JP3238579B2 - 軒先換気部材 - Google Patents

軒先換気部材

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JP3238579B2 JP21770494A JP21770494A JP3238579B2 JP 3238579 B2 JP3238579 B2 JP 3238579B2 JP 21770494 A JP21770494 A JP 21770494A JP 21770494 A JP21770494 A JP 21770494A JP 3238579 B2 JP3238579 B2 JP 3238579B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軒先換気部材に関す
るものである。さらに詳しくは、この発明は、化粧鼻隠
しカバーおよび軒天井部支持の機能を備えた小屋裏換気
あるいは屋根換気部材として有用な軒先換気部材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】小屋裏換気や屋根通気層の換気のための
部材として、屋根の軒先に設けられる軒先換気部材が知
られている。この軒先換気部材は、たとえば図6に示し
たように、上下面に換気用の吸気口(イ)を有する断面
コの字形の支持金具(ア)を壁面(ウ)に取り付け、か
つ不燃性の軒天井材(エ)の側端縁をこの支持金具
(ア)の上下面の間に挿入し、換気用の通気路(オ)が
形成されるようにしている。そして、この支持金具
(ア)内に不燃性積膨張材(カ)を内蔵させてもい
る。また、同様に吸気口を設けた支持金具を鼻隠し板
と軒天井材とではさみ込む構造のものも提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の軒先換気部材の場合には、軒天井材(エ)を
吸気口(イ)を有する支持金具(ア)によって持する
構造を採用しているため、軒天井材(エ)の作時にお
いて軒天井材(エ)の大きさに誤差が生じた場合や施工
時の不具合によって吸気口(イ)からの通気が充分にと
れないことがあり、最悪の場合には、軒天井材(エ)
よって通気路(オ)がふさがれて通気できないという問
題が生じる。
【0004】そして、従来の場合、軒先の施工には、化
粧鼻隠し板とともに軒天井材(エ)、支持金具(ア)
いう別々の部材を用いることから、それらの取付施工そ
のものが面倒でもあった。そこでこの発明は、以上の通
りの従来の軒先換気構造の欠点を解消し、軒天井材の長
さに関係せず確実に通気路を確保し、しかも現場施工の
容易な、新しい軒先換気部材を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、屋根の軒先に取り付けられる換
気部材であって、鼻隠しカバー板部とともに下端部の水
平板部、並びにこの水平板部から延設された立上り板
を一体に有し、水平板部には吸気口が配設され、この吸
気口の上方に防煙カバー板部が配設され、立上り板部に
軒天井部に支持され、内部に軒天井材の側端縁が内
部に挿入される折り返し部が設けられ、この折り返し部
と防煙カバー板部との間に軒天井材が介在しない空隙が
形成されていることを特徴とする軒先換気部材を提供す
る。
【0006】またこの発明は、折り返し部軒天井材に
または垂木に支持されること、表面材質がプラスチック
発泡体または金属で構成され、裏側に石膏ボードセメ
ント板等の不燃下地材が取付けられること、さらに
は、吸気口列と平行に熱発泡材が配設され、熱による発
泡で通気路が遮断されること等をその態様としている。
【0007】
【作用】この発明の軒先換気部材においては、上記の通
、立上り板部に設けられた折り返し部の内部に軒天井
材の側端縁が挿入され、折り返し部と防煙カバー板部と
の間に軒天井材が介在しない空隙が形成されている
め、軒天井材の長さや施工状態に大きく左右されずに換
気用の通気路の確保が可能となる。
【0008】また、吸気口が配設された水平板部と鼻隠
しカバー板部一体とされることによって現場での施
工労力の軽減と施工時間の短縮が可能となる。これは、
折り返し部が軒天井部に支持されることにより、具体的
には軒天井材または垂木に支持されることにより、軒天
井材固定用の金具を省くことができること、または軒先
換気部材の固定金具を減らすことができることによる。
【0009】さらにまた、この発明の軒先換気部材は
防煙カバー板部により、さらには石膏ボード、セメント
板等の不燃下地材取り付けられることにより、防火構
を実現することができる。火災時に発泡する熱発泡材
を取り付ける場合には、吸気口からの炎、強風、煙を遮
断することができ防火性能はさらに向上する。
【0010】このような熱発泡材としては、すでに市販
されているものをはじめ、各種のものが適宜に使用され
る。そして、この発明の軒先換気部材は、軒天井の勾
配の有り無しに関わらず取付が可能となる。以下、実
施例を示し、さらに詳しくこの発明の軒先換気部材につ
いて説明する。
【0011】
【実施例】実施例1 添付した図面の図1(A)(B)は、勾配のある軒天井
に取付けたこの発明の軒先換気部材の一実施例を示
した縦断面図と部分底面図である。軒先換気部材は、金
属、プラスチック発泡体等から成形されおり、鼻隠し
板(1)の鼻隠しカバー板部(10)とともに下端部の
水平板部(11)、並びにこの水平板部(11)から延
設された立上り板部(12)を一体に有し、水平板部
(11)には熱発泡材(13)とともに換気用の吸気
口(14)が、また立上り板部(12)には、軒天井部
軒天井材(2)に支持される折り返し部(15)が設
けられている。
【0012】そして、軒先換気部材の裏面には不燃下地
材(16)が設けられ、吸気口(14)の上方に防煙カ
バー板部(17)が配設されている。この防煙カバー板
部(17)と折り返し部(15)との間にはあらかじめ
