JP3238261B2 - オートテンショナ - Google Patents
オートテンショナInfo
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- JP3238261B2 JP3238261B2 JP30007293A JP30007293A JP3238261B2 JP 3238261 B2 JP3238261 B2 JP 3238261B2 JP 30007293 A JP30007293 A JP 30007293A JP 30007293 A JP30007293 A JP 30007293A JP 3238261 B2 JP3238261 B2 JP 3238261B2
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- Japan
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- ratchet
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
- F16H2007/0853—Ratchets
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- F16H7/0829—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with vibration damping means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はベルトやチェーン等の
張力を調整するオートテンショナに関するものである。
張力を調整するオートテンショナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】エンジンのタイミングベルトやタイミン
グチェーン等の張力を調整するための油圧式オートテン
ショナが従来から知られている。このオートテンショナ
は、エンジン油をシリンダに導入し、その油圧によりシ
リンダ内のプランジャを作動するようにしたものである
が、エンジン油と共に塵芥や金属粉等の異物がシリンダ
内に侵入し、チェックバルブやプランジャの作動不良の
原因となることがあった。
グチェーン等の張力を調整するための油圧式オートテン
ショナが従来から知られている。このオートテンショナ
は、エンジン油をシリンダに導入し、その油圧によりシ
リンダ内のプランジャを作動するようにしたものである
が、エンジン油と共に塵芥や金属粉等の異物がシリンダ
内に侵入し、チェックバルブやプランジャの作動不良の
原因となることがあった。
【０００３】また、クランクシャフトの回転によりエン
ジン油中に空気が混入し、その空気が混入したエンジン
油がシリンダ内に入ると、オートテンショナのダンピン
グ特性が低下し、騒音の原因となることもあった。
ジン油中に空気が混入し、その空気が混入したエンジン
油がシリンダ内に入ると、オートテンショナのダンピン
グ特性が低下し、騒音の原因となることもあった。
【０００４】このような問題点を無くするため、機械的
な構造により構成されたチェーン用オートテンショナが
知られている（実開昭６２−１３２５７号公報参照）。
このオートテンショナは、図７に示すように、オートテ
ンショナ本体１に設けた収納室２にプッシュロッド３を
摺動自在に収納し、上記収納室２内の張力ばね４により
プッシュロッド３を付勢し、その先端を外方に突出せし
めている。また上記本体１に支点軸５により取付けたラ
チェット６の係合爪７を、該ラチェット６の支点軸５よ
りも外方に隔った位置においてプッシュロッド３の係合
歯８に係合せしめ、本体１の凹所９に嵌めたラチェット
付勢ばね１０をラチェット６の一端に押し当て、上記係
合爪７を内方に回転させる付勢力を付与している。
な構造により構成されたチェーン用オートテンショナが
知られている（実開昭６２−１３２５７号公報参照）。
このオートテンショナは、図７に示すように、オートテ
ンショナ本体１に設けた収納室２にプッシュロッド３を
摺動自在に収納し、上記収納室２内の張力ばね４により
プッシュロッド３を付勢し、その先端を外方に突出せし
めている。また上記本体１に支点軸５により取付けたラ
チェット６の係合爪７を、該ラチェット６の支点軸５よ
りも外方に隔った位置においてプッシュロッド３の係合
歯８に係合せしめ、本体１の凹所９に嵌めたラチェット
付勢ばね１０をラチェット６の一端に押し当て、上記係
合爪７を内方に回転させる付勢力を付与している。
【０００５】上記の支点軸５は、プッシュロッド３の軸
方向に平行な長穴１１内に挿入される。
方向に平行な長穴１１内に挿入される。
