JP3264096B2 - 横型気相成長装置および横型熱処理装置 - Google Patents

横型気相成長装置および横型熱処理装置

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JP3264096B2
JP3264096B2 JP13137494A JP13137494A JP3264096B2 JP 3264096 B2 JP3264096 B2 JP 3264096B2 JP 13137494 A JP13137494 A JP 13137494A JP 13137494 A JP13137494 A JP 13137494A JP 3264096 B2 JP3264096 B2 JP 3264096B2
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tube
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、横型気相成長装置
よび横型熱処理装置に関し、例えば、横型MOCVD
(有機金属化学気相成長)装置に適用して好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】MOCVD装置には種々の構成のものが
あるが、そのうち横型MOCVD装置は、横型反応管内
に高流速でガス原料を流すことができることなどによ
り、高品質の化合物半導体素子の製造に適している。
【0003】図18は横型MOCVD装置の一例を示
し、実験室規模のものである。この図18に示す横型M
OCVD装置においては、サセプタ101のみ反応管1
02から基板交換室103に移動させて基板104を交
換する。ここで、反応管102から基板交換室103へ
のサセプタ101の移動の際には、ゲートバルブ105
を開ける。なお、図18において、符号106は高周波
加熱コイル、107は熱電対を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の図18に示す横
型MOCVD装置を生産に用いるためには、その大型化
が必要であるが、この大型化の問題以前に次のような問
題の解決が必須である。すなわち、基板104を交換す
る際には、大量の析出物が存在する反応管102内の下
流を基板104が通るので、その表面が汚染されるおそ
れがある。
【0005】したがって、この発明の目的は、基板を交
換する際に基板の表面が汚染されるのを防止することが
できる横型MOCVD装置などの横型気相成長装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、横型の反応管(21)と、基板(S)
を載せるためのサセプタ(23)と、サセプタ(23)
を加熱するための加熱手段(29)とを有する横型気相
成長装置において、反応管(21)の管壁に設けられた
開口(21a)にサセプタ(23)を着脱可能に構成さ
サセプタ(23)は固定部およびこの固定部に対し
て回転する回転部(24、25)から成り、回転部(2
4、25)上に基板(S)が載せられることを特徴とす
るものである。
【0007】この発明において、サセプタ(23)は、
開口(21a)にはめ込まれたときに反応管(21)の
管壁の一部を構成する。また、サセプタ(23)は、反
応管(21)に対して垂直な方向に移動可能に構成され
る。加熱手段(29)は、サセプタ(23)に関して反
応管(21)と反対側の部分にサセプタ(23)と一体
的に設けられる。ここで、加熱手段(29)としては、
例えば、熱効率が高くて低消費電力の抵抗加熱源が好適
に用いられる。
【0008】この発明の一実施形態においては、サセプ
タ(23)および加熱手段(29)は、反応管(21)
に対して垂直な方向に移動可能な台(33)に取り付け
られる。これらのサセプタ(23)および加熱手段(2
9)は、支持ばね(32)を介して台(33)に取り付
けられる。この支持ばね(32)としては、一方向にの
み自由度を有するものが好適に用いられ、具体的には例
えば板ばねが用いられる。
【0009】この発明の一実施形態において、サセプタ
(23)は固定部およびこの固定部に対して回転する回
転部(24、25)から成り、回転部(24、25)上
に基板(S)が載せられる。ここで、回転部(24、2
5)は第1の歯車から成り、第1の歯車は第2の歯車
(26)により回転可能に構成される。この第2の歯車
(26)には、モータ(27)の軸(27a)に接続さ
れたワイヤ(28)を介してモータ(27)の回転力が
伝達される。
【0010】この発明の典型的な一実施形態において
は、サセプタ(23)上の基板(S)を交換するための
基板交換室(22)をさらに有する。この場合、サセプ
タ(23)および加熱手段(29)は反応管(21)に
対して垂直な方向に移動可能な台(33)に取り付けら
れ、基板(S)を交換するときに反応管(21)に対し
て垂直な方向に台(33)を移動することにより基板交
換室(22)内にサセプタ(23)および加熱手段(2
9)を導入するように構成される。
【0011】また、基板交換室(22)内に設けられた
回転軸(35)に沿って移動可能なアクチュエータ(3
4)が台(33)に取り付けられる。ここで、このアク
チュエータ(34)は、ベアリング(BB)と回転軸
(35)との間の摩擦力により回転軸(35)の軸方向
の駆動力が生じるように構成されたリニアアクチュエー
タである。
【0012】さらに、基板交換室(22)内には基板
(S)を交換するための可動なアームが設けられる。こ
のアームは、第1のアーム(40)およびその先端に取
り付けられ、かつ基板(S)を真空吸着するための穴
(41a、41b)を有する第2のアーム(41)から
成り、第2のアーム(41)は第1のアーム(40)の
先端側の一端を中心として回転可能でかつその中心軸の
周りに回転可能に構成される。この発明はまた、横型の
反応管と、基板を載せるためのサセプタと、サセプタを
加熱するための加熱手段とを有する横型気相成長装置に
おいて、 反応管の管壁に設けられた開口にサセプタを着
脱可能に構成され、 加熱手段はサセプタに関して反応管
と反対側の部分にサセプタと一体的に設けられ、 サセプ
タおよび加熱手段は反応管に対して垂直な方向に移動可
能な台に支持ばねを介して取り付けられている ことを特
徴とするものである。 この発明はまた、横型の反応管
と、基板を載せるためのサセプタと、サセプタを加熱す
るための加熱手段とを有する横型気相成長装置におい
て、 反応管の管壁に設けられた開口にサセプタを着脱可
能に構成され、 サセプタは固定部およびこの固定部に対
して回転する回転部から成り、回転部上に基板が載せら
れ、 回転部は第1の歯車から成り、第1の歯車は第2の
