JP3242759B2 - 半導体集積回路基板の製造方法と検査方法およびそれに用いる半製品 - Google Patents

半導体集積回路基板の製造方法と検査方法およびそれに用いる半製品

Info

Publication number
JP3242759B2
JP3242759B2 JP19854993A JP19854993A JP3242759B2 JP 3242759 B2 JP3242759 B2 JP 3242759B2 JP 19854993 A JP19854993 A JP 19854993A JP 19854993 A JP19854993 A JP 19854993A JP 3242759 B2 JP3242759 B2 JP 3242759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
integrated circuit
semiconductor integrated
power
symbol
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19854993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06140489A (ja
Inventor
豊 斉藤
Original Assignee
セイコーインスツルメンツ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイコーインスツルメンツ株式会社 filed Critical セイコーインスツルメンツ株式会社
Priority to JP19854993A priority Critical patent/JP3242759B2/ja
Publication of JPH06140489A publication Critical patent/JPH06140489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3242759B2 publication Critical patent/JP3242759B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁ゲート電界効果型の
トランジスタ素子を含む半導体集積回路基板の製造方法
及び半導体集積回路基板に関し、より詳しくはその静電
破壊耐量をモニタしてプロセス開発のTATを早めた
り、量産品においては該静電破壊耐量に関して出荷選別
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図19はモールドパッケージされ
た半導体集積回路装置(以下ICと称する)の一般的な
端子構成を示す模式的外形上面図である。ICにおいて
外部との接続を成す端子はVcc端子171と接地端子
172の電源端子と入力端子173と出力端子174の
4種類に大別される。半導体集積回路装置は、外部回路
に対するこれら端子類と、所定の論理処理等を行う内部
回路とから構成されている。何れの部分にも、絶縁ゲー
ト電界効果型(以下MOS型という)のトランジスタ、
ダイオード、抵抗、コンデンサ等が基本的構成要素とし
て集積されている。
【0003】ここで、発明の理解を容易にする為に、端
子部に属するMOSトランジスタを特に周辺トランジス
タと呼び、内部回路に属するMOSトランジスタを内部
トランジスタと呼ぶ事にする。さて、ICの要求される
信頼性の重要なものの一つに静電破壊耐量(以下ESD
耐量と称する)がある。EIAJで規格するところの値
でマシーンモデル200pF250V程度のESDスト
レスに耐えなければならない。
【0004】図20はESDストレス印加試験を示す模
式的な回路図である。ここでは、GND基準の+250
V印加の様子を示しているが、このようにして印加後各
端子のリーク電流と電源端子間のリーク電流を測定す
る。図21AはESDストレスと各端子のストレス印加
後のリーク電流の関係を示すグラフである。もともとn
Aオーダーであった電流がストレス電圧に応じて上昇す
る。あるストレス電圧を超えたところで急激に上昇し例
えば1μAを超えたところをESD耐量とするものであ
る。
【0005】図22は一般的な入力端子の保護回路を示
す模式的ブロック図である。NチャネルMOSトランジ
スタ201はいわゆるオフトランジスタとしてESDス
トレスに対する保護の役目を果たすものとされている。
詳しくは、特願平4−048876号を参照されたい。
