JP2000193873A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP2000193873A
JP2000193873A JP10370376A JP37037698A JP2000193873A JP 2000193873 A JP2000193873 A JP 2000193873A JP 10370376 A JP10370376 A JP 10370376A JP 37037698 A JP37037698 A JP 37037698A JP 2000193873 A JP2000193873 A JP 2000193873A
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JP
Japan
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cam
lens holding
lens
moving member
cylinder
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Pending
Application number
JP10370376A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Shinohara
篠原  充
Masaaki Ishikawa
石川  正哲
Koji Watanabe
孝司 渡邉
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ保持部材と移動部材をお互いの光軸方
向の移動を規制する構成において、治具を使用すること
なく容易に組み立てることができるようにし、組み立て
作業性を向上させ、組み立てコストを抑えることができ
るレンズ鏡筒を提供する。 【解決手段】 回転筒1の回転に連動して第1の駆動機
構を駆動させることにより光軸方向に移動させるレンズ
を保持したレンズ保持部材4と、回転筒1の回転に連動
して第2の駆動機構を駆動させることにより前記レンズ
保持部材4と共に光軸方向に移動させる移動部材5と、
前記レンズ保持部材4と前記移動部材5の間に設けられ
た付勢手段6とを備えたレンズ鏡筒において、前記レン
ズ保持筒4、前記移動部材5および前記付勢手段6をユ
ニット化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ等において、
回転部材の回転に連動して撮影レンズを光軸方向に移動
させるレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オートフォーカス及びマニュアル
フォーカスによりフォーカスレンズを光軸方向に移動さ
せて合焦させるレンズ鏡筒において、前記フォーカスレ
ンズの移動時の光軸方向のガタをなくして合焦精度を向
上させるようにしたものが知られている。
【0003】その一例として以下に図9及び図10を用
いて従来技術の説明を行う。図9は従来のレンズ鏡筒の
一部断面図であり、図10は図9のレンズ鏡筒の一部斜
視図である。101は不図示のカメラボディに結合され
る不図示のマウント部を有する固定筒であり、この固定
筒101には光軸方向に延びた案内溝101aが設けら
れている。
【0004】102は固定筒101に回転自在に外挿さ
れたカム筒であり、このカム筒102には周方向の嵌合
溝102a、第1のカム溝面102b及び第2のカム溝
面102c、後述するピン103を組み込むための穴1
02dが形成されている。
【0005】周方向の嵌合溝102aには固定筒101
に植設されたピン103が係合され、これによりカム筒
102は光軸方向の移動が規制された状態で回転され
る。
【0006】104は移動レンズ群(フォーカスレンズ
群)Lを保持するレンズ保持筒であり、固定筒101の
内周に光軸方向に移動可能に嵌合されている。105は
レンズ保持筒104の後方に所定間隔をあけて嵌合され
た移動部材であり、その光軸方向の被写体側には後述す
るコイルばね6が挿入される穴5aが設けられている。
【0007】106はレンズ保持筒104と移動部材1
05の間に設けられたコイルばねである。107はレン
ズ保持筒104に植設された第1のカムフォロアであ
り、固定筒101に設けられた案内溝101aを貫通し
てカム筒102に設けられた第1のカム溝面102bに
当接される。
【0008】ここで、上記案内溝101a、第1のカム
溝面102b及び第1のカムフォロア107が第1の駆
動機構を構成する。
【0009】108は移動部材105に植設された第2
のカムフォロアであり、固定筒101に設けられた案内
溝101aを貫通してカム筒102に設けられた第2の
カム溝面102cに当接される。
【0010】ここで、上記案内溝101a、第2のカム
溝面102c及び第2のカムフォロア108が第2の駆
動機構を構成する。
【0011】次に、上記構成において、上記した従来技
術の動作について説明する。
【0012】まず、上記のように構成されたレンズ鏡筒
を不図示のカメラボディに装着し、レリーズ釦を半押し
操作すると、カメラボディ内の焦点検出装置で演算され
た焦点検出信号がレンズ鏡筒内のCPU(不図示)に入
力される。そしてCPUは不図示の駆動装置によりカム
