JP2588147Y2 - 合成樹脂製密封中栓 - Google Patents
合成樹脂製密封中栓Info
- Publication number
- JP2588147Y2 JP2588147Y2 JP1992074422U JP7442292U JP2588147Y2 JP 2588147 Y2 JP2588147 Y2 JP 2588147Y2 JP 1992074422 U JP1992074422 U JP 1992074422U JP 7442292 U JP7442292 U JP 7442292U JP 2588147 Y2 JP2588147 Y2 JP 2588147Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- inner plug
- top wall
- outward flange
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本案は、合成樹脂製の密封中栓に
係る。
係る。
【０００２】
【従来の技術】例えば揮発性の化粧液体収納容器にあっ
ては、商品流通過程における気化防止のために、容器体
口部に流出孔付き中栓を密嵌すると共に、その流出孔を
有する中栓頂壁中央部に、摘み片付きシートを貼着する
ことでその流出孔からの気化を防止している。
ては、商品流通過程における気化防止のために、容器体
口部に流出孔付き中栓を密嵌すると共に、その流出孔を
有する中栓頂壁中央部に、摘み片付きシートを貼着する
ことでその流出孔からの気化を防止している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来中栓は、シー
ト貼着により中栓の流出孔を密閉することが面倒である
ほか、気化防止のためにシートの貼着を確実とすると摘
み片利用によってもそのシートの剥離が難しくなる欠点
があった。
ト貼着により中栓の流出孔を密閉することが面倒である
ほか、気化防止のためにシートの貼着を確実とすると摘
み片利用によってもそのシートの剥離が難しくなる欠点
があった。
【０００４】本案はその密封中栓を合成樹脂材により一
体成形すると共に流出孔の開孔も容易に行えるよう設け
たものである。
体成形すると共に流出孔の開孔も容易に行えるよう設け
たものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】容器体口部へ嵌合させる
密封中栓において、該中栓の頂壁４から容器体口部へ回
動不能に嵌着させる嵌合筒５を垂下すると共に、頂壁中
央部に開孔する流出孔８を、蓋板１０で該蓋板外周面と
流出孔内周面とを肉薄破断線９で接続させて密閉し、該
蓋板外周から上記頂壁４の外周部上方へ外向きフランジ
状壁１１を突出し、かつ該外向きフランジ状壁１１に適
当数の肉薄弾性屈折部１２を周設した。
密封中栓において、該中栓の頂壁４から容器体口部へ回
動不能に嵌着させる嵌合筒５を垂下すると共に、頂壁中
央部に開孔する流出孔８を、蓋板１０で該蓋板外周面と
流出孔内周面とを肉薄破断線９で接続させて密閉し、該
蓋板外周から上記頂壁４の外周部上方へ外向きフランジ
状壁１１を突出し、かつ該外向きフランジ状壁１１に適
当数の肉薄弾性屈折部１２を周設した。
【０００６】
【作用】図２が示す、キャップ閉塞状態で、中栓３の外
向きフランジ状壁１１は、肉薄弾性屈折部１２の弾性変
形により、中栓３の頂壁４とキャップ頂壁１４下面のパ
ッキング１５との間で挟持されている。該状態からキャ
ップ１６を外すと、図１が示すように外向きフランジ状
壁１１の外周部は肉薄弾性屈折部１２の弾性復元により
頂壁４上方へ離れるから、その外周部を持ち、外向きフ
ランジ状壁を回すことで肉薄破断線９が破断され、流出
孔８が開孔する。
向きフランジ状壁１１は、肉薄弾性屈折部１２の弾性変
形により、中栓３の頂壁４とキャップ頂壁１４下面のパ
ッキング１５との間で挟持されている。該状態からキャ
ップ１６を外すと、図１が示すように外向きフランジ状
壁１１の外周部は肉薄弾性屈折部１２の弾性復元により
頂壁４上方へ離れるから、その外周部を持ち、外向きフ
ランジ状壁を回すことで肉薄破断線９が破断され、流出
孔８が開孔する。
【０００７】
【実施例】１は容器体の口頸部でその上端部外面には凹
