JP3255119B2 - 可動踏み板装置 - Google Patents

可動踏み板装置

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JP3255119B2 JP22790598A JP22790598A JP3255119B2 JP 3255119 B2 JP3255119 B2 JP 3255119B2 JP 22790598 A JP22790598 A JP 22790598A JP 22790598 A JP22790598 A JP 22790598A JP 3255119 B2 JP3255119 B2 JP 3255119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道乗降場のプラ
ットホームと車両との隙間を埋める可動踏み板装置に関
し、特に、曲線軌道に面したプラットホームに有効に利
用されるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道乗降場において、プラット
ホームが直線軌道に面している場合には、プラットホー
ムと車両との間には大きな隙間が生じないが、曲線軌道
に面している場合には、プラットホームの軌道に直交す
る各方向の寸法は、車両の端部と中央部の各走行軌跡で
決定されるため、曲線軌道の外側のプラットホームでは
車両の中央部に近い出入口において、また、曲線軌道の
内側のプラットホームでは車両の端部に近い出入口にお
いて、大きい隙間を生ずることになる。
【0003】このような大きい隙間に対して、従来、警
告灯を設けたり、注意アナウンスを行うことなどが実施
されているが、積極的に隙間をなくする、あるいは少な
くする試みはなされていないのが現状である。
【0004】その一方、従来より、プラットホームと車
両との隙間を埋める可動踏み板装置は、多数提案されて
いる。例えば、川崎重工業(株)発刊の川崎技報197
5No.58中の「KCVシステムの特徴と実車試験」
で開示されているスライド式の可動踏み板装置や、特開
平2−212257号公報に開示されている、少し斜め
に押し出しプラットホーム面に段差が生じないよう発明
された可動踏み板装置が知られている。
【0005】それらは、いずれも、車両が停止している
間のみ、車両の乗降口に向けてプラットホーム側から可
動踏み板を張り出して、車両とプラットホームとの間に
生ずる隙間を埋めるもので、鉄道乗降場においてプラッ
トホームに沿って車両が停止しているときに使用される
ことを前提としており、可動踏み板にアクチュエータ手
段(例えばエアシリンダ)を直結して、該可動踏み板を
車両と衝突する付近まで張り出させるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな装置では、何らかのトラブルで、可動踏み板が張り
出した位置にあるときに、車両が進入してきたり発車し
てしまったりすると、張り出し位置にある可動踏み板に
車両が衝突したり接触したりし、それらを原因とする衝
撃力で装置が破損して再使用が不可能になったり、場合
によっては破損した一部が飛散してプラットホーム上の
旅客に損傷を与えたりすることが予想され、実用化に踏
み切れないのが実情である。
【0007】なお、前記可動踏み板が張り出し位置にあ
るときは、車両が進入しないように、信号保安による防
護の方法も考えられるが、可動踏み板装置の信号関係の
信頼性に対する運転への影響度や建設費の増加等を理由
として、この方法も採用されていないのが実情である。
【0008】そこで、人為的な誤操作も含めて何らかの
トラブルにより、可動踏み板が張り出し状態にあるとき
に、車両が進入してきたり発車してしまったりして、当
該可動踏み板に車両が衝突したり接触したりしても、当
該可動踏み板が破損したり、破損した一部の飛散により
プラットホーム上の旅客に損傷を与えたりすることがな
い可動踏み板装置の出現が望まれている。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、可動踏み板が張り出し位置にあるときに車両が進入
してきたり発車してしまったりして、当該可動踏み板に
車両が万一衝突したり接触したりしても、当該可動踏み
板が破損したり飛散によりプラットホーム上の旅客に損
傷を与えたりすることがない可動踏み板装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プラ
ットホームの先端の所定の位置に配設し、アクチュエー
タ手段によって、可動踏み板を、車両の停止中に車両側
に張り出されて車両とプラットホームとの間に生ずる隙
間を埋める張り出し位置と、車両にいかなる動揺があっ
ても接触しない範囲に余裕を持って定めた建築限界内ま
で格納している格納位置との間において移動可能に支持
する可動踏み板装置を前提とするもので、前記アクチュ
エータ手段は、車両側へ進退可能である可動ブラケット
を有し、前記可動踏み板は、1枚の板材にて形成され、
さらに、所定の垂直荷重を支持し得る強度を有し、先端
部が前記可動踏み板の下面に、基端部が前記可動ブラケ
ットにそれぞれ鉛直軸についての回転を許容するジョイ
ント部を介して取り付けられた複数のレバー部材と、該
