JP3237146B2 - 鍛造素材の製造方法及び鍛造加工方法及び鍛造素材の製造型 - Google Patents

鍛造素材の製造方法及び鍛造加工方法及び鍛造素材の製造型

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パンチとダイスとによ
り形成される製造型のキャビティ内で鍛造素材を成形す
る方法及びその鍛造素材を使用した鍛造加工方法及び前
記鍛造素材の製造型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筒状部材の一端側に所定厚みの略
三角形状のフランジ部を有する製品を鍛造加工する場合
には、一般的に以下に示す方法で行っている。先ず、図
6の鍛造素材の加工状況図(A)〜(F)に示すよう
に、細長い円柱形の素材2を製造型1によって鍛造加工
して、所定サイズの円柱形の鍛造素材12を成形する。
ここで前記製造型1はダイス4とパンチ6とから構成さ
れる。前記ダイス4は中央に円柱形状の凹部4aを備え
ている。また前記パンチ6は同じく円柱形状をして前記
ダイス4の凹部4aと中心線が一致した状態で配置され
ている。そしてこのパンチ6が前記中心線に沿って下降
することにより、前記パンチ6はダイス4の凹部4aに
係合できる構造になっている。このダイス4の円柱形凹
部4aの中央に細長い円柱形の素材2がセットされる
と、パンチ6が下降してその先端6aが素材2の端面に
当接し、この素材2を軸方向から押圧する。これによっ
て前記素材2は軸方向に押し縮められて半径方向に広が
るように変形する。そしてパンチ6が下限位置まで下降
することによって、前記素材2は、ダイス4とパンチ6
とから形成されるキャビティ(成形空間)に満たされて
成形が終了し、所定サイズの円柱形の鍛造素材12が成
形される。
【0003】次に、前記鍛造素材12は、図7の加工状
況(A),(B),(C)に示すように、鍛造加工型1
0によって筒状部材の一端側に所定厚みの略三角形状の
フランジ部を有する製品22 (図5の製品52とほぼ
同じ形状である)に成形される。ここで鍛造加工型10
はダイス14とパンチ16とから構成される。前記ダイ
ス14は中央に略三角柱形状の凹部14aを備えてお
り、この凹部14aの底部に成形面14bが形成されて
いる。また前記パンチ16は、同じく略三角柱形状をし
て前記ダイス14の凹部14aと中心線が一致した状態
で配置されており、先端部に成形面16bが形成されて
いる。そしてこのパンチ16が前記中心線に沿って下降
することにより、前記ダイス14の凹部14aに係合で
きる構造になっている。このダイス14の凹部14aに
円柱形の鍛造素材12がセットされると、パンチ16が
下降してその先端16aが鍛造素材12の端面に当接
し、この鍛造素材12を軸方向から押圧する。これによ
って、前記素材12は軸方向に押し縮められて半径方向
に広がるように変形する。そして図7(C)に示すよう
に、前記パンチ16が下限位置まで下降することによっ
て、鍛造素材12は、ダイス14とパンチ16とから形
成されるキャビティに満たされて成形が終了し、筒状部
材の一端側に所定厚みの三角形状フランジ部を有する製
品22が成形される。なお前記キャビティは製品22の
成形部分であるインプレッション部Xと外バリ部Yとか
ら構成され、前記インプレッション部Xと外バリ部Yと
の境目には鍛造中にバリを逃がすための隙間であるフラ
ッシュランド部Zが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の方法によると、先ず製造型1で円柱形の鍛造素材
12を成形する場合に、図6に示すように細長い円柱形
の素材2が前記製造型1のダイス4の中心から図中左側
にズレた状態でセットされたと仮定すると、以下に述べ
る問題が発生する。前述のように、パンチ6が下降して
その先端6aが前記素材2を軸方向から押圧すると、こ
の素材2は軸方向に押し縮められて半径方向に広がるよ
うに変形する。この半径方向に広がった素材2の外周面
は、先ずダイス4の円柱形凹部4aの左側の内壁面に当
接する。この状態からさらにパンチ6が下降すると、素
材2の外周面は抵抗が少ない右方向に広がって、図6
(C)に示すように、前記凹部4aの右側の内壁面に当
接する。このようにして素材2の外周面が前記凹部の内
壁面に当接すると、素材2が半径方向に広がろうとする
流れが抑えられて、前記素材2の一部が円柱形凹部4a
の左側の内壁面とパンチ6の側面との隙間に押し出され
て、縦方向のバリ2b(以下、縦バリ2bという)が発
生する。この縦バリ2bは、仕上げ鍛造加工をする際に
製品不良を発生させる大きな要因となる。
【0005】また、図7に示すように前記鍛造素材12
を鍛造加工型10によって鍛造加工して製品22を成形
する場合には、次の問題が発生する。前述のように、製
