JP3247325B2 - サーマルリレー及びこれを用いた制御回路 - Google Patents

サーマルリレー及びこれを用いた制御回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば貯湯型湯沸
器や給湯器或いは加熱器などの電気機器において、温度
等の物理量が設定値を超えたときにも電気機器が作動す
ることを防止するためサーマルリレーを用いた制御回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貯湯型湯沸器の貯湯タンクにより
湯温を制御する場合、液体膨張式サーモスタット、アナ
ログ式電子温調器、マイコン式温調器等が利用されてい
る。
【0003】しかし、制御するヒータなどの負荷量によ
っては、温調器自体の開閉能力が不足するので、容量の
大きい電磁式リレーや電磁接触器等を併用する場合もあ
る。
【0004】いずれにしても、温調機器の故障に備えて
過昇温防止装置が装備されるのが一般的である。
【0005】通常、過昇温防止装置には、温調器とは違
った方式、例えば、バイメタル式サーマルリレーが用い
られ、温調器の最大制御可能温度よりも高い温度で作動
するように選定される。この作動温度は、通常、温調器
と過昇温防止装置のそれぞれのばらつきや誤差範囲を勘
案して3°C〜10°C高い温度に設定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、温調器
の作動設定温度が沸点近傍の場合、上記のように設定温
度プラス3°C〜10°Cという間隔をとることはもは
や不可能である。そこで、従来は湯温ではなく発生した
蒸気による温度上昇を検出して湯温が設定温度以上であ
る時に異常を判断して過昇温防止装置を作動させるよう
にしている。
【0007】また、設定温度が沸点近傍でない場合で
も、過昇温防止装置を確実に作動させるためには、貯湯
タンク表面の温度分布を計測し、正常状態ではあまり温
度が上がらず、且つ、故障発生時に確実に温度が上がる
部位を特定し、且つ、貯湯タンクになるべく広い面積で
接触するように、過昇温防止装置を固着する必要があっ
た。
【0008】本発明は、このような問題に着目したもの
であり、少ない部品点数で安価に製造でき、温調機器の
故障発生時に素早く確実に作動し、電気機器の安全性の
向上を図るとと共に、貯湯タンク表面に固着させないで
保守の容易性を向上させることを目的とし、併せて、過
昇温防止装置に限らず、安価で堅牢な温度制御装置とし
て提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1のサーマルリレーを用いた制御回路は、
定温度によりバイメタル接点の断続を行うサーマルリレ
ーにおいて、前記バイメタル接点近傍に、当該バイメタ
ル接点とは別の回路により通電されて前記バイメタル接
点を非導通とする発熱素子を設けたサーマルリレーを用
いた制御回路であって、 電気機器への給電を行う第1の
常開接点と、前記サーマルリレーのバイメタル接点が直
列に接続されて第1の回路が構成され、前記第1の常開
接点を閉じて導通させる第1のリレーと、所定の物理量
を検知して設定物理量に到達後に導通遮断する制御素子
とが直列接続されると共に、前記第1のリレーに対して
第2のリレーを並列接続して第2の回路が構成され、前
記サーマルリレーの発熱素子と、前記第2のリレーの励
磁により開き、前記第2のリレーの励磁解除により閉じ
る第1の常閉接点とを直列接続してなる第3の回路が、
前記電気機器と並列接続されていることを特徴とするサ
ーマルリレーを用いた制御回路
【0010】請求項2のサーマルリレーを用いた制御回
路は、請求項1のサーマルリレーを用いた制御回路であ
って、前記発熱素子はPTC素子からなるヒータである
ことを特徴とする。
【0011】請求項3のサーマルリレーを用いた制御回
路は、請求項1、2のいずれかのサーマルリレーを用い
た制御回路において、前記物理量は温度であり、前記電