溝２が周設してある。
溝２が周設してある。
【０００８】３は本案密封中栓で、上記口頸部の上端口
部の内外面へ頂壁４から垂下する内筒と外筒とからなる
嵌合筒５を嵌合させている。内筒5aはその中間部外面に
シール突条６を、外筒5bは上記凹溝内へ嵌合させる係合
突条７を、それぞれ有する。該中栓は容器体口部に対し
て回動不能に嵌合させるもので、その回動阻止手段とし
て口部の上部外面および外筒5b内面にそれぞれ係合条を
縦設するとよい。嵌合筒は内外いずれかの一方筒部で形
成してもよい。
部の内外面へ頂壁４から垂下する内筒と外筒とからなる
嵌合筒５を嵌合させている。内筒5aはその中間部外面に
シール突条６を、外筒5bは上記凹溝内へ嵌合させる係合
突条７を、それぞれ有する。該中栓は容器体口部に対し
て回動不能に嵌合させるもので、その回動阻止手段とし
て口部の上部外面および外筒5b内面にそれぞれ係合条を
縦設するとよい。嵌合筒は内外いずれかの一方筒部で形
成してもよい。
【０００９】尚該中栓は、いわゆるバージンシール用中
栓として形成してもよく、この場合は凹溝２の上面およ
び係合突条７上面を共にほぼ水平状として容器体口部か
ら該中栓を外すことが不能に形成する。
栓として形成してもよく、この場合は凹溝２の上面およ
び係合突条７上面を共にほぼ水平状として容器体口部か
ら該中栓を外すことが不能に形成する。
【００１０】中栓頂壁４の中央部には注出孔８が穿設し
てあり、該流出孔は蓋板１０で該蓋板外周面と流出孔内
周面とを肉薄破断線９で接続させて密閉する。該蓋板は
図示のように浅皿状に形成してもよく、又平板状であっ
てもよい。その蓋板外周からは頂壁４の外周部上方へ外
向きフランジ状壁１１を突出し、該外向きフランジ状壁
には適当数の肉薄弾性屈折部１２を周設している。該肉
薄弾性屈折部は図２が示すようにキャップ１６を容器体
口頸部へ螺合させたとき、その屈折部１２弾性変形で中
栓頂壁４側へ外向きフランジ状壁１１が押付けられ、又
キャップ除去により外向きフランジ状壁１１外周部が弾
性復元により上昇するよう設けたものである。又上記肉
薄破断線９は、外向きフランジ状壁１１を回すことで破
断され流出孔８が開口可能に設けたものであり、その回
動を容易とするためその外向きフランジ状壁外周面には
多数の滑止め突条１３を縦設している。本案密封中栓３
は、例えばポリエチレンで一体成形すればよい。
てあり、該流出孔は蓋板１０で該蓋板外周面と流出孔内
周面とを肉薄破断線９で接続させて密閉する。該蓋板は
図示のように浅皿状に形成してもよく、又平板状であっ
てもよい。その蓋板外周からは頂壁４の外周部上方へ外
向きフランジ状壁１１を突出し、該外向きフランジ状壁
には適当数の肉薄弾性屈折部１２を周設している。該肉
薄弾性屈折部は図２が示すようにキャップ１６を容器体
口頸部へ螺合させたとき、その屈折部１２弾性変形で中
栓頂壁４側へ外向きフランジ状壁１１が押付けられ、又
キャップ除去により外向きフランジ状壁１１外周部が弾
性復元により上昇するよう設けたものである。又上記肉
薄破断線９は、外向きフランジ状壁１１を回すことで破
断され流出孔８が開口可能に設けたものであり、その回
動を容易とするためその外向きフランジ状壁外周面には
多数の滑止め突条１３を縦設している。本案密封中栓３
は、例えばポリエチレンで一体成形すればよい。
【００１１】
【考案の効果】本案は既述構成とするもので、中栓の頂
壁から垂下する嵌合筒５を容器体口部へ回動不能に嵌著
させると共に、頂壁中央部に開孔する流出孔８を蓋板１
０で該蓋板外周面と流出孔内周面とを肉薄破断線９で接
続させて密閉したから、蓋板外周から頂壁４の外周部上
方へ突出する外向きフランジ状壁１１を回すことで、肉
薄破断線９を破断し、かつそれ等蓋板および外向きフラ
ンジ状壁１１を除去して流出孔８を開孔することが容易
であり、その外向きフランジ状壁１１に適当数の肉薄弾
性屈折部１２を周設したから、容器体口頸部へキャップ
１６を螺合させ締付けた状態で、弾性変形して外向きフ
ランジ状壁１１を中栓頂壁４に押付けることが出来、よ
って肉薄弾性屈折部を設けない場合のように、外向きフ
ランジ状壁１１下面と中栓頂壁４との間に隙間が形成さ
れてキャップの締付けが不完全となったり、又キャップ
締過ぎにより外向きフランジ状壁が破損するようなこと