筒102を回転させる。これに伴ってカム筒102の第
1のカム溝面102bが移動し、第1のカムフォロア1
07が案内溝101aに沿って駆動され、レンズ保持筒
104すなわち移動レンズ群Lが光軸方向に移動してフ
ォーカシングが行われる。
【0013】CPUは不図示のエンコーダによって検出
されるレンズ移動量が上記演算されたレンズ移動量に達
すると駆動を停止させる。ここで、上記レンズ保持筒1
04の後方には所定間隔をあけて嵌合された移動部材1
05が設けられており、レンズ保持筒104と移動部材
105はその間に設けられたばね106により光軸方向
に付勢されているためレンズ保持筒104に植設された
第1のカムフォロア107とカム筒102の第1のカム
溝面102bとの間のガタがなくなり、合焦精度が向上
する。
【0014】また、第1のカム溝面102bと第2のカ
ム溝面102cを同形状にすればカム筒102の回転に
よる付勢力の変化がないため、レンズ位置にかかわらず
合焦精度及びフォーカストルクを一定にすることができ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例に於ては、レンズ保持筒104と移動部材105は
光軸方向の移動を規制する構成はとられていないため、
レンズ保持筒104及び移動部材105を固定筒101
の内周に組み込む際、治具を使用して双方の光軸方向に
移動を規制しながら組込まなければならず、組み立てコ
スト及び組み立て作業性の点で問題があった。
【0016】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところはレンズ
保持部材と移動部材をお互いの光軸方向の移動を規制す
る構成とし、レンズ保持部材と移動部材及びばねをユニ
ット化することによって治具を使用することなく容易に
組み立てることができるようにし、組み立て作業性を向
上させ、組み立てコストを抑えることができるレンズ鏡
筒を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の発明の第1の構成は、第1のカムフォロアが取り付け
られたレンズ保持部材と、第2のカムフォロアが取り付
けられ、前記レンズ保持部材に対し光軸方向に移動可能
に装着された移動部材と、前記レンズ保持部材と移動部
材とを互いに離れる方向に付勢する付勢手段と、前記付
勢手段により互いに拡開付勢される第1と第2のカムフ
ォロアがカム溝の両側端縁に当接するカム部材とを備え
たレンズ鏡筒において、前記レンズ保持部材と移動部材
とが付勢手段により互いに外れないようにしたことを特
徴とする。
【0018】上記目的を達成するための発明の第2の構
成は、第1のカムフォロアが取り付けられたレンズ保持
部材と、第2のカムフォロアが取り付けられ、前記レン
ズ保持部材に対し光軸方向に移動可能に装着された移動
部材と、前記レンズ保持部材と移動部材とを互いに離れ
る方向に付勢する付勢手段と、前記付勢手段により互い
に拡開付勢される第1と第2のカムフォロアがカム溝の
両側端縁に当接する回転部材と、前記回転部材が回転可
能に外装され、前記第1と第2のカムフォロアを案内さ
せる直進案内溝を有する固定部材とを備えたレンズ鏡筒
において、前記レンズ保持部材には、前記レンズ保持部
材と移動部材とが付勢手段により互いに外れないように
一体化させる位置規制手段を有することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するための発明の第3の構
成は、前記位置規制手段は、前記移動部材を前記レンズ
保持部材に押し込むことにより嵌合させた組み込み後の
お互いの光軸方向の移動を規制させるように前記移動部
材と前記レンズ保持部材とを一体化することを特徴とす
る。
【0020】上記目的を達成するための発明の第4の構
成は、前記位置規制手段は、前記レンズ保持部材の外周
に設けられた突起を有し、前記移動部材をC形リング状
とし、前記移動部材と前記レンズ保持部材とを該移動部
材の弾性力により弾性結合させた組み込み後のお互いの
光軸方向の移動を規制させることを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するための発明の第5の構
成は、前記位置規制手段は、前記移動部材または前記レ
ンズ保持部材に設けられた弾性片を有し、前記移動部材
と前記レンズ保持部材は前記弾性片の弾性力により弾性
結合させた組み込み後のお互いの光軸方向の移動を規制
させることを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するための発明の第6の構
成は、前記位置規制手段は、前記移動部材の内周に嵌合
溝を有し、前記レンズ保持部材には爪片を有し、前記移
動部材と前記レンズ保持部材は爪片を嵌合溝に嵌合させ
ることにより結合させた組み込み後のお互いの光軸方向
の移動を規制させることを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するための発明の第7の構
成は、前記位置規制手段は、前記移動部材と前記レンズ
保持部材とをネジ結合させた組み込み後のお互いの光軸
方向の移動を規制させることを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するための発明の第8の構
