JP3264860B2 - 車両のステップ - Google Patents

車両のステップ

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JP3264860B2
JP3264860B2 JP14512397A JP14512397A JP3264860B2 JP 3264860 B2 JP3264860 B2 JP 3264860B2 JP 14512397 A JP14512397 A JP 14512397A JP 14512397 A JP14512397 A JP 14512397A JP 3264860 B2 JP3264860 B2 JP 3264860B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、特にトラッ
ク等のキャブの運転席に乗員が乗降するためのステップ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のステップとして、図4及
び図5に示すように、キャブのボデーに水平に取付けら
れたステップ本体2と、キャブのボデーに取付けられた
ステップカバー3と、ステップカバー3に取付けられた
ステップロアカバー4とを備えたものが知られている。
このステップ1では、ステップカバー3が奥壁3aと、
前壁3bと、後壁3cと、これらの壁3a,3b,3c
の下端に水平に設けられステップ本体2の下方に僅かな
隙間をあけて位置する棚部3dとを有する。この棚部3
dによりステップ本体2の下面周縁が僅かな隙間をあけ
て覆われる(図4)。また棚部3dの外縁には比較的高
さの低いスカート部3eが連設される(図4及び図
5)。
【0003】ステップロアカバー4は上記スカート部3
e表面を覆い、その下端はスカート部3eより下方に延
びかつその上端は棚部3dの外縁上面にほぼ一致するよ
うに設けられる。また図示しないがキャブの前面下部に
はフロントバンパが設けられ、このフロントバンパの下
縁にはこのバンパと一体的にエアスポイラが設けられ
る。このエアスポイラ一体型のフロントバンパの高さは
比較的大きく、その下端はステップカバー3のスカート
部3eの下端より下方に位置する。即ちステップロアカ
バー4はエアスポイラ一体型のフロントバンパを図示し
ないシャシフレームに取付けたときにステップカバー3
に取付けられ、このステップカバー3の下端が上記エア
スポイラの下端に一致するように構成される。一方、エ
アスポイラのない通常のフロントバンパをシャシフレー
ムに取付けたときには、通常のフロントバンパの下端が
ステップカバー3のスカート部3eの下端と一致するよ
うになっている。
【0004】ステップカバー3のスカート部3eには所
定の間隔をあけて3つのロアカバー取付用孔3fが穿設
され(図4及び図5)、ステップロアカバー4の裏面に
は上記ロアカバー取付用孔3fに遊挿可能な3つの凸部
4aが形成される(図4)。これらの凸部4aには四角
ボルト5の頭部5aを横方向から挿入可能な頭部収容部
4bが形成される。またスカート部3eの裏面には横断
面略ハット状の当て板6が当接し、この当て板6には上
記四角ボルト5の雄ねじ部5bに遊嵌可能な3つの第1
孔6aが形成される(図4及び図5)。図5の符号3g
はステップカバー3の下端近傍に形成されステップ本体
2の突起2aを遊挿可能な挿入孔であり、符号3hはス
テップカバー3の上端近傍に形成されステップカバー3
をボデーに取付けるための取付孔である。また符号4c
はステップロアカバー4の下端近傍に形成され、ステッ
プロアカバー4の下部をステー7cを介してボデー及び
ステップ本体2に固定するための孔である。更にステッ
プ本体2の突起2aにはこのステップ本体2をボデーに
取付けるためのボルト(図示せず)を螺合可能な雌ねじ
2bが形成される(図5)。
【0005】このように構成されたステップ1をエアス
ポイラ一体型のフロントバンパを有するキャブに取付け
るときには、先ずステップカバー3のスカート部3eに
後加工でロアカバー取付用孔3fをあける。次いでステ
ップロアカバー4の頭部収容部4bに四角ボルト5の頭
部5aを挿入し、この状態でステップロアカバー4の凸
