JP3241112U - 鉢植え花卉の養液栽培用培地構造体。 - Google Patents
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Abstract
【課題】栽培期間中に栽培養液槽から花卉と一体で取り出せ、手元で根域や茎花や葉姿の点検や調整などの細かな作業ができ、鉢溶液ポットに移し替えて、最終ユーザへ継続してリレー栽培ができる生育用培地構造体を提供する。【解決手段】生育用培地構造体は、栽培養液槽から出し入れできる、育苗培地挿入用の網筒4に、幼苗を植えた育苗培地1を植え込み、栽培養液槽に入れて、根域を拡大させて生育させる。地上部の完成時期近くに、栽培養液槽から花卉と一体の生育用培地構造体を取り出して、外周部の根を切り詰めて、底面部の根を整理して、最終ユーザーで継続維持させる為の、毛管水耕用培地構造体を取り付けて、栽培養液槽に戻して根を再生させて、最終ユーザの外気環境と低水位での毛管給液に順応させてから、鉢養液ポット7に入れて市場に提供する。【選択図】図2
Description
農業、施設園芸養液栽培。鉢植え花卉の水耕養液栽培。最終ユーザーへ毛管水耕に依るリレー栽培。鉢植え花卉養液栽培に使用する花卉全体を支持する固形培地。
卓上に置く鉢植え用の花卉として、観葉植物の水栽培ハイドロカルチャーがあります。使われている固形培地は発泡練石の石粒を、底に穴の無い鉢容器に入れて、一体の培地として使用しています。この中に園芸用土で育てた植物を、根から土を取り除き移植して、主に観葉植物の鉢植えを創っています。
問題点として、移植後に根の活着までの期間がかかることと、培地の崩れなどで取り扱いが難しいことがあり、生産コストの面で小さな植物、ある程度限定した観葉植物の生産になっています。使用されている培地は、一般の鉢植え花卉に使われている、園芸用土と比べて、清潔で無臭、給水の管理が簡易、などの特徴があります。
養液栽培の栽培方法と培地に関しては、水耕の培養液を培地にして湛液型水耕や薄膜型水耕で、培養液中に幼苗を植えた育苗培地を入れて、根域を拡げる栽培方法と、固形培地耕の無機培地のロックウールやパーライトなどや、有機培地のピートモスやヤシガラなどを用いる栽培があります。一例として、固形培地耕でロックウールマットを用いて、その上に果菜や切り花の苗を植えた、ロックウールポットを置いて、全体をマルチフイルムで覆い、培養液を灌水チューブで給液させて、ロックウールマットに根を活着させて根域を拡げて、生育させる栽培方法が在ります。
従来の鉢植え花卉の生産は、園芸用土を用いた花卉栽培も含めて、限られた容積の培地で栽培するため、栽培に熟練が必要、商品化までの期間が長い。これを花卉と一体で自由に持ち回して作業ができる培地で、養液栽培の葉菜類や切り花用花卉の生産技術と、工場的な方法で、単純化と栽培期間を短縮して栽培した花卉を、最終ユーザーへ、リレー栽培する為の、維持管理が簡単な毛管水耕で、食卓にも置ける清潔な鉢植え用花卉を、市場に提供することです。従って、従来の生産業で行われている、養液栽培固形培地耕と異なる考えかたで、固形培地は、根の支持だけでなく花卉全体を支持することで、栽培期間中に栽培養液槽から、花卉と一体で取り出して、手元で根域や茎花や葉姿の点検や調整などの細かな作業ができて、鉢溶液ポットに移し替えて、最終ユーザーへ継続してリレー栽培ができる固形培地を課題にしています。
生産業での栽培方法は、水耕養液栽培の栽培養液槽の中で、本考案の請求項1の生育用培地構造体と、請求項2の毛管水耕用培地構造体を用いて栽培します。2つの培地構造体は、園芸用無機培地の成形体、又はこれらの成型を培地にして、網筒または網筒に網底を付けて培地と一体にして、自由に持ち回して作業ができる構造になっています。
その生育用培地構造体に幼苗を活着させた育苗培地を植え込み、既存の養液栽培技術を用いて、根域を培地構造体の外に拡げて、花卉の地上部を短期間にしっかり生育させます。地上部の完成時期近くで、花卉と一体の生育用培地構造体を取り出して、外周の根を切り詰めて底面の根を整理して、最終ユーザーで毛管給液させる為の、請求項2の毛管水耕用培地構造体を取り付けて、栽培養液槽に戻して根を再生させ、最終ユーザで継続して維持できる、外気環境と低水位養液での毛管給液による根域を順応させて、培地構造体と一体の花卉を、鉢養液ポットに入れて出荷します。