複数のレバー部材を通常時は前記可動ブラケットに直角
又はほぼ直角になるように保持する一方、所定値以上の
横方向の力で前記保持を解除する保持手段とを備え、
記可動踏み板が、前記張り出し位置において車両と衝突
又は接触した場合に、前記アクチュエータ手段と関係な
く、車両から離れる方向に復帰可能に退避するように支
持されているものである。ここで、「アクチュエータ手
段と関係なく」とは、アクチュエータ手段の状態を変化
させることなく、という意味であり、アクチュエータ手
段を作動させて、車両から離れる方向に復帰可能に退避
させるものは除かれる。また、「復帰可能に退避する」
とは、アクチュエータ手段との連係を維持し、正規の状
態に戻せばそのまま再使用可能であることを意味するの
で、例えば特開平7−108924号公報に記載される
ように、ステップ(可動踏み板)をアームを駆動部にて
回転可能に支持すると共に、アームと駆動部とをシヤー
ピンを用いて連結し、ステップが使用位置のときに万一
車両が進入すると、シヤーピンを破断して、一旦大きく
回転して格納状態で係止部により係止するようなものは
除かれる。
【0011】即ち、従来の可動踏み板装置においては、
前述したように、可動踏み板とアクチュエータ手段が直
結されており、車両の衝突又は接触に対してアクチュエ
ータ手段を機械的又は電気的に切り離すかあるいは逆転
させない限り可動踏み板の破損は免れない構造になって
いる一方、車両の進入速度は速く、衝突直後にアクチュ
エータ手段と切り離したり逆転したりする時間の余裕が
ない。そこで、請求項1の発明においては、可動踏み板
を車両側に張り出させた張り出し位置において、車両が
可動踏み板に衝突又は接触することを切っ掛けとして、
アクチュエータ手段の状態とは関係なく、可動踏み板が
車両から離れる方向に復帰可能に退避するように構成す
ることで、可動踏み板が衝突又は接触しない範囲まで速
やかに後退して、退避状態とするようにしているのであ
る。なお、車両の衝突又は接触後の可動踏み板の移動量
(逃げ量)は、車両の走行により車両と接触しなくなる
程度であれば十分であり、プラットホーム下の通常の格
納位置まで移動する必要がないのはもちろんである。
【0012】請求項1の発明によれば、通常時は、可動
踏み板が、車両の走行に支障のない格納位置とされてい
るので、車両は、鉄道乗降場に問題なく到着する一方、
車両が定位置に停止した後、大きい隙間を有する乗降口
に対し車両に接近するように可動踏み板が張り出され、
プラットホームと車両との隙間が埋められる。この場合
に、特に、可動踏み板が斜め方向に張り出すようにすれ
ば、可動踏み板と車両との間の隙間だけでなく、段差も
なくなるようになり、旅客の乗降の安全性を高める上で
より有利となる。
【0013】また、可動踏み板が車両側に張り出された
張り出し位置で、何らかのトラブルが生じて、車両が、
前記張り出し位置にある可動踏み板に万一衝突したり接
触したりすると、アクチュエータ手段とは関係なく、可
動踏み板が車両から離れる方向に復帰可能に退避され、
車両と衝突したり接触したりしない範囲まで後退され、
それによって退避状態となり、正規の状態に復帰させれ
ば、そのまま再使用可能である。
【0014】
【0015】さらに、張り出し位置にある可動踏み板に
対し車両が衝突したり接触したりすると、所定値以上の
横方向の力が作用して、保持手段による保持が解除さ
れ、レバー部材がジョイント部において回転が許容され
る状態となり、横方向の力(衝突力や接触力)に応じ
て、可動踏み板が移動せしめられ、退避状態とされる。
よって、アクチュエータ手段に無理な力がかかることは
ない。
【0016】請求項の発明は、車両の衝突時の可動踏
み板の衝突対抗力を少なくする効果を期待して、プラッ
トホームの先端の所定の位置に配設し、アクチュエータ
手段によって、可動踏み板を、車両の停止中に車両側に
張り出されて車両とプラットホームとの間に生ずる隙間
を埋める張り出し位置と、車両にいかなる動揺があって
も接触しない範囲に余裕を持って定めた建築限界内まで
格納している格納位置との間において移動可能に支持す
可動踏み板装置において、前記アクチュエータ手段
が、車両側へ進退可能である可動ブラケットを有し、前
記可動踏み板が、所定の間隔で互いに平行に配置された
略短冊状の多数の平板部材を有し、該各平板部材の基端
部が、前記可動ブラケットに鉛直軸についての回転を許
容するジョイント部を介して結合され、前記各平板部材
の先端部又は先端部及び中間部が、前記各平板の長手方
向に直交する方向に延びる連結バー部材に鉛直軸につい
て回転可能に結合されてなり、さらに、前記各平板部材
の基端部と可動ブラケットとの結合部分に設けられ、通
常は前記各平板部材を前記可動ブラケットに直角又はほ
ぼ直角になるように保持する一方、所定値以上の横方向
の力で前記保持を解除する保持手段を備え、前記可動踏
み板が、前記張り出し位置において車両と衝突又は接触
した場合に、前記アクチュエータ手段と関係なく、車両
から離れる方向に復帰可能に退避するように支持されて
いるものである。この場合の保持手段も、請求項の発
明の保持手段と同様に、その保持力は張り出し状態にお
いて乗降客の踏み込みによる横荷重では横移動すること