成は、前記移動部材は、少なくとも3ケ以上に分割させ
てそれぞれをアーチ形状としたことを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するための発明の第9の構
成は、前記レンズ保持部材に植設された第1のカムフォ
ロアが、固定筒に設けられた案内溝を貫通して前記固定
筒を内装させたカム筒に設けられた第1のカム溝面に当
接されて成ることを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するための発明の第9の構
成は、前記移動部材に植設された第2のカムフォロア
が、固定筒に設けられた案内溝を貫通して前記固定筒を
内装させたカム筒に設けられた第2のカム溝面に当接さ
れて成ることを特徴とする。
【0027】以上の構成により、レンズ保持部材と同方
向に移動する移動部材を設け、この移動部材とレンズ保
持部材の間に付勢手段を設け、ガタを除去するようにし
たレンズ鏡筒において、レンズ保持部材と移動部材をお
互いの光軸方向の移動を規制する構成とし、レンズ保持
部材と移動部材及び付勢手段をユニット化できるように
したため、治具を使用することなくユニットとして容易
に固定筒の内周に組み込むことができるものとなり、合
焦精度の向上及びフォーカストルクの安定化を図るとい
う構成をとりながら、組み立て作業性を格段に向上させ
ると共に組み立てコストも抑えることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態を示したレンズ鏡筒の一部断面
図、図2は図1のレンズ鏡筒の一部斜視図である。
【0029】1は不図示のカメラボディに結合される不
図示のマウント部を有する固定筒であり、この固定筒1
には光軸方向に延びた案内溝1aが設けられている。
【0030】2は固定筒1に回転自在に外挿されたカム
筒であり、このカム筒2には周方向の嵌合溝2a、第1
のカム溝面2b及び第2のカム溝面2c、後述するピン
3を組み込むための穴2dが形成されている。周方向の
嵌合溝2aには固定筒1に植設されたピン3が係合さ
れ、これによりカム筒2は光軸方向の移動が規制された
状態で回転される。
【0031】4は移動レンズ群(フォーカスレンズ群)
Lを保持するレンズ保持筒であり、固定筒1の内周に光
軸方向に移動可能に嵌合されている。また、レンズ保持
筒4の後端部には突起部4aが設けられている。
【0032】5はレンズ保持筒4の後方に所定間隔をあ
けて外挿される移動部材で、その形状は一部切り欠かれ
た部分5cが設けられたC型をしている。また、その光
軸方向の被写体側には後述するコイルばね6が挿入され
る穴5aが設けられている。6はレンズ保持筒4と移動
部材5の間に設けられたコイルばねである。
【0033】7はレンズ保持筒4に植設された第1のカ
ムフォロアであり、固定筒1に設けられた案内溝1aを
貫通してカム筒2に設けられた第1のカム溝面2bに当
接される。ここで、上記案内溝1a、第1のカム溝面2
b及び第1のカムフォロア7が第1の駆動機構を構成す
る。
【0034】8は移動部材5に植設された第2のカムフ
ォロアであり、固定筒1に設けられた案内溝1aを貫通
してカム筒2に設けられた第2のカム溝面2cに当接さ
れる。ここで、上記案内溝1a、第2のカム溝面2c及
び第2のカムフォロア8が第2の駆動機構を構成する。
【0035】次に上記構成において、第1の実施の形態
の組み立て動作を説明する。まず、レンズ保持筒4にフ
ォーカスレンズLを例えばカシメにより固定する。
【0036】次に、移動部材5に設けられた3箇所の穴
5aにコイルばね6をそれぞれ挿入しレンズ保持筒4に
フィルム面側から外挿する。その際、レンズ保持筒4の
後端には移動部材5の内径よりも径の大きな突起4aが
設けられているが、移動部材5は切り欠き部5aを有す
るC型形状をしているため、その拡圧に対する弾性によ
り突起4aを乗り越えるようにして組み込むことができ
る。
【0037】そして、組み込み後のコイルばね6の付勢
力による光軸方向の移動は移動部材5の内径と突起4a
により規制される。すなわちレンズ保持筒4とコイルば
ね6及び移動部材5がユニット化された状態とすること
ができる。これを移動レンズユニットとする。
【0038】次に、この移動レンズユニットを固定筒1
に内挿し、カム筒2を固定筒1に外挿する。そして、ピ
ン3をカム筒2に設けられた組み込み用の穴2dから挿
入し、固定筒1に3箇所ネジ込み、カム筒2に設けられ
た周方向の嵌合溝2aにスライド回転可能に嵌合させ
る。
【0039】次に、カムフォロア7をカム筒2に設けら
れたカム溝面2bに当接させながら、固定筒1に設けら
れた案内溝1aを貫通させてレンズ保持筒4に3箇所ネ
ジ込む。
【0040】次に、カムフォロア8をカム筒2に設けら
れたカム溝面2cに当接させながら、固定筒1に設けら
れた案内溝1aを貫通させて移動部材5に3箇所ネジ込
む。この状態で、カムフォロア7とカムフォロア8はコ
イルばね6の付勢力によりカムフォロア7は第1のカム
溝面2bに、カムフォロア8は第2のカム溝面2cにそ
れぞれ当接されるため、レンズ保持筒4はカム筒2に対
して光軸方向のガタが除去される。
【0041】以上のようにレンズ保持筒4とコイルばね
