JP3272648B2 - 荷台構造 - Google Patents
荷台構造Info
- Publication number
- JP3272648B2 JP3272648B2 JP27728697A JP27728697A JP3272648B2 JP 3272648 B2 JP3272648 B2 JP 3272648B2 JP 27728697 A JP27728697 A JP 27728697A JP 27728697 A JP27728697 A JP 27728697A JP 3272648 B2 JP3272648 B2 JP 3272648B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side inner
- inner member
- reinforcing piece
- sill
- welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷台構造に関する
ものであり、より詳しくは、シルクロス端部及びその近
傍部分の耐久強度を向上し得るようにした荷台構造に関
するものである。
ものであり、より詳しくは、シルクロス端部及びその近
傍部分の耐久強度を向上し得るようにした荷台構造に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】トラックなどの荷台は、図７に示すよう
に、デッキフロア１と呼ばれる積載面と、積載面の周囲
を囲う、ヘッダパネル２、サイドパネル３、テールゲー
ト４などの囲い部材とで構成されている。
に、デッキフロア１と呼ばれる積載面と、積載面の周囲
を囲う、ヘッダパネル２、サイドパネル３、テールゲー
ト４などの囲い部材とで構成されている。
【０００３】そして、図８に示すように、前記サイドパ
ネル３は、ほぼ垂直なサイドインナ部材５と曲面状に形
成されたサイドアウタ部材６などで構成され、又、前記
デッキフロア１は、フロアパネル７と、フロアパネル７
を下面側から補強するようにした、車両左右方向８へ延
びる複数本のシルクロス９などで構成されている。
ネル３は、ほぼ垂直なサイドインナ部材５と曲面状に形
成されたサイドアウタ部材６などで構成され、又、前記
デッキフロア１は、フロアパネル７と、フロアパネル７
を下面側から補強するようにした、車両左右方向８へ延
びる複数本のシルクロス９などで構成されている。
【０００４】又、前記フロアパネル７は、車両左右方向
８へ延びて端辺がサイドインナ部材５に突き合わされて
おり、シルクロス９は、サイドインナ部材５に達しない
長さに設定され、シルクロス９の端部の位置で、シルク
ロス９とフロアパネル７との間がスポット溶接（溶接部
１０）されている。
８へ延びて端辺がサイドインナ部材５に突き合わされて
おり、シルクロス９は、サイドインナ部材５に達しない
長さに設定され、シルクロス９の端部の位置で、シルク
ロス９とフロアパネル７との間がスポット溶接（溶接部
１０）されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の荷台構造には、以下のような問題があった。
来の荷台構造には、以下のような問題があった。
【０００６】即ち、シルクロス９を、サイドインナ部材
５に達しない長さとして、シルクロス９の端部の位置
で、シルクロス９とフロアパネル７との間をスポット溶
接（溶接部１０）するようにしているため、構造上、シ
ルクロス９端部及びその近傍部分における耐久強度が弱
くなる傾向にあるという問題があった。
５に達しない長さとして、シルクロス９の端部の位置
で、シルクロス９とフロアパネル７との間をスポット溶
接（溶接部１０）するようにしているため、構造上、シ
ルクロス９端部及びその近傍部分における耐久強度が弱
くなる傾向にあるという問題があった。
【０００７】本発明は、上述の実情に鑑み、シルクロス
端部及びその近傍部分の耐久強度を向上し得るようにし
た荷台構造を提供することを目的とするものである。
端部及びその近傍部分の耐久強度を向上し得るようにし
た荷台構造を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、荷台のフロア
パネル７を下面側から補強し、車両左右方向８へ延びる
シルクロス１１を、荷台のサイドパネル３を構成するサ
イドインナ部材５の垂直部分の位置に達する長さまで延
長して、シルクロス１１の端部にサイドインナ部材５の
垂直部分に平行な下方延出部１３ａと前後方向延出部１
３ｂとから成る溶接用折代１３を形成し、この溶接用折
代１３と補強片１２との間を溶接すると共に、補強片１
２をサイドインナ部材５の垂直部分に溶接したことを特
徴とする荷台構造にかかるものである。
パネル７を下面側から補強し、車両左右方向８へ延びる
シルクロス１１を、荷台のサイドパネル３を構成するサ
イドインナ部材５の垂直部分の位置に達する長さまで延
長して、シルクロス１１の端部にサイドインナ部材５の
垂直部分に平行な下方延出部１３ａと前後方向延出部１
３ｂとから成る溶接用折代１３を形成し、この溶接用折
代１３と補強片１２との間を溶接すると共に、補強片１
２をサイドインナ部材５の垂直部分に溶接したことを特
徴とする荷台構造にかかるものである。
【０００９】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【００１０】シルクロス１１を、サイドインナ部材５の
垂直部分の位置に達する長さまで延長して、シルクロス
１１の端部にサイドインナ部材５の垂直部分に平行な下
方延出部１３ａと前後方向延出部１３ｂとから成る溶接
用折代１３を形成し、この溶接用折代１３と補強片１２
との間を溶接するようにしているので、シルクロス１１
から補強片１２に加わる積載物からの垂直荷重が剪断荷
重として伝達されることになり、又、補強片１２をサイ
ドインナ部材５の垂直部分に溶接するようにしているの
で、補強片１２からサイドインナ部材５に加わる荷重も
剪断荷重として伝達されることになる結果、シルクロス
１１から補強片１２、サイドインナ部材５へと複数の溶