品22のフランジ部の形状が三角形状であるのに対し、
前記鍛造素材12は円柱形ある。このために、前記フラ
ンジ部の三角形の頂点に相当する部位まで材料が行き渡
るように前記鍛造素材12の外径を設定すると、前記フ
ランジ部の三角形の辺に相当する部位では、図7(B)
に示すように、材料が過剰になってしまい、製品22の
成形に不要な材料2eが成形初期の段階から外バリ部Y
に流出する。このためスクラップとなる外バリ部分Yが
大きくなり、材料歩留りが悪くなる。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、鍛造素材をバリのない良好な状態に加工するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、各請求
項の発明によって解決される。請求項1の発明は、パン
チとダイスとにより形成される多角形状のキャビティ内
で鍛造素材を成形する鍛造素材の製造方法であって、
記ダイスに対して前記パンチが限界位置まで係合して前
記鍛造素材の成形が終了した段階で前記キャビティの各
頂点部分に空間が存在するように、前記鍛造素材を成形
することを特徴とする。請求項2の発明は、請求項1記
載の鍛造素材の製造方法であって、鍛造素材においてキ
ャビティ面に当接している部分の面積をその鍛造素材の
表面積の85%よりも小さくすることを特徴とすることを
特徴とする。請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
のいずれかに記載された鍛造素材の製造方法を使用する
鍛造加工方法であって、鍛造素材の頂点部分の材料が製
品の多角形状フランジ部の頂点に相当する部位に流れる
ように、前記鍛造素材を鍛造加工型にセットして鍛造加
工し、前記製品を成形することを特徴とする。請求項4
の発明は、製品の多角形状のフランジ部にほぼ相似した
平面形状の素材成形凹部を備えるダイスと、前記ダイス
に対して中心線が一致した状態で相対移動して、前記素
材成形凹部と係合することにより、その素材成形凹部内
にセットされた素材を押圧して成形するパンチとを有
し、前記パンチと前記ダイスの素材成形凹部とが限界位
置まで係合した状態で、成形された前記素材が前記素材
成形凹部の多角形の頂点に相当する側壁部にまで到達
しないように、前記素材成形凹部の中心から前記頂点
に相当する側壁部までの距離が設定されていることを特
徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の発明によると、鍛造素材の成形が終
了した段階で、多角形状のキャビティの各頂点部分に
間が存在する。このため、その鍛造素材が成形される過
程で素材の流れがキャビティ面によって抑えられること
がない。したがって、素材の一部がパンチとダイスとの
隙間に押出されるようなことがなく、バリの発生を防止
することができる。また、請求項2のように、鍛造素材
においてキャビティ面に当接している部分の面積がその
鍛造素材の表面積の85%よりも小さくなるようにすれ
ば、確実にバリを防止できる。また、請求項3のよう
に、請求項1又は請求項2の方法により製造されたバリ
のない鍛造素材を使用して良好な製品を歩留まり良く製
造することができる。また、請求項4の製造型を使用す
ることにより、請求項1の発明を実施することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図5に基づいて本発明の一実施
例の説明を行う。図1(A)は、本発明に係る鍛造素材
の製造型20のパンチ26の平面図、図1(B),
(C)は、この鍛造素材の製造型20による素材2の加
工状況を示す縦断面図である。この鍛造素材の製造型2
0はダイス24とパンチ26とから構成される。前記ダ
イス24は中央に略三角柱形状の凹部24aを備えてお
り、この凹部24aの底部に成形面24bが形成されて
いる。また前記パンチ26は、同じく略三角柱形状をし
て前記ダイス24の凹部24aと中心線が一致した状態
で配置されており、先端部に成形面26bが形成されて
いる。そしてこのパンチ26が前記中心線に沿って下降
することにより、ダイス24の凹部24aに係合できる
構造になっている。
【0010】このダイス24の凹部24aに細長い円柱
形の素材2がセットされると、パンチ26が下降してそ
の先端の成形面26aが素材2の端面に当接し、この素
材2を軸方向から押圧する。これによって、前記素材2
は軸方向に押し縮められて半径方向に広がるように変形
する。そしてパンチ26が下限位置まで下降することに
よって前記素材2の成形は終了する。即ち、パンチ26
が下限位置まで下降することにより、ダイス24とパン
チ26とにより形成される略三角柱形状のキャビティ2
5によって、おむすび形状の鍛造素材42が成形され
る。ここで前記三角柱形状のキャビティ25の体積は前
記素材2の体積よりも大きく設定されており、さらに成
形された素材2が前記三角柱形状のキャビティ25の頂
点部分にまで到達しないように、前記ダイス24の凹部
24aの寸法が設定されている。したがって、おむすび
形状の鍛造素材42が成形された状態では、図1(C)
に示すように、前記キャビティ25の頂点部分に空間2
5aが形成される。
【0011】図2は、鍛造素材の製造型20によって成
形されたおむすび形状の鍛造素材42を示す平面図
(A),側面図(B)及び断面図(C)である。なお、
図中クロスハッチの部分は、前記ダイス24の凹部24
aの壁面及び前記パンチ26に当接しないで成形された
部分を表している。ここで、図3(A)に示すように、
仮に、細長い円柱形の素材2が鍛造素材の製造型20の
ダイス24に対しその中心から左側に若干ズレた状態で
セットされた場合を考える。この場合、前述にようにパ
ンチ26が下降してその先端の成形面26bが前記素材
2を軸方向から押圧すると、この素材2は軸方向に押し
縮められて半径方向に広がるように変形する。この半径
方法に広がった素材2の外周面は、先ず図中左側の三角
形の辺に相当するダイス24の凹部24aの側壁に当接
する。さらにこの状態からパンチ26が下降することに
より、素材2の外周面は抵抗の少ない右側方向に広がっ
て、図3(B)に示すように、三角形の他の二辺に相当
する前記凹部24aの側壁に当接する。しかしながら、
この段階では三角形の各頂点に相当する前記凹部24a
の側壁部と素材2との間には大きな空間25aが形成さ
れている。この三箇所の空間25aは、前記素材2が左
側に若干ズレた状態でセットされたことに起因して、中
央より右側に位置する空間25aの体積が中央より左側
に位置する二箇所の空間25aの体積よりも大きくなっ
ている。この状態からさらにパンチ26が下降して、素
材2が軸方向に押し縮められると、素材2は前記三箇所
の空間25aの方向に向かって流れる。この時、前述の
ように、中央より右側に位置する空間25aの体積が大
きいために材料が流れる抵抗は中央より右側が比較的小
さくなり、素材2は右側の空間25a内に多く流れ込
む。そして前記パンチ26が下限位置まで下降した段階
で、前記三箇所の空間25aの体積がほぼ等しくなり、
図3(C)に示すように偏肉の少ないおむすび形状の鍛
造素材42が成形される。
【0012】このように鍛造素材42の先端と三角形の
各頂点に相当する前記凹部24aの側壁部との間には空
間25aが形成されているために、素材2の成形過程で
その素材2が前記凹部24aの側壁方向に広がろうとす
る流れが抑えられることがない。この結果、前記素材2
が前記凹部24aの内壁面とパンチ26の側面との隙間
に押し出されることがなくなり、縦バリの発生が防止さ
れる。ここで経験上、前記おむすび形状の鍛造素材42
において、縦バリを出さないための条件は以下の関係式
で表すことができる。 (鍛造素材42の型に当たっている部分の表面積)÷
(鍛造素材42の全表面積)<0.85
【0013】図4(A),(B),(C)は、前記おむ
すび形状の鍛造素材42を鍛造加工型30によって鍛造
加工する際の加工状況を示す縦断面図である。この鍛造
加工型30はダイス34とパンチ36とから構成され
る。前記ダイス34は中央に略三角柱形状の凹部34a
を備えており、この凹部34aの底部に成形面34bが
形成されている。また前記パンチ36は、同じく略三角
柱形状をして前記ダイス34の凹部34aと中心線が一
致した状態で配置されており、先端部に成形面36bが
形成されている。そしてこのパンチ36が前記中心線に
沿って下降することにより、前記ダイス34の凹部34
aに係合できる構造になっている。前記パンチ36と前
記ダイス34の凹部34aとが係合することによって、
前記鍛造加工型30の内部には略三角柱形状のキャビテ
ィが形成される。なお前記キャビティは製品52の成形
部分であるインプレッション部Xと外バリ部Yとから構
成され、前記インプレッション部Xと外バリ部Yとの境
目には鍛造中にバリを逃がすための隙間であるフラッシ
ュランド部Zが形成されている。このダイス34の三角
柱形状の凹部34aに、おむすび形状の鍛造素材42が
頂点の方向を一致させた状態でセットされると、パンチ
36が下降してその先端の成形面36bが鍛造素材42
の端面に当接し、この鍛造素材42を軸方向から押圧す
る。これによって、前記鍛造素材42は軸方向に押し縮
められて外方向に広がるように変形する。ここで前記パ
ンチ36がダイス34の凹部34a内を摺動しながら下
降している成形初期の段階では、図4(B)に示すよう
にパンチ36の成形面36bとダイス34の成形面34
bとの間の距離は大きいために、前記キャビティのフラ
ッシュランド部Zの間隔zが大きくなっている。しかし
ながら、おむすび形状の鍛造素材42がダイス34の凹
部34aに頂点の方向を一致させた状態でセットされて