気機器はヒータであることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】次に,本発明の好ましい実施形態
にかかる制御回路及びサーマルリレーを図面に基づいて
説明する。
【0014】図1は本実施形態の加熱装置用の制御回路
を示したものである。図1では便宜上一対の導線1,2
の間に、第1の回路3と第2の回路4とが接続されてい
るが、第1の回路3と第2の回路4とは相互に接続され
ていなくとも良い。一対の導線1,2のいずれか一方に
は、図示しない通電用のメインスイッチが設けられてい
る。第1の回路3には、図示しない貯湯タンクを過熱す
るためのヒータ5(電気機器)と、常開接点R1と、常
閉接点からなるバイメタル接点を備えたサーマルリレー
6とが直列に接続されている。常開接点R1は第2の回
路4のリレーR1により動作し、リレーR1が通電によ
り励磁されたときに、常開接点R1を閉じてヒータ5に
通電する。
【0015】ヒータ5は湯沸器の図示しない貯湯タンク
底部近傍に配設されている。サーマルリレー6は、前記
貯湯タンクから離間した位置であってリセットスイッチ
7を操作しやすい位置に設けられており、湯沸器の外側
からリセットスイッチ7を押圧して再度常閉側に接点を
戻すことが出来るようになっている。
【0016】サーマルリレー6は、図2に示すようにリ
セットスイッチ7を備えており、リセットスイッチ7を
押圧することにより接点同士が分離可能に接触し、溶着
が防止されている。
【0017】ヒータ5には、サーマルリレー6を非導通
とするための過熱防止回路8(別個の回路)が並列に接
続されている。過熱防止回路8は、導通により発熱する
PTC素子からなるヒータ9と第2の回路4のリレーR
2により動作する常閉接点R2とから構成されている。
【0018】サーマルリレー6のバイメタル接点6は取
付板11上に固定され、ヒータ9は取付板12に固定さ
れている。ヒータ9は、絶縁材13により、取付板1
1,12と電気的に絶縁されている。ヒータ9が過熱防
止回路8の通電により加熱すると、サーマルリレー6内
部のバイメタル接点が変形して第1の回路3に接続され
る端子14,14が遮断される。サーマルリレー6の前
記リセットスイッチは、端子14,14を非導通とした
バイメタル接点を元のように端子14,14同士を接続
する。
【0019】第2の回路4は、ヒータ5により過熱され
る貯湯タンク内の湯温が設定温度に到達したときに遮断
されるサーモスタット10と、サーモスタット10に直
列接続されるリレーR1,R2とを有しており、リレー
R1,R2は並列に接続されている。サーモスタット1
0は湯沸器の貯湯タンクの水温を検知しており、貯湯タ
ンクの水温が設定温度以上になると、接点が開いて非導
通状態となる。
【0020】次に、この実施形態の加熱装置における回
路の動作について説明する。
【0021】湯沸器のメインスイッチ(図示せず)がオ
ンすると、サーモスタット10は常閉で導通しているの
で、第2の回路4が導通し、リレーR1,R2が励磁さ
れる。これにより、常開接点R1が閉じ、常閉接点R2
が開く。常開接点R1の導通接続により、ヒータ5が発
熱し、湯沸器の貯湯タンクの水が加熱される。貯湯タン
クの水温がサーモスタット10の設定温度に到達する
と、サーモスタット10が作動して第2の回路4が非導
通となり、リレーR1の励磁が解消されて常開接点R1
が非導通とされる。常開接点R1が溶着している場合、
サーモスタット10が作動してもヒータ5の加熱は持続
されることとなるが、リレーR2の励磁が解消されるた
め、加熱防止回路8の常閉接点R2が閉じてヒータ9が
加熱され、サーマルリレー6が作動して、サーマルリレ
ー6のバイメタル接点同士を開く。これにより、ヒータ
5への給電が停止してヒータ5の加熱が防止されるの
で、万一常開接点R1が溶着していても確実に過熱を防
止できる。
【0022】なお、上記実施形態の制御回路8は、あら
ゆる接点の溶着に対して有効であるが、とりわけ、湯温
を沸点に設定する場合、図1の過熱防止回路8にタイマ
ーを設けることにより、更に、沸騰時間を制御すること
