JP2721354B2 - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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JP2721354B2
JP2721354B2 JP63157397A JP15739788A JP2721354B2 JP 2721354 B2 JP2721354 B2 JP 2721354B2 JP 63157397 A JP63157397 A JP 63157397A JP 15739788 A JP15739788 A JP 15739788A JP 2721354 B2 JP2721354 B2 JP 2721354B2
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JP
Japan
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spark plug
shielding layer
electrostatic shielding
leg
length
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真二 永田
崇文 大島
和彦 小塚
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Nippon Tokushu Togyo KK
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Nippon Tokushu Togyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関の点火に使用されるスパークプラ
グに係り、特に、スパークプラグのくすぶり汚損対策に
関する。
[従来の技術] スパークプラグの絶縁体には、主体金具との間に生じ
る電界のため、エンジンの燃焼室内のカーボン粒子が引
き寄せられ、吸着されて脚長部に堆積し、これに液状燃
料が加わりカーボン粒子がブリッジ状に並び、次第にス
パークプラグの絶縁抵抗が低下してくる。
従来、カーボンが吸着されても絶縁抵抗が低下しない
ように、プラグの脚長部を長くして絶縁パスを確保した
プラグを使用し、プラグの汚損対策を図っていた。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、同一エンジンにこのようなスパークプラグ
を使用すると、低熱価タイプ(焼け型;Hot Type)とな
り、耐プレイグニッション性を悪化させてしまうという
欠点があった。
本発明の目的は、脚長部の長さ(熱価)を変えず、耐
カーボン汚損性に優れたスパークプラグの提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、以下の構成を採
用した。
(1)先端面に接地電極を設けた主体金具と、頭部、や
や径大の胴部、円筒状の絶縁キャップが嵌め込まれるや
や径小の脚長部を有し、脚長部先端がキャップ先端面及
び金具先端面から突出して主体金具内に嵌着される軸孔
付きの絶縁体と、先端が絶縁体先端面から突出する様に
軸孔内に固定される中心電極とを有し、中心電極先端と
前記接地電極との間に火花放電間隙を形成してなるスパ
ークプラグにおいて、前記絶縁キャップの内周と前記脚
長部の外周との間に、前記主体金具に電気接続される静
電遮蔽層を形成した。
(2)上記(1)の構成を有し、前記静電遮蔽層は、前
記脚長部の長さをL、前記静電遮蔽層の軸方向の長さを
lとしたとき、L−lを3mm以上L未満とし、前記脚長
部の肉厚をT、前記脚長部の外周と前記静電遮蔽層の内
周までの距離をtとしたとき、T−tを1mm以上T未満
とした。
[作用および発明の効果] 本発明のスパークプラグは、次の作用および効果を生
じる。
(請求項1の作用効果) 主体金具に電気接続される静電遮蔽層を、絶縁キャッ
プの内周と脚長部の外周との間に、主体金具に電気接続
される静電遮蔽層を形成しているため、スパークプラグ
の放電時に、絶縁キャップ表面に電界が生じにくくな
る。
このため、脚長部を延出させることなく、カーボンの
吸着による絶縁体の汚損が防止できる。
(請求項2の作用効果) 静電遮蔽層は、脚長部の長さをL、静電遮蔽層の軸方
向の長さをlとしたとき、L−lを3mm以上L未満と
し、脚長部の肉厚をT、脚長部の外周と静電遮蔽層の内
周までの距離をtとしたとき、T−tを1mm以上T未満
としている。
このため、中心電極と静電遮蔽層との絶縁距離が十分
に取れ、絶縁破壊が起きにくい。
数値限定の理由は、L−lが3mm未満であると中心電
極との絶縁性が低下し、Lである(静電遮蔽層が形成さ
れていない状態)と効果がない。
T−tが1mm未満であると中心電極と貫通しやすくな
り、Tである(脚長部の外周に静電遮蔽層が形成されて
いる状態)と静電遮蔽層に放電が起きてしまうためであ
る。
[実施例] つぎに本発明を図面に示す一実施例に基づき説明す
る。
本発明のスパークプラグSは、筒状主体金具1内に、
軸心に中心電極2が貫設された絶縁体3を嵌め込んでな
り、主体金具1の先端の接地電極11と中心電極2の先端
との間に火花放電間隙4を形成している。
主体金具1は、スパークプラグSのハウジングを兼ね
た円筒状の炭素鋼で形成され、先端は、前記絶縁体3の
先端を覆うように張り出し接地電極11となり、中心電極
2の先端面21近傍まで曲げられている。
中心電極2は、ニッケル合金からなり、先端面21が絶
縁体3の先端面31より数mm突き出して配設され、他端に
は鍔部22を備えて導電性がガラスシール材23を介して端
子電極24とともに一体に封着されている。
絶縁体3は、アルミナ等の焼結体でできており、先端
に位置する脚長部32は径小となり、後端はコルゲーショ
ンが形成されている頭部33となり、中間はやや径大の胴
部34となっている。この脚長部32と胴部34とは前記主体
