JP3274849B2 - 電話端末装置 - Google Patents

電話端末装置

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JP3274849B2
JP3274849B2 JP13363099A JP13363099A JP3274849B2 JP 3274849 B2 JP3274849 B2 JP 3274849B2 JP 13363099 A JP13363099 A JP 13363099A JP 13363099 A JP13363099 A JP 13363099A JP 3274849 B2 JP3274849 B2 JP 3274849B2
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義久 堂本
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株式会社日立テレコムテクノロジー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端末装置の収容数
に対して多数の局線トランク及び専用線トランクを収容
する構成の電話交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電話交換システムは、図61に示
す構成となっている。
【0003】図61において、電話交換システムは、通
話路スイッチ(SW)611を備えている。通話路スイ
ッチ611には、電話機等の電話端末612を収容し、
その電話端末612を接続制御するための内線回路(L
IN)613が接続されており、また、局線または専用
線を収容し、それら局線または専用線を接続制御するた
めのトランク(TRK)614が接続されている。
【0004】中央制御装置(CC)615は、電話交換
システム全体を制御し、電話端末612間、並びに電話
端末612と局線または専用線間の呼制御を行なうもの
である。記憶装置(MM)616は、中央制御装置61
5が電話交換システムを制御するためのプログラム、局
データ、及び各種テーブルを記憶するものであり、制御
系バス617によって中央制御装置615と接続されて
いる。なお、制御系バス617には、通話路スイッチ6
11が接続されており、さらに、図示はしていないが、
中央制御装置615と内線回路613及びトランク61
4とは、論理的に接続されている。これによって、通話
路スイッチ611、内線回路613、及びトランク61
4は、中央制御装置615の制御下で動作している。
【0005】このような構成において、通常の電話交換
システムの場合、呼量に見合ったトランク数を実装する
ことが目的の一つであるため、電話端末612の収容数
nと局線回線及び専用線回線の収容数(トランク614
の収容数)mとの関係は、一般的にn>mとなってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、銀行、
ブローカー等の金融機関において、外国為替、債券等の
売買(以下、ディーリングという)を行なうために、デ
ィーラーと顧客とのコミュニケーションをならしめる電
話交換システム(ディーリング通話システムともいう)
の場合、1人のディーラーが、例えば、為替の値動きが
発生したとき、多数の顧客の中から特定の顧客を瞬時に
選択してコミュニケーションを図る必要があるため、呼
量とは無関係に顧客の数だけトランクを収容する。
【0007】従って、ディーリングを行なうために使用
される電話交換システムの場合、図61において、電話
端末612の収容数nとトランク614の収容数mとの
関係は、n<mとなる。
【0008】このようにトランクを多数収容し、多数の
顧客と迅速に通話を行うためには、通信端末装置(電話
端末装置)に2つのハンドセットを備え、ディーラーが
右手、左手を用いて通話を行えば良いが、ディーラー個
人個人の特質や相手顧客に応じて、その2つのハンドセ
ットをより柔軟性高く使用できるようにしなければなら
ない。これは、時間を争って、かつ、正確にディーラー
と顧客とのコミュニケーションを行なうことが必要なデ
ィーリング業務にとっては、最大の課題となる。
【0009】従って、本発明の目的は、複数のハンドセ
ットを備えた電話端末装置において、そのハンドセット
の使い勝手を向上させて、ディーラーが効率よく顧客と
電話取引することが可能な電話端末装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1のハンド
セット及び第2のハンドセットと、発信又は着信応答の
操作を行う少なくとも一つのボタンとを備えており、少
なくとも2つの通話チャネルを有する回線を介して電話
交換装置に接続される電話端末装置において、前記第1
のハンドセット又は第2のハンドセットのいずれか一方
のみを使用可能な状態に設定するシングルハンドセット
制御手段と、前記第1のハンドセット及び第2のハンド
セットの両方を使用可能な状態に設定するダブルハンド
セット制御手段と、前記ボタンが操作され、発信又は着
信応答の要求を認識すると、前記使用可能な状態に設定
されているハンドセットに対して呼接続制御を行う呼接
続制御手段と、を具備していることを特徴とする。
【0011】この構成のように、少なくとも、複数のハ
ンドセットを備えた電話端末装置に、使用者の要求に応
じたハンドセットの使用環境、使用条件などを示す情報
を記憶させておき、この情報に応じてハンドセットを自
在に選択(例えば、一方のハンドセットのみを選択)
し、また、これを制御するようにする。
【0012】これによって、複数のハンドセットを備え
た電話端末装置において、そのハンドセットの使い勝手
を向上させ、ディーラーが他の業務を並行して行ってい
る場合などでも、効率よく顧客と電話取引が可能な電話
端末装置を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0014】§1.システム構成の概要
【0015】図1は、本発明に係る電話交換システムの
一構成例を示す図である。
【0016】図1において、電話交換システムは、交換
装置A(EX−A)と交換装置B(EX−B)との2セ
ットの交換装置(EX−A及びEX−B)を備えてい
る。そして、それらの交換装置(EX−A及びEX−
B)は、各々、通話路スイッチ(SW)1A,1Bを備
えており、また、通話路スイッチ1A,1Bには、局線
または専用線を収容し、それら局線または専用線を接続
制御するためのトランク(TRK)4A,4Bが接続さ
れている。
【0017】端末装置8は、前述した主にディーリング
通話用の通話台として使用される端末装置であって、多
数の顧客の中から特定の顧客を瞬時に選択する機能を有
する端末装置である。この端末装置8は、通話路スイッ
チ1A,1Bに接続されている専用内線回路(DLI
N)9A及び専用線内線回路9Bの各々に接続されてい
る。専用内線回路9A,9Bは、端末装置8と後述する
呼制御メッセージの送受信を行なうものである。
【0018】中央制御装置(CC)5A,5Bのそれぞ
れは、交換装置A(EX−A)及び交換装置B(EX−
B)の全体を制御し、端末装置8間、並びに端末装置8
と局線または専用線間の呼制御を行なうものである。記
憶装置(MM)6A,6Bは、中央制御装置5A,5B
が交換装置(EX−A及びEX−B)を制御するための
プログラム、局データ、及び各種テーブルを記憶するも
のであり、各々の制御系バス7A,7Bによって中央制
御装置5A,5Bと接続されている。なお、制御系バス
7A,7Bには、各々、通話路スイッチ1A,1Bが接
続されており、さらに、図示はしていないが、中央制御
装置1A,1Bと専用内線回路9A,9B及びトランク
4A,4Bとは、論理的に接続されている。これによっ
て、通話路スイッチ1A,1B、専用内線回路9A,9
B、及びトランク4A,4Bは、各々、中央制御装置5
A,5Bの制御下で動作している。
【0019】さらにまた、中央制御装置5Aと中央制御
装置5Bとは、全く独立して動作しており、即ち、交換
装置A(EX−A)と交換装置B(EX−B)とは各々
独立して動作するシステムとなっている。
【0020】これにより、図1における構成の電話交換
システムにおいては、複数の端末装置8が、専用内線回
路9A,9Bを介して2セットの交換装置(EX−A及
びEX−B)に接続されるため、それぞれの端末装置8
は、交換装置A(EX−A)が収容する局線及び専用線
の数(m1)と交換装置B(EX−B)が収容する局線
及び専用線の数(m2)との総計、即ち、m1とm2と
を合計した数の局線及び専用線にアクセスすることが可
能となる。
【0021】図2は、図1における構成の電話交換シス
テムに従来から使用されている通常の電話端末2A,2
Bを付加し、電話端末2A,2Bとディーリング通話用
端末装置8とが混在する場合の構成例を示す図である。
ディーリング通話システムでは、ディーラーが扱う端末
装置8の他に、ディーリング業務をバックアップするス
タッフが使用する従来型の電話端末2A,2Bを収容す
ることができ、相互の連絡をとることを可能としてい
る。なお、電話端末2A,2Bは、通話路スイッチ1
A,1Bに接続されている内線回路(LIN)3A,3
Bにより接続制御されるが、これは、従来から行なわれ
ている制御と同様であるため詳細な説明は省略する。
【0022】図3は、交換装置A(EX−A)、交換装
置B(EX−B)、及び交換装置C(EX−C)の3セ
ット交換装置により構成した電話交換システムの場合の
構成例を示す図である。これは、局線及び専用線の必要
数に応じて交換装置を増設することで、大容量のシステ
ムを構成することができることを示すものである。
【0023】図1乃至図3により、本発明に係る電話交
換システムの構成例を示したが、本構成とした場合の重
要なポイントとしては、システムの目的から、端末装置
8の扱者が顧客に対応する回線及び従来型の電話端末が
収容されている交換装置を意識して操作することがあっ
てはならない。即ち、個々の端末装置から見ると、複数
の交換装置があたかも1セットの交換装置であるかのよ
うに機能しなければならない。これは、交換装置の処理
能力を維持するため、各々の交換装置は独立して動作し
ているために生じる課題である。
【0024】本発明では、各交換装置の制御上の接点と
も言える端末装置に、交換装置を選択する手段を備え、
さらに、本来交換装置が処理すべき呼制御機能の一部を
持たせることにより、複数の交換装置をあたかも1セッ
トの交換装置に見せかけている。
【0025】なお、セクション2以降に示す実施の形態
の説明は、電話交換システムの構成が、図1に示す構成
である場合を前提にしている。
【0026】§2.ハードウェア構成
【0027】2.1 交換装置の構成
【0028】交換装置に関しては、前記したとおりの構
成であるが、端末装置との間で呼を制御する情報(呼制
御メッセージ)の送受信を実行するために装備されてい
る専用内線回路(DLIN)(図2、9A,9B)につ
いて、より詳細に説明する。
【0029】専用内線回路(DLIN)は、本発明の有
効性を高める一実施の形態として、端末装置と交換装置
との間をディジタルインタフェース(2B+Dのチャネ
ルを有するISDN基本インタフェース)で接続するた
めのハードウェアである。
【0030】以下、図6を参照して詳細に説明する。
【0031】図6において、専用内線回路(DLIN)
は、専用内線回路の全体を制御する処理用プロセッサ
(MPU)9−1を具備し、交換装置の中央制御装置5
A,5Bとの間で制御情報の送受信を行ない、かつ、端
末装置8との間で呼制御メッセージの送受信を行なって
いる。処理用プロセッサ9−1が行なう制御手順もしく
は処理方法は、固定記憶装置(ROM)9−2に予めプ
ログラムされており、途中経過の情報等のデータを一時
記憶装置(RAM)9−3に蓄積しつつ、そのプログラ
ムに従って処理を実行している。また、端末装置8との
間で呼制御メッセージを送受信するために呼制御メッセ
ージ送受信バッファ9−5を備えており、この呼制御メ
ッセージ送受信バッファ9−5には、送信回路9−6と
受信回路9−7が接続されている。送信回路9−6は、
端末装置8と接続するためのインタフェースであるIS
DN基本インタフェースの信号用チャネル(Dチャネ
ル)9−8により端末装置8に対して呼制御メッセージ
を送信する回路であり、また、受信回路9−7は、Dチ
ャネル9−8により端末装置8からの呼制御メッセージ
を受信する回路である。さらに、交換装置の中央制御装
置1A,1Bと制御情報を送受信するための情報送受信
バッファ9−10が備えられており、この情報送受信バ
ッファ9−10は、交換装置の制御系バス7A,7Bに
接続されている。またさらに、処理用プロセッサ9−
