JP3264318B2 - 射出成形用金型 - Google Patents
射出成形用金型Info
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- JP3264318B2 JP3264318B2 JP35149496A JP35149496A JP3264318B2 JP 3264318 B2 JP3264318 B2 JP 3264318B2 JP 35149496 A JP35149496 A JP 35149496A JP 35149496 A JP35149496 A JP 35149496A JP 3264318 B2 JP3264318 B2 JP 3264318B2
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 22
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/28—Closure devices therefor
- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミラブルタイプゴ
ムに好適な射出成形用金型の構造に関する。
ムに好適な射出成形用金型の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】ミラブルタイプゴム、すなわち、常温で
固形で加温すると流動性が得られ、かつ、架橋温度に達
すると硬化する、混練可能な架橋性ゴム組成物は、各種
コネクタ等のパッキン、グロメットあるいはプラグキャ
ップ等の成形原料として用いられている。
固形で加温すると流動性が得られ、かつ、架橋温度に達
すると硬化する、混練可能な架橋性ゴム組成物は、各種
コネクタ等のパッキン、グロメットあるいはプラグキャ
ップ等の成形原料として用いられている。
【０００３】図５に従来用いられてきたミラブルタイプ
ゴム用射出成形用金型のモデル図を示す。原料のミラブ
ルタイプゴムは適度な流動性を有するよう昇温されて射
出成形機ノズル（図示せず）から、図５の固定取付板５
１に設けられたスプルーブッシュ部からランナープレー
ト５２のスプルー５３を経由して固定型５４及び可動型
５５によって形成されたランナー５６及びゲート５７を
通ってキャビティ５８に充填される。
ゴム用射出成形用金型のモデル図を示す。原料のミラブ
ルタイプゴムは適度な流動性を有するよう昇温されて射
出成形機ノズル（図示せず）から、図５の固定取付板５
１に設けられたスプルーブッシュ部からランナープレー
ト５２のスプルー５３を経由して固定型５４及び可動型
５５によって形成されたランナー５６及びゲート５７を
通ってキャビティ５８に充填される。
【０００４】固定型５４及び可動型５５は内蔵されたカ
ートリッジヒーター５９によって成形時に昇温されて、
キャビティ５８内部のミラブルタイプゴムの架橋反応を
進行させる。架橋反応の結果、硬化して得られた製品
は、ランナー５６及びゲート５７で硬化した部分と共に
可動型を型開きして取り出される。
ートリッジヒーター５９によって成形時に昇温されて、
キャビティ５８内部のミラブルタイプゴムの架橋反応を
進行させる。架橋反応の結果、硬化して得られた製品
は、ランナー５６及びゲート５７で硬化した部分と共に
可動型を型開きして取り出される。
【０００５】なお、可動型５４とランナープレート５２
との間には断熱板６０があって可動型５４からランナー
プレート５２への熱の移動を防止し、また、ランナープ
レート５２には冷却機構６１があって、断熱板が遮断し
きれずにランナープレート５２へ移動した熱を除去し、
スプール内でのミラブルタイプゴムの架橋反応の進行を
防止して、ランナーやゲートでのつまりの発生や製品の
品質低下を防止している。
との間には断熱板６０があって可動型５４からランナー
プレート５２への熱の移動を防止し、また、ランナープ
レート５２には冷却機構６１があって、断熱板が遮断し
きれずにランナープレート５２へ移動した熱を除去し、
スプール内でのミラブルタイプゴムの架橋反応の進行を
防止して、ランナーやゲートでのつまりの発生や製品の
品質低下を防止している。
【０００６】このような金型は、次のような欠点があっ
た。すなわち、成形時にランナー５６やゲート５７に存
在するミラブルタイプゴムは架橋反応が進行するため、
その原料が無駄となり、また、型開きの際にはこの部分
の硬化物を除去する必要があるが、この除去を自動化し
ようとすると装置コストが上昇し、また、人手で除去し
ようとすると人件費が必要となる。またランナープレー
ト５２内のスプルーにも熱が伝導し、そのためこの部分
に存在する原料の架橋反応が進行し、いわゆる「ママ
コ」が発生して、ゲート詰まりの原因となる、ないし、
不良品率の上昇をきたす。
た。すなわち、成形時にランナー５６やゲート５７に存
在するミラブルタイプゴムは架橋反応が進行するため、
その原料が無駄となり、また、型開きの際にはこの部分
の硬化物を除去する必要があるが、この除去を自動化し
ようとすると装置コストが上昇し、また、人手で除去し
ようとすると人件費が必要となる。またランナープレー
ト５２内のスプルーにも熱が伝導し、そのためこの部分
に存在する原料の架橋反応が進行し、いわゆる「ママ
コ」が発生して、ゲート詰まりの原因となる、ないし、
不良品率の上昇をきたす。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な欠点を改良する、すなわち、原料の無駄、ランナーで
の硬化の発生やゲート詰まりを防止し、不良品の発生の
少ない優れた射出成形用の金型を提供することを目的と
する。
な欠点を改良する、すなわち、原料の無駄、ランナーで
の硬化の発生やゲート詰まりを防止し、不良品の発生の
少ない優れた射出成形用の金型を提供することを目的と