歯車により回転可能に構成され、 モータの軸に接続され
たワイヤを介して第2の歯車にモータの回転力が伝達さ
れるように構成されている ことを特徴とするものであ
る。 この発明はまた、横型の反応管と、基板を載せるた
めのサセプタと、サセプタを加熱するための加熱手段
と、サセプタ上の基板を交換するための基板交換室とを
有する横型気相成長装置において、 反応管の管壁に設け
られた開口にサセプタを着脱可能に構成され、 サセプタ
および加熱手段は反応管に対して垂直な方向に移動可能
な台に取り付けられ、基板を交換するときに反応管に対
して垂直な方向に台を移動することにより基板交換室内
にサセプタおよび加熱手段を導入するように構成され、
基板交換室内において反応管に対して垂直な方向に台を
移動する手段として無潤滑のリニアアクチュエータを用
いた ことを特徴とするものである。 この発明はまた、横
型の反応管と、基板を載せるためのサセプタと、サセプ
タを加熱するための加熱手段と、サセプタ上の基板を交
換するための基板交換室とを有する横型気相成長装置に
おいて、 反応管の管壁に設けられた開口にサセプタを着
脱可能に構成され、 サセプタおよび加熱手段は反応管に
対して垂直な方向に移動可能な台に取り付けられ、基板
を交換するときに反応管に対して垂直な方向に台を移動
することにより基板交換室内にサセプタおよび加熱手段
を導入するように構成され、 基板交換室内に設けられた
回転軸に沿って移動可能なアクチュエータが台に取り付
けられ、アクチュエータはベアリングと回転軸との間の
摩擦力により回転軸の軸方向の駆動力が生じるように構
成されている ことを特徴とするものである。 この発明は
また、横型の反応管と、基板を載せるためのサセプタ
と、サセプタを加熱するための加熱手段と、サセプタ上
の基板を交換するための基板交換室とを有する横型気相
成長装置において、 反応管の管壁に設けられた開口にサ
セプタを着脱可能に構成され、 サセプタおよび加熱手段
は反応管に対して垂直な方向に移動可能な台に取り付け
られ、基板を交換するときに反応管に対して垂直な方向
に台を移動することにより基板交換室内にサセプタおよ
び加熱手段を導入するように構成され、 基板交換室内に
は基板を交換するための可動なアームが設けられ、アー
ムは第1のアームおよびその先端に取り付けられ、かつ
基板を真空吸着するための穴を有する第2のアームから
成り、第2のアームは第1のアームの先端側の一端を中
心として回転可能でかつその中心軸の周りに回転可能に
構成されている ことを特徴とするものである。 この発明
はまた、横型の反応管と、基板を載せるためのサセプタ
と、サセプタを加熱するための加熱手段と、サセプタ上
の基板を交換するための基板交換室とを有する横型気相
成長装置において、 反応管の管壁に設けられた開口にサ
セプタを着脱可能に構成され、 サセプタおよび加熱手段
は反応管に対して垂直な方向に移動可能な台に取り付け
られ、基板を交換するときに反応管に対して垂直な方向
に台を移動することにより基板交換室内にサセプタおよ
び加熱手段を導入するように構成され、 開口にサセプタ
がはめ込まれているときに、少なくともサセプタおよび
台を含む仕切り壁により仕切られた空間が形成され、こ
の空間と反応管の内部とが連通している ことを特徴とす
るものである。 この発明はさらに、横型の処理管と、基
板を載せるためのサセプタと、サセプタを加熱するため
の加熱手段とを有する横型熱処理装置において、 処理管
の管壁に設けられた開口にサセプタを着脱可能に構成さ
れ、 サセプタは固定部およびこの固定部に対して回転す
る回転部から成り、回転部上に基板が載せられる ことを
特徴とするものである。 この発明はさらに、横型の処理
管と、基板を載せるためのサセプタと、サセプタを加熱
するための加熱手段とを有する横型熱処理装置におい
て、 処理管の管壁に設けられた開口にサセプタを着脱可
能に構成され、 加熱手段はサセプタに関して処理管と反
対側の部分にサセプタと一体的に設けられ、 サセプタお
よび加熱手段は処理管に対して垂直な方向に移動可能な
台に支持ばねを介して取り付けられている ことを特徴と
するものである。 この発明はさらに、横型の処理管と、
基板を載せるためのサセプタと、サセプタを加熱するた
めの加熱手段とを有する横型熱処理装置において、 処理
管の管壁に設けられた開口にサセプタを着脱可能に構成
され、 サセプタは固定部およびこの固定部に対して回転
する回転部から成り、回転部 上に基板が載せられ、 回転
部は第1の歯車から成り、第1の歯車は第2の歯車によ
り回転可能に構成され、 モータの軸に接続されたワイヤ
を介して第2の歯車にモータの回転力が伝達されるよう
に構成されている ことを特徴とするものである。 この発
明はさらに、横型の処理管と、基板を載せるためのサセ
プタと、サセプタを加熱するための加熱手段と、サセプ
タ上の基板を交換するための基板交換室とを有する横型
熱処理装置において、 処理管の管壁に設けられた開口に
サセプタを着脱可能に構成され、 サセプタおよび加熱手
段は処理管に対して垂直な方向に移動可能な台に取り付
けられ、基板を交換するときに処理管に対して垂直な方
向に台を移動することにより基板交換室内にサセプタお
よび加熱手段を導入するように構成され、 基板交換室内
において処理管に対して垂直な方向に台を移動する手段
として無潤滑のリニアアクチュエータを用いた ことを特
徴とするものである。 この発明はさらに、横型の処理管
と、基板を載せるためのサセプタと、サセプタを加熱す
るための加熱手段と、サセプタ上の基板を交換するため
の基板交換室とを有する横型熱処理装置において、 処理
管の管壁に設けられた開口にサセプタを着脱可能に構成
され、 サセプタおよび加熱手段は処理管に対して垂直な
方向に移動可能な台に取り付けられ、基板を交換すると
きに処理管に対して垂直な方向に台を移動することによ
り基板交換室内にサセプタおよび加熱手段を導入するよ
うに構成され、 基板交換室内に設けられた回転軸に沿っ
て移動可能なアクチュエータが台に取り付けられ、アク
チュエータはベアリングと回転軸との間の摩擦力により
回転軸の軸方向の駆動力が生じるように構成されている
ことを特徴とするものである。 この発明はさらに、横型
の処理管と、基板を載せるためのサセプタと、サセプタ
を加熱するための加熱手段と、サセプタ上の基板を交換
するための基板交換室 とを有する横型熱処理装置におい
て、 処理管の管壁に設けられた開口にサセプタを着脱可
能に構成され、 サセプタおよび加熱手段は処理管に対し
て垂直な方向に移動可能な台に取り付けられ、基板を交
換するときに処理管に対して垂直な方向に台を移動する
ことにより基板交換室内にサセプタおよび加熱手段を導