1、固定記憶装置9−2、一時記憶装置9−3、呼制御
メッセージ送受信バッファ9−5、及び情報送受信バッ
ファ9−10の各々は、制御バス9−4に接続されてい
る。
【0032】この構成により、処理用プロセッサ9−1
と中央制御装置1A,1Bとの制御情報の送受信は、制
御バス9−4及び情報送受信バッファ9−10を介して
行なわれ、また、処理用プロセッサ9−1と端末装置8
との呼制御メッセージの送受信は、制御バス9−4及び
呼制御メッセージ送受信バッファ9−5を介して行なわ
れる。
【0033】なお、2つの通話用チャネルであるB1チ
ャネル9−9−1及びB2チャネル9−9−2は、論理
的に何ら手を加えず交換装置の通話路スイッチ1A,1
Bに接続している。B1チャネル9−9−1、B2チャ
ネル9−9−2、及びDチャネル9−8は、実際には時
分割多重によりディジタル通信されるものであるが、こ
こでは便宜上空間分割型で説明している。従って、図6
では、B1チャネル9−9−1、B2チャネル9−9−
2、及びDチャネル9−8を時分割多重する回路、及び
時分割多重を分離する回路の記載を省略している。
【0034】2.2 端末装置の構成
【0035】次に、主にディーリング通話用の通話台と
して使用される端末装置8のハードウェア構成について
説明する。
【0036】図4は、端末装置8の盤面を示す図であ
る。本実施の形態においては、2つの通話用ハンドセッ
ト8−1−1及び8−1−2を具備した場合を例にして
説明する。
【0037】図4において、左右のハンドセット8−1
−1及び8−1−2の他に、仮想の内線回路(内線メモ
リ)に対応し、他の端末装置及び従来型の電話端末と通
話を行なうためのボタン‘内線1’8−2−1及び‘内
線2’8−2−2と、それらのボタン‘内線1’8−2
−1及び‘内線2’8−2−2に対応したランプ8−3
−1及び8−3−2と、局線もしくは専用線に発信、着
信応答するためのボタン‘トランク1’8−4−1乃至
‘トランクP’8−4−pと、それらのボタン‘トラン
ク1’8−4−1乃至‘トランクp’8−4−pに対応
したランプ8−5−1乃至8−5−Pと、相手先を自動
的に呼出すためのボタン‘オートダイヤル1’8−6−
1乃至‘オートダイヤルq’8−6−qと、それらのボ
タン‘オートダイヤル1’8−6−1乃至‘オートダイ
ヤルq’8−6−qに対応したランプ8−7−1乃至8
−7−qと、ダイヤルを行なうためのダイヤルキー群8
−10と、数字等を表示する数字表示器8−9と、左ハ
ンドセット8−1−1での通話を切断するためのボタン
‘左切断’8−8−1及び右ハンドセット8−1−2で
の通話を切断するためのボタン‘右切断’8−8−2
と、左右のハンドセットの使用の可否、即ち、使用する
ハンドセットを1つにする(シングルハンド)か、もし
くは使用するハンドセットを2つにする(ダブルハン
ド)かを任意に設定するためのボタン‘ダブルハンド’
8−11と、このボタン‘ダブルハンド’8−11に対
応したランプ8−12と、着呼を可聴表示するための着
呼リンガ8−13とを備えている。
【0038】図5は、図4に示す盤面の構成である端末
装置8のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0039】図5において、端末装置8は、端末装置全
体を制御する呼制御プロセッサ(MPU)8−14を具
備し、制御バス8−17に接続されている。呼制御プロ
セッサ8−14は、制御バス8−17に接続されている
固定記憶装置(ROM)8−15に記憶されているプロ
グラムに従い制御を遂行する。一時記憶装置(RAM)
8−16は、制御バス8−17に接続され、各種可変デ
ータ、例えば、各納入局毎に対応して異なるテーブル
類、あるいは呼制御プロセッサ8−14が制御を遂行す
る途中で発生する一時的な情報が記憶される。このよう
に呼制御プロセッサ8−14は、他のプロセッサシステ
ムと同様に、制御バス8−17を介して固定記憶装置8
−15及び一時記憶装置8−16にアクセスし、制御を
行なう。
【0040】また、制御バス8−17には、呼制御メッ
セージ送受信バッファ8−18、数字表示器コントロー
ラ8−25、ランプドライバ8−26、ボタンスキャン
バッファ8−27、リンガドライバ8−28、及び通話
路スイッチ(T−SW)8−30が接続されている。そ
して、呼制御メッセージ送受信バッファ8−18、数字
表示器コントローラ8−25、ランプドライバ8−2
6、ボタンスキャンバッファ8−27、リンガドライバ
8−28、及び通話路スイッチ(T−SW)8−30
は、全て呼制御プロセッサ8−14の制御下で動作して
いる。
【0041】呼制御メッセージ送受信バッファ8−18
は、交換装置(EX−A及びEX−B)との間で呼制御
メッセージの送受信を行なうものであり、交換装置A
(EX−A)からISDN基本インタフェースのDチャ
ネル8−23を介して呼制御メッセージを受信する受信
回路8−19と、交換装置A(EX−A)に対しDチャ
ネル8−23を介して呼制御メッセージを送信する送信
回路8−20、並びに、交換装置B(EX−B)からD
チャネル8−24を介して呼制御メッセージを受信する
受信回路8−21と、交換装置B(EX−B)に対しD
チャネル8−24を介して呼制御メッセージを送信する
送信回路8−22とが接続されている。
【0042】数字表示器コントローラ8−25は、数字
表示器8−9が接続されており、呼制御プロセッサ8−
14からの制御に基づいて数字表示器8−9に任意の数
字を表示させているものである。
【0043】ランプドライバ8−26は、ランプ8−3
−1及び8−3−2、ランプ8−5−1乃至8−5−
P、ランプ8−7−1乃至8−7−q、並びにランプ8
−12を接続し、それらの各種ランプに対応するボタン
の状態を表示させるようランプの点滅を制御するもので
ある。
【0044】ボタンスキャンバッファ8−27は、ボタ
ン‘内線1’8−2−1及び‘内線2’8−2−2、ボ
タン‘トランク1’8−4−1乃至‘トランクP’8−
4−p、ボタン‘オートダイヤル1’8−6−1乃至
‘オートダイヤルq’8−6−q、ボタン‘ダブルハン
ド’8−11、ボタン‘左切断’8−8−1、ボタン
‘右切断’8−8−2、並びにダイヤルキー群8−10
を接続し、それらの各種ボタンを走査してその開閉を検
出するものである。
【0045】リンガドライバ8−28は、着呼リンガ8
−13を接続し、着呼を可聴表示する制御を行なうもの
である。
【0046】通話路スイッチ8−30には、左ハンドセ
ット8−1−1を接続する左通話回路8−29−1と、
右ハンドセット8−1−2を接続する右通話回路8−2
9−2とが接続されており、また、交換装置A(EX−
A)と接続されているISDN基本インタフェースのB
1チャネル8−31−1及びB2チャネル8−31−
2、並びに交換装置B(EX−B)と接続されているI
SDN基本インタフェースのB1チャネル8−32−1
及びB2チャネル8−32−2を収容している。この4
つの各々の通話チャネルは、呼制御プロセッサ8−14
が通話路スイッチ8−30をスイッチングする制御をす
ることで、左ハンドセット8−1−1に対応する左通話
回路8−29−1及び右ハンドセット8−1−2に対応
する右通話回路8−29−2のいずれにも接続できる構
成となっている。
【0047】なお、前記したように、B1チャネル8−
31−1、B2チャネル8−31−2、及びDチャネル
8−23、並びに、B1チャネル8−32−1、B2チ
ャネル8−32−2、及びDチャネル8−24は、実際
には時分割多重によりディジタル通信されるものである
が、ここでは便宜上空間分割型で説明している。従っ
て、図5では、B1チャネル、B2チャネル、及びDチ
ャネルを時分割多重する回路、及び時分割多重を分離す
る回路の記載を省略している。
【0048】また、本実施の形態のようなシステム構成
の場合、即ち、2つのハンドセットを有する端末装置
が、2セットの交換装置と接続されている場合は、左ハ
ンドセットはそれぞれの交換装置のB1チャネルで接続
され、右ハンドセットはそれぞれの交換装置のB2チャ
ネルで接続されるように制御することが望ましい。この
ように制御する場合、1つのハンドセットの端末装置の
ときは、B1チャネルのみが必要となり、3つのハンド
セットの端末装置のときは、B1チャネル、B2チャネ
ル及びB3チャネルの3つの通話チャネルが必要とな
る。
【0049】さらに、交換装置側が3セット以上になる
場合は、B1チャネル、及びB2チャネルのペアを増設
することで容易に、かつ、柔軟に対応することができ
る。
【0050】§3.テーブル及び一時メモリの構成
【0051】セクション5以降で呼制御の動作について
説明するが、それに先立ってこのセクションにおいて、
呼制御を実行する上で使用するテーブル及び一時メモリ
の説明を行ない、次のセクションで交換装置と端末装置
の間で送受信する呼制御メッセージの説明を行なう。
【0052】3.1 端末装置のテーブル及び一時メモ
【0053】端末装置8のテーブル及び一時メモリは、
図5に示す一時記憶装置8−16内に記憶される。
【0054】テーブルは、端末装置8の運用条件に合わ
せて予め登録されるもので、バッテリー等でバックアッ
プされ、停電等で消滅することがない構成とされている
ものであり、いわゆる局データに相当するテーブルであ
る。なお、このテーブルは、電話交換システムの運用条
件が変った場合に、いつでも変更することが可能である
ことは明らかである。また、本実施の形態で使用するテ
ーブルを図7乃至図13に示している。
【0055】一時メモリは、呼制御を遂行する過程で時
々刻々と変化する情報を記憶するメモリである。なお、
本実施の形態で使用する一時メモリを図14乃至図20
に示している。
【0056】まず、テーブルについて説明する。
【0057】図7は、トランクボタンテーブルを示す図
である。図7において、トランクボタンテーブルは、図
4に示す端末装置8の盤面図のボタン‘トランク1’8
−4−1乃至‘トランクp’8−4−pに対応して設け
られているテーブルであり、接続すべき交換装置を示す
情報(交換装置番号)701、トランクの収容位置を示
す情報(トランク収容位置番号もしくはトランク番号)
702、着信時の着呼音の種別を示す情報(着信音種
別)703、及びオートダイヤルによりトランクへ発呼
するとき、捕捉する優先順位を示す情報(捕捉優先順
位)704が登録されている。本テーブルには、交換装
置A(EX−A)に収容されているm1個のトランクと
交換装置B(EX−B)に収容されているm2個のトラ
ンクのうち任意のp個のトランクを登録することができ
る。
【0058】図8は、オートダイヤルボタンテーブルを
示す図である。図8において、オートダイヤルボタンテ
ーブルは、図4に示す端末装置8の盤面図のボタン‘オ
ートダイヤル1’8−6−1乃至‘オートダイヤルq’
8−6−qに対応して設けられているテーブルであり、
トランク向けの発呼か、内線向けの発呼かを示す情報
(オートダイヤル種別)801、及び発信先のダイヤル
を示す情報(ダイヤル番号)802が登録されている。
【0059】図9は、端末番号テーブルである。この端
末番号テーブルには、端末装置自身の端末番号901が
登録されており、交換装置から送られてくる端末の状態
が変化したことを示す端末状態変化情報を受信したと
き、その端末状態変化情報が自端末装置の状態変化に対
して発生した情報なのか、他端末装置の状態変化に対し
て発生した情報なのかを判別するために使用される。
【0060】図10は、ハンドセットモードテーブルで
ある。このハンドセットモードテーブルには、端末装置
の扱者が右利きか左利きかを示す情報(ハンドセットモ
ード)が登録されている。これは、一般に、右利きの扱
者は、左手でハンドセットを握り、右手でボタン等の操
作を行ない、また、左利きの扱者は、その逆の動作をす
る。従って、このテーブルにより、左右のハンドセット
の優先順位を決定している。
【0061】図11は、発呼交換装置番号テーブルであ
る。この発呼交換装置番号テーブルには、図4に示す端
末装置8の盤面図のボタン‘内線1’8−2−1または
‘内線2’8−2−2で発呼するとき、交換装置(EX
−A)A、交換装置(EX−B)Bのどちらの交換装置
に対して発呼するかを示す情報(交換装置番号)110
1が登録されている。なお、ディーリング通話用の端末
装置8向けに発呼する場合は、どちらかの交換装置に発
呼すれば良いことは明らかである。しかしながら、例え
ば、従来型の電話端末(2A,2B)が図2に示されて
いるように交換装置A及び交換装置Bに分離されて収容
されている場合には、続いてダイヤルされる端末番号
(内線番号)を識別して交換装置を選択する必要がある
が、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0062】図12は、左ハンド連続モードテーブルで
