JP3463245B2 - 電気コネクタのラッチシステム - Google Patents
電気コネクタのラッチシステムInfo
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/627—Snap or like fastening
- H01R13/6275—Latching arms not integral with the housing
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電気コネ
クタに係り、より詳細には、異なるラッチ機構を有する
電気コネクタのラッチシステムに係る。
クタに係り、より詳細には、異なるラッチ機構を有する
電気コネクタのラッチシステムに係る。
【０００２】
【従来の技術】典型的な電気コネクタは、相補的な相手
コネクタに嵌合する絶縁ハウジングを備えている。ハウ
ジングに取り付けられた複数の端子は、相手コネクタの
端子に電気的接触される。ハウジングは、フレーム部材
やパネル等の外部支持体に取り付けられる。
コネクタに嵌合する絶縁ハウジングを備えている。ハウ
ジングに取り付けられた複数の端子は、相手コネクタの
端子に電気的接触される。ハウジングは、フレーム部材
やパネル等の外部支持体に取り付けられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】多くの場合に、コネク
タ同士を嵌合状態に保持すると共に偶発的な解除を防止
するためにコネクタ間にラッチシステムを設けることが
強く望まれる。例えば、一対のコネクタを嵌合状態に保
持するために弾力性又はスプリング型のラッチアームが
使用されている。弾力性ラッチアームは、必要なときに
コネクタを容易に解離することができる。より確実なラ
ッチシステムは、嵌合対の一方のコネクタから延びて他
方のコネクタへねじ込まれるジャックスクリューを使用
している。ジャックスクリューは、ラッチしたり解除し
たりすることが弾力性ラッチアームほど容易ではない
が、それよりも確実又は堅牢な接続を与える。不都合な
ことに、各形式のラッチ機構に対して異なる形状のコネ
クタを用意しなければならず、これは、しばしばコスト
効率が悪い上に互換性や在庫の問題を引き起こす。本発
明は、種々の嵌合コネクタの異なるラッチ機構に使用で
きる共通のラッチ部材を提供することにより、これらの
問題を解消することに向けられる。
タ同士を嵌合状態に保持すると共に偶発的な解除を防止
するためにコネクタ間にラッチシステムを設けることが
強く望まれる。例えば、一対のコネクタを嵌合状態に保
持するために弾力性又はスプリング型のラッチアームが
使用されている。弾力性ラッチアームは、必要なときに
コネクタを容易に解離することができる。より確実なラ
ッチシステムは、嵌合対の一方のコネクタから延びて他
方のコネクタへねじ込まれるジャックスクリューを使用
している。ジャックスクリューは、ラッチしたり解除し
たりすることが弾力性ラッチアームほど容易ではない
が、それよりも確実又は堅牢な接続を与える。不都合な
ことに、各形式のラッチ機構に対して異なる形状のコネ
クタを用意しなければならず、これは、しばしばコスト
効率が悪い上に互換性や在庫の問題を引き起こす。本発
明は、種々の嵌合コネクタの異なるラッチ機構に使用で
きる共通のラッチ部材を提供することにより、これらの
問題を解消することに向けられる。
【０００４】更に、上述したように、電気コネクタは、
フレーム部材、パネル又は他のシャーシにしばしば取り
付けられる。これは、電気コネクタに付加的な部品を必
要とし、コネクタのコストを更に高める。本発明は、異
なるラッチ機構を受け入れるだけでなく、各コネクタを
パネル又は他のシャーシに取り付けるという更に別の機
能も果たすラッチ部材を提供することにより、これらの
問題を解消することに向けられる。
フレーム部材、パネル又は他のシャーシにしばしば取り
付けられる。これは、電気コネクタに付加的な部品を必
要とし、コネクタのコストを更に高める。本発明は、異
なるラッチ機構を受け入れるだけでなく、各コネクタを
パネル又は他のシャーシに取り付けるという更に別の機
