JP3255447B2 - ズームレンズ鏡筒の調整装置 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒の調整装置

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JP3255447B2
JP3255447B2 JP09826192A JP9826192A JP3255447B2 JP 3255447 B2 JP3255447 B2 JP 3255447B2 JP 09826192 A JP09826192 A JP 09826192A JP 9826192 A JP9826192 A JP 9826192A JP 3255447 B2 JP3255447 B2 JP 3255447B2
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    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カム環が、予め定めた
予定回動位置にあることを確認することができる調整装
置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】例えばカム環を回転駆動
してズーミングするレンズ鏡筒においては、ズーミング
時の焦点距離を検出する手段として、レンズの固定環に
貼付した、焦点距離を電気信号に変換するズームコード
板、およびズーミング時に回動するカム環に設けられ該
カム環の回転に伴ってズームコード板上で摺接するズー
ムブラシが用いられている。ズームコード板にはパター
ン接点が形成され、ズーミング時には、ズームブラシが
カム環とともに回動してズームコード板上を摺動し、こ
れにより、焦点距離に応じたディジタル信号がカメラ動
作制御回路側に出力される。この焦点距離信号に基づい
て、可変情報毎に用意されているデータテーブルの中か
ら、そのときの焦点距離に対応したデータが上記カメラ
動作制御回路に入力される。したがって、ズームブラシ
とズームコード板のそれぞれの設置位置が正確な基準位
置に定まっていなければ、レンズの固定環に対するカム
環の回動位置が定まらず、よってズーミング時の焦点距
離に誤差を生じることになる。
【0003】しかしながら、このような構造を有する従
来のズームレンズ鏡筒においては、ズームコード板が固
定環の外周面の周方向に沿わせて貼付され、このズーム
コード板上にてカム環に固定されたズームブラシを固定
環の周方向に回動させる構成とされており、例えば製品
製造時に、ズームコード板とズームブラシの相対位置を
ずらして最適の基準位置に微調整することは極めて困難
とされていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、以上のズームレンズ鏡筒の調
整についての問題意識に基づき、ズームコード板とブラ
シの位置を簡単に調整することができ、カム環が、予め
定めた予定回動位置に位置することを容易に確認するこ
とができる調整装置を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の概要】本発明は、回転駆動されるカム環の回転
によってズーミングされるズーム機構と;このズーム機
構によって光軸方向に直進移動する直進移動部材と;
ム環に対する相対回転は自在で、この直進移動部材との
回転方向の相対位置は変化させないブラシ固定部材と;
直進移動部材に設けられたコード板と;このコード板に
接触して焦点距離を検出するブラシを有し、ブラシ固定
部材に固定されるブラシ支持部材と;このブラシ支持部
材のブラシ固定部材に対する光軸方向の位置を組立時に
調整するブラシ位置調整機構と;このブラシ位置調整機
構によるブラシ支持部材の光軸方向位置の調整に伴って
基準回動位置が変化する上記カム環が、上記ブラシ固定
部材に対する予め定めた予定回動位置にあることを確認
するカム環位置確認手段と;を備えたことに特徴を有す
る。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する。