ある。この左ハンド連続モードテーブルには、例えば、
左ハンドセットでボタン‘トランク1’8−4−1に対
応する回線と通話している場合において、ボタン‘トラ
ンク2’8−4−2を押したとき、‘トランク1’8−
4−1に対応する回線を切断して‘トランク2’8−4
−2に対応する回線と接続する動作を許容するかを否か
を示す情報(連続モード)1201が登録されている。
【0063】図13は、右ハンド連続モードテーブルで
ある。この右ハンド連続モードテーブルには、図12に
示す左ハンド連続モードテーブルと同様に連続モード1
301が登録されている。なお、この制御については、
セクション5のハンドセット選択制御にて詳細に説明す
る。
【0064】次に、一時メモリについて説明する。
【0065】図14は、左(L)ハンドセットメモリで
ある。図14において、左(L)ハンドセットメモリに
は、左通話回路8−29−1の状態を示す情報(状態種
別)1401、通話中の交換装置を示す情報(通話中交
換装置番号)1402、通話中のトランクのボタンを示
す情報(トランクボタン番号)または通話中の内線のボ
タンを示す情報(内線ボタン番号)1403、及びオー
トダイヤル発呼した場合にはそのオートダイヤルボタン
を示す情報(オートダイヤルボタン番号)1404が保
持されており、主に、切断の操作をしたとき、それらの
情報に基づいて呼制御を実行する。
【0066】図15は、右(R)ハンドセットメモリで
ある。図15において、右(R)ハンドセットメモリに
は、図14の左(L)ハンドセットメモリと同様に、右
通話回路8−29−2の状態を示す情報(状態種別)1
501、通話中の交換装置を示す情報(通話中交換装置
番号)1502、通話中のトランクのボタンを示す情報
(トランクボタン番号)または通話中の内線のボタンを
示す情報(内線ボタン番号)1503、及びオートダイ
ヤル発呼した場合にはそのオートダイヤルボタンを示す
情報(オートダイヤルボタン番号)1504が保持され
ている。
【0067】図16は、ボタン‘内線1’8−2−1に
対応した内線の呼制御を行なうための内線呼制御用メモ
リ(内線メモリ1)である。図16において、内線メモ
リ1は、ボタン‘内線1’8−2−1の接続の状態を示
す情報(状態種別)1601、内線着呼を受け付けた交
換装置を示す情報(交換装置番号)1602、及び発呼
者の内線番号を示す情報(発呼内線番号)1603を保
持している。内線番号は、内線着呼制御のとき相手側の
内線番号を数字表示器8−9に表示するために使用する
ものである。
【0068】図17は、ボタン‘内線2’8−2−2に
対応した内線の呼制御を行なうための内線呼制御用メモ
リ(内線メモリ2)である。図17において、内線メモ
リ2は、内線メモリ1と同様に、ボタン‘内線2’8−
2−2の接続の状態を示す情報(状態種別)1701、
内線着呼を受け付けた交換装置を示す情報(交換装置番
号)1702、及び発呼者の内線番号を示す情報(発呼
内線番号)1703を保持している。
【0069】ここで、内線メモリ1及び内線メモリ2
は、左右の両ハンドセット、交換装置A、及び交換装置
Bとの間に何ら接続規制されないことが望ましい。これ
は、左ハンドセット8−1−1は、ボタン‘内線1’−
交換装置A(EX−A)、ボタン‘内線1’−交換装置
B(EX−B)、ボタン‘内線2’−交換装置A(EX
−A)、及びボタン‘内線2’−交換装置B(EX−
B)の4通りの接続が可能であり、また、右ハンドセッ
ト8−1−2も同様に4通りの接続が可能である。この
ことは、互いに独立して動作する複数の交換装置を用い
て構成する電話交換システムにおいて、内線発呼及び着
呼を行なうとき、扱者から見て複数の交換装置があたか
も1台の交換装置のように機能させるために重要なとこ
ろである。
【0070】図18は、交換装置A収容トランクメモリ
である。この交換装置A収容トランクメモリは、交換装
置A(EX−A)が収容している全トランク(m1個の
トランク分)の状態を示す情報(状態種別)1801を
保持している。
【0071】図19は、交換装置B収容トランクメモリ
である。この交換装置B収容トランクメモリは、交換装
置B(EX−B)が収容している全トランク(m2個の
トランク分)の状態を示す情報(状態種別)1901を
保持している。
【0072】なお、これらの交換装置A収容トランクメ
モリ及び交換装置B収容トランクメモリを端末装置8に
備えることにより、端末装置8で、交換装置が収容して
いるトランク(m1+m2個の全トランク分)の状態を
認識することができ、トランク発呼着呼の呼制御の一部
を端末装置8側で分担している。
【0073】図20は、ダブルハンドボタンメモリであ
る。このダブルハンドボタンメモリは、ボタン‘ダブル
ハンド’8−11の操作に連動して内容が変化するもの
であり、端末装置の状態がシングルハンドの状態かダブ
ルハンドの状態かを示す情報(状態種別)2001を保
持している。
【0074】3.2 交換装置のテーブル及び一時メモ
【0075】交換装置(EX−A及びEX−B)のテー
ブル及び一時メモリは、図2において、記憶装置6A及
び6B内の各々に記憶されるものである。
【0076】交換装置側のテーブル及び一時メモリとし
ては、様々な局データ、加入者データ、呼制御用の各種
メモリ、その他保守運用、及び課金データ等を有する
が、ここでは、本発明に関係するテーブル及び一時メモ
リに関してのみ開示する。
【0077】まず、テーブルについて説明する。
【0078】図21は、端末番号テーブルである。この
端末番号テーブルは、端末装置毎に対応して割り付けら
れており、内線発呼着呼のとき及び端末装置の状態が変
化したときに、どの端末装置の状態の変化を受け付けた
かを通知するために必要な情報(端末番号)2101を
記憶している。なお、この端末番号テーブルは、複数の
交換装置の全て(交換装置A及び交換装置B)が、全く
同じ構成で備えられている。
【0079】次に、一時メモリについて説明する。
【0080】本実施の形態で使用する一時メモリを図2
2乃至図25に示す。
【0081】図22は、内線メモリ1である。この内線
メモリ1は、端末装置8毎のボタン‘内線1’8−2−
1に対応して設けられており、その‘内線1’の状態を
示す情報(状態種別)2201、接続中のハンドセット
の種別を示す情報(ハンドセット種別)(交換装置から
言えば、B1チャネルかB2チャネルかを示している)
2202、及び内線通話時の相手側端末装置の収容位置
を示す情報(相手側収容位置番号)2203を保持して
いる。
【0082】図23は、内線メモリ2である。この内線
メモリ2は、内線メモリ1と同様に、端末装置8毎のボ
タン‘内線2’8−2−2に対応して設けられており、
その‘内線2’の状態を示す情報(状態種別)230
1、接続中のハンドセットの種別を示す情報(ハンドセ
ット種別)2302、及び内線通話時の相手側端末装置
の収容位置を示す情報(相手側収容位置番号)2303
を保持している。
【0083】図24は、端末メモリである。この端末メ
モリは、端末装置毎の2つの通話チャネルであるB1チ
ャネル(L)及びB2チャネル(R)にそれぞれ対応し
て備えられており、接続先がトランクか内線かを判別す
るための情報(接続種別)2401、接続中のトランク
の収容位置を示す情報または内線メモリを示す情報(ト
ランク収容位置番号/内線メモリ番号)2402、及び
端末装置がダイヤルした番号を示す情報(受信ダイヤル
番号)2403を保持している。
【0084】図25は、トランクメモリである。このト
ランクメモリは、各々の交換装置が収容しているトラン
クの状態を示す情報(状態種別)2501を保持してい
る。
【0085】なお、このトランクメモリに保持されてい
る情報は、常時、全ての端末装置に対して呼制御メッセ
ージで伝達され、図18及び図19に示される端末装置
8側のトランクメモリにコピーされるものである。
【0086】§4.呼制御メッセージ
【0087】本実施の形態における交換装置と端末装置
との間の通信プロトコルは、CCITT勧告のISDN
基本インタフェースに準拠している。ただし、レイヤ
3、即ち呼制御メッセージの内容については、以下に述
べる構成としている。
【0088】なお、以下に説明する各呼制御メッセージ
は、Dチャネル上で伝送されるものである。
【0089】4.1 端末装置から交換装置方向の呼制
御メッセージ
【0090】端末装置から交換装置に送信される呼制御
メッセージを、図26乃至図31に示す。
【0091】それぞれの呼制御メッセージの先頭には、
受信側が情報を識別するための識別子が付与されてい
る。
【0092】図26は、端末装置が発呼したときに送信
される呼制御メッセージ(発呼情報)であり、識別子
は、発呼情報識別子2601となっている。この発呼情
報には、トランク発呼、内線発呼、オートダイヤルトラ
ンク発呼、及びオートダイヤル内線発呼等の発呼種別を
示す情報(発呼種別)2602、左または右の発呼した
ハンドセットの種別を示す情報(ハンドセット種別)2
603、発呼先のトランクの収容位置を示す情報または
発呼に使用した内線メモリを示す情報(トランク収容位
置番号/内線メモリ番号)2604、及びオートダイヤ
ルで発呼した場合のダイヤル番号を示す情報(ダイヤル
番号)2605が含まれる。
【0093】図27は、着呼に端末装置が応答したとき
に送信される呼制御メッセージ(応答情報)であり、識
別子は、応答情報識別子2701となっている。この応
答情報には、トランク応答か内線応答かを示す情報(応
答種別)2702、左または右の応答したハンドセット
の種別を示す情報(ハンドセット種別)2703、応答
したトランクの収容位置を示す情報または応答に使用し
た内線メモリを示す情報(トランク収容位置番号/内線
メモリ番号)2704が含まれる。
【0094】図28は、ダイヤルボタンを押したとき送
信される呼制御メッセージ(ダイヤルボタン情報)であ
り、識別子は、ダイヤルボタン情報識別子2801とな
っている。このダイヤルボタン情報には、左または右の
ハンドセットの種別を示す情報(ハンドセット種別)2
802、及び“1”〜“0”,“*”,“#”のダイヤ
ル種別を示す情報(ダイヤルコード)2803が含まれ
る。
【0095】図29は、通話中の回線を切断するときに
送信される呼制御メッセージ(切断情報)であり、識別
子は、切断情報識別子2901となっている。この切断
情報には、左ハンドセット側を切断するためのボタン
‘左切断’8−8−1が押されたのか、右ハンドセット
側を切断するためのボタン‘右切断’8−8−2が押さ
れたのかを示す情報(ハンドセット種別)2902が含
まれる。
【0096】図30は、交換装置から受信した呼制御メ
ッセージの内線着呼情報(図33)(詳細は後述する)
に対して着呼が可能な場合に送信する呼制御メッセージ
(内線着呼完了情報)であり、識別子は、内線着呼完了
情報識別子3001となっている。こ内線着呼完了情
報は、着呼できた内線メモリを示す情報(内線メモリ番
号)3002、及び交換装置からの内線着呼情報(図3
3)によって通知された発呼者の収容位置を示す情報
(発呼者収容位置番号)3003が含まれる。
【0097】図31は、交換装置から受信した呼制御メ
ッセージの内線着呼情報(図33)に対して着呼が不可
能な場合に送信する呼制御メッセージ(内線着呼不完了
情報)であり、識別子は、内線着呼不完了情報識別子3
101となっている。この内線着呼不完了情報は、交換
装置からの内線着呼情報(図33)によって通知された
発呼者の収容位置を示す情報(発呼者収容位置番号)3
102が含まれる。
【0098】4.2 交換装置から端末装置方向の呼制
御メッセージ
【0099】交換装置から端末装置に送信される呼制御
メッセージを図32及び図33に示す。
【0100】図32は、交換装置側で状態の変化が発生
する毎に端末装置に対して通知するための呼制御メッセ
ージ(状態情報)であり、識別子は、状態情報識別子3
201となっている。この状態情報には、トランク空、
トランク通話、トランク着呼、内線空、及び内線通話等
の状態の変化の内容を示す情報(状態種別)3202、
左または右のハンドセットの種別を示す情報(ハンドセ
ット種別)3203、状態が変化したトランクの収容位
置を示す情報または状態が変化した内線メモリを示す情
報(トランク収容位置番号/内線メモリ番号)320
4、及び複数の端末装置から発呼、着呼応答があった場
合に、その発呼、着呼応答を受付けた端末装置を通知す
るための情報(端末番号)3205が含まれている。
【0101】交換装置で発生する状態変化のうち、内線
着呼に関しては、他の状態変化とは異なる呼制御を必要
とするので独自の呼制御メッセージを形成する。
【0102】図33は、内線着呼のときに送信する呼制
