JP3263489B2 - 配管溶接用芯出し冶具 - Google Patents

配管溶接用芯出し冶具

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JP3263489B2 JP18517893A JP18517893A JP3263489B2 JP 3263489 B2 JP3263489 B2 JP 3263489B2 JP 18517893 A JP18517893 A JP 18517893A JP 18517893 A JP18517893 A JP 18517893A JP 3263489 B2 JP3263489 B2 JP 3263489B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス管、水道管等の溶
接時に用いられる芯出し冶具に関する。
【0002】
【従来の技術】配管を溶接する際、この配管同士はその
開先間の寸法が所定の寸法に収められていて、かつ芯出
しが正確に行われた状態で溶接されることが必須であ
る。
【0003】このため、従来は図4〜図9に示す方法に
より溶接作業を行っている。
【0004】a.先ず、図4に示すように、2本の配管
の開先を突き合わせ、この配管を継ぐようにして開先間
隔調整冶具Aと芯出し冶具Bを溶接で取り付ける。因
に、32B管の場合、Aは4ケ所、Bは16ケ所取り付
ける。
【0005】b.次に、図5に示すように、開先間隔調
整冶具AのナットA′を回転して、配管同士の間隔を設
定寸法になるように調整する。
【0006】c.次に、図6に示すように、芯出し冶具
Bの芯出しボルトB′を回転して、配管同士の芯出しを
行う。
【0007】d.次に図7に示すように、冶具AとBの
間にピースCを溶接して配管同士を仮接続した後、開先
寸法検査を行ってから冶具A・Bを取り外す。
【0008】e.次に、一層目の溶接を行ってからピー
スCを取り除き、本溶接を行う。
【0009】f.次に、図8に示すように冶具A・B及
びピースCの溶接痕DをグラインダーEにより処理して
平滑に仕上げる。
【0010】g.次に、図9に示すように、溶接線及び
冶具溶接痕Dを含む周りLを浸透探傷検査処理し、欠陥
処理が見つかった場合にはグラインダーE処理をもう一
度行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記溶接方法
によると、次のような欠点がある。
【0012】a.配管口径が大きくなる程冶具A及びB
の数が増加するため、この冶具A・Bの溶接及びグライ
ンダー処理の作業時間が増大する。
【0013】b.冶具A・B及びピースCによる仮溶接
箇所が増加するため、溶接後の浸透探傷検査に際して欠
陥が検出される確率が高まり、検査後の再グラインダー
処理及び再浸透探傷検査作業時間が増加する。
【0014】c.仮溶接箇所の増加は、配管の開先部分
に入熱を施すことになり、品質管理上好ましくない。こ
のため、仮溶接箇所の削減が課題とされている。
【0015】本発明の目的は、上記a〜cに記した課題
を改善することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配管溶接用
芯出し冶具の構成は次のとおりである。
【0017】配管の開先合わせを行うための冶具であっ
て、この冶具本体10、10´は、一方の配管に対して
上下方向から抱き合わせるようにして取り付けることが
できる二つ割り形状から成ると共にこの冶具本体10、
10´の両端には、二つ割りの冶具本体10、10´を
相互に着脱自在に連結して固定することができる固定手
段11、11´が取り付けられており、更に、前記冶具
本体10、10´の外周には、ホルダー固定板12が一
定の間隔で放射状に突出固定されており、更に、前記固
定板12には、先端側を水平方向に延長すると共にこの
延長した先端に垂直方向に向けてねじ孔16を設けた芯
出しボルト用のホルダー13がねじ14により着脱自在
に取り付けられており、更に、前記ホルダー13の先端
のねじ孔16には配管の中心方向を向き、且つ冶具本
体10、10´を取り付けた配管に対して芯出しを行う
他の配管の外周面に当接するように芯出しボルト15が
ねじ16の作用により出入り自在に取り付けられてい
る、ことを特徴とする配管溶接用芯出し冶具。
【0018】
【作用】配管の開先を突き合わせ、これに開先間隔調整
冶具を取り付けて間隔寸法を調整する。この作業は従来
例と同じである。次に、二つ割り形状の冶具本体を配管
の一方の開先に上下から合わせ、その両端を固定手段で
強固に固定することにより配管に捲きつける。次にこの
冶具本体の芯出しボルトを利用して芯出しを行う。次に
ピースを溶接して仮止めを行い、開先寸法の検査を行っ
たのち、一層目の溶接を行い、次に間隔調整冶具及び芯
出し冶具(冶具本体)を配管から取り外し、本溶接後グ