部4aを上記ロアカバー取付用孔3fに遊挿した後に、
四角ボルト5の雄ねじ部5bに当て板6の第1孔6a及
び座金7aを遊嵌してナット7bを螺合する。これによ
りステップロアカバー4がステップカバー3に取付けら
れる。次にステップ本体2の突起2aをステップカバー
3の挿入孔3gに挿入し、この状態でステップカバー3
をボデーに取付けた後に、ステップ本体2をボルト7f
によりボデーに取付ける。このときステー7の孔7dを
上記ボルト7fに遊嵌しておく。更にボルト7gをステ
ー7の孔7e及びステップロアカバー4の孔4cに挿通
してナット7hに螺合することにより、ステップ1の取
付作業が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来のステ
ップでは、ステップロアカバーをステップカバーに取付
けるときに、ステップカバーのスカート部に後加工でロ
アカバー取付用孔をあける必要があるため加工工数が増
大し、このロアカバー取付用孔の有無によりステップカ
バーが2種類となり、部品点数が増大して部品管理が煩
わしくなる不具合があった。また棚部の外縁上面とステ
ップロアカバーの上縁を一致させるための位置決め作業
を必要とし、ステップロアカバーをステップカバーに取
付けるのに比較的多くの時間を要する問題点もあった。
また四角ボルトやナットの他に当て板や座金を必要とす
るため、ステップロアカバー取付部品の点数が比較的多
くかつその重量も比較的大きく、部品管理が更に煩わし
くなって製造コストが増大する問題点もあった。
【0007】また上記従来のステップでは、ステップカ
バーの棚部の外縁とステップロアカバーの上縁との間に
隙間が生じてしまうため、見栄えを損う問題点があり、
ステップロアカバーをステップカバーに取付けるために
ナットを締上げるとステップロアカバーが湾曲して上記
隙間が更に大きくなったり、ステップロアカバーの表面
のうち凸部に対向する部分がへこんだりして、更に見栄
えを損う問題点があった。更に乗員が乗降するときにス
テップロアカバーを誤って蹴るとステップロアカバーが
弾性変形して上記隙間が開いたり閉じたりして更に見栄
えを損う問題点もあり、乗員が誤ってステップロアカバ
ーの上縁に足を掛けるとステップロアカバーを損傷する
恐れもあった。
【0008】これらの点を解消するために、図6に示す
ステップと、図7及び図8に示すステップが考えられ
る。図6に示すステップでは、複数のロアカバー取付用
孔3fがスカート部3eの下縁近傍に穿設され、複数の
凸部8aがステップロアカバー8の裏面に上記ロアカバ
ー取付用孔3fに対向してそれぞれ突設され、更にこれ
らの凸部8aに下穴8bが形成される。このように構成
されたステップでは、ロアカバー取付用孔3fを後加工
でスカート部3eにあけた後に、ステップロアカバー8
の凸部8aの下穴8bをスカート部3eのロアカバー取
付用孔3fに対向させ、この状態で座金8d付きのタッ
ピングスクリュウ8cをロアカバー取付用孔3fに遊挿
して下穴8bに螺合することにより、ステップロアカバ
ー8がステップカバー3に取付けられる。
【0009】一方、図7及び図8に示すステップでは、
複数のロアカバー取付用孔3fがスカート部3eの下縁
近傍に穿設され、複数の凸部9aがステップロアカバー
9の裏面に上記ロアカバー取付用孔3fに対向してそれ
ぞれ突設され、これらの凸部9aにナット収容部9bが
形成され、更にナット9c付きの弾性挟持片9dがナッ
ト9cをナット収容部9bに収容するように凸部9aの
被係止部9eに係止される。このように構成されたステ
ップでは、ロアカバー取付用孔3fを後加工でスカート
部3eにあけ、凸部9aの被係止部9eにナット9c付
きの弾性挟持片9dを係止した状態で、ステップロアカ
バー9の凸部9aをスカート部3eのロアカバー取付用
孔3fに対向させ、座金9f付きのスクリュウ9gをロ
アカバー取付用孔3f、挟持片9dの第2孔9h及び被
係止部9eの第3孔9iに遊挿してナット9cに螺合す
ることにより、ステップロアカバー9がステップカバー
3に取付けられる。
【0010】しかし、上記改善された2つのステップで
は、当て板や座金が不要になるので、ステップロアカバ
ーの取付部品の点数及び重量を低減でき、またタッピン