養液栽培で使われている栽培技術の全てが利用でき、工場的な生産ができます。従って栽培期間が短く周年栽培ができ、出荷計画受注状況に応じた生産計画が立て易い。従来の平面栽培から多段栽培で、床面積当りの栽培数が増やせます。
立地は都心ビル内でも可能、栽培方法や作業内容をマニュアル化することで熟練を要さない。軽作業で空調内で清潔な作業環境のため、高齢者への職場の提供ができます。
栽培した花卉は、根域が生育用培地構造体や毛管水耕用培地構造体と一体になって取り扱いがし易く、安定した根域が創られていることと、出荷の前にストックヤードで外気環境などに順応させることで、商業施設や式場などのホールで、季節を先取りした、液槽の寄せ植え花壇に使用して。これをポットに入れて鉢植え花卉や切り花にしての即売。卓上用には、ミニ蘭やセントポーリアなどの特種花卉を、高級品店の売り場の小スペースに、ホテルの客室に、インテリアを兼ねたレンタル販売。などが考えられます。
最終ユーザーでの日常の維持管理は、培地構造体と一体の花卉を、培地を崩すこと無く取り出しができることで、鉢養液ポットや花卉全体の水洗いができるため、清潔が維持できるので、切り花と同じ様に食卓におけます。根域の老廃物や、過剰な液肥濃度を加えた時の洗い流し、根域の切り詰め整理再生作業などができます。使用する培養液は、市販の液肥の仕様に準じた使用でできます。透明または深皿の鉢養液ポットを使用することで、液肥の補充時期や、活動期や休眠期の液肥濃度その液水位を、花卉地上部と根域の状態を観ながら調整して行くことができます。更に2つの培地構造体は、簡単に解体できる構造のため、新しい培地との交換など、継続して室内での趣味園芸に繋げることができます。
請求項1及び請求項2に使用する無機培地の資材は、栽培しようとする花卉の特性や、初期育成期完成期の根域、株元の状態、培地の保水力などを考慮に入れて、硬さや弾力や空隙率などが調節して加工ができる、繊維成形、連続発泡成形、ウール成形などから選定します。培地の形状は、これらの成形体の使用、これらの成形体を組み込みをし易くした請求項3の、筒状の成型や、筒状にして使う帯状の成型を使用します。生育用培地構造体に於いては、他に異なる種類の成形体や空隙率の異なる層の状態にしての使用、粒状の併用など、培地構造体の中で特殊花卉に適した培地を構成することができます。
使用する培地の量は、栽培養液槽内で花卉地上部を完成させているため、最終ユーザーで安定して継続維持ができる必要な最低の量です。培地の増加は、外周へ増やせますが、高さは毛管水が活用できる範囲内になります。結果として鉢植え花卉の養液ポットを含めた全体像は、低めで安定したものに収めることができます。
請求項1及び請求項2に使用する網筒は、プラスチック網の成型を使用します。生育用培地構造体の育苗培地挿入用の網筒と外周の網筒は、培地の組み付けとその調整がし易い、縦に割りが入った解放形の網筒を使用します。毛管水耕用培地構造体の外周の網筒は、培地の組み付けとその調整がし易い、縦に2分割の解放形の、嵌め込みまたは突き合わせの網筒を使用して、培地を組み付けます。培地構造体の3つの網筒の網目の大きさは、筒の体形を崩さ無い範囲内の、大きい網目を使用します。
請求項1の生育用培地構造体の、角柱または円柱の育苗培地を挿入する、網筒の断面形状は円形で、内径は育苗培地がずれ落ち無い内径の網筒を使用します。外周の網筒の断面形状は円形を使用します。請求項3の筒状の成型培地を使用する場合、培地の内外径は、吸水状態で網筒からずれ落ち無い状態での内外径で、2つの網筒で抱え込むことで、選定した生育用培地の空隙率をほぼ均等に保てる構造になります。組み込む上下位置は、栽培中の生育用培地構造体の内部の栽培養液の停滞防止と、根域の切詰め調整用スペースに、底面の下に空間部ができるように組み付けます。組み込む位置の固定に、不安感があれば成型培地に又は網底を嵌め込み、網筒の外周からピンを貫通させて固定します。粒状培地や異なる培地の混用の場合は、網底を付けた構造になります。
請求項2の毛管水耕用培地構造体は、栽培期間中の栽培養液槽内の、液面の上げ下げや循環による培養液の自動供給が、最終ユーザーでの鑑賞期間その後の維持を、低水位での毛管給液で行うため、生育用培地構造体の外周に、毛管水による保水力が大きい成形体や帯状成型を使用して、花卉の活動期に対応できる必要最低の厚みの培地で包み、断面形状が円形の解放形の縦2分割の嵌め込みの網筒で培地を一体にします。または突き合わせの網筒を使用する場合は、網筒の外周の上と下に、2巻き以下の密着スプリングリングを、はめ込んで一体にします。