まず図9ないし図11により、本発明を適用したズーム
レンズ鏡筒の全体から説明する。
【0007】カメラ本体に一体化される固定鏡筒11に
は、ヘリコイド環12が固定され、このヘリコイド環1
2の雌多条ねじ12aに、カム環10の外周面に形成し
た雄多条ねじ10aが螺合している。このカム環10の
内側には、雌多条ねじ10bとインナカム溝10cが形
成され、雌多条ねじ10bには、前群レンズ筒13の雄
多条ねじ13aが螺合している。カム環10の後端部に
は、それぞれカメラ本体のアパーチャに対応させた開口
部25d、26dを有する遮光板25、26が位置して
いて、この遮光板25、26の上部に形成された位置決
め凹部25a、26aおよび直進案内環15の位置決め
凹部15bにはそれぞれ、カメラ本体側に固定された直
進ガイド23の案内部23bが嵌められる。直進案内環
15には遮光板25、26が、その位置決め凹部25
a、26aを位置決め凹部15bにあわせた状態で固定
されていて、カム環10はこの直進案内環15に対して
回転自在に嵌合される。直進ガイド23は、カメラ本体
側に固定された固定部材24に対してねじ22によっ
て、案内部23bを光軸方向に沿わせて突出させるよう
に固定されている。
【0008】前群レンズ筒13には、環状のシャッタユ
ニット16の後端部を固定したシャッタ保持枠13cが
固定されており、シャッタユニット16の内周部に一体
に設けたヘリコイド環17には、前群レンズを保持した
前群レンズ枠18が螺合している。シャッタユニット1
6はその駆動ピン16aを前群レンズ枠18に一体とし
た被動ピン18aに係合させている。駆動ピン16a
は、周知のように、測距装置からの測距信号に応じた角
度だけ回転駆動され、この回転が被動ピン18aを介し
て前群レンズ枠18に伝わり、前群レンズ枠18(前群
レンズL1)が回転しながら、光軸方向に移動してフォ
ーカシングがなされる。またシャッタユニット16は、
被写体の輝度信号に応じて、シャッタブレード16bを
開閉する。なお、図11中の13fはレンズ開口であ
る。
【0009】後群レンズL2を支持した後群レンズ枠1
9は、径方向に突出するカムピン19aを有し、このカ
ムピン19aは、カム環10の内面に形成した前述のカ
ム溝10cに嵌まっている。そして、この後群レンズ枠
19とシャッタ保持枠13cとは、上記直進案内環15
に形成した直進案内面15aによって直進案内されてい
る。図11には、互いに係合する、直進案内環15の直
進案内面15aと、後群レンズ枠19の直進案内面19
bが示されている。
【0010】後群レンズ枠19のカムピン19aは、組
立時に、前群レンズ筒13の後端面に形成した凹部13
bに嵌合する。これは、前群レンズ筒13の外周の雄多
条ねじ13aをカム環10の雌多条ねじ10bに螺合さ
せる際に、同時にカムピン19aをインナカム溝10c
に嵌めるための構造である。組立後は、カム環10の回
動により、前群レンズ筒13は多条ねじ10b、13a
に従い、後群レンズ枠19はカム溝10cに従い、それ
ぞれ独立して光軸方向に移動する。
【0011】すなわち上記構成のズームレンズ鏡筒は、
カム環10を回転駆動すると、雄多条ねじ10aと雌多
条ねじ12aの関係に従ってカム環10自体が光軸方向
に移動する。同時に、雌多条ねじ10bと雄多条ねじ1
3aの螺合関係、およびシャッタ保持枠13cと直進案
内環15の直進ガイド機構により、前群レンズ筒13
(前群レンズL1)が光軸方向に直進移動する。またカ
ム環10が回転すると、その内面のカム溝10cと後群
レンズ枠19に設けたカムピン19aとの関係、および
後群レンズ枠19と直進案内環15の直進ガイド機構に
より、該後群レンズ枠19(後群レンズL2)が光軸方
向に移動し、ズーミングがなされる。
【0012】カム環10には、その後部に位置させて、
雄多条ねじ10aと、複数条の互いに平行なギヤ10d
が形成されている(図11参照)。ギヤ10dは、その
歯がカム環10の軸線に平行な平歯歯車からなるもの
で、雄多条ねじ10aの山の方向と同一方向に傾斜して
おり、各ギヤ10dの間には、雄多条ねじ10aの一条
