JP2003080312A - リバース式冷間圧延機およびそれを用いた金属帯の冷間圧延方法 - Google Patents

リバース式冷間圧延機およびそれを用いた金属帯の冷間圧延方法

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JP2003080312A
JP2003080312A JP2001275313A JP2001275313A JP2003080312A JP 2003080312 A JP2003080312 A JP 2003080312A JP 2001275313 A JP2001275313 A JP 2001275313A JP 2001275313 A JP2001275313 A JP 2001275313A JP 2003080312 A JP2003080312 A JP 2003080312A
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rolling
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cold rolling
spraying
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JP2001275313A
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English (en)
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Takeshi Miyata
武志 宮田
Masaaki Kawagata
正昭 河形
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Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延時に巻き不良を発生することなく、かつ
圧延時に生じる金属帯の表面欠陥を少なくすることがで
きるリバース式冷間圧延機を提供する。 【解決手段】 圧延ロールを組み込んだ圧延スタンド
と、該圧延スタンドに近い方から順に、前記圧延ロール
へ圧延油を噴射可能な圧延油噴射用スプレーノズル、使
用済み圧延油を除去可能なワイピング装置、デフレクタ
ロールおよびテンションリールとが前記圧延スタンドに
対して通板方向左右に配置されて、金属帯に冷間圧延を
施すことができるように構成されているリバース式冷間
圧延機において、圧延スタンドに対して左右の通板パス
ラインの下方に洗浄液噴射用スプレーノズルが金属帯及
び/又はデフレクタロールを洗浄可能なようにそれぞれ
設置されているリバース式冷間圧延機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デフレクタロール
に付着する異物に起因して圧延時に生じる金属帯の表面
欠陥を少なくすることができるリバース式冷間圧延機お
よびそれを用いた金属帯の冷間圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属帯の冷間圧延では、圧延される金属
帯表面あるいはロール表面に摩耗粉、塵、鉄粉等の異物
が付着したまま通板されたり、圧延されたりすると、異
物が金属帯を擦ったり、異物がロールと金属帯の間に巻
き込まれて金属帯に押し込まれたりして、金属帯が押し
込み疵や擦り疵等の表面欠陥品となり、製品価値を著し
く低下させる。
【0003】このため、圧延される金属帯表面およびデ
フレクタロール表面に付着する異物は、ワイピング装置
を用いて除去している。例えば、特開2001−137
936号公報には、図4に示すようなワイピング装置を
備えたリバース式圧延機が開示されている。ここで、図
4に示すリバース式圧延機における冷間圧延方法につい
て説明すると、圧延スタンド1の左右両側に設置された
テンションリール2により金属帯Sに張力を付与し、ス
