜(15)によって被覆することが
必要であり、また絶縁体(2)の脚長部(3)の上端部
(13)においても、線パッキン(11)のパッキン面
より長さ(E)を約1mmを除いて絶縁被膜(15)を
施すことで、コロナ放電、ひいてはフラッシュオーバー
や燻り等を防止することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のとおり、絶縁体の脚長部の表面に
導電性被膜からなる電極を配置すると共に、少なくとも
上記電極の発火部側を、ガラスよりなる絶縁被膜により
被覆することで、簡単な構造とすることができるので作
業性、コストの低減を図ることができ、更にフラッシュ
オーバーや燻り汚損を防止することができる優れた効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるスパークプラグの部分
断面図である。
【図2】その要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 スパークプラグ 2 絶縁体 3 脚長部 4 軸孔 5 中心電極 6 導電性ガラスシール 7 抵抗体 8 端子電極 9 主体金具 10 接地電極 11 線パッキン 12 内周段部 13 (絶縁体の脚長部の)上端部 14 電極 15 絶縁被膜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸孔の下端側に中心電極を配置した絶縁
    体を、主体金具内にて保持してなるスパークプラグにお
    いて、上記主体金具に接地されるとともに上記絶縁体
    と上記主体金具とを密着させるパッキン面を含む当該
    縁体の脚長部の上端部に配設されNi無電解メッキ或
    はAgペースト焼付けよりなる導電性被膜電極を、
    パッキン面より発火部に一定幅をもって上記絶縁
    表面に全周わたって形成させ、上記導電性被膜
    電極の内、少なくとも電極の発火部側がガラスからな
    る絶縁皮膜により被覆されていることを特徴とするスパ
    ークプラグ。
  2. 【請求項2】 上記主体金具は、自身の内壁から内向き
    に突出して形成されて上記絶縁体を線パッキンを介して
    保持する内周段部を有しており、上記内周段部の発火部
    から上記絶縁体の表面に形成される上記導電性被膜
    電極の軸方向下端側に向けての長さ(D)を3〜6mm
    としてなる請求項1記載のスパ−クプラグ。
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