グスクリュウ等を締上げても、棚部の外縁とステップロ
アカバーの上縁との間の隙間が大きくならず、かつステ
ップロアカバー外面にへこみが発生しないことを除い
て、上記改善前のステップと同一の課題を有する。
【0011】本発明の目的は、ステップカバーにロアカ
バー取付用孔を穿設せずにステップロアカバーをステッ
プカバーに取付けることができ、またステップロアカバ
ーの取付け時に特別な位置決め作業をしなくてもステッ
プカバーの正規の位置に確実に取付けることができる車
両のステップを提供することにある。本発明の別の目的
は、当て板等を不要にできかつステップカバーが1種類
で済むので、ステップロアカバー取付用部品の点数及び
重量を低減できる車両のステップを提供することにあ
る。本発明の更に別の目的は、ステップカバーの棚部の
外縁とステップロアカバーの上縁との間に隙間が生じ
ず、ステップロアカバーをステップカバーに取付けるた
めにスクリュウを締上げてもステップロアカバーにへこ
みが発生しないので、見栄えを向上でき、またステップ
ロアカバーの上縁に足を掛けてもステップロアカバーが
損傷しない車両のステップを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1〜図3に示すように、車両のボデー13,14,1
6に水平に取付けられたステップ本体18と、ステップ
本体18の下面周縁を覆う棚部19dを有し棚部19d
の中央に開口部19eが形成されかつボデー13,1
4,16に取付けられたステップカバー19と、ステッ
プカバー19に取付けられ棚部19dの外縁19fのス
カート部19g表面を覆いかつスカート部19gより下
方に延びるステップロアカバー21とを備えた車両のス
テップの改良である。その特徴ある構成は、棚部19d
の外縁19f内面にボス19hが内方に向って突設さ
れ、ステップロアカバー21の上縁に棚部19dの外縁
19f上面から開口部19eに臨んでボス19hの端面
に対向するようにステー21dが突設され、ステー21
d及びボス19hに孔心が一致する通孔21e及び下穴
19i又はねじ穴がそれぞれ形成され、スクリュウ24
を通孔21eを介して下穴19i又はねじ穴にねじ込む
ことによりステップロアカバー21がステップカバー2
2に取付けられたところにある。
【0013】この請求項1に記載された車両のステップ
では、ステップロアカバー21の上縁が棚部19dの外
縁19f上面に当接することによりステップロアカバー
21の上下方向の位置決めがなされ、ステー21dがボ
ス19hの端面に当接することによりステップロアカバ
ー21の厚さ方向の位置決めがなされ、更にスクリュウ
24をステー21dの通孔21eに挿通してボス19h
の下穴19i又はねじ穴にねじ込むことによりステップ
ロアカバー21の幅方向の位置決めがなされる。この結
果、ステップロアカバー21の特別な位置決め作業をせ
ずかつステップカバー19のスカート部19gにロアカ
バー取付用孔をあけずに、スクリュウ24を通孔21e
を介して下穴19i又はねじ穴にねじ込むだけでステッ
プロアカバー21をステップカバー19の正規の位置に
取付けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図3に示すように、トラック
のキャブ11の助手席側のサイドドア12下方にはフロ
アパネル(図示せず)の側縁に接続されたフロアサイド
プレート13が設けられる。このプレート13の下部に
は前後に所定の間隔をあけかつそれぞれ下方に延びるフ
ロントブラケット14及びリヤブラケット16が固着さ
れる(図2)。フロアサイドプレート13、フロントブ
ラケット14及びリヤブラケット16には1段のステッ
プ17が取付けられる(図1〜図3)。このステップ1
7はフロントブラケット14及びリヤブラケット16に
水平に取付けられた単一のステップ本体18と、フロア
サイドプレート13及びフロントブラケット14に取付
けられたステップカバー19と、ステップカバー19に
取付けられたステップロアカバー21とを備える。
【0015】ステップ本体18はアルミ合金等により形
成され、四角形状の枠体18aと、この枠体18a内部
に格子状に設けられた桟18bとを有する。ステップカ