図23は一般的なNチャネルオープンドレイン出力端子
を示す模式的ブロック図である。近年、ICの高集積化
に伴う微細化の進展で特には、これらオープンドレイン
出力に用いられるNチャネルMOSトランジスタのES
D耐量の顕著な低下が問題になっているが、トランジス
タの構造依存性やその対策方法も特願平4−04887
6号を参照されたい。ここでいう、構造とはゲート絶縁
膜の厚さや不純物領域の濃度などの製造工程で決まるも
のと、平面的な寸法や配置で決まるデザインルール的な
ものとを含んでいるが、本発明のなかでは両者を包括し
てプロセスメニューあるいはプロセスと称することとす
る。
【0006】図24はNチャネルオープンドレイン出力
端子の保護回路を示す模式的ブロック図である。図25
はCMOS出力端子の保護回路を示す模式的ブロック図
である。図26は入出力端子の保護回路を示すブロック
図である。以上、各種入出力端子について説明してきた
が、いずれも近年はNチャネルMOSトランジスタが保
護素子として付加されているのが判る。このことを念頭
において、以下の説明を続けたい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図17は一般的新規I
Cの製品開発の流れを示す模式図である。これをもとに
説明をしていく。まず、新規ICの企画を受けて使用す
るプロセス(何度も言うがここでのプロセスとはデザイ
ンルールも含んでいる)の選定が行われる、必要な性能
がでるかどうかや所望のチップサイズに納まるかなどが
根拠となる。次に、それに沿って回路設計が行われる。
次に、製造工程の試作流動が行われる。そして、性能、
特性の測定評価が行われる、この際、耐久試験などと同
時にESD試験が行われる。そして、判定で規格を満足
しなければ不合格となり、プロセス選定や回路設計にま
でさかのぼってやり直しとなってしまう。通常、順調に
いっても1サイクル6カ月から1年の期間が必要であ
る、もしESD試験で不合格になれば、回路設計からの
やり直しでもさらに6カ月以上かかってしまう。このよ
うな製品開発期間のことをTurn Around T
ime略してTATと称するが、ESD耐量が製品開発
の最終段階でないと明確にならないということはただで
さえ長いTATにさらに重大な影響を与えるという問題
である。
【0008】図18は一般的なプロセス開発の流れを示
す模式図である。高集積化、高速化に伴って微細化プロ
セス開発は留まる所を知らないが、通常このような流れ
で開発が行われていく。まず、デザインルールの仮設
定、次に製造工程の設定、そして開発専用のテストパタ
ーンだけのフォトマスクの設計(TEGと称することが
多い)、そしてそれの製造工程の試作流動を行う。仕上
がった半導体ウエハは各種電気特性を綿密に測定評価さ
れる、そして判断され問題なければ、デザインルールと
製造工程は決定され回路設計へとリリースされる。大
体、1回の試作流動では良好な結果は得られず、デザイ
ンルールの変更、製造工程の変更が繰り返される、困難
度のよるが3回4回と繰り返すのが通例である、新規プ
ロセス開発のTATは速くて1〜2年から2〜3年かか
るものである。したがって、新規開発プロセスを使用す
る最初の製品開発で最終段階でのESD試験で落ちると
大変悲惨なことになってしまう。プロセス開発のいちば
ん振り出しにまで戻ってしまうからである。この場合T
ATが数年にまでおよんでしまうという問題である。
【0009】また、既にリリースされたプロセスでも元
々ESD耐量にマージンがなく、度々市場やフィールド
で問題を出すという製品である。たまたま、新製品認定
時にはESD試験を通ってしまい、量産に移行してから
製造工程でのばらつきでESD耐量不足が顕在化すると
いうような製品である。そのプロセスメニュー自体に問
題がある場合と製品の回路設計等に問題がある場合と種
々であるが、いずれにしても量産で全数パッケージして
ESD試験の選別をやるわけにもいかず、再設計、再開
発となってしまう、その間旧製品は出荷ストップとなり
大変な問題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題に鑑み、本発明は、ICのESD耐量をプロセス開発
あるいは量産の中で早期に知る事を目的とする。かかる
目的を達成する為に講じられた手段は次に説明する通り
であるが、その前に図面を参照して、技術的背景につい
て若干の説明を行う。図10はICのESD耐量とIC
の構成要素の一つであるトランジスタのESD耐量の関