6及び移動部材5を移動レンズユニットとして治具を一
切使用しないで容易に組み込むことが可能となるため、
組み込み作業時間を短縮することも可能となり、組み立
て作業性を格段に向上させると共に組み立てコストも抑
えることができる。
【0042】(第2の実施の形態)図3は本発明の第2
の実施の形態を示したレンズ鏡筒の一部断面図、図4は
図3のレンズ鏡筒の一部斜視図である。
【0043】11は不図示のカメラボディに結合される
不図示のマウント部を有する固定筒であり、この固定筒
11には光軸方向に延びた案内溝11aが設けられてい
る。12は固定筒11に回転自在に外挿されたカム筒で
あり、このカム筒12には周方向の嵌合溝12a、第1
のカム溝面12b及び第2のカム溝面12c、後述する
ピン13を組み込むための穴12dが形成されている。
【0044】周方向の嵌合溝12aには固定筒11に植
設されたピン13が係合され、これによりカム筒12は
光軸方向の移動が規制された状態で回転される。14は
移動レンズ群(フォーカスレンズ群)Lを保持するレン
ズ保持筒であり、固定筒11の内周に光軸方向に移動可
能に嵌合されている。また、レンズ保持筒14の後端部
には弾性突起部14aが設けられている。
【0045】15はレンズ保持筒14の後方に所定間隔
をあけて外挿される移動部材である。また、その光軸方
向の被写体側には後述するコイルばね16が挿入される
穴15aが設けられている。
【0046】16はレンズ保持筒14と移動部材15の
間に設けられたコイルばねである。17はレンズ保持筒
14に植設された第1のカムフォロアであり、固定筒1
1に設けられた案内溝11aを貫通してカム筒12に設
けられた第1のカム溝面12bに当接される。ここで、
上記案内溝11a、第1のカム溝面12b及び第1のカ
ムフォロア17が第1の駆動機構を構成する。
【0047】18は移動部材15に植設された第2のカ
ムフォロアであり、固定筒11に設けられた案内溝11
aを貫通してカム筒12に設けられた第2のカム溝面1
2cに当接される。ここで、上記案内溝11a、第2の
カム溝面12c及び第2のカムフォロア18が第2の駆
動機構を構成する。
【0048】次に上記構成において、第2の実施の形態
の組み立て動作を説明する。
【0049】まず、レンズ保持筒14にフォーカスレン
ズLを例えばカシメにより固定する。次に、移動部材1
5に設けられた3箇所の穴15aにコイルばね16をそ
れぞれ挿入し、レンズ保持筒14にフィルム面側から外
挿する。その際、レンズ保持筒14の後端に設けられて
いる突起14aの外径は移動部材15の内径よりも径が
大きいが、突起14aは弾性を有しているため、その拡
圧に対する弾性により移動部材15が突起14aを乗り
越えるようにして組み込むことができる。
【0050】そして、組み込み後のコイルばね16の付
勢力による光軸方向の移動は移動部材15の内径と突起
14aにより規制される。すなわちレンズ保持筒14と
コイルばね16及び移動部材15がユニット化された状
態とすることができる。これを移動レンズユニットとす
る。
【0051】次に、この移動レンズユニットを固定筒1
1に内挿し、カム筒12を固定筒11に外挿する。そし
て、ピン13をカム筒12に設けられた組み込み用の穴
12dから挿入し、固定筒11に3箇所ネジ込み、カム
筒12に設けられた周方向の嵌合溝12aにスライド回
転可能に嵌合させる。
【0052】次に、カムフォロア17をカム筒12に設
けられたカム溝面12bに当接させながら、固定筒11
に設けられた案内溝11aを貫通させてレンズ保持筒1
4に3箇所ネジ込む。
【0053】次に、カムフォロア18をカム筒12に設
けられたカム溝面12cに当接させながら、固定筒11
に設けられた案内溝11aを貫通させて移動部材15に
3箇所ネジ込む。この状態で、カムフォロア17とカム
フォロア18はコイルばね16の付勢力によりカムフォ
ロア17は第1のカム溝面12bに、カムフォロア18
は第2のカム溝面12cにそれぞれ当接されるため、レ
ンズ保持筒14はカム筒12に対して光軸方向のガタが
除去される。
【0054】以上のようにレンズ保持筒14とコイルば
ね16及び移動部材15を移動レンズユニットとして治
具を一切使用しないで容易に組み込むことが可能とな
る。
【0055】(第3の実施の形態)図5は本発明の第3
の実施の形態を示したレンズ鏡筒の一部断面図、図6は
図5のレンズ鏡筒の一部斜視図である。
【0056】21は不図示のカメラボディに結合される
不図示のマウント部を有する固定筒であり、この固定筒
21には光軸方向に延びた案内溝21aが設けられてい
る。22は固定筒21に回転自在に外挿されたカム筒で
あり、このカム筒22には周方向の嵌合溝22a、第1
のカム溝面22b及び第2のカム溝面22c、後述する
ピン23を組み込むための穴22dが形成されている。
【0057】周方向の嵌合溝22aには固定筒21に植
設されたピン23が係合され、これによりカム筒22は
光軸方向の移動が規制された状態で回転される。
【0058】24は移動レンズ群(フォーカスレンズ
群)Lを保持するレンズ保持筒であり、固定筒21の内
周に光軸方向に移動可能に嵌合されている。また、レン
ズ保持筒24の後端部には後述する移動部材25と嵌合