接箇所を介し荷重を分散させて剪断荷重として伝達させ
ることが可能となって、シルクロス１１端部及びその近
傍部分の耐久強度を向上させることができる。
垂直部分の位置に達する長さまで延長して、シルクロス
１１の端部にサイドインナ部材５の垂直部分に平行な下
方延出部１３ａと前後方向延出部１３ｂとから成る溶接
用折代１３を形成し、この溶接用折代１３と補強片１２
との間を溶接するようにしているので、シルクロス１１
から補強片１２に加わる積載物からの垂直荷重が剪断荷
重として伝達されることになり、又、補強片１２をサイ
ドインナ部材５の垂直部分に溶接するようにしているの
で、補強片１２からサイドインナ部材５に加わる荷重も
剪断荷重として伝達されることになる結果、シルクロス
１１から補強片１２、サイドインナ部材５へと複数の溶
接箇所を介し荷重を分散させて剪断荷重として伝達させ
ることが可能となって、シルクロス１１端部及びその近
傍部分の耐久強度を向上させることができる。
【００１１】
【００１２】又、構造上、各溶接部が補強片１２で保護
されているので、外部からの泥の入り込みによる溶接部
の錆び発生を防止することができる。
されているので、外部からの泥の入り込みによる溶接部
の錆び発生を防止することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【００１４】図１〜図５は、本発明の第一の実施の形態
である。
である。
【００１５】トラックの荷台の基本的な構造について
は、図７・図８と同様であるため、同一の部分について
は同一の符号を付すことにより説明を省略する。
は、図７・図８と同様であるため、同一の部分について
は同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【００１６】本発明では、先ず、シルクロス１１を、サ
イドインナ部材５の垂直部分の位置に達する長さまで延
長する。
イドインナ部材５の垂直部分の位置に達する長さまで延
長する。
【００１７】そして、シルクロス１１の幅寸法とほぼ等
しい幅寸法を有すると共に、シルクロス１１の高さ寸法
のほぼ１．５〜２倍程度の高さ寸法を有する補強片１２
を設ける一方、シルクロス１１の端部にサイドインナ部
材５の垂直部分に平行な下方延出部１３ａと前後方向延
出部１３ｂとから成る溶接用折代１３を形成し、この溶
接用折代１３と補強片１２との間を溶接（溶接部１４）
すると共に、補強片１２をサイドインナ部材５の垂直部
分に溶接（溶接部１５）する。
しい幅寸法を有すると共に、シルクロス１１の高さ寸法
のほぼ１．５〜２倍程度の高さ寸法を有する補強片１２
を設ける一方、シルクロス１１の端部にサイドインナ部
材５の垂直部分に平行な下方延出部１３ａと前後方向延
出部１３ｂとから成る溶接用折代１３を形成し、この溶
接用折代１３と補強片１２との間を溶接（溶接部１４）
すると共に、補強片１２をサイドインナ部材５の垂直部
分に溶接（溶接部１５）する。
【００１８】尚、シルクロス１１には、図２・図３に示
すようなハット型断面のものや、図４・図５に示すよう
なＺ型断面のものとなどあるが、いずれの場合も同様の
構造とする。
すようなハット型断面のものや、図４・図５に示すよう
なＺ型断面のものとなどあるが、いずれの場合も同様の
構造とする。
【００１９】次に、作動について説明する。
【００２０】本発明によれば、シルクロス１１を、サイ
ドインナ部材５の垂直部分の位置に達する長さまで延長
して、シルクロス１１の端部にサイドインナ部材５の垂
直部分に平行な下方延出部１３ａと前後方向延出部１３
ｂとから成る溶接用折代１３を形成し、この溶接用折代
１３と補強片１２との間を溶接するようにしているの
で、シルクロス１１から補強片１２に加わる積載物から
の垂直荷重が剪断荷重として伝達されることになり、
又、補強片１２をサイドインナ部材５の垂直部分に溶接
するようにしているので、補強片１２からサイドインナ
部材５に加わる荷重も剪断荷重として伝達されることに
なる結果、シルクロス１１から補強片１２、サイドイン
ナ部材５へと複数の溶接箇所を介し荷重を分散させて剪
断荷重として伝達させることが可能となって、シルクロ
ス１１端部及びその近傍部分の耐久強度を向上させるこ
とができる。
ドインナ部材５の垂直部分の位置に達する長さまで延長
して、シルクロス１１の端部にサイドインナ部材５の垂
直部分に平行な下方延出部１３ａと前後方向延出部１３
ｂとから成る溶接用折代１３を形成し、この溶接用折代
１３と補強片１２との間を溶接するようにしているの
で、シルクロス１１から補強片１２に加わる積載物から
の垂直荷重が剪断荷重として伝達されることになり、
又、補強片１２をサイドインナ部材５の垂直部分に溶接
するようにしているので、補強片１２からサイドインナ
部材５に加わる荷重も剪断荷重として伝達されることに
なる結果、シルクロス１１から補強片１２、サイドイン
ナ部材５へと複数の溶接箇所を介し荷重を分散させて剪
断荷重として伝達させることが可能となって、シルクロ
ス１１端部及びその近傍部分の耐久強度を向上させるこ
とができる。
【００２１】
【００２２】又、構造上、各溶接部１４，１５が補強片
１２で保護されているので、外部からの泥の入り込みに
よる溶接部１４，１５の錆び発生を防止することができ
る。
１２で保護されているので、外部からの泥の入り込みに
よる溶接部１４，１５の錆び発生を防止することができ
る。
【００２３】図６は、本発明の第二の実施の形態であ
り、サイドインナ部材５の下端部１６を折り曲げてフロ
アパネル７の一部を形成するようにした構造の荷台に適
用した場合の例を示している。
り、サイドインナ部材５の下端部１６を折り曲げてフロ
アパネル７の一部を形成するようにした構造の荷台に適
用した場合の例を示している。
【００２４】本実施の形態においても、シルクロス１１
を、サイドインナ部材５の垂直部分の位置に達する長さ
まで延長し、シルクロス１１の端部に形成した下方延出
部１３ａと前後方向延出部１３ｂとから成る溶接用折代
１３と補強片１２との間を溶接（溶接部１４）すると共
に、補強片１２とサイドインナ部材５の垂直部分との間
を溶接（溶接部１５）するようにしている。
