JP3276923B2 - 電話番号案内方法およびシステム - Google Patents
電話番号案内方法およびシステムInfo
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Description
ビスに関し、特にそのためのシステムに関する。
は頭の中に記憶したり、個人的な電話番号リストに登録
したりしている。しかし、あらゆる相手の電話番号を記
憶したり登録しておくことは不可能である。そのような
相手の電話番号は電話帳で調べることができる。
合もあり、オフィスや自宅においても市外や区外の相手
については電話帳自体が用意されていないことが多い。
特に、近年、普及してきた携帯電話やPHS等(以下、
携帯型電話機という)では外出先で使用し、電話帳を利
用できる環境にないことが多い。通常、携帯型電話機に
は電話番号の登録機能が付属しており、必要な電話番号
は予め登録しておくことができるようになっているが、
やはりあらゆる電話番号を登録しておくことは不可能で
ある。
サービスが利用される。その利用者は、当該サービス機
関へ電話をかけて、相手の特定情報を案内オペレータに
告げることにより、案内オペレータがその情報に基づい
て電話番号の検索を行い、その結果得られた電話番号が
音声で返答される。
の数値であり、音声で応答を受けても直ちに正確に記憶
することは必ずしも容易ではない。手元にメモ帳がある
場合には、そこにメモすることによりこの問題は解決さ
れるが、上記携帯型電話機ではそのようなメモが手元に
ない、あるいは、メモを取れる状況にない場合が普通で
ある。
号の相手に対して電話を掛ける場合には、その番号の数
値をキー入力しなければならず、煩雑であるとともに、
誤入力のおそれもある。
たものであり、その目的は、電話番号案内により応答さ
れる電話番号を利用者が記憶する必要のない電話番号案
内方法およびシステムを提供することにある。
応答された電話番号を間違えることなく簡単な操作でダ
イアリングすることができる電話番号案内方法およびシ
ステムを提供することにある。
内方法は、電話回線を介して利用者から問い合わせられ
た電話番号の特定情報に基づいて電話番号の検索処理を
行い、この検索処理により得られた少なくとも電話番号
を含む検索結果を内容とする文書を作成し、この返答文
書を電子メールとして利用者へ送信することを特徴とす
る。
電話番号を電子メールとしてデータの形式で受信するこ
とができるので、利用者は従来のように音声により通知
される電話番号を記憶したり、メモしたりする必要がな
くなる。
ップ言語文書のテンプレート内に埋め込むことにより前
記返答文書を作成することができる。
による電話番号案内システムは、電話回線を介して利用
者から問い合わせられた電話番号の特定情報に基づいて
電話番号の検索処理を行う電話番号検索手段と、この検
索処理により得られた少なくとも電話番号を含む検索結
果を内容とする文書を作成する処理手段と、この返答文
書を電子メールとして利用者へ送信する送信手段とを備
えたことを特徴とする。
より得られた少なくとも電話番号を含む検索結果を、予
め用意されたマークアップ言語文書のテンプレート内に
埋め込むことにより前記応答文書を作成する。
機」は、実質的にはPDAのような通信機能付きの情報
端末装置をも含むものである。
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
話番号案内システムの構成例を示す。電話番号案内サー
ビスは、電話会社の一部門または機関等(本明細書では
案内センタという)において行われる。このシステム
は、電話番号データベース11、電話番号検索システム
12、および複数の検索用端末装置13〜15、これら
の端末装置に対応したオペレータ用電話機16〜18を
備える。本実施の形態におけるシステムには、メールサ
ーバ20が接続され、このメールサーバ20はさらにイ
ンターネット21に接続されている。
ータが着席し、自席の電話機に掛かってきた問い合わせ
に応答する。案内オペレータは、利用者から電話番号の
特定の個人名、法人名称(場合によっては職種、所在地
等)を訊き出し、これに基づいて番号検索システム12
での検索を行う。これにより得られた検索結果を端末装
置の表示画面上で確認する。そこで、案内オペレータ
は、利用者に音声での通知を望むか、またはデータでの
通知を望むかを確認する。音声での通知の場合には、案
内オペレータは、既存の音声合成による自動応答装置
(図示せず)に対して音声応答の指示を行う。
タは端末装置からそのための指示を行う。これにより、
利用者のメールアドレスに対する案内返答メールが作成
され、メールサーバ20内に格納される。
信機能付き携帯型電話機や通信機能付き携帯情報端末装
置(PDA:Personal Digital Assistant等)から電話
番号案内を要求している。これらの利用者は、電話番号
案内を要求した後、一旦電話を切る。その後、特定のイ
ンターネットサービスプロバイダに電話を掛けてインタ
ーネットに接続し、メールサーバ20にアクセスして自
己の受信メールを確認する。そこで、電話番号案内セン
タからのメールを開いて表示画面上に表示させる。利用
者は、表示された電話番号を指示(選択)することによ
り、その電話番号に対する自動ダイアリングを起動する
ことができる。
り、利用者は番号を記憶したりメモしたりする必要がな
くなる。また、記憶された電話番号の自動ダイアリング
により、通常10桁以上の数値をキー入力する必要がな
くなる。
するデータ通信機能付きの携帯型電話機の外観を示す。
この携帯型電話機は、平面ディスプレイ122、各種キ
ー131、スピーカ137、マイク136、アンテナ1
35を有する。但し、この外観は既存のものと同様であ
り、これ自体に特徴はない。
ウエア構成を示す。図2の各部に対応する部分には、同
じ参照番号を付してある。この構成において、中央処理
装置(CPU)101は、携帯型電話機100全体の制
御を司る。CPU101には、ROM105、フラッシ
ュメモリ107、RAM108、平面ディスプレイ12
2、各種キー131、および通信制御部133が接続さ
れている。
メモリであり、CPU101が実行する各種コンピュー
タプログラムおよび必要なデータを格納している。この
プログラムには、本発明により機能が拡張されたブラウ
ザ(閲覧ソフトウエア)を含む。
な不揮発性メモリであり、利用者が不揮発的に記憶して
おきたい各種の個人情報を格納しておくためのものであ
る。また、バージョンアップ可能なプログラムもフラッ
シュメモリ107に格納することができる。但し、この
ような所期の目的を達成する記憶手段であればフラッシ
ュメモリである必要はない。
人、各種団体等(これらを総称して「個人」という)の
名前、名称等の他、各種通信アドレスとしての電話番号
(携帯電話やPHS電話の番号を含む)、FAX番号、
電子メールアドレス、URL等を含みうる。番号案内に
より通知された電話番号を含む情報はこのような個人情
報として登録することができる。
ムの実行処理を行う上で必要とされる一時記憶領域、作
業領域や、プログラム実行に必要な各種データを格納す
る領域を提供する。
話機における各種情報を利用者に対して知らしめるため
の表示を行うデバイスである。
無線通信を制御する部位であり、RF部134を介して
アンテナ135に接続され、無線信号の処理を行う。音
声処理部138は、マイク136およびスピーカ137
に接続されて、音声入出力の処理を行う。
ば、表示メモリ、表示コントローラや、入出力制御部
等)は図示省略してある。
ークアップ言語(HTML:HyperText Markup Languag
e)で記載された受信メールをブラウザで解釈して平面デ
ィスプレイ122の画面上に表示させる。ブラウザ画面
上に表示された電話番号にはいわゆるアンカーポイント
が設定されている。したがって、この携帯型電話機で電
話をかける場合には、当該アンカーポイントの設定され
た表示画面上の電話番号を所定の操作で選択することに
より、電話番号のキー入力を行うことなく電話の発信が
行える。ここに「所定の操作」とは、目的の電話番号の
アンカーポイントをボタン操作等により選択することで
ある。
の形態における利用者および案内センタの処理、並び
に、利用者、案内センタ、メールサーバ(プロバイダ
内)の相互間のやりとりについて、より具体的に説明す
る。
の電話を掛ける。これに対して案内センタのオペレータ
が応答する。ここでのやりとりは、音声で行われる。
た後、端末装置を操作して電話番号検索処理を起動す
る。その結果、検索システム12の検索処理が実行され
(S71)、検索結果が端末装置の表示装置上に表示さ
れる(S72)。
知を望むことが確認されている場合には(S73,N
o)、検索処理(S71)の結果得られた電話番号を音
声で通知するよう自動音声応答処理を起動する(S7
7)。この応答が終了するのを待って、回線が切断され
る(S78)。
されている場合には、回線を切断する(S74)。つい