御メッセージ(内線着呼情報)であり、識別子は、内線
着呼情報識別子3301となっている。この内線着呼情
報には、内線発呼側の収容位置を示す情報(発呼者収容
位置番号)3302、及び発呼側端末装置の内線番号を
示す情報(発呼者内線番号)3303が含まれる。
【0103】交換装置は、この内線着呼情報を端末装置
に送信して、端末装置からその応答情報である内線着呼
完了情報(図30)か、もしくは内線着呼不完了情報
(図31)かのどちらかの情報を受信してから呼制御を
遂行する。これは、この場合の呼制御の決定権(接続か
規制か)は端末装置が有し、これによって、複数の交換
装置で、同一端末装置に対して同じに内線着呼が発生し
ても、矛盾なく呼制御を実行することができる。
【0104】§5.ハンドセット選択制御
【0105】次に、端末装置で発呼、着呼応答したと
き、左右ハンドセットの選択手順について説明する。
【0106】本実施の形態におけるディーリング通話用
の端末装置は、従来型の電話端末のようにフックスイッ
チを具備しない。これは、一般的に、ハンドセットを端
末装置の盤面上の定位置に置くよりも、デスク上のワー
クエリアに置いておく方がより迅速な操作ができにた
め、ディーリング業務のように迅速な動作を必要とする
ものに向いているためである。
【0107】従って、発呼は、ボタン‘トランク1’8
−4−1乃至‘トランクp’8−4−p、ボタン‘内線
1’8−2−1または‘内線2’8−2−2、並びにボ
タン‘オートダイヤル1’8−6−1乃至‘オートダイ
ヤルq’8−6−qのいずれかのボタンを押したときに
発生し、切断は、ボタン‘左切断’8−8−1、及び
‘右切断’8−8−2を押したときにそれぞれのボタン
に対応するハンドセットに対して発生する。
【0108】ここで、発呼または着呼応答したとき、左
右のハンドセットのうちどちらに接続するかを予めルー
ル化しておく必要がある。
【0109】図34及び図35は、本実施の形態におけ
るハンドセットの選択の方法について説明するフローチ
ャートであり、これは、端末装置の固定記憶装置8−1
5内にプログラム化されている。
【0110】以下、図34及び図35に基づいてこの選
択の方法について説明する。
【0111】まず、端末装置の扱者がボタン‘トランク
1’8−4−1乃至‘トランクp’8−4−p、ボタン
‘内線1’8−2−1または‘内線2’8−2−2、並
びにボタン‘オートダイヤル1’8−6−1乃至‘オー
トダイヤルq’8−6−qのいずれかのボタンを押す
と、端末装置の呼制御プロセッサ8−14は、それを検
出し(ステップ3400)、図10に示すハンドセット
モードテーブルを参照して扱者が右利きか左利きかを判
別する(ステップ3401)。ここで、右利きである場
合は、ステップ3402乃至ステップ3414を順次実
行し、また、左利きである場合は、ステップ3415乃
至ステップ3427を順次実行するが、右利きの場合の
フローと、左利きの場合のフローとは左右対称に制御さ
れるので、ここでは、右利きの場合についてのみ説明す
る。
【0112】次に、呼制御プロセッサ8−14は、図2
0に示すダブルハンドボタンメモリを参照して、現在シ
ングルハンドモードがダブルハンドモードかを判別し
(ステップ3402)、シングルハンドモードのときは
左のハンドセット8−1−1のみ使用可能であるので、
図14に示す左(L)ハンドセットメモリを参照して、
空の状態か通話中の状態かを判別する(ステップ340
3)。ここで、空の状態の場合、左ハンドセットを選択
決定し(ステップ3404)、通話中の状態の場合、図
12に示す左ハンド連続モードテーブルを参照して、連
続を許容しているか判別をする(ステップ3405)。
この判別の結果、許容の場合は、現在左ハンドセットで
通話中の呼を自動的に切断して、新たに左ハンドセット
発呼または着呼応答する(ステップ3406)。また、
連続を禁止している場合は、押したボタンを無効とする
(ステップ3407)。
【0113】一方、ステップ3402の判別の結果、ダ
ブルハンドモードの場合は、同様に、まず、図14に示
す左(L)ハンドセットメモリを参照して、空の状態か
通話中の状態かを判別する(ステップ3408)。ここ
で、空の状態の場合、左ハンドセットを選択決定し(ス
テップ3409)、通話中の状態の場合、図15に示す
右(R)ハンドセットメモリを参照して、空の状態か通
話中の状態かを判別する(ステップ3410)。この判
別の結果、空の状態の場合、右ハンドセットを選択決定
し(ステップ3411)、また、通話中の状態の場合、
図13に示す右ハンド連続モードテーブルを参照して、
連続を許容しているか判別する(ステップ3412)。
そして、この判別の結果、許容の場合は、現在右ハンド
セットで通話中の呼を自動的に切断して、新たに右ハン
ドセット発呼または着呼応答し(ステップ3413)、
また、連続を禁止している場合は、押したボタンを無効
とする(ステップ3414)。
【0114】以上、左右のハンドセットを選択する手順
を説明したが、以降の呼制御の詳細な説明においては、
この手順で左右のハンドセットが選択されることを前提
とする。
【0115】§6.呼制御
【0116】図36乃至図41は、呼制御についてのシ
ーケンスを示す図である。
【0117】図42乃至図50は、端末装置の呼制御を
説明するフローチャートであり、また、図51乃至図6
0は、交換装置の呼制御を説明するフローチャートであ
る。
【0118】以下、本実施の形態では、トランク発呼
(図36)、トランク着呼(図37)、内線発呼(図3
8)、内線着呼(図39)、オートダイヤルトランク発
呼(図40)、及びオートダイヤル内線発呼(図41)
について、それぞれ、図42乃至図50、及び図51乃
至図60のフローチャートを対応づけて説明する。
【0119】6.1 トランク発呼
【0120】図36において、端末装置の扱者が、ボタ
ン‘トランク1’8−4−1乃至‘トランクp’8−4
−pのいずれかのボタンを押すと(図36、360
1)、端末装置の呼制御プロセッサ8−14では、図4
2により、何らかのイベントが発生したことを認識し
(ステップ4201)、内容を解析する(ステップ42
02)。この結果、ボタン‘トランク1’8−4−1乃
至‘トランクp’8−4−pのいずれかのボタンが押さ
れたことを検出すると(図36、3602)、図43に
示すトランクボタン検出処理を実行する。
【0121】図43において、まず、図7に示すトラン
クボタンテーブルを参照して、押されたボタンに対応す
るテーブルからトランク収容位置番号702と収容され
る交換装置番号701とを抽出し(ステップ430
1)、また、図18または図19に示すトランクメモリ
により該当するトランクの状態を判別する(ステップ4
302)。この判別の結果、空の場合は空ルート(43
−2)によりトランク発呼処理を実行する。
【0122】まず、図34及び図35による手順で、ト
ランク収容位置番号、及び選択したハンドセット情報を
含み、トランク発呼であることを示す発呼情報(図2
6)を編集し(ステップ4303)し、図7に示すトラ
ンクボタンテーブルから抽出した交換装置に対してその
発呼情報(図36、3603)を送出する(ステップ4
304)。次に、図18または図19に示すトランクメ
モリの該当するトランクの領域を予約中に設定し(ステ
ップ4305)、図14の左ハンドセットメモリまたは
図15の右ハンドセットメモリに状態が通話中になった
ことと、通話中の交換装置番号及びボタン‘トランク
1’8−4−1乃至‘トランクp’8−4−pのうちの
押されたトランクボタン番号を設定する(ステップ43
06)。また、図14または図15のハンドセットメモ
リに基づいて、通話路スイッチ8−30を制御し通話路
を閉成する(ステップ4307)。
【0123】一方、交換装置は、図51に示す処理によ
って、何らかのイベントが発生したことを検出し(ステ
ップ5101)、その内容を解析した結果(ステップ5
102)、端末装置から発呼情報(図36、3603)
を受信したことを認識すると(図36、3604)、図
54及び図55に示す発呼情報受信処理を実行する。
【0124】まず、交換装置は、発呼情報(図36、3
603)に含まれている発呼種別を判定し(ステップ5
401)、トランク発呼であることを認識してトランク
発呼ルート(54−1)によりトランク発呼処理を実行
する。
【0125】まず、図25に示すトランクメモリにより
該当トランクの状態を判定し(ステップ5402)、空
以外の場合には発呼できないので、発呼情報を送出した
端末装置のハンドセットモード対応の端末装置収容位置
に話中音(BT音)を送出する。また、トランクが空き
場合には、ハンドセット種別、トランク収容位置番
号、及び発呼端末番号を含み、トランク通話であること
を示す状態情報(図36、3607)を編集し(ステッ
プ5403)、全端末装置に対してその状態情報(図3
6、3607)を送出する(ステップ5404)。(図
36において、符号ALLで示される記号は、全ての端
末装置に送出することを意味している。)次に、図25
に示すトランクメモリの該当する領域を通話中に設定し
(ステップ5405)、図24に示す端末メモリの該当
するハンドセットの領域にトランク接続中であること
と、そのトランクの収容位置番号を設定する(ステップ
5406)。続いて、通話路スイッチ1Aまたは1Bを
制御して、ハンドセット対応の端末収容位置とトランク
収容位置との間に通話路を閉成し(ステップ540
7)、トランクに対して発呼オーダを送出して回線を起
動する(ステップ5408)。
【0126】以上のまでの呼制御によって、端末装置の
扱者は、ハンドセットで回線からの発信音(DT音)を
聴取できる。
【0127】また、図42の処理によって、状態情報
(図36、3607)を受信したことを認識した全ての
端末装置は、図49及び図50に示す状態情報受信処理
を実行する。
【0128】まず、受信した状態情報(図36、360
7)に含まれる状態種別を判定し(ステップ490
1)、トランク通話ルート(49−1)のトランク通話
処理を実行する。トランクが図7に示されるトランクボ
タンテーブルに登録されているか判別し(ステップ49
02)、登録されていなければこの状態情報は無視され
る。登録されていれば、この状態情報に含まれている端
末番号と、図9に示す自端末番号とを比較する(ステッ
プ4903)。一致していれば、自端末装置が発呼した
結果としての状態情報であることが分かり、状態情報に
含まれているハンドセット種別を判定し(ステップ49
04)、左ハンドセットであれば、図4に示すボタン
‘トランク1’8−4−1乃至‘トランクp’8−4−
pに対応するランプ8−5−1乃至8−5−pのうちの
該当するランプを緑に点灯させ(ステップ4905)、
右ハンドセットであれば橙に点灯させる(ステップ49
06)。これによって、扱者は、左右のハンドセットの
うちのどのハンドセットで、どのボタンで通話している
のか一目で認識することができる。
【0129】一方、状態情報に含まれている端末番号が
他端末番号であるときは、ボタン‘トランク1’8−4
−1乃至‘トランクp’8−4−pに対応するランプ8
−5−1乃至8−5−pのうちの該当するランプを赤に
点灯させ(ステップ4907)、他端末使用中の表示を
する。
【0130】次に、本ルートは、後述する着呼応答時も
通過するため着呼リンガを停止させる処理を行なう(ス
テップ4908)。なお、他に着呼中のボタンがあっ
て、着呼鳴動中の場合には鳴動を継続する。最後に、図
18または図19に示すトランクメモリの該当する領域
に通話中を設定し(ステップ4909)、処理を終了す
る。
【0131】次に、扱者は、DT音を聞いている状態か
ら、図4に示すダイヤルボタン群8−10で必要桁ダイ
ヤルする(図36、3610)。すると、端末装置の呼
制御プロセッサ8−14は、図42の処理によってこれ
を識別し(図36、3611)、図46に示すダイヤル
ボタン検出処理を実行する。このダイヤルボタン検出処
理では、ハンドセット種別、及びダイヤル番号を含むダ
イヤルボタン情報を編集し(ステップ4601)、図3
4及び図35に示すハンドセット選択手順に従って決定
されたハンドセットメモリ(図14または図15)に保
持されている交換装置に対して、このダイヤルボタン情
報(図36、3612)を送出する(ステップ460
2)。また、呼制御プロセッサ8−14は、ダイヤルさ
れた数字を数字表示器コントローラ8−25に送信し、
数字表示器8−9に順次表示する(ステップ460
3)。
【0132】一方、交換装置は、図51によってダイヤ
ルボタン情報(図36、3612)を受信したことを認
識すると(図36、3613)、図59に示されるダイ
ヤルボタン情報受信処理を実行する。
【0133】まず、図24に示すハンドセット対応端末
