JP3249072B2 - コネクタの嵌脱構造 - Google Patents

コネクタの嵌脱構造

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JP3249072B2 JP21525097A JP21525097A JP3249072B2 JP 3249072 B2 JP3249072 B2 JP 3249072B2 JP 21525097 A JP21525097 A JP 21525097A JP 21525097 A JP21525097 A JP 21525097A JP 3249072 B2 JP3249072 B2 JP 3249072B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両用ド
アに使用され、多極の雌,雄両コネクタ同士を相互に嵌
合させたり、離脱させるのに好適なコネクタの嵌脱構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタの嵌合構造としては、
例えば、図11に示す特開平9−55262号公報に開
示されたものがある。この公報に開示されたコネクタの
嵌合構造では、図11(a)に示すように、コネクタ装
着板8の嵌入孔8aに挿入されて突出待機した雄コネク
タ1に、電装品4に設けられた雌コネクタ5をインスト
ルメントパネル9の装着開口9a側から嵌合するように
なっている。この雄コネクタ1は可撓性の係止片2を有
していて、嵌合前の状態において該係止片2上に設けら
れた突起2aをコネクタ装着板8の嵌入孔8aに係止し
てある。この状態より、図11(b),(c)に示すよ
うに、雌コネクタ5をインストルメントパネル9の装着
開口9aより挿入して雄コネクタ1に嵌合させると、該
雄コネクタ1に雌コネクタ5が正規に嵌合されたところ
で、係止片2が下方に撓んで該係止片2の先端の鉤部3
が雌コネクタ5の逃がし孔6に嵌め込まれる。この状態
より、電装品4をさらに押し込むと、図11(d)に示
すように、雄コネクタ1が組付位置まで押し込まれて雌
コネクタ5が電装品4のロック片4aを介してインスト
ルメントパネル9の装着開口9a内にロックされるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のコネクタの嵌合構造では、雄コネクタ1の係止片2
の突起2aの後部にはテ−パ面2bが形成されているた
め、両コネクタ1,5の嵌合途中で雄コネクタ1が後退
し易く、完全に嵌合した状態で両コネクタ1,5を正規
の位置に組み付ける作業が難しくて信頼性に欠けた。こ
のため、保守点検等において両コネクタ1,5の嵌合を
解除すると、雄コネクタ1がコネクタ装着板8の後方に
下がったままの状態となり、保守点検等の終了時には再
度両コネクタ1,5を嵌合させることができなかった。
また、両コネクタ1,5の嵌合後に雄コネクタ1に接続
されたワイヤハーネスが何らかの影響で引っ張られた場
合、両コネクタ1,5間にはロック手段がないため、両
コネクタ1,5の嵌合が外れてしまう虞があった。さら
に、雄コネクタ1の図示しない雌端子と雌コネクタ5の
雄端子7相互の保持力のみで両コネクタ1,5が嵌合さ
れているため、両コネクタ1,5間の嵌合力が不足し、
振動に対しても弱くてガタ付きや異音等が発生し易かっ
た。
【0004】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、雌,雄両コネクタの嵌合、離
脱を容易かつ確実に行うことができると共に、両コネク
タの不用意な嵌合外れを確実に防止することができるコ
ネクタの嵌脱構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、雌,
雄両コネクタのうちの一方のコネクタをホルダーを介し
て突出した待機状態で被取付体に取り付け、前記一方の
コネクタの突出待機方向から該一方のコネクタに他方の
コネクタを嵌脱自在にし、かつ前記ホルダーに前記一方
のコネクタをスライド自在に設け、これらホルダーと一