ラインダー処理、浸透探傷検査を行う。
【0019】
【実施例】図1〜図3に本発明に係る芯出し冶具の構成
を示す。
【0020】10、10′は円形を二つ割り形状にした
冶具本体にして、この冶具本体10、10′はその両端
において固定手段としての固定ボルト11、11′によ
り固定自在である。12は前記冶具本体10、10′の
外周面に放射状に取り付けた固定板、13はこの固定板
12にネジ14により夫々取り付けられたホルダー、1
5はホルダー13の先端に形成したねじ孔16に対し
て、配管の中心方向に向けて出入り自在に螺合された芯
出しボルトである。なお、図1において、ホルダー13
及び芯出しボルト15の図示は一部省略してある。
【0021】上記芯出し冶具を用いて行う溶接作業例を
次に説明する。
【0022】配管の開先を突き合わせ、これに開先間隔
調整冶具(従来例と同一のもの)を取り付けて間隔寸法
を調整する。次に、冶具本体10、10′を配管の一方
の開先に上下から合わせ、その両端を固定ボルト11、
11′で強固に固定し、この冶具本体10、10′の芯
出しボルト15を利用して芯出しを行う(図3)。次に
ピース(従来例と同じ)を溶接して仮止めを行い、開先
寸法の検査を行ったのち、一層目の溶接を行い、次に間
隔調整冶具及び冶具本体10、10′を配管から取り外
し、本溶接後グラインダー処理、浸透探傷検査を行う。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように、従来の芯出し冶
具Bに相当する部分は、二つ割り形状の冶具本体を配管
に上下から捲き付けてボルトで固定し、直接配管に溶接
しないようにした。この結果、次の効果を奏する。
【0024】a.従来の溶接方法に比較して、芯出し冶
具Bを直接配管に溶接したり取り除いたりする手間及び
この溶接痕のグラインダー処理、浸透探傷検査の手間が
省ける。この結果、作業能率が向上すると共に浸透探傷
検査で欠陥が検出される確率が大巾に低下する。
【0025】b.溶接箇所が減少したため、溶接熱によ
り配管に及ぼす悪い影響も少なくなり、品質管理を十分
に行うことができる。
【0026】c.二つ割りの冶具本体を、例えばアルミ
バンドで形成すると、軽量化するため、作業及び運搬な
どがしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る芯出し冶具の正面図。
【図2】芯出し冶具の一部を示す説明図。
【図3】芯出し作業例の説明図。
【図4】従来の溶接作業において用いられる冶具の説明
図。
【図5】配管の間隔寸法調整例の説明図。
【図6】配管の芯出し例の説明図。
【図7】配管をピースで仮り止めした例の説明図。
【図8】配管を溶接し、冶具及びピースの溶接痕をグラ
インダー処理している状況の説明図。
【図9】浸透探傷検査範囲の説明図。
【符号の説明】
10、10′ 冶具本体 11、11′ 固定ボルト 12 固定板 13 ホルダー 14 ネジ 15 芯出しボルト 16 ねじ孔
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−46824(JP,U) 実開 昭57−52292(JP,U) 実開 昭54−67720(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 37/053 B23K 9/028 F16L 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の開先合わせを行うための冶具であ
    って、この冶具本体10、10´は、一方の配管に対し
    て上下方向から抱き合わせるようにして取り付けること
    ができる二つ割り形状から成ると共にこの冶具本体1
    0、10´の両端には、二つ割りの冶具本体10、10
    ´を相互に着脱自在に連結して固定することができる固
    定手段11、11´が取り付けられており、更に、前記
    冶具本体10、10´の外周には、ホルダー固定板12
    が一定の間隔で放射状に突出固定されており、更に、前
    記固定板12には、先端側を水平方向に延長すると共に
    この延長した先端に垂直方向に向けてねじ孔16を設け
    た芯出しボルト用のホルダー13がねじ14により着脱
    自在に取り付けられており、更に、前記ホルダー13の
    先端のねじ孔16には配管の中心方向を向き、且つ冶
    具本体10、10´を取り付けた配管に対して芯出しを
    行う他の配管の外周面に当接するように芯出しボルト1
    5がねじ16の作用により出入り自在に取り付けられて
    いる、ことを特徴とする配管溶接用芯出し冶具。
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