バー19は樹脂により形成され、上部がフロアサイドプ
レート13の下部に当接する奥壁19aと、フロントブ
ラケット14に当接する前壁19bと、リヤブラケット
16に当接する後壁19cと、奥壁19a、前壁19b
及び後壁19cの下端に水平に設けられステップ本体1
8の下方に僅かな隙間をあけて位置する棚部19dとを
有する(図1及び図2)。このステップカバー19によ
りフロアサイドプレート13の下部外面と、フロントブ
ラケット14及びリヤブラケット16の対向面とがそれ
ぞれ覆われ(図2)、棚部19dによりステップ本体1
8の下面周縁が僅かな隙間をあけて覆われる(図1)。
また棚部19dの中央には四角形状の開口部19eが形
成され、棚部19dの外縁19fには比較的高さの低い
スカート部19gが連設される(図1及び図2)。
【0016】ステップロアカバー21は樹脂により形成
され、棚部19dの外縁19fのスカート部19g表面
を覆いかつスカート部19gより下方に延びるロアカバ
ー本体21aと、ロアカバー本体21aの上縁に連設さ
れ棚部19dの外縁19f上面を覆うアッパフランジ部
21bと、ロアカバー本体21aの一方の側縁に連設さ
れたサイドフランジ部21cとを有する(図1及び図
2)。またキャブ11の前面下部にはフロントバンパ2
2が設けられ、このフロントバンパ22の下縁にはこの
バンパ22と一体的にエアスポイラ23が設けられる
(図3)。このエアスポイラ23一体型のフロントバン
パ22の高さは比較的大きく、その下端はステップカバ
ー19のスカート部19gの下端より下方に位置する。
即ちステップロアカバー21はエアスポイラ23一体型
のフロントバンパ22をシャシフレーム(図示せず)に
取付けたときにステップカバー19に取付けられ、この
ステップカバー19の下端が上記エアスポイラ23の下
端に一致するように構成される。一方、エアスポイラ2
3のない通常のフロントバンパ(図示せず)をシャシフ
レームに取付けたときには、この通常のフロントバンパ
の下端がステップカバー19のスカート部19gの下端
と一致するようになっている。
【0017】本実施の形態の特徴ある構成は、棚部19
dの外縁19f内面にボス19hが内方に向いかつ僅か
に下向きに突設され、ステップロアカバー21の上縁に
棚部19dの外縁19f上面から開口部19eに臨んで
ボス19hの端面に対向するようにステー21d(図1
及び図2)が突設され、ステー21d及びボス19hに
孔心が一致する通孔21e及び下穴19iがそれぞれ形
成され、スクリュウ24を通孔21eを介して下穴19
iにねじ込むことによりステップロアカバー21がステ
ップカバー19に取付けられたところにある(図1)。
ボス19hは棚部19dの外縁19f内面に所定の間隔
をあけて4つ突設され、ステー21dはステップロアカ
バー21のアッパフランジ部21bの端縁に所定の間隔
をあけて4つ突設される。またスクリュウ24は座金2
4a付きのタッピングスクリュウである。
【0018】ステップ本体18の前面及び背面には突起
18cが2個ずつ突設され、これらの突起18cには第
1ボルト31が螺合可能な雌ねじ18dがそれぞれ形成
される(図2)。ステップカバー19の前壁19b及び
後壁19cのうち棚部19dより僅かに上方には上記突
起18cを遊挿可能な挿入孔19jが2つずつ形成され
る。またフロントブラケット14及びリヤブラケット1
6の下端近傍には上記突起18cに対向しかつ上記第1
ボルト31を遊挿可能な挿通孔14a,16aが2つず
つ形成される。ステップカバー19の上端近傍には第2
ボルト32を遊挿可能な3つの取付孔19kがそれぞれ
形成され、フロアサイドプレート13及びフロントブラ
ケット14には上記取付孔19kに対向しかつ上記第2
ボルト32を遊挿可能な透孔13aがそれぞれ形成され
る。透孔13aの裏面には上記第2ボルト32が螺合可
能なナット26がそれぞれ固着される。また図2の符号
21fはステップロアカバー21のサイドフランジ部2
1c下部をステー25を介してフロントブラケット14
及びステップ本体18に固定するための第3ボルト33
を挿通する孔である。ステー25の上端及び下端には孔
25a,25bがそれぞれ形成され、ステー25の下端