係を示す模式的グラフである。ここでいうICのESD
耐量とは前述してきたようにパッケージされた最終的に
完成されたICにおける各端子のESD耐量と考えて良
い、またトランジスタのESD耐量とは該ICのパッケ
ージされる前のウエハ状態の際、同一ウエハ上に形成さ
れていた単体の独立したテストトランジスタに直接針当
てして測定されたESD耐量である。
【0011】図21Bは単体のテストトランジスタに印
加されたESDストレスとストレス印加後のゲートをソ
ースに接続したソースとドレイン間でのリーク電流(例
えばドレイン電圧VDSは5Vなどである)である。前
述したごとくのICでの傾向と同様である。このESD
ストレス対リークのカーブは構造別にトランジスタのE
SD耐量を評価する場合など大変便利である。そして、
ESD耐量に関してICとテストトランジスタ、これら
両者に相関関係があることは発明者の研究報告等(19
91年 第40回半導体 集積回技術シンポジウム 参
照)でも明らかである。ちなみにICのオープンドレイ
ン出力に使用されているトランジスタの例えばW幅(ゲ
ート幅)が400μmでテストトランジスタのW幅が2
5μmだったとすると両者のESD耐量の絶対値には一
定の差はある。ここでいいたいのは比例関係があるとい
うことである。もちろん、ICのESD耐量の評価と同
様にウエハ上のテストトランジスタでESD耐量を測定
することはそんなには容易ではない、専用のESDシミ
ュレータは必要だし測定系の綿密な校正とコリレーショ
ンが必要だからである、実際の測定においても、ストレ
ス印加とリーク測定を交互に繰り返すため大変な時間が
かかる。
【0012】さて、図4はNチャネルMOSトランジス
タの模式的断面図である。P基板30の表面にソース
(S)31、ドレイン(D)33、ゲート電極(G)3
2が電極として設けられている。図5はNチャネルMO
Sトランジスタを表す模式的等価回路図である。ここか
らわかるように該NチャネルMOSトランジスタは等価
的にはNPNバイポーラトランジスタとみることができ
る。今、図5ではゲート電極はソースに結線されていて
オフ状態である。この状態でESDストレスが印加され
るとNPNバイポーラ動作がESDストレスを逃がすご
とく働くことはやはり特願平4−048876号に詳し
いので参照されたい。
【0013】図6はNチャネルMOSトランジスタのス
ナップバックしてバイポーラ動作を起こす様子を示す模
式的VD −ID 特性のグラフである。このグラフはES
Dストレス印加時の過渡的な現象を表すものではなくD
C的な現象を表しているものである。すなわち前述した
ようにゲートをオフ結線としVD (ドレイン電圧)を上
昇させていってID (ドレイン電流)を見ていったもの
である。VD を上昇させていくとまずドレインアバラン
シェブレークダウン(1stブレークダウン51)が起
こりスナップバック52して電圧がさがる。NPNトラ
ンジスタのバイポーラ動作電流53が流れる。さらに電
流の印加を続けるといわゆるバイポーラの2次降伏であ
る2ndブレークダウン54が起こり再びスナップバッ
ク(2ndスナップバック55)してさらに電圧が下が
る。そしてさらに電流の印加を続けると2ndバイポー
ラ電流56が流れる。ここで該2ndブレークダウンが
始まるVD 、ID をそれぞれ(V2,I2)57とす
る。
【0014】図7Aは図5のグラフを描き換えたもので
P(パワー)すなわちID とVD の積とID の関係をあ
らわす模式的グラフである。1stバイポーラ動作領域
61は可逆的現象領域であり、2ndバイポーラ動作領
域62は不可逆的現象領域である、つまり不可逆とはこ
こではトランジスタは永久破壊を起こしているというこ
とである。ここで前記V2,I2が変極点Pmax63
に相当する。これは図7Aから判るように本現象中最大
のVD 、ID 積(パワー)を示すことからPmaxと称
することとする。
【0015】さて、ここまで電気測定の通念上、電圧印
加しての電流測定ということで説明をしてきたが、実際
には電流印加での電圧測定が便利である。スナップバッ
クが起こるから、電圧印加のみでの測定は事実上不可能
である。一般にSMU(Source Measure
Unit)といわれている装置が使用できる。指定電
圧もしくは指定電流を印加しその際の電流値もしくは電
圧値を知ることができるものである。さらには、印加さ
れる定電流は時間に対して段階的に増加するように印加
されるべきである(ランピングアップと称される)。前
述してきたように、不可逆現象を測定するからである。