を、サイドインナ部材５の垂直部分の位置に達する長さ
まで延長し、シルクロス１１の端部に形成した下方延出
部１３ａと前後方向延出部１３ｂとから成る溶接用折代
１３と補強片１２との間を溶接（溶接部１４）すると共
に、補強片１２とサイドインナ部材５の垂直部分との間
を溶接（溶接部１５）するようにしている。
【００２５】上記以外については、前記実施の形態と同
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
【００２６】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の荷台構造
によれば、シルクロス端部及びその近傍部分の耐久強度
を向上することができるという優れた効果を奏し得る。
によれば、シルクロス端部及びその近傍部分の耐久強度
を向上することができるという優れた効果を奏し得る。
【図１】本発明の第一の実施の形態にかかる部分断面図
である。
である。
【図２】図１を斜め上方から見た、シルクロスがハット
型断面である場合の概略分解斜視図である。
型断面である場合の概略分解斜視図である。
【図３】ハット型断面のシルクロスを端面方向から見た
斜視図である。
斜視図である。
【図４】図１を斜め上方から見た、シルクロスがＺ型断
面である場合の概略分解斜視図である。
面である場合の概略分解斜視図である。
【図５】Ｚ型断面のシルクロスを端面方向から見た斜視
図である。
図である。
【図６】本発明の第二の実施の形態にかかる部分断面図
である。
である。
【図７】トラックなどの車両の荷台を斜め上方から見た
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図８】図７のＶＩＩＩ部分を後方から見た部分断面図
である。
である。
５ サイドインナ部材 １１ シルクロス １２ 補強片 １３ 溶接用折代１３ａ 下方延出部 １３ｂ 前後方向延出部 １４，１５ 溶接部
Claims (1)
- 【請求項１】 荷台のフロアパネル（７）を下面側から
補強し、車両左右方向（８）へ延びるシルクロス（１
１）を、荷台のサイドパネル（３）を構成するサイドイ
ンナ部材（５）の垂直部分の位置に達する長さまで延長
して、シルクロス（１１）の端部にサイドインナ部材
（５）の垂直部分に平行な下方延出部（１３ａ）と前後
方向延出部（１３ｂ）とから成る溶接用折代（１３）を
形成し、この溶接用折代（１３）と補強片（１２）との
間を溶接すると共に、補強片（１２）をサイドインナ部
材（５）の垂直部分に溶接したことを特徴とする荷台構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27728697A JP3272648B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 荷台構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27728697A JP3272648B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 荷台構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11115823A JPH11115823A (ja) | 1999-04-27 |
| JP3272648B2 true JP3272648B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=17581425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27728697A Expired - Fee Related JP3272648B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 荷台構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3272648B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016094176A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の荷台構造 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5729341B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2015-06-03 | トヨタ車体株式会社 | 貨物車両のデッキ構造 |
| JP2013244777A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Toyota Auto Body Co Ltd | 貨物車両のデッキ構造 |
| WO2024161486A1 (ja) * | 2023-01-31 | 2024-08-08 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用の荷箱支持構造 |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP27728697A patent/JP3272648B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016094176A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の荷台構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11115823A (ja) | 1999-04-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080125 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |