JP3265940B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置

Info

Publication number
JP3265940B2
JP3265940B2 JP23131595A JP23131595A JP3265940B2 JP 3265940 B2 JP3265940 B2 JP 3265940B2 JP 23131595 A JP23131595 A JP 23131595A JP 23131595 A JP23131595 A JP 23131595A JP 3265940 B2 JP3265940 B2 JP 3265940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
purge
intake passage
passage
fuel
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23131595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0979095A (ja
Inventor
昭憲 長内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP23131595A priority Critical patent/JP3265940B2/ja
Priority to US08/708,711 priority patent/US5727531A/en
Publication of JPH0979095A publication Critical patent/JPH0979095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3265940B2 publication Critical patent/JP3265940B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/0872Details of the fuel vapour pipes or conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/003Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の蒸発燃料
処理装置に関し、特にキャニスタを備えた多気筒機関に
おいて、キャニスタ内に蓄えられた蒸発燃料を機関運転
中間欠的にパージし、各気筒に均等分配する蒸発燃料処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸発燃料処理装置は、通常活性炭などの
吸着剤を収容した容器であるキャニスタを備えている。
キャニスタは燃料タンク等から発生する蒸発燃料を吸着
剤で吸着して蓄えるものであり、キャニスタ内の吸着剤
に吸着された蒸発燃料は、キャニスタと吸気通路とを連
通するパージ通路に設けられたパージ制御弁が機関の運
転中間欠的に開弁する際、ベーパとなって吸気通路内へ
流入する。このベーパ(以下パージガスと呼ぶ)はキャ
ニスタ内に流入した外気が吸着剤を通過して吸気通路内
へ流入する際、吸着剤から蒸発燃料を離脱して生成され
る。
【0003】ところで、キャニスタから吸気通路内に流
入したパージガスは、他方においてエアクリーナを介し
て吸入され吸気通路内のスロットル弁の開口部を介して
流入した吸入空気の流れと合流して気筒へ向かって流
れ、燃料噴射弁から噴射された燃料と共に機関の気筒に
吸引される。キャニスタ内に多量の蒸発燃料が蓄えられ
ているときにパージが行われると、蒸発燃料は液状また
は液滴状となって吸気通路内へ流入し、エアクリーナか
らの吸入空気の流れが遅いときは吸気通路内で十分に拡
散されず、吸気通路内の内壁に付着するなどして要求燃
料が気筒に供給されず、空燃比が変動し、機関の運転状
態が悪化し、エミッションが発生する恐れがあった。
【0004】そこで、特開平4−237860号公報に
開示された蒸発燃料処理装置は、吸気通路内に設けられ
るスロットル弁のほぼ全閉状態においてスロットル弁の
上流側の吸気通路に開口する第1パージポートと、スロ
ットル弁の下流側の吸気通路内一部に設けられたベンチ
ェリの絞られた流路に開口する第2パージポートとを備
え、第1パージポート、第2パージポートおよびキャニ
スタが互いに連通するように構成されたものである。上
記蒸発燃料処理装置は、ベンチェリによって絞られた流
路において常に空気流が速くなるので、吸入空気の全体
的流れが遅いときでも、第2パージポートから吸気通路
内へ流入する蒸発燃料は吸気通路内で十分に拡散され、
要求燃料を確実に気筒に供給することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記蒸
発燃料処理装置は多気筒機関に適用されると、第2パー
ジポートから吸気通路内へ流入したパージガスが、機関
の回転数によっては(特に速い流れのみにパージガスを
流入させたり、デューティ制御式の制御弁を使用してデ
ューティ周期と回転数が一致する場合は)特定の気筒へ
多量に流入し、その他の気筒へは少量しか流入しない場
合が生じる。この場合、気筒毎の燃焼がばらつき、従っ
て機関の発生トルクがばらつき、ドライバビリティが悪
化し、排気エミッションが発生するという問題が生じ
る。それゆえ、本発明は前記問題を解決するためパージ
ガスを多気筒機関の各気筒に均等に分配して流入させる
蒸発燃料処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決する請求
項1の蒸発燃料処理装置は、蒸発燃料を吸着するキャニ
スタと、キャニスタから内燃機関の吸気通路に連通し、
該蒸発燃料をパージして該吸気通路へ送出するパージ通
路と、を備えた蒸発燃料処理装置において、前記パージ
通路の吸気通路側の先端部である複数のパージポート
が、吸気通路内において吸入空気の流速が異なる複数の
部分で開口するよう配置され、かつ前記複数のパージポ
ートの開口部が共にスロットル弁の開度に関わらず該ス
ロットル弁の上流側または下流側で開口している、こと
を特徴とする。
【0007】請求項2の蒸発燃料処理装置は、前記パー
ジポートが、吸気通路の同一断面上に開口するよう配設
され、吸気通路内の流速が速い部分に開口する第1パー
ジポートと、流速が遅い部分に開口する第2パージポー
トと、を備える。
【0008】請求項3の蒸発燃料処理装置は、蒸発燃料
を吸着するキャニスタと、キャニスタから内燃機関の吸
気通路に連通し、該蒸発燃料をパージして該吸気通路へ
送出するパージ通路と、を備えた蒸発燃料処理装置にお
いて、キャニスタから吸気通路に連通する複数のパージ
通路を設け、該パージ通路内を通過して該吸気通路ヘ流
入するパージガスの流入時間を互いに異ならせる流入時
間調整手段を備え、かつ前記複数のパージ通路の吸気通
路側の先端部である複数のパージポートの開口部が共に
スロットル弁の開度に関わらず該スロットル弁の上流側
または下流側で開口している、ことを特徴とする。
【0009】請求項4の蒸発燃料処理装置は、前記流入
時間調整手段が、少なくとも一つのパージ通路内に設け
られたタンクである。
【0010】請求項5の蒸発燃料処理装置は、蒸発燃料
を吸着するキャニスタと、キャニスタから内燃機関の吸
気通路に連通し、該蒸発燃料をパージして該吸気通路へ
送出するパージ通路と、を備えた蒸発燃料処理装置にお
いて、前記パージ通路の吸気通路側の先端部であるパー
ジポートが、該吸気通路内の吸気の流れの遅い所で開口
し、かつ前記パージポートが、該吸気の流れに対して捩
じれ関係となる方向に開口するよう配置される、ことを
特徴とする。
【0011】請求項6の蒸発燃料処理装置は、前記パー
ジポートが、パージガスの流量を絞る絞り手段を設けて
いる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明による蒸発燃料処理
装置の実施例の全体構成図である。多気筒内燃機関の各
々の気筒10には吸気弁11を介して吸気マニホルド1
2が、排気弁13を介して排気マニホルド14がそれぞ
れ接続されている。
【0013】機関の燃焼に必要な空気は、エアクリーナ
15で濾過され、吸気管16、サージタンク17、各気
筒10の吸気マニホルド12を順に経由して流れ、吸気
弁11が開弁した気筒10内へ吸入される。吸入空気量
は吸気管16内に設けられたスロットル弁18の開弁の
度合いに応じてエアフローメータ19により計測され
る。
【0014】燃料噴射弁20には燃料タンク21内に貯
蔵され燃料ポンプ22で加圧された燃料が燃料配管23
を介して供給される。一方、燃料タンク21内で発生す
る蒸発燃料は蒸発燃料配管24を介してキャニスタ25
に導かれる。キャニスタ25は吸気通路内のサージタン
ク17とパージ通路26を介して接続され、パージ通路
26内には所定周期でデューティ制御されることによっ
て開閉が制御されるパージ制御弁27が設置されてい
る。
【0015】排気マニホルド14には排気ガスの空燃比
を検出する空燃比センサ28が設置される。また、機関
の回転数の算出し、噴射時期、点火時期等を決定するた
め、機関のクランク角を検出するクランク角センサ29
が設けられている。
【0016】蒸発燃料処理装置は電子制御部30により
吸入空気量に応じてパージ制御弁27を開弁してキャニ
スタ25に貯蔵された蒸発燃料をサージタンク17内へ
吸引する。電子制御部30は例えばマイクロコンピュー
タシステムとして構成され、CPU32、メモリ33、
A/Dコンバータ34、入力インターフェース35およ
び出力インターフェース36からなり、これらはバス3
1を介して双方向通信される。
【0017】エアフローメータ19はA/Dコンバータ
34に接続され、吸入空気量を電子制御部30に取り込
む。空燃比センサ28もA/Dコンバータ34に接続さ
れ、排気ガスの空燃比を電子制御部30に取り込む。ク
ランク角センサ29は入力インターフェース35に接続
され、機関のクランク角を電子制御部30に取り込む。
電子制御部30は出力インターフェース36を介して燃
料噴射弁20およびパージ制御弁27に接続される。
【0018】上記構成による蒸発燃料処理装置によれ
ば、燃料タンク21内で発生する蒸発燃料は一旦キャニ
スタ25内の吸着剤、例えば活性炭に吸着される。パー
ジ制御弁27が機関運転中に所定周期で間欠的に開弁さ
れると、スロットル弁18の下流の吸気通路(吸気マニ
ホルド12およびサージタンク17)内は負圧であるた
め、キャニスタ25に吸着された蒸発燃料はパージ通路
26を経由してサージタンク17内に導かれ、燃料噴射
弁20から噴射された燃料と共に気筒10内で燃料とし
て使用される。一方、燃焼後の排気ガスの浄化度を維持
するため排気ガスの空燃比は空燃比センサ28により検
出され、電子制御部30における空燃比制御により、検
出される空燃比が排気ガスを最も浄化する理論空燃比と
なるように燃料噴射弁20の開弁時間が制御される。こ
の燃料噴射弁20の開弁時間は蒸発燃料量に相当する時
間だけ減量補正されるが、多気筒機関の各気筒に蒸発燃
料が均等に分配されないと、気筒毎の燃焼トルクが不均
一となり、ドライバビリティが悪化し、排気エミッショ
ンが発生する。それゆえ、本発明は以下に説明する第一
実施例〜第六実施例に示す手段により各気筒に蒸発燃料
を均等に分配するものである。
【0019】このような蒸発燃料処理装置において、本
発明による実施例のパージ通路26は、パージ制御弁2
7の下流から出た後に2つに分岐してサージタンク17
に接続される(第一実施例〜第四実施例)か、または分
岐されないがサージタンク17に流入したパージガスが
吸入空気の流れ(以下吸気流と呼ぶ)により旋回流を発
生するようにサージタンク17に接続される(第五実施
例、第六実施例)。以下、本発明の実施例を図1に基づ
き図2〜図8を相互に参照しつつ詳細に説明する。図2
〜図8において、左側に示すのはサージタンク17を下
流側から見た図であり、右側に示すのはサージタンク1
7の縦断面図である。
【0020】図2は第一実施例のパージ通路を示す図で
ある。パージ通路26はパージ制御弁27の下流から2
つに分岐してサージタンク17で接続される。分岐した
パージ通路26の先端部の一方はサージタンク17内で
開口した第1パージポート1であり、他方は第2パージ
ポート2である。第1パージポート1および第2パージ
ポート2を介してサージタンク17内へ流入したパージ
ガスは、スロットル弁18の開弁により吸気管16から
サージタンク17へ向けて流れる吸入空気と共に、吸気
弁11へ向かい燃料噴射弁20から噴射された燃料と共
に気筒10内に吸引される。
【0021】吸気流はスロットル弁18の上流および下
流において流速の速い領域と遅い領域とがある。流速の
速い領域はスロットル弁18が開弁して吸入空気が吸気
管16からサージタンク17へ向けて流れる領域にあ
り、図2に示すスロットル上側ボア吸気流7とスロット
ル下側ボア吸気流8とに沿った領域である。流速の遅い
領域はスロットル弁18が開弁しても吸気流がほとんど
流れないスロットル弁18の回転軸近傍であり、スロッ
トル上側ボア吸気流7とスロットル下側ボア吸気流8と
に沿わない領域である。図2から判るように第1パージ
ポート1は流速の速い領域で開口し高速パージガス流3
を発生し、第2パージポート2は流速の遅い領域で開口
し低速パージガス流4を発生する。また第1パージポー
ト1と第2パージポート2とはサージタンク17の同一
横断面上に設けられている。従って、サージタンク17
内に流入したパージガスは速い流れ、遅い流れの両方の
流れにパージされるので、十分に攪拌され各気筒へのパ
ージガスの均等分配が促進される。また、図2では第1
パージポート1と第2パージポート2とがスロットル弁
18の下流に設けられているが、スロットル弁18の上
流において流速の速い領域で第1パージポート1を開口
し、流速の遅い領域で第2パージポート2を開口するよ
うに設けてもよい。
【0022】図3は第二実施例のパージ通路を示す図で
ある。図3は第1パージポート1aが流速の速い領域で
開口し、第2パージポート2aが流速の遅い領域で開口
していることを示している。第二実施例は第1パージポ
ート1aと第2パージポート2aとがサージタンク17
の同一横断面上に設けられていない点を除いて図2に示
した第一実施例と全く同一であるのでこれらの説明は省
略する。
【0023】図4は第三実施例のパージ通路を示す図で
ある。図4に示す実施例は本発明の流入時間調整手段を
以下に説明するように実現したものである。パージ通路
26はパージ制御弁27の下流から2つに分岐してサー
ジタンク17で接続される。パージ通路26内を通過す
るパージガスの流入時間をパージポートの出口で互いに
異ならせるため、パージ制御弁27を出たパージ通路2
6は、分岐点49で第1ホース45と第2ホース46に
接続され、第1ホース45の他端は第1パージポート4
1に接続されサージタンク17内で開口する。第2ホー
ス46の他端は第2パージポート42に接続され、同様
にサージタンク17内で開口する。図4に示されるよう
に第1ホース45の方が第2ホース46より長いため、
分岐点49を出たパージガスがサージタンク17内に流
入するまでの時間は、第1ホース45を通過するパージ
ガスの方が第2ホース46を通過するパージガスより長
い。これによりパージ制御弁27は間欠的に開弁するに
も関わらず、サージタンク17内に流入するパージガス
をほぼ連続流とすることができる。なお、第1パージポ
ート41と第2パージポート42の開口部は、スロット
ル上側ボア吸気流47またはスロットル下側ボア吸気流
48に沿った吸気流の流速の速い所の方がサージタンク
17内に流入したパージガスをより攪拌するので好まし
い。図4から判るように第1パージポート41および第
2パージポート42は共に流速の速い領域で開口しそれ
ぞれ高速パージガス流43、43aを発生する。そし
て、パージガス流は連続流として各気筒に均等に分配さ
れる。
【0024】図5は第四実施例のパージ通路を示す図で
ある。図5に示す実施例は図4に示した実施例と同様に
本発明の流入時間調整手段を実現したものである。図4
と異なる点についてのみ以下に説明する。なお、図5に
おいて図4に示したものと同一のものは図4に記した符
号に10を加算して示してある。図4と異なるものはタ
ンク55aのみであり、第1ホース55を長くする代わ
りにタンク55aで代用している。タンク55aを設け
る利点としては間欠流入するパージガスの脈動を防止し
パージガスをなますことができることである。従ってパ
ージガスの流速を変えることができる。
【0025】図6は第五実施例のパージ通路を示す図で
ある。図6に示す実施例はサージタンク17内でパージ
ガスの旋回流を発生するものである。図6に示す実施例
においては、パージ通路26はパージ制御弁27の下流
から2つに分岐せずにそのままサージタンク17で接続
される。パージ通路26の先端部であるパージポート6
1は、サージタンク17内に流入するパージガスの流れ
が吸気流に対して捩じれ関係となる方向となるように、
サージタンク17内のボアに対して接線方向で開口す
る。またパージポート61の開口部は、スロットル上側
ボア吸気流67またはスロットル下側ボア吸気流68に
沿わない吸気流の流速の遅い所の方がサージタンク17
内に流入したパージガスの旋回流63を発生しやすいの
で好ましい。パージポート61を介してサージタンク1
7内へ流入したパージガスは、スロットル弁18の開弁
により吸気管16からサージタンク17へ向けて流れる
吸入空気の流れと共に旋回流となって、吸気弁11へ向
かい燃料噴射弁20から噴射された燃料と共に気筒10
内に吸引される。
【0026】図7は第五実施例のパージ通路の変形例を
示す図である。図7に示す実施例は図6に示した実施例
と同様、サージタンク17内でパージガスの旋回流を発
生するものである。図6と異なる点についてのみ以下に
説明する。なお、図7において図6に示したものと同一
のものは図6に記した符号に10を加算して示してあ
る。図6と異なる点はパージ通路26がサージタンク1
7の上流で挿入されパージ通路26の開口部であるパー
ジポート71がその挿入部より下流に来るように傾けて
設けた点である。この構成によりパージガスがサージタ
ンク17内の上流から下流に向けて流入し、旋回流は図
6に示した実施例より一層発生しやすくなる。
【0027】図8は第六実施例のパージ通路を示す図で
ある。図8に示す実施例は図6に示した実施例と同様、
サージタンク17内でパージガスの旋回流を発生するも
のである。図6と異なる点についてのみ以下に説明す
る。なお、図8において図6に示したものと同一のもの
は図6に記した符号に20を加算して示してある。図6
と異なる点はパージポート81の先端部にパージガスの
流量を絞る絞り弁81aを設けた点である。この構成よ
り間欠流で流入するパージガスの流入速度を速くして、
旋回流を一層発生しやすくする。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ージ通路をパージ制御弁の下流から出た後に2つに分岐
してサージタンクに接続し、吸入空気の流れの速い所と
遅い所にパージポートを配設して、サージタンク内でパ
ージガスを攪拌するか、パージ通路内を通過し吸気通路
へ流入するパージガスの流入時間を調整する手段をパー
ジ通路内に設けて、パージガスを間欠流から連続流にす
るか、またはパージ通路を分岐せずにサージタンクに接
続し、吸入空気の流れによりサージタンクに流入したパ
ージガスの旋回流を発生させるようにパージポートを配
設するので、パージガスが機関の各気筒に均等に分配さ
れ、気筒毎の燃焼トルクが均一化され、ドライバビリテ
ィが良好となり、排気エミッションが減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蒸発燃料処理装置の実施例の全体
構成図である。
【図2】第一実施例のパージ通路を示す図である。
【図3】第二実施例のパージ通路を示す図である。
【図4】第三実施例のパージ通路を示す図である。
【図5】第四実施例のパージ通路を示す図である。
【図6】第五実施例のパージ通路を示す図である。
【図7】第五実施例のパージ通路の変形例を示す図であ
る。
【図8】第六実施例のパージ通路を示す図である。
【符号の説明】
1、1a、41、51、61、71、81…第1パージ
ポート 2、2a、42、52、62、72、82…第2パージ
ポート 3…高速パージガス流 4…低速パージガス流 7…スロットル上側ボア吸気流 8…スロットル下側ボア吸気流 10…気筒 11…吸気弁 12…吸気マニホルド 13…排気弁 14…排気マニホルド 16…吸気管 17…サージタンク 18…スロットル弁 20…燃料噴射弁 21…燃料タンク 24…蒸発燃料配管 25…キャニスタ 26…パージ通路 27…パージ制御弁 30…電子制御部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発燃料を吸着するキャニスタと、キャ
    ニスタから内燃機関の吸気通路に連通し、該蒸発燃料を
    パージして該吸気通路へ送出するパージ通路と、を備え
    た蒸発燃料処理装置において、 前記パージ通路の吸気通路側の先端部である複数のパー
    ジポートが、吸気通路内において吸入空気の流速が異な
    る複数の部分で開口するよう配置され、かつ前記複数の
    パージポートの開口部が共にスロットル弁の開度に関わ
    らず該スロットル弁の上流側または下流側で開口してい
    る、ことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記パージポートは、吸気通路の同一断
    面上に開口するよう配置され、吸気通路内の流速が速い
    部分に開口する第1パージポートと、流速が遅い部分に
    開口する第2パージポートと、を備える請求項1に記載
    の蒸発燃料処理装置。
  3. 【請求項3】 蒸発燃料を吸着するキャニスタと、キャ
    ニスタから内燃機関の吸気通路に連通し、該蒸発燃料を
    パージして該吸気通路へ送出するパージ通路と、を備え
    た蒸発燃料処理装置において、 キャニスタから吸気通路に連通する複数のパージ通路を
    設け、該パージ通路内を通過して該吸気通路ヘ流入する
    パージガスの流入時間を互いに異ならせる流入時間調整
    手段を備え、かつ前記複数のパージ通路の吸気通路側の
    先端部である複数のパージポートの開口部が共にスロッ
    トル弁の開度に関わらず該スロットル弁の上流側または
    下流側で開口している、ことを特徴とする蒸発燃料処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記流入時間調整手段が、少なくとも一
    つのパージ通路内に設けられたタンクである請求項3に
    記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 【請求項5】 蒸発燃料を吸着するキャニスタと、キャ
    ニスタから内燃機関の吸気通路に連通し、該蒸発燃料を
    パージして該吸気通路へ送出するパージ通路と、を備え
    た蒸発燃料処理装置において、 前記パージ通路の吸気通路側の先端部であるパージポー
    トが、該吸気通路内の吸気の流れの遅い所で開口し、か
    つ前記パージポートが、該吸気の流れに対して捩じれ関
    係となる方向に開口するよう配置される、ことを特徴と
    する蒸発燃料処理装置。
  6. 【請求項6】 前記パージポートは、パージガスの流量
    を絞る絞り手段を設けている請求項5に記載の蒸発燃料
    処理装置。
JP23131595A 1995-09-08 1995-09-08 蒸発燃料処理装置 Expired - Fee Related JP3265940B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23131595A JP3265940B2 (ja) 1995-09-08 1995-09-08 蒸発燃料処理装置
US08/708,711 US5727531A (en) 1995-09-08 1996-09-05 Apparatus for processing evaporated fuel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23131595A JP3265940B2 (ja) 1995-09-08 1995-09-08 蒸発燃料処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0979095A JPH0979095A (ja) 1997-03-25
JP3265940B2 true JP3265940B2 (ja) 2002-03-18

Family

ID=16921713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23131595A Expired - Fee Related JP3265940B2 (ja) 1995-09-08 1995-09-08 蒸発燃料処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5727531A (ja)
JP (1) JP3265940B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3503479B2 (ja) * 1998-07-15 2004-03-08 トヨタ自動車株式会社 希薄燃焼内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP4130864B2 (ja) * 2000-05-31 2008-08-06 株式会社ケーヒン 燃料噴射用の吸気絞り弁制御装置
US6959696B2 (en) * 2002-04-12 2005-11-01 Briggs & Stratton Corporation Internal combustion engine evaporative emission control system
US7185640B2 (en) 2004-11-05 2007-03-06 Briggs & Stratton Corporation Integrated fuel tank and vapor containment system
US7086390B2 (en) * 2004-11-05 2006-08-08 Briggs & Stratton Corporation Integrated fuel tank and vapor containment system
US7435289B2 (en) * 2005-09-27 2008-10-14 Briggs & Stratton Corporation Integrated air cleaner and vapor containment system
US7281525B2 (en) * 2006-02-27 2007-10-16 Briggs & Stratton Corporation Filter canister family
