JP3242838B2 - ワイヤーハーネス結束具 - Google Patents

ワイヤーハーネス結束具

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JP3242838B2 JP12373096A JP12373096A JP3242838B2 JP 3242838 B2 JP3242838 B2 JP 3242838B2 JP 12373096 A JP12373096 A JP 12373096A JP 12373096 A JP12373096 A JP 12373096A JP 3242838 B2 JP3242838 B2 JP 3242838B2
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和広 渡辺
知明 地田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーハーネス
の断面中心に特定電線を配線するワイヤーハーネス結束
具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のワイヤーハーネス結束具
としては、例えば図11,図12に示すようなものがあ
る(特開平7−130234号公報参照)。
【0003】このワイヤーハーネス結束具は、筒状周壁
部材1で形成されている。筒状周壁部材1は可撓絶縁性
材で成形され、該筒状周壁部材1は両端開口の円筒状周
壁3を主体として構成され、該円筒状周壁3には両端開
口5,7に渡る筒長方向のスリット9,11が設けられ
ている。スリット11には両縁部11a,11bの筒長
方向に沿って支持壁13,15が一体に設けられてい
る。支持壁13,15は相互に突き合わされ、円筒状周
壁3の内部中央側に延設されている。該内部中央側にお
いて支持壁13,15には特定電線保持部17が一体に
結合されている。特定電線保持部17は筒状周壁3の内
部中央に筒長方向に沿って設けられ、小径の円筒状を呈
している。特定電線保持部17と円筒状周壁3との間は
一般電線収容空間19となっている。
【0004】そして、布線板(図示せず)上に布線され
た一般電線W1を一般電線収容空間19に図11,図1
2のように収容保持させ、特定電線W2を特定電線保持
部17内の特定電線収容空間18に保持させる。即ち、
まずスリット9を両側に押し拡げ、一般電線W1を一般
電線収容空間19内へ挿入する。すべての一般電線W1
を挿入した後に、スリット9を開く力を解除すると、円
筒状周壁3の弾性によってスリット9は突き当たり、一
般電線収容空間19は閉じられる。
【0005】次いで、他方のスリット11を両側へ押し
拡げ、支持壁13,15間を開いて特定電線収容空間1
8を開放する。この開いた状態で特定電線W2をスリッ
ト11から支持壁13,15間を通し、特定電線保持部
17へ圧入する。スリット11を開く力を解除すると、
円筒状周壁3の弾性によって両支持壁13,15は再び
突き当たり、特定電線収容空間18は閉じられる。
【0006】こうして、一般電線W1を一般電線収容空
間19に、特定電線W2を特定電線収容空間18に保持
させた後、円筒状周壁3の周囲にテープ巻きを行ない、
結束が完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造では、特定電線W2の支持壁13,15間での
噛み込み、或いは一般電線W1のスリット9での噛み込
みなどの問題を招く恐れがある。即ち、特定電線保持部
17は特定電線W2を保護すべく、また筒状周壁3は一
般電線W1を保護すべく、それぞれある程度の肉厚が要
求されている。従って、スリット11及び両支持壁1
3,15間を開いて特定電線収容空間18を開放する際
の力として大きなものが要求される。しかも、スリット
11から特定電線収容空間18までは長さLがあるた
め、特定電線保持部17の部分まで十分に支持壁13,
15を開くことは相当の困難を伴う恐れがある。従っ
て、作業者が女性や力のない人などの場合は、特定電線
保持部17を十分に開くことができずに、特定電線保持
部17側で支持壁13,15間に特定電線W2が挟まれ
たまま挿入をやめてしまい、そのまま支持壁13,15
間に噛み込まれる恐れがある。
【0008】又、円筒状周壁3にテープ巻きをする際
に、その力によってスリット9が矢印Y方向にずれてス
リット9間に一般電線W1が噛み込まれる恐れもある。
しかも、前記支持壁13,15間への特定電線W2の噛
み込みを防止するために、筒状周壁部材1全体の肉厚を
薄くして、支持壁13,15間を開きやすくすればする
程、円筒状周壁3の剛性が低くなり、スリット9のずれ
が簡単に起こり、一般電線W1と特定電線W2との双方
の噛み込みを同時に防止することが困難なものとなって
いた。そして、スリット9に一般電線W1が噛み込まれ
ると、はみ出した電線が筒状周壁部材1によって保護さ