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明の射出成形用金型は、請求項１の記載の通り、
ミラブルゴムを原料として射出成形を行う際に用いる射
出成形用金型であって、キャビティに接してニードルバ
ルブにて開閉される二次ノズルを有し、かつ、二次ノズ
ルの基部と該二次ノズル内部のミラブルゴムとを冷却す
る手段を有する。
に本発明の射出成形用金型は、請求項１の記載の通り、
ミラブルゴムを原料として射出成形を行う際に用いる射
出成形用金型であって、キャビティに接してニードルバ
ルブにて開閉される二次ノズルを有し、かつ、二次ノズ
ルの基部と該二次ノズル内部のミラブルゴムとを冷却す
る手段を有する。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明において二次ノズルとは射
出成形機のノズル（一次ノズル）から金型内に射出され
たミラブルタイプゴムをキャビティに導入するランナー
に接続されているノズルであり、この二次ノズルが型締
時に形成されるキャビティに直接接していることが必要
である。キャビティと二次ノズルとの間に距離がある
と、その部分でミラブルタイプゴムが硬化してしまうた
め、本発明の効果が得られない。また、上記二次ノズル
はニードルバルブを有するものであることが必要であ
る。すなわちニードルバルブがないと、ノズル出口（ゲ
ート部）に未硬化ミラブルゴムが滞留してしまうため、
本発明の効果が得られない。
出成形機のノズル（一次ノズル）から金型内に射出され
たミラブルタイプゴムをキャビティに導入するランナー
に接続されているノズルであり、この二次ノズルが型締
時に形成されるキャビティに直接接していることが必要
である。キャビティと二次ノズルとの間に距離がある
と、その部分でミラブルタイプゴムが硬化してしまうた
め、本発明の効果が得られない。また、上記二次ノズル
はニードルバルブを有するものであることが必要であ
る。すなわちニードルバルブがないと、ノズル出口（ゲ
ート部）に未硬化ミラブルゴムが滞留してしまうため、
本発明の効果が得られない。
【００１０】なお、上記二次ノズルの基部は冷却される
ことが望ましい。この冷却により、上記ニードルバルブ
を間接的に冷却することができ、また、二次ノズル内部
のミラブルゴムも冷却することができるので二次ノズル
内でのゴムの硬化を完全に防止することができる。
ことが望ましい。この冷却により、上記ニードルバルブ
を間接的に冷却することができ、また、二次ノズル内部
のミラブルゴムも冷却することができるので二次ノズル
内でのゴムの硬化を完全に防止することができる。
【００１１】ここで本発明の射出成形用金型の実施の具
体例を図面を参照して説明する。すなわち、図１は本発
明に係る射出成形用金型の一例の断面を示すモデル図で
ある。可動型１及び固定型２によって形成されるキャビ
ティ３へ原料を導入するゲート部４にニードルバルブ５
を有する二次ノズル６を設け、この二次ノズル６基部の
ゲートコア７を外側から冷媒（本例では水）により冷却
して二次ノズル内部での原料の架橋反応の進行を防止す
る。なお、二次ノズル６の開閉はニードルバルブ５に接
続されたシャットオフピン８を油圧シリンダ９により制
御することで行う。なお、油圧シリンダの代わりに空圧
シリンダを用いても良い。
体例を図面を参照して説明する。すなわち、図１は本発
明に係る射出成形用金型の一例の断面を示すモデル図で
ある。可動型１及び固定型２によって形成されるキャビ
ティ３へ原料を導入するゲート部４にニードルバルブ５
を有する二次ノズル６を設け、この二次ノズル６基部の
ゲートコア７を外側から冷媒（本例では水）により冷却
して二次ノズル内部での原料の架橋反応の進行を防止す
る。なお、二次ノズル６の開閉はニードルバルブ５に接
続されたシャットオフピン８を油圧シリンダ９により制
御することで行う。なお、油圧シリンダの代わりに空圧
シリンダを用いても良い。
【００１２】図２〜図４を用いてこの金型を使用する成
形法について詳細に説明する。まず油圧シリンダ９を制
御してシャットオフピン８に接続されたニードルバルブ
５をノズル後方に退避させると同時に、射出圧力２０〜
１００ｋｇ／ｃｍ2で６０℃程度に加熱されたミラブル
タイプゴム１１をゲート部４を経由してキャビティ内に
導入する（図２参照）。なお、この際ニードルバルブ５
は冷媒により間接的に冷却される。
形法について詳細に説明する。まず油圧シリンダ９を制
御してシャットオフピン８に接続されたニードルバルブ
５をノズル後方に退避させると同時に、射出圧力２０〜
１００ｋｇ／ｃｍ2で６０℃程度に加熱されたミラブル
タイプゴム１１をゲート部４を経由してキャビティ内に
導入する（図２参照）。なお、この際ニードルバルブ５
は冷媒により間接的に冷却される。
【００１３】その後、再度油圧シリンダ９を制御してニ
ードルバルブ５を復帰させゲート部４を閉じる。このと
きキャビティ内のミラブルタイプゴムは可動型１及び固
定型２に内蔵されたヒータにより１５０〜１９０℃に加
熱され、１２０〜２４０秒後に硬化して製品１２が形成
される（図３参照）。この際ニードルバルブ５の温度は
上述のように冷やされて低くなっているため、金型の熱
がノズル部６内部のミラブルタイプゴムへ伝わりにく
く、ノズル部６でのこれらゴムの架橋反応が進行しない
ので、ゲート詰まりや製品の品質低下などの障害が防止
される。
ードルバルブ５を復帰させゲート部４を閉じる。このと
きキャビティ内のミラブルタイプゴムは可動型１及び固
定型２に内蔵されたヒータにより１５０〜１９０℃に加
熱され、１２０〜２４０秒後に硬化して製品１２が形成
される（図３参照）。この際ニードルバルブ５の温度は
上述のように冷やされて低くなっているため、金型の熱
がノズル部６内部のミラブルタイプゴムへ伝わりにく
く、ノズル部６でのこれらゴムの架橋反応が進行しない
ので、ゲート詰まりや製品の品質低下などの障害が防止
される。