入するように構成され、 基板交換室内には基板を交換す
るための可動なアームが設けられ、アームは第1のアー
ムおよびその先端に取り付けられ、かつ基板を真空吸着
するための穴を有する第2のアームから成り、第2のア
ームは第1のアームの先端側の一端を中心として回転可
能でかつその中心軸の周りに回転可能に構成されている
ことを特徴とするものである。 この発明はさらに、横型
の処理管と、基板を載せるためのサセプタと、サセプタ
を加熱するための加熱手段と、サセプタ上の基板を交換
するための基板交換室とを有する横型熱処理装置におい
て、 処理管の管壁に設けられた開口にサセプタを着脱可
能に構成され、 サセプタおよび加熱手段は処理管に対し
て垂直な方向に移動可能な台に取り付けられ、基板を交
換するときに処理管に対して垂直な方向に台を移動する
ことにより基板交換室内にサセプタおよび加熱手段を導
入するように構成され、 開口にサセプタがはめ込まれて
いるときに、少なくともサセプタおよび台を含む仕切り
壁により仕切られた空間が形成され、この空間と処理管
の内部とが連通している ことを特徴とするものである。
【0013】この発明において、横型気相成長装置は、
典型的には横型MOCVD装置であるが、例えば横型C
VD装置であってもよい。
【0014】
【作用】上述のように構成されたこの発明による横型気
相成長装置によれば、サセプタ(23)を反応管(2
1)に対して垂直な方向に移動することにより反応管
(21)の開口(21a)に対するサセプタ(23)の
着脱を容易に行うことができるので、大量の析出物が存
在する反応管(21)内の下流を基板(S)を通さず
に、基板を交換することができる。このため、基板を交
換する際に基板の表面が汚染されるのを防止することが
できる。
【0015】
【実施例】この発明の一実施例について説明する前に、
一般的なMOCVD装置の構成について説明する。
【0016】図15に示すように、MOCVD装置は一
般に、ガス供給系1、反応容器(反応管)2、減圧系
3、除害系4、基板交換系5および基板格納室6を有す
る。ガス供給系1はガス供給コントローラ7により制御
される。反応容器2内にはヒータによって加熱可能なサ
セプタが設けられており、このサセプタの上に基板が載
せられる。ヒータによるサセプタの加熱は加熱コントロ
ーラ8によって制御される。減圧系3は減圧コントロー
ラ9によって制御される。これらのガス供給コントロー
ラ7、加熱コントローラ8および減圧コントローラ9
は、結晶成長シーケンスコントローラ10によって制御
される。一方、基板交換系5は基板交換コントローラ1
1によって制御される。
【0017】ガス供給系1は、結晶成長に用いるガス原
料を所定量だけ反応容器2に供給するためのものであ
り、例えば図16に示すように構成される。ガス供給系
1は複数の原料供給チャネルを有し、各原料供給チャネ
ルに流量コントローラおよびバルブ(通常はエア駆動)
が取り付けられている。すなわち、図16においては、
バブラ12内に液体原料が入れられており、図示省略し
た水素純化装置によって高純度化された水素ガスがキャ
リアガスとしてこのバブラ12内に供給されることによ
り、この液体原料の蒸気圧分のガス原料が反応容器2に
供給される。バブラ12内に供給される水素ガスの流量
は流量コントローラ13によって制御される。一方、ガ
スボンベ14内のガス原料は、減圧バルブ15および流
量コントローラ16を介して反応容器2に供給される。
1 〜V7 はバルブを示す。ガス供給コントローラ7
は、結晶成長シーケンスコントローラ10からの命令に
基づいて、ガス供給系1の各原料供給チャネルを通るガ
ス原料の流量とバルブの開閉時間とを制御する。
【0018】減圧系3は、反応容器2内のガス原料を一
定の圧力に制御しながら排気するためのものであり、例
えば図17に示すように構成される。図17において、
減圧コントローラ9は、結晶成長シーケンスコントロー
ラ10(図15)からある圧力の排気命令を受け取る
と、まず大気圧ラインのバイパスバルブV8 を閉じ、次
に減圧ラインのストップバルブV9 を開ける。次に、反
応容器2内の圧力を圧力計17で測定し、この測定圧力
と設定圧力との差に応じた出力をコントロールバルブ
(例えば、バタフライバルブ)V10に与え、制御ループ
に入る。反応容器2を大気圧に戻すには、ストップバル
ブV9 を閉じ、容器内圧力が大気圧になった信号を受け
取ったときにバイパスバルブV8 を開ける。なお、図1
7において、符号18はフィルタ、19は真空ポンプを
示す。
【0019】基板交換系5は、サセプタ上に基板を載せ
たり、結晶成長後の基板を取ったりするためのものであ
る。基板交換を行うときには、この基板交換系5の基板
交換室が反応容器2と接続されるので、この基板交換室
は不活性ガスで満たされており、反応容器2の汚染を防
いでいる。
【0020】反応容器2は、反応ガスを加熱した基板に
接触させ、それによる生成物を基板上に堆積させるため
のものである。この反応容器2は、一般に、サセプタ、
サセプタを囲む容器、ガス入口、排気口および加熱源か
ら成っている。加熱方法としては、赤外線ランプによる
加熱、抵抗加熱、高周波加熱などが用いられる。
【0021】以下、この発明の一実施例について図面を
参照しながら説明する。なお、実施例の全図において、
同一または対応する部分には同一の符号を付す。図1は
この発明の一実施例による横型MOCVD装置を示し、
特に、その反応管および基板交換室の部分を示すもので
ある。この一実施例による横型MOCVD装置のその他
の構成、すなわちガス供給系、減圧系、除害系などは、
一般的なMOCVD装置、特に、横型MOCVD装置と
同様である。
【0022】図1において、符号21は例えば長方形の
断面形状を有する石英製の横型の反応管、22は例えば
ステンレス鋼製の基板交換室を示す。この場合、反応管
21の下部には、後述のサセプタがはめ込まれる開口2
1aが設けられている。この開口21aの形状は例えば
長方形である。さらに、反応管21の下部には、この開
口21aを囲むように反応管固定用の突出部21bが設
けられている。一方、開口21aに対応する部分におけ
る基板交換室22の上板には、突出部21bとほぼ相似
な形状を有するが、大きさは少し小さい開口22aが設
けられている。そして、突出部21bの下部がO−リン
グO1 を介して開口22aの周囲の部分に固定されるこ
とによって、反応管21と基板交換室22とが互いに固
定されている。
【0023】反応管21の下部に設けられた開口21a
には、例えばカーボン製のサセプタ23がはめ込まれる
ようになっている。このサセプタ23は、開口21aに
はめ込まれたときに、反応管21の管壁の一部を構成す