能も果たすラッチ部材を提供することにより、これらの
問題を解消することに向けられる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の目的
は、上述した特徴の新規で且つ改良されたラッチシステ
ム、特に、異なるラッチ機構を有する電気コネクタのラ
ッチシステムを提供することである。更に、このラッチ
システムは、嵌合する電気コネクタ同士の緊密な結合を
与えることができ、このような緊密な結合を与えないラ
ッチシステムに関連したＥＭＩの問題を低減又は防止す
ることができる。
は、上述した特徴の新規で且つ改良されたラッチシステ
ム、特に、異なるラッチ機構を有する電気コネクタのラ
ッチシステムを提供することである。更に、このラッチ
システムは、嵌合する電気コネクタ同士の緊密な結合を
与えることができ、このような緊密な結合を与えないラ
ッチシステムに関連したＥＭＩの問題を低減又は防止す
ることができる。
【０００６】本発明のラッチシステムは、ラッチポスト
とも称されるラッチ部材をもつハウジングを有する第１
コネクタを備えている。ラッチポストは、相手コネクタ
のジャックスクリューラッチ機構を受け入れるための内
部にねじ切りされた遠方端を含む。又、ラッチポスト
は、異なる相手コネクタのスプリングアームラッチ機構
を受け入れるための外部肩部も有する。それ故、第１コ
ネクタのラッチポストは、相手コネクタの異なるラッチ
機構ごとに異なる必要がない。
とも称されるラッチ部材をもつハウジングを有する第１
コネクタを備えている。ラッチポストは、相手コネクタ
のジャックスクリューラッチ機構を受け入れるための内
部にねじ切りされた遠方端を含む。又、ラッチポスト
は、異なる相手コネクタのスプリングアームラッチ機構
を受け入れるための外部肩部も有する。それ故、第１コ
ネクタのラッチポストは、相手コネクタの異なるラッチ
機構ごとに異なる必要がない。
【０００７】ラッチポストの外部肩部は、ポストの遠方
端にある大きなヘッドにより形成される。第１コネクタ
のハウジングは、細長いもので、前方に突出する嵌合部
分を有している。一対のラッチポストが嵌合部分の両端
の外方に離間されるのが好ましい。ラッチポストは、第
１コネクタをパネル又は他のシャーシに取り付けるとい
う更に別の機能も果たす。より詳細には、ラッチポスト
は、第１コネクタのハウジングにこのポストを固定する
ための外部にねじ切りされたシャンク部分を含む。外部
にねじ切りされたシャンク部分は、直径が小さくされ、
これをパネルの穴に挿入することにより第１コネクタを
パネルに容易に取り付けるための第２肩部を形成する。
端にある大きなヘッドにより形成される。第１コネクタ
のハウジングは、細長いもので、前方に突出する嵌合部
分を有している。一対のラッチポストが嵌合部分の両端
の外方に離間されるのが好ましい。ラッチポストは、第
１コネクタをパネル又は他のシャーシに取り付けるとい
う更に別の機能も果たす。より詳細には、ラッチポスト
は、第１コネクタのハウジングにこのポストを固定する
ための外部にねじ切りされたシャンク部分を含む。外部
にねじ切りされたシャンク部分は、直径が小さくされ、
これをパネルの穴に挿入することにより第１コネクタを
パネルに容易に取り付けるための第２肩部を形成する。
【０００８】又、本発明によれば、嵌合するコネクタの
一方にスプリングアームラッチ機構が設けられる。スプ
リングアームラッチ機構は、そのコネクタの型抜き成形
されたシートメタル部品に取り付けられる。このシート
メタル部品は、下に開口を伴うＵ字型取付突起を含む。
スプリングアームラッチ機構は、取付突起の下に挿入可
能な取付フランジを含む。この取付フランジは、これが
取付突起の下の開口に挿入されたり又は「ぶつかる」の
を防止するために上方に曲がったリップを有する。
一方にスプリングアームラッチ機構が設けられる。スプ
リングアームラッチ機構は、そのコネクタの型抜き成形
されたシートメタル部品に取り付けられる。このシート
メタル部品は、下に開口を伴うＵ字型取付突起を含む。
スプリングアームラッチ機構は、取付突起の下に挿入可
能な取付フランジを含む。この取付フランジは、これが
取付突起の下の開口に挿入されたり又は「ぶつかる」の