【００１４】次いで、移動型１が移動して型開きされ、
製品１２が製品取り出し機構（図示せず）により固定型
から取り出される（図４参照）。このように、加熱され
る部分にランナーがないためランナー内部での硬化品が
発生しないためその取り出し工程が不要となると同時に
原料が無駄に使用されることがない。
製品１２が製品取り出し機構（図示せず）により固定型
から取り出される（図４参照）。このように、加熱され
る部分にランナーがないためランナー内部での硬化品が
発生しないためその取り出し工程が不要となると同時に
原料が無駄に使用されることがない。
【００１５】
【発明の効果】本発明に係る射出成形用金型を用いるこ
とで、原料のミラブルゴムの不用意な硬化を防止でき、
ゲートつまりによる生産性の低下や品質の低下を未然に
防止することができる。また、ランナー部での硬化が発
生しないため、原料の無駄あるいは硬化品の取り出しの
ための手間・設備が不要となる。
とで、原料のミラブルゴムの不用意な硬化を防止でき、
ゲートつまりによる生産性の低下や品質の低下を未然に
防止することができる。また、ランナー部での硬化が発
生しないため、原料の無駄あるいは硬化品の取り出しの
ための手間・設備が不要となる。
【図１】本発明の射出成形用金型の一例の断面を示すモ
デル図である。
デル図である。
【図２】図１の金型を使用した成型法の第１工程（原料
射出時）を示すモデル図である。
射出時）を示すモデル図である。
【図３】図１の金型を使用した成型法の第２工程（架橋
時）を示すモデル図である。
時）を示すモデル図である。
【図４】図１の金型を使用した成型法の第３工程（製品
取り出し時）を示すモデル図である。
取り出し時）を示すモデル図である。
【図５】従来のミラブルタイプゴムの射出成形用金型の
断面を示すモデル図である。
断面を示すモデル図である。
１ 可動型 ２ 固定型 ３ キャビティ ４ ゲート部 ５ ニードルバルブ ６ 二次ノズル ７ ゲートコア ８ シャットオフピン ９ 油圧シリンダ １０ ランナー部 １１ ミラブルタイプゴム １２ 製品
フロントページの続き (72)発明者 村上 素久 静岡県榛原郡榛原町布引原206−１ 矢 崎部品株式会社 (56)参考文献 特開 昭63−109031（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−220790（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−345334（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−174604（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−11179（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−52837（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 45/20 - 45/37
Claims (1)
- 【請求項１】 ミラブルゴムを原料として射出成形を行
う際に用いる射出成形用金型であって、キャビティに接
してニードルバルブにて開閉される二次ノズルを有し、
かつ、二次ノズルの基部と該二次ノズル内部のミラブル
ゴムとを冷却する手段を有することを特徴とする射出成
形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35149496A JP3264318B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35149496A JP3264318B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 射出成形用金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10193404A JPH10193404A (ja) | 1998-07-28 |
| JP3264318B2 true JP3264318B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=18417682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35149496A Expired - Fee Related JP3264318B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 射出成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3264318B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110370560A (zh) * | 2019-07-18 | 2019-10-25 | 中山市富晟特热流道科技有限公司 | 一种防拉丝的热流道热咀 |
| CN112827688B (zh) * | 2021-01-08 | 2021-11-23 | 清华大学 | 一种利用冷却工质冷却阀芯针的喷射器 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35149496A patent/JP3264318B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10193404A (ja) | 1998-07-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011113 |
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