る。ここで、サセプタ23がこの開口21aにはめ込ま
れるときには、このサセプタ23の上部の外周部に設け
られた段部23aが開口21aの周囲の部分における反
応管21の外壁面に接触することにより、その位置決め
が行われる。
【0024】図2は反応管21の下部の開口21aには
め込まれるサセプタ23の上部の平面図である。図2に
おいて、サセプタ23の上部に浅い円形の穴23b、2
3cが互いに隣接して設けられており、これらの穴23
b、23cに例えばカーボン製の基板回転用歯車24、
25がそれぞれ回転可能に収納されている。これらの基
板回転用歯車4、5上に、結晶成長を行うべき基板Sが
載せられる。ここで、これらの基板回転用歯車24、2
5もサセプタの一部を構成する。この場合、サセプタ2
3が反応管21の開口21aにはめ込まれたときのこれ
らの基板回転用歯車24、25の上面は、反応管21の
下部の内壁面とほぼ一致するようになっている。ただ
し、この場合、サセプタ23が反応管21の開口21a
にはめ込まれたとき、基板回転用歯車24、25上の基
板Sは、反応管21の実効的な断面積がその下流に向か
って減少する方向に所定角度傾斜している。
【0025】サセプタ23の上部にはもう一つの穴23
dが設けられており、この穴23dに、図3に示すよう
なモータ歯車26が回転可能に収納されている。このモ
ータ歯車26は基板回転用歯車24、25とそれぞれ噛
み合っており、このモータ歯車26の回転により基板回
転用歯車24、25がそれぞれ回転し、それによってそ
れらの上の基板Sがその中心軸の周りに回転するように
なっている。ここで、このように基板Sを回転させるの
は、基板S上に均一な結晶成長を行うためである。
【0026】モータ歯車26は、後述のサセプタ台座に
取り付けられたモータ27の軸27aの回転を例えばモ
リブデン製のL字型ワイヤ28を介してこのモータ歯車
26に伝達することにより回転するようになっている。
ここで、図3に示すように、このL字型ワイヤ28によ
る回転の伝達は、このL字型ワイヤ28のL字型に折り
曲げられた先端部を、モータ歯車26の上部に設けられ
た、L字型ワイヤ28の径よりも少し大きい幅の穴26
aに係合させることにより行われる。
【0027】図1において、サセプタ23の下部には、
ヒータ29および赤外反射板30が収納固定されてい
る。ヒータ29としては、例えばモリブデン製の薄膜ヒ
ータが用いられる。また、赤外反射板30としては、例
えばチタン蒸着膜上にアルミナ膜を設けものが用いられ
る。なお、サセプタ23が反応管21の開口21aには
め込まれたときには、ヒータ29は、反応管21内に流
される反応ガスには全く触れないようになっていること
に注意すべきである。
【0028】この一実施例においては、サセプタ23の
下部に、断熱支柱31を介して支持ばね32の上端が固
定されている。この場合、この支持ばね32はサセプタ
23の下部の四隅にそれぞれ取り付けられている。この
支持ばね32の下端は、例えばステンレス鋼製のサセプ
タ台座33の上板に固定されている。そして、この支持
ばね32の伸縮により、サセプタ23、ヒータ29およ
び赤外反射板30の全体がサセプタ台座33に対して上
下方向に移動可能になっている。この支持ばね32とし
ては、一方向(この場合は図1の上下方向)にのみ自由
度を有するものが好適に用いられる。具体的には、この
支持ばね32としては例えばモリブデン製の板ばねが用
いられる。
【0029】サセプタ台座33の上板には穴33a、3
3bが設けられている。そして、穴33aに図示省略し
た軸シールを介してモータ27の軸27aが通されてい
る。また、穴33bにはハーメチックシールHが取り付
けられており、このハーメチックシールHにより、ヒー
タ29の一端に接続されたリード線Lが、サセプタ台座
33の上板の下部に取り出されている。なお、サセプタ
23の温度測定用の熱電対Tの一端もこのサセプタ台座
33の上板に設けられた穴(図示せず)を介してその下
部に取り出されている。
【0030】サセプタ台座33の側面には、回転運動を
直線運動に変換するリニアアクチュエータ34が取り付
けられている。そして、基板交換室22の底板に設けら
れた穴22bを通されたリニアシャフト35に沿ってこ
のリニアアクチュエータ34が直線的に移動することに
より、サセプタ台座33、したがってサセプタ23が昇
降自在になっている。この場合、リニアシャフト35の
下端が軸継手36によってモータ37の軸37aと接続
されており、この軸37aの回転によってリニアシャフ
ト35が回転し、それによってこのリニアシャフト35
に沿ってリニアアクチュエータ34が直線的に移動する
ようになっている。なお、リニアシャフト35は、図示
省略した支持部材により基板交換室22に回転可能に支
持されている。また、基板交換室22の底板の穴22b
とリニアシャフト35との間は、例えば、図示省略した
電磁流体シールにより真空シールされている。さらに、
この場合、リニアアクチュエータ34の昇降に伴うサセ
プタ台座33の昇降が高精度かつ円滑に行われるように
するため、このサセプタ台座33の側面の上部および下
部に取り付けられたガイドホイール38が、基板交換室
22の上板および底板の間に取り付けられたガイドレー
ル39上を移動し、それによって案内されるようになっ
ている。
【0031】図4および図5に示すように、リニアアク
チュエータ34は、例えばアルミニウム製の一対のブロ
ックハーフ34a、34bの両端面にそれぞれ3個ずつ
特殊なボールベアリングBBを取り付けたものである。
ここで、これらのボールベアリングBBは、それらのリ
ード角に相当する傾斜角度でリニアシャフト35を包む
ように取り付けられている。符号Bはブロックハーフ3
4a、34bを相互に締結するための、コイルスプリン
グが取り付けられた六角穴付きボルトを示す。なお、こ
のリニアアクチュエータ34は「ローリックス」という
商品名で市販されている。
【0032】このリニアアクチュエータ34において
は、そのボールベアリングBBとリニアシャフト35と
の間の摩擦力により軸方向の駆動力が生じ、それによっ
てリニアシャフト15に沿ってこのリニアアクチュエー
タ34が直線的に移動する。
【0033】再び図1を参照すると、図示省略した機構
により水平方向の移動が可能なロボットアーム40の先
端に基板吸着用のフィンガーアーム41が取り付けられ
ている。図6はこのフィンガーアーム41およびその近
傍の詳細を示す。図6に示すように、フィンガーアーム
41の根元の部分は、軸42により、ロボットアーム4
0の内部に通された軸43に取り付けられている。ロボ
ットアーム40の先端にはその中心軸の周りに対称配置
で3本の軸40aが固定されており、そのうちの1本の