を防止するために上方に曲がったリップを有する。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施形態を詳細に説明する。添付図面の先ず図
１ないし図３を参照すれば、本発明の電気コネクタ組立
体１０は、第１の実装コネクタ１２と、第２の相手コネ
クタ１４とを備えている。実装コネクタ１２は、前方に
突出するプラグ型嵌合部分１６を備え、これは、相手コ
ネクタ１４の前方に突出するリセプタクル型嵌合部分１
８に挿入される。両嵌合部分１６、１８並びにコネクタ
１２、１４は、細長い形状をしている。第１コネクタ１
２は、プリント回路板２０に実装されると共に、パネル
２２の後方に実装され、従って、その嵌合部分１６は、
パネル２２の細長い開口２４を通して突出する。第１コ
ネクタ１２は複数の端子２６を含み、これら端子２６
は、プリント回路板２０の適当な穴２８（図２）に挿入
されて、回路板上の適当な回路トレース及び／又は穴に
半田付け等で接続される。相手コネクタ１４は、電気ケ
ーブル２８の複数の個別電気ワイヤに終端された複数の
端子（図示せず）を含む。２つのコネクタ１２、１４の
各端子は、その嵌合部分１６及び１８内に露出したコン
タクト部分を有し、２つのコネクタが図１及び図２に示
すように嵌合されたときにこれらコンタクト部分が互い
に係合される。
の好適な実施形態を詳細に説明する。添付図面の先ず図
１ないし図３を参照すれば、本発明の電気コネクタ組立
体１０は、第１の実装コネクタ１２と、第２の相手コネ
クタ１４とを備えている。実装コネクタ１２は、前方に
突出するプラグ型嵌合部分１６を備え、これは、相手コ
ネクタ１４の前方に突出するリセプタクル型嵌合部分１
８に挿入される。両嵌合部分１６、１８並びにコネクタ
１２、１４は、細長い形状をしている。第１コネクタ１
２は、プリント回路板２０に実装されると共に、パネル
２２の後方に実装され、従って、その嵌合部分１６は、
パネル２２の細長い開口２４を通して突出する。第１コ
ネクタ１２は複数の端子２６を含み、これら端子２６
は、プリント回路板２０の適当な穴２８（図２）に挿入
されて、回路板上の適当な回路トレース及び／又は穴に
半田付け等で接続される。相手コネクタ１４は、電気ケ
ーブル２８の複数の個別電気ワイヤに終端された複数の
端子（図示せず）を含む。２つのコネクタ１２、１４の
各端子は、その嵌合部分１６及び１８内に露出したコン
タクト部分を有し、２つのコネクタが図１及び図２に示
すように嵌合されたときにこれらコンタクト部分が互い
に係合される。
【００１０】第１の実装コネクタ１２は、パネル２２の
後方に配置されるハウジング３０を備えている。一対の
ラッチポスト３２が嵌合部分１６の両端の外方に離間さ
れ、嵌合部分１６がパネル２２の開口２４を経て延びる
状態でコネクタ１２をパネル２２に固定する。図４に示
すように、パネル２２は、ラッチポスト３２を受け入れ
るために開口２４の外方に離間された一対の取付穴３４
を含む。
後方に配置されるハウジング３０を備えている。一対の
ラッチポスト３２が嵌合部分１６の両端の外方に離間さ
れ、嵌合部分１６がパネル２２の開口２４を経て延びる
状態でコネクタ１２をパネル２２に固定する。図４に示
すように、パネル２２は、ラッチポスト３２を受け入れ
るために開口２４の外方に離間された一対の取付穴３４
を含む。
【００１１】図１ないし図４と共に図５及び図６を参照
すれば、各ラッチポスト３２は、本体部分３６（円筒形
として示されているが、円筒形である必要はない）を含
み、これは、大きなヘッド部分３８と小さなシャンク部
分４０との間に配置される。（ラッチポスト３２は、一
体的部片として示されているが、本発明は、一体的なラ
ッチポストに限定されるものではない。）ヘッド部分３
８と本体部分３６との間でヘッド部分３８の下に第１肩
部４２が形成され、そして本体部分３６とシャンク部分
４０との間で本体部分３６の下に第２肩部４４が形成さ
れる。ラッチポスト３２は、内部にねじの切られたボア
を遠方端４６に有し、そしてシャンク部分４０は、４８
において外部にねじが切られている。更に、ヘッド部分
３８の端面は、ラッチポスト３２を回して取り付けるた
めのねじ回しのような工具を受け入れる交差スロット５
０を含む。
すれば、各ラッチポスト３２は、本体部分３６（円筒形
として示されているが、円筒形である必要はない）を含
み、これは、大きなヘッド部分３８と小さなシャンク部
分４０との間に配置される。（ラッチポスト３２は、一
体的部片として示されているが、本発明は、一体的なラ
ッチポストに限定されるものではない。）ヘッド部分３
８と本体部分３６との間でヘッド部分３８の下に第１肩
部４２が形成され、そして本体部分３６とシャンク部分
４０との間で本体部分３６の下に第２肩部４４が形成さ
れる。ラッチポスト３２は、内部にねじの切られたボア
を遠方端４６に有し、そしてシャンク部分４０は、４８
において外部にねじが切られている。更に、ヘッド部分
３８の端面は、ラッチポスト３２を回して取り付けるた
めのねじ回しのような工具を受け入れる交差スロット５
０を含む。
【００１２】操作に際し、各ラッチポスト３２がパネル
２２の各取付穴３４に矢印Ａ（図４）の方向に挿入され
る。ラッチポスト３２の外部にねじ切りされたシャンク
部分４０は、第１コネクタ１２のハウジング３０に形成
された適当な内部にねじ切りされたボア（図示せず）に
ねじ込まれる。ラッチポスト３２が回転によって締め付
けられると、ラッチポスト３２の第２肩部４４がパネル
２２の前面に当接して、第１コネクタ１２をパネル２２
の背面に対してぴったりと引き付け、このとき、第１コ
ネクタ１２の嵌合部分１６はパネル２２の開口２４を経
て突出した状態である。
２２の各取付穴３４に矢印Ａ（図４）の方向に挿入され
る。ラッチポスト３２の外部にねじ切りされたシャンク
部分４０は、第１コネクタ１２のハウジング３０に形成
された適当な内部にねじ切りされたボア（図示せず）に
ねじ込まれる。ラッチポスト３２が回転によって締め付
けられると、ラッチポスト３２の第２肩部４４がパネル
２２の前面に当接して、第１コネクタ１２をパネル２２
の背面に対してぴったりと引き付け、このとき、第１コ
ネクタ１２の嵌合部分１６はパネル２２の開口２４を経
て突出した状態である。
【００１３】図１ないし図３に示された取付位置にある
ラッチポスト３２は、これで、異なる相手コネクタの異
なるラッチ機構と相互係合することができる。より詳細
には、ラッチポスト３２の遠方端４６に形成された内部
にねじ切りされたボアは、相手コネクタのジャックスク
リュー型ラッチ機構を受け入れることができる。ジャッ
クスクリュー型のラッチ機構は、良く知られたものであ
り、図示されていない。ラッチポスト３２の第１肩部４
２は、異なる相手コネクタのスプリングアームラッチ機
構の端を受け入れることができる。このため、このよう
なスプリングアーム型ラッチ機構を有する相手コネクタ
１４が図１ないし図４に示されている。
ラッチポスト３２は、これで、異なる相手コネクタの異
なるラッチ機構と相互係合することができる。より詳細
には、ラッチポスト３２の遠方端４６に形成された内部
にねじ切りされたボアは、相手コネクタのジャックスク
リュー型ラッチ機構を受け入れることができる。ジャッ
クスクリュー型のラッチ機構は、良く知られたものであ
り、図示されていない。ラッチポスト３２の第１肩部４
２は、異なる相手コネクタのスプリングアームラッチ機
構の端を受け入れることができる。このため、このよう
なスプリングアーム型ラッチ機構を有する相手コネクタ
１４が図１ないし図４に示されている。
【００１４】より詳細には、図７ないし図９を参照すれ
ば、相手コネクタ１４の両側に一対のスプリングアーム
ラッチ機構５４が取り付けられる。相手コネクタ１４
は、その絶縁ハウジングを取り巻く型抜き成形されたシ
ートメタルシールド、即ちシェル５６を備え、そしてハ
ウジングに実装された端子は、電気ケーブル２８の個々
の電気ワイヤに終端される。エラストマーのストレイン
レリーフブート５８は、スプリングアームラッチ機構５
４のアクチュエータ部分が露出する一対の側部開口６０
と、嵌合部分１８及びスプリングアームラッチ機構５４
のラッチ部分が延び出す端部開口６２とを除き、相手コ
ネクタ１４をほぼ包囲する。ここに示す実施形態ではＵ
字型として示された取付突起６４は、各側においてシー
トメタルシールド５６から型抜き成形される。このＵ字
型取付突起６４が型抜き成形されるときには、その突起
６４の下に開口が形成される。この開口は、スプリング
アームラッチ機構５４により塞がれるので、図では見え
ない。
ば、相手コネクタ１４の両側に一対のスプリングアーム
ラッチ機構５４が取り付けられる。相手コネクタ１４
は、その絶縁ハウジングを取り巻く型抜き成形されたシ
ートメタルシールド、即ちシェル５６を備え、そしてハ
ウジングに実装された端子は、電気ケーブル２８の個々
の電気ワイヤに終端される。エラストマーのストレイン
レリーフブート５８は、スプリングアームラッチ機構５
４のアクチュエータ部分が露出する一対の側部開口６０
と、嵌合部分１８及びスプリングアームラッチ機構５４
のラッチ部分が延び出す端部開口６２とを除き、相手コ
ネクタ１４をほぼ包囲する。ここに示す実施形態ではＵ
字型として示された取付突起６４は、各側においてシー
トメタルシールド５６から型抜き成形される。このＵ字
型取付突起６４が型抜き成形されるときには、その突起
６４の下に開口が形成される。この開口は、スプリング
アームラッチ機構５４により塞がれるので、図では見え
ない。
【００１５】シェル５６は、プラスチックハウジング部
分でもよく、この場合は、Ｕ字型の取付突起６４がそれ
と一体的に成形される。プラスチック部品が成形される
ときには、Ｕ字型取付突起６４の下に、例えば、成形コ
アピンを受け入れる開口が形成されることがある。これ
らの開口は、Ｕ字型取付突起６４を型抜き成形すること
により生じる開口と同様に、Ｕ字型取付突起６４を通し
てスプリングアームラッチ機構５４の舌状部８０を挿入
するときに、舌状部８０が開口に「ぶつかる」のを防止
する外方に曲がったリップ８４がないと、問題を生じ
る。
分でもよく、この場合は、Ｕ字型の取付突起６４がそれ
と一体的に成形される。プラスチック部品が成形される
ときには、Ｕ字型取付突起６４の下に、例えば、成形コ
アピンを受け入れる開口が形成されることがある。これ
らの開口は、Ｕ字型取付突起６４を型抜き成形すること
により生じる開口と同様に、Ｕ字型取付突起６４を通し
てスプリングアームラッチ機構５４の舌状部８０を挿入
するときに、舌状部８０が開口に「ぶつかる」のを防止
する外方に曲がったリップ８４がないと、問題を生じ
る。
【００１６】各スプリングアームラッチ機構５４は、シ
ートメタル材料から型抜き成形され、細長い本体即ちア
ーム部分６６を含む。このアーム部分の一端には、内方
に成形されたラッチ部分６８があり、そしてその反対端
には、内方に折り返されたスプリング部分７０がある。
ラッチ部分６８と反対のアーム部分６６の端の周りには
プラスチックのアクチュエータボタン７２（図７及び図
８）が配置され、スプリング部分７０を露出させた状態
にしている。開口７６から保持タブ７４（図９）が形成
されて、各スプリングアームラッチ機構５４にアクチュ
エータボタン７２をしっかり固定し易くしている。内方
に成形されたラッチ部分６８は、ラッチポスト３２を取
り巻く半円形又はＵ字型くぼみとして示されたラッチフ
ック７８を有する。より詳細には、このくぼみ７８は、
ラッチポスト３２の第１肩部４２より下の本体部分３６
（図５、図６）を取り巻くサイズ及び形状にされる。
ートメタル材料から型抜き成形され、細長い本体即ちア
ーム部分６６を含む。このアーム部分の一端には、内方
に成形されたラッチ部分６８があり、そしてその反対端
には、内方に折り返されたスプリング部分７０がある。
ラッチ部分６８と反対のアーム部分６６の端の周りには
プラスチックのアクチュエータボタン７２（図７及び図
８）が配置され、スプリング部分７０を露出させた状態
にしている。開口７６から保持タブ７４（図９）が形成
されて、各スプリングアームラッチ機構５４にアクチュ
エータボタン７２をしっかり固定し易くしている。内方
に成形されたラッチ部分６８は、ラッチポスト３２を取
り巻く半円形又はＵ字型くぼみとして示されたラッチフ
ック７８を有する。より詳細には、このくぼみ７８は、
ラッチポスト３２の第１肩部４２より下の本体部分３６
（図５、図６）を取り巻くサイズ及び形状にされる。
【００１７】各スプリングアームラッチ機構５４は、ア
ーム部分６６の開口８２から内方に型抜き成形された取
付フランジ即ち舌状部８０により、相手コネクタ１４の
シールド５６の各側に取り付けられる。舌状部８０は、
傾斜したラッチボス８６を有すると共に、上方又は外方
に曲がったリップ８４を遠方端に有している。舌状部８
０がＵ字型取付突起６４の下を矢印Ｂ（図８）の方向に
挿入されるときには、外方に曲がったリップ８４は、舌
状部８０がＵ字型取付突起６４の下に形成された開口に
挿入されるのを防止する。外方に曲がったリップ８４が
ないと、舌状部８０が開口の縁に「ぶつかる」傾向とな
り、スプリングアームラッチ機構５４がコネクタ１４に
完全に取り付けられるのを妨げる。
ーム部分６６の開口８２から内方に型抜き成形された取
付フランジ即ち舌状部８０により、相手コネクタ１４の
シールド５６の各側に取り付けられる。舌状部８０は、
傾斜したラッチボス８６を有すると共に、上方又は外方
に曲がったリップ８４を遠方端に有している。舌状部８
０がＵ字型取付突起６４の下を矢印Ｂ（図８）の方向に
挿入されるときには、外方に曲がったリップ８４は、舌
状部８０がＵ字型取付突起６４の下に形成された開口に
挿入されるのを防止する。外方に曲がったリップ８４が
ないと、舌状部８０が開口の縁に「ぶつかる」傾向とな
り、スプリングアームラッチ機構５４がコネクタ１４に
完全に取り付けられるのを妨げる。
【００１８】スプリングアームラッチ機構５４が相手コ
ネクタ１４のシールド５６の側部に取り付けられるとき
には、傾斜したラッチボス８６が、図７及び図８に明確
に示されたように、Ｕ字型取付突起６４の後方にパチン
と入る。スプリング部分７０は、シールド５６の側面に
当接する。それ故、相手コネクタ１４を実装コネクタ１
２から解除したいときには、アクチュエータボタン７２
をスプリング部分７０のバネ力に抗して矢印Ｃ（図７）
の方向に内方に押す。これにより、スプリングアームラ
ッチ機構５４の両端にあるラッチ部分６８が矢印Ｄの方
向に外方に移動し、ラッチポスト３２の肩部４２から解
離され、このときに、コネクタ１２、１４を解除するこ
とができる。アクチュエータボタン７２を放すと、スプ
リング部分７０がスプリングアームラッチ機構５４をそ
のラッチ状態にバイアスして戻す。
ネクタ１４のシールド５６の側部に取り付けられるとき
には、傾斜したラッチボス８６が、図７及び図８に明確
に示されたように、Ｕ字型取付突起６４の後方にパチン
と入る。スプリング部分７０は、シールド５６の側面に
当接する。それ故、相手コネクタ１４を実装コネクタ１
２から解除したいときには、アクチュエータボタン７２
をスプリング部分７０のバネ力に抗して矢印Ｃ（図７）
の方向に内方に押す。これにより、スプリングアームラ
ッチ機構５４の両端にあるラッチ部分６８が矢印Ｄの方
向に外方に移動し、ラッチポスト３２の肩部４２から解
離され、このときに、コネクタ１２、１４を解除するこ
とができる。アクチュエータボタン７２を放すと、スプ
リング部分７０がスプリングアームラッチ機構５４をそ
のラッチ状態にバイアスして戻す。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、種々の嵌合コネクタの異なるラッチ機構に使用
できる共通のラッチ部材が提供され、異なるラッチ機構
を受け入れるだけでなく、各コネクタをパネル又は他の
シャーシに取り付けるという別の機能も果たすラッチ部
材が提供され、そして異なるラッチ機構を有する電気コ
ネクタのラッチシステムが提供された。
により、種々の嵌合コネクタの異なるラッチ機構に使用
できる共通のラッチ部材が提供され、異なるラッチ機構
を受け入れるだけでなく、各コネクタをパネル又は他の
シャーシに取り付けるという別の機能も果たすラッチ部
材が提供され、そして異なるラッチ機構を有する電気コ
ネクタのラッチシステムが提供された。
【図１】嵌合状態にある一対の電気コネクタを示す斜視
図である。
図である。
【図２】図１の嵌合したコネクタの底面図である。
【図３】非嵌合状態にあるコネクタの斜視図である。
【図４】図３と同様であるが、パネル実装コネクタから
ラッチポストを除去した状態を示す図である。