メモリを参照して、接続種別を判定する(ステップ59
01)。ここでは、トランク接続であるのでトランク接
続中ルート(59−1)で、トランク接続中の処理を実
行し、図24に示す端末メモリに保持されているトラン
クに対しダイヤルのオーダを送出する(ステップ590
2)。この後、トランクが必要桁のダイヤルの送出を終
了し(図36、3614)、相手加入者が応答すれば通
話状態なる(図36、3615)。
【0134】通話が終了すると、扱者は、通話を切断し
たいハンドセットの対応する切断ボタン、即ち、図4の
ボタン‘左切断’8−8−1または‘右切断’8−8−
2のいずれかを押す(図36、3616)。すると、呼
制御プロセッサ8−14は、図42によってこれを検出
して(図36、3617)、図47に示す切断ボタン検
出処理を実行する。
【0135】まず、ハンドセット種別を含む切断情報
(図36、3618)を編集し(ステップ4701)、
図14または図15に示すハンドセットメモリに保持さ
れている交換装置に送出する(ステップ4702)。続
いて、通話路スイッチ8−30を制御して、切断情報を
送出した交換装置との間の通話路を開放し(ステップ4
704)、そのハンドセットメモリの該当する領域を空
に設定して(ステップ4705)、処理を終了する。
【0136】一方、交換装置は、図51によって切断情
報(図36、3618)を受信したことを認識すると
(図36、3619)、図60に示す切断情報受信処理
を実行する。
【0137】まず、図24に示す端末メモリを参照し
て、対応するハンドセットの接続種別を判定する(ステ
ップ6001)。ここでは、トランク接続なのでトラン
ク接続中ルート(60−1)が選択され、トランク接続
中の処理を実行する。
【0138】まず、図24に示す端末メモリに保持され
ているトランク収容位置番号を抽出し(ステップ600
2)、トランク収容位置番号を含みトランクが空きにな
ったことを示す状態情報(図36、3621)を編集し
(ステップ6003)、その編集した状態情報(図3
6、3621)を全端末装置に送出する(ステップ60
04)。続いて、図25に示すトランクメモリの該当す
る領域を空に設定し(ステップ6005)、通話路スイ
ッチ1A,1Bを制御してハンドセットに対応する端末
収容位置とトランク収容位置との間の通話路を開放し
(ステップ6006)する。次いで、トランクに対して
切断のオーダを送出し(ステップ6007)、回線を開
放する(図36、3620)とともに、図24に示す端
末メモリの該当する領域を空に設定し(ステップ600
8)、処理を終了する。
【0139】また、図42によって、交換装置から状態
情報(図36、3621)を受信したことを検出した全
ての端末装置は、図49及び図50に示す状態情報受信
処理を実行する。
【0140】まず、受信した状態情報に含まれる状態種
別を判別する(ステップ4901)。ここでは、トラン
ク空ルート(49−2)が選択され、トランク空処理を
実行する。
【0141】このトランク空処理では、まず、図7に示
すトランクボタンテーブルに該当するトランクが登録さ
れているか判別し(ステップ4910)、登録されてい
なければこの情報を無視する。登録されているときは、
図4に示すランプ8−5−1乃至8−5−pのうち対応
するトランクのランプを滅灯させ(ステップ491
1)、図18または図19に示すトランクメモリのうち
該当する領域を空に設定し(ステップ4912)、処理
を終了する。
【0142】以上のとおり、トランク発呼に対して一連
の呼制御が行なわれる。
【0143】6.2 トランク着呼
【0144】図37において、回線から交換装置に着呼
が生じ、交換装置が、図51よってその着呼を検出する
と(図37、3701)、図52に示すトランク着呼検
出処理を実行する。
【0145】まず、交換装置は、着呼してきたトランク
の収容位置を含み、トランク着呼であることを示す状態
情報(図37、3702)を編集し(ステップ520
1)、その状態情報(図37、3702)を全端末装置
に対して送出し(ステップ5202)、図25に示すト
ランクメモリの該当する領域を着信中に設定する(ステ
ップ5203)。
【0146】一方、端末装置は、図42によって交換装
置から状態情報(図37、3702)を受信したことを
認識すると(図37、3703)、図49及び図50に
示す状態情報受信処理を実行する。
【0147】端末装置は、まず、受信した状態情報に含
まれている状態種別を判定する(ステップ4901)。
ここでは、トランク着呼ルート(49−3)が選択さ
れ、トランク着呼処理を実行する。
【0148】このトランク着呼処理で、まず、図7に示
すトランクボタンテーブルに該当するトランクが登録さ
れているか判別し(ステップ4913)、登録されてい
なければこの状態情報は無視される。登録されていると
きには、図4に示すボタン‘トランク1’8−4−1乃
至‘トランクp’8−4−pに対応するランプ8−5−
1乃至8−5−pのうちの該当するランプを赤で点滅表
示し(ステップ4914)、図7のトランクボタンテー
ブルに登録されている着呼音種別に従ってリンガを鳴動
させる(ステップ4915)。次に、図18または図1
9に示すトランクメモリのうちの該当する領域に着呼中
を示す情報を設定し(ステップ4916)、扱者の応答
を待つ。
【0149】いずれかの端末装置の扱者が、ランプ8−
5−1乃至8−5−pのいずれかの赤で点滅しているラ
ンプに対応するボタン(ボタン‘トランク1’8−4−
1乃至‘トランクp’8−4−pのいずれか)を押すと
(図37、3706)、呼制御プロセッサ8−14は、
図42によって、着信に応答したことを検出し(図3
7、3707)、図43に示すトランクボタン検出処理
を実行する。
【0150】このトランクボタン検出処理では、まず、
図7に示すトランクボタンテーブルを参照して、押され
たボタン(ボタン‘トランク1’8−4−1乃至‘トラ
ンクp’8−4−pのいずれか)に対応するテーブルか
らトランク収容位置と、トランクが収容されている交換
装置番号とを抽出し(ステップ4301)、それに基づ
いて図18または図19に示すトランクメモリより該当
するトランクの状態を判定する(ステップ4302)。
ここでは、着呼中であるので着呼中ルート(43−3)
が選択され、トランク応答処理を実行する。
【0151】このトランク応答処理では、まず、選択し
たハンドセット種別の情報を含み、トランク応答するこ
とを示す応答情報(図37、3708)を編集し(ステ
ップ4308)、図7に示すトランクボタンテーブルか
ら抽出した交換装置番号に対応する交換装置に対してそ
の応答情報(図37、3708)を送出する(ステップ
4309)。続いて、図14または図15に示すハンド
セットメモリに、状態が通話になったことと、通話中の
交換装置の番号及び押したボタン番号(ボタン‘トラン
ク1’8−4−1乃至‘トランクp’8−4−pのいず
れか)を設定し(ステップ4306)、また、図14ま
たは図15に示すハンドセットメモリに基づいて、通話
路スイッチ8−30を制御し、通話路を閉成する(ステ
ップ4307)。
【0152】一方、交換装置は、図51によって、端末
装置から応答情報(図37、3708)を受信したこと
を検出すると(図37、3709)、図58に示す応答
情報受信処理を実行する。この応答情報受信処理では、
まず、受信した応答情報に含まれている応答種別を判
する(ステップ5801)。ここでは、トランク応答で
あるのでトランク応答処理を実行する。
【0153】このトランク応答処理では、まず、図25
に示されるトランクメモリより該当するトランクの状態
を判定し(ステップ5802)、着呼中以外の場合は、
着呼応答できないので、ハンドセットに対応する端末収
容位置に話中音(BT音)を送出する(ステップ580
9)。トランクが着呼中の場合には、ハンドセット種
別、トランク収容位置番号、及び応答端末番号を含み、
トランク通話を示す状態情報(図37、3712)を編
集し(ステップ5803)、全端末装置に対してその状
態情報(図37、3712)を送出する(ステップ58
04)。続いて、図25に示すトランクメモリの該当す
る領域を通話中に設定し(ステップ5805)、図24
に示す端末メモリのそのハンドセットに対応する領域
に、トランク接続であること、及びトランクの収容位置
番号を設定する(ステップ5806)。次に、通話路ス
イッチ1A,1Bを制御してハンドセットに対応する端
末収容位置とトランク収容位置との間に通話路を閉成し
(ステップ5807)、トランクに応答オーダを送出し
て(ステップ5808)回線に応答する。
【0154】また、図42によって、交換装置からの状
態情報(図37、3712)を受信したことを検出した
(図37、3713)端末装置は、図49及び図50に
示す状態情報受信処理を実行する。
【0155】端末装置は、まず、受信した状態情報に含
まれている状態種別を判定する(ステップ4901)。
ここでは、トランク通話ルート(49−1)が選択さ
れ、トランク通話処理を実行する。
【0156】このトランク通話処理は、まず、トランク
が図7に示されるトランクボタンテーブルに登録されて
いるか判別し(ステップ4902)、登録されていなけ
ればこの状態情報は無視される。登録されていれば、こ
の状態情報に含まれている端末番号と、図9に示す自端
末番号とを比較する(ステップ4903)。一致してい
れば、自端末装置が応答した結果としての状態情報であ
ることが分かり、状態情報に含まれているハンドセット
種別を判定し(ステップ4904)、左ハンドセットで
あれば、図4に示すボタン‘トランク1’8−4−1乃
至‘トランクp’8−4−pに対応するランプ8−5−
1乃至8−5−pのうちの該当するランプを緑に点灯さ
せ(ステップ4905)、また、右ハンドセットであれ
ば橙に点灯させる(ステップ4906)。これによっ
て、扱者は、左右のハンドセットのうちのどのハンドセ
ットで、どのボタンで通話しているのか一目で認識する
ことができる。
【0157】一方、状態情報に含まれている端末番号が
他端末番号であるときは、ボタン‘トランク1’8−4
−1乃至‘トランクp’8−4−pに対応するランプ8
−5−1乃至8−5−pのうちの該当するランプを赤に
点灯させ(ステップ4907)、他端末使用中の表示を
する。次に、着呼リンガを停止させる処理を行なう(ス
テップ4908)。なお、他に着呼中のボタンがあっ
て、着呼鳴動中の場合には鳴動を継続する。最後に、図
18または図19に示すトランクメモリの該当する領域
に通話中を設定し(ステップ4909)、処理を終了す
る。
【0158】以上の呼制御によって、応答操作をした端
末装置の扱者は、選択されたハンドセットを通じて発呼
加入者と通話状態になる(図37、3715)。
【0159】通話が終了すると、扱者は、通話を切断し
たいハンドセットの対応する切断ボタン、即ち、図4の
ボタン‘左切断’8−8−1または‘右切断’8−8−
2のいずれかを押して切断操作をするが、以降の処理
は、図36に示すトランク発呼の場合の切断処理と同様
の呼制御なので説明を省略する。
【0160】6.3 内線発呼
【0161】図38において、端末装置の扱者が、ボタ
ン‘内線1’8−2−1または‘内線2’8−2−2を
押すと(図38、3801)、端末装置の呼制御プロセ
ッサは、図42によって、それを検出して(図38、3
802)、図44に示す内線ボタン検出処理を実行す
る。
【0162】まず、押されたボタン(ボタン‘内線1’
8−2−1または‘内線2’8−2−2のいずれか)に
対応する内線メモリ(図16に示す内線メモリ1または
図17に示す内線メモリ2のいずれか)により、内線状
態を判定する(ステップ4401)。ここで、状態が空
の場合は空ルート(44−2)を選択し、内線発呼処理
を実行する。
【0163】この内線発呼処理では、まず、選択したハ
ンドセット情報、及び内線メモリ番号を含み、内線発呼
であることを示す発呼情報(図38、3803)を編集
し(ステップ4402)、図11に示す発呼交換装置番
号テーブルを参照して、その発呼交換装置番号テーブル
に登録されている交換装置にその発呼情報(図38、3
803)を送出する(ステップ4403)。次に、図1
6または図17に示す押されたボタン(ボタン‘内線
1’8−2−1または‘内線2’8−2−2のいずれ
か)に対応する内線メモリを予約中に設定し(ステップ
4404)、図14または図15に示すハンドセットメ
モリに、状態が通話中になったことと、通話中の交換装
置番号、及び通話中の内線ボタン番号を設定する(ステ
ップ4405)。次に、通話路スイッチ8−30を制御
し、図14または図15に示すハンドセットメモリに基
づいて通話路を閉成する(ステップ4406)。
【0164】一方、交換装置は、図51によって、端末