先端にコイルスプリング44を介してボールベアリング
BB´が取り付けられ、残りの2本の先端には同様なボ
ールベアリングBB´が直接取り付けられている。これ
らのボールベアリングBB´は、フィンガーアーム41
の根元の部分を包むように設けられている。そして、こ
れらのボールベアリングBB´によりロボットアーム4
0に対するフィンガーアーム41の回転が可能となって
いるとともに、これらのボールベアリングBB´のうち
の一つがコイルスプリング44に取り付けられているこ
とにより軸42の周りのフィンガーアーム41の回転が
可能となっている。
【0034】フィンガーアーム41の下面には、真空吸
着用の円形の穴41a、41bが設けられている。図7
にこれらの穴41a、41bの平面形状を示す。これら
の穴41a、41bは、フィンガーアーム41の内部に
その軸方向に沿って設けられた真空吸引用の穴41c
(図6)と連通しており、この穴41cはさらに、ロボ
ットアーム40の内部に通された軸43の内部にその軸
方向に沿って設けられた真空吸引用の穴(図示せず)と
連通している。この軸43の内部に設けられた真空吸引
用の穴は、基板交換室22の外部に設けられた真空ポン
プ(図示せず)に接続されている。そして、この真空ポ
ンプにより、ロボットアーム40の内部に通された軸4
3の内部に設けられた真空吸引用の穴およびフィンガー
アーム41の内部に設けられた真空吸引用の穴41cを
真空排気することにより、フィンガーアーム41の下面
の穴41a、41bに基板Sを真空吸着することができ
るようになっている。フィンガーアーム41で基板Sを
真空吸着したときのそれらの相対的な位置関係は図7に
示す通りである。
【0035】次に、上述のように構成されたこの一実施
例による横型MOCVD装置において基板交換を行う方
法について説明する。
【0036】いま、基板S上への結晶成長が終了して反
応管21内へのガス原料の供給が停止された後、基板交
換が行われる直前の状態を考える。この状態では、図1
に示すように、結晶成長が終了した基板Sが載せられた
サセプタ23が反応管21の下部の開口21aにはめ込
まれている。また、サセプタ台座33の上板と基板交換
室22の上部の内壁との間は、O−リングO2 により真
空シールされている。このとき、サセプタ23、反応管
21の外壁の一部や突出部21b、サセプタ台座33の
上板などにより囲まれた空間には、基板交換室22の上
板に設けられた穴22cを通して不活性ガス、例えば窒
素(N2 )ガスが導入されており、このN2 ガスは反応
管21の下部の管壁に設けられた穴21cを通って反応
管21内に流れ出ている。これによって、この空間と反
応管21の内部とは実質的に同一圧力となっている。な
お、反応管21の下部の管壁に穴21cを設ける代わり
にサセプタ23の下流側の部分に穴を設け、この穴を通
して反応管21内にN2 ガスを流し出すようにしてもよ
い。一方、基板交換室22の側壁の下部には穴22d、
22eが設けられており、穴22dを通してN2 ガスが
基板交換室22内に導入され、穴22eを通して基板交
換室22からN2 ガスが外部に排出されるようになって
いる。このように基板交換室22内にN2 ガスを導入し
ておくのは、基板交換を行う際の反応管21の汚染を防
止するためである。
【0037】次に、モータ37の軸37aを回転させる
ことによりリニアアクチュエータ34をリニアシャフト
35に沿って下降させ、これによってサセプタ台座33
を図1において一点鎖線で示す基板交換位置まで下降さ
せる。この基板交換位置までサセプタ台座33が下降し
た状態を図8に示す。
【0038】ここで、最初、サセプタ23が反応管21
の下部の開口21aにはめ込まれていたときには、サセ
プタ23は支持ばね32の弾性力により反応管21の開
口21aの周囲の部分の外壁に押しつけられていたが、
上述のようにサセプタ台座33が下降するにつれてサセ
プタ23が反応管21の外壁から離れ始めると、支持ば
ね32は徐々に伸び、サセプタ23が反応管21の外壁
から完全に離れた状態(例えば、図9に示す状態)で
は、この支持ばね12はそれが支持しているサセプタ2
3などの重さ、そのばね定数や自然長などによって決ま
る長さに伸びている。
【0039】上述のようにサセプタ台座33を図8に示
す基板交換位置まで下降させた後、ロボットアーム40
を水平方向に移動させてフィンガーアーム41がサセプ
タ23上の基板Sに対して図7に示すような相対位置と
なるようにする。この状態におけるフィンガーアーム4
1およびサセプタ23の近傍の部分を図10に拡大して
示す。ここで、サセプタ23が支持ばね32によりサセ
プタ台座33上に支持されているため、サセプタ23が
反応管21の外壁から完全に離れてフリーとなった状態
におけるサセプタ台座33の上板に対するサセプタ23
の傾斜は、サセプタ23が反応管21の開口21aには
め込まれていたときと比べて、一般には異なっている。
【0040】次に、サセプタ台座33を少し上昇させて
フィンガーアーム41がサセプタ23上の基板Sに接触
するようにする。このとき、通常は、図11に示すよう
に、フィンガーアーム41の先端が基板Sと接触し、フ
ィンガーアーム41の先端の穴41a、41bからの真
空吸引が開始するが、この時点では、これらの穴41
a、41bは完全にはふさがっていないので、吸引圧力
はあまり高くない。
【0041】次に、サセプタ台座33をさらに上昇させ
ると、フィンガーアーム41の先端が基板Sで押される
ことにより、このフィンガーアーム41はその根元の軸
42の周りに回転し、ついには基板Sの表面に平行にな
る(図12)。この時点でフィンガーアーム41の穴4
1a、41bは完全にふさがり、吸引圧力は急上昇す
る。そこで、この圧力上昇を検出して信号を発生し、こ
の信号によりサセプタ台座33を下降させると、図13
に示すように、基板Sはフィンガーアーム41により真
空吸着されたまま保持される。また、このとき、コイル
スプリング44の復元力により、フィンガーアーム41
はその根元の軸42の周りに回転し、基板Sに接触する
前の位置に戻る。
【0042】上述のようにフィンガーアーム41により
基板Sを真空吸着したまま、ロボットアーム40を図1
中左側に移動させた後、基板交換室22に取り付けられ
た基板格納室(図示せず)内のキャリア内に基板Sを収
納する。この後、結晶成長を行うべき新たな基板Sが収
納された別のキャリア内の基板Sをフィンガーアーム4
1により真空吸着し、この基板Sを上述と同様な手順で
サセプタ23上に載せる。
【0043】次に、サセプタ台座33を、O−リングO
2 が基板交換室22の上部の内壁に当たるまで上昇させ
る。このとき、サセプタ23が反応管21の開口21a
にはめ込まれる。以上により、基板交換が終了する。
【0044】この一実施例によれば、次のような種々の
利点を得ることができる。すなわち、反応管21の下部
の開口21aに、反応管21に対して垂直な方向からサ
セプタ23の着脱を行うことにより基板交換を行うよう
にしているので、基板交換を行う際に基板を反応管内の
下流を移動させる必要のある図18に示す従来の横型M
OCVD装置におけるような基板表面の汚染の問題がな
い。また、基板交換が容易である。
【0045】また、サセプタ台座33の昇降にそれ自身
無潤滑で清浄なリニアアクチュエータ34を用いている
ので、このリニアアクチュエータ34は基板交換室22
内で不純物の発生源とならず、このリニアアクチュエー
タ34による基板Sの表面の汚染の問題がない。さら
に、リニアシャフト35の回転用のモータ37を基板交
換室22の外部に設置することができることにより、こ
のモータ37を発生源とする不純物による基板Sの汚染
の問題もない。また、基板交換室22の下部に必要なス
ペースはモータ37によるものだけであるので、省スペ
ース化を図ることができる。さらにまた、何らかの原因
でリニアアクチュエータ34に過剰な力が加わっても、
このリニアアクチュエータ34はリニアシャフト35上
をスリップするだけであり、安全である。
【0046】さらに、サセプタ23とサセプタ台座33
との間の距離は、サセプタ23が反応管21の下部の開
口21aにはめ込まれているときと、図9に示すように
サセプタ23が反応管21の下部の外壁から完全に離れ
たときとで異なり、それに応じてモータ歯車26に対す
るL字型ワイヤ28の先端の相対位置が異なるが、これ
とは無関係に、常に、L字型ワイヤ28の回転をモータ
歯車26に伝達することができる。すなわち、サセプタ
23が反応管21の下部の開口21aにはめ込まれてい
たときには、L字型ワイヤ28の先端は図14Aに示す
ようにモータ歯車26の穴26aの上部に位置し、サセ
プタ23が反応管21の外壁から完全に離れた状態で
は、L字型ワイヤ28の先端は図14Bに示すようにモ
ータ歯車26の穴26aの下部に位置するようになって
いる。言い換えれば、サセプタ23とサセプタ台座33
との間の距離が変化しても、L字型ワイヤ28の先端は
常にモータ歯車26の穴26aの中にあり、したがって
L字型ワイヤ28の回転を常にモータ歯車26に伝達す
ることができるのである。
【0047】また、フィンガーアーム41はその根元の
軸42の周りに回転可能でかつロボットアーム40の軸
43の周りにも回転可能であるので、サセプタ台座33
の上板に対するサセプタ23の傾斜角度によらずに、サ
セプタ23上の基板Sをこのフィンガーアーム41によ
り容易に真空吸着することができる。
【0048】以上、この発明の一実施例について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施例に限定される
ものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変
形が可能である。
【0049】例えば、上述の一実施例による横型MOC
VD装置を構成する各部の形状や材質は、必要に応じて
適宜変更することが可能である。
【0050】なお、この発明と同一の技術的思想は、横
型熱処理装置、具体的には横型拡散装置や横型アニール
装置にも適用することが可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による横
型気相成長装置によれば、基板を交換する際に基板を反
応管内の下流を移動させないで済むことにより、基板を
交換する際に基板の表面が汚染されるのを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による横型MOCVD装置
の要部を示す略線図である。
【図2】この発明の一実施例による横型MOCVD装置
において用いるサセプタを示す平面図である。
【図3】この発明の一実施例による横型MOCVD装置
において用いる基板回転用のモータ歯車を示す断面図お
よび平面図である。
【図4】この発明の一実施例による横型MOCVD装置
においてサセプタ台座の昇降に用いられるリニアアクチ
ュエータを示す正面図である。
【図5】この発明の一実施例による横型MOCVD装置
においてサセプタ台座の昇降に用いられるリニアアクチ
ュエータを示す側面図である。
【図6】この発明の一実施例による横型MOCVD装置
において基板交換に用いるフィンガーアームおよびその
近傍を示す略線図である。
【図7】この発明の一実施例による横型MOCVD装置
において基板交換に用いるフィンガーアームの要部を示
す平面図である。
【図8】この発明の一実施例による横型MOCVD装置
においてサセプタ台座を基板交換位置に下降させた状態
を示す略線図である。
【図9】この発明の一実施例による横型MOCVD装置
においてサセプタ台座を下降させてサセプタが反応管の
外壁から完全に離れた状態を示す略線図である。
【図10】この発明の一実施例による横型MOCVD装
置において基板交換の際にフィンガーアームにより基板
を真空吸着する方法を説明するための略線図である。
【図11】この発明の一実施例による横型MOCVD装
置において基板交換の際にフィンガーアームにより基板
を真空吸着する方法を説明するための略線図である。
【図12】この発明の一実施例による横型MOCVD装
置において基板交換の際にフィンガーアームにより基板
を真空吸着する方法を説明するための略線図である。
【図13】この発明の一実施例による横型MOCVD装
置において基板交換の際にフィンガーアームにより基板
を真空吸着する方法を説明するための略線図である。
【図14】この発明の一実施例による横型MOCVD装
置において用いる基板回転用のモータ歯車を示す断面図
である。
【図15】一般的なMOCVD装置の構成を示す略線図
である。
【図16】一般的なMOCVD装置におけるガス供給系
の構成例を示す略線図である。
【図17】一般的なMOCVD装置における減圧系の構
成例を示す略線図である。
【図18】従来の横型MOCVD装置の一例を示す略線
図である。
【符号の説明】
21 反応管 21a 開口 22 基板交換室 22a 開口 23 サセプタ 24、25 基板回転用歯車 26 モータ歯車 28 L字型ワイヤ 29 ヒータ 30 赤外反射板 32 支持ばね 33 サセプタ台座 34 リニアアクチュエータ 35 リニアシャフト 40 ロボットアーム 41 フィンガーアーム S 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−74712(JP,A) 特開 平3−76112(JP,A) 特開 平5−21421(JP,A) 特開 平3−173774(JP,A) 特開 平3−240954(JP,A) 実開 昭63−136337(JP,U) 実開 平1−153368(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 C23C 16/44 H01L 21/68