JP4930064B2 (ja) * 2007-01-12 2012-05-09 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のガス導入装置
JP2009221918A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Kubota Corp エンジン
US9376991B2 (en) * 2012-07-24 2016-06-28 Ford Global Technologies, Llc Passive venturi pump for leak diagnostics and refueling

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6136165A (ja) * 1984-07-25 1986-02-20 京セラ株式会社 導電性セラミックス
JPS6136142A (ja) * 1984-07-27 1986-02-20 新東工業株式会社 消石灰粉・消石灰込合粉の乾式造粒方法
JPH0646017B2 (ja) * 1989-07-14 1994-06-15 株式会社日立製作所 内燃機関の制御装置
JPH04124450A (ja) * 1990-09-17 1992-04-24 Toyota Motor Corp 燃料蒸発ガスのパージ制御装置
JPH04237860A (ja) * 1991-01-21 1992-08-26 Toyota Motor Corp 蒸発燃料処理装置
JP2534462Y2 (ja) * 1991-02-18 1997-04-30 富士重工業株式会社 キャニスタ
JP3252519B2 (ja) * 1993-02-26 2002-02-04 スズキ株式会社 蒸発燃料制御装置
JP2870391B2 (ja) * 1993-12-10 1999-03-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の吸気装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5727531A (en) 1998-03-17
JPH0979095A (ja) 1997-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3265940B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JPH07217505A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
US4112898A (en) Internal combustion engine with charcoal canister
JP2003262164A (ja) 内燃機関用吸気装置
US5682863A (en) Evaporated fuel recovery device for engines
US5546913A (en) Evaporative fuel discharge-preventing device for engine
JPH06146948A (ja) 蒸発燃料処理装置を備える内燃機関の空燃比制御装置
JPH04237860A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2007198131A (ja) 多気筒内燃機関の蒸発燃料処理装置
JPH0571430A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JPH08105359A (ja) 内燃機関の吸気マニホールド装置
JP2870391B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP2003028007A (ja) 多気筒ガスエンジン用ミキサ
JPS61149562A (ja) 燃料蒸発ガスのパ−ジ制御装置
JP3614524B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JPH0318688Y2 (ja)
KR100343988B1 (ko) 엔진 실린더에의 흡기 공급장치
KR0181451B1 (ko) 바이 패스 통로 카본 제거 장치
JPH0636295Y2 (ja) 多気筒エンジンの吸気装置
JPS60192868A (ja) 燃料供給装置
JPH048295Y2 (ja)
JP3687052B2 (ja) ブレーキ倍力装置
JPS5852358Y2 (ja) 気化器におけるキヤニスタパ−ジ装置
JPH10259767A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP2008144625A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080111

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090111

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090111

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100111

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees