JP3236808B2 - 鋼帯のワイピング装置及びワイピング方法 - Google Patents

鋼帯のワイピング装置及びワイピング方法

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JP3236808B2
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rolling
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光彦 永原
将史 星野
信 ▲たか▼田
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JFE Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延、酸洗、洗浄
等の処理工程の直後の鋼帯の表面に付着している圧延油
その他の付着物を拭い取る鋼帯のワイピング装置及びワ
イピング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延装置、酸洗装置等の後に用いられる
鋼帯のワイピング装置の1つとして、特開平9−234
508号公報に示されるような、レベラ型ワイピング装
置がある。これは図3に示すように、3本の小径ロール
をワイピングロール2として用い、鋼帯1の上側に2
本、下側に1本のロールを互い違いに配置し、これらの
ワイピングロール2に圧下力を与えた際のワイピングロ
ール2の変形を抑えるために、バックアップロール3を
ブラケット4に取りつけたワイピング装置である。この
ワイピング装置のバックアップロール3は軸方向に多数
個に分割され間をあけてロールを配設したものを用いる
ことができる。各ワイピングロール2には圧延油等の乗
り越えを防止するためにスクレーパブレード5を備えた
スクレーパ6をスクレーパホルダ9を介して取付部8に
設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のレベラ式の鋼帯
のワイピング装置では、鋼帯に付着した異物や圧延油又
は酸洗液等の中に含まれる異物がワイピングロールとス
クレーパブレード間に堆積する。この堆積した異物が脱
落して鋼帯とワイピングロール間に噛み込むことによっ
て鋼帯に微小な凹疵が発生し鋼帯の品質を低下させると
いう問題点があった。
【0004】また、異物の除去は、ライン停止時にスク
レーパブレードを取り外して清掃する必要があり、生産
性を低下させるという問題点もあった。本発明はこれら
の問題点を解決した鋼帯のワイピング装置及びワイピン
グ方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するためになされたもので、レベラ式の鋼帯のワイピ
ング装置のワイピングロールとこのワイピングロールに
押しつけられるスクレーパブレードとの間に堆積する異
物を洗浄する機能を付与したものである。すなわち、本
発明は、鋼帯の表面にワイピングロールを押しつけて鋼
帯表面に付着している付着物、例えば圧延油、酸洗液等
を除去する鋼帯のワイピング装置において、ワイピング
ロールとこのワイピングロールに押しつけられるスクレ
ーパブレードとの間に洗浄剤を供給して堆積異物を洗浄
する洗浄ノズルを設けたことを特徴とする鋼帯のワイピ
ング装置である。このノズルはスクレーパに併設すると
よい。この時用いる洗浄剤としては洗浄作用を有するも
のであれば何を用いてもよいが、当該鋼帯の処理工程に
応じ、例えば圧延後のワイピングではその圧延に用いた
圧延油を用いるとよく、酸洗工程、洗浄工程等の後では
水を用いると好適である。
【0006】本発明方法は、上記鋼帯のワイピング装置
をリバース圧延機等に適用し、鋼帯の進行方向に合わせ
て洗浄部位を切換えて異物を洗浄することを特徴とする
鋼帯のワイピング方法である。この時、リバース圧延に
使用した圧延油を洗浄剤として用いるのがよい。本発明
方法では洗浄部位を切り替えて洗浄することにより、往
復する鋼帯の進行方向に一致させて、鋼帯入側に位置す
るワイピングロールとスクレーパブレードとの間を洗浄
して、常に必要な部位の異物除去を行うことができると
共に無駄な洗浄を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明によればスクレーパにスプ
レーノズルを一体に併設して、洗浄剤をスクレーパブレ
ードに沿って噴射するようにしたから、ワイピングロー
ルとスクレーパブレード間の異物の堆積を防止すること
ができ、異物の噛み込みによって生じる鋼帯の凹疵等の
品質欠陥を防止できるようになる。
【0008】また、リバース圧延機等に適用した場合に
おいて鋼帯の進行方向に合わせて洗浄する部位を切換え
て洗浄するようにしたから、入側の鋼帯のワイピング装
置は圧延中、常に、異物の洗浄が行われ洗浄効果がより
大きくなる。また、圧延停止時に洗浄を行う必要がなく
なる。図1及び図2は本発明の一実施例を示す構成図で
ある。鋼帯1の上下に押しつけて鋼帯表面に付着した圧
延油等を除去するワイピングロール2とワイピングロー
ル2に押しつけられるスクレーパブレード5間の異物は
スクレーパ6と一体化された洗浄ノズル10から噴射さ
れる圧延油スプレー7(図2参照)によって洗浄され
る。
【0009】鋼帯1をリバース圧延するとき、ワイピン
グロール2は、鋼帯進行方向に対して逆向に正逆転す
る。従って、スクレーパブレード5は、正、逆転に応じ
た方向のブレードを交互に洗浄する。このため、洗浄油
供給管路12に三方切替弁11を設け、洗浄油供給路1
3を切替える。上記ワイピング装置を高品質のステンレ
ス鋼帯1を圧延するセンジミア圧延機のワイピング装置
に適用し、鋼帯1の進行方向の入側のワイピング装置の
ワイピングロール2とスクレーパブレード5との間の異
物を常時洗浄するようにした。これにより従来問題であ
ったワイピング装置直下で発生するごく微小な鋼帯1の
凹疵の発生が皆無となった。
【0010】
【発明の効果】本発明はワイピングロールとこれに押し
付けられるスクレーパプレートの間に堆積する異物を当
該圧延油等で洗浄するようにしたから、ワイピング装置
にて発生する鋼帯の微小な凹疵を防止することができ、
高品質の製品を得ることができるようになった。
【0011】また、鋼帯の進行方向に合わせて洗浄する
部位を切り換えることにより、非圧延時に洗浄する時間
を設ける必要もなく、生産性の低下も防止できるという
効果を得ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】図1のスクレーパ部の拡大図である。
【図3】従来技術を示す構成図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 2 ワイピングロール 3 バックアップロール 4 バックアップロールブラケット 5 スクレーパブレード 6 スクレーパ 7 圧延油スプレー 8 取付部 9 スクレーパホルダ 10 洗浄ノズル 11 三方切替弁 12 洗浄油供給管路 13 洗浄油供給路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−140318(JP,A) 特開 平9−234508(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 45/02 C23G 3/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼帯の表面にワイピングロールを押しつ
    けて鋼帯表面の付着物を除去する鋼帯のワイピング装置
    において、ワイピングロールと該ワイピングロールに押
    しつけられるスクレーパブレードとの間に洗浄剤を供給
    して堆積異物を洗浄する洗浄ノズルを設けたことを特徴
    とする鋼帯のワイピング装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄剤が当該鋼帯の処理工程に応じ
    て圧延油又は水であることを特徴とする請求項1記載の
    鋼帯のワイピング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の鋼帯のワイピング装置を
    リバース圧延機に適用し、鋼帯の進行方向に合わせて洗
    浄部位を切換えて異物を洗浄することを特徴とする鋼帯
    のワイピング方法。
  4. 【請求項4】 前記リバース圧延機に用いる圧延油を洗
    浄剤とすることを特徴とする請求項3記載の鋼帯のワイ
    ピング方法。
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CN110106511A (zh) * 2019-06-14 2019-08-09 中色奥博特铜铝业有限公司 一种酸槽后挤干辊表面清理装置

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