JP3252750B2 - オープニングトリム - Google Patents
オープニングトリムInfo
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Description
えたオープニングトリムに関するものである。
プニングトリム51は、自動車のドア開口周囲部56の
フランジ57に取り付けられるトリム部52と、自動車
のドア58が当接する中空シール部53と、自動車のイ
ンナガーニッシュ59の縁部を覆う意匠リップ部54と
を含み、各部は押出成形体60として一体に形成されて
いる。
板金インサート62を埋設したソリッドゴム製の平板部
61が二箇所の折曲部52ab,52acで断面略コ字
状に折曲されることにより形成されたものであって、一
つの連結壁52aと二つの側壁52b,52cと所定数
の把持リップ52dとを備えている。中空シール部53
は、平板部61から突出するようにスポンジゴムで共押
出成形された部分であって、平板部61の折曲後には、
一方の側壁52bから車外側へ突出するようになってい
る。意匠リップ部54は、平板部61から延出するよう
にソリッドゴムで押出成形された部分であって、延出の
基端が折曲部52acに位置し、平板部61の折曲後に
は、その先端が他方の側壁52cの側方の位置、すなわ
ち車内側の位置のドア開口周囲部56の外周に向かって
傾斜して延びるようになっている。
ングトリム51は、意匠リップ部54の基端が折曲部5
2acに位置していたため、該折曲部52acで平板部
61を折曲するときの折曲位置や折曲半径の僅かな相違
が、意匠リップ部54の傾斜角度に大きな影響を与え、
意匠リップ部54の先端位置が所定の設計位置に定まら
ない(位置精度が低い)という問題があった。
59の端部を覆い、かつトリム部52との間の隙間を隠
して意匠性を高めるものであって、インナガーニッシュ
59の端部の位置を考慮して、意匠リップ部54の先端
位置が設計される。しかし、上記のように、意匠リップ
部54の先端の位置精度が低いと、インナガーニッシュ
59との間に隙間が生じるおそれがあった。
置は、その配設部位、例えば、フロントピラー部、ルー
フサイド部、センターピラー部、ロッカーアーム部等で
それぞれ異なるとともに、組み付けのばらつきによって
も異なる。その結果、インナガーニッシュ59の端部
は、図6に二点鎖線で示す右側のケースのように、意匠
リップ部54の先端寄りに位置したり、図6に二点鎖線
で示す左側のケースのように、意匠リップ部54の基端
寄りに位置したりする。右側のケースでは、意匠リップ
部54が所定の形状と変形でインナガーニッシュ59の
端部を覆っている。しかし、左側のケースでは、意匠リ
ップ部54の基端が折曲部52acに位置しているた
め、インナガーニッシュ59の端部が意匠リップ部54
の途中部に突き当たり、意匠リップ部54が実質的に変
形できなくなり、オープニングトリム51の姿勢が図6
の矢印方向に傾くおそれがあった。
54の基端を折曲部52acにかからない連結壁52a
に位置させることが考えられるが、押出成形体60の押
出成形時に、意匠リップ部54の先端が平板部61を反
対側に越えることができないことから、平板部61の折
曲後にも、意匠リップ部54は側壁52cの側方へ傾斜
して延びることができない。そうなると、意匠リップ部
54はインナガーニッシュの端部を覆うことができない
ため、本来の機能を果さない。
リップ部の先端の位置精度を高めることができるととも
に、ガーニッシュの端部が意匠リップ部の先端部分から
基端寄りにばらついて組み付けられた場合でも、意匠リ
ップ部の所定の形状と変形とを確保してガーニッシュの
端部を覆い、オープニングトリムの姿勢の傾きを防止す
ることができるオープニングトリムを提供することにあ
る。
に、本発明では、押出成形体が二箇所の折曲部で断面略
コ字状に折曲されることにより一つの連結壁と一方の側
壁及び他方の側壁とが形成されてなるトリム部と、トリ
ム部から延出して他方の側壁の側方へ傾斜して延びる意
匠リップ部とを備えたオープニングトリムにおいて、意
匠リップ部の延出の基端を折曲部にかからない連結壁に
位置させ、一方の側壁より他方の側壁の方が低くなるよ
うに連結壁を傾斜させることにより、意匠リップ部が他
方の側壁の側方へ傾斜して延びるようにしたことを特徴
とする。また、別の本発明では、押出成形体が二箇所の
折曲部で断面略コ字状に折曲されることにより一つの連
結壁と一方の側壁及び他方の側壁とが形成されてなるト
リム部と、トリム部から延出して他方の側壁の側方へ傾
斜して延びる意匠リップ部とを備えたオープニングトリ
ムにおいて、意匠リップ部の延出の基端を折曲部にかか
らない連結壁に位置させ、連結壁を押出成形体に埋設さ
れた板金インサートとともに傾斜させることにより、意
匠リップ部が他方の側壁の側方へ傾斜して延びるように
したことを特徴とする。
が、図1に示すように、一方の側壁2bへの垂線Lに対
する連結壁2a(ここでは板金インサート12部分)の
傾斜角度θは10度〜45度が好ましい。これが10度
未満では、前記意匠リップ部の傾斜を実現しにくくな
り、45度を越えるとトリム部の曲げの形成が難しくな
るからである。なお、連結壁は湾曲を伴って傾斜させて
もよい。
ープニングトリム・ウエザストリップに具体化した実施
形態について、図1〜図4を参照して説明する。本実施
形態のオープニングトリム1は、図1及び図3に示すよ
うに、自動車のドア開口周囲部6のフランジ7に取り付
けられるトリム部2と、自動車のドア8が当接する中空
シール部3と、自動車のインナガーニッシュ9の端部を
覆う意匠リップ部4とを含み、各部は、図2に示すよう
な押出成形体10として一体に形成されている。なお、
図3は図4のIII−III線におけるルーフサイド部
の断面図であって、14はルーフサイドアウタパネル、
15はルーフサイドインナパネルである。
金インサート12を埋設したEPDM(エチレン・プロ
ピレン・ジエン共重合体)ソリッドゴム製の平板部11
が、図1に示すように、二箇所の折曲部2ab,2ac
で断面略コ字状に折曲されることにより形成されたもの
であって、一つの連結壁2aと二つの側壁2b,2cと
所定数の把持リップ2dとを備えている。このトリム部
2は、把持リップ2dによる把持力と板金インサート1
2の形状保持力とによって、フランジ7に装着される。
低く(側壁の開放端からみた高さが低いことを意味す
る。)形成されることにより、連結壁2aは傾斜するよ
うになっている。前述した図1中の連結壁2aの傾斜角
度θは、本実施形態では約30度である。
るようにEPDMスポンジゴムで共押出成形された部分
であって、平板部11の折曲後には、一方の側壁2bか
ら車外側へ突出するようになっている。
るようにEPDMソリッドゴムで押出成形された部分で
あって、延出の基端が折曲部2acにかからない連結壁
2aに位置するようになっている。また、平板部11の
折曲後には、前記連結壁2aの傾斜に伴って、意匠リッ
プ部4が他方の側壁2cの側方の位置、すなわち車内側
の位置のドア開口周囲部の外周に向かって傾斜して延び
るようになっている。なお、押出成形時、意匠リップ部
4の先端は平板部11の表面と接触するようにして押し
出されるため、図5の従来例のように自由端として押し
出される場合と比べると、ゴムが加硫されてその形状が
安定するまで、意匠リップ部4の傾斜形状を保持でき、
先端の位置精度を高くすることができる。
ム1は、意匠リップ部4の基端が折曲部2acにかから
ない連結壁2aに位置しているため、該折曲部2acで
平板部11を折曲するときの折曲位置や折曲半径が多少
相違したとしても、意匠リップ部4の傾斜角度に影響を
与えないため、意匠リップ部4の先端位置が設計位置に
定まる(位置精度が高くなる)。従って、意匠リップ部
4とインナガーニッシュ9との間に隙間が生じない。
ュ9の端部の位置は、その配設部位や組み付けのばらつ
きによって異なる結果、図3に二点鎖線で示す右側のケ
ースのように、意匠リップ部4の先端寄りに位置した
り、図3に二点鎖線で示す左側のケースのように、意匠
リップ部4の基端寄りに位置したりする。右側のケース
では、問題なく意匠リップ部4が所定の形状と変形でイ
ンナガーニッシュ9の端部を覆う。また、左側のケース
でも、意匠リップ部4の基端が折曲部2acにかからな
い連結壁2aに奥まって位置しているため、意匠リップ
部4の所定の形状と変形が確保される。従って、インナ
ガーニッシュ9の端部を確実に覆うとともに、意匠リッ
プ部4が変形するだけでオープニングトリム1全体の姿
勢は傾かない。
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
プニングトリムに具体化すること。 (2)ドア以外の開閉部材が当接するシール部を備えた
オープニングトリムに具体化すること。
ングトリムによれば、意匠リップ部の先端の位置精度を
高めることができるとともに、ガーニッシュの端部が意
匠リップ部の先端部分から基端寄りにばらついて組み付
けられた場合でも、意匠リップ部の所定の形状と変形と
を確保してガーニッシュの端部を覆い、オープニングト
リムの姿勢の傾きを防止することができる、という優れ
た効果を奏する。
それを形成する押出成形体とを併せて示す断面図であ
る。
III−III線断面図である。
の側面図である。
出成形体とを併せて示す断面図である。
面図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 押出成形体(10)が二箇所の折曲部
(2ab,2ac)で断面略コ字状に折曲されることに
より一つの連結壁(2a)と一方の側壁(2b)及び他
方の側壁(2c)とが形成されてなるトリム部(2)
と、前記トリム部(2)から延出して他方の側壁(2
c)の側方へ傾斜して延びる意匠リップ部(4)とを備
えたオープニングトリムにおいて、 前記意匠リップ部(4)の延出の基端を前記折曲部(2
ac)にかからない前記連結壁(2a)に位置させ、一
方の側壁(2b)より他方の側壁(2c)の方が低くな
るように前記連結壁(2a)を傾斜させることにより、
前記意匠リップ部(4)が前記他方の側壁(2c)の側
方へ傾斜して延びるようにしたことを特徴とするオープ
ニングトリム。 - 【請求項2】 押出成形体(10)が二箇所の折曲部
(2ab,2ac)で断面略コ字状に折曲されることに
より一つの連結壁(2a)と一方の側壁(2b)及び他
方の側壁(2c)とが形成されてなるトリム部(2)
と、前記トリム部(2)から延出して他方の側壁(2
c)の側方へ傾斜して延びる意匠リップ部(4)とを備
えたオープニングトリムにおいて、 前記意匠リップ部(4)の延出の基端を前記折曲部(2
ac)にかからない前記連結壁(2a)に位置させ、前
記連結壁(2a)を押出成形体(10)に埋設された板
金インサート(12)とともに傾斜させることにより、
前記意匠リップ部(4)が前記他方の側壁(2c)の側
方へ傾斜して延びるようにしたことを特徴とするオープ
ニングトリム。 - 【請求項3】 前記連結壁(2a)の傾斜角度は、一方
の側壁(2b)への垂線(L)に対する連結壁(2a)
の板金インサート(12)の傾斜角度(θ)で表して1
0度〜45度である請求項2記載のオープニングトリ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11025497A JP3252750B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | オープニングトリム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11025497A JP3252750B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | オープニングトリム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10278696A JPH10278696A (ja) | 1998-10-20 |
JP3252750B2 true JP3252750B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=14531032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11025497A Expired - Fee Related JP3252750B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | オープニングトリム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3252750B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3714844B2 (ja) | 2000-03-22 | 2005-11-09 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | ウェザーストリップ |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP11025497A patent/JP3252750B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10278696A (ja) | 1998-10-20 |
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