するための突起部24aが設けられている。
【0059】25はレンズ保持筒24の後方に所定間隔
をあけて外挿される移動部材である。また、その光軸方
向の被写体側には後述するコイルばね26が挿入される
穴25aが設けられている。また、その内周面にはレン
ズ保持部材24の突起24aと嵌合するための凹部25
bが設けられている。
【0060】26はレンズ保持筒24と移動部材25の
間に設けられたコイルばねである。27はレンズ保持筒
24に植設された第1のカムフォロアであり、固定筒2
1に設けられた案内溝21aを貫通してカム筒22に設
けられた第1のカム溝面22bに当接される。ここで、
上記案内溝21a、第1のカム溝面22b及び第1のカ
ムフォロア27が第1の駆動機構を構成する。
【0061】28は移動部材25に植設された第2のカ
ムフォロアであり、固定筒21に設けられた案内溝21
aを貫通してカム筒22に設けられた第2のカム溝面2
2cに当接される。ここで、上記案内溝21a、第2の
カム溝面22c及び第2のカムフォロア28が第2の駆
動機構を構成する。
【0062】次に上記構成において、第3の実施の形態
の組み立て動作を説明する。
【0063】まず、レンズ保持筒24にフォーカスレン
ズLを例えばカシメにより固定する。
【0064】次に、移動部材25に設けられた3箇所の
穴25aにコイルばね26をそれぞれ挿入し、レンズ保
持筒24にフィルム面側から外挿する。その際、レンズ
保持筒24の後端に設けられている突起24aと移動部
材25に設けられている凹部25bの位相を合わせて光
軸方向に外挿し、その位相からカムフォロア27が植設
される位相とカムフォロア28が植設される位相を合う
位相まで回転させて組み込む。
【0065】そして、組み込み後のコイルばね26の付
勢力による光軸方向の移動は移動部材25の凹部以外の
内径と突起24aにより規制される。すなわちレンズ保
持筒24とコイルばね26及び移動部材25がユニット
化された状態とすることができる。これを移動レンズユ
ニットとする。
【0066】次に、この移動レンズユニットを固定筒2
1に内挿し、カム筒22を固定筒21に外挿する。そし
て、ピン23をカム筒22に設けられた組み込み用の穴
22dから挿入し、固定筒21に3箇所ネジ込み、カム
筒22に設けられた周方向の嵌合溝22aにスライド回
転可能に嵌合させる。
【0067】次に、カムフォロア27をカム筒22に設
けられたカム溝面22bに当接させながら、固定筒21
に設けられた案内溝21aを貫通させてレンズ保持筒2
4に3箇所ネジ込む。
【0068】次に、カムフォロア28をカム筒22に設
けられたカム溝面22cに当接させながら、固定筒21
に設けられた案内溝21aを貫通させて移動部材25に
3箇所ネジ込む。この状態で、カムフォロア27とカム
フォロア28はコイルばね26の付勢力によりカムフォ
ロア27は第1のカム溝面22bに、カムフォロア28
は第2のカム溝面22cにそれぞれ当接されるため、レ
ンズ保持筒24はカム筒22に対して光軸方向のガタを
除去される。
【0069】以上のようにレンズ保持筒24とコイルば
ね26及び移動部材25を移動レンズユニットとして治
具を一切使用しないで容易に組み込むことが可能とな
る。
【0070】(第4の実施の形態)図7は本発明の第4
の実施の形態を示したレンズ鏡筒の一部断面図、図8は
図7のレンズ鏡筒の一部斜視図である。
【0071】31は不図示のカメラボディに結合される
不図示のマウント部を有する固定筒であり、この固定筒
31には光軸方向に延びた案内溝31aが設けられてい
る。32は固定筒31に回転自在に外挿されたカム筒で
あり、このカム筒32には周方向の嵌合溝32a、第1
のカム溝面32b及び第2のカム溝面32c、後述する
ピン33を組み込むための穴32dが形成されている。
【0072】周方向の嵌合溝32aには固定筒31に植
設されたピン33が係合され、これによりカム筒32は
光軸方向の移動が規制された状態で回転される。
【0073】34は移動レンズ群(フォーカスレンズ
群)Lを保持するレンズ保持筒であり、固定筒31の内
周に光軸方向に移動可能に嵌合されている。また、レン
ズ保持筒34の後端部外周には後述する移動部材35と
ネジ結合するための雄ネジ34aが設けられている。
【0074】35はレンズ保持筒34の後方に所定間隔
をあけて外挿される移動部材である。また、その光軸方
向の被写体側には後述するコイルばね36が挿入される
穴35aが設けられている。また、その内周面にはレン
ズ保持部材34の雄ネジ34aとネジ結合するための雌
ネジ部35bが設けられている。
【0075】36はレンズ保持筒34と移動部材35の
間に設けられたコイルばねである。37はレンズ保持筒
34に植設された第1のカムフォロアであり、固定筒3
1に設けられた案内溝31aを貫通してカム筒32に設
けられた第1のカム溝面32bに当接される。ここで、
上記案内溝31a、第1のカム溝面32b及び第1のカ
ムフォロア37が第1の駆動機構を構成する。
【0076】38は移動部材35に植設された第2のカ
ムフォロアであり、固定筒31に設けられた案内溝31
aを貫通してカム筒32に設けられた第2のカム溝面3
2cに当接される。ここで、上記案内溝31a、第2の
カム溝面32c及び第2のカムフォロア38が第2の駆
動機構を構成する。
【0077】次に、上記構成において、第4の実施の形
態の組み立て動作を説明する。
【0078】まず、レンズ保持筒34にフォーカスレン
ズLを例えばカシメにより固定する。
【0079】次に、移動部材35に設けられた3箇所の
穴35aにコイルばね36をそれぞれ挿入し、レンズ保
持筒34にフィルム面側から外挿する。その際、レンズ
保持筒34の後端外周に設けられている雄ネジ部34a
と移動部材35の内周に設けられている雌ネジ部35b
を光軸方向にネジ込んで外挿し、カムフォロア37が植
設される位相とカムフォロア38が植設される位相を合
わせるようにして組み込む。
【0080】そして、組み込み後のコイルばね36の付
勢力による光軸方向の移動は移動部材35の内周の雌ネ
ジ部の内径とレンズ保持筒34の後端部外周の雄ネジ部
34aの外径により規制される。すなわちレンズ保持筒
34とコイルばね36及び移動部材35がユニット化さ
れた状態とすることができる。これを移動レンズユニッ
トとする。
【0081】次に、この移動レンズユニットを固定筒3
1に内挿し、カム筒32を固定筒31に外挿する。そし
て、ピン33をカム筒32に設けられた組み込み用の穴
32dから挿入し、固定筒31に3箇所ネジ込み、カム
筒32に設けられた周方向の嵌合溝32aにスライド回
転可能に嵌合させる。
【0082】次に、カムフォロア37をカム筒32に設
けられたカム溝面32bに当接させながら、固定筒31
に設けられた案内溝31aを貫通させてレンズ保持筒3
4に3箇所ネジ込む。
【0083】次に、カムフォロア38をカム筒32に設
けられたカム溝面32cに当接させながら、固定筒31
に設けられた案内溝31aを貫通させて移動部材35に
3箇所ネジ込む。この状態で、カムフォロア37とカム
フォロア38はコイルばね36の付勢力によりカムフォ
ロア37は第1のカム溝面32bに、カムフォロア38
は第2のカム溝面32cにそれぞれ当接されるため、レ
ンズ保持筒34はカム筒32に対して光軸方向のガタが
を除去される。
【0084】以上のようにレンズ保持筒34とコイルば
ね36及び移動部材35を移動レンズユニットとして治
具を一切使用しないで容易に組み込むことが可能とな
る。
【0085】(第5の実施の形態)図9、図10は本発
明の第5の実施の形態を示す。
【0086】図9はレンズ鏡筒の一部断面図、図10は
図9のレンズ鏡筒の一部斜視図である。
【0087】41は不図示のカメラボディに結合される
不図示のマウント部を有する固定筒であり、この固定筒
41には光軸方向に延びた案内溝41aが設けられてい
る。42は固定筒41に回転自在に外挿されたカム筒で
あり、このカム筒42には周方向の嵌合溝42a、第1
のカム溝面42b及び第2のカム溝面42c、後述する
ピン43を組み込むための穴42dが形成されている。
【0088】周方向の嵌合溝42aには、固定筒41に
植設されたピン43が係合され、これによりカム筒42
は光軸方向の移動が規制された状態で回転される。
【0089】44は移動レンズ群(フォーカスレンズ
群)Lを保持するレンズ保持筒であり、固定筒41の内
周に光軸方向に移動可能に嵌合されている。45はレン
ズ保持筒44の後方に所定間隔をあけて3ケ所に配置さ
れるアーチ形状の移動部材である。また、その光軸方向
の被写体側には、後述する軸ビス49が嵌挿される穴4
5aが設けられている。また、後述する軸ビス49が嵌
挿される穴45bが設けられている。46はレンズ保持
筒44と移動部材45の間に設けられたコイルばねであ
る。
【0090】47はレンズ保持筒44に植設された第1
のカムフォロアであり、固定筒41に設けられた案内溝
41aを貫通してカム筒42に設けられた第1のカム溝
面42bに当接される。
【0091】ここで、上記案内溝41a、第1のカム溝
面42b及び第1のカムフォロア47が第の駆動機構を
構成する。
【0092】48は移動部材45に植設された第2のカ
ムフォロアであり、固定筒41に設けられた案内溝41
aを貫通してカム筒42に設けられた第2のカム溝面4
2cに当接される。
【0093】ここで、上記案内溝41a、第2のカム溝
面42c及び第2のカムフォロア48が第2の駆動機構
を構成する。
【0094】49は軸ビスで、移動部材45に設けられ
た穴45bに嵌挿されレンズ保持筒44に植設される。
また、移動部材45の光軸方向の移動を規制するための
頭部49aが設けられている。
【0095】次に上記構成において、本実施の形態の組
み立て動作を説明する。
【0096】まず、レンズ保持筒44にフォーカスレン
ズLを例えばカシメにより固定する。次に、3ケ所の移
動部材45の夫々に設けられた穴45aにコイルばね4
6をそれぞれ挿入しレンズ保持筒44にフィルム面側か
ら外挿する。その際、移動部材45の夫々に設けらた穴
45bに軸ビス49を嵌挿する。
【0097】これで、カムフォロア47が植設される位
相とカムフォロア48が植設される位相が合って組み込
まれる。そして、組込み後のコイルばね46の付勢力に
よる光軸方向の移動は移動部材45のフィルム面側端面
と軸ビス49の頭部49aにより規制される。
【0098】すなわち、レンズ保持筒44とコイルばね
46及び移動部材45がユニット化された状態とするこ
とができる。これを移動レンズユニットとする。