栽培する花卉の特性によって、生育用培地構造体の内部の通気性を重要とする場合は、毛管水耕用培地構造体の外周に、通気口を設けるために、縦長の貫通穴を必要数を均等に配列した帯状成型で包み、解放形の網筒で一体にして対応します。以上が毛管水耕用培地構造体を組み込んだ、培地構造体全体の構成です。
請求項1の生育用培地構造体に、幼苗が活着した育苗培地1を植え込んで、浮き上がり移動防止付きの栽培養液槽に入れて、養液の液面を間欠的な上げ下げや循環させて、生育用培地構造体内部の空気の交換と養液を供給して、必要とする、光、室温、湿度、養液の成分や濃度などをコントロールしながら、根域を拡大させ生育させていきます。
地上部の完成時期近くに、花卉と一体の生育用培地構造体を取り出して、外周の根を切り詰めて底面の根を整理にとどめて、栽培養液槽に戻して根の再生動き始めに取り出し、底面の根を切詰めて、請求項2の毛管水耕用培地構造体を組み付けて、栽培養液槽に戻して、最終ユーザで継続して維持できる、外気環境と低水位での毛管給液に順応させます。
出荷時に、花卉と一体になった培地構造体を栽培養液槽から取り出して、鉢養液ポット7に、培地構造体と一体の花卉と培養液を入れて出荷します。付属的な物として、必要であれば、深めの鉢養液ポット7の様な場合は、培地構造体を取り出すための、培地構造体の外周に差し込む取り出しL型棒。培地構造体の外周を囲む遮光パイプ。培地構造体上面を覆う蒸発抑えシート。屋外用として、鉢養液ポットと培地構造体上面を覆う、取り外し用の切れ込み入り、遮光反射断熱シートなどがあります。
1 育苗用角柱培地。
2 生育用培地構造体の筒状の生育用成型培地。
3 毛管水耕用培地構造体の筒状にした帯状成型培地。
4 育苗培地挿入用の網筒。
5 生育用培地構造体を一体にする網筒。
6 生育用培地構造体と毛管水耕用培地を一体にする網筒。
7 鉢養液ポット。
8 液面。
2 生育用培地構造体の筒状の生育用成型培地。
3 毛管水耕用培地構造体の筒状にした帯状成型培地。
4 育苗培地挿入用の網筒。
5 生育用培地構造体を一体にする網筒。
6 生育用培地構造体と毛管水耕用培地を一体にする網筒。
7 鉢養液ポット。
8 液面。
Claims (3)
- 育苗培地を挿入する開放形の網筒の外周に、園芸用無機培地で底面の下に空間部ができるように包み、この外周を、開放形の網筒で、又は開放形の網筒に網底を付けて、培地と一体にして使用する、生育用培地構造体。
- 請求項1の生育用培地構造体の外周に、園芸用無機培地で包み、この外周を、開放形の網筒で一体にして使用する、毛管水耕用培地構造体。
- 請求項1及び請求項2に使用する園芸用無機培地を、筒状にして使用する成型培地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003747U JP3241112U (ja) | 2022-10-26 | 2022-10-26 | 鉢植え花卉の養液栽培用培地構造体。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022003747U JP3241112U (ja) | 2022-10-26 | 2022-10-26 | 鉢植え花卉の養液栽培用培地構造体。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3241112U true JP3241112U (ja) | 2023-03-06 |
Family
ID=85413399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022003747U Active JP3241112U (ja) | 2022-10-26 | 2022-10-26 | 鉢植え花卉の養液栽培用培地構造体。 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3241112U (ja) |
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2022
- 2022-10-26 JP JP2022003747U patent/JP3241112U/ja active Active
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