のねじ山10a′が形成されている。別言すると、雄多
条ねじ10aは、その周方向の一部分において一条のね
じ山10a′を除いて切除され、この切除部分にギヤ1
0dが設けられている。この実施例では、雄多条ねじ1
0aは、三条ねじであり、その二条の切除部分にギヤ1
0dが設けられている。これらの雄多条ねじ10a、一
条のねじ山10a′およびギヤ10dの軸方向の形成長
さsは、同一である。
【0013】ヘリコイド環12の内面には、カム環10
の雄多条ねじ10a、一条のねじ山10a′および三条
のギヤ10dにそれぞれ対応する、雌多条ねじ12aお
よび逃げ溝(図示せず)等が形成されている。すなわ
ち、ギヤ10dは、雄多条ねじ10a(ねじ山10
a′)と雌多条ねじ12aの噛合に従ってカム環10が
回転すると、上記逃げ溝内を非接触で移動する。
【0014】またヘリコイド環12は側面に切欠12d
を有しており、この切欠12d内に位置されるピニオン
(図示せず)がギヤ10dと噛合される。このピニオン
は、三条のギヤ10dに同時に噛み合うことができる軸
方向長さを有しているが、カム環10の前方移動端およ
び後方移動端においては、それぞれ最も後方および前方
のギヤ10dのみに噛み合う。このピニオンは、切欠1
2d内の定位置に位置し、駆動モータ(図示せず)によ
って回転駆動される。
【0015】次に、本発明の特徴である調整装置を説明
する。この調整装置は、回転駆動されるカム環10の回
転によってズーミングされる上記ズーム機構と、このズ
ーム機構によって光軸方向に直進移動する前群レンズ筒
13(直進移動部材)の内面に設けられたズームコード
板(コード板)36と、このズームコード板36に接触
して現在の焦点距離を検出するズームブラシ41(ブラ
シ)を有するブラシ支持部材40と、このブラシ支持部
材40の直進案内環15(ブラシ固定部材)に対する
軸方向の位置を調整するブラシ位置調整機構と、このブ
ラシ位置調整機構によるブラシ位置の調整に伴って基準
回動位置が変化する上記カム環10が、直進案内環15
に対する予め定めた予定回動位置にあることを確認する
カム環位置確認手段とを備えている。
【0016】ズームコード板36には、図7に示される
ようにパターン接点が形成されており、ズーミング時
に、このズームコード板36が前群レンズ筒13ととも
に光軸方向に進退して、ズームブラシ41に対しその位
置を変化させるため、これに基づき現在の焦点距離に応
じたディジタル信号がカメラ動作制御回路(図示せず)
に出力される。この焦点距離入力信号に基づいて、可変
情報毎に用意されているデータテーブルの中から、その
ときの焦点距離に対応したデータが上記カメラ動作制御
回路に入力される。
【0017】前群レンズ筒13の内周面の一部に、光軸
Oと平行に挿入溝13eが形成されており、この挿入溝
13eの撮影開口13f側には、ズームコード板36の
一端部に穿設された位置決め孔36aを係合させるため
の係合突起13dが形成されている。ズームコード板3
6は、係合突起13dにその位置決め孔36aを係合さ
せることにより、光軸方向と平行にその位置を決定さ
れ、さらにその裏面を挿入溝13eに貼付されて固定さ
れる。
【0018】ブラシ支持部材40は、図8に示されるよ
うに、側面視逆L字状に形成された合成樹脂材料からな
り、直進案内環15(ブラシ固定部材)の一部に形成さ
れた支持部15cに当接すべき当接部40bと、ズーム
コード板36のパターン接点に対応させた四本のズーム
ブラシ41を位置決め支持する位置決め部40cを有し
ている。支持部15cは、取付ねじ31を挿入する挿入
孔33を有しており、当接部40bは、この挿入孔33
と対応させた雌ねじ孔40aを有している。またズーム
ブラシ41は、ブラシ支持部材40が取付ねじ31によ
って支持部15cに取り付けられた状態において、フレ
キシブル基板37の端子37aと接触すべき出力側端子
41aを一端に有し、ズームコード板36に摺接する入
力側端子41bを他端に有している。
【0019】支持部15cにはまた、ねじ挿入孔33に
隣接させてばね挿入孔32が、ねじ挿入孔33と同様に
当接部40bに向けて貫通して形成されている(図1