【0099】次に、この移動レンズユニットを固定筒4
1に内挿し、カム筒42を固定筒41に外挿する。
【0100】そして、ピン43をカム筒42に設けられ
た組み込み用の穴42dから挿入し、固定筒41に3ケ
所ねじ込み、カム筒42に設けられた周方向溝42aに
嵌合させる。
【0101】次に、カムフォロア47をカム筒42に設
けられたカム溝、固定筒41に設けられた案内溝41a
を貫通させてレンズ保持筒44に3ケ所ねじ込む。次に
カムフォロア48をカム筒42に設けられたカム溝、固
定筒41に設けられた案内溝41aを貫通させて移動部
材45に3ケ所ネジ込む。
【0102】この状態で、カムフォロア47とカムフォ
ロア48は、コイルばね46の付勢力によりカムフォロ
ア47は第1のカム溝面42bに、カムフォロア48は
第2のカム溝面42cに夫々当接されるため、レンズ保
持筒44はカム筒42に対して光軸方向のガタが除去さ
れる。
【0103】以上のように、レンズ保持筒44とコイル
ばね46及び移動部材45をレンズユニットとして治具
を一切使用しないで容易に組み込むことが可能になる。
【0104】なお、上記実施の形態ではレンズ保持筒の
外周面に移動筒を嵌合させる例を示したが、これとは逆
にレンズ保持筒の内周面に移動筒を嵌合させてもよい。
【0105】また、上記実施の形態のレンズ保持筒と移
動筒の光軸方向の位置を入れ替えてもよい。
【0106】さらに、上記実施の形態では幅の広い1本
の直線カムを用いているが、2本の同一直線カム、幅の
広い1本の曲線カム、2本の曲線カムを用いてもよい。
【0107】また、同一でない2本の直線カム、また同
一でない2本の曲線カム、あるいは1本の直線カムと1
本の曲線カムという組み合せでもよい。
【0108】また、固定筒にカム溝を設けその外周面に
嵌合する回転筒に案内溝を設けてもよく、また、固定筒
にカム溝を設け、案内溝を設けたキーでカムフォロアに
係合するようにしてもよい。
【0109】さらに、フォーカス光学系に適用した実施
の形態を示したが、ズーミング光学系に適用してもよ
い。また、付勢手段はコイルばねを使用しているが、ウ
ェーブワッシャや板ばねあるいは皿ばねなどを用いても
よい。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズ保持部材と同方向に移動する移動部材を設け、こ
の移動部材とレンズ保持部材の間に付勢手段を設け、ガ
タを除去するようにしたレンズ鏡筒において、レンズ保
持部材と移動部材をお互いの光軸方向の移動を規制する
構成とし、レンズ保持部材と移動部材及び付勢手段をユ
ニット化するようにしたため、治具を使用することなく
ユニットとして容易に固定筒の内周に組み込むことがで
きるものとなり、合焦精度の向上及びフォーカストルク
の安定化を図るという構成をとりながら、組み立て作業
性を格段に向上させると共に組み立てコストも抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すレンズ鏡筒の
一部断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示すレンズ鏡筒の
一部斜視図。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すレンズ鏡筒の
一部断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すレンズ鏡筒の
一部斜視図。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示すレンズ鏡筒の
一部断面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示すレンズ鏡筒の
一部斜視図。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示すレンズ鏡筒の
一部断面図。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示すレンズ鏡筒の
一部斜視図。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示すレンズ鏡筒の
一部断面図。
【図10】本発明の第5の実施の形態を示すレンズ鏡筒
の一部斜視図。
【図11】従来例を示すレンズ鏡筒の一部断面図。
【図12】従来例を示すレンズ鏡筒の一部斜視図。
【符号の説明】
1、11、21、31、41…固定筒 2、12、22、32、42…カム筒 3、13、23、33、43…ピン 4、14、24、34、44…レンズ保持筒 5、15、25、35、45…移動部材 6、16、26、36、46…ばね 7、17、27、37、47…第1のカムフォロア 8、18、28、38、48…第2のカムフォロア L…移動レンズ(フォーカスレンズ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邉 孝司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H043 AB02 AB10 AB28 AE17 2H044 AA10 AE05 BA02 BA09 BD06 BD16 BE02 BF03 BF09 DA01 DD03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のカムフォロアが取り付けられたレ