ラッチポストを除去した状態を示す図である。
【図５】ラッチポストの斜視図である。
【図６】図５の６−６線に沿った軸方向断面図である。
【図７】相手コネクタのブートで切断した側面断面図
で、スプリングアームラッチ機構の取り付けを示す図で
ある。
で、スプリングアームラッチ機構の取り付けを示す図で
ある。
【図８】ブートを除去した相手コネクタの前面斜視図で
ある。
ある。
【図９】相手コネクタのスプリングアームラッチ機構の
斜視図である。
斜視図である。
１０ 電気コネクタ組立体
１２ 第１コネクタ（実装コネクタ）
１４ 第２コネクタ（相手コネクタ）
１６、１８ 嵌合部分
２０ プリント回路板
２２ パネル
３０ ハウジング
３２ ラッチポスト
３６ 本体部分
４０ シャンク部分
４２、４４ 肩部
５４ スプリングアームラッチ機構
５６ シートメタルシールド（シェル）
６４ 取付突起
６６ アーム部分
６８ ラッチ部分
７０ スプリング部分
７２ アクチュエータボタン
７８ ラッチフック
８０ 舌状部
８４ リップ
８６ ラッチボス
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 リチャード エイ ネルソン
アメリカ合衆国 イリノイ州 ジェネバ
ミラー ロード 2814
(72)発明者 マイケル オースリバン
アメリカ合衆国 イリノイ州 ウィロウ
ブルック レイク ヒンスデール ドラ
イブ 77 410ビー
(56)参考文献 特開 平５−47439（ＪＰ，Ａ)
実開 平３−62468（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01R 13/629
H01R 13/639
Claims (3)
- 【請求項１】 異なるラッチ機構を有する電気コネクタ
のラッチシステムにおいて、ラッチポスト（３２）を有
するハウジング（３０）を含む第１コネクタ（１２）を
備え、上記ラッチポスト（３２）は、相手コネクタのジ
ャックスクリューラッチ機構を受け入れるための内部に
ねじ切りされた遠方端（４６）と、異なる相手コネクタ
（１４）のスプリングアームラッチ機構（５４）を受け
入れるための外部肩部（４２）とを含み、 上記スプリングアームラッチ機構（５４）は、上記異な
る相手コネクタ（１４）の型抜き成形されたシートメタ
ルシールド（５６）に取り付けられ、このシートメタル
シールド（５６）は、下に開口を伴うＵ字型取付突起
（６４）を含み、そして上記スプリングアームラッチ機
構（５４）は、このＵ字型取付突起（６４）の下に挿入
できる取付フランジ（８０）を含み、この取付フランジ
（８０）は、上記シートメタルシールド（５６）の面に
沿って上記Ｕ字型取付突起（６４）の下に挿入されると
き該取付フランジ（８０）がＵ字型取付突起（６４）の
下の上記開口に挿入されるのを防止するための外方に曲
がったリップ（８４）を有する電気コネクタの ラッチシ
ステム。 - 【請求項２】 上記外部肩部（４２）は、ラッチポスト
（３２）の遠方端（４６）にある大きなヘッド部分（３
８）によって形成され、上記ラッチポスト（３２）は、
これを第１コネクタ（１２）のハウジング（３０）に固
定するための外部にねじ切りされたシャンク部分（４
０）を含み、そして上記ラッチポスト（３２）の外部に
ねじ切りされたシャンク部分（４０）は、第２肩部（４
４）を形成するように小さな直径である請求項１に記載
の電気コネクタのラッチシステム。 - 【請求項３】 下に開口を伴うＵ字型取付突起（６４）
を含むシェルと、電気コネクタ（１４）を相補的な接続
装置にラッチするためのスプリングアームラッチ機構
（５４）とを備え、このスプリングアームラッチ機構
（５４）は、上記Ｕ字型取付突起（６４）の下に挿入で
きる取付フランジ（８０）を含み、この取付フランジ
（８０）は、上記シェルの面に沿って上記Ｕ字型取付突
起（６４）の下に挿入されるとき該取付フランジ（８
０）がＵ字型取付突起（６４）の下の上記開口に挿入さ
れるのを防止するための外方に曲がったリップ（８４）
を有することを特徴とする電気コネクタ（１４）。
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