1)。このばね挿入孔32に、一端をブラシ支持部材4
0に当接させかつ他端を遮光板26に当接させた離間用
ばね30(ばね手段)が縮設されるから、ブラシ支持部
材40は、支持部15cに支持された状態において、こ
の支持部15cから離間する方向に付勢される。これに
より、ブラシ支持部材40を支持部15cに支持した状
態において、取付ねじ31を適宜方向に回動させて締め
或は弛めれば、取付ねじ31の回動量に対応させてブラ
シ支持部材40を、すなわち入力側端子41bをズーム
コード板36に対し摺動させることができる。従って、
ブラシ支持部材40を支持部15cから離間させる方向
に付勢する離間用ばね30と、この離間用ばね30に抗
してブラシ支持部材40を支持部15cに支持する取付
ねじ31とにより、上記ブラシ位置調整機構が構成され
る。
【0020】他方、図4に示されるように、三つの直進
案内面15aのうちの支持部15cを有するものには、
ブラシ支持部材40とズームブラシ41を収納するため
の摺動溝38が形成されている。この摺動溝38は、ブ
ラシ支持部材40の幅と略同寸法に形成されており、そ
の略中央部分に規制壁39が形成されている。また支持
部15cの外側に平坦面15e(図8)が形成されてお
り、この平坦面15eには、フレキシブル基板37の端
子37aが載置されかつ該端子37a上に、ズームブラ
シ41の出力側端子41aが圧接される。ズームブラシ
41を摺動溝38に装着する場合、まず、出力側端子4
1aを平坦面15e側に挿入し、ブラシ支持部材40を
摺動溝38に嵌め込み、さらにズームブラシ41の入力
側端子41b付近を規制壁39の裏面に当接させる。こ
のとき、入力側端子41bと平坦面15eとの間に上記
端子37aを挟み込む。これにより、カメラ動作制御回
路側に連絡されるフレキシブル基板37に対してズーム
ブラシ41が接続される。
【0021】また図11に示されるように、直進案内環
15の支持部15cの左右には案内孔15dが形成され
ていて、この左右の案内孔15dに、ブラシ支持部材4
0の左右に形成した案内突起40dを摺動可能に挿入す
ることにより、入力側端子41bをズームコード板36
に対し、位置ズレさせることなく極めて円滑に摺動させ
ることができる。
【0022】ズームコード板36とこれに摺接するズー
ムブラシ41の光軸方向における相対的な位置は、ある
所定の焦点距離を考える場合、この焦点距離においての
ズームコード板36の特定のパターン接点に対するズー
ムブラシ41の絶対的な位置である。ズームコード板3
6とズームブラシ41が適正に機能するとき、上述の雌
多条ねじ10bと雄多条ねじ13aとの螺合関係等によ
って予定通りのズーミングが適正に行なわれるように設
計されている場合、ズームブラシ41と直進案内環15
の光軸方向での相対的位置が製造誤差等により変化され
れば、それに伴って直進案内環15とズームコード板3
6の相対的位置が変化し、ある所定の焦点距離でのズー
ムブラシ41の移動に追随して回動するカム環10の回
動位置に変化が生じてしまう。
【0023】そこで、本発明によるズーム鏡筒の調整装
置では、前群レンズ筒13の適宜の位置、例えばレンズ
鏡筒を最収縮させた収納位置において、ズームブラシ4
1の光軸方向での位置を調整し、ブラシ位置の調整に伴
って基準回動位置が変化するカム環10を予め定めた予
定回動位置に位置させること、換言すれば、カム環10
が予め定めた予定回動位置にあることを確認することが
できるカム環位置確認手段を案出した。
【0024】図1および図2を用いて、このカム環位置
確認手段について説明する。遮光板25と26は、それ
ぞれ対応する位置に形成されたねじ孔25bと26bに
固定ねじ44(図11)が挿入され、この固定ねじ44
を直進案内環15のねじ孔43に螺合することにより該
直進案内環15に固定される。遮光板25は、位置決め
凹部25aの左方に覗き窓25eを有しており、遮光板
26は、覗き窓25eに対応する位置に覗き窓26eを
有している。遮光板25と26は、直進案内環15の光
軸後方に向いた面より大きくかつカム環10の外周縁よ
り外方に突出しない形状に構成されており、上記覗き窓