図8Aはこの方法を説明する時間と印加電流の関係を示
す模式的グラフである。階段的な印加であることが判
る。時間のステップについては、トランジスタの大きさ
やプロセスによって最適な値が選ばれる、μ秒から秒に
まで渡る。図8Bは対数的電流印加の方法を説明する時
間と電流の関係を示す模式的グラフである。時間に対し
て電流の増加の割合が1対1ではなく対数的に増加させ
たものである。こうすることで、スナップバック現象の
ドレインアバランシェブレークダウンから2ndブレー
クダウンまでの広い範囲の電流値を効率良く測定するこ
とが可能となる。
【0016】図11は本発明でいうところのPmaxと
前述したトランジスタのESD耐量の関係を示す模式的
グラフである。一義的な相関があることが判る。一般に
電力用バイポーラトランジスタの安全動作領域(AS
O)特にはパルスASOを決定するいわゆる2次破壊現
象を説明するものとしてこのようなスナップバック時の
電力量(パワー)PSBは以下のように定義され、
【0017】
【数1】
【0018】トリガリングエネルギー呼ばれる。ここで
tdは2次破壊を生じるまでの遅れ時間(2ndスナッ
プバック点を通過した合計時間)である。しかしながら
このASOはPSBに反比例するものとされている(参照
パワートランジスタ/パワーICとその活用 伝田
精一編著)。本発明でいうところPmaxとトランジス
タのESD耐量の相関と一見矛盾するようであるが実は
全く別の現象であるということである。つまり、MOS
トランジスタにESDストレスが印加された場合このよ
うなバイポーラ動作はストレスを逃がすように働くこと
を思いだしていただきたい、ストレスは図6におけるN
PNトランジスタのバイポーラ動作電流53で消費され
(逃がされ)、Pmaxはその度合を良く表す代用特性
であるということである。前記電力用バイポーラトラン
ジスタのパルスASOはPSBを通過することで劣化さ
れ、どれくらい通過したかが問題であった(PSBは小さ
い方がASOの強いトランジスタ)。したがって、本発
明におけるPmaxの概念は全く新しいものであり、ト
ランジスタのESD耐量ひいてはICのESD耐量を演
繹しようという試みは半導体集積回路装置の製造方法に
おいて全く新しい方法である。
【0019】図9は前記試みの実験結果であるが本発明
のPmaxとICのESD耐量との関係を示す模式的グ
ラフである。PmaxはICと同一ウエハ上に形成され
たテストトランジスタをウエハ状態で測定したものであ
り、ICのESD耐量は最終的なパッケージにまでした
ものである。一義的相関があることが判る。
【0020】上記目的を達成するために、本願発明が採
用した手段をまとめると下記のとおりである。半導体集
積回路と上記半導体集積回路の構成要素評価領域とを同
一基板上に形成する半製品製造工程と、これに続く、上
記半導体集積回路の構成要素評価領域を電気的に評価す
る検査工程とからなり、上記半導体集積回路の構成要素
評価領域には、静電破壊耐量評価要素を形成しておき、
上記検査工程で、上記静電破壊耐量評価要素の破壊電力
の測定を行うというものである。
【0021】上記静電破壊耐量評価要素の破壊電力の測
定は、上記要素に非破壊の状態から破壊に至るまでの電
圧を印加し、同電圧とそれに流れる電流とより上記要素
が消費する電力を測定し、これにより、非破壊電圧が最
大の時の上記電力値を求め、求めた値を上記半導体集積
回路基板の静電破壊耐量として、それの良否を決定する
というものである。
【0022】基板に形成された半導体集積回路の近傍、
または内部、または基板の適宜箇所に上記静電破壊耐量
評価要素を設けるというものである。また、上記電力の
測定は、上記要素にたいして時間段階的に増加する定電
流を印加し、その際の電圧を測定し電力値を求めるとい
うものである。 また、上記電力の測定は、上記要素に
たいして時間段階的に対数的に増加する定電流を印加
し、その際の電圧を測定し電力値を求めるというもので
ある。 また、上記電力値が規定の値に達した時点で電
圧印加を中止し、該電力値が上記非破壊領域であるかど
うかの判定をしそれの良否の決定をするというものであ
る。
【0023】また、半導体集積回路を基板上に形成する
工程と、これに続き、上記半導体集積回路を電気的に評
価する検査工程とを有し、上記検査工程は、静電気破壊
耐量を演繹する破壊電力の測定を含むことを特徴とする
半導体集積回路基板の製造方法をとるというものであ
る。
【0024】上記破壊電力の測定は、上記半導体集積回
路の部分に電圧を印加し、同電圧とそれに流れる電流と
より上記部分が消費する上記電力値が規定の値に達した
時点で電圧印加を中止する工程と、該電力値が上記非破
壊領域であるかどうかの判定をしそれの良否の決定をす
るというものである。
【0025】また、上記電力の測定は、上記要素にたい
して時間段階的に増加する定電流を印加し、その際の電
圧を測定し電力値を求めるというものである。 また、
上記電力の測定は、上記要素にたいして時間段階的に対
数的に増加する定電流を印加し、その際の電圧を測定し
電力値を求めるというものである。
【0026】
【作用】前記手段を取ることで以下の作用が得られる
が、まず図を参照して若干の説明をする。ここで、各パ
ラメータの関係を整理したものが図12である。トラン
ジスタのPmaxは製造工程やデザインルールのような
プロセスメニューで決定されトランジスタのESD耐量
を一義的に決定する、そして完成品のICのESD耐量
も決定する、ここで再度デザインルールが関与してく
る、このようにしてPmaxはICのESD耐量を演繹
することが可能である。トランジスタのスレッシュホル
ド電圧(Vth)やコンダクタンス(gm)を測定するこ
とでIC歩留を演繹するように、Vthなどと同様にDC
的に容易に測定出来るパラメータPmaxでESDのよ
うな本来パッケージにまでしなければわからなかった信
頼性を演繹できるということは全く新規であり、TAT
の点からみても、出荷時の品質保証という点からみて
も、不良品を次工程に流さない製造方法によるコストダ
ウンという点からみても、大変意義のあることである。
【0027】さて具体的な作用をまとめて列挙すると、
第1の作用としてプロセス開発時のESD耐量の評価に
かかわるTATを大幅に短縮することがあげられる。第
2の作用として、新製品試作時にも同様にしてTATを
大幅に短縮することがあげられる。
【0028】第3の作用として、量産製品のESD耐量
にかかわる品質を製造工程にて選別出荷できるというこ
とがあげられる。
【0029】
【実施例】図1は、本願発明の第1の実施例を示すプロ
セス開発の試作における工程順の模式図である。開発専
用のテストパターン(TEG)だけのフォトマスクを使
用し、図示するように、第1の酸化工程から始まって、
半導体の製造工程を実行する過程は、従来と同じであ
る。ただ、本願発明ではフォトマスクに所望の集積回路
用に加えて、後述する構成要素評価領域用を形成した点
が大きく相違する。
【0030】これによって、基板上には、集積回路の他
に、構成要素評価領域が形成される。次に測定・評価の
過程に入るが、ここでは、従来の一般的な評価項目(V
th、gm、リーク電流など)に加えて、この構成要素評
価領域を対象にトランジスタのPmaxを測定するとい
うものである。
【0031】Pmaxの値からICになった時のESD
耐量を予想し、問題があれば工程条件の変更等を行っ
て、すぐ再試作が行える。また、TEG内の各種の平面
寸法のトランジスタのPmaxを測定することで、ES
D耐量にかかわるデザインルールも最適に決定すること
ができる。従来だと、新規開発プロセスを使用した最初
の製品試作が終了するまでESD耐量が判らず大変長期
に渡るTATがかかっていたが、本発明を適用すること
でESD耐量にかかわる性能や品質もプロセス開発のサ
イクルの中で完結することが可能となる。
【0032】図2は、本発明の第2の実施例を示す製品
試作及び量産ICの製造工程順の模式図である。図示す
るごとく第1の酸化工程から始まって、通常の半導体の
製造工程を流動するわけだが、終盤のP.C.M(Pr
ocess ControlMonitorの略)測定
の工程では通常トランジスタのVthやgmやリーク電流
や各種抵抗値を測定し半導体ウエハのNO/GO判定を
行うところである。なんらかのトラブルがあり全く歩留
しないウエハをその後のテスター工程等へ流動しても無
駄だからである。このP.C.M測定においてVTH等
と同様にPmaxの測定を行うものが本実施例の特徴で
ある。Pmaxの値からパッケージにまでなった最終製
品のESD耐量を予想し、問題があれば製品試作なら回
路やレイアウト設計の検証と修正を行う、もともとES
D耐量にマージンのない既量産製品ならその時点で廃棄
(スクリーニング)とするものである。これまでのやり
かただと、いずれもパッケージにまでしてESD試験を
行い、新製品認定や出荷のNO/GO判定をそれぞれし
ていた。
【0033】図3は、本発明の第3の実施例を示す製品
試作及び量産ICの製造工程順の模式図である。P.
C.M測定の工程において、Pmax測定を行わず、そ
の後のウエハテスターの工程で行うというものである。
Pmax測定が測定器の都合(電流印加ができないと
か)などで行えない場合や、製品チップ全てのESD耐
量を確保する場合などに適している。ウエハテスターの
工程とは、前述してきたテスター工程と称するものであ
り、半導体ウエハ上のP.C.Mではない多数配列され
た本番の製品チップの電気的性能をチェックし、所望の
性能を満足しないものはレーザーやインクで印をつけ不
良品としその後のパッケージの工程などへは進めないよ
う選別(スクリーニングとも称する)する工程のことで
ある。ソーテイング、ウエハソーテイング、プロービン
グ、ウエハプロービング等と称される。
【0034】本実施例の場合、P.C.Mのようなテス
トトランジスタでのPmax測定(もちろんそれも可能
であり、製品チップの内部へのテストトランジスタの配
列については後述する)ではなく実際の製品ICチップ
上の入力、出力、あるいは入出力端子においてESD耐
量のチェックを行うというものである。しかし、実際の
製品であるから、1端子といえども破壊してしまうわけ
にはいかない。そこで、あらかじめある程度(統計、実
績的に)Pmaxのわかっている製品ICあるいはプロ
セスである必要がある。そして、Pmaxの手前でなお
かつ充分ESD耐量を確保できる電力値を設定する、そ
れをPcritと称する。Pcritを得るID をID
critとする。したがって、それら端子にID cri
tを印加しそこでの電力を求め、それらの値が予め設定
したPcritの値をうわまっていれば良品とするとい
うものである。もし下回っていれば、他の電気性能で合
格しなかったのと同様に不良品としてマークすればよ
い。Pcritは不可逆的破壊を超えてしまうPmax
とは異なり、この測定を行うことでわざわざ製品ICを
不良品にしてしまうということもない。
【0035】図7BはPcritを説明するID とVD
の積とID の関係を示す模式的グラフである。本実施例
の場合Pmaxより短時間(1測定あたりは)の測定が
可能であり、第1、第2の実施例においてPmaxの代
わりにPcritで行うことも有益である。
【0036】本発明により、大変なTATの短縮となっ
た。また不良ICを事前にスクリーニングできることに
より品質向上及びコストダウンを実現できる。ところ
で、前述のP.C.Mであるが、ここで若干の説明をし
ておく。図13は製品IC(半導体集積回路)とP.
C.M110(半導体集積回路構成要素評価領域)が配
列された半導体ウエハ112(半導体集積回路基板)を
示す模式的平面図である。通常このようにして、1ウエ
ハ面内に数個から数10個製品IC111の合間に配列
されるものである。大きなICの場合などには、ICの
チップ内にPCMを設ける場合もある。
【0037】図14はP.C.M110の部分Aの拡大
した様子を示す模式的平面図である。針当り用のパッド
120があり、個別単体のトランジスタが数種類の寸法
(たとえばゲートの長さLや幅W)のバリエーションを
もって配列されているものである。これらパッドにウエ
ハ状態のまま直接針当て(プロービング)してVthなど
と同様にしてPmaxを測定するものである。
【0038】図15はP.C.M110の部分Aの模式
的回路を示すブロック図である。また、前述したような
P.C.M110の配列の他に、スクライブライン(I
CとICの間の切り代)上に細長いP.C.Mを配列す
るという方法もある。図16Aはスクライブライン14
0上にP.C.M143が配列された様子を示す模式的
平面図である。製品ICチップ144の周辺にボンディ
ングパッド141が配置されている。製品ICチップ1
44はスクライブライン140で仕切られている。この
方法だと製品ICチップ144の取れ個数が減らなくて
すむという利点がある。Pmaxの測定については同様
である。また測定の個数や抜取りの方法についてはVth
等と同様にケースバイケースであり、本発明の実施を行
う人が豊富な品質管理経験と統計的手法を生かすべきも
のである。
【0039】本発明において、半導体集積回路基板は、
半導体集積回路であるICと半導体集積回路構成要素評
価領域であるP.C.Mとからなっている。一般的には
完成した半導体ウエハになる。しかし、ICの内部にP
CMを含んでいる場合は、ICそのものが半導体集積回
路基板となる。
【0040】図16Bが製品ICチップ164内にテス
トトランジスタ163が含まれている様子を示す模式的
平面図である。テストトランジスタの針当用パッド16
2は製品ICのボンディングパッド類161と同様に配
列されており、第3の実施例で説明したようにウェハー
テスターでのPcrit測定に便利である、チップサイ
ズやパッドピッチに余裕のある場合に行う。もちろんチ
ップ内とはいえ、P.C.M測定で抜き取りでPmax
やPcritも図っても良い。その場合針当用パッドは
ボンディングパッドのように最外周に整列する必要はな
い。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、半導体集積回路基板の開発・製造段階でIC(半導
体集積回路)の入力端子あるいは出力端子の構成要素の
Pmaxを測定し製造工程条件やデザインルールにフィ
ードバックするという手段を取ることでESD耐量の評
価にかかわるTATを大幅に短縮することが可能とす
る、また新製品試作および量産において製造工程終盤で
Pmaxを測定し新製品認定や出荷可否の判断を行うと
いう手段を取ることでESD耐量にかかわる品質の向上
およびコストダウンを可能とするという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すプロセス開発の試
作における工程順の模式図である。
【図2】本発明の弟2の実施例を示す製品試作及び量産
ICの製造工程順の模式図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す製品試作及び量産
ICの製造工程順の模式図である。
【図4】NチャネルMOSトランジスタの模式的断面図
である。
【図5】AはNチャネルMOSトランジスタを表す模式
的等価回路図であり、Bはバイポーラトランジスタと見
た場合を表す模式的等価回路図である。
【図6】NチャネルMOSトランジスタのスナップバッ
クしてバイポーラ動作を起こす様子を示す模式的VD
D 特性のグラフである。
【図7】Aは図6のグラフを描き換えたものでP(パワ
ー)すなわちID とVD の積とID の関係をあらわす模
式的グラフである。Bは、Pcritを説明するID
D の積とID の積を表す模式的グラフである。
【図8】Aは電流印加の方法を説明する時間と電流の関
係を示す模式的グラフである。Bは対数的電流印加の方
法を説明する時間と電流の関係を示す模式的グラフであ
る。
【図9】本発明のPmaxとICのESD耐量との関係
を示す模式的グラフである。
【図10】ICのESD耐量とトランジスタのESD耐
量の関係を示す模式的グラフである。
【図11】本発明でいうところのPmaxと前述したト
ランジスタのESD耐量の関係を示す模式的グラフであ
る。
【図12】各パラメータの関係を整理した模式図であ
る。
【図13】製品ICとP.C.Mが配列された半導体ウ
エハを示す模式的平面図である。
【図14】P.C.Mの部分Aの拡大した様子を示す模
式的平面図である。
【図15】P.C.Mの部分Aの模式的回路を示すブロ
ック図である。
【図16】Aはスクライブライン上にP.C.Mが配列
された様子を示す模式的平面図である。Bは、チップ内
にテストトランジスタが配列された様子を示す模式的平
面図である。
【図17】一般的新規ICの製品開発の流れを示す模式
図である。
【図18】一般的なプロセス開発の流れを示す模式図で
ある。
【図19】モールドパッケージされた半導体集積回路装
置(以下ICと称する)の一般的な端子構成を示す模式
的外形上面図である。
【図20】ESDストレス印加試験を示す模式的な回路
図である。
【図21】AはICにおけるESDストレスと各端子の
ストレス印加後のリーク電流の関係を示すグラフであ
る。BはトランジスタにおけるESDストレスと各端子
のストレス印加後のリーク電流の関係を示すグラフであ
る。
【図22】一般的な入力端子の保護回路を示す模式的ブ
ロック図である。
【図23】一般的なNチャネルオープンドレイン出力端
子を示す模式的ブロック図である。
【図24】Nチャネルオープンドレイン出力端子の保護
回路を示す模式的ブロック図である。
【図25】CMOS出力端子の保護回路を示す模式的ブ
ロック図である。
【図26】入出力端子の保護回路を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
51 1stブレークダウン 52 スナップバック 53 NPNトランジスタのバイポーラ動作電流 54 2ndブレークダウン 55 (V2,I2) 56 2ndバイポーラ電流 61 1stバイポーラ動作領域 62 2ndバイポーラ動作領域 63 Pmax 171 Vcc端子 172 接地端子 173 入力端子 174 出力端子 201 NチャネルMOSトランジスタ 整理番号:93−429 〔数1〕

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路と記半導体集積回路の
    構成要素評価領域とを同一基板上に形成する半製品製造
    工程と、これに続き、 記半導体集積回路の構成要素評価領域を電気的に評価
    する検査工程とを有し、 記半導体集積回路の構成要素評価領域には、静電破壊
    耐量評価要素が形成されており、 記検査工程は、記静電破壊耐量評価要素の破壊電力
    の測定を含むことを特徴とする半導体集積回路基板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 記静電破壊耐量評価要素の破壊電力の
    測定は、 記要素に2ndブレークダウン前の非破壊の状態から
    2ndブレークダウンである破壊に至るまでの電圧を印
    加し、同電圧とそれに流れる電流とより記要素が消費
    する電力を測定する工程と、 記工程により非破壊電圧が最大の時の記電力値を求
    める工程と、 記電力値を記半導体集積回路基板の静電破壊耐量と
    して、前記半導体集積回路基板の良否を決定する工程と
    からなることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
    路基板の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記破壊電力測定のための印加電力値が
    規定の値に達した時点で電圧印加を中止する工程と、
    電力値が記非破壊領域であるかどうかの判定をし
    前記半導体集積回路基板の良否の決定をする工程とから
    なることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路基
    板の検査方法。
  4. 【請求項4】 記電力の測定は、記要素に対して時
    間段階的に増加する定電流を印加し、その際の電圧を測
    定し電力値を求めることを特徴とする請求項2又は3記
    載の半導体集積回路基板の検査方法。
  5. 【請求項5】 記電力の測定は、記要素に対して時
    間段階的に対数的に増加する定電流を印加し、その際の
    電圧を測定し電力値を求めることを特徴とする請求項2
    又は3記載の半導体集積回路基板の検査方法。
  6. 【請求項6】 記電力の測定は、記要素に対して時
    間段階的に対数的に増加する定電流を印加し、その際の
    電圧を測定し電力値を求めることを特徴とする請求項2
    又は3記載の半導体集積回路基板の検査方法。
JP19854993A 1992-09-11 1993-08-10 半導体集積回路基板の製造方法と検査方法およびそれに用いる半製品 Expired - Lifetime JP3242759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19854993A JP3242759B2 (ja) 1992-09-11 1993-08-10 半導体集積回路基板の製造方法と検査方法およびそれに用いる半製品

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24363892 1992-09-11
JP4-243638 1992-09-11
JP19854993A JP3242759B2 (ja) 1992-09-11 1993-08-10 半導体集積回路基板の製造方法と検査方法およびそれに用いる半製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06140489A JPH06140489A (ja) 1994-05-20
JP3242759B2 true JP3242759B2 (ja) 2001-12-25

Family

ID=26511043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19854993A Expired - Lifetime JP3242759B2 (ja) 1992-09-11 1993-08-10 半導体集積回路基板の製造方法と検査方法およびそれに用いる半製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3242759B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4630594B2 (ja) * 2004-07-26 2011-02-09 阪和電子工業株式会社 静電気放電耐性特性の測定方法並びに静電気破壊試験方法及びこれらの方法を実現するパルス電圧印加回路
JP4587725B2 (ja) 2004-07-27 2010-11-24 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置の製造方法
JP6230894B2 (ja) * 2013-12-11 2017-11-15 新電元工業株式会社 サージ試験装置、サージ試験方法及び電子部品

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06140489A (ja) 1994-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5523252A (en) Method for fabricating and inspecting semiconductor integrated circuit substrate, and semi-finished product used for the sustrate
KR100466984B1 (ko) 테스트 소자 그룹 회로를 포함하는 집적 회로 칩 및 그것의 테스트 방법
US5286656A (en) Individualized prepackage AC performance testing of IC dies on a wafer using DC parametric test patterns
US5376879A (en) Method and apparatus for evaluating electrostatic discharge conditions
US7218093B2 (en) Reduced chip testing scheme at wafer level
US6185706B1 (en) Performance monitoring circuitry for integrated circuits
US7880493B2 (en) Probe pad, substrate having a semiconductor device, method of testing a semiconductor device and tester for testing a semiconductor device
US7482861B1 (en) Semiconductor integrated circuit device, and method of manufacturing the same
US7279921B1 (en) Apparatus and method for testing power and ground pins on a semiconductor integrated circuit
JP2007158346A (ja) プローブセンシング用パッド及びプローブ針接触位置検査方法
US6930501B2 (en) Method for determining an ESD/latch-up strength of an integrated circuit
JP3242759B2 (ja) 半導体集積回路基板の製造方法と検査方法およびそれに用いる半製品
JP3277914B2 (ja) プロセスパラメータ測定回路を有する集積回路装置
US5978197A (en) Testing ESD protection schemes in semiconductor integrated circuits
CN117648892A (zh) 一种利用ai动态调节老化测试参数的方法及***
JP3097643B2 (ja) 半導体装置の試験方法及び半導体装置
JP4179491B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法、ならびにその特性評価方法
Ker et al. Investigation on device characteristics of MOSFET transistor placed under bond pad for high-pin-count SOC applications
JP2751701B2 (ja) 半導体集積回路
JP2924047B2 (ja) マスタースライス方式半導体集積回路装置の評価方法
JPH0936189A (ja) 半導体装置およびその検査方法
JP3647635B2 (ja) 半導体装置のスクリーニング方法
JPH113940A (ja) 半導体装置、デバイス評価方法、特性評価用基本素子回路構成方法
JPH04188643A (ja) 半導体集積回路
US20080122446A1 (en) Test pattern

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071019

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 9

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term