れなくなる恐れがある。
【0009】そこで、本発明は、一般電線、特定電線双
方の噛み込みを同時に防止しながら、取付作業性の向上
を図ることのできるワイヤーハーネス結束具の提供を課
題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、両端
開口の筒状に形成され、前記両端開口に渡る筒長方向の
スリットを有し、一般電線を保持する可撓絶縁性の筒状
周壁部材と、該筒状周壁部材内に筒長方向に複数備えら
れると共に、前記筒状周壁部材に一側が着脱自在に係止
されて他側が筒状周壁部材の内部中央側に延びる支持部
及び該他側に一体に形成され側部を開放した断面包囲形
状の特定電線保持部を有する保持部材とよりなることを
特徴とする。
【0011】従って、まず筒状周壁部材に保持部材を収
容する前に、筒状周壁部材のスリットを開き、布線板上
に布線された一般電線をスリットから内部に収容させ
る。又、これとは別に保持部材の特定電線保持部に特定
電線を挿入し、次いで筒状周壁部材のスリットを再び開
き、保持部材をスリットから挿入して、特定電線保持部
を内部中央側に押し込め、支持部の一側を筒状周壁部材
に係止させ、保持部材の位置決めを行なう。そして、ス
リットを閉じ筒状周壁部材にテープ巻きなどを行なう。
筒状周壁部材は保持部材と別体であるため、その剛性を
独自に設定することができ、テープ巻きに際してスリッ
トが位置ずれを起こしにくくするようにすることができ
る。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載のワイヤ
ーハーネス結束具であって、前記支持部は、前記特定電
線保持部の両側に設けられ、一側に前記筒状周壁部材内
面に倣って接する弧状の係合部を有することを特徴とす
る。
【0013】従って、請求項1の発明の作用に加え、特
定電線保持部の両側に設けられた支持部の弧状の係合部
が筒状周壁部材内面に倣って接することによって保持部
材の位置決めを行なうことができる。保持部材により筒
状周壁部材の形状保持を行なうことができ、テープ巻き
などに際してスリットが位置ずれを起こしにくくするこ
とができる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1記載のワイヤ
ーハーネス結束具であって、前記支持部は、前記一側に
前記筒状周壁部材を挟むように該筒状周壁部材内外面に
倣って接する弧状の一対の係合部及び係合部間を結合し
前記スリットを通る結合部を有することを特徴とする。
【0015】従って、請求項1の発明の作用に加え、ス
リットの部分で弧状の一対の係合部が筒状周壁部材の内
外面に倣って接することにより、保持部材の位置決めを
行なうことができる。弧状の係合部がスリットの部分に
おいて、筒状周壁部材内外面に倣って接することによ
り、テープ巻きなどに際し、スリットの部分の位置ずれ
を起こしにくくすることができる。
【0016】請求項4の発明は、請求項1記載のワイヤ
ーハーネス結束具であって、前記支持部は、前記特定電
線保持部に対し放射状に複数設けられ、一側が前記筒状
周壁部材内面に接することを特徴とする。
【0017】従って、請求項1の発明の作用に加え、放
射状に複数設けられた支持部の一側が筒状周壁部材内面
に接することによって、保持部材の位置決めを行なうこ
とができる。保持部材が筒状周壁部材の形状保持を行な
い、テープ巻きなどに際して、スリットの位置ずれを起
こしにくくすることができる。
【0018】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載のワイヤーハーネス結束具であって、前記複数
の保持部材は、前記筒状周壁部材の筒長方向で相互間に
間隔を有する大きさに形成されていることを特徴とす
る。
【0019】従って、請求項1〜4のいずれかの発明の
作用に加え、筒状周壁部材に対し保持部材は相互間に間
隔を有する大きさに形成されているため、小型に成形す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(実施
形態)を説明する。
【0021】(第1実施形態)図1,図2は本発明の第
1実施形態に係り、図1は透視斜視図、図2は断面図で
ある。図1,図2のようにこのワイヤーハーネス結束具
は、筒状周壁部材21と、保持部材23とを備えてい
る。
【0022】前記筒状周壁部材21は樹脂などの可撓絶
縁性の材料によって成形され、コルゲート状或いは凹凸
のない平面的な両端開口の円筒状に形成されている。該
筒状周壁部材21には両端開口25,27に渡る筒長方
向のスリット29が直線的に形成されている。筒状周壁
部材21の内部は一般電線収容空間31となっている。
【0023】前記保持部材23は前記筒状周壁部材21
内に筒長方向に間隔を有して複数備えられている。第1
実施形態では筒状周壁部材21の開口25,27の双方
側に一対備えられている。これら保持部材23の相互間
隔、及び個数などは特定電線W2が筒状周壁部材21内
の中央側からずれない程度に設定されるものである。
【0024】これら保持部材23の形状は同一形状であ
り、支持部33及び特定電線保持部35からなってい
る。前記支持部33は板状を呈し、その一側が筒状周壁
部材21に着脱自在に係止され、他側が筒状周壁部材2
1の内部中央側に延びている。
【0025】即ち、前記支持部33は前記特定電線保持
部35の両側に対称に設けられ、一側に前記筒状周壁部
材21の内面に倣って湾曲する弧状の係合部37を有
し、該係合部37の外面が筒状周壁部材21の内面に倣
って接する構成となっている。
【0026】前記特定電線保持部35は前記支持部33
の他側に一体に形成され、円筒状の側部に挿入口39を
設けて開放した断面包囲形状を呈し、内部は特定電線収
容空間41となっている。
【0027】組付けに際してはまず一般電線W1及び特
定電線W2が布線板上に予め布線されている。
【0028】そして、筒状周壁部材21,保持部材23
とに一般電線W1、特定電線W2を各別に収容し、その
後両者を図1のように組付ける。
【0029】即ち、まず筒状周壁部材21のスリット2
9を開き、一般電線収容空間31の半分位まで一般電線
W1を収容する。又、特定電線W2は別に保持部材23
の特定電線保持部35に保持させる。この保持は、挿入
口39から特定電線収容空間41内に収容させて行な
う。
【0030】次いで、特定電線W2を保持した保持部材
23を筒状周壁部材21のスリット29を開いて内部に
押し込める。この押し込めによって保持部材23の一側
に形成される一般電線収容空間31a内にすでに挿入さ
れた一般電線W1が保持される。
【0031】次いで、開いたスリット29から保持部材
23の他側に形成される一般電線収容空間31b内に残
りの一般電線W1を挿入させる。この挿入が完了した後
に、スリット29を開く力を解除すると、筒状周壁部材
21の自らの弾性によってスリット29が閉じられ、図
1,図2のように一般電線W1と特定電線W2とはそれ
ぞれ保持される。なお、一般電線W1は、筒状部材21
に予め全てを挿入し、その後に保持部材23を収容する
こともできる。
【0032】さらに、筒状周壁部材21の外面を荒巻き
などのテープ巻きを行ない、組付けを完了する。
【0033】このような組付けによって一般電線W1を
一般電線収容空間31内に収容保持し、特定電線W2を
筒状周壁部材21の内部中央側において特定電線収容空
間41内に確実に収容保持させることができる。しか
も、筒状周壁部材21と支持部材23とは別々に形成す
るものであるため、筒状周壁部材21の剛性を保持部材
23とは別個に設定することができ、テープ巻きなどを
行なう際に、ずれを起こさないようにその厚さを設定す
ることができる。従って、スリット29への一般電線W
1の噛み込みを抑制することができる。又、スリット2
9を開く力は筒状周壁部材21全体を変形させるもので
あるため、その力は余り大きくならず、一般電線W1や
筒状周壁部材21の内部への挿入を容易にすることがで
き、作業性を向上させることができる。
【0034】さらに、第1実施形態では係合部37が筒
状周壁部材21の形状保持を行なうため、筒状周壁部材
21の厚みを薄くすることもでき、スリット29をさら
に容易に開くことが可能となり、より作業性を向上させ
ることができる。又、このように筒状周壁部材21の厚
みを薄くしたとしても、係合部37による形状保持によ
りテープ巻きなどの際に、スリット29がずれるのを防
止し、一般電線W1のスリット29に対する噛み込みを
より抑制することができる。
【0035】特定電線W2はスリットを開くなどの力を
要せずに、挿入口39から特定電線収容空間41内へ収
容することができるため収容作業が容易であると共に、
噛み込みを確実に防止することができる。
【0036】従って、一般電線W1、特定電線W2双方
の噛み込みを同時に抑制することができる。
【0037】保持部材23は特定電線W2が中央部より
外れない程度に相互の間隔を有しており、筒状周壁部材
21に対して小型に製造することができ、コストダウン
を図ることができる。又、簡単な構造で、同一形状に成
形でき、この点からもさらにコストダウンを図ることが
できる。
【0038】尚、図3のように特定電線W2をコルゲー
ト状、或いは凹凸のない平面的な円筒状のチューブ43
に収納し、これを特定電線収容空間41に収容させるこ
ともできる。この場合、特定電線W2の特定電線保持部
35からの外れをより確実に防止することができる。
【0039】次に、他の実施形態を説明する。尚、上記
第1実施形態と対応する構成部分には同符号を付して説
明し、また重複した説明は省略する。
【0040】(第2実施形態)図4,図5は第2実施形
態を示し、図4は図1に対応する透視斜視図、図5は図
2に対応する断面図である。
【0041】この第2実施形態では、支持部33が単一
であり、この支持部33の一側に一対の係合部45,4
7が設けられたものである。これら係合部45,47は
前記筒状周壁部材21を挟むように該筒状周壁部材21
内外面に倣って接する弧状を呈している。そして、これ
ら係合部45,47間には結合部49が設けられ、該結
合部49は筒状周壁部材21のスリット29を通る構成
となっている。また、前記特定電線保持部35の挿入口
39は支持部33に対し反対側に設けられている。
【0042】この第2実施形態では、まず筒状周壁部材
21の一般電線収容空間31内に全ての一般電線W1を
挿入しておき、特定電線保持部35に特定電線W2を収
容した保持部材23をスリット29から押し込めるもの
である。そして、スリット29の部分において両係合部
45,47間に筒状周壁部材21を挟むようにして保持
部材23を筒状周壁部材21に係止させる。
【0043】従って、この第2実施形態においても第1
実施形態と略同様な作用効果を奏することができる。
又、係合部45,47によってスリット29の部分にお
いて筒状周壁部材21を挟むように保持するから、その
形状保持を行なうことができ、スリット29に対する一
般電線W1のかみ込みを防止することができる。又、特
定電線保持部35の挿入口39は保持部材23を筒状周
壁部材21に押し込める時に、その押し込め方向の前方
側に位置するため、特定電線保持部35から特定電線W
2が外れることを確実に防止することができる。尚、第
1実施形態と同様に図6のようにチューブ43を用いる
こともできる。
【0044】(第3実施形態)図7,図8は第3実施形
態に係り、図7は図1に対応する透視斜視図、図8は図
2に対応する断面図である。
【0045】この第3実施形態では支持部33が特定電
線保持部35に対し放射状に複数、例えば4個設けられ
たものである。そして、支持部33の一側がそのまま筒
状周壁部材21の内面に接する構成である。
【0046】この第3実施形態では筒状周壁部材21に
対する一般電線W1の挿入は、まず一般電線収容空間3
1内に全体の3/4程度の一般電線W1を収容し、次い
で保持部材23を筒状周壁部材21に押し込め、一般電
線収容空間31a,31b,31cに一般電線W1が収
容されるようにした後、最後にスリット29から一般電
線収容空間31dに一般電線W1を収容するようにす
る。なお、一般電線W1はその全てを、予め一般電線収
容空間31内に挿入させておくこともできる。
【0047】従って、第3実施形態においても第1実施
形態などと略同様な作用効果を奏することができる。
又、この実施形態においても支持部33の一側が筒状周
壁部材21の内面に放射状に接してその形状保持を行な
うから、スリット29のずれを防止して、一般電線W1
の噛み込みを抑制することができる。保持部材23とし
ては図9(a)のように支持部33を5個にしたもの、
或いは(b)のように3個にしたものなどによって構成
することもできる。又、図10のように特定電線W2に
対しチューブ43を用いることもできる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明では、特定電線を特定電
線保持部に確実に挿入することができる。又、テープ巻
きなどに際してスリットの位置ずれを起こしにくくする
ことができる。従って、一般電線及び特定電線双方の噛
み込みを同時に抑制することができる。又、組付作業に
おいて、筒状周壁部材のスリットを開くだけであるた
め、組付作業性を著しく向上することができる。
【0049】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、筒状周壁部材の形状保持によってスリットに
対する一般電線の噛み込みをより確実に抑制することが
できる。筒状周壁部材の形状保持によって、筒状周壁部
材そのものの厚みも薄くすることができ、一般電線の挿
入作業に際してスリットをより簡単に開くことができ、
作業性をさらに向上させることができる。
【0050】請求項3の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、一対の係合部によるスリットのずれ防止によ
って一般電線のかみ込みをより確実に抑制することがで
きる。スリットの位置ずれを防止することによって、筒
状周壁部材の厚みを薄くすることもでき、一般電線の挿
入作業に際して、スリットの開きを容易に行なうことが
でき、作業をさらに簡単にすることができる。
【0051】請求項4の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、筒状周壁部材の形状保持によってスリットの
位置ずれを防止し、一般電線の噛み込みをより確実に防
止することができる。筒状周壁部材の形状保持によっ
て、筒状周壁部材の厚みを薄くすることができ、一般電
線の挿入作業に際し、スリットを容易に開くことがで
き、作業をさらに簡単に行なうことができる。