金具1に包まれている。脚長部32にはアルミナ等の電気
絶縁性材料で形成されたキャップ5が外嵌されている。
このキャップ5の内周には、脚長部32の長さLと軸方向
の白金ペースト層51(静電遮蔽層)の長さlとの関係、
L−lが5mmとなるように白金ペースト層51がキャップ
5の外周の段座まで延長され、焼き付けられて形成され
ている。この白金ペースト層51は、キャップ5内にパッ
キン面52で前記主体金具1に圧接され電気的導通が図ら
れている。また、脚長部32の肉厚Tと、脚長部32の外周
と白金ペースト層51の内周までの距離tとの関係、T−
tは2mmとされている。また、キャップ5先端と絶縁体
3との間隙には、アルミナと水ガラスを混練した耐熱性
と電気絶縁性を有するセラミックペースト43でシールさ
れている。このセラミックペースト43は充填後加熱して
硬化される。追記するが、脚長部32は熱価5に相当する
長さである。なお、生素地に白金ペーストを塗布したキ
ャップ5と生素地の絶縁体3を嵌合した後、焼成して一
体に形成したものであっても良い。
火花放電間隙4は、中心電極2の先端面21と接地電極
11内周との間で形成されている。
本実施例は、次の作用および効果を有する。
(ア)本実施例のスパークプラグSは、第4図(スパー
クプラグS)および第5図(発明を施さない同熱価のス
パークプラグ)のグラフに示すように、カーボン汚損が
発生しやすい条件(室温が−10℃でアイドリングと低速
を組合わせたパターン運転)を設定して耐カーボン汚損
試験を行ったところ、カーボン等の付着による絶縁抵抗
値の低下がなだらかであり、耐汚損性に優れる。
(イ)白金ペースト層51を絶縁体3の脚長部32にキャッ
プ5を外嵌して形成しているので、その形成が容易に行
える。
(ウ)絶縁体3の脚長部32の先端部の内部には白金ペー
スト層51が形成されていないためカーボンが吸着される
が、主体金具1との間隔が離れているのとプラグの自己
清浄作用によりこの部分の汚損は問題とならない。
本発明は上記実施例以外に次の実施態様を含む。
a.上記実施例で、白金ペースト層51は、絶縁体3の脚長
部32の外周に形成してキャップ5を外嵌しても良い。
b.静電遮蔽層は、モリブデン(Mo)、銀(Ag)等を含有
した導電性ペーストであっても良く、これらの金属の粉
末または金属箔を被着して焼き付けても良く、拡散焼付
けしても良い。
c.セラミックペースト53は、ジルコニア、シリカ(Si
O2)等を含んだものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスパークプラグの部分断面図、第2図
はその要部拡大図、第3図は静電遮蔽層の形成位置関係
を示す断面図である。第4図は本発明のスパークプラグ
の耐カーボン汚損試験結果を示すグラフである。第5図
は本発明を施さない同熱価のスパークプラグの耐カーボ
ン汚損試験結果を示すグラフである。 図中 1……筒状主体金具、2……中心電極、3……絶
縁体、4……火花放電間隙、11……接地電極、21……中
心電極の先端面、32……脚長部、33……頭部、34……胴
部、51……白金ペースト層(静電遮蔽層)、L……脚長
部の長さ、l……静電遮蔽層の軸方向の長さ、T……脚
長部の肉厚、t……脚長部の外周と静電遮蔽層の内周ま
での距離、S……スパークプラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−5582(JP,A) 特開 昭61−58187(JP,A) 特開 昭57−65682(JP,A) 特開 昭59−154785(JP,A) 特開 昭63−133477(JP,A) 特公 昭61−23636(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端面に接地電極を設けた主体金具と、 頭部、やや径大の胴部、円筒状の絶縁キャップが嵌め込
    まれるやや径小の脚長部を有し、脚長部先端がキャップ
    先端面及び金具先端面から突出して主体金具内に嵌着さ
    れる軸孔付きの絶縁体と、 先端が絶縁体先端面から突出する様に軸孔内に固定され
    る中心電極とを有し、中心電極先端と前記接地電極との
    間に火花放電間隙を形成してなるスパークプラグにおい
    て、 前記絶縁キャップの内周と前記脚長部の外周との間に、
    前記主体金具に電気接続される静電遮蔽層を形成したこ
    とを特徴とするスパークプラグ。
  2. 【請求項2】前記静電遮蔽層は、前記脚長部の長さを
    L、前記静電遮蔽層の軸方向の長さをlとしたとき、L
    −lを3mm以上L未満とし、 前記脚長部の肉厚をT、前記脚長部の外周と前記静電遮
    蔽層の内周までの距離をtとしたとき、T−tを1mm以
    上T未満とした請求項1記載のスパークプラグ。
JP63157397A 1988-06-25 1988-06-25 スパークプラグ Expired - Lifetime JP2721354B2 (ja)

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JP63157397A JP2721354B2 (ja) 1988-06-25 1988-06-25 スパークプラグ

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JPH027377A JPH027377A (ja) 1990-01-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612679B2 (ja) * 1985-06-28 1994-02-16 株式会社日本自動車部品総合研究所 スパ−クプラグ

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JPH027377A (ja) 1990-01-11

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