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横型の反応管と、基板を載せるためのサ
    セプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段とを
    有する横型気相成長装置において、 上記反応管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され 上記サセプタは固定部およびこの固定部に対して回転す
    る回転部から成り、上記回転部上に上記基板が載せられ
    ことを特徴とする横型気相成長装置。
  2. 【請求項2】 横型の反応管と、基板を載せるためのサ
    セプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段とを
    有する横型気相成長装置において、 上記反応管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記加熱手段は上記サセプタに関して上記反応管と反対
    側の部分に上記サセプタと一体的に設けられ、 上記サセプタおよび上記加熱手段は上記反応管に対して
    垂直な方向に移動可能な台に支持ばねを介して取り付け
    られている ことを特徴とする横型気相成長装置。
  3. 【請求項3】 横型の反応管と、基板を載せるためのサ
    セプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段とを
    有する横型気相成長装置において、 上記反応管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記サセプタは固定部およびこの固定部に対して回転す
    る回転部から成り、上記回転部上に上記基板が載せら
    れ、 上記回転部は第1の歯車から成り、上記第1の歯車は第
    2の歯車により回転可能に構成され、 モータの軸に接続されたワイヤを介して上記第2の歯車
    に上記モータの回転力が伝達されるように構成されてい
    ことを特徴とする横型気相成長装置。
  4. 【請求項4】 横型の反応管と、基板を載せるためのサ
    セプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段と、
    上記サセプタ上の基板を交換するための基板交換室とを
    有する横型気相成長装置において、 上記反応管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記サセプタおよび上記加熱手段は上記反応管に対して
    垂直な方向に移動可能な台に取り付けられ、上記基板を
    交換するときに上記反応管に対して垂直な方向に上記台
    を移動することにより上記基板交換室内に上記サセプタ
    および上記加熱手段を導入するように構成され、 上記基板交換室内において上記反応管に対して垂直な方
    向に上記台を移動する手段として無潤滑のリニアアクチ
    ュエータを用いた ことを特徴とする横型気相成長装置。
  5. 【請求項5】 横型の反応管と、基板を載せるためのサ
    セプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段と、
    上記サセプタ上の基板を交換するための基板交換室とを
    有する横型気相成長装置において、 上記反応管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記サセプタおよび上記加熱手段は上記反応管に対して
    垂直な方向に移動可能な台に取り付けられ、上記基板を
    交換するときに上記反応管に対して垂直な方向に上記台
    を移動することにより上記基板交換室内に上記サセプタ
    および上記加熱手段を導入するように構成され、 上記基板交換室内に設けられた回転軸に沿って移動可能
    なアクチュエータが上記台に取り付けられ、上記アクチ
    ュエータはベアリングと上記回転軸との間の摩擦力によ
    り上記回転軸の軸方向の駆動力が生じるように構成され
    ている ことを特徴とする横型気相成長装置。
  6. 【請求項6】 横型の反応管と、基板を載せるためのサ
    セプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段と、
    上記サセプタ上の基板を交換するための基板交換室とを
    有する横型気相成長装置において、 上記反応管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記サセプタおよび上記加熱手段は上記反応管に対して
    垂直な方向に移動可能な台に取り付けられ、上記基板を
    交換するときに上記反応管に対して垂直な方向に上記台
    を移動することにより上記基板交換室内に上記サセプタ
    および上記加熱手段を導入するように構成され、 上記基板交換室内には上記基板を交換するための可動な
    アームが設けられ、上記アームは第1のアームおよびそ
    の先端に取り付けられ、かつ上記基板を真空吸 着するた
    めの穴を有する第2のアームから成り、上記第2のアー
    ムは上記第1のアームの上記先端側の一端を中心として
    回転可能でかつその中心軸の周りに回転可能に構成され
    ている ことを特徴とする横型気相成長装置。
  7. 【請求項7】 横型の反応管と、基板を載せるためのサ
    セプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段と、
    上記サセプタ上の基板を交換するための基板交換室とを
    有する横型気相成長装置において、 上記反応管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記サセプタおよび上記加熱手段は上記反応管に対して
    垂直な方向に移動可能な台に取り付けられ、上記基板を
    交換するときに上記反応管に対して垂直な方向に上記台
    を移動することにより上記基板交換室内に上記サセプタ
    および上記加熱手段を導入するように構成され、 上記開口に上記サセプタがはめ込まれているときに、少