装置から発呼情報(図38、3803)を受信したこと
を検出すると(図38、3804)、図54及び図55
に示す発呼情報受信処理を実行する。
【0165】まず、受信した発呼情報に含まれる発呼種
別を判定する(ステップ5401)。ここでは、内線発
呼であるので内線発呼ルート(54−2)が選択され、
内線発呼処理を実行する。
【0166】この内線発呼処理では、まず、ハンドセッ
ト種別、及び内線メモリ番号を含み、内線通話であるこ
とを示す情報を含む状態情報(図38、3806)を編
集し(ステップ5410)、その状態情報(図38、3
806)を内線発呼を行なった端末装置に対して送出す
る(ステップ5411)。次に、図22または図23に
示す内線メモリの該当する領域に状態が通話中になった
ことと、ハンドセット種別を設定し(ステップ541
2)、また、図24に示す端末メモリの該当する領域に
内線接続であることと、内線メモリ番号を設定する(ス
テップ5413)。続いて、発呼したハンドセットに対
応する端末収容位置に発信音(DT音)を送出し(ステ
ップ5414)、処理を終了する。
【0167】また、端末装置は、図42によって、交換
装置から状態情報(図38、3806)を受信したこと
を検出すると(図38、3807)、図49及び図50
に示す状態情報受信処理を実行する。
【0168】まず、受信した状態情報に含まれている状
態種別を判定する(ステップ4901)。ここでは、内
線通話であるので内線通話ルート(49−4)が選択さ
れ、内線通話処理を実行する。
【0169】この内線通話処理では、まず、受信した状
態情報に含まれるハンドセット種別を判定し(ステップ
4917)、左ハンドセットであれば図4に示すボタン
‘内線1’8−2−1または‘内線2’8−2−2に対
応するランプ8−3−1またはランプ8−3−2のうち
の対応するランプを緑に点灯させ(ステップ491
8)、右ハンドセットであれば橙に点灯させる(ステッ
プ4919)。これによって扱者は、左右のどちらのハ
ンドセットで、どの内線ボタンを使用して通話をしてい
るのか一目で認識することができる。次に、本ルート
は、後述する内線着呼応答時にも通過するため、着呼リ
ンガを停止させる処理を実行する(ステップ4920)
が、ここでは意味を持たない。なお、他に着呼中のボタ
ンがあって、着呼鳴動中の場合には鳴動を継続する。最
後に、図16または図17に示す内線メモリのうちの該
当する領域を通話中の状態に設定する(ステップ492
1)。
【0170】次に扱者は、交換装置からのDT音を聞い
ている状態から、図4にに示すダイヤルボタン群8−1
0で必要桁ダイヤルする(図38、3809)。する
と、端末装置の呼制御プロセッサ8−14は、図42の
処理によってこれを識別し(図38、3810)、図4
6に示すダイヤルボタン検出処理を実行する。このダイ
ヤルボタン検出処理では、ハンドセット種別、及びダイ
ヤルコードを含むダイヤルボタン情報(図38、381
1)を編集し(ステップ4601)、図34及び図35
に示すハンドセット選択手順に従って決定されたハンド
セットメモリ(図14または図15)に保持されている
交換装置に対して、このダイヤルボタン情報(図38、
3811)を送出する(ステップ4602)。また、呼
制御プロセッサ8−14は、ダイヤルされた数字を数字
表示器コントローラ8−25に送信し、数字表示器8−
9に順次表示する(ステップ4603)。
【0171】一方、交換装置は、図51によってダイヤ
ルボタン情報(図38、3811)を受信したことを認
識すると(図38、3812)、図59に示されるダイ
ヤルボタン情報受信処理を実行する。
【0172】まず、図24に示すハンドセット対応の端
末メモリを参照して、接続種別を判定する(ステップ5
901)。ここでは、内線接続であるので内線接続中ル
ート(59−2)で、内線接続中の処理を実行し、図2
4に示す端末メモリにダイヤルを蓄積する(ステップ5
903)。この後、ダイヤルボタン情報の受信が完了し
たかを判定し(ステップ5904)、完了していないと
きは再度ダイヤルボタン情報を受信し、完了したときは
図24に示す発呼中の端末メモリを待機状態にする(ス
テップ5905)。そして、図53に示す内線着呼検出
処理(図38、3813)を実行するが、この内線着呼
検出処理については、次項で詳述する。
【0173】ここで、着呼している端末装置が応答する
と通話状態となる(図38、3814)。
【0174】通話が終了すると、扱者は、トランク発呼
の場合と同様に、通話を切断したいハンドセットの対応
する切断ボタン、即ち、図4のボタン‘左切断’8−8
−1または‘右切断’8−8−2のいずれかを押す(図
38、3815)。すると、呼制御プロセッサ8−14
は、図42によってこれを検出して(図38、381
6)、図47に示す切断ボタン検出処理を実行する。
【0175】まず、ハンドセット種別を含む切断情報
(図38、3817)を編集し(ステップ4701)、
図14または図15に示すハンドセットメモリに保持さ
れている交換装置に送出する(ステップ4702)。続
いて、通話路スイッチ8−30を制御して、切断情報を
送出した交換装置との間の通話路を開放し(ステップ4
704)、そのハンドセットメモリの該当する領域を空
に設定して(ステップ4705)、処理を終了する。
【0176】一方、交換装置は、図51によって切断情
報(図38、3817)を受信したことを認識すると
(図38、3818)、図60に示す切断情報受信処理
を実行する。
【0177】まず、図24に示す端末メモリを参照し
て、対応するハンドセットの接続種別を判定する(ステ
ップ6001)。ここでは、内線接続なので内線接続中
ルート(60−2)が選択され、内線接続中の処理を実
行する。
【0178】まず、図24に示す端末メモリに保持され
ている内線メモリ番号を抽出し(ステップ6009)、
内線が空きになったことを示す状態情報を編集し(ステ
ップ6010)、その編集した状態情報(図38、38
20)を切断した端末装置に送出する(ステップ601
1)。続いて、通話路スイッチ1A,1Bを制御して、
ハンドセットに対応する端末収容位置と図22または図
23に示す内線メモリに保持されている相手側収容位置
との間の通話路を開放し(ステップ6012)、相手側
収容位置にBT音を送出する(ステップ6013)。続
いて、図22または図23に示す内線メモリの該当する
領域を空に設定し(ステップ6014)、また、図24
に示す端末メモリの該当する領域を空に設定し(ステッ
プ6015)、処理を終了する。
【0179】また、端末装置は、図42によって、交換
装置から状態情報(図38、3820)を受信したこと
を検出すると(図38、3821)、図49及び図50
に示す状態情報受信処理を実行する。
【0180】まず、受信した状態情報に含まれる状態種
別を判別する(ステップ4901)。ここでは、内線空
ルート(49−5)が選択され、内線空処理を実行す
る。
【0181】この内線空処理では、まず、受信した状態
情報に基づいて、図4に示すボタン‘内線1’8−2−
1または‘内線2’8−2−2に対応するランプ8−3
−1またはランプ8−3−2のうちの対応するランプを
滅灯し(ステップ4922)、着呼リンガを停止する
(ステップ4923)。そして、図16または図17に
示す内線メモリのうち該当する領域を空に設定し(ステ
ップ4924)、処理を終了する。
【0182】以上のとおり、内線発呼に対して一連の呼
制御が行なわれる。
【0183】6.4 内線着呼
【0184】図39において、交換装置は、図51によ
って、内線着呼を検出すると(図39、3901)、図
53に示す内線着呼検出処理を実行する。
【0185】この内線着呼検出処理では、まず、発呼者
収容位置番号、発呼者内線番号を含む内線着呼であるこ
とを示す内線着呼情報(図39、3902)を編集し
(ステップ5301)、内線着呼した端末装置に対して
その内線着呼情報(図39、3902)を送出する。
【0186】一方、端末装置は、図42によって、交換
装置から内線着呼情報を受信したことを検出すると(図
39、3903)、図48に示す内線着呼検出処理を実
行する。
【0187】この内線着呼検出処理では、まず、図16
に示す内線メモリ1を参照し、ボタン‘内線1’8−2
−1に対応する内線が空の状態か検出し(ステップ48
01)、空であればステップ4803以降の処理を実行
する。空でなければ図17に示す内線メモリ2を参照
し、ボタン‘内線2’8−2−2に対応する内線が空の
状態か検出する(ステップ4802)。即ち、このステ
ップ4801及びステップ4802は、内線に空がある
かを検出し、空状態の内線メモリを捕捉する処理であ
る。この結果、空の内線メモリがなければ、発呼者収容
位置番号を含み、内線着呼ができないことを示す内線着
呼不完了情報(図39、3909)を編集し(ステップ
4809)、その内線着呼不完了情報(図39、390
9)を内線着呼情報を送出してきた交換装置に対して送
出する(ステップ4810)。また、内線メモリを捕捉
できた場合は、その捕捉した内線メモリの番号及び発呼
者収容位置番号を含み、内線着呼が可能であることを示
す内線着呼完了情報(図39、3906)を編集し(ス
テップ4803)、その内線着呼完了情報(図39、3
906)を内線着呼情報を送出してきた交換装置に対し
て送出する(ステップ4804)。次に、図16または
図17に示す内線メモリのうち捕捉した内線メモリに着
呼中になったことと、着呼検出をした交換装置番号及び
発呼者内線番号を保持する(ステップ4805)。次
に、ボタン‘内線1’8−2−1または‘内線2’8−
2−2に対応するランプ8−3−1またはランプ8−3
−2のうちの対応するランプを赤で点滅させて(ステッ
プ4806)着呼表示させるとともに、図4に示す着呼
リンガ8−13を鳴動させて(ステップ4807)着呼
を可聴表示する。また、発呼者内線番号を、図4に示す
数字表示器8−9に表示して(ステップ4808)、処
理を終了する。
【0188】一方、交換装置では、図51によって端末
装置から内線着呼不完了情報を受信したことを検出する
と(図39、3910)、図57に示す内線着呼不完了
情報受信処理を実行し、発呼者収容位置に話中音(BT
音)を送出する(ステップ5701)。
【0189】また、交換装置は、図51によって端末装
置から内線着呼完了情報を受信したことを検出すると
(図39、3907)、図56に示す内線着呼完了情報
受信処理を実行する。
【0190】この内線着呼完了情報受信処理では、ま
ず、図22または図23に示す内線メモリのうちの該当
する内線メモリの領域に着呼中になったことと、発呼者
の収容位置番号を設定し(ステップ5601)、図24
に示す端末メモリの発呼者側の収容位置に対応する領域
に保持されている発呼者側の内線メモリ番号を抽出し、
図22または図23に示す内線メモリの対応する領域に
着呼側の収容位置番号を設定し(ステップ5602)、
発呼者の収容位置に呼出音(RBT音)を送出する(ス
テップ5603)。これによって、発呼者と着呼者と
の、それぞれが使用する内線メモリには、互いに相手側
の収容位置が設定され、以降の呼制御を遂行する上で必
要な情報が設定されたことになる。
【0191】次に、内線着呼している端末装置の扱者
が、赤点滅しているランプ8−3−1またはランプ8−
3−2に対応するボタン‘内線1’8−2−1または
‘内線2’8−2−2を押し(図39、3912)、端
末装置の呼制御プロセッサ8−14は、図42によって
それを検出すると(図39、3913)、図44に示す
内線ボタン検出処理を実行する。
【0192】この内線ボタン検出処理では、まず、図1
6または図17に示す、押されたボタンに対応する内線
メモリを参照して、内線の状態を判定する(ステップ4
401)。ここでは、状態が着呼中であるので着呼中ル
ート(44−3)が選択され、内線着呼に応答する処理
を実行する。
【0193】まず、図34及び図35の手順によって選
択したハンドセット種別を含み、内線着呼に応答するこ
とを示す応答情報(図39、3914)を編集し(ステ
ップ4407)、図16または図17に示す内線メモリ
に保持されている交換装置に対して、その応答情報(図
39、3914)を送出する(ステップ4408)。続
いて、図14または図15に示すハンドセットメモリ
に、状態が通話中になったことと、通話中の交換装置番
号、及び通話中の内線ボタン番号を設定し(ステップ4
405)、次に、通話路スイッチ8−30を制御し、図
14または図15に示すハンドセットメモリに基づいて
通話路を閉成する(ステップ4406)。
【0194】次に、交換装置は、図51によって、端末
装置から応答情報を受信したことを検出すると(図3
9、3915)、図58に示す応答情報受信処理を実行
する。