いるために、前記キャビティの三角形の辺に相当する部
位で材料が過剰となることはなく、このため成形初期の
段階では材料が前記フラッシュランド部Zから外バリ部
Yへはみ出ることはない。そして、図4(C)に示すよ
うに、前記パンチ36がほぼ下限位置まで下降する成形
の後期の段階で、材料がインプレッション部Xの端部ま
で行き渡り、さらに前記フラッシュランド部Zから外バ
リ部Yへ少量の材料が流出する。このようにして成形が
終了し、筒状部材の一端側に所定厚みの三角形状フラン
ジ部を有する製品52が成形される。図5は、この製品
52の要部平面図(A)と断面図(B)とを表してい
る。
【0014】このように、鍛造素材42の平面形状が製
品52の三角形状フランジ部の形状にほぼ相似している
ために、前記製品52の三角形状フランジ部の辺に相当
する部位において材料が過剰になることがない。これに
よって、従来の円柱形状の鍛造素材12に比較して10
〜15% の材料が節約される。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る鍛造素材の製造型よると、
成形された鍛造素材に縦バリがほとんど生じないため、
後工程で仕上げ鍛造加工をする際にこの縦バリに起因し
た製品不良の発生が低減する。さらに本発明に係る鍛造
素材によると、製品のフランジ部の各部位に対してほぼ
均等に材料が行き渡るために、外バリ部分において不必
要にバリが大きくなる部位がなくなり材料歩留りが向上
する。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る鍛造素材の製造型によ
る素材の加工状況を示す平面図(A)及び縦断面図
(B),(C)である。
【図2】本発明の一実施例に係る鍛造素材の製造型によ
って成形されたおむすび形状の鍛造素材を示す平面図
(A),側面図(B)及び断面図(C)である。
【図3】本発明の一実施例に係る鍛造素材の製造型によ
る素材の加工状況を示す平面図(A),(B),(C)
である。
【図4】おむすび形状の鍛造素材を鍛造加工型によって
鍛造加工する際の加工状況を示す縦断面図(A),
(B),(C)である。
【図5】おむすび形状の鍛造素材を鍛造加工することに
より得られた製品の要部平面図(A)および断面図
(B)である。
【図6】従来技術に係る鍛造素材の加工状況を表す縦断
面図(A),(C),(E)および平面図(B),
(D),(F)である。
【図7】従来の円柱状鍛造素材を鍛造加工型によって仕
上げ鍛造加工する際の状況を表す縦断面図(A),
(B),(C)である。
【符号の説明】
20 鍛造素材の製造型 24 ダイス 24a 凹部(素材成形凹部) 25 空間 26 パンチ 42 鍛造素材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチとダイスとにより形成される多角
    形状のキャビティ内で鍛造素材を成形する鍛造素材の製
    造方法であって、前記ダイスに対して前記パンチが 限界位置まで係合して
    前記鍛造素材の成形が終了した段階で前記キャビティ
    各頂点部分に空間が存在するように、前記鍛造素材を成
    形することを特徴とする鍛造素材の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鍛造素材の製造方法であ
    って、 鍛造素材においてキャビティ面に当接している部分の面
    積をその鍛造素材の表面積の85%よりも小さくすること
    を特徴とすることを特徴とする鍛造素材の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    された鍛造素材の製造方法を使用する鍛造加工方法であ
    って、 鍛造素材の頂点部分の材料が製品の多角形状フランジ部
    の頂点に相当する部位に流れるように、前記鍛造素材を
    鍛造加工型にセットして鍛造加工し、前記製品を成形す
    ることを特徴とする鍛造加工方法。
  4. 【請求項4】 製品の多角形状のフランジ部にほぼ相似
    した平面形状の素材成形凹部を備えるダイスと、 前記ダイスに対して中心線が一致した状態で相対移動し
    て、前記素材成形凹部と係合することにより、その素材
    成形凹部内にセットされた素材を押圧して成形するパン
    チとを有し、 前記パンチと前記ダイスの素材成形凹部とが限界位置ま
    で係合した状態で、成形された前記素材が前記素材成形
    凹部の多角形の頂点に相当する側壁部にまで到達しな
    いように、前記素材成形凹部の中心から前記頂点に相
    当する側壁部までの距離が設定されていることを特徴と
    する鍛造素材の製造型。
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