【0052】請求項5の発明では、請求項1〜4のいず
れかの発明の効果に加え、保持部材を筒状周壁部材に対
し小型に成形することができ、材料の節約によってコス
トダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る透視斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態に係る断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係り、特定電線にチュ
ーブを用いた状態を示す要部斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る透視斜視図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態に係る断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係り、特定電線にチュ
ーブを用いた状態の要部斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る透視斜視図であ
る。
【図8】本発明の第3実施形態に係る断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係り、(a)は支持部
を5個にした保持部材の正面図、(b)は支持部を3個
にした保持部材の正面図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係り、特定電線にチ
ューブを用いた状態の要部斜視図である。
【図11】従来例に係る斜視図である。
【図12】従来例に係る断面図である。
【符号の説明】
21 筒状周壁部材 23 保持部材 25,27 開口 29 スリット 31 一般電線収容空間 33 支持部 35 特定電線保持部 37,45,47 係合部 41 特定電線収容空間 49 結合部 W1 一般電線 W2 特定電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中津川 進 静岡県御殿場市川島田252 矢崎部品株 式会社内 (56)参考文献 特開 平7−153333(JP,A) 特開 平7−130235(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 13/00 H01B 13/012

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端開口の筒状に形成され、前記両端開
    口に渡る筒長方向のスリットを有し、一般電線を保持す
    る可撓絶縁性の筒状周壁部材と、 該筒状周壁部材内に筒長方向に複数備えられると共に、
    前記筒状周壁部材に一側が着脱自在に係止されて他側が
    筒状周壁部材の内部中央側に延びる支持部及び該他側に
    一体に形成され側部を開放した断面包囲形状の特定電線
    保持部を有する保持部材とよりなることを特徴とするワ
    イヤーハーネス結束具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイヤーハーネス結束具
    であって、 前記支持部は、前記特定電線保持部の両側に設けられ、
    一側に前記筒状周壁部材内面に倣って接する弧状の係合
    部を有することを特徴とするワイヤーハーネス結束具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のワイヤーハーネス結束具
    であって、 前記支持部は、前記一側に前記筒状周壁部材を挟むよう
    に該筒状周壁部材内外面に倣って接する弧状の一対の係
    合部及び係合部間を結合し前記スリットを通る結合部を
    有することを特徴とするワイヤーハーネス結束具。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のワイヤーハーネス結束具
    であって、 前記支持部は、前記特定電線保持部に対し放射状に複数
    設けられ、一側が前記筒状周壁部材内面に接することを
    特徴とするワイヤーハーネス結束具。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のワイヤ
    ーハーネス結束具であって、 前記複数の保持部材は、前記筒状周壁部材の筒長方向で
    相互間に間隔を有する大きさに形成されていることを特
    徴とするワイヤーハーネス結束具。
JP12373096A 1996-05-17 1996-05-17 ワイヤーハーネス結束具 Expired - Fee Related JP3242838B2 (ja)

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