【0195】この応答情報受信処理では、まず、受信し
た応答情報に含まれる応答種別を判定する(ステップ5
801)。ここでは、内線応答であるため内線応答ルー
ト(58−2)が選択され、内線応答処理を実行する。
【0196】まず、内線通話であること、ハンドセット
種別、及び内線メモリの番号を含む状態情報(図39、
3917)を編集し(ステップ5810)、内線応答し
た端末装置に対して、その状態情報(図39、391
7)を送出する(ステップ5811)。次に、図22ま
たは図23に示す内線メモリの該当する領域を通話中に
設定し(ステップ5812)、図24に示す端末メモリ
の該当するハンドセットの領域に、内線接続中であるこ
とと、内線メモリ番号を設定する(ステップ581
3)。次いで、通話路スイッチ1A,1Bを制御し、応
答情報を送出した端末収容位置と、対応する内線メモリ
に保持されている発呼者収容位置との間に通話路を閉成
する(ステップ5814)。そして、発呼者収容位置へ
のRBT音を停止し(ステップ5815)、処理を終了
する。
【0197】端末装置は、図42によって、状態情報
(図39、3917)を受信したことを検出すると(図
39、3918)、図49及び図50に示す状態情報受
信処理を実行する。
【0198】この状態情報受信処理では、まず、状態情
報に含まれている状態種別を判定する(ステップ490
1)。ここでは、内線通話であるので、内線通話ルート
(49−4)が選択され、内線通話処理を実行する。
【0199】この内線通話処理では、まず、受信した状
態情報に含まれるハンドセット種別を判定し(ステップ
4917)、左ハンドセットであれば図4に示すボタン
‘内線1’8−2−1または‘内線2’8−2−2に対
応するランプ8−3−1またはランプ8−3−2のうち
の対応するランプを緑に点灯させ(ステップ491
8)、右ハンドセットであれば橙に点灯させる(ステッ
プ4919)。これによって扱者は、左右のどちらのハ
ンドセットで、どの内線ボタンを使用して通話をしてい
るのか一目で認識することができる。着呼リンガを停止
させる(ステップ4920)。なお、他に着呼中のボタ
ンがあって、着呼鳴動中の場合には鳴動を継続する。次
に、図16または図17に示す内線メモリのうちの該当
する領域を通話中の状態に設定し(ステップ492
1)、処理を終了する。
【0200】以上の呼制御によって応答操作した端末装
置のハンドセットは、発呼側の端末装置と通話できる
(図39、3920)。
【0201】通話が終了すると、扱者は、通話を切断し
たいハンドセットの対応する切断ボタン、即ち、図4の
ボタン‘左切断’8−8−1または‘右切断’8−8−
2のいずれかを押して切断操作をするが、以降の処理
は、図38に示す内線発呼の場合の切断処理と同様の呼
制御なので説明を省略する。
【0202】6.5 オートダイヤルトランク発呼
【0203】図40において、端末装置の扱者が、ボタ
ン‘オートダイヤル1’8−6−1乃至‘オートダイヤ
ルq’8−6−qのうちのいずれかのボタンを押すと
(図40、4001)、端末装置の呼制御プロセッサ8
−14は、図42によって、これを検出し(図40、4
002)、図45に示すオートダイヤルボタン検出処理
を実行する。
【0204】このオートダイヤルボタン検出処理では、
まず、図8に示すオートダイヤルテーブルのボタン‘オ
ートダイヤル1’8−6−1乃至‘オートダイヤルq’
8−6−qのうちの押されたボタンに対応する領域を参
照し、オートダイヤルの種別を判定する(ステップ45
01)。ここでは、トランクオートダイヤルが設定され
ているものとして、トランクルート(45−1)のオー
トダイヤルトランク発呼処理を実行する。
【0205】このオートダイヤルトランク発呼処理で
は、まず、図7に示すトランクボタンテーブルに登録さ
れている捕捉優先順位をサーチして、一番優先順位の高
いトランクを捕捉する(ステップ4502)。次に、図
18または図19に示すトランクメモリのうち、その捕
捉したトランクに対応する領域を参照して、トランクの
状態を判定し(ステップ4503)、空以外であれば、
次に優先順位の高いトランクを選択して同様にトランク
の状態を判定する(ステップ4504、4502、45
03)。ここで、空状態のトランクがない場合は、押さ
れたボタン(ボタン‘オートダイヤル1’8−6−1乃
至‘オートダイヤルq’8−6−qのうちのいずれか)
は、無効とする。また、空状態の一番優先順位が高いト
ランクを捕捉決定した場合は、図8に示すオートダイヤ
ルテーブルの、押されたボタンに対応する領域に保持さ
れている情報から抽出したダイヤル番号、ハンドセット
種別、及びトランク収容位置番号を含み、オートダイヤ
ルトランク発呼であることを示す発呼情報(図40、4
005)を編集し(ステップ4505)、図7に示すト
ランクボタンテーブルに登録されている交換装置に対し
その発呼情報(図40、4005)を送出する(ステッ
プ4506)。次に、図18または図19に示すトラン
クメモリの該当する領域を予約中に設定し(ステップ4
507)、図14または図15に示すハンドセットメモ
リの該当する領域に状態が通話中であること、通話中交
換装置番号、通話中トランクボタン番号、及び通話中
(押した)オートダイヤル番号を設定する(ステップ4
508)。次に、ボタン‘オートダイヤル1’8−6−
1乃至‘オートダイヤルq’8−6−qに対応するラン
プ8−7−1乃至8−7−qのうちの該当するランプを
ハンドセット種別に対応した色(緑または橙)に点灯さ
せる(ステップ4509)。そして、図14または図1
5に示すハンドセットメモリに基づいて、通話路スイッ
チ8−30を制御し、通話路を閉成する(ステップ45
10)。
【0206】次に、交換装置は、図51によって、端末
装置から発呼情報を受信したことを検出すると(図4
0、4006)、図54及び図55に示す発呼情報受信
処理を実行する。
【0207】この発呼情報受信処理では、まず、受信し
た発呼情報に含まれている発呼種別を判定する(ステッ
プ5401)。ここでは、オートダイヤルトランク発呼
なのでオートダイヤルトランク発呼ルート(54−3)
が選択され、オートダイヤル発呼処理を実行する。
【0208】まず、図25に示すトランクメモリにより
該当トランクの状態を判定し(ステップ5416)、空
以外の場合には発呼できないので、発呼情報を送出した
端末装置のハンドセットモード対応の端末装置収容位置
に話中音(BT音)を送出する(ステップ5424)。
また、トランクが空の場合には、ハンドセット種別、ト
ランク収容位置番号、及び発呼端末番号を含み、トラン
ク通話であることを示す状態情報を編集し(ステップ5
417)、全端末装置に対してその状態情報(図40、
4010)を送出する(ステップ5418)。次に、図
25に示すトランクメモリの該当する領域を通話中に設
定し(ステップ5419)、図24に示す端末メモリの
該当するハンドセットの領域にトランク接続中であるこ
とと、そのトランクの収容位置番号を設定する(ステッ
プ5420)。続いて、通話路スイッチ1Aまたは1B
を制御して、ハンドセット対応の端末収容位置とトラン
ク収容位置との間に通話路を閉成し(ステップ542
1)、トランクに対して発呼オーダを送出して回線を起
動し(ステップ5422)、次いで、トランクに対して
ダイヤルオーダを送出する(ステップ5423)。
【0209】また、端末装置は、図42の処理によっ
て、状態情報(図40、4010)を受信したことを認
識すると(図40、4011)、図49及び図50に示
す状態情報受信処理を実行する。
【0210】まず、受信した状態情報(図40、401
0)に含まれる状態種別を判定し(ステップ490
1)、トランク通話ルート(49−1)のトランク通話
処理を実行する。トランクが図7に示されるトランクボ
タンテーブルに登録されているか判別し(ステップ49
02)、登録されていなければこの状態情報は無視され
る。登録されていれば、この状態情報に含まれている端
末番号と、図9に示す自端末番号とを比較する(ステッ
プ4903)。一致していれば、自端末装置が発呼した
結果としての状態情報であることが分かり、状態情報に
含まれているハンドセット種別を判定し(ステップ49
04)、左ハンドセットであれば、図4に示すボタン
‘トランク1’8−4−1乃至‘トランクp’8−4−
pに対応するランプ8−5−1乃至8−5−pのうちの
該当するランプを緑に点灯させ(ステップ4905)、
右ハンドセットであれば橙に点灯させる(ステップ49
06)。これによって、扱者は、左右のハンドセットの
うちのどのハンドセットで、どのボタンで通話している
のか一目で認識することができる。
【0211】一方、状態情報に含まれている端末番号が
他端末番号であるときは、ボタン‘トランク1’8−4
−1乃至‘トランクp’8−4−pに対応するランプ8
−5−1乃至8−5−pのうちの該当するランプを赤に
点灯させ(ステップ4907)、他端末使用中の表示を
する。次に、着呼リンガを停止させる処理を行なう(ス
テップ4908)(ここでは、意味を持たない)。そし
て、最後に、図18または図19に示すトランクメモリ
の該当する領域に通話中を設定し(ステップ490
9)、処理を終了する。
【0212】この後、被呼者が応答すると通話状態(図
40、4013)になる。
【0213】なお、図40における切断処理について、
図36に示すトランク発呼の切断処理と処理が異なるの
は、端末装置が切断を検出したときに、ボタン‘オート
ダイヤル1’8−6−1乃至‘オートダイヤルq’8−
6−qに対応するランプ8−7−1乃至8−7−qのう
ちの該当するランプを滅灯させる処理(図40、401
6)のみであるので説明を省略する。
【0214】以上のとおり、オートダイヤルトランク発
呼に対する一連の呼制御が行なわれる。
【0215】6.6 オートダイヤル内線発呼
【0216】図41において、端末装置の扱者が、ボタ
ン‘オートダイヤル1’8−6−1乃至‘オートダイヤ
ルq’8−6−qのうちのいずれかのボタンを押すと
(図41、4101)、端末装置の呼制御プロセッサ8
−14は、図42によって、これを検出し(図40、4
102)、図45に示すオートダイヤルボタン検出処理
を実行する。
【0217】このオートダイヤルボタン検出処理では、
まず、図8に示すオートダイヤルテーブルのボタン‘オ
ートダイヤル1’8−6−1乃至‘オートダイヤルq’
8−6−qのうちの押されたボタンに対応する領域を参
照し、オートダイヤルの種別を判定する(ステップ45
01)。ここでは、内線オートダイヤルが設定されてい
るものとして、内線ルート(45−2)のオートダイヤ
ル内線発呼処理を実行する。
【0218】このオートダイヤル内線発呼処理では、ま
ず、図16に示す内線メモリ1を参照して、内線が空状
態か判定し(ステップ4511)、空状態の場合は、ス
テップ4513以降の処理を実行する。空状態以外の場
合は、図17に示す内線メモリ2を参照して、内線が空
状態か判定し(ステップ4512)、空状態の場合は、
ステップ4513以降の処理を実行する。即ち、ステッ
プ4511及びステップ4512により内線メモリの状
態を判定した結果、ともに空状態以外である場合はボタ
ン‘オートダイヤル1’8−6−1乃至‘オートダイヤ
ルq’8−6−qのうちの押されたボタンを無効とす
る。また、空状態の内線メモリがある場合は、その内線
メモリを捕捉し、図8に示すオートダイヤルテーブル
の、押されたボタンに対応する領域に保持されている情
報から抽出したダイヤル番号、ハンドセット種別、及び
内線メモリ種別を含み、オートダイヤル内線発呼である
ことを示す発呼情報(図41、4105)を編集し(ス
テップ4513)、図11に示す発呼交換装置番号テー
ブルに登録されている交換装置に対しその発呼情報(図
41、4105)を送出する(ステップ4514)。次
に、図16または図17に示す内線メモリの該当する領
域を予約中に設定し(ステップ4515)、図14また
は図15に示すハンドセットメモリの該当する領域に状
態が通話中であること、通話中交換装置番号、通話中内
線ボタン番号、及び通話中(押した)オートダイヤル番
号を設定する(ステップ4516)。次に、ボタン‘オ
ートダイヤル1’8−6−1乃至‘オートダイヤルq’
8−6−qに対応するランプ8−7−1乃至8−7−q
のうちの該当するランプをハンドセット種別に対応した
色(緑または橙)に点灯させる(ステップ4509)。
そして、図14または図15に示すハンドセットメモリ
に基づいて、通話路スイッチ8−30を制御し、通話路
を閉成する(ステップ4510)。
【0219】一方、交換装置は、図51によって、端末
装置から発呼情報(図41、4105)を受信したこと
を検出すると(図41、4106)、図54及び図55
に示す発呼情報受信処理を実行する。