なく張り出し状態を保ち、車両の衝突等の大きな荷重に
対しては保持を解除する程度とされる。尚、前記保持手
段はすべての平板部材に設ける必要はない。
【0017】請求項の発明によれば、張り出し位置に
ある可動踏み板に対し車両が衝突したり接触したりする
と、所定値以上の横方向の力が作用して、保持手段によ
る保持が解除され、各平板部材がジョイント部において
可動ブラケットに対し回転が許容される状態となり、横
方向の力(衝突力や接触力)に応じて、可動踏み板を構
成する各平板部材が横方向に旋回移動せしめられ、退避
状態とされる。
【0018】請求項の発明は、車両の衝突時の踏み板
の衝突対抗力を更に少なくする効果を期待するもので、
プラットホームの先端の所定の位置に配設し、アクチュ
エータ手段によって、可動踏み板を、車両の停止中に車
両側に張り出されて車両とプラットホームとの間に生ず
る隙間を埋める張り出し位置と、車両にいかなる動揺が
あっても接触しない範囲に余裕を持って定めた建築限界
内まで格納している格納位置との間において移動可能に
支持する可動踏み板装置において、前記アクチュエータ
手段が、車両側へ進退可能である可動ブラケットを有
し、前記可動踏み板が、複数のピース部材が屈曲可能に
チェーン状に連結されてなる多数の短冊状の連結板部材
を有し、該各連結板部材の基端部が、前記可動ブラケッ
トに鉛直軸について回転可能に結合され、前記各連結板
部材の先端部又は屈曲部が、連結バー部材に鉛直軸につ
いて回転可能に結合されてなり、さらに、通常は前記各
連結板部材を前記可動ブラケットに直角又はほぼ直角に
なるように保持する一方、所定値以上の横方向の力で前
記保持を解除する保持手段を備え、前記可動踏み板が、
前記張り出し位置において車両と衝突又は接触した場合
に、前記アクチュエータ手段と関係なく、車両から離れ
る方向に復帰可能に退避するように支持されているもの
である。この場合の保持手段も、前記請求項1,2の保
持手段と同様に、その保持力は張り出し状態において乗
降客の踏み込みによる横荷重では横移動することなく張
り出し状態を保ち、車両の衝突等の大きな荷重に対して
は保持を解除する程度とされる。尚、前記保持手段は、
必ずしもすべてのジョイント部に設ける必要はないが、
少なくともl本の連結板部材のすべてのジョイント部に
は設ける必要がある。
【0019】請求項の発明によれば、張り出し位置に
ある可動踏み板に対し車両が衝突したり接触したりする
と、所定値以上の横方向の力が作用して、保持手段によ
る保持が解除され、各連結板部材が屈曲可能な状態とな
り、横方向の力(衝突力や接触力)に応じて、アクチュ
エータ手段に無理な力をかけることなく、各連結部材が
屈曲せしめられ、退避状態とされる。
【0020】請求項の発明は、請求項1〜のいずれ
かの可動踏み板装置において、さらに、前記可動踏み板
の張り出し位置と格納位置との間に設けられ、前記張り
出し位置から格納位置への前記アクチュエータ手段によ
る移動の際、可動踏み板を正規の状態に復帰させるガイ
ド部材を備えるものである。
【0021】請求項の発明によれば、通常の操作で、
可動踏み板を張り出し位置から格納位置へ移動させて、
可動踏み板を格納するようにすれば、可動踏み板が退避
状態にあっても、ガイド部材によって可動踏み板が正規
の状態に復帰する。従って、請求項の可動踏み板装置
であれば、複数のレバー部材が互いに平行な正規の状態
になり、請求項の可動踏み板装置であれば、各平板部
材が互いに平行な正規の状態になり、請求項の可動踏
み板装置であれば、各連結板部材が互いに平行な正規の
状態になり、アクチュエータ手段を動作させて、可動踏
み板を張り出し位置とすれば、車両とプラットホームと
の間に生ずる隙間を埋めることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 <第1の実施の形態>図1(a)(b)は、それぞれ、
本発明に係る可動踏み板装置において可動踏み板が張り
出し状態の概略構成を示す平面図及び側面図、図2
(a)(b)は同装置において可動踏み板が格納された
状態を示す平面図及び側面図である。
【0023】可動踏み板装置1は、プラットホームの下
側の格納箱70内に収納され、車両の乗降口10に対し
て張り出し可能に支持される可動踏み板20(例えば
鋼、アルミニウム合金、繊維強化プラスチック)を有
し、該可動踏み板20は、車両の停止中に車両側に張り
出した状態で、プラットホームの先端と車両の乗降口1
0との隙間を埋めるようになっている。尚、前記格納箱
70は、プラットホームの先端の所定の位置に配設さ
れ、上面がプラットホームの上面に、先端垂直面がプラ
ットホームの先端垂直面にそれぞれ略一致するように埋
設されている。前記格納箱70は、先端垂直面に、可動
踏み板20が先端外方に出入り可能な開口を備え、内部
に、可動踏み板20を前記開口に向けて水平方向に移動
可能なる状態で収納している。
【0024】可動踏み板20は、1枚の矩形状のプレー
トからなり、車両の乗降口10側に張り出し、プラット
ホームと車両との隙間を埋める張り出し位置(図1参
照)と、車両にいかなる動揺があっても接触しない範囲
に余裕を持って定めた建築限界内まで格納している格納
位置(図2参照)との間において、アクチュエータ手段
60によって移動可能とされている。
【0025】前記可動踏み板20は、両側部の車両側の
部位に、図3(a)(b)に詳細を示すように、レバー
部材30の先端部が、ジョイント部31を介して鉛直軸
について回転可能に(水平方向に旋回可能に)取り付け
られている。前記レバー部材30の基端部(旋回中心
側)も、ジョイント部32を介して直線ガイドブロック
40に鉛直軸について回転可能に取り付けられている。
また、前記レバー部材30は、可動踏み板20を介して
作用する所定の垂直荷重を支持し得る強度を有するよう
に構成され、前記左右のレバー部材30は、通常時は相
互に可動ブラケット23に直角又はほぼ直角になるよう
に、直線ガイドブロック40に対し片持ち支持的に取り
付けられている。
【0026】左右の直線ガイドブロック40は、アクチ
ュエータ手段60にて進退駆動される可動ブラケット2
3に連結され、アクチュエータ手段60が可動ブラケッ
ト23を進退駆動することで、可動踏み板20が、張り
出し位置と格納位置との間を進退するように構成されて
いる。
【0027】前記直線ガイドブロック40は、レバー部
材30との連結部分に作用する4方向(X方向、Y方
向、Z方向及び回転方向)の荷重に対し支持ができるよ
うにボールベアリングを内蔵しており、アクチュエータ
手段60の伸縮動作に伴う可動ブラケット23の変位に
よって、ガイドレール41に沿って移動し、可動踏み板
20を出し入れするようになっている。
【0028】また、前記レバー部材30は、通常、可動
踏み板20の長手方向(図1において左右方向)に対し
て直交する方向となるよう保持手段にて保持され、かつ
所定値以上の横方向の力が作用すると、前記保持手段に
よる保持が解除されて、鉛直軸について回転可能な状態
となり、水平面内において旋回ができるように構成され
ている。
【0029】このような保持を行う保持手段は、例えば
図4に示すように構成されている。すなわち、可動踏み
板20の下面側に補強部材21が固着され、該補強部材
21の、レバー部材30の左右側縁部に対応する部位に
凹部21aが形成され、該凹部21a内に、所定値以上
の横方向の力がレバー部材30に(直接的には可動踏み
板20に)作用すると撓んで水平方向におけるレバー部
材30の旋回を許容する弾力を有する保持部材50(例
えば合成ゴム)が、レバー部材30の両側を挟むように
設けられている。
【0030】よって、前記保持部材50による保持機能
によって、左右のレバー部材30は、可動踏み板20に
所定値以上の横方向の力が作用していない通常時におい
ては、前記可動ブラケット23に直角又はほぼ直角にな
るように保持される。一方、可動踏み板装置における何
らかのトラブルで、車両が、張り出し位置にある可動踏
み板20に衝突又は接触すると、車両より可動踏み板2
0に所定値以上の横方向の力が作用することになる。こ
の横方向の力の作用により、アクチュエータ手段60の
状態と関係なく、レバー部材30が保持部材50を撓ま
せてそれを乗り越えて旋回し、可動踏み板20が車両か
ら離れる方向に移動することになる。その結果、可動踏
み板20は、図5に示すように、車両と衝突したり接触
したりしない範囲まで後退され、復帰可能に退避した退
避状態とされる。
【0031】この退避状態では、アクチュエータ手段6
0は、図5に示すように、可動踏み板20を張り出し位
置とする状態を維持しているが、レバー部材30は、ジ
ョイント部32を旋回中心として旋回して、可動踏み板
20が、建築限界内のプラットホーム床仕上げ内に埋め
込まれた格納箱70内に納まる。
【0032】尚、前記可動踏み板20が張り出している
張り出し位置で、車両の衝突又は接触する方向は、図6
に示すように、曲線軌道の外側にプラットホームがあ
り、車両の中央近くに可動踏み板装置を設置した場合に
は車両の先端が衝突する方向はAであり、また、曲線軌
道の内側にプラットホームがあり、車両の端部近くに可
動踏み板装置を設置した場合に車両の中央部が接触する
方向はBである。
【0033】また、前述したような退避状態にある可動
踏み板20を正規の状態に復帰させるには、通常の格納
操作すれば、アクチュエータ手段60の収縮動作によ
り、ガイドレール41に沿って直線ガイドブロック40
が引き込まれるが、そのときに直線ガイドブロック40
(又はレバー部材30)が、その移動経路の途中に設け
られたガイド部材51の傾斜案内面51aに沿って無理
なく案内されて、レバー部材30が復帰方向に旋回せし
められ、そのときに生ずる横方向の力により保持部材5
0が撓んで、可動踏み板20が正規の状態に復掃し、そ
のまま再使用可能な状態となる。
【0034】前記実施の形態においては、可動踏み板2
0が変位することで、車両と衝突又は接触しない範囲と
なるようにしているが、第2の実施の形態に示すよう
に、可動踏み板自体が変形することで、退避状態となる
ようにすることも可能である。
【0035】<第2の実施の形態>図7(a)(b)は
可動踏み板装置の可動踏み板を張り出している状態を示
す平面図及び側面図、図8(a)(b)は可動踏み板装
置の可動踏み板を前記建築限界内まで格納している状態
を示す平面図及び側面図、図9(a)(b)は可動踏み
板と可動ブラケットとの関係を示す平面図及び側面図で
ある。本実施の形態における可動踏み板20Aは、同一
長さの多数の短冊状の平板部材22を用いて構成されて
いる(図9参照)。各平板部材22は、プラットホーム
側の基端部が、可動ブラケット23Aに、連結軸部材2
4を介して鉛直軸について回転可能に結合されている。
前記可動ブラケット23Aはアクチュエータ手段60A
に連結され、該アクチュエータ手段60Aの伸縮動作に
より進退駆動される。
【0036】前記平板部材22は、図9(a)(b)に
示すように、互いに平行となるように配列され、各平板
部材22の基端部が、連結軸部材24を介して、可動ブ
ラケット23Aに鉛直軸について回転可能に連結され、
可動ブラケット23Aに対し片持ち支持的に支持されて
いる。また、前記各平板部材22の車両側の先端部及び
中間部は、各平板部材22の長手方向に直交する方向
(可動ブラケット23Aの延びる方向)に延び一定間隔
でもって配設された複数の連結バー部材25,26に、
連結軸部材24でもって鉛直軸について回転可能に連結
されている。尚、図9(b)に示すように、各平板部材
22は、両端部に可動ブラケット23A又は連結バー部
材25が嵌合される切り欠き部22a,22bが形成さ
れ、それらの間に一定間隔で、連結バー部材26が貫通
する矩形状の貫通孔22cが開設されている。ここで、
前記連結バー部材22は、平板部材22の車両側の先端
部のみ又は、先端部及び中間部のみを連結するようにし
てもよい。
【0037】このように相互に連結された平板部材22
及び連結バー部材25,26の上面によって、プラット
ホーム側から車両側に向かって延び所定の長さ及び幅の
平面が構成され、図12に示すように、張り出した状態
で、可動踏み板20Aとしての機能を発揮するようにな
っている。
【0038】また、前記可動ブラケット23Aは、直線
ガイドブロック40Aに片持ち支持的に固定されてい
る。直線ガイドブロック40Aは、4方向の荷重に対し
支持可能となるように内部にボールベアリング(図示せ
ず)が内蔵されており、ガイドレール41Aに沿って移
動可能に支持される。そして、アクチュエータ手段60
Aの伸縮動作によって可動ブラケット23Aが進退され
る際に、直線ガイドブロック40Aがガイドレール41
Aに沿って案内され、可動踏み板20Aが安定して、張
り出し位置と格納位置との間を移動する。
【0039】前記可動踏み板20Aについては、各平板
部材22のプラットホーム側の基端部と可動ブラケット
23Aとの結合部分に保持手段が配設され、該保持手段
によって、通常時は、前記可動踏み板20Aを構成する
各平板部材22が互いに平行な位置関係となるように保
持される一方、所定値以上の横方向の力が作用すると、
保持手段による保持が解除されて、図10(a)(b)
及び図11に示すように、各平板部材22が結合部分を
回転中心として回転し、可動踏み板20A全体が、横方
向への旋回により側方へ倒れ、復帰可能な退避状態とな
るように構成されている。尚、この場合の可動踏み板2
0Aの変形量は、前記建築限界内とせず、車両が動揺し
ても接触しない範囲としてもよい。
【0040】ここで、保持手段として、具体的には、例
えば図13(a)(b)(c)に示すように、可動ブラ
ケット23Aと平板部材22との結合部分において、可
動ブラケット23A側に突起23aが、平板部材22側
に前記突起23aが係脱可能に係合する窪み22dがそ
れぞれ設けられ、通常時は、前記突起23aが窪み22
dに係合した状態となって、各平板部材22が互いに平
行な位置関係となる正規の状態を確保するが、所定値以
上の横方向の力が可動踏み板20A(平板部材22)に
作用すると、結合部分の弾性等で突起23aが窪み22
dから外れ、平板部材22が、可動ブラケット23Aに
対し旋回可能な状態となる。
【0041】また、旋回した後の可動踏み板20Aを正
規の状態に復帰させる場合には、アクチュエータ手段6
0Aによる通常の格納操作することにより、可動踏み板
20A全体が直線ガイドブロック40Aとガイドレール
41Aとの係合関係で案内されつつ格納箱70A内に引
き込まれるが、そのときに、左右両端の平板部材22
が、ガイド部材51Aによって規制されつつ案内され
て、可動踏み板20A全体の姿勢が修正され、正規の状
態に戻される。このとき、保持手段を構成する突起23
aと窪み22dが係脱可能に係合するので、前記正規の
状態に保持される。尚、前記ガイド部材51Aは、両側
に位置する平板部材22との係合関係で、無理なく正規
の状態に戻せるように、第1の実施の形態の場合と同様
に傾斜案内面が形成されている。
【0042】さらに、前記第2の実施の形態における平
板部材22及び連結バー部材25,26を、さらに小分
割すると共に、それらを鉛直軸について回転可能にピン
連結して、次の第3の実施の形態に示すように、車両の
衝突又は接触時の衝撃を分散する効果を期待することも
可能である。
【0043】<第3の実施の形態>図14及び図15
は、それぞれ、他の実施の形態において、可動踏み板と
可動ブラケットとの関係を示す平面図及び側面図であ
る。図14及び図15に示すように、本実施の形態に係
る可動踏み板20Bは、所定の長さを有し屈曲可能であ
る多数の略短冊状の連結板部材21Bでもって構成され
ている。連結板部材21Bは、第1のピース部材27と
