JP3250671B2 - 青果物や野菜の保存に適する低温多湿に冷却する冷却方法 - Google Patents

青果物や野菜の保存に適する低温多湿に冷却する冷却方法

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朗孝 須藤
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/14Sensors measuring the temperature outside the refrigerator or freezer

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  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷風式クーラーを用い
て、冷蔵庫、貯蔵庫などの庫内を、りんごなどの果物や
野菜を保存するに最適な低温多湿、具体的には室内温度
−1〜+2℃、湿度85%以上の状態に冷却する冷却方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷風式クーラーを用いた冷却方法
においては、冷蔵庫内の温度を−1〜+2℃に保つため
冷却サイクルのときには冷却器の上側から下側に冷媒を
送り、除霜時には四方切換弁を切り換えて、冷却器を凝
縮器として作動させ、クーラーをヒートポンプとする。
すなわち、一時的に冷凍暖房サイクルを反転させて庫内
の冷却器の除霜を行うが、この作動は自動的に定期的に
行われ、除霜時には圧縮冷媒は冷却器の下側から上側の
方向に流れる〔特許第783697号(特公昭49−4
4469号公報参照)、実用新案登録第919737号
(実公昭45−15723号公報参照)〕。
【0003】この冷却サイクルにおいて庫内にある冷却
器の表面温度は−20〜−30℃になるので、庫内の湿
気の多くは結露あるいは凍結し、庫内の湿度を低下させ
てしまう。このように従来の冷風式クーラーを用いる冷
却方法おける冷蔵庫においては、冷却サイクルのとき庫
内の冷却器の温度が必要以上に低下するため、庫内の湿
気の多くは結露し凍結して、除霜サイクルにおいて水滴
として流出する。この冷却・除霜の各行程の繰り返しに
よって、庫内の空気は順次湿度を低下させてしまい、乾
燥するという欠点があった。そのため、庫内をりんごな
どの果物や野菜の保存に適した低温でかつ高湿度に維持
するためには、庫内に新たに加湿器を設置する等の対策
が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、冷却中に湿
度が低下して乾燥してしまうというような従来の冷風式
クーラーを用いる冷却方法の欠点を解決するために成さ
れたもので、付加的に加湿することなく、果物や野菜に
適した低温多湿の保存状態を達成するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題、すなわち冷
却中に湿度が低下するという問題点を解決するため、本
発明は冷却サイクル時における庫内の湿気の結露と凍結
を少なくすることができる温度で、冷却する方法を採用
した。すなわち、庫内の低温多湿は冷却サイクルにおけ
る冷却器の表面温度を−10〜−15℃に定常的に保持
して達成する。
【0006】本発明は、冷風式クーラーを用いる冷却方
法において、全密閉往復動式圧縮機とキャピラリーチュ
ーブで冷媒を制御し、庫内温度に相応して冷却・除霜サ
イクルを制御するものに、外気温度に相応して凝縮器の
冷却用ファンの回転数を無段階に制御するコントローラ
を付加して凝縮器の放熱機能を制御することにより、冷
却器の表面温度を−10〜−15℃に定常的に保持して
低温多湿に冷却することを特徴とする青果物や野菜の保
存に適する低温多湿に冷却する冷却方法である。
【0007】上記の低温多湿とは庫内の果物や野菜を保
存するに最適な低温多湿である。具体的には温度−1〜
+2℃、湿度85%以上の低温多湿である。青果物や野
菜は低温多湿の保存に適するいずれのものでも対象とす
るが、最もりんごの保存に適している。
【0008】凝縮器の冷却ファンを外気温度に相応し
て、無段階に制御した回転数で回転させることにより、
冷却器内の蒸発圧力は1.8〜2.2kg/cm の値
(蒸発温度としては約−16〜−14℃)に制御され、
その結果冷却器の表面温度は−10〜−15℃に保持さ
れる。
【0009】そのために、凝縮器の冷却用ファンの回転
数を外気温度に相応して無段階に制御するコントローラ
ーを、従来の冷風式クーラーに付加する。その放熱機能
を外気温度によって制御するのである。冷却するファン
の回転数が一定のとき、冷風式クーラーを構成している
凝縮器の機能は外気温度に依存し、外気温度が高いと放
熱がおくれ、外気温度が低いと放熱がすすみ、その結
果、冷却器内の蒸発圧力が大きく変化する。大陸型の昼
夜温度差の大きい場合、冷却器内の蒸発圧力の変化が大
きい。
【0010】冷却するファンの回転数が一定のとき、冷
風式クーラーを構成している凝縮器の機能は外気温度が
高くなると低下するので、外気温度に応じて回転数を大
きくすると、凝縮器の放熱機能の外気温度による低下を
制御することができる。それによって、冷却器の圧力は
1.8〜2.2kg/cmの値となり、冷却サイクル
における冷却器の表面温度は従来の冷風式クーラーより
も10℃程度高い−10〜−15℃に保持される。そし
て、庫内の湿気の結露と凍結は少くなり、加湿器の設置
を必要としない冷風式クーラーによる低温高湿は実現す
る。
【0011】従来の当該クーラーにおいては冷却サイク
ルにおける冷却器の表面温度は低いうえに変化し−20
〜−25℃以下に達したが、本発明においては冷却サイ
クルにおける凝縮器の冷却用フアンの回転数を外気温度
に応じて制御することによって、冷却器の表面温度を−
10〜−15℃に保持する。冷却器の表面温度は冷媒が
蒸発する圧力と関係するが、凝縮器の放熱機能を外気温
度の変化に応じて制御することによって、その圧力は
1.8〜2.2kg/cmの高い値に制御される。フ
ァンの回転数の外気温度による制御は凝縮器の放熱機能
を制御し、冷却器の表面温度を−10〜−15℃にす
る。
【0012】
【実施例】外気温度が−5ないし+20℃のとき使用で
きる冷風式クーラーで、全密閉往復動式圧縮機とキャピ
ラリーチューブで冷媒を制御し、冷風到達距離11〜1
2m(0.5m/sec)、庫内温度に相応して冷却・
除霜サイクルを制御するためのマイコン式電子温度測定
器を備えた従来のものに、外気温度に相応して凝縮器の
冷却用ファンの回転数を無段階に制御するコントローラ
を付加する。
【0013】この装置を冷蔵庫の熱容量に応じた数だけ
設置する。冷却サイクルのとき、凝縮器の冷却用ファン
を外気温に相応して回転数を無段階に制御したことによ
り、冷却器の表面温度を−10〜−15℃に定常的に保
持して冷却することができた。庫内をりんごや野菜の保
存に最適な低温多湿(−1〜+1℃、約90%)の状態
に容易に達成することができた。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記の構成をとることによっ
て、庫内の湿気の結露や凍結は減少し、−1〜+2℃の
低温と85%以上の多湿を実現させ、りんごや野菜の保
存に必要な低温度高湿度の状態を、加湿器の設置なくし
て実現することができる。
【0015】なお、本発明の冷風式クーラーにおいては
冷却サイクル時の冷却器の表面温度は従来の当該冷風式
クーラーよりも平均的に高いが、結露と凍結の減少によ
って冷蔵庫内を冷却する効果は低下せず、冷蔵庫全体と
してはむしろ高い冷却効果となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−210276(JP,A) 特開 昭64−63771(JP,A) 特開 平2−31643(JP,A) 特開 昭54−68556(JP,A) 実開 昭56−166469(JP,U) 実開 昭58−15165(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23B 7/04 F25B 1/00 F25D 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷風式クーラーを用いる冷却方法におい
    て、全密閉往復動式圧縮機とキャピラリーチューブで冷
    媒を制御し、庫内温度に相応して冷却・除霜サイクルを
    制御するものに、外気温度に相応して凝縮器の冷却用フ
    ァンの回転数を無段階に制御するコントローラを付加し
    凝縮器の放熱機能を制御することにより、冷却器の表
    面温度を−10〜−15℃に定常的に保持して低温多湿
    に冷却することを特徴とする青果物や野菜の保存に適す
    る低温多湿に冷却する冷却方法。
  2. 【請求項2】 果物や野菜を保存するに最適な低温多湿
    である請求項1の青果物や野菜の保存に適する低温多湿
    に冷却する冷却方法。
  3. 【請求項3】 温度−1〜+2℃、湿度85%以上の低
    温多湿である請求項1または2の青果物や野菜の保存に
    適する低温多湿に冷却する冷却方法。
  4. 【請求項4】 青果物や野菜がりんごである請求項1、
    2または3の青果物や野菜の保存に適する低温多湿に冷
    却する冷却方法。
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