プレーノズル11から圧延油をロールバイト部に供給し
つつ、補強ロール14で補強された圧延ロール13によ
り複数パスの冷間圧延を行って所定の厚みとしている。
その際、圧延パス毎に通板方向を左右交互に変えると共
に、圧延スタンド1に対して左右両側に設けられたワイ
ピング装置4のワイピングロールを金属帯Sに押し付け
ることにより、使用済みの圧延油を金属帯S上から除去
している。
【0004】ワイピング装置4は、これを使用しない場
合、使用済み圧延油が金属帯Sを伝わって左右のテンシ
ョンリール2に流れ込むようになるために、圧延スタン
ド1に対して左右両側のワイピング装置4を使用するの
が一般的であり、特に巻取り側のワイピング装置4を使
用しないと、金属帯S間の摩擦係数が小さくなって横滑
りが生じ、コイルCの巻不良の原因となる。図4中符号
9、10は通板方向である。
【0005】なお、図4中の符号12は、パージ手段で
あって、金属帯S表面に乗った圧延油等をパージするこ
とが可能なスプレーノズル12である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
なリバース式圧延機では、金属帯S上面の金属摩耗粉、
鉄粉等の異物はスプレーノズル12により除去するよう
にしているので、押し込み疵や擦り疵等の表面欠陥は少
なくできるが、金属帯S下面では仮に上面と同様なスプ
レーノズル12を設置し、異物を除去するようにしたと
しても、スプレー液の一部が落下して金属帯Sの洗浄に
寄与しないため、上面ほどの異物除去効果が得られな
い。そして、異物はデフレクタロール通過時に金属帯下
面に押し込まれることもあって、金属帯S下面に生じる
表面欠陥は金属帯S上面に比べて多いという問題があっ
た。需要家の表面品質要求は金属帯Sの上下面で同じ場
合が殆どであり、この問題の早急な解決が望まれてい
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解消し、圧延時に巻き不良が発生することもな
く、かつ圧延時に生じる金属帯の表面欠陥を少なくする
ことができるリバース式冷間圧延機およびそれを用いる
金属帯の冷間圧延方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、使用済み圧延油を除去可能なワイピング装置
を従来と同様に用い、さらにデフレクタロール及び/又
は金属帯下面を洗浄可能な洗浄液噴射用スプレーノズル
を圧延スタンドに対して左右の通板パスラインの下方に
それぞれ設置し、圧延時適切に使用することにより、巻
き不良もなく圧延することができ、かつ圧延ロールでの
圧延時に下面である金属帯下面に生じる表面欠陥を極め
て少なくできることを知見して本発明をなした。
【0009】本発明のリバース式冷間圧延機は、圧延ロ
ールを組み込んだ圧延スタンドと、該圧延スタンドに近
い方から順に、前記圧延ロールへ圧延油を噴射可能な圧
延油噴射用スプレーノズル、使用済み圧延油を除去可能
なワイピング装置、デフレクタロールおよびテンション
リールとが前記圧延スタンドに対して通板方向左右に配
置されて、金属帯に冷間圧延を施すことができるように
構成されているリバース式冷間圧延機において、前記圧
延スタンドに対して左右の通板パスラインの下方には、
洗浄液噴射用スプレーノズルが前記デフレクタロールを
洗浄可能なようにそれぞれ設置されていることを特徴と
する。その場合、前記洗浄液噴射用スプレーノズルはそ
の洗浄液噴射方向が異なる2種類のノズルとされて、一
方のノズルはその洗浄液噴射方向が前記デフレクタロー
ルに対してロール回転方向カウンターとなるように設置
されていると共に、もう一方のノズルはその洗浄液噴射
方向がロール回転方向フォローとなるように設置されて
いることが好ましく、また、前記洗浄液噴射用スプレー
ノズルはその洗浄液噴射方向が前記デフレクタロールに
対して胴長方向の一方に傾けて設置されていることがよ
り好ましい。
【0010】また本発明は、上記のリバース式冷間圧延
機における洗浄液噴射用スプレーノズルに代えて、前記