【０００６】上記構成のオートテンショナは、チェーン
の張力が小さくなると、張力ばね４の力によりプッシュ
ロッド３がその係合歯８によりラチェット６の係合爪７
を押上げて押出される。逆に、チェーンの張力が大きく
なると、その係合爪７がプッシュロッド３の係合歯８に
係合したまま、プッシュロッド３とラチェット６が支点
軸５の長穴１１の範囲内で後退する。
の張力が小さくなると、張力ばね４の力によりプッシュ
ロッド３がその係合歯８によりラチェット６の係合爪７
を押上げて押出される。逆に、チェーンの張力が大きく
なると、その係合爪７がプッシュロッド３の係合歯８に
係合したまま、プッシュロッド３とラチェット６が支点
軸５の長穴１１の範囲内で後退する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のオートテン
ショナによると、チェーンに振動が生起してプッシュロ
ッド３が過度に突出したとき、そのプッシュロッド３の
戻り量が長穴１１の範囲内に制限されるので、元の状態
に戻らないという問題がある。また、プッシュロッド３
は押出し方向にも後退方向にも同程度の力で作動するの
で、チェーンに振動が発生したとき、その振動に追従し
て作動するだけであり、振動を吸収することができず、
チェーンのばたつきによる騒音発生の原因となる問題も
ある。
ショナによると、チェーンに振動が生起してプッシュロ
ッド３が過度に突出したとき、そのプッシュロッド３の
戻り量が長穴１１の範囲内に制限されるので、元の状態
に戻らないという問題がある。また、プッシュロッド３
は押出し方向にも後退方向にも同程度の力で作動するの
で、チェーンに振動が発生したとき、その振動に追従し
て作動するだけであり、振動を吸収することができず、
チェーンのばたつきによる騒音発生の原因となる問題も
ある。
【０００８】そこで、この発明は、機械的な構造による
オートテンショナにおいてこれらの問題点を解決するこ
とを課題とする。
オートテンショナにおいてこれらの問題点を解決するこ
とを課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はオートテンショナ本体に設けた収納室
にプッシュロッドを摺動自在に収納し、上記プッシュロ
ッドに付勢力を付与してその先端を上記本体から外方に
突出せしめ、上記本体に設けたラチェットの係合爪を該
ラチェットの支点軸よりも外方に隔った位置において上
記プッシュロッドの係合部に係合せしめ、上記ラチェッ
トにその係合爪を内方に回転させる付勢力を付与してな
るオートテンショナにおいて、上記プッシュロッドの係
合部をねじにより形成し、上記ラチェットの係合爪を該
ねじの一部に噛合せしめ、上記プッシュロッドを本体の
上記収納室に回転可能に収納した構成としたものであ
る。
めに、この発明はオートテンショナ本体に設けた収納室
にプッシュロッドを摺動自在に収納し、上記プッシュロ
ッドに付勢力を付与してその先端を上記本体から外方に
突出せしめ、上記本体に設けたラチェットの係合爪を該
ラチェットの支点軸よりも外方に隔った位置において上
記プッシュロッドの係合部に係合せしめ、上記ラチェッ
トにその係合爪を内方に回転させる付勢力を付与してな
るオートテンショナにおいて、上記プッシュロッドの係
合部をねじにより形成し、上記ラチェットの係合爪を該
ねじの一部に噛合せしめ、上記プッシュロッドを本体の
上記収納室に回転可能に収納した構成としたものであ
る。
【００１０】
【作用】上記構成のオートテンショナにおいて、張力調
整の対象となるチェーン等の張力と、プッシュロッドの
付勢力がバランスすることにより、その張力を一定に維
持する。チェーン等の張力が小さくなると、プッシュロ
ッドがその付勢力により、その張力とバランスするとこ
ろまで摺動しながら押出される。このとき、ラチェット
の係合爪はねじに押上げられ係合が外れる。
整の対象となるチェーン等の張力と、プッシュロッドの
付勢力がバランスすることにより、その張力を一定に維
持する。チェーン等の張力が小さくなると、プッシュロ
ッドがその付勢力により、その張力とバランスするとこ
ろまで摺動しながら押出される。このとき、ラチェット
の係合爪はねじに押上げられ係合が外れる。
【００１１】一方、チェーン等の張力が増大すると、プ
ッシュロッドが押込まれるが、このときラチェットの係
合爪はねじ山に食込む方向のトルクを受けるので、プッ
シュロッドは摺動することはできない。しかし、プッシ
ュロッドに押込み方向の力が作用した状態でチェーン等
の振動やエンジンの振動が伝わると、プッシュロッドは
ラチェットの係合爪に噛み合ったまま徐々に回転しなが
ら、プッシュロッドの付勢力とチェーン等の張力とがバ
ランスするところまで押込まれる。
ッシュロッドが押込まれるが、このときラチェットの係