25eと26eはそれぞれ、カム環10の後端面10e
に対応させられ、かつ該後端面10eの円周方向に沿わ
せられたやや長尺形状に構成されている。またカム環1
0の後端面10eには、覗き窓26e(25e)内に、
カム環10の予定回動位置においてのみ露見されるべ
き、二つの点からなるマーク45が形成されている。
【0025】直進案内環15をカメラ本体に対して適正
に配置すると、位置決め凹部15bを上方に向けた図
1、図2に示されるようになる。例えば製造時、この状
態において、遮光板26に直進案内環15のねじ挿入孔
33に対応させて形成した挿入孔26cからドライバー
(図示せず)を挿入し、ねじ挿入孔33に螺合させた取
付ねじ31を時計方向又は反時計方向に回動させると、
ブラシ位置調整機構をメカ的に作動させることができ
る。このとき、所定状態に組立てられたカメラ本体を、
製品の精度を検査する検査器にセットしておき、ズーム
ブラシ41の摺動に連動して駆動モータ(図示せず)が
駆動するようにセットしておけば、入力側端子41bを
ズームコード板36に対して摺動させることにより上記
駆動モータを駆動し、ギヤ10dを介してカム環10
を、カメラ組立完成時と同様に回転させることができ
る。
【0026】これにより、雄多条ねじ10a(ねじ山1
0a′)と雌多条ねじ12a等の噛合に従って、カム環
10が回転しながら光軸方向に進退し、前群レンズL1
と後群レンズL2との相対位置が変化され、ズーミング
がなされる。このとき、カム環10の後端面10eのマ
ーク45は、ズームコード板36に対してズームブラシ
41の入力側端子41bを適正に位置させたとき覗き窓
26eから露見されるべき位置に形成されているから、
この覗き窓26eを覗き、ドライバーにより取付ねじ3
1を適宜回動させ、マーク45が、覗き窓26eに対し
て図2のように位置されたときに、取付ねじ31の回動
操作を止めることにより、カム環10が予め定めた予定
回動位置に適正に位置されていることを確認することが
できる。
【0027】この確認動作は、図2に示されるように、
二つのマーク45が覗き窓26e内に完全に収容される
場合の他、図3の(A)と(B)に示されるように、一
対あるマーク45の一方のマークの全体および他方のマ
ークの半分以上が覗き窓26eに収容されれば良い。
【0028】なお、マーク45の形状および覗窓26e
(25e)の形状は本実施例の形状に限定されない。要
するに、遮光板25、26に対するカム環10の相対的
な回動位置関係が視覚的に確認できるものであればよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明のズームレンズ鏡筒
の調整装置によると回転駆動されるカム環の回転によっ
てズーミングされるズーム機構と;このズーム機構によ
って光軸方向に直進移動する直進移動部材と;カム環に
対する相対回転は自在で、この直進移動部材との回転方
向の相対位置は変化させないブラシ固定部材と;直進移
動部材に設けられたコード板と;このコード板に接触し
て焦点距離を検出するブラシを有し、ブラシ固定部材に
固定されるブラシ支持部材と;このブラシ支持部材のブ
ラシ固定部材に対する光軸方向の位置を組立時に調整す
るブラシ位置調整機構と;このブラシ位置調整機構によ
るブラシ支持部材の光軸方向位置の調整に伴って基準回
動位置が変化する上記カム環が、上記ブラシ固定部材に
対する予め定めた予定回動位置にあることを確認するカ
ム環位置確認手段と;を設けたから、ズームコード板と
ブラシの相対的位置を簡単に調整することができ、カム
環が、予め定めた予定回動位置に位置することを容易に
確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の調整装置の要部を示す分解斜視図で
ある。
【図2】図1の調整装置の要部を組立てた状態を光軸後
方から視た状態を示す図である。
【図3】調整装置のマークを覗き窓に露見させたときの
異なる状態を示す概略図である。
【図4】図1の調整装置からカム環を外して別の方向か
ら視たときの状態を示す分解斜視図だる。