    なくとも上記サセプタおよび上記台を含む仕切り壁によ
    り仕切られた空間が形成され、この空間と上記反応管の
    内部とが連通している ことを特徴とする横型気相成長装
    置。
  8. 【請求項8】 横型の処理管と、基板を載せるためのサ
    セプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段とを
    有する横型熱処理装置において、 上記処理管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記サセプタは固定部およびこの固定部に対して回転す
    る回転部から成り、上記回転部上に上記基板が載せられ
    ことを特徴とする横型熱処理装置。
  9. 【請求項9】 横型の処理管と、基板を載せるためのサ
    セプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段とを
    有する横型熱処理装置において、 上記処理管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記加熱手段は上記サセプタに関して上記処理管と反対
    側の部分に上記サセプタと一体的に設けられ、 上記サセプタおよび上記加熱手段は上記処理管に対して
    垂直な方向に移動可能な台に支持ばねを介して取り付け
    られている ことを特徴とする横型熱処理装置。
  10. 【請求項10】 横型の処理管と、基板を載せるための
    サセプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段と
    を有する横型熱処理装置において、 上記処理管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記サセプタは固定部およびこの固定部に対して回転す
    る回転部から成り、上記回転部上に上記基板が載せら
    れ、 上記回転部は第1の歯車から成り、上記第1の歯車は第
    2の歯車により回転可能に構成され、 モータの軸に接続されたワイヤを介して上記第2の歯車
    に上記モータの回転力が伝達されるように構成されてい
    ことを特徴とする横型熱処理装置。
  11. 【請求項11】 横型の処理管と、基板を載せるための
    サセプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段
    と、上記サセプタ上の基板を交換するための基板交換室
    とを有する横型熱処理装置において、 上記処理管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記サセプタおよび上記加熱手段は上記処理管に対して
    垂直な方向に移動可能な台に取り付けられ、上記基板を
    交換するときに上記処理管に対して垂直な方向に上記台
    を移動することにより上記基板交換室内に上記サセプタ
    および上記加熱手段を導入するように構成され、 上記基板交換室内において上記処理管に対して垂直な方
    向に上記台を移動する手段として無潤滑のリニアアクチ
    ュエータを用いた ことを特徴とする横型熱処理装置。
  12. 【請求項12】 横型の処理管と、基板を載せるための
    サセプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段
    と、上記サセプタ上の基板を交換するための基板交換室
    とを有する横型熱処理装置において、 上記処理管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記サセプタおよび上記加熱手段は上記処理管に対して
    垂直な方向に移動可能な台に取り付けられ、上記基板を
    交換するときに上記処理管に対して垂直な方向に上記台
    を移動することにより上記基板交換室内に上記サセプタ
    および上記加熱 手段を導入するように構成され、 上記基板交換室内に設けられた回転軸に沿って移動可能
    なアクチュエータが上記台に取り付けられ、上記アクチ
    ュエータはベアリングと上記回転軸との間の摩擦力によ
    り上記回転軸の軸方向の駆動力が生じるように構成され
    ている ことを特徴とする横型熱処理装置。
  13. 【請求項13】 横型の処理管と、基板を載せるための
    サセプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段
    と、上記サセプタ上の基板を交換するための基板交換室
    とを有する横型熱処理装置において、 上記処理管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記サセプタおよび上記加熱手段は上記処理管に対して
    垂直な方向に移動可能な台に取り付けられ、上記基板を
    交換するときに上記処理管に対して垂直な方向に上記台
    を移動することにより上記基板交換室内に上記サセプタ
    および上記加熱手段を導入するように構成され、 上記基板交換室内には上記基板を交換するための可動な
    アームが設けられ、上記アームは第1のアームおよびそ
    の先端に取り付けられ、かつ上記基板を真空吸着するた
    めの穴を有する第2のアームから成り、上記第2のアー
    ムは上記第1のアームの上記先端側の一端を中心として
    回転可能でかつその中心軸の周りに回転可能に構成され
    ている ことを特徴とする横型熱処理装置。
  14. 【請求項14】 横型の処理管と、基板を載せるための
    サセプタと、上記サセプタを加熱するための加熱手段
    と、上記サセプタ上の基板を交換するための基板交換室
    とを有する横型熱処理装置において、 上記処理管の管壁に設けられた開口に上記サセプタを着
    脱可能に構成され、 上記サセプタおよび上記加熱手段は上記処理管に対して
    垂直な方向に移動可能な台に取り付けられ、上記基板を
    交換するときに上記処理管に対して垂直な方向に上記台
    を移動することにより上記基板交換室内に上記サセプタ
    および上記加熱手段を導入するように構成され、 上記開口に上記サセプタがはめ込まれているときに、少
    なくとも上記サセプタおよび上記台を含む仕切り壁によ
    り仕切られた空間が形成され、この空間と上記 処理管の
    内部とが連通している ことを特徴とする横型熱処理装
    置。
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