圧延スタンドに対して左右の通板パスラインの下方に
は、洗浄液噴射用スプレーノズルが前記金属帯を洗浄可
能なようにそれぞれ設置されていることを特徴とするリ
バース式冷間圧延機とすることもできる。その場合、前
記洗浄液噴射用スプレーノズルはその洗浄液噴射方向が
異なる2種類のノズルとされて、一方のノズルはその洗
浄液噴射方向が前記金属帯に対して金属帯通板方向カウ
ンターとなるように設置されていると共に、もう一方の
ノズルはその洗浄液噴射方向が金属帯通板方向フォロー
となるように設置されていることが好ましく、また、前
記洗浄液噴射用スプレーノズルはその洗浄液噴射方向が
前記金属帯に対して幅方向の一方に傾けて設置されてい
ることがより好ましい。
【0011】またさらに、本発明では、前記リバース式
冷間圧延機における洗浄液噴射用スプレーノズルに代え
て、前記圧延スタンドに対して左右の通板パスラインの
下方には、洗浄液噴射用スプレーノズルが前記金属帯及
び前記デフレクタロールを共に洗浄可能なようにそれぞ
れ設置されていることを特徴とするリバース式冷間圧延
機とすることもできる。その場合、前記洗浄液噴射用ス
プレーノズルはその洗浄液噴射方向が異なる2種類のノ
ズルとされて、一方のノズルはその洗浄液噴射方向が前
記デフレクタロールに対してロール回転方向カウンター
となるように、かつ前記金属帯に対して金属帯通板方向
カウンターとなるように設置されていると共に、もう一
方のノズルはその洗浄液噴射方向が前記デフレクタロー
ルに対してロール回転方向フォローとなるように、かつ
前記金属帯に対して金属帯通板方向フォローとなるよう
に設置されていることが好ましく、また、前記洗浄液噴
射用スプレーノズルはその洗浄液噴射方向が前記デフレ
クタロールに対して胴長方向の一方に傾け、かつ前記金
属帯に対して幅方向の一方に傾けて設置されていること
がより好ましい。
【0012】また本発明は、前記のいずれかに記載のリ
バース式冷間圧延機を用い、圧延パス毎に通板方向を左
右交互に変えて、金属帯に冷間圧延を施す金属帯の冷間
圧延方法であって、当該圧延パスにおける金属帯送り出
し側においては、当該圧延前の金属帯をテンションリー
ルから送り出し、洗浄液噴射用スプレーノズルから洗浄
液を噴射し、デフレクタロールの洗浄及び/又は当該圧
延前の金属帯下面の洗浄を行った後、当該圧延前の金属
帯に冷間圧延を施し、次いで、当該圧延パスにおける金
属帯巻取り側においては、ワイピング装置により使用済
みの圧延油および異物を除去し、洗浄液噴射用スプレー
ノズルは洗浄液の噴射を停止し、当該圧延後の金属帯を
テンションリールで巻取ることを特徴とする金属帯の冷
間圧延方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】先ず、図1に示すリバース式圧延
機において、洗浄液噴射用スプレーノズル5、6、7、
8を設置する前に発生していた金属帯Sの表面欠陥の原
因について図6を用いて説明する。図1、図6に示した
リバース式冷間圧延機は、圧延スタンド1に図示のよう
に上下にそれぞれロールを10本組み込んだゼンジミア
圧延機(20段クラスタ形圧延機ともいう)である。図
6には、圧延スタンド1に対して通板方向左側を省略し
て示してあるが、右側と略左右対称な配置であり、金属
帯Sの表面欠陥の発生形態も同様である。
【0014】なお、図6(a)、(b)は、金属帯Sに
付着する金属摩耗粉等の異物16により、押し込み疵お
よび擦り疵等の表面欠陥が金属帯下面に生じることを説
明するための模式図であって、図中符号9、10は金属
帯Sの通板方向を示す矢印である。また17は、デフレ
クタロール3に付着している金属摩耗粉等の異物を示
し、15A、15Bは使用済み圧延油が溜まった圧延油
溜まりを示す。
【0015】このようなリバース式圧延機は、図6に示
すように、圧延ロール13を組み込んだ圧延スタンド1
と、圧延スタンド1に近い方から順に、圧延油を噴射可
能な圧延油噴射用スプレーノズル11と、使用済み圧延
油を除去可能なワイピング装置4と、デフレクタロール
3と、テンションリール2とが圧延スタンド1の左右に
配置されて、圧延ロール13へ圧延油15を供給しつ
つ、圧延パス毎に通板方向を左右交互に変えて、金属帯
Sに冷間圧延を施すことができるように構成されてい
る。なお、金属帯上面については、パージ用スプレーノ
ズル12から噴射するパージ用液体により、異物を含ん
だ圧延油溜まり15Aを例えば金属帯幅方向に押し流す
ようにして除去するなどすれば、かなり表面欠陥の発生
を抑制できる。
【0016】本発明者らは、このリバース式冷間圧延機
を用い、ステンレス鋼帯を冷間圧延し、金属帯下面に生
じる表面欠陥の原因を調べた。冷間圧延は、従来と同様
にして行った。その際、左右のワイピング装置4のワイ
ピングロール4Aを金属帯Sに押し付けた。ここでは、
正転圧延パスを矢印9方向とし、逆転圧延パスを矢印1
0方向とした。
【0017】その結果、正転圧延パス時には、金属帯S
が矢印9方向に移動しつつ、圧延ロール13により圧延
される際、圧延ロール13により圧延されて生じた微細
な金属摩耗粉がワイピング装置4では完全に除去されず
に通過し、右デフレクタロールの入側における使用済み
圧延油溜まり15B中に堆積し、図6(a)に模式的に
示すように、やがて表面欠陥を生じさせるような金属摩
耗粉等の異物16となって金属帯Sに付着し、金属帯S
と共に右テンションリール2に巻取られ、当該圧延パス
の圧延が終了する。ついで、これに続く逆転圧延パス時
に、金属帯Sが矢印10方向に移動しつつ、圧延ロール
13により圧延される際、図6(b)に模式的に示すよ
うに、金属帯Sに付着している金属摩耗粉等の異物16
が右テンションリール2から金属帯Sと共に送り出され
て、圧延ロール13により金属帯Sと共に圧延され、金
属帯Sに押し込まれて押し込み疵となったり、正転、逆
転パス時を問わず右デフレクタロール3に一旦付着した
金属摩耗粉等の異物17が、その後金属帯Sに再付着し
て、上記と同様にして押し込み疵となったり、右デフレ
クタロール3に付着した金属摩耗粉等の異物17によ
り、金属帯Sがデフレクタロール3を通過する際に擦ら
れて擦り疵になったりすることにより、金属帯下面に表
面欠陥が生じることがわかった。もちろん、以上説明し
た場合とは逆に、正転圧延パス時にも同様な表面欠陥
が、圧延スタンド1に対して左側で生じている。
【0018】そこで、本発明者らは、冷間圧延方法を鋭
意検討し、使用済み圧延油を除去可能なワイピング装置
を従来と同様に用い、さらにデフレクタロール及び/又
は金属帯下面にノズルを向けた洗浄液噴射用スプレーノ
ズルを圧延スタンドに対して通板方向左右の通板パスラ
インの下方にそれぞれ設置し、圧延時に適切に使用する
ことにより、巻き不良もなく圧延することができ、かつ
圧延ロールでの圧延時に下面である金属帯下面に生じる
表面欠陥を極めて少なくできるようにした。
【0019】図1(a)は、本発明を適用したリバース
式冷間圧延機の概略構成図であり、図1(b)は図1
(a)に示す洗浄液噴射用スプレーノズル5、6、7、
8のうち、スプレーノズル5、6の配置を示す概略平面
図である。ここで、図1(a)、(b)は、洗浄液噴射
用スプレーノズル5、6、7、8がデフレクタロール3
及び金属帯S下面の両方を洗浄可能なように、圧延スタ
ンド1に対して左右の通板パスラインの下方にそれぞれ
設置されている場合の配置図であるが、これに限るもの
ではなく、デフレクタロールだけ、あるいは金属帯だけ
洗浄可能なように設置したとしても、ともに少なからず
異物除去の効果があり、あるいは両方を別々のスプレー
ノズルで洗浄してもよい。洗浄液噴射用スプレーノズル
5、6は、左デフレクタロール3の近傍に、洗浄液噴射
用スプレーノズル7、8は右デフレクタロール3の近傍
に、圧延時、コイル外径が最小から最大に変化しても金
属帯Sと接触してしまわない位置に設けてある。洗浄液
噴射用スプレーノズル5、6は、図1(b)に示すよう
に、デフレクタロール3の胴長方向に沿って複数個設け