【0220】まず、受信した発呼情報に含まれる発呼種
別を判定する(ステップ5401)。ここでは、オート
ダイヤル内線発呼であるのでオートダイヤル内線発呼ル
ート(54−4)が選択され、オートダイヤル内線発呼
処理を実行する。
【0221】このオートダイヤル内線発呼処理では、ま
ず、ハンドセット種別、内線メモリ番号を含み、内線通
話であることを示す情報を含む状態情報(図41、41
08)を編集し(ステップ5425)、その状態情報
(図41、4108)をオートダイヤル内線発呼を行な
った端末装置に対して送出する(ステップ5426)。
次に、図22または図23に示す内線メモリの該当する
領域に状態が通話中になったことと、ハンドセット種別
を設定し(ステップ5427)、また、図24に示す端
末メモリの該当する領域に内線接続であることと、内線
メモリ番号を設定する(ステップ5428)。続いて、
発呼したハンドセットに対応する端末収容位置を待機状
態にし(ステップ5429)、図53に示す説明済の内
線着呼検出処理を実行する(ステップ5430)。
【0222】また、端末装置は、図42によって、交換
装置から状態情報(図41、4108)を受信したこと
を検出すると、図49及び図50に示す状態情報受信処
理を実行する。
【0223】まず、受信した状態情報に含まれている状
態種別を判定する(ステップ4901)。ここでは、内
線通話であるので内線通話ルート(49−4)が選択さ
れ、内線通話処理を実行する。
【0224】この内線通話処理では、まず、受信した状
態情報に含まれるハンドセット種別を判定し(ステップ
4917)、左ハンドセットであれば図4に示すボタン
‘内線1’8−2−1または‘内線2’8−2−2に対
応するランプ8−3−1またはランプ8−3−2のうち
の対応するランプを緑に点灯させ(ステップ491
8)、右ハンドセットであれば橙に点灯させる(ステッ
プ4919)。これによって扱者は、左右のどちらのハ
ンドセットで、どの内線ボタンを使用して通話をしてい
るのか一目で認識することができる。次に、着呼リンガ
を停止させる処理を実行する(ステップ4920)(こ
こでは、意味を持たない)。最後に、図16または図1
7に示す内線メモリのうちの該当する領域を通話中の状
態に設定する(ステップ4921)。
【0225】この状態で、被呼者が着呼に応答すると、
通話状態(図41、4111)になる。
【0226】なお、図41における切断処理について、
図37に示す内線発呼の切断処理と処理が異なるのは、
端末装置が切断を検出したときに、ボタン‘オートダイ
ヤル1’8−6−1乃至‘オートダイヤルq’8−6−
qに対応するランプ8−7−1乃至8−7−qのうちの
該当するランプを滅灯させる処理(図41、4114)
のみであるので説明を省略する。
【0227】以上のとおり、オートダイヤル内線発呼に
対する一連の呼制御が行なわれる。
【0228】§7.むすび
【0229】以上、本発明による電話交換システムの実
施の形態について説明したが、本発明による構成例は、
本実施の形態に限られるものではない。例えば、端末装
置が有するハンドセットは3本以上あってもよいし、内
線呼制御メモリも3つ以上あってもよい。また、接続す
る交換装置も3セット以上あってもよい。いずれのシス
テム構成であっても、本発明によれば、端末装置からみ
て、複数の交換装置があたかも1台の大規模な交換装置
の如く機能することは、これまでの説明により明らかで
ある。
【0230】さらに、本実施の形態においては、呼制御
として、トランク発呼、トランク着呼、内線発呼、内線
着呼、オートダイヤルトランク発呼、及びオートダイヤ
ル内線発呼について説明したが、保留、転送、割込み、
及び会議等のその他の代表的な呼制御についても、本実
施の形態で開示したテーブルや一時メモリ構成、呼制御
メッセージの構成、呼制御シーケンス、及び個々の呼制
御の概念を発展させることによって、容易に実現できる
ことも明らかである。
【0231】
【発明の効果】本発明によれば、端末装置側で呼制御の
一部を分担するため、交換装置の負荷が軽減するととも
に、接続する交換装置の台数に比例して回線処理能力を
向上させることができるという効果がある。
【0232】また、例えば、N台の交換装置を用いて電
話交換システムを構成している場合、1台の交換装置が
ダウンしてもシステム全体からみて、1/Nのダウンで
済むため、信頼性が向上するという効果も生じる。
【0233】更に、複数のハンドセットを備えた電話端
末装置においては、設定によりそのハンドセットを自在
に選択し、制御できるため、電話端末装置の使い勝手を
向上させ、ディーラーが効率よく顧客と電話取引できる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電話交換システムの構成例を示す
図である。
【図2】本発明による電話交換システムの構成例を示す
図である。
【図3】本発明による電話交換システムの構成例を示す
図である。
【図4】本発明による端末装置の盤面構成を示す図であ
る。
【図5】本発明による端末装置のハードウェア構成を示
すブロック図である。
【図6】本発明による交換装置の専用内線回路を示すブ
ロック図である。
【図7】端末装置が有するテーブル(トランクボタンテ
ーブル)を示す図である。
【図8】端末装置が有するテーブル(オートダイヤルボ
タンテーブル)を示す図である。
【図9】端末装置が有するテーブル(端末番号テーブ
ル)を示す図である。
【図10】端末装置が有するテーブル(ハンドセットモ
ードテーブル)を示す図である。
【図11】端末装置が有するテーブル(発呼交換装置番
号テーブル)を示す図である。
【図12】端末装置が有するテーブル(左ハンド連続モ
ードテーブル)を示す図である。
【図13】端末装置が有するテーブル(右ハンド連続モ
ードテーブル)を示す図である。
【図14】端末装置が有する一時メモリ(左(L)ハン
ドセットメモリ)を示す図である。
【図15】端末装置が有する一時メモリ(右(R)ハン
ドセットメモリ)を示す図である。
【図16】端末装置が有する一時メモリ(内線メモリ
1)を示す図である。
【図17】端末装置が有する一時メモリ(内線メモリ
2)を示す図である。
【図18】端末装置が有する一時メモリ(交換装置A収
容トランクメモリ)を示す図である。
【図19】端末装置が有する一時メモリ(交換装置B収
容トランクメモリ)を示す図である。
【図20】端末装置が有する一時メモリ(ダブルハンド
ボタンメモリ)を示す図である。
【図21】交換装置が有するテーブル(端末番号テーブ
ル)を示す図である。
【図22】交換装置が有する一時メモリ(内線メモリ
1)を示す図である。
【図23】交換装置が有する一時メモリ(内線メモリ
2)を示す図である。
【図24】交換装置が有する一時メモリ(端末メモリ)
を示す図である。
【図25】端末装置が有する一時メモリ(トランクメモ
リ)を示す図である。
【図26】端末装置から交換装置方向への呼制御メッセ
ージ(発呼情報)を示す図である。
【図27】端末装置から交換装置方向への呼制御メッセ
ージ(応答情報)を示す図である。
【図28】端末装置から交換装置方向への呼制御メッセ
ージ(ダイヤルボタン情報)を示す図である。
【図29】端末装置から交換装置方向への呼制御メッセ
ージ(切断情報)を示す図である。
【図30】端末装置から交換装置方向への呼制御メッセ
ージ(内線着呼完了情報)を示す図である。
【図31】端末装置から交換装置方向への呼制御メッセ
ージ(内線着呼不完了情報)を示す図である。
【図32】交換装置から端末装置方向への呼制御メッセ
ージ(状態情報)を示す図である。
【図33】交換装置から端末装置方向への呼制御メッセ
ージ(内線着呼情報)を示す図である。
【図34】ハンドセットの選択手順を示すフローチャー
ト(1/2)である。
【図35】ハンドセットの選択手順を示すフローチャー
ト(2/2)である。
【図36】トランク発呼時の呼制御シーケンスを示す図
である。
【図37】トランク着呼時の呼制御シーケンスを示す図
である。
【図38】内線発呼時の呼制御シーケンスを示す図であ
る。
【図39】内線着呼時の呼制御シーケンスを示す図であ
る。
【図40】オートダイヤルトランク発呼時の呼制御シー
ケンスを示す図である。
【図41】オートダイヤル内線発呼時の呼制御シーケン
スを示す図である。
【図42】端末装置の呼制御(イベント検出処理)を示
すフローチャートである。
【図43】端末装置の呼制御(トランクボタン検出処
理)を示すフローチャートである。
【図44】端末装置の呼制御(内線ボタン検出処理)を
示すフローチャートである。
【図45】端末装置の呼制御(オートダイヤルボタン検
出処理)を示すフローチャートである。
【図46】端末装置の呼制御(ダイヤルボタン検出処
理)を示すフローチャートである。
【図47】端末装置の呼制御(切断ボタン検出処理)を
示すフローチャートである。
【図48】端末装置の呼制御(内線着呼情報受信処理)
を示すフローチャートである。
【図49】端末装置の呼制御(状態情報受信処理(1/
2))を示すフローチャートである。
【図50】端末装置の呼制御(状態情報受信処理(2/
2))を示すフローチャートである。
【図51】交換装置の呼制御(イベント検出処理)を示
すフローチャートである。
【図52】交換装置の呼制御(トランク着呼検出処理)
を示すフローチャートである。
【図53】交換装置の呼制御(内線着呼検出処理)を示
すフローチャートである。
【図54】交換装置の呼制御(発呼情報受信処理(1/
2))を示すフローチャートである。
【図55】交換装置の呼制御(発呼情報受信処理(2/
2))を示すフローチャートである。
【図56】交換装置の呼制御(内線着呼完了情報受信処
理)を示すフローチャートである。
【図57】交換装置の呼制御(内線着呼不完了情報受信
処理)を示すフローチャートである。
【図58】交換装置の呼制御(応答情報受信処理)を示
すフローチャートである。
【図59】交換装置の呼制御(ダイヤルボタン情報受信
処理)を示すフローチャートである。
【図60】交換装置の呼制御(切断情報受信処理)を示
すフローチャートである。
【図61】従来の電話交換システムの構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1A,1B…通話路スイッチ、2A,2B…従来型の電
話端末、3A,3B…内線回路、4A,4B…トラン
ク、5A,5B…中央制御装置、6A,6B…記憶装
置、7A,7B…制御系バス、8…端末装置、9A,9
B…専用内線回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00,1/24 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/78

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のハンドセット及び第2のハンドセ
    ットと、発信又は着信応答の操作を行う少なくとも一つ
    のボタンとを備えており、少なくとも2つの通話チャネ
    ルを有する回線を介して電話交換装置に接続される電話
    端末装置において、 前記第1のハンドセット又は第2のハンドセットのいず
    れか一方のみを使用可能な状態に設定するシングルハン
    ドセット制御手段と、 前記第1のハンドセット及び第2のハンドセットの両方
    を使用可能な状態に設定するダブルハンドセット制御手
    段と、 前記ボタンが操作され、発信又は着信応答の要求を認識
    すると、前記使用可能な状態に設定されているハンドセ
    ットに対して呼接続制御を行う呼接続制御手段と、を具
    備していることを特徴とする電話端末装置。
  2. 【請求項2】 前記シングルハンドセット制御手段と、
    前記ダブルハンドセット制御手段とを切替える切替手段
    を具備していることを特徴とする請求項1記載の電話端
    末装置。
  3. 【請求項3】 前記切替手段は、前記電話端末装置に設
    けられた切替ボタンであり、当該切替ボタンを操作する
    ことによって、前記切替手段が選択されることを特徴と
    る請求項2に記載の電話端末装置。
  4. 【請求項4】 前記切替ボタンは、当該切替ボタンに対
    応する表示手段を備えており、前記切替手段の切替えを
    行ったときに、前記シングルハンドセット制御手段に切
    替えられたことを可視表示する第1の表示手段と、前記
    ダブルハンドセット制御手段に切替えられたことを可視
    表示する第2の表示手段と、を具備していることを特徴
    とする請求項3記載の電話端末装置。
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