【図5】前群レンズ筒内面のズームコード板配置構造を
示す斜視図である。
【図6】図5の要部を上方から視た図である。
【図7】ズームコード板を単体で示す図である。
【図8】ズームコード板、ブラシおよびこれらの位置を
調整する位置調整機構を示す側面断面図である。
【図9】回転繰出機構を適用可能なズームレンズ鏡筒の
例を示す断面図である。
【図10】図9のズームレンズ鏡筒の要部の断面図であ
る。
【図11】図9のズームレンズ鏡筒の要部の分解斜視図
である。
【符号の説明】
10 カム環 11 固定鏡筒 12 ヘリコイド環 13 前群レンズ筒(直進移動部材) 25a 26a 位置決め凹部 15 直進案内環(固定部材) 15a 直進案内面 15b 位置決め凹部 15c 支持部 15d 案内孔 15e 平坦面 16 シャッタユニット 17 ヘリコイド環 19 後群レンズ枠 23 直進ガイド 25 26 遮光板 25e 26e 覗き窓 30 離間用ばね(ばね手段) 31 取付ねじ 32 ばね挿入孔 33 挿入孔 36 ズームコード板(コード板) 37 フレキシブル基板 37a 端子 38 摺動溝 39 規制壁 40 ブラシ支持部材 40a 雌ねじ孔 40b 当接部 40c 位置決め部 40d 案内突起 41 ズームブラシ(ブラシ) 41a 出力側端子 41b 入力側端子 45 マーク L2 後群レンズ L1 前群レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 信明 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−150109(JP,A) 特開 平1−243039(JP,A) 実開 昭64−4410(JP,U) 実開 昭57−103403(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるカム環の回転によってズ
    ーミングされるズーム機構と; このズーム機構によって光軸方向に直進移動する直進移
    動部材と;上記カム環に対する相対回転は自在で、この直進移動部
    材との回転方向の相対位置は変化させないブラシ固定部
    材と; 上記直進移動部材に設けられたコード板と; このコード板に接触して焦点距離を検出するブラシを有
    し、上記ブラシ固定部材に固定されるブラシ支持部材
    と; このブラシ支持部材のブラシ固定部材に対する光軸方向
    の位置を組立時に調整するブラシ位置調整機構と; このブラシ位置調整機構によるブラシ支持部材の光軸方
    向位置の調整に伴って基準回動位置が変化する上記カム
    環が、上記ブラシ固定部材に対する予め定めた予定回動
    位置にあることを確認するカム環位置確認手段と; を備えたことを特徴とするズームレンズ鏡筒の調整装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のズームレンズ鏡筒の調整
    装置において、ブラシ位置調整機構は、ブラシ支持部材
    ブラシ固定部材から離間させる方向に付勢するばね手
    段と、このばね手段に抗してブラシ支持部材をブラシ固
    定部材に固定する取付ねじとから構成されているズーム
    レンズ鏡筒の調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のズームレンズ鏡
    筒の調整装置において、カム環位置確認手段は、カム環
    の後端面に設けたマークと、このマークをカム環の上記
    予定回動位置においてのみ露見させる、ブラシ固定部材
    に固定した遮光板に形成した覗き窓とから構成されてい
    るズームレンズ鏡筒の調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のズームレンズ鏡筒の調整
    装置において、遮光板には、取付ねじを回動操作する回
    動操作具の挿入孔が設けられているズームレンズ鏡筒の
    調整装置。
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