てあり、洗浄液噴射用スプレーノズル7、8も同様であ
る。
【0020】洗浄液噴射用スプレーノズル5、6、7、
8は、金属帯Sに付着している金属摩耗粉等の異物、デ
フレクタロール3に一旦付着し、その後金属帯Sに再付
着するような金属摩耗粉等の異物およびデフレクタロー
ル3に付着し、擦り疵等の原因となるようになった金属
摩耗粉等の異物を除去できる仕様とされている。洗浄液
噴射用スプレーノズルから噴射する洗浄液としては、圧
延油を用いることができ、潤滑、冷却用として使用する
前の新圧延油とするのが望ましいが、洗浄機能を有する
ものであれば、その他の液体であってもよい。洗浄液噴
射用スプレーノズルにおける洗浄液の噴射圧力は、0.02
〜0.8MPaとするのが好ましい。この理由は、洗浄液の噴
射圧力が0.02MPa 未満では、金属摩耗粉等の異物を洗浄
する効果が十分でなく、洗浄液の噴射圧力が0.8MPaを超
えた場合金属摩耗粉等の異物を洗浄する効果が飽和し、
噴射エネルギーが無駄となるからである。
【0021】また、本発明に用いるワイピング装置のワ
イピングロールは、金属帯に従動して回転するようにさ
れたロールで金属帯を上下に挟み、圧延油の流出を防止
し、金属帯の表面に擦り疵等が生じないものであれば3
本でなくともよく、上下各1本づつは必要で、上下で計
2本以上であれば特に本数は限定されるものではない。
また本発明に用いるワイピングロールの材料は、鋼や不
織布やウレタンゴム等であり、適宜な材料を用いればよ
い。本発明におけるワイピングロールの押しつけ力は、
金属帯表面の圧延油を拭き取り除去することができて、
巻き不良が生じないように、金属帯の材質や入側金属帯
の板厚等に応じて適宜定めればよく、通常、0.02〜0.1M
Paが好ましい。
【0022】このようなリバース式冷間圧延機を用る本
発明の冷間圧延方法について図2(a)、図2(b)を
用いて説明する。図2(a)は矢印9方向が通板方向で
ある正転圧延パスであり、図2(b)はそれに続く、矢
印10方向が通板方向である逆転圧延パスの場合であ
る。本発明では、図2(a)に示すように、金属帯送り
出し側においては、圧延前の金属帯Sを左テンションリ
ールから送り出し、洗浄液噴射用スプレーノズル5、6
から洗浄液を噴射し、左デフレクタロール3の洗浄及び
圧延前の金属帯S下面の洗浄を行った後、圧延ロール1
3にて金属帯Sに冷間圧延を施している。また一方、図
2(a)に示すように、当該圧延パスにおける金属帯巻
取り側においては、圧延ロール13により冷間圧延を施
された当該圧延後の金属帯Sに右ワイピング装置のワイ
ピングロール4Aを金属帯Sに押し付けて、使用済みの
圧延油および異物を除去し、洗浄液噴射用スプレーノズ
ル7、8は洗浄液の噴射を停止し、当該圧延後の金属帯
Sをテンションリールで巻取るようにしている。
【0023】上述した正転圧延パスに続く、逆転圧延パ
スにおいては、図2(a)に示す場合と圧延ロール13
に対して左右反対の関係となように図2(b)に示すよ
うにする。ここで、金属帯送り出し側においては、洗浄
液噴射用スプレーノズルから洗浄液を噴射するようにし
た理由は、金属帯Sの表面欠陥の主原因が上述したよう
に金属帯S下面に発生する表面欠陥にあり、デフレクタ
ロール3の洗浄及び当該圧延前の金属帯S下面の洗浄を
行うことにより、後述の実施例の結果で示すように、圧
延ロール13により圧延される際、金属帯Sに付着して
いる金属摩耗粉等の異物16が圧延ロール13で圧延さ
れる以前に金属摩耗粉等の異物16を洗浄により金属帯
Sから除去することができたり、金属帯Sに付着してい
る金属摩耗粉等の異物16が送り出し側のデフレクタロ
ール3に付着するのを防止し、その後金属帯Sに再付着
するのを抑制できるようになったりして、押し込み疵と
なることを少なくすることができると共に、金属帯Sに
付着している金属摩耗粉等の異物16がたとえ送り出し
側のデフレクタロール3に付着した場合であっても、デ
フレクタロールの洗浄を行うと、擦り疵等の原因となる
以前に洗浄により除去できて、金属帯Sが擦られて擦り