には雌ねじの孔心が孔25bの孔心に一致するようにナ
ットが固着される。
【0019】このように構成されたステップ17をエア
スポイラ23一体型のフロントバンパ22を有するキャ
ブ11に取付けるときには、先ずステップロアカバー2
1のステー21dをステップカバー19の棚部19dの
外縁19f上面から開口部19eに臨んでボス19hに
対向させる。このときアッパフランジ部21bが棚部1
9dの外縁19f上面に当接することによりステップロ
アカバー21の上下方向の位置決めがなされ、ステー2
1dがボス19hの端面に当接することによりステップ
ロアカバー21の厚さ方向の位置決めがなされ、更にス
クリュウ24をステー21dの通孔21eに挿通してボ
ス19hの下穴19iにねじ込むことによりステップロ
アカバー21の幅方向の位置決めがなされる。この結
果、特別な位置決め作業をすることなく、かつステップ
カバー19のスカート部19gにロアカバー取付用孔
(図示せず)をあけることなく、ステップロアカバー2
1をステップカバー19の正規の位置に取付けることが
できる。
【0020】次いでステップ本体18の突起18cをス
テップカバー19の挿入孔19jにそれぞれ挿入し、こ
の状態でステップカバー19の取付孔19kをフロアサ
イドプレート13及びフロントブラケット14の透孔1
3aに一致させ、第2ボルト32を取付孔19k及び透
孔13aに挿通してナット26に螺合する。これにより
ステップカバー19がフロアサイドプレート13及びフ
ロントブラケット14に取付けられる。次にフロントブ
ラケット14及びリヤブラケット16の挿通孔14a,
16aに第1ボルト31を挿通してステップ本体18の
突起18cの雌ねじ18dに螺合することにより、ステ
ップ本体18をフロントブラケット14及びリヤブラケ
ット16に取付ける。このときフロントブラケット14
の2つの挿通孔14a,14aに挿通される2本の第1
ボルト31,31のうちの一方のボルト31には、ステ
ー25の孔25aが遊嵌される。更に第3ボルト33を
ステップロアカバー21のサイドフランジ部21cの孔
21f及びステー25の孔25bに挿通した後、ステー
25に固着されたナット25cに螺合することによりス
テップロアカバー21の下部を固定する。
【0021】このような比較的簡単な作業でステップ1
7をフロアサイドプレート13等に取付けることがで
き、またステップロアカバー21の下端がエアスポイラ
23一体型のフロントバンパ22の下端に一致するた
め、キャブ11の見栄えを損うことはない。更にエアス
ポイラ23一体型のフロントバンパ22を損傷等して交
換するときに、エアスポイラ23のない通常のフロント
バンパ(図示せず)、即ち高さの比較的小さいフロント
バンパをキャブ11に取付けても、ステップロアカバー
21を取外せば、フロントバンパの下端とステップカバ
ー19のスカート部19gの下端が一致しかつスカート
部19gにロアカバー取付用孔が形成されていないた
め、キャブ11の見栄えを損うことはない。
【0022】なお、上記実施の形態では、1段のステッ
プを挙げたが、これに限らず2段又は3段以上のステッ
プでもよい。また、上記実施の形態では、ステップをキ
ャブの助手席側のサイドドア下方のボデーに取付けた場
合を説明したが、キャブの運転席側のサイドドア下方の
ボデーにも取付けて左右対称にすることが好ましい。ま
た、上記実施の形態では、フロントブラケット及びリヤ
ブラケットをフロアサイドプレートに固着したが、フロ
ントブラケット及びリヤブラケットをプレス加工により
フロアサイドプレートと一体的に形成してもよい。更
に、上記実施の形態では、ボスに下穴を形成したが、ボ
スにねじ穴を形成してもよい。このねじ穴はボスにナッ
トを埋設することにより、或いはタップにて雌ねじを切
ることにより形成される。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
テップカバーの棚部の外縁内面にボスを内方に向って突
設し、ステップロアカバーの上縁に棚部の外縁上面から
開口部に臨んでボスの端面に対向するようにステーを突
設し、ステー及びボスに孔心が一致する通孔及び下穴又
はねじ穴をそれぞれ形成したので、ステップロアカバー
の特別な位置決め作業をせず、かつステップカバーのス
カート部にステップロアカバー取付け用の孔をあけず
に、スクリュウを通孔を介して下穴又はねじ穴にねじ込
むだけでステップロアカバーをステップカバーの正規の
位置に取付けることができる。また当て板等を必要とす
る従来の改善前のステップや、2種類のステップカバー
が必要であった従来のステップと比較して、本発明で
は、当て板等を不要にできかつステップカバーが1種類
で済むので、ステップロアカバー取付用部品の点数及び
重量を低減できる。この結果、製造コストを低減でき
る。またステップカバーの棚部の外縁とステップロアカ
バーの上縁との間に隙間が生じて見栄えを損う従来のス
テップと比較して、本発明では、上記隙間が生じないの
で、見栄えを向上できる。
【0024】またステップロアカバーをステップカバー
に取付けるためにナットを締上げるとステップロアカバ
ーの表面がへこむ従来の改善前のステップと比較して、
本発明では、ステップロアカバーをステップカバーに取
付けるためにスクリュウを締上げてもステップロアカバ
ーにへこみが発生しないので、更に見栄えを向上でき
る。更に乗員が誤ってステップロアカバーの上縁に足を
掛けるとステップロアカバーを損傷する恐れのあった従
来のステップと比較して、本発明では、ステップロアカ
バーのステーが棚部の外縁上面から開口部に臨んで、棚
部の外縁内面のボスに固定されるので、ステップロアカ
バーの上縁に足を掛けてもステップロアカバーが損傷す
ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の車両のステップを示す図3の
A−A線断面図。
【図2】その車両のフロアサイドプレートを含むステッ
プの分解斜視図。
【図3】そのステップを取付けたキャブの斜視図。
【図4】第1の従来例を示す図1に対応する断面図。
【図5】そのステップの分解斜視図。
【図6】第2の従来例を示す図1に対応する断面図。
【図7】第3の従来例を示す図1に対応する断面図。
【図8】図7のB−B線断面図。
【符号の説明】
13 フロアサイドプレート(ボデー) 14 フロントブラケット(ボデー) 16 リヤブラケット(ボデー) 17 ステップ 18 ステップ本体 19 ステップカバー 19d 棚部 19e 開口部 19f 棚部の外縁 19g スカート部 19h ボス 19i 下穴 21 ステップロアカバー 21d ステー 21e 通孔 24 スクリュウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 3/00 B62D 25/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のボデー(13,14,16)に水平に取付け
    られたステップ本体(18)と、前記ステップ本体(18)の下
    面周縁を覆う棚部(19d)を有し前記棚部(19d)の中央に開
    口部(19e)が形成されかつ前記ボデー(13,14,16)に取付
    けられたステップカバー(19)と、前記ステップカバー(1
    9)に取付けられ前記棚部(19d)の外縁(19f)のスカート部
    (19g)表面を覆いかつ前記スカート部(19g)より下方に延
    びるステップロアカバー(21)とを備えた車両のステップ
    において、 前記棚部(19d)の外縁(19f)内面にボス(19h)が内方に向
    って突設され、 前記ステップロアカバー(21)の上縁に前記棚部(19d)の
    外縁(19f)上面から前記開口部(19e)に臨んで前記ボス(1
    9h)の端面に対向するようにステー(21d)が突設され、 前記ステー(21d)及び前記ボス(19h)に孔心が一致する通
    孔(21e)及び下穴(19i)又はねじ穴がそれぞれ形成され、 スクリュウ(24)を前記通孔(21e)を介して前記下穴(19i)
    又は前記ねじ穴にねじ込むことにより前記ステップロア
    カバー(21)が前記ステップカバー(19)に取付けられたこ
    とを特徴とする車両のステップ。
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