がなく、しかもキャップ取外しにより弾性復元して外向
きフランジ状壁１１外周部は中栓頂壁４の外周部上方へ
上昇するから、その外周部を確実に握持することが容易
となって、その回動により肉薄破断部９の破断が容易と
なる。
壁から垂下する嵌合筒５を容器体口部へ回動不能に嵌著
させると共に、頂壁中央部に開孔する流出孔８を蓋板１
０で該蓋板外周面と流出孔内周面とを肉薄破断線９で接
続させて密閉したから、蓋板外周から頂壁４の外周部上
方へ突出する外向きフランジ状壁１１を回すことで、肉
薄破断線９を破断し、かつそれ等蓋板および外向きフラ
ンジ状壁１１を除去して流出孔８を開孔することが容易
であり、その外向きフランジ状壁１１に適当数の肉薄弾
性屈折部１２を周設したから、容器体口頸部へキャップ
１６を螺合させ締付けた状態で、弾性変形して外向きフ
ランジ状壁１１を中栓頂壁４に押付けることが出来、よ
って肉薄弾性屈折部を設けない場合のように、外向きフ
ランジ状壁１１下面と中栓頂壁４との間に隙間が形成さ
れてキャップの締付けが不完全となったり、又キャップ
締過ぎにより外向きフランジ状壁が破損するようなこと
がなく、しかもキャップ取外しにより弾性復元して外向
きフランジ状壁１１外周部は中栓頂壁４の外周部上方へ
上昇するから、その外周部を確実に握持することが容易
となって、その回動により肉薄破断部９の破断が容易と
なる。
【図１】本案中栓の半断面図である。
【図２】容器体口部に中栓を嵌着させ、かつキャップを
嵌合させた状態を示す、容器要部の半断面図である。
嵌合させた状態を示す、容器要部の半断面図である。
【図３】容器体口部に嵌着させた状態で示す、中栓の斜
視図である。
視図である。
３…中栓 ９…肉薄破断線 11…外向きフランジ状壁 12…肉薄弾性屈折部
Claims (1)
- 【請求項１】 容器体口部へ嵌合させる密封中栓におい
て、該中栓の頂壁４から容器体口部へ回動不能に嵌着さ
せる嵌合筒５を垂下すると共に、頂壁中央部に開孔する
流出孔８を、蓋板１０で該蓋板外周面と流出孔内周面と
を肉薄破断線９で接続させて密閉し、該蓋板外周から上
記頂壁４の外周部上方へ外向きフランジ状壁１１を突出
し、かつ該外向きフランジ状壁１１に適当数の肉薄弾性
屈折部１２を周設したことを特徴とする合成樹脂製密封
中栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992074422U JP2588147Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 合成樹脂製密封中栓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992074422U JP2588147Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 合成樹脂製密封中栓 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0632350U JPH0632350U (ja) | 1994-04-26 |
| JP2588147Y2 true JP2588147Y2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=13546754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992074422U Expired - Fee Related JP2588147Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 合成樹脂製密封中栓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2588147Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP1992074422U patent/JP2588147Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0632350U (ja) | 1994-04-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |