JP3244810U - 収納部作成シート - Google Patents

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JP3244810U JP2023003615U JP2023003615U JP3244810U JP 3244810 U JP3244810 U JP 3244810U JP 2023003615 U JP2023003615 U JP 2023003615U JP 2023003615 U JP2023003615 U JP 2023003615U JP 3244810 U JP3244810 U JP 3244810U
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Abstract

【課題】商品の請求書や納品書、広告用のチラシ等の情報記載シートを収納可能で、かつ、配送用の梱包部材に貼付したまま廃棄可能な収納部作成シートを提供する【解決手段】紙製の配送物Pに貼付される収納部作成シート10であって、一面側に粘着剤層12を有する紙製の基材シート11と、粘着剤層12に対して剥離可能に積層された紙製の剥離シート13と、を備え、剥離シート13に、4つの縁部のうち3つの縁部である第1縁部16に沿って延びる第1スリット17が設けられており、剥離シート13のうち第1スリット17の外側に位置する第1端部18を除去することで露出された粘着剤層12を配送物Pに押し当てることで配送物Pに対して貼付可能とされ、配送物Pの外面との間に、第1縁部16以外の縁部である第2縁部20が配置される部分が開口部23とされたポケット状の収納部22が形成可能とされている。【選択図】図6

Description

本明細書に開示される技術は、収納部作成シートに関する。
従来より、宅配等の配送物には、配送物の届け先や依頼主の情報等が記載された配送伝票が貼付される。また、通信販売等の商品が配送される際には、配送伝票とともに商品の請求書や納品書、広告用のチラシ等が収容された透明なプラスチック製の袋状部材が配送物に貼付される場合がある。
実用新案登録第3137588号公報
ところで、近年の環境問題への関心の高まりにより、配送物の外装である紙製の封筒や梱包用の段ボール箱等の梱包部材を廃棄する際に、上述したプラスチック製の透明袋を引き剥がして分別することが望まれている。しかしながら、透明袋は、配送物の運搬時に衝突や引っ掛かり等があった場合でも簡単に脱落しないように粘着剤で強固に接着されており、もって、透明袋を引き剥がす作業は手間がかかって煩わしく、分別せずに廃棄する人がいるという不都合もあった。
本明細書に開示される技術はこのような事情に鑑みて完成されたものであって、商品の請求書や納品書、広告用のチラシ等の情報記載シートを収納可能で、かつ、配送用の梱包部材に貼付したまま廃棄可能な収納部作成シートを提供することを目的とする。
上記事情に鑑みて完成された本明細書に開示される技術は、紙製の配送物に貼付される収納部作成シートであって、一面側に粘着剤層を有する矩形の紙製の基材シートと、前記粘着剤層に対して剥離可能に積層された、前記基材シートと同形同大の紙製の剥離シートと、を備え、前記剥離シートに、当該剥離シートの4つの縁部のうち3つの前記縁部である第1縁部に沿って延びるU字形状の第1スリットが設けられており、前記剥離シートのうち前記第1スリットの外側に位置する第1端部を前記粘着剤層から剥離しつつ前記第1スリットの内側領域から切り離すことで露出された前記粘着剤層を前記配送物に押し当てることにより、前記配送物に対して貼付可能とされ、前記配送物の外面との間に、前記第1縁部以外の前記縁部である第2縁部が配置される部分が開口部とされたポケット状の収納部が形成可能とされている。
上記構成によれば、収納部作成シートを、剥離シートの第1端部を剥離して配送物の外面に押し当てるだけで、配送物に簡単に貼付することができる。また、収納部作成シートが配送物に貼付された状態では、収納部作成シートと配送物の外面との間にポケット状の収納部が形成されるから、収納部に請求書や納品書、広告用のチラシ等の情報記載シートを収納することができる。さらに、収納部作成シートは紙製とされているから、紙製の封筒や段ボール等の配送物(梱包部材)を廃棄する際に配送物から引き剥がす必要がなく、手間がかからない。
積層状態の前記基材シートおよび前記剥離シートに、前記第2縁部から前記第1縁部に向けて線状に延びる第1切断可能線が設けられており、前記配送物に対して貼付された状態において前記基材シートおよび前記剥離シートを前記第1切断可能線に沿って切断することにより前記収納部が展開可能とされていてもよい。
上記構成によれば、収納部内に収納されている請求書や納品書、広告用のチラシ等の情報記載シートを取り出し易くすることができる。
前記剥離シートに前記第2縁部に沿って延びる第2スリットが設けられ、前記剥離シートのうち前記第2スリットの外側に位置する第2端部を前記粘着剤層から剥離することで露出された前記粘着剤層を前記配送物に押し当てることにより、前記開口部を閉塞可能とされており、積層状態の前記基材シートおよび前記剥離シートのうち前記第1スリットおよび前記第2スリットより内側の領域に、ループ状の第2切断可能線が設けられており、前記配送物に対して貼付された状態において前記基材シートおよび前記剥離シートのうち前記第2切断可能線の内側領域をその周辺領域から切り離すことで、前記収納部が開封可能とされていてもよい。
上記構成によれば、配送物を送る際に、収納部を封印することができる。また、配送物の受取人は、第2切断線の内側領域を取り除くことにより、収納部を簡単に開封することができる。
積層状態の前記基材シートおよび前記剥離シートには、前記第2切断可能線から前記縁部に向けて線状に延びる第3切断可能線が設けられており、前記基材シートおよび前記剥離シートを前記第3切断可能線に沿って切断することにより前記収納部が展開可能とされていてもよい。
上記構成によれば、収納部内に収納されている請求書や納品書、広告用のチラシ等の情報記載シートを取り出し易くすることができる。
前記基材シートのうち前記粘着剤層が設けられる面の反対面は、配送情報が印刷された配送伝票とされていてもよい。このような構成によれば、収納部作成シートを配送伝票としても使用することができるから、別途配送伝票が不要となり、コスト削減につながる。
本考案によれば、商品の請求書や納品書、広告用のチラシ等の情報記載シートを収納可能で、かつ、配送用の梱包部材に貼付したまま廃棄可能な収納部作成シートを提供することができる。
実施形態1の収納部作成シートの正面図 収納部作成シートの背面図 収納部作成シートからU字型端部を剥離する工程を示す説明図 収納部作成シートに封筒を位置決めする工程を示す説明図 収納部作成シートを配送物に貼付する工程を示す説明図 封筒を収納部に収納する工程を示す説明図 収納部を展開して封筒を取り出す工程を示す説明図 実施形態2の収納部作成シートの正面図 収納部作成シートの背面図 収納部作成シートからU字型端部を剥離する工程を示す説明図 収納部作成シートに封筒を位置決めする工程を示す説明図 収納部作成シートを配送物に貼付する工程を示す説明図 封筒を収納部に収納する工程を示す説明図 収納部を封印する工程を示す説明図 収納部が封印された状態を示す説明図 収納部を開封する工程を示す説明図 収納部の開封部から封筒を取り出す工程を示す説明図 収納部を展開して封筒を取り出す工程を示す説明図 他の実施形態の収納部作成シートの正面図 他の実施形態の収納部を展開して封筒を取り出す工程を示す説明図 他の実施形態の収納部を開封する工程を示す説明図 他の実施形態の収納部を展開して封筒を取り出す工程を示す説明図
<実施形態1>
以下、本考案を具体化した実施形態1について図1から図7を参照して説明する。本実施形態の収納部作成シート10は、宅配等の配送物Pの外装である紙製の封筒や梱包用の段ボール箱、紙製の包装紙等の梱包部材に貼付して使用するものであって、印刷用シート(基材シートの一例)11と剥離シート13とを重ね合わせてなる、長方形のシート状とされている。
印刷用シート11は、例えばプリンタによって印刷可能な紙製であり、図1に示すように、一方の面である印刷面(反対面の一例)11Aに、配送物Pの送り先や送り主、品名、荷物番号等の情報(配送情報の一例)が印刷可能とされている。また、他方の面には、全体にわたって粘着剤層12が設けられている。
一方、剥離シート13は印刷用シート11と略同形同大の紙製であり、印刷用シート11が有する粘着剤層12に対して剥離可能な状態で粘着剤層12に積層されている。なお、略同形同大とは、剥離し易くするために端縁部が数ミリ程度ずれている形態を含む。
図2に示すように、剥離シート13のうち、互いに対向して配置される短尺な2つの縦側縁部14と、2つの縦側縁部14の一方の端部(図2の下端部)同士を連結する長尺な1つの横側縁部15、すなわち、略U字形状に連なる3つの縁部を、以下U字型縁部(第1縁部の一例)16と称することとすると、剥離シート13には、U字型縁部16に沿って略U字形状に延びるスリット(第1スリットの一例)17が設けられている。剥離シート13のうち、スリット17の外側に位置する略U字形状の帯状の部分をU字型端部(第1端部の一例)18と称することとすると、U字型端部18は、スリット17により、スリット17の内側領域19と切り離し可能とされている。
また、積層状態の印刷用シート11および剥離シート13には、スリット17の内側領域19において、上述したU字型縁部16以外の縁部であるI字型縁部(第2縁部の一例、図1の上縁部)20からU字型縁部16に向かって線状に延びる、2本のミシン目(第1切断可能線の一例)21が設けられている。ミシン目21は、印刷用シート11および剥離シート13をともに貫通するフルカットとされている。本実施形態のミシン目21は、I字型縁部20の中央部よりやや外側から、U字型縁部16の2つの角部よりやや縦側縁部14寄りに向けて、スリット17に到達する位置まで設けられている。つまりミシン目21は、I字型縁部20に対して斜めに交差する方向に延びている。
本実施形態の収納部作成シート10は上述したとおりの構成であって、次に、収納部作成シート10の使用方法について説明する。収納部作成シート10を使用する際には、図1に示すように、まず、印刷用シート11の印刷面11Aに、送り先や送り主の名前(名称)や住所、品名、荷物番号等の配送情報をプリンタによって印刷する。次に、剥離シート13の例えば端部をつまみ上げ(図3参照)、U字型端部18を粘着剤層12から引き剥がしつつ、スリット17によってスリット17の内側領域19から切り離して除去し、収納部作成シート10の裏面(印刷面11Aの反対面)の周囲に略U字形状の粘着剤層12を露出させる。
次に、図4に示すように、剥離シート13の内側領域19に、商品の請求書や納品書、広告用のチラシ等の情報記載シートや、情報記載シートを収納した封筒Eを位置決めする。そして、収納部作成シート10と情報記載シート(または封筒E)とがずれないように保持しつつ、露出した粘着剤層12を配送物Pに押し当てることにより、収納部作成シート10を配送物Pに貼付する(図5参照)。
このように収納部作成シート10が配送物Pに貼付された状態において、収納部作成シート10と配送物Pの外面との間には、袋状の収納部22が形成されている。具体的には、収納部作成シート10のU字型縁部16である2つの縦側縁部14と、縦側縁部14の一端側を連結する一方の横側縁部15(図1の下縁部)は粘着剤層12により閉じた状態とされる一方、他方の横側縁部15(I字型縁部20、図1の上縁部)は開いた状態とされているため、I字型縁部20を開口部23とする袋状の収納部22が形成されている。従って、例えば、請求書や納品書、広告用のチラシ等の情報記載シートや封筒Eを、この収納部22に収納した状態で配送物Pとともに送付することができる。
なお、情報記載シートや封筒Eは、図6に示すように、収納部作成シート10を配送物Pに貼付した後に、収納部22に収納することもできる。
一方、このような収納部作成シート10が貼付された配送物Pを受け取った受取人が、収納部22内に収納された情報記載シートまたは封筒Eを取り出す場合には、開口部23を広げて取り出すことができる。あるいは、この収納部作成シート10にはミシン目21が形成されているから、開口部23を形成するI字型縁部20のうち2本のミシン目21の間に配置された中央部分を把持し、手前に引っ張りつつ把持部分を含む領域S1をミシン目21に沿って隣接する領域S2から切り離せばよい(図7参照)。ミシン目21は、I字型縁部20から剥離シート13と粘着剤層12との境界部まで延びているから、積層状態の印刷用シート11および剥離シート13は収納部22の端部まで切り離され、もって、収納部22を展開した状態とすることができて、情報記載シートまたは封筒Eを容易に取り出すことができる。
さらに、本実施形態の収納部作成シート10は全体が紙製とされているから、配送物P(封筒や段ボール等の紙製の梱包部材)を廃棄する際には分別する必要がなく、配送物Pに貼付したまま資源として廃棄することが可能である。
次に、作用効果について説明する。本実施形態の収納部作成シート10は、一面側に粘着剤層12を有する矩形の紙製の印刷用シート11と、粘着剤層12に対して剥離可能に積層された、印刷用シート11と同形同大の紙製の剥離シート13と、を備え、剥離シート13に、当該剥離シート13の4つの縁部のうち3つの縁部であるU字型縁部16に沿って延びるU字形状のスリット17が設けられており、剥離シート13のうちスリット17の外側に位置するU字型端部18を粘着剤層12から剥離しつつスリット17の内側領域19から切り離すことで露出された粘着剤層12を配送物Pに押し当てることにより、配送物Pに対して貼付可能とされ、配送物Pの外面との間に、U字型縁部16以外の縁部であるI字型縁部20が配置される部分が開口部23とされたポケット状の収納部22が形成可能とされている。
上記構成によれば、収納部作成シート10を、剥離シート13のU字型端部18を剥離して配送物Pの外面に押し当てるだけで、配送物Pに簡単に貼付することができる。また、収納部作成シート10が配送物Pに貼付された状態では、収納部作成シート10と配送物Pの外面との間にポケット状の収納部22が形成されるから、収納部22に請求書や納品書、広告用のチラシ等の情報記載シートや封筒Eを収納することができる。さらに、収納部作成シート10は紙製とされているから、紙製の封筒や段ボール等の配送物P(梱包部材)を廃棄する際に配送物Pから引き剥がす必要がなく、手間がかからない。
また、本実施形態の収納部作成シート10は、積層状態の印刷用シート11および剥離シート13に、I字型縁部20からU字型縁部16に向けて線状に延びるミシン目21が設けられており、配送物Pに対して貼付された状態において印刷用シート11および剥離シート13をミシン目21に沿って切断することにより収納部22が展開可能とされている。
このような構成によれば、収納部22内に収納されている請求書や納品書、広告用のチラシ等の情報記載シートや封筒Eを取り出し易くすることができる。
また、印刷用シート11のうち粘着剤層12が設けられる面の反対面(印刷面11A)は、配送情報が印刷された配送伝票とされている。このような構成によれば、収納部作成シート10を配送伝票としても使用することができるから、別途配送伝票が不要となり、コスト削減につながる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図8から図18によって説明する。なお、以下においては実施形態1と異なる構成についてのみ説明するものとし、実施形態1と同様の構成には実施形態1の符号に20を足した符号を付すこととし、重複する説明を省略する。
本実施形態の収納部作成シート30は、収納部42の開口部43を封印可能としたところが、上記実施形態1と相違する。また、封印した収納部42を開封可能とする構成を有するところが、上記実施形態1と相違する。
本実施形態の収納部作成シート30は、剥離シート33に、I字型縁部40に沿って延びる第2スリット44が設けられている(図9参照)。なお、実施形態1のスリット17の端部は、I字型縁部20まで延びていたが、本実施形態のスリット37(以下第1スリット37とする)の端部は第2スリット44まで延びており、I字型縁部40までは延びていない。
以下、剥離シート33のうち、第2スリット44の外側(図9の上方)に位置する帯状の部分をI字型端部(第2端部の一例)45と称することとすると、I字型端部45は、第2スリット44により、図9における第2スリット44より下方部分と切り離し可能とされている。
積層状態の印刷用シート31および剥離シート33には、第1スリット37および第2スリット44により囲まれた内側領域39において、第2スリット44に隣接するとともに第2スリット44に沿って延びるループ状の第2ミシン目(第2切断可能線の一例)46が設けられている。第2ミシン目46は、印刷用シート31および剥離シート33をともに貫通するフルカットとされている。
第2ミシン目46により囲まれる領域47は第2スリット44に沿って延びる細長い帯状とされ、その長手方向の両端部の一方(図8の右側、図9の左側の端部)は、直角に折れ曲がるU字形状とされている。また、他方(図8の左側、図9の右側の端部)は、半円形状に湾曲するU字形状とされている。
また本実施形態においては、実施形態1のミシン目21の代わりに、積層状態の印刷用シート31および剥離シート33において第2ミシン目46からU字型縁部に向けて線状に延びる、2本の第3ミシン目(第3切断可能線の一例)48が設けられている。第3ミシン目48はフルカットとされ、第2ミシン目46の互いに対向する2つの長辺のうち、図8および図9の下方に配置される長辺(中央部側の長辺)の中央部よりやや外側から、U字型縁部の2つの角部よりやや縦側縁部34寄りに向けて、第1スリット37に到達する位置まで設けられている(図9参照)。
実施形態2の収納部作成シート30は上述したとおりの構成であって、次に、本実施形態の収納部作成シート30の使用方法について説明する。収納部作成シート30を使用する際には、図8に示すように、印刷用シート31の印刷面31Aに配送情報をプリンタによって印刷し、剥離シート33のU字型端部38を除去して、収納部作成シート30の裏面(印刷面31Aの反対面)の周囲に略U字形状の粘着剤層32を露出させる(図10参照)。この時、剥離シート33のI字型端部45は、未だ粘着剤層32に積層された状態とされている。
次に、図11に示すように、剥離シート33の内側領域39に、情報記載シートあるいは情報記載シートを収納した封筒Eを位置決めし、収納部作成シート30と情報記載シート(または封筒E)とがずれないように保持しつつ、露出した粘着剤層32を配送物Pに押し当てることにより、収納部作成シート30を配送物Pに貼付する(図12参照)。
このように収納部作成シート30が配送物Pに貼付された状態において、収納部作成シート30と配送物Pの外面との間には、I字型縁部40を開口部43とする袋状の収納部42が形成されている。情報記載シートあるいは封筒Eは、収納部作成シート30を配送物Pに貼付した後に、収納部42に収納することもできる(図13参照)。
次に、図14に示すように、収納部作成シート30のI字型端部45を含む部分を手前(配送物Pの反対側)に立ち上げ、剥離シート33のI字型端部45を粘着剤層32から剥離して除去する。そして、印刷用シート31の立ち上げられた部分をもとに戻して、露出された粘着剤層32を配送物Pに押し当てる(図15参照)。これにより、収納部42の開口部43が封印された状態とされる。
一方、このような収納部作成シート30が貼付された配送物Pを受け取った受取人が、収納部42内に収納された情報記載シートまたは封筒Eを取り出す場合には、図16に示すように、第2ミシン目46の内側領域47を第2ミシン目46に沿って切り取って除去する。これにより収納部42は開封されるから、収納部42に収納された情報記載シートまたは封筒Eを開封部49(内側領域47が除去された部分)を通して取り出すことができる(図17参照)。
あるいは、本実施形態の収納部作成シート30には第3ミシン目48が形成されているから、開封部49の縁部のうち2本の第3ミシン目48の間に配置された中央部分を把持し、手前に引っ張りつつ把持部分を含む領域S1を第3ミシン目48に沿って隣接する領域S2から切り離せばよい(図18参照)。これにより収納部42を展開した状態とすることができ、情報記載シートまたは封筒Eを容易に取り出すことができる。
次に、作用効果について説明する。本実施形態の収納部作成シート30は、剥離シート33にI字型縁部40に沿って延びる第2スリット44が設けられ、剥離シート33のうち第2スリット44の外側に位置するI字型端部45を粘着剤層32から剥離することで露出された粘着剤層32を配送物Pに押し当てることにより、収納部42の開口部43を閉塞可能とされており、積層状態の印刷用シート31および剥離シート33のうち第1スリット37および第2スリット44より内側の領域39に、ループ状の第2ミシン目46が設けられており、配送物Pに対して貼付された状態において印刷用シート31および剥離シート33のうち第2ミシン目46の内側領域47をその周辺領域から切り離すことで、収納部42が開封可能とされている。
上記構成によれば、上記実施形態1と同様の作用効果に加え、配送物Pを送る際に、収納部42を封印することができる。また、配送物Pの受取人は、第2ミシン目46の内側領域47を取り除くことにより、収納部42を簡単に開封することができる。
また、積層状態の印刷用シート31および剥離シート33には、第2ミシン目46からU字型縁部36に向けて線状に延びる2本の第3ミシン目48が設けられており、印刷用シート31および剥離シート33を第3ミシン目48に沿って切断することにより、収納部42が展開可能とされている。
上記構成によれば、収納部42内に収納されている請求書や納品書、広告用のチラシ等の情報記載シートや封筒Eを取り出し易くすることができる。
<他の実施形態>
本考案は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本考案の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ミシン目21および第3ミシン目48を、I字型縁部20,40に対して交差する斜め方向に延びる形態を示したが、第1切断可能線121および第3切断可能線148は、例えば図19から図22に示す収納部作成シート110,130ように、第2縁部20,40に対して直交する方向に延びる2本の切断可能線121,148とする等、適宜変更することができる。
(2)また第1切断可能線および第3切断可能線は2本に限らず、1本や3本以上設けてもよい。あるいは、第1切断可能線および第3切断可能線は、省略することもできる。
(3)上記実施形態では、収納部作成シート10,30の印刷面11A,31Aに配送伝票を印刷する形態を示したが、配送伝票は収納部作成シートとは別に設ける形態としてもよい。そのような場合、例えば図19に示すように、印刷用シート111の印刷面111Aに配送情報以外の情報を印刷することができる。
(4)上記実施形態では、収納部作成シート10,30を紙製の配送物P(梱包部材)に貼付する形態を示したが、収納部作成シートは配送物に限らず、配送物以外の紙製の収納容器にも使用することができる。
(5)上記実施形態では、切断可能線をミシン目とする形態を示したが、切断可能線はミシン目に限らず、マイクロミシン目やダブルミシン、ジッパー加工等、適宜変更することができる。
(6)上記実施形態では、長方形状の収納部作成シート10,30を示したが、収納部作成シートは長方形に限らず、正方形とすることもできる。
(7)上記実施形態では、剥離シート13が、長尺な一方の横側縁部15,35に沿う方向に延びる開口部23,43および開封部49を形成する形態を示したが、開口部および開封部は、短尺な一方の縦側縁部に沿う方向に延びる形態とすることもできる。
10,30:収納部作成シート 11,31:印刷用シート(基材シート) 11A,31A:印刷面(反対面) 12,32:粘着剤層 13,33:剥離シート 16,36:U字型縁部(第1縁部) 17:スリット(第1スリット) 18,38:U字型端部(第1端部) 19,39:内側領域 20,40:I字型縁部(第2縁部) 21:ミシン目(第1切断可能線) 22,42:収納部 23,43:開口部 37:第1スリット 44:第2スリット 45:I字型端部(第2端部) 46:第2ミシン目(第2切断可能線) 47:内側領域 48:第3ミシン目(第3切断可能線) P:配送物

Claims (5)

  1. 紙製の配送物に貼付される収納部作成シートであって、
    一面側に粘着剤層を有する矩形の紙製の基材シートと、
    前記粘着剤層に対して剥離可能に積層された、前記基材シートと同形同大の紙製の剥離シートと、を備え、
    前記剥離シートに、当該剥離シートの4つの縁部のうち3つの前記縁部である第1縁部に沿って延びるU字形状の第1スリットが設けられており、
    前記剥離シートのうち前記第1スリットの外側に位置する第1端部を前記粘着剤層から剥離しつつ前記第1スリットの内側領域から切り離すことで露出された前記粘着剤層を前記配送物に押し当てることにより、前記配送物に対して貼付可能とされ、
    前記配送物の外面との間に、前記第1縁部以外の前記縁部である第2縁部が配置される部分が開口部とされたポケット状の収納部が形成可能とされている、収納部作成シート。
  2. 積層状態の前記基材シートおよび前記剥離シートに、前記第2縁部から前記第1縁部に向けて線状に延びる第1切断可能線が設けられており、
    前記配送物に対して貼付された状態において前記基材シートおよび前記剥離シートを前記第1切断可能線に沿って切断することにより前記収納部が展開可能とされている、請求項1に記載の収納部作成シート。
  3. 前記剥離シートに前記第2縁部に沿って延びる第2スリットが設けられ、前記剥離シートのうち前記第2スリットの外側に位置する第2端部を前記粘着剤層から剥離することで露出された前記粘着剤層を前記配送物に押し当てることにより、前記開口部を閉塞可能とされており、
    積層状態の前記基材シートおよび前記剥離シートのうち前記第1スリットおよび前記第2スリットより内側の領域に、ループ状の第2切断可能線が設けられており、
    前記配送物に対して貼付された状態において前記基材シートおよび前記剥離シートのうち前記第2切断可能線の内側領域をその周辺領域から切り離すことで、前記収納部が開封可能とされている、請求項1に記載の収納部作成シート。
  4. 積層状態の前記基材シートおよび前記剥離シートには、前記第2切断可能線から前記縁部に向けて線状に延びる第3切断可能線が設けられており、
    前記基材シートおよび前記剥離シートを前記第3切断可能線に沿って切断することにより前記収納部が展開可能とされている、請求項3に記載の収納部作成シート。
  5. 前記基材シートのうち前記粘着剤層が設けられる面の反対面は、配送情報が印刷された配送伝票とされている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の収納部作成シート。
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