    ンズ保持部材と、第2のカムフォロアが取り付けられ、
    前記レンズ保持部材に対し光軸方向に移動可能に装着さ
    れた移動部材と、前記レンズ保持部材と移動部材とを互
    いに離れる方向に付勢する付勢手段と、前記付勢手段に
    より互いに拡開付勢される第1と第2のカムフォロアが
    カム溝の両側端縁に当接するカム部材とを備えたレンズ
    鏡筒において、前記レンズ保持部材と移動部材とが前記
    付勢手段により互いに外れないようにすることを特徴と
    するレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 第1のカムフォロアが取り付けられたレ
    ンズ保持部材と、第2のカムフォロアが取り付けられ、
    前記レンズ保持部材に対し光軸方向に移動可能に装着さ
    れた移動部材と、前記レンズ保持部材と移動部材とを互
    いに離れる方向に付勢する付勢手段と、前記付勢手段に
    より互いに拡開付勢される第1と第2のカムフォロアが
    カム溝の両側端縁に当接する回転部材と、前記回転部材
    が回転可能に外装され、前記第1と第2のカムフォロア
    を案内させる直進案内溝を有する固定部材とを備えたレ
    ンズ鏡筒において、前記レンズ保持部材には、前記レン
    ズ保持部材と移動部材とが付勢手段により互いに外れな
    いように一体化させる位置規制手段を有することを特徴
    とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記位置規制手段は、前記移動部材を前
    記レンズ保持部材に押し込むことにより嵌合させた組み
    込み後のお互いの光軸方向の移動を規制させるように前
    記移動部材と前記レンズ保持部材とを一体化することを
    特徴とする請求項2記載のレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 前記位置規制手段は、前記レンズ保持部
    材の外周に設けられた突起を有し、前記移動部材をC形
    リング状とし、前記移動部材と前記レンズ保持部材とを
    該移動部材の弾性力により弾性結合させた組み込み後の
    お互いの光軸方向の移動を規制させることを特徴とする
    請求項2または3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 前記位置規制手段は、前記移動部材また
    は前記レンズ保持部材に設けられた弾性片を有し、前記
    移動部材と前記レンズ保持部材は前記弾性片の弾性力に
    より弾性結合させた組み込み後のお互いの光軸方向の移
    動を規制させることを特徴とする請求項2または3に記
    載のレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 前記位置規制手段は、前記移動部材の内
    周に嵌合溝を有し、前記レンズ保持部材には爪片を有
    し、前記移動部材と前記レンズ保持部材は爪片を嵌合溝
    に嵌合させることにより結合させた組み込み後のお互い
    の光軸方向の移動を規制させることを特徴とする請求項
    2または3に記載のレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 前記位置規制手段は、前記移動部材と前
    記レンズ保持部材とをネジ結合させた組み込み後のお互
    いの光軸方向の移動を規制させることを特徴とする請求
    項2または3に記載のレンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 前記移動部材は、少なくとも3ケ以上に
    分割させてそれぞれをアーチ形状としたことを特徴とす
    る請求項2または3に記載のレンズ鏡筒。
  9. 【請求項9】 前記レンズ保持部材に植設された第1の
    カムフォロアが、固定筒に設けられた案内溝を貫通して
    前記固定筒を内装させたカム筒に設けられた第1のカム
    溝面に当接されて成ることを特徴とする請求項2乃至8
    のいずれか記載のレンズ鏡筒。
  10. 【請求項10】 前記移動部材に植設された第2のカム
    フォロアが、固定筒に設けられた案内溝を貫通して前記
    固定筒を内装させたカム筒に設けられた第2のカム溝面
    に当接されて成ることを特徴とする請求項2乃至9のい
    ずれか記載のレンズ鏡筒。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7505216B2 (en) 2003-08-12 2009-03-17 Ricoh Company, Ltd. Lens barrel
JP2013250408A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Nikon Corp レンズ鏡筒及び撮像装置

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