設定された大きさの空隙(18)が形成されている
のような軒先換気部材においては、軒天井材(2)は、
その側端縁が折り返し部(15)の内部に挿入され、空
隙(18)に介在しないため、吸気口(14)とともに
空隙(18)の存在により、軒天井材(2)の長さや施
工状態に左右されることなく、所要の通気路が確保され
る。また、不燃下地材(16)、防煙カバー板部(1
7)、および熱発泡材(13)の配設に防火構造
実現される。軒先換気部材は、鼻隠し板(1)および軒
天井材(2)に釘打ち固定され、鼻隠しカバー板部(1
0)の上端は、鼻隠し板(1)の直上の野地板(3)の
底部に密着している
【0013】なお、吸気口(14)については、この発
明の軒先換気部材では、図1(A)(B)に示したよう
、適宜な大きさの開口を列をなして配設することによ
構成することができる。この場合、熱発泡材(13)
は、吸気口(14)の列と平行に水平板部(11)の溝
部等に設けることができる。火災時にはこの熱発泡材
(13)が膨張することにより、吸気口(14)と防煙
カバー板部(17)との間が遮断され、家屋内部に熱風
や煙、炎が侵入しないようにしている。実施例2 添付した図面の図2は、実施例1に示した軒先換気部材
を勾ない軒天井部に配設した例を示した縦断面図で
ある。
【0014】軒先換気部材は、この図2に示したよう
勾配のない軒天井部にも簡単に設置される。そして
実施例1と同様に、この場合にも、従来のように軒天井
(2)の長さによって通気路が遮断されたり、施工が
面倒であるという不都合なく、施工は容易であり、
気用の通気路が自ずと確保され実施例3 添付した図面の図3は、軒先まで断熱された屋根に実施
例1に示した軒先換気部材を配設した例を示している。
【0015】この例においては、軒先パネル工法の断熱
材(4)の配設によ形成された通気層(5)を通じて
の換気可能となっている。実施例4 添付した図面の図4は、この発明の軒先換気部材の別
例を示した分解斜視図である。
【0016】また、図5は、その施工後の構造を示した
縦断面図である。この軒先換気部材は水平板部(11)
に段差を有し、水抜穴部(19)設けられ、折り返し
部(15)が軒天井部の垂木(6)に釘打ち固定されて
いる。
【0017】水抜穴部(19)は、侵入した雨水を排水
するためのものである。この軒先換気部材を用いる場合
にも、実施例1、2および3と同様に、換気のための
通気路は軒天井材(2)に左右されることなくずと確
保され、しかも施工容易である。また防火構造も
される。もちろんこの発明は以上の例によって何ら限
定されるものではない。細部において様々な態様が可
能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、軒天井材の長さや施工状態に大きく左右されるこ
となく換気用通気路が自ずと確保され、また、省部材、
省施工が可能となる。防火構造の実現も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は、勾配のある軒天井部に取り付
けたこの発明の軒先換気部材の一実施例を示した断面
と部分底面図である。
【図2】実施例1に示した軒先換気部材を勾配のない軒
天井に配設した例を示した縦断面図である。
【図3】軒先まで断熱された屋根に実施例1に示した軒
先換気部材を配設した例を示した縦断面図である。
【図4】この発明の軒先換気部材のの例を示した分解
斜視図である。
【図5】図4に示した軒先換気部材の施工後の構造を示
した縦断面図である。
【図6】従来例を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 鼻隠し板 2 軒天井材 3 野地板 4 断熱材 5 通気層 6 垂木 10 鼻隠しカバー板部 11 水平板部 12 立上り板部 13 熱発泡材 14 吸気口 15 折り返し部 16 不燃下地材 17 防煙カバー板部 18 空隙 19 水抜穴部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/15 - 13/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の軒先に取り付けられる換気部材で
    あって、鼻隠しカバー板部とともに下端部の水平板部
    びにこの水平板部から延設された立上り板部を一体に
    有し、水平板部には吸気口が配設され、この吸気口の上
    方に防煙カバー板部が配設され、立上り板部には軒天
    井部に支持され、内部に軒天井材の側端縁が内部に挿入
    される折り返し部が設けられ、この折り返し部と防煙カ
    バー板部との間に軒天井材が介在しない空隙が形成され
    ていることを特徴とする軒先換気部材。
  2. 【請求項2】 折り返し部軒天井材に支持される請求
    項1の軒先換気部材。
  3. 【請求項3】 折り返し板部垂木に支持される請求項
    1の軒先換気部材。
  4. 【請求項4】 表面材質がプラスチック発泡体または金
    属で構成され、裏側に不燃下地材が取り付けられている
    請求項1ないし3のいずれかの軒先換気部材。
  5. 【請求項5】 吸気口列と平行に熱発泡材が配設され、
    熱による発泡で通気路が遮断される請求項1ないし4の
    いずれかの軒先換気部材。
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JP6232824B2 (ja) * 2013-08-09 2017-11-22 三菱ケミカル株式会社 軒先構成体
JP7188923B2 (ja) * 2018-07-12 2022-12-13 城東テクノ株式会社 屋根用端部材

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