も可能となる。更に、電気機器としては、この実施形態
ではヒータを用いたが、ヒータに限らず、工作機器に用
いても良い。
【0023】本発明の請求項1のサーマルリレーを用い
制御回路によれば、設定温度によりバイメタル接点の
断続を行うサーマルリレーにおいて、前記バイメタル接
点近傍に、当該バイメタル接点とは別の回路により通電
されて前記バイメタル接点を非導通とする発熱素子を設
けたサーマルリレーを用いた制御回路であって、 電気機
器への給電を行う第1の常開接点と、前記サーマルリレ
ーのバイメタル接点が直列に接続されて第1の回路が構
成され、前記第1の常開接点を閉じて導通させる第1の
リレーと、所定の物理量を検知して設定物理量に到達後
に導通遮断する制御素子とが直列接続されると共に、前
記第1のリレーに対して第2のリレーを並列接続して第
2の回路が構成され、前記サーマルリレーの発熱素子
と、前記第2のリレーの励磁により開き、前記第2のリ
レーの励磁解除により閉じる第1の常閉接点とを直列接
続してなる第3の回路が、前記電気機器と並列接続され
ているので、第1の常開接点が接点溶着により給電を切
断できなくなっても、サーマルリレーのバイメタル接点
が発熱素子により過熱され、確実に切断されるので、電
気機器の異常駆動を停止することが出来る。
【0024】本発明の請求項2のサーマルリレーを用い
た制御回路によれば、前記発熱素子はPTC素子からな
るヒータであるので、小さな電流による通電制御が容易
である。
【0025】本発明の請求項3のサーマルリレーを用い
た制御回路によれば、前記物理量は温度であり、前記電
気機器はヒータであるので、第1の常開接点の溶着によ
るヒータの過熱を確実に防止できる。
【0026】請求項4の制御回路によれば、請求項3の
いずれかの制御回路において、前記物理量は温度であ
り、前記電気機器はヒータであるので、第1の常開接点
の溶着によるヒータの過熱を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる加熱装置の制御回
路である。
【図2】図1の制御回路に設けられたサーマルリレーに
おけるバイメタルスイッチとPTC素子との配置状態を
示す図である。
【符号の説明】
3 第1の回路 4 第2の回路 5 ヒータ 6 サーマルリレー 8 第3の回路 9 PTC素子

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定温度によりバイメタル接点の断続を行
    うサーマルリレーにおいて、前記バイメタル接点近傍
    に、当該バイメタル接点とは別の回路により通電されて
    前記バイメタル接点を非導通とする発熱素子を設けたサ
    ーマルリレーを用いた制御回路であって、 電気機器への給電を行う第1の常開接点と、前記サーマ
    ルリレーのバイメタル接点が直列に接続されて第1の回
    路が構成され、 前記第1の常開接点を閉じて導通させる第1のリレー
    と、所定の物理量を検知して設定物理量に到達後に導通
    遮断する制御素子とが直列接続されると共に、前記第1
    のリレーに対して第2のリレーを並列接続して第2の回
    路が構成され、 前記サーマルリレーの発熱素子と、前記第2のリレーの
    励磁により開き、前記第2のリレーの励磁解除により閉
    じる第1の常閉接点とを直列接続してなる第3の回路
    が、前記電気機器と並列接続されていることを特徴とす
    サーマルリレーを用いた制御回路。
  2. 【請求項2】請求項1のサーマルリレーを用いた制御回
    路であって、 前記発熱素子はPTC素子からなるヒータであることを
    特徴とするサーマルリレーを用いた制御回路。
  3. 【請求項3】請求項1、2のいずれかのサーマルリレー
    を用いた制御回路において、前記物理量は温度であり、
    前記電気機器はヒータであることを特徴とするサーマル
    リレーを用いた制御回路。
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