合爪はねじ山に食込む方向のトルクを受けるので、プッ
シュロッドは摺動することはできない。しかし、プッシ
ュロッドに押込み方向の力が作用した状態でチェーン等
の振動やエンジンの振動が伝わると、プッシュロッドは
ラチェットの係合爪に噛み合ったまま徐々に回転しなが
ら、プッシュロッドの付勢力とチェーン等の張力とがバ
ランスするところまで押込まれる。
【００１２】
【実施例】第１実施例のオートテンショナは、図１に示
すように、オートテンショナ本体２０、プッシュロッド
２１、張力ばね２２、ラチェット２３及びラチェット付
勢ばね２４とにより構成される。
すように、オートテンショナ本体２０、プッシュロッド
２１、張力ばね２２、ラチェット２３及びラチェット付
勢ばね２４とにより構成される。
【００１３】上記本体２０には一端開放の円筒状の収納
室２５が設けられており、また本体２０の側面に上記収
納室２５の途中に連通する穴２６が設けられる。
室２５が設けられており、また本体２０の側面に上記収
納室２５の途中に連通する穴２６が設けられる。
【００１４】上記収納室２５にプッシュロッド２１が摺
動・回転自在に収納される。該プッシュロッド２１の先
端部は本体２０から突出しており、またその後端部に設
けた凹所２７と収納室２５の後端壁との間に張力ばね２
２を介在し、プッシュロッド２１に突出方向の付勢力を
付与している。また、プッシュロッド２１の外周面の前
記穴２６に臨む部分にねじ（三角ねじ）２８が形成され
る。
動・回転自在に収納される。該プッシュロッド２１の先
端部は本体２０から突出しており、またその後端部に設
けた凹所２７と収納室２５の後端壁との間に張力ばね２
２を介在し、プッシュロッド２１に突出方向の付勢力を
付与している。また、プッシュロッド２１の外周面の前
記穴２６に臨む部分にねじ（三角ねじ）２８が形成され
る。
【００１５】前記のラチェット２３は、上記穴２６の内
部において支点軸３３により回転自在に取付けられる。
ラチェット２３の一端には２つの係合爪３１、３１’が
設けられる。また、前記穴２６の一端面に設けた凹所３
２と、上記ラチェット２３の他端との間にラチェット付
勢ばね２４が介在され、ラチェット２３に内方（プッシ
ュロッド２１の突出方向と反対の方向）に付勢力を付与
する。
部において支点軸３３により回転自在に取付けられる。
ラチェット２３の一端には２つの係合爪３１、３１’が
設けられる。また、前記穴２６の一端面に設けた凹所３
２と、上記ラチェット２３の他端との間にラチェット付
勢ばね２４が介在され、ラチェット２３に内方（プッシ
ュロッド２１の突出方向と反対の方向）に付勢力を付与
する。
【００１６】上記ラチェット２３の２つの係合爪３１、
３１’は、プッシュロッド２１のねじ２８のねじ溝に適
合するねじの一部により形成される。また、２つの係合
爪３１、３１’は、ねじ２８に噛み合った状態におい
て、外側の係合爪３１’はラチェット２３の支点軸３３
の位置より外方へ一定量ｓだけ隔った位置にある。従っ
て、プッシュロッド２１を押込む方向の力が作用しても
ラチェット２３は内方へ回動することができず、突張っ
た状態となり、プッシュロッド２１の内方への摺動を阻
止する。
３１’は、プッシュロッド２１のねじ２８のねじ溝に適
合するねじの一部により形成される。また、２つの係合
爪３１、３１’は、ねじ２８に噛み合った状態におい
て、外側の係合爪３１’はラチェット２３の支点軸３３
の位置より外方へ一定量ｓだけ隔った位置にある。従っ
て、プッシュロッド２１を押込む方向の力が作用しても
ラチェット２３は内方へ回動することができず、突張っ
た状態となり、プッシュロッド２１の内方への摺動を阻
止する。
【００１７】この場合、プッシュロッド２１に押込み方
向の力が作用したとしても、それだけではプッシュロッ
ド２１に回転力が生じず、従って押込まれない状態、即
ちロック状態にある。しかし、チェーンの振動、エンジ
ンの振動等がプッシュロッド２１に加わると、該プッシ
ュロッド２１は徐々に回転しながら押込まれる。
向の力が作用したとしても、それだけではプッシュロッ
ド２１に回転力が生じず、従って押込まれない状態、即
ちロック状態にある。しかし、チェーンの振動、エンジ
ンの振動等がプッシュロッド２１に加わると、該プッシ
ュロッド２１は徐々に回転しながら押込まれる。
【００１８】ねじ２８の一定の摩擦係数の下において、
そのリード角とフランク角を変えた場合に、ねじ２８の
係合爪３１、３１’に対するロック条件とすべり条件の
関係の一例を図４に示す。
そのリード角とフランク角を変えた場合に、ねじ２８の
係合爪３１、３１’に対するロック条件とすべり条件の
関係の一例を図４に示す。
【００１９】図４において、フランク角が７０度のと