方のコネクタに該一方のコネクタの待機突出状態を保持
する係止手段をそれぞれ設ける一方、前記他方のコネク
タに前記両コネクタの嵌合時に前記各係止手段の係止状
態を保持する保持手段を設けると共に、前記両コネクタ
の嵌合完了時に前記各係止手段の係止状態を解除する保
持解除手段を設け、前記両コネクタの嵌合完了時に当該
両コネクタを嵌合完了状態で前記ホルダーに対して前記
被取付体側にスライド自在にしたコネクタの嵌脱構造で
あって、前記ホルダーの係止手段を先端に係止部を有し
た可撓性アームで構成すると共に、前記一方のコネクタ
の係止手段を前記可撓性アームの係止部に係止、離脱さ
れる係合部を有した可撓性係止片で構成し、この可撓性
係止片を前記ホルダーの可撓性アームの近傍の側壁に当
接自在にしたことを特徴とする。
【0006】このコネクタの嵌脱構造では、一方のコネ
クタの可撓性係止片のホルダーの側壁側への不用な弾性
変形が防止され、両コネクタの嵌合時及び嵌合完了後の
両コネクタの嵌合外れが確実に防止される。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載のコネク
タの嵌脱構造であって、前記可撓性アームの係止部の幅
よりも前記可撓性係止片の幅が大きくなるように設定し
たことを特徴とする。
【0008】このコネクタの嵌脱構造では、一方のコネ
クタ等に不用意な負荷力が加わっても両コネクタの嵌合
が外れることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0010】図1は本発明の一実施形態のコネクタの嵌
脱構造に用いられる雌,雄両コネクタの嵌合前の状態を
示す斜視図、図3は同雌,雄両コネクタの嵌合前の状態
を示す断面図、図7は同コネクタの嵌脱構造が採用され
る車両用ドアの分解斜視図、図8は同車両用ドアに採用
されたコネクタの嵌脱構造の雌,雄両コネクタの取り付
け前の状態を示す説明図である。
【0011】図1,図8に示すように、合成樹脂製の
雄,雌両コネクタ20,30のうちの雄コネクタ(一方
のコネクタ)20は合成樹脂製のホルダー10を介して
突出した待機状態でドアパネル(被取付体)50に取り
付けられるようになっている。このホルダー10から突
出待機した雄コネクタ20には、雌コネクタ(他方のコ
ネクタ)30を嵌脱自在にしてある。この雌コネクタ3
0は、パワーウインドウ用スイッチユニット等のスイッ
チユニット40のスイッチ41に図示しない基板等を介
して取り付けられていて、該スイッチユニット40はド
アトリム(他の被取付体)60に形成されたスイッチ取
付孔(スイッチ取付部)61に取り付けられるようにな
っている。
【0012】図1,図3,図4に示すように、ホルダー
10は、上,下壁11a,11b及び左,右側壁11
c,11dより略四角筒状に形成された筒体11と、こ
の筒体11の下壁11b側より一体突出形成された取付
ブラケット12とで構成されている。また、筒体11の
左,右側壁11c,11dの中央には各一対のスリット
13,13をそれぞれ形成すると共に、該各一対のスリ
ット13,13間にはL字状の可撓性アーム(係止手
段)14をそれぞれ一体突出形成してある。図4に示す
ように、この一対の可撓性アーム(係止手段)14,1
4の先端内側には断面台形状の突起(係止部)15をそ
れぞれ一体突出形成してあり、該各突起15の後部には
テーパ面15aを形成してある。
【0013】また、図3に示すように、ホルダー10の
筒体11の上,下壁11a,11bの内面の前縁側中央
には、雄コネクタ20の前方の突出量を規制する一対の
ストッパ16,16を一体突出形成してある。そして、
ホルダー10の筒体11と後述する雄コネクタ20のフ
ード22との間の全周にクリアランスを設けてあり、該
ホルダー10の筒体11内に雄コネクタ20のフード2
2をスライド自在に支持してある。即ち、雄コネクタ2
0と雌コネクタ30の嵌合完了時に当該両コネクタ2
0,30を嵌合完了状態でホルダー10の筒体11に対
してドアパネル50側の下側にスライド自在にしてあ
る。
【0014】図1,図3〜図6に示すように、雄コネク
タ20は、雌端子(端子)27を収容する複数の端子収
容室21aを備えたハウジング21と、このハウジング
21を覆うフード22とで構成されている。このハウジ
ング21の基部21bはフード22の基部22bに芯出
しされた状態で圧入等により組み付けられている。図
1,図2に示すように、フード22は上下壁及び左右側
壁より略四角筒状に形成されていて、ホルダー10及び
雌コネクタ30のガイドとして機能するようになってい
る。この略四角筒状のフード22の左右側壁の中央には
各一対のスリット23,23をそれぞれ形成してあり、
該各一対のスリット23,23間にはホルダー10の各
可撓性アーム14の突起15に係止、離脱される係合孔
(係合部)25を有した逆コ字状の可撓性係止片(係止
手段)24をそれぞれ一体形成してある。この各可撓性
係止片24の幅はホルダー10の各可撓性アーム14の
突起15の幅よりも大きくなるように設定してあり、該
各可撓性係止片24はホルダー10の筒体11の各可撓
性アーム14の近傍の左,右側壁(側壁)11c,11
dに当接自在になっている。
【0015】そして、図4に示すように、ホルダー10
の各可撓性アーム14の突起15と雄コネクタ20のフ
ード22の各可撓性係止片24の係合孔25との係止時
に、雄コネクタ20はホルダー10より所定長突出して
雌コネクタ30が嵌合されるのを待機するようになって
いる。即ち、ホルダー10の各可撓性アーム14の突起
15と雄コネクタ20のフード22の各可撓性係止片2
4の係合孔25との係止によりホルダー10に対する雄
コネクタ20の後退動が規制され、この係止時の雄コネ
クタ20の突出待機状態が両コネクタ20,30の嵌脱
作業位置となっている。また、図2,図3に示すよう
に、雄コネクタ20のフード22の上下壁の基部側中央
にはストッパ受部26をそれぞれ一体突出形成してあ
る。そして、ホルダー10の各可撓性アーム14の突起
15と雄コネクタ20のフード22の各可撓性係止片2
4の係合孔25との係止時に、ホルダー10の筒体11
の各ストッパ16に雄コネクタ20のフード22の各ス
トッパ受部26がそれぞれ係止されて該雄コネクタ20
の前方突出量が規制されるようになっている。さらに、
図3〜図7に示すように、雄コネクタ20のハウジング
21の各雌端子27の後側には、ワイヤハーネスWを構
成する電線28を圧接又は圧着により接続してある。
【0016】図1,図4〜図6に示すように、雌コネク
タ30は、基部31側が雄端子(端子)37を収容する
複数の端子収容室31aを備えたブロック状になってい
ると共に、前側が基部31より一体突出形成されて各雄
端子37を露出させた四角筒状のフード部32になって
いる。この雌コネクタ30のフード部32が両コネクタ
20,30の嵌合時に雄コネクタ20のハウジング21
とフード22との間に挿入されて両コネクタ20,30
の各端子27,37相互が電気的に接続されるようにな
っている。また、雌コネクタ30のフード部32の両側
外面の前側中央には、ホルダー10の各可撓性アーム1
4の突起15と雄コネクタ20の各可撓性係止片24の
係合孔25の係止状態を保持する保持手段及び両コネク
タ20,30の嵌合完了時及び離脱時にホルダー10の
各可撓性アーム14の突起15と雄コネクタ20の各可
撓性係止片24の係合孔25の係止状態を解除する保持
解除手段を兼ねた突起33をそれぞれ一体突出形成して
ある。この各突起33は略三角柱状に形成してあり、そ
の前側がテーパ面(係止面)33aになっていると共
に、後側もテーパ面(離脱面)33bになっている。
【0017】図4,図6〜図10に示すように、スイッ
チユニット40は、スイッチ41と、このスイッチ41
に図示しない基板等を介して固定された雌コネクタ30
と、上記スイッチ41の両側面の上側にネジ止め等によ
り取り付けられ、ドアトリム(他の被取付体)60のス
イッチ取付孔61に取り付けられた該スイッチ41をド
アトリム60にロックする金属製でく字状の各板バネ
(ロック手段)42とで構成されている。図6に示すよ
うに、スイッチユニット40のスイッチ41とドアトリ
ム60のスイッチ取付孔61との取付クリアランスt′
よりもホルダー10の筒体11と雄コネクタ20のフー
ド22との間のクリアランスtを大きく設定してある
(t>t′)。また、図7に示すように、ドアパネル5
0には防水シート51が張り付けられるようになってい
る。
【0018】以上実施形態のコネクタの嵌脱構造によれ
ば、図7に示すように、ドアパネル50に配索されるワ
イヤハーネスW側の雄コネクタ20と該ドアパネル50
にドアトリム60を介して取り付けられるスイッチユニ
ット40側の雌コネクタ30とを接続する際に、まず、
ドアパネル50に防水シート51を張り付け、次に、こ
の防水シート51上からドアパネル50にワイヤハーネ
スWを配索し、次に、このワイヤハーネスWが配索され
たドアパネル50にドアトリム60を取り付ける。そし
て、このドアトリム60のスイッチ取付孔61にスイッ
チユニット40の雌コネクタ30を取り付けた後、該雌
コネクタ30とワイヤハーネスWの端部に接続された雄
コネクタ20とを嵌合する。
【0019】この場合、図8〜図10に示すように、ワ
イヤハーネスW側の雄コネクタ20をホルダー10を介
してドアパネル50に取り付けると共に、該雄コネクタ
20をドアトリム60のスイッチ取付孔61側に突出す
るように待機させておき、このスイッチ取付孔61にス
イッチユニット40を取り付ける際に、該スイッチユニ
ット40側の雌コネクタ30とワイヤハーネスW側の雄
コネクタ20とを嵌合する。これら両コネクタ20,3
0の嵌合を、図4〜図6に沿って説明すると、図4に示
すように、雄コネクタ20に雌コネクタ30が嵌合され
る初期状態において、雄コネクタ20の突出待機状態
は、ホルダー10の各可撓性アーム14の突起15と雄
コネクタ20の各可撓性係止片24の係合孔25の係止
状態により保持され、図5に示すように、雄コネクタ2
0に雌コネクタ30が嵌合される途中において、雌コネ
クタ30の各突起33の押圧力により雄コネクタ20の
各可撓性係止片24が外側に弾性変形し、該雄コネクタ
20の各可撓性係止片24の係合孔25がホルダー10
の各可撓性アーム14の上端面にそれぞれ当たって、上
記ホルダー10の各可撓性アーム14の突起15と雄コ
ネクタ20の各可撓性係止片24の係合孔25との係止
状態はより確実に維持されている。
【0020】そして、図6に示すように、両コネクタ2
0,30の嵌合が完了すると、雌コネクタ30の各突起
33が雄コネクタ20の各可撓性係止片24の係合孔2
5内に入る。この時、雌コネクタ30の各突起33のテ
ーパ面33aがホルダー10の各可撓性アーム14の突
起15を外側に押圧し、該各可撓性アーム14が外側に
弾性変形して撓む。これにより、上記ホルダー10の各
可撓性アーム14の突起15と雄コネクタ20の各可撓
性係止片24の係合孔25との係止状態は解除されて嵌
合が完了した両コネクタ20,30はホルダー10内を
共に下方にスライドする。このスライドが完了すると、
図6に示すように、ドアトリム60のスイッチ取付孔6
1内に取り付けされたスイッチ41は板バネ42の弾性
付勢力によりロックされ、ドアパネル50へのスイッチ
ユニット40の取り付けが完了する。この時、嵌合され
た両コネクタ20,30は、雄コネクタ20の各可撓性
係止片24の係合孔25と雌コネクタ30の各突起33
との係止によりロックされた状態となると共に、雄コネ
クタ20の各可撓性係止片24をホルダー10の左右側
壁11c,11dに当接自在にし、かつ、ホルダー10
の可撓性アーム14の突起15の幅よりも雄コネクタ2
0の各可撓性係止片24の幅が大きくなるように設定し
たので、両コネクタ20,30の嵌合取り付け後に雄コ
ネクタ20に接続されたワイヤハーネスWが何らかの影
響で引っ張られたり、振動等の不用意な負荷力を受けて
も両コネクタ20,30の嵌合が外れることはない。
【0021】また、保守点検等において、図6に示す両
コネクタ20,30の嵌合取り付け状態から両コネクタ
20,30を離脱させる場合に、図5に示すように、ス
イッチユニット40のスイッチ41を上方に引っ張る
と、雌コネクタ30の各突起33のテーパ面33bがホ
ルダー10の各可撓性アーム14の突起15を外側に押
圧し、該各可撓性アーム14が外側に撓む。これによ
り、雄コネクタ20の各可撓性係止片24がホルダー1
0より外側に露出し、上記ホルダー10の各可撓性アー
ム14の突起15と雄コネクタ20の各可撓性係止片2
4の係合孔25とが係止される(この位置は嵌合前の雄
コネクタ20の突出待機位置と同じ位置である)。そし
て、スイッチユニット40のスイッチ41を更に上方に
引っ張ることにより、雄コネクタ20より雌コネクタ3
0はスムーズに離脱される。保守点検等の終了後、再度
雌コネクタ30を雄コネクタ20に嵌合させる場合も、
雄コネクタ20がホルダー10に対して突出した突出待
機位置にあるので、雄コネクタ20に雌コネクタ30を
簡単に嵌合させて取り付けることができる。
【0022】このように、ホルダー10の可撓性アーム
14と雄コネクタ20の可撓性係止片24による係止状
態は雌コネクタ30の突起33により両コネクタ20,
30の嵌合が完了するまで確実に維持されるので、両コ
ネクタ20,30の嵌合を保証することができて信頼性
を向上させることができる。また、両コネクタ20,3
0の嵌合完了時にホルダー10の可撓性アーム14と雄
コネクタ20の可撓性係止片24による係止状態は雌コ
ネクタ30の突起33により解除されるので、ホルダー
10に対して両コネクタ20,30が下方にスライドさ
れる時点で両コネクタ20,30の嵌合が完了したこと
が判り、両コネクタ20,30の嵌合状態の確認を容易
に行うことができる。従って、両コネクタ20,30を
調芯させてスムーズに嵌合させることができると共に、
両コネクタ20,30の嵌合状態でホルダー10に対し
て容易にスライドさせてドアパネル50に取り付けるこ
とができる。これにより、振動等を防止して耐振性を向
上させることができ、異音の発生を防止することができ
る。また、嵌合完了状態で両コネクタ20,30がホル
ダー10に対してスライドし終わった位置において、ド
アパネル50とドアトリム60との取り付け公差を吸収
することができ、両コネクタ20,30のガタ付きや振
動等の発生及び異音の発生を確実に防止することができ
る。
【0023】また、ホルダー10の可撓性アーム14の
突起15と雄コネクタ20の可撓性係止片24の係合孔
25との係止により該雄コネクタ20の突出待機時の後
退位置が規制されるので、両コネクタ20,30を容易
に嵌合することができる。さらに、ホルダー10の可撓
性アーム14と雄コネクタ20の可撓性係止片24が一
カ所にまとめて配設されると共に、雌コネクタ30の保
持手段と保持解除手段が同一の突起33で構成されるの
で、コネクタ全体の小型化をより一層図ることができ
る。さらに、ホルダー10のストッパ16と雄コネクタ
20のストッパ受部26との係止により雄コネクタ20
の前方突出待機の位置が規制されるため、両コネクタ2
0,30の嵌合位置と離脱位置を常に同じ位置にするこ
とができ、保守点検等における両コネクタ20,30の
離脱作業及び再度の嵌合作業を確実かつ容易に行うこと
ができる。
【0024】尚、前記実施形態によれば、ホルダー10
に対する雄コネクタ20の前方突出待機の位置をホルダ
ー10の前側のストッパ16と雄コネクタ20の後側の
ストッパ受部26との係止により規制するようにした
が、ホルダー10に対する雄コネクタ20の後方退避の
位置を、図10にのみ示すように、ホルダー10の後側
のストッパ17と雄コネクタ20の後側のストッパ受部
26との係止により規制するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、一方のコネクタの可撓性係止片をホルダーの側
壁に当接自在にしたので、一方のコネクタの可撓性係止
片のホルダーの側壁側への不用な弾性変形を防止するこ
とができ、両コネクタの嵌合時及び嵌合完了後の両コネ
クタの嵌合外れを確実に防止することができる。
【0026】請求項2の発明によれば、ホルダーの可撓
性アームの係止部の幅よりも一方のコネクタの可撓性係
止片の幅が大きくなるように設定したので、一方のコネ
クタ等に不用意な負荷力が加わっても両コネクタの嵌合
外れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコネクタの嵌脱構造に用
いられる雌,雄両コネクタの嵌合前の状態を示す斜視図
である。
【図2】上記雄コネクタのフードの斜視図である。
【図3】上記両コネクタの嵌合前の状態を示す断面図で
ある。
【図4】上記両コネクタの嵌合初期の状態を示す断面図
である。
【図5】上記両コネクタの嵌合途中の状態を示す断面図
である。
【図6】上記両コネクタの嵌合完了状態を示す断面図で
ある。
【図7】上記コネクタの嵌脱構造が採用される車両用ド
アの分解斜視図である。
【図8】上記車両用ドアのスイッチに採用されたコネク
タの嵌脱構造の雌,雄両コネクタの取り付け前の状態を
示す説明図である。
【図9】上記両コネクタの嵌合完了時の説明図である。
【図10】上記車両用ドアのスイッチ取付完了状態を示
す説明図である。
【図11】(a)は従来例の雌,雄両コネクタの嵌合前
の断面図、(b)は同両コネクタの嵌合時の断面図、
(c)は同両コネクタが正規の位置に装着される途中の
断面図、(d)は同両コネクタの装着完了時の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ホルダー 11c,11d 左右側壁(側壁) 14 可撓性アーム(係止手段) 15 突起(係止部) 20 雄コネクタ(一方のコネクタ) 24 可撓性係止片(係止手段) 25 係合孔(係合部) 30 雌コネクタ(他方のコネクタ) 33 突起(保持手段及び保持解除手段) 50 ドアパネル(被取付体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−169249(JP,A) 特開 平10−28753(JP,A) 特開 平9−82418(JP,A) 特開 平9−50858(JP,A) 特開 平9−82413(JP,A) 特開 平9−259977(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/629 B60R 16/02 H01R 13/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌,雄両コネクタのうちの一方のコネク
    タをホルダーを介して突出した待機状態で被取付体に取
    り付け、前記一方のコネクタの突出待機方向から該一方
    のコネクタに他方のコネクタを嵌脱自在にし、かつ前記
    ホルダーに前記一方のコネクタをスライド自在に設け、
    これらホルダーと一方のコネクタに該一方のコネクタの
    待機突出状態を保持する係止手段をそれぞれ設ける一
    方、前記他方のコネクタに前記両コネクタの嵌合時に前
    記各係止手段の係止状態を保持する保持手段を設けると
    共に、前記両コネクタの嵌合完了時に前記各係止手段の
    係止状態を解除する保持解除手段を設け、前記両コネク
    タの嵌合完了時に当該両コネクタを嵌合完了状態で前記
    ホルダーに対して前記被取付体側にスライド自在にした
    コネクタの嵌脱構造であって、 前記ホルダーの係止手段を先端に係止部を有した可撓性
    アームで構成すると共に、前記一方のコネクタの係止手
    段を前記可撓性アームの係止部に係止、離脱される係合
    部を有した可撓性係止片で構成し、この可撓性係止片を
    前記ホルダーの可撓性アームの近傍の側壁に当接自在に
    したことを特徴とするコネクタの嵌脱構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタの嵌脱構造であ
    って、 前記可撓性アームの係止部の幅よりも前記可撓性係止片
    の幅が大きくなるように設定したことを特徴とするコネ
    クタの嵌脱構造。
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