で、検索処理(S71)の結果得られた電話番号および
付属情報(後述)に基づいて、当該利用者のメールアド
レス宛のHTML形式の返答メールが端末装置で自動作
成される(S75)。そこで、このメールがメールサー
バ20に格納される(S76)。この実施の形態では、
メールサーバ20は案内センタ内または近傍にあり、公
衆回線を介さずにメールの格納ができる。また、ここで
用いられる利用者のメールアドレスは、その利用者の電
話番号から一意に特定されるものであり、案内センタ側
で既知である。このメールアドレスは、例えば、電話番
号とドメイン名からなる。
合には、その音声通知が終了した後、回線を切断する。
データ通知を受ける場合には、データ通知が行われる旨
をオペレータから知らされた後、回線を切断する。その
後、メール機能を選択する。そこで、利用者の指示によ
り、当該サービスプロバイダに対して自動ダイアリング
が行われる(S51)。これにより、メールサーバ20
がアクセスされ利用者宛のメールが受信・記憶される
(S52)。その後、利用者の指示に基づいて回線が切
断される(S53)。さらに、利用者によるメールの選
択に基づいて、案内センタからのHTMLメールが解釈
され、表示される(S54)。利用者は、表示された電
話番号を選択することにより、数値のキー入力を行うこ
となく、その番号への自動ダイアリングが行える。
の電話番号を携帯型電話機内に個人情報データとして登
録しておくことも可能である。
例を図5に示す。この画面は、電話番号案内センタから
送信されたデータに基づくブラウザ表示画面である。こ
の表示画面上の部分51は固定的な文章であり、部分5
2が検索結果により得られた内容である。
文書を示している。図中、四角の枠61,62,63で
囲んだ部分が検索結果52に対応する部分であり、他の
部分は予めテンプレートとして固定的に用意されてい
る。枠62の直前のアンカータグ内の”tel:”は、ブラ
ウザがこれをアンカータグ”<>”内に検出したとき、
自動ダイアリングのためのスクリプト(プログラム)を
起動するためのコマンドである。図4のステップS74
では、このようなテンプレートに対して、自動的に検索
結果の文字列を埋め込むことにより、目的のHTML文
書を作成することができる。
は、音声通知とデータ通知のいずれか一方のみを選択的
に選べるようにしたが、両方を選択できるようにしても
よい。すなわち、音声通知を受けた後、念のために、あ
るいは、当該電話番号を自己の携帯型電話機内に登録す
る目的のために、データの通知を受けることができる。
明する。先の実施の形態では、利用者は、電話番号案内
の通知をデータとして受領するためには、番号案内セン
タとサービスプロバイダのそれぞれに対して2回電話を
掛ける必要があった。本実施の形態では、これを1回で
済ませるものである。図7に、図4と類似のシーケンス
図を示す。
センタに対して通常の電話を掛ける。これに対して案内
センタのオペレータが応答する。オペレータは検索のた
めの情報を訊き出した後、端末装置を操作して電話番号
検索処理を起動する。その結果、検索システム12の検
索処理が実行され(S91)、検索結果が端末装置の表
示装置(図示せず)上に表示される(S92)。
知を望むことが確認されている場合には(S93,N
o)、検索処理(S91)の結果得られた電話番号を音
声で通知するよう自動音声応答処理を起動する(S9
7)。応答が終了するのを待って、回線が切断される
(S96)。
されている場合には、本実施の形態では回線を切断する
ことなく、次の処理に進む。すなわち、検索結果に基づ
いてトーン信号列が作成される(S94)。トーン信号
とはDTMF(Dual Tone Multi-Frequency)信号であ
り、電話機の各プッシュボタンに対応して得られるアナ
ログ信号である。したがって、電話番号に対応したトー
ン信号を送信することにより、受信側ではそのトーン信
号列に基づいて、電話番号の数値列を再現することがで
きる。また、トーン信号の組み合わせを予め文字に対応
づけておくことにより、文字等のデータも送信すること
が可能である。このトーン信号の組み合わせと文字(数
値も含む)との対応関係は、予め電話機内のROM10
5(図3)にテーブルとして格納しておくことができ
る。トーン信号列が作成された後、そのトーン信号列
を、問い合わせがあった電話回線と同じ回線上で利用者
側へ送信する(S95)。
タでの通知を希望したとする。その場合、利用者は案内
オペレータから口頭で「今からデータの通知を行う」旨
を知らされた後、所定のボタンを押す等の動作により携
帯型電話機をトーン信号受信待状態とする。
号列を受信すると(S81,Yes)、受信終了するま
でそのデータをRAM108(108)内に記憶する
(S82)。
前記テーブルの内容に基づいて受信データが解読される
(S84)。さらに、この解読結果がHTMLテンプレ
ートに組み込まれることにより、図5,図6で前述した
ようなHTML文書が自動作成される(S85)。この
HTML文書は携帯型電話機の画面上に表示される(S
86)。
説明したが、特許請求の範囲を逸脱することなく種々の
変形・変更を行うことが可能である。
ーポイントを設定するためにHTML文書を採用した
が、同様の機能を達成できるものであれば、他のマーク
アップ言語を採用してもよい。
HTMLで記載された電子メールを案内センタから送信
したが、単なるテキストメールを送信し、受信側の携帯
型電話機において当該テキストメール内の電話番号を抽
出し、これを第2の実施の形態のようにHTMLテンプ
レートに埋め込むことによりHTML文書を受信側で作
成するようにしてもよい。電話番号の抽出は、"tel:"等
の特定の文字に続く数値を見つけだすことにより容易に
行うことができる。
データの形式で受領することにより、利用者は電話番号
を自身で記憶する必要がなくなり、また、誤記憶のおそ
れもなくなる。さらに、携帯型電話機において、受領し
た電話番号のデータに基づいて自動的にダイアリングす
ることにより、操作が簡単になるとともに、誤ダイアリ
ングの可能性もなくなる。
ステムの構成例を示すブロック図である。
通信機能付きの携帯型電話機の外観図である。
を示すブロック図である。
理、および利用者、案内センタ、メールサーバ(プロバ
イダ内)の相互間のやりとりを説明するためのシーケン
ス図である。
明図である。
明図である。
似のシーケンス図である。
3,14,15…検索用端末装置、16,17,18…
オペレータ用電話機、20…メールサーバ、21…イン
ターネット、100…携帯型電話機、101…CPU、
105…ROM、107…フラッシュメモリ、108…
RAM、122…平面ディスプレイ、131…各種キ
ー、133…通信制御部、134…RF部、135…ア
ンテナ、136…マイク、137…スピーカ、138…
音声処理部。
Claims (4)
- 【請求項1】マークアップ言語で記述された電子メール
の受信・表示機能を有する携帯型電話機により電話回線
を介して利用者から音声で問い合わせられた電話番号の
特定情報に基づいて電話番号の検索処理を行うステップ
と、 この検索処理により得られた電話番号を、予め用意され
たマークアップ言語文書のテンプレート内にアンカーポ
イントとして埋め込むことにより応答文書を作成するス
テップと、 この返答文書を電子メールとして前記携帯型電話機へ送
信するステップとを備え、 前記応答文書は、電子メールとして受信した前記携帯型
電話機の利用者が表示画面上で当該電話番号のアンカー
ポイントを指示することにより、当該電話番号に対する
自動ダイアリングが行われるよう作成されていることを
特徴とする電話番号案内方法。 - 【請求項2】前記利用者の指示に応じて、前記電子メー
ルによるデータ通知と音声通知の一方または両方を選択
的に行うステップをさらに備えることを特徴とする請求
項1記載の電話番号案内方法。 - 【請求項3】マークアップ言語で記述された電子メール
の受信・表示機能を有する携帯型電話機により電話回線
を介して利用者から音声で問い合わせられた電話番号の
特定情報に基づいて電話番号の検索処理を行う電話番号
検索手段と、 この検索処理により得られた少なくとも電話番号を、予
め用意されたマークアップ言語文書のテンプレート内に
アンカーポイントとして埋め込むことにより応答文書を
作成する処理手段と、 この返答文書を電子メールとして前記携帯型電話機へ送
信する送信手段とを備え、 前記応答文書は、電子メールとして受信した前記携帯型
電話機の利用者が表示画面上で当該電話番号のアンカー
ポイントを指示することにより、当該電話番号に対する
自動ダイアリングが行われるよう作成されていることを
特徴とする電話番号案内システム。 - 【請求項4】前記利用者の指示に応じて、前記電子メー
ルによるデータ通知と音声通知の一方または両方を選択
的に実行する手段をさらに備えたことを特徴とする請求
項3記載の電話番号案内システム。
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