き、リード角が約１３度以下ならばロック条件である。
また、フランク角が３０度のとき、リード角が約５度以
下ならばロック条件である。
き、リード角が約１３度以下ならばロック条件である。
また、フランク角が３０度のとき、リード角が約５度以
下ならばロック条件である。
【００２０】プッシュロッド２１のねじ２８は、上記の
ごとき関係を考慮してロック条件を満足するように、そ
のリード角とフランク角が設定される。
ごとき関係を考慮してロック条件を満足するように、そ
のリード角とフランク角が設定される。
【００２１】第１実施例のオートテンショナは以上のご
ときものであり、例えば図５に示すようなエンジン用タ
イミングチェーン３５のオートテンショナ３６として使
用される。この場合、オートテンショナ３６の本体２０
はエンジンブロック３７に固定され、プッシュロッド２
１をチェーンガイド３８の自由端側の突起３９に当て
る。チェーンガイド３８はエンジンブロック３７に固定
された支点軸４１により揺動自在に支持され、その上面
でチェーン３５をガイドする。
ときものであり、例えば図５に示すようなエンジン用タ
イミングチェーン３５のオートテンショナ３６として使
用される。この場合、オートテンショナ３６の本体２０
はエンジンブロック３７に固定され、プッシュロッド２
１をチェーンガイド３８の自由端側の突起３９に当て
る。チェーンガイド３８はエンジンブロック３７に固定
された支点軸４１により揺動自在に支持され、その上面
でチェーン３５をガイドする。
【００２２】上記のチェーン３５の張力はチェーンガイ
ド３８の突起３９を通してプッシュロッド２１に加えら
れ、その張力と張力ばね２２のばね力とがバランスした
状態でプッシュロッド２１が停止し、チェーン３５の張
力を一定に保持する。
ド３８の突起３９を通してプッシュロッド２１に加えら
れ、その張力と張力ばね２２のばね力とがバランスした
状態でプッシュロッド２１が停止し、チェーン３５の張
力を一定に保持する。
【００２３】チェーン３５の張力が小さくなると、上記
のバランスが崩れ、プッシュロッド２１が張力ばね２２
のばね力により押出される。このとき、ラチェット２３
はねじ２８によりはね上げられるので（図３参照）、プ
ッシュロッド２１は回転することなく摺動しながらチェ
ーン３５の張力とバランスするところまで押出される。
このとき、ラチェット付勢ばね２４はラチェット２３の
姿勢を元に戻す方向に作用する。
のバランスが崩れ、プッシュロッド２１が張力ばね２２
のばね力により押出される。このとき、ラチェット２３
はねじ２８によりはね上げられるので（図３参照）、プ
ッシュロッド２１は回転することなく摺動しながらチェ
ーン３５の張力とバランスするところまで押出される。
このとき、ラチェット付勢ばね２４はラチェット２３の
姿勢を元に戻す方向に作用する。
【００２４】逆に、チェーン３５の張力が大きくなる
と、プッシュロッド２１に押込み方向の力が作用する
が、ラチェット２３の係合爪３１、３１’がねじ２８に
食い込むためプッシュロッド２１は摺動することができ
ず、ロック状態となる。しかしチェーン３５の振動やエ
ンジンの振動がプッシュロッド２１に作用すると、プッ
シュロッド２１は徐々に回転しながら、チェーン３５の
張力とバランスするところまで押込まれる。
と、プッシュロッド２１に押込み方向の力が作用する
が、ラチェット２３の係合爪３１、３１’がねじ２８に
食い込むためプッシュロッド２１は摺動することができ
ず、ロック状態となる。しかしチェーン３５の振動やエ
ンジンの振動がプッシュロッド２１に作用すると、プッ
シュロッド２１は徐々に回転しながら、チェーン３５の
張力とバランスするところまで押込まれる。
【００２５】図６に示した第２実施例のオートテンショ
ナは、プッシュロッド２１のねじ２８が鋸歯状であり、
従ってこれに噛み合うラチェット２３の係合爪３１、３
１’も鋸歯状である点が基本的に相違するだけであり、
その他の構成は第１実施例の場合と同じである。また、
その作用も同じである。
ナは、プッシュロッド２１のねじ２８が鋸歯状であり、
従ってこれに噛み合うラチェット２３の係合爪３１、３
１’も鋸歯状である点が基本的に相違するだけであり、
その他の構成は第１実施例の場合と同じである。また、
その作用も同じである。
【００２６】
【発明の効果】以上のように、この発明のオートテンシ
ョナは、チェーン等の張力が減少したときはプッシュロ
ッドが迅速に押出され、逆に張力が増大したときは微速
で押戻されるという方向性あるダンパ特性を有する。こ
のため、チェーン等が緩んだ際には、速やかにこれを吸
収すると共に、チェーン等が緊張した際には徐々に過張
力を吸収して、張力を一定に保つことができる。従っ
て、チェーン等の振動を速やかに抑制して、そのばたつ
きに伴う騒音を防止する効果がある。