第2のピース部材28とを交互に屈曲可能にチェーン状
に連結してなる。
【0044】前記第1のピース部材27は、図16
(a)(b)に示すように、直方体形状の本体部27a
の前後部分上下の4カ所に4つの突部27bが突設され
てなり、該突部27bは、中心孔27c,27dを有す
るドーナッツ形状とされている。また、第1のピース部
材27の厚さ方向の中間部分の前後には、底面形状が断
面略台形状となるように切り欠き部27e,27eが形
成されている。ここで、切り欠き部27e,27eを、
底面形状が断面略台形状となるようにしているのは、第
1及び第2の連結バー部材29A,29Bが、退避状態
のときには、正規の状態(図20(a)参照)とは異な
り、前記切り欠き部27eに入り込むようにするためで
ある(図20(b)参照)。
【0045】第2のピース部材28は、図17(a)
(b)に示すように、本体部28aの前後部分上下の4
カ所に、前記第1のピース部材27の突部27bの厚さ
に相当する距離だけ厚さ方向において中央部寄りに4つ
の突部28bが突設されてなり、該突部28bが前記第
1のピース部材24の突部27bの間に位置するように
される。前記突部28bも、同様に、中心孔28cを有
するドーナッツ形状とされている。
【0046】また、具体的には形状を図示していない
が、可動踏み板20Bの両側部の連結板部材21Bを構
成する第1及び第2のピース部材36,37は、基本的
には、前記第1及び第2のピース部材27,28と同様
の構成であるが、幅が少し広くなっている。ここで、第
1及び第2のピース部材36,37を、第1及び第2の
ピース部材27,28よりも幅を広くしているのは、可
動踏み板20Bの端に位置しているので、特に狭くする
必要がないからであり、第1及び第2のピース部材2
7,28は、退避状態で交互に嵌り込むようにするため
に狭くする必要があるからである。同様の理由から、第
1及び第2の連結バー部材29A,29Bの幅も変えて
いる。
【0047】そして、前記両ピース部材27,28の連
結部分(屈曲部分)は、第1及び第2の連結バー部材2
9A,29B及び連結軸部材35を用いて鉛直軸につい
て回転可能に連結されて屈曲点となっている。ここで、
第1の連結バー部材29Aは、図18(a)(b)に示
すように、ドーナッツ状の2つの端部29a,29b
が、直線状の連結部29cにて、厚さ方向においてずれ
て連結されており、第2の連結バー部材29Bは、具体
的に図示していないが、第1の連結バー部材29Aより
も連結部の幅が大きくなっている。連結軸部材35は、
図19(a)(b)に示すように、軸部35aの一端部
に、ドライバ適用溝35bが形成されたフランジ部35
cが連設され、軸部35aの他端部に固定のためのネジ
部35dがそれぞれ形成されている。
【0048】即ち、車両側の先端部を除く中間部分にお
いては、第1の連結バー部材29Aの端部が第2のピー
ス部材28の突部28bの間に位置した状態で、連結軸
部材35が適用されて、鉛直軸について相互に回転可能
になるように連結され、また、車両側の先端部において
は、前記第1の連結バー部材29Aに代えて、第2の連
結バー部材29Bが用いられ、同一長さの連結板部材2
1Bがそれぞれ前記可動ブラケット23Bに直角又はほ
ぼ直角になるように、所定の間隔で上面が所定の長さの
平面(可動踏み板20Bの上面)になるよう多数配列さ
れている。
【0049】このように構成された連結板部材21B
は、その長手方向が可動ブラケット23Bに対し直交す
る方向に延び、また、水平面内において屈曲可能なるよ
うに構成されている。また、連結板部材21Bのプラッ
トホーム側の基端部は、可動ブラケット23Bに、連結
軸部材35にて、片持支持的に鉛直軸について回転可能
に結合されて、その結合部分が可動ブラケット23Bの
長手方向において一直線状に配置されている。
【0050】また、前記可動踏み板20Bは、前述した
実施の形態と同様に、通常は前記各連結板部材21Bが
可動ブラケット23Bの長手方向に対して直交するよう
に保持され、かつ所定値以上の横方向の力が作用する
と、その保持が外れ、屈曲が可能な状態となるが、その
ための保持手段としては、図13に示すものと同一の保
持手段を採用することができるが、例えば、図15のS
1部を拡大して示す図21(a)のように、各ピース部
材27,28の上下合わせ面にばね座80を入れると共
に保持用の嵌合部27f,28dを設け、通常はばね力
で嵌合代を少なくし、車両の衝突による退避を容易にす
る一方、通常の乗降時には、荷重によりばねがたわみ、
前記嵌め合いが大きくなり、可動踏み板が変形しにくく
なるようにすることも可能である。尚、このような保持
手段は、S2部も同様に構成することができ、また、第
2の実施の形態にも適用できる。
【0051】この場合、保持手段の復帰方法としては、
可動踏み板20Bの格納状態の長手方向断面図である図
22に示すように、通常の格納動作と同様に、アクチュ
エータ手段にて、連結板部材21Bが、格納箱70Bの
上板の補強を兼ねるガイドリブ51B(ガイド部材)の
間を通じて引き込まれることにより連結板部材21Bの
各ピース部材27,28又は36,37が強制的に真直
ぐになるように強制的に案内され、正規の状態とされる
と共に、前記保持手段も正規の状態に復帰される。尚、
71は可動踏み板20Bの進退動を直線的に案内するガ
イドレールである。
【0052】前記実施の形態においては、伸縮駆動する
アクチュエータ手段を採用しているが、本発明はそれに
限定されるものではなく、どのような駆動方式を採用す
ることもでき、例えば、水平方向において回転変位させ
る水平レバー方式や、上下方向において回転変位させる
上下レバー方式を採用することも可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0054】請求項1〜3の発明は、上記のように、何
らかのトラブルにより可動踏み板が張り出した状態で万
一車両と衝突又は接触しても、アクチュエータ手段に関
係なく、車両から離れる方向に復帰可能に退避するよう
にしているので、従来の車両の衝突又は接触の際の衝撃
による破損等を回避することができ、信号保安システム
を連動させる必要もなく、プラットホームの安全性を向
上させることができる。
【0055】そして、車両が可動踏み板に万一衝突した
り接触したりすると、アクチュエータ手段に無理な力が
かかることなく、衝突力や接触力で可動踏み板が移動し
たり縮小したりして、車両から離れる方向に復帰可能に
退避するので、従来の車両の衝突又は接触の際の衝撃に
よる破損等を回避することが可能となり、プラットホー
ムの安全性を向上させることができる。特に、請求項
の発明は、張り出し位置にある可動踏み板に対し車両が
衝突したり接触したりすると、所定値以上の横方向の力
が作用して、保持手段による保持が解除され、各連結板
部材が屈曲可能な状態となり、横方向の力(衝突力や接
触力)に応じて、アクチュエータ手段に無理な力をかけ
ることなく、各連結部材が屈曲せしめられ、退避状態と
されるので、車両に対する衝突対抗力を軽減することが
でき、可動踏み板の破損をより確実に回避することが可
能となる。
【0056】請求項の発明は、通常の操作で、可動踏
み板を張り出し位置から格納位置へ移動させて、可動踏
み板を格納すれば、可動踏み板が正規の状態に復帰する
ようにしているので、可動踏み板を簡単に正規の状態に
復帰させることができ、簡単に何度でも再利用すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は、それぞれ、本発明に係る可動
踏み板装置において、可動踏み板が張り出している状態
の概略構成を示す平面図及び側面図である。
【図2】(a)(b)は、それぞれ、同装置において、
可動踏み板が格納されている状態の概略構成を示す平面
図及び側面図である。
【図3】(a)(b)は、それぞれ、可動踏み板とレバ
ー部材の関係を示す平面図及び側面図である。
【図4】本発明に係る保持手段の一例を示す説明図であ
る。
【図5】張り出し状態にある可動踏み板に車両が衝突又
は接触する方向を示す説明図である。
【図6】可動踏み板が衝突により格納された状態を示す
説明図である。
【図7】(a)(b)は、それぞれ、他の実施の形態に
ついての図1(a)(b)と同様の図である。
【図8】(a)(b)は、それぞれ、他の実施の形態に
ついての図2(a)(b)と同様の図である。
【図9】(a)(b)は、それぞれ、他の実施の形態に
おいて、可動踏み板と可動ブラケットとの関係を示す平
面図及び側面図である。
【図10】(a)(b)は、それぞれ、他の実施の形態
についてのついての図6(a)(b)と同様の図であ
る。
【図11】他の実施の形態において衝突による可動踏み
板の退避状態の説明図である。
【図12】他の実施の形態についての図3(b)と同様
の図である。
【図13】(a)(b)(c)は、それぞれ、保持手段
の平面図、要部拡大図及び側面図である。
【図14】さらに別の実施の形態についての図9(a)
と同様の図である。
【図15】さらに別の実施の形態についての図9(b)
と同様の図である。
【図16】(a)(b)は、それぞれ、第1のピース部
材を示す平面図及び側面図である。
【図17】(a)(b)は、それぞれ、第2のピース部
材を示す平面図及び側面図である。
【図18】(a)(b)は、それぞれ、第1の連結バー
部材を示す平面図及び側面図である。
【図19】(a)(b)は、それぞれ、連結軸部材を示
す平面図及び側面図である。
【図20】(a)(b)はそれぞれ可動踏み板の角部の
正規の状態及び退避の状態を示す説明図である。
【図21】(a)は図15のS1部を拡大して示す説明
図、(b)は前記(a)のX−X線における断面図であ
る。
【図22】可動踏み板を、正規の状態に戻すガイド部材
の説明図である。
【符号の説明】
1 可動踏み板装置 10 車両の乗降口 20,20A,20B 可動踏み板 21 補強部材 22 平板部材 23,23A,23B 可動ブラケット 27,36 第1のピース部材 28,37 第2のピース部材 29A,29B 連結バー部材 30 レバー部材 31,32 ジョイント部 35 連結軸部材 40 直線ガイドブロック 41,41A ガイドレール 50 保持部材 51,51A,51B ガイド部材 60,60A,60B アクチュエータ手段 70,70A,70B 格納箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−108925(JP,A) 特開 平2−212257(JP,A) 特開 平5−42869(JP,A) 特開 昭60−222360(JP,A) 実開 平2−143361(JP,U) 実開 昭57−151156(JP,U) 特公 昭57−59361(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラットホームの先端の所定の位置に配