傷となるのを抑制できるようになるからである。
【0024】また、上記説明では、当該圧延パスの金属
帯巻取り側においては、デフレクタロール近傍に配置し
た洗浄液噴射用スプレーノズルからの洗浄液の噴射は停
止するようにした。その理由は、洗浄液を噴射すると、
巻取り側のテンションリール2における金属帯S同士の
摩擦係数が小さくなって、コイルCに横ずれという巻き
不良が発生してしまうからである。別な手段でコイルC
の横ずれが防止できるのであれば、巻取り側でも洗浄液
を噴射してよい。また、巻取り側において、ワイピング
ロール4Aを金属帯Sに押し付けて、ワイピング装置に
より使用済み圧延油および異物を除去するようにした理
由は、従来の場合と同様に、巻取り側のテンションリー
ル2における巻き不良を防止することおよび表面欠陥の
発生を防止するためである。なお、送り出し側のワイピ
ング装置は、ワイピングロール4Aを金属帯Sに押し付
けるようにするのが一般的である。
【0025】ここで、洗浄液噴射用スプレーノズルは、
洗浄液噴射方向が異なる2種類のノズルとされて、一方
のノズルの洗浄液噴射方向がデフレクタロール3に対し
てロール回転方向カウンターとなるように周方向に傾
け、かつ金属帯Sに対して金属帯通板方向カウンターと
なるように通板パスライン方向に傾けられて設置され、
他方のノズルの洗浄液噴射方向がデフレクタロール3に
対してロール回転方向フォローとなるように傾け、かつ
金属帯Sに対して金属帯通板方向フォローとなるように
通板パスライン方向に傾けられて設置されていのが好ま
しい(図2参照)。この理由は、ロール回転方向に対し
ても、金属帯通板方向に対しても、カウンターにする
と、付着した異物を剥ぎ落とす効果があり、逆にフォロ
ーにすると、デフレクタロールにも金属帯にも異物が付
着するのを抑制する効果があり、両方の効果により、金
属帯製品に表面欠陥が生じるのをより抑制できるからで
ある。ロール回転方向に対しても金属帯通板方向に対し
てもカウンターだけ、フォローだけとして洗浄液噴射用
スプレーノズルを設置しても金属帯製品に表面欠陥が発
生するのを抑制する効果がある。なお、図2では、洗浄
液噴射用スプレーノズルは、洗浄液がデフレクタロール
3とこれに巻き付けられる金属帯Sとで形成される楔状
空間部に噴射されるように設置されている。
【0026】また、洗浄液噴射用スプレーノズルはその
洗浄液噴射方向がデフレクタロールに対して胴長方向の
一方に傾けると共に金属帯に対しても幅方向の一方に傾
けてあることがより好ましい。例えば、図3(a)、
(b)に示す洗浄液噴射用スプレーノズル5’、6’
は、デフレクタロール3に対して胴長方向の一方に角度
αだけ傾けてあが、このように洗浄液噴射用スプレーノ
ズルを設置すると、金属摩耗粉等の異物を除去する効果
が向上し、除去した異物がライン外に流され、再付着し
なくなる効果があるからである。
【0027】ところで、デフレクタロールに付着する異
物を除去する装置として、特開平10−58016号公
報には、図5に示すデフレクタロール用ワイピング装置
20を備えたリバース式圧延機が開示されている。図5
に示すリバース式圧延機に配置されたデフレクタロール
用ワイピング装置20は、Y字状のワイパーであって、
デフレクタロール3の回転方向に対応させて2つのアー
ム21A、21Bのうちの一方の先端をデフレクタロー
ル3に押し付け、アーム21A、21Bの先端に取り付
けたワイパー部材22A、22Bによりデフレクタロー
ルに付着する異物を除去するように構成している。しか
しながら、このようなデフレクタロール用ワイピング装
置20を採用した場合、ゴム、樹脂、フエルト等のワイ
パー部材22A、22Bの寿命が短く、ワイパー部材を
交換する保守作業が頻繁に発生してしまうという問題が
あるほか、このようなワイパー部材がロールと接触する
タイプのものだと金属帯Sに付着している摩耗粉が除去
されずに、却って前記押し込み疵の発生を助長してしま
うなどの問題があったが、本発明のような装置、方法に
よれば、そのような問題は全くない。
【0028】以上の説明では、洗浄液噴射用スプレーノ
ズル5、6、7、8がデフレクタロール3及び金属帯S
下面の両方を洗浄可能なように設置されているリバース
式圧延機としているが、本発明では、デフレクタロール
3のみを洗浄可能なように洗浄液噴射用スプレーノズル
が圧延スタンド1に対して左右の通板パスラインの下方
にそれぞれ設置されている場合、もしくは金属帯S下面
のみを洗浄可能なように洗浄液噴射用スプレーノズルが
同様に設置されている場合、デフレクタロール3と金属
帯S下面を個別に洗浄可能なように洗浄液噴射用スプレ
ーノズルが個別に設置されている場合についても、巻き
不良もなく圧延することができ、かつ金属帯下面に生じ
る表面欠陥を従来より少なくすることができた。なお、
金属帯Sの下面のみを洗浄可能な洗浄液噴射用スプレー
ノズルは、ワイピング装置4とテンションリール2間の
デフレクタロール3の近傍に設けるようにすればよい。
【0029】その場合、洗浄液噴射用スプレーノズルは
その洗浄液噴射方向が異なる2種類のノズルとされて、
一方のノズルはその洗浄液噴射方向がデフレクタロール
に対してロール回転方向カウンターとなるように周方向
に傾けて設置されていると共に、もう一方のノズルはそ
の洗浄液噴射方向がロール回転方向フォローとなるよう
に傾けて設置されていることが、後述する実施例からも
わかるように、金属帯下面の表面欠陥をより少なくする
ことができるから好ましい。また、洗浄液噴射用スプレ
ーノズルはその洗浄液噴射方向がデフレクタロールに対
して胴長方向の一方に傾けて設置されていることが表面
欠陥をさらに少なくすることができるからより好まし
い。
【0030】洗浄液噴射用スプレーノズルが金属帯を洗
浄可能なように設置されている場合は、洗浄液噴射用ス
プレーノズルはその洗浄液噴射方向が異なる2種類のノ
ズルとされて、一方のノズルは洗浄液噴射方向が金属帯
に対して金属帯通板方向カウンターとなるように通板パ
スライン方向に傾けて設置されていると共に、もう一方
のノズルは洗浄液噴射方向が金属帯通板方向フォローと
なるように通板パスライン方向に傾けて設置されている
ことが、後述する実施例からもわかるように、表面欠陥
をより少なくすることができるから好ましく、洗浄液噴
射用スプレーノズルはその洗浄液噴射方向が金属帯に対
して幅方向の一方に傾けて設置されていることが表面欠
陥をさらに少なくすることができるからより好ましい。
【0031】勿論、本発明を適用するリバース式冷間圧
延機は、ゼンジミア圧延機(20段クラスタ形圧延機)
に限定されず、上下一対の圧延ロールを有する2段リバ
ース式冷間圧延機をはじめ、4段や6段リバース式冷間
圧延機、または12段クラスタ形のリバース式冷間圧延
機等でも適用に問題がなく、各種のリバース式冷間圧延
機に適用することができる。
【0032】
【実施例】図1に示したリバース式圧延機を用い、厚み
4.0mm のオーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)を9
パスで厚み0.9mm に冷間圧延し、光輝焼鈍、スキンパス
圧延後、精整工程において、バフ研磨を1パス行った後
の製品の表面疵の有無を調査した。
【0033】その際、冷間圧延は、各圧延パスにおい
て、圧延スタンド1の左右両側に設置されたテンション
リール2により金属帯Sに張力を付与しながら、圧延パ
ス毎に圧延方向を左右交互に変えて、金属帯Sに冷間圧
延を施す際、圧延油噴射用スプレーノズル11から圧延
油15をロールバイト部に供給し、この圧延油15によ
り金属帯Sの潤滑と冷却を行うと共に、圧延スタンド1
の両側に設けられたワイピング装置4のワイピングロー
ル4Aを金属帯Sに押し付けて行った。
【0034】なお、発明例では、当該パス圧延時に、金
属帯送り出し側においてはデフレクタロール近傍に配置
した洗浄液噴射用スプレーノズルから洗浄液を噴射し
て、デフレクタロールの洗浄及び/又は当該パス圧延前
の金属帯の洗浄を行い、金属帯巻取り側においては、デ
フレクタロール近傍に配置した洗浄液噴射用スプレーノ
ズルは洗浄液の噴射を停止するようにした。
【0035】比較例では、当該パス圧延時に、金属帯巻
取り側において、デフレクタロール近傍に配置した洗浄
液噴射用スプレーノズルから洗浄液を噴射し、デフレク
タロールの洗浄及び当該圧延パス前の金属帯の洗浄を行
い、また、従来例では、洗浄液噴射用スプレーノズルは
設置せず、各圧延パスにおいて、デフレクタロールの洗
浄及び金属帯の洗浄も共に行わず、その他の条件は上記
発明例と同様にした。
【0036】ここで、表面疵の有無の評価は、1000mm幅
×1000mm長さの範囲を、擦り疵等は目視にて評価し、押
し込み疵等は砥石掛け後の目視にて評価し、各区分にお
ける発生個数を数え、従来例の場合の発生個数に対する
比で比較した。0個/m2 の場合は、0とした。発明
例、比較例及び従来例について、製品表面疵の調査結果
を合わせて表1に示した。
【0037】
【表1】
【0038】この結果から、発明例では、従来例に比し
て、押し込み疵や擦り疵等の表面欠陥の極めて少ない金
属帯製品が得られることがわかる。また、比較例では、
途中パスで横ずれがひどくなり、圧延を中止せざるを得
なかった。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、圧延時に巻き不良を発
生することなく、かつ圧延時に生じる押し込み疵や擦り
疵等の金属帯の表面欠陥を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明を適用したリバース式冷間圧
延機の概略構成図であり、(b)は本発明に用いるスプ
レーノズルの配置を示す概略平面図である。
【図2】(a)、(b)は、本発明の圧延方法における
各スプレーノズルの動作状態を示す模式図である。
【図3】(a)、(b)は、本発明に用いるスプレーノ
ズルの他の取付状態およびそのスプレーノズルの噴射状
態を示す概略平面図である。
【図4】従来のリバース式圧延機における冷間圧延方法
を示す概略図である。
【図5】従来のロールワイパーの動作を示す説明図であ
る。
【図6】本発明を適用する以前のリバース式圧延機にお
ける表面欠陥発生メカニズムを説明する模式図である。
【符号の説明】
1 圧延スタンド 2 リール 3 デフレクタロール 4 ワイピング装置 4A ワイピングロール 5、6、7、8、11、12 スプレーノズル 9、10 通板方向を示す矢印 13 圧延ロール 14 補強ロール 15、15A、15B 圧延油 16、17 異物 S 金属帯 C コイル 20 ロールワイパー 21A、21B アーム 22A、22B ワイパー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E002 AD05 BA03 BD03 BD10 CB03 4E026 EA02 EA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延ロールを組み込んだ圧延スタンド
    と、該圧延スタンドに近い方から順に、前記圧延ロール
    へ圧延油を噴射可能な圧延油噴射用スプレーノズル、使
    用済み圧延油を除去可能なワイピング装置、デフレクタ
    ロールおよびテンションリールとが前記圧延スタンドに
    対して通板方向左右に配置されて、金属帯に冷間圧延を
    施すことができるように構成されているリバース式冷間
    圧延機において、前記圧延スタンドに対して左右の通板
    パスラインの下方には、洗浄液噴射用スプレーノズルが
    前記デフレクタロールを洗浄可能なようにそれぞれ設置
    されていることを特徴とするリバース式冷間圧延機。
  2. 【請求項2】 前記洗浄液噴射用スプレーノズルはその
    洗浄液噴射方向が異なる2種類のノズルとされて、一方
    のノズルはその洗浄液噴射方向が前記デフレクタロール
    に対してロール回転方向カウンターとなるように設