ョナは、チェーン等の張力が減少したときはプッシュロ
ッドが迅速に押出され、逆に張力が増大したときは微速
で押戻されるという方向性あるダンパ特性を有する。こ
のため、チェーン等が緩んだ際には、速やかにこれを吸
収すると共に、チェーン等が緊張した際には徐々に過張
力を吸収して、張力を一定に保つことができる。従っ
て、チェーン等の振動を速やかに抑制して、そのばたつ
きに伴う騒音を防止する効果がある。
【図１】第１実施例の断面図
【図２】図１のII−II線の断面図
【図３】第１実施例の張力調整時の断面図
【図４】ねじのロック条件とすべり条件の関係図
【図５】同上の使用状態の断面図
【図６】第２実施例の断面図
【図７】従来例の断面図
２０ オートテンショナ本体 ２１ プッシュロッド ２２ 張力ばね ２３ ラチェット ２４ ラチェット付勢ばね ２５ 収納室 ２６ 穴 ２７ 凹所 ２８ ねじ ３１、３１’ 係合爪 ３２ 凹所 ３３ 支点軸 ３５ タイミングチェーン ３６ オートテンショナ ３７ エンジンブロック ３８ チェーンガイド ３９ 突起 ４１ 支点軸
Claims (1)
- 【請求項１】 オートテンショナ本体に設けた収納室に
プッシュロッドを摺動自在に収納し、上記プッシュロッ
ドに付勢力を付与してその先端を上記本体から外方に突
出せしめ、上記本体に設けたラチェットの係合爪を該ラ
チェットの支点軸よりも外方に隔った位置において上記
プッシュロッドの係合部に係合せしめ、上記ラチェット
にその係合爪を内方に回転させる付勢力を付与してなる
オートテンショナにおいて、上記プッシュロッドの係合
部をねじにより形成し、上記ラチェットの係合爪を該ね
じの一部に噛合せしめ、上記プッシュロッドを本体の上
記収納室に回転可能に収納したことを特徴とするオート
テンショナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30007293A JP3238261B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | オートテンショナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30007293A JP3238261B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | オートテンショナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07151196A JPH07151196A (ja) | 1995-06-13 |
| JP3238261B2 true JP3238261B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=17880372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30007293A Expired - Fee Related JP3238261B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | オートテンショナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3238261B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100380068B1 (ko) * | 2000-12-06 | 2003-04-11 | 현대자동차주식회사 | 체인 장력 조정용 오토 텐셔너 |
| WO2007133875A1 (en) * | 2006-05-08 | 2007-11-22 | Borgwarner Inc | Ratcheting tensioner with a sliding and pivoting pawl |
| CN105736655B (zh) * | 2014-12-09 | 2020-02-18 | 舍弗勒技术有限两合公司 | 棘轮式液压张紧器 |
| CN110671286B (zh) * | 2019-10-15 | 2020-12-25 | 河南理工大学 | 一种直线振动能量储放装置 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP30007293A patent/JP3238261B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07151196A (ja) | 1995-06-13 |
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