    設し、アクチュエータ手段によって、可動踏み板を、車
    両の停止中に車両側に張り出されて車両とプラットホー
    ムとの間に生ずる隙間を埋める張り出し位置と、車両に
    いかなる動揺があっても接触しない範囲に余裕を持って
    定めた建築限界内まで格納している格納位置との間にお
    いて移動可能に支持する可動踏み板装置であって、前記アクチュエータ手段は、車両側へ進退可能である可
    動ブラケットを有し、 前記可動踏み板は、1枚の板材にて形成され、 さらに、所定の垂直荷重を支持し得る強度を有し、先端
    部が前記可動踏み板の下面に、基端部が前記可動ブラケ
    ットにそれぞれ鉛直軸についての回転を許容するジョイ
    ント部を介して取り付けられた複数のレバー部材と、該
    複数のレバー部材を通常時は前記可動ブラケットに直角
    又はほぼ直角になるように保持する一方、所定値以上の
    横方向の力で前記保持を解除する保持手段とを備え、 前記可動踏み板は、前記張り出し位置において車両と衝
    突又は接触した場合に、前記アクチュエータ手段と関係
    なく、車両から離れる方向に復帰可能に退避するように
    支持されていることを特徴とする可動踏み板装置。
  2. 【請求項2】 プラットホームの先端の所定の位置に配
    設し、アクチュエータ手段によって、可動踏み板を、車
    両の停止中に車両側に張り出されて車両とプラットホー
    ムとの間に生ずる隙間を埋める張り出し位置と、車両に
    いかなる動揺があっても接触しない範囲に余裕を持って
    定めた建築限界内まで格納している格納位置との間にお
    いて移動可能に支持する可動踏み板装置であって、 前記アクチュエータ手段は、車両側へ進退可能である可
    動ブラケットを有し、 前記可動踏み板は、所定の間隔で互いに平行に配置され
    る略短冊状の多数の平板部材を有し、該各平板部材の基
    端部が、前記可動ブラケットに鉛直軸についての回転を
    許容するジョイント部を介して結合され、前記各平板部
    材の先端部又は先端部及び中間部が、前記各平板の長手
    方向に直交する方向に延びる連結バー部材に鉛直軸につ
    いて回転可能に結合されてなり、 さらに、前記各平板部材の基端部と可動ブラケットとの
    結合部分に設けられ、通常は前記各平板部材を前記可動
    ブラケットに直角又はほぼ直角になるように保持する一
    方、所定値以上の横方向の力で前記保持を解除する保持
    手段を備え、 前記可動踏み板は、前記張り出し位置において車両と衝
    突又は接触した場合に、前記アクチュエータ手段と関係
    なく、車両から離れる方向に復帰可能に退避するように
    支持されていることを特徴とする 可動踏み板装置。
  3. 【請求項3】 プラットホームの先端の所定の位置に配
    設し、アクチュエータ手段によって、可動踏み板を、車
    両の停止中に車両側に張り出されて車両とプラットホー
    ムとの間に生ずる隙間を埋める張り出し位置と、車両に
    いかなる動揺があっても接触しない範囲に余裕を持って
    定めた建築限界内まで格納している格納位置との間にお
    いて移動可能に支持する可動踏み板装置であって、 前記アクチュエータ手段は、車両側へ進退可能である可
    動ブラケットを有し、 前記可動踏み板は、複数のピース部材が屈曲可能にチェ
    ーン状に連結されてなる多数の短冊状の連結板部材を有
    し、該各連結板部材の基端部が、前記可動ブラケットに
    鉛直軸について回転可能に結合され、前記各連結板部材
    の先端部又は屈曲部が、連結バー部材に鉛直軸について
    回転可能に結合されてなり、 さらに、通常は前記各連結板部材を前記可動ブラケット
    に直角又はほぼ直角になるように保持する一方、所定値
    以上の横方向の力で前記保持を解除する保持手段を備
    前記可動踏み板は、前記張り出し位置において車両と衝
    突又は接触した場合に、前記アクチュエータ手段と関係
    なく、車両から離れる方向に復帰可能に退避するように
    支持されていることを特徴とする 可動踏み板装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記可動踏み板の張り出し位置
    と格納位置との間に設けられ、前記張り出し位置から格
    納位置へのアクチュエータ手段による移動の際に、可動
    踏み板を正規の状態に復帰させるガイド部材を備えると
    ころの請求項1〜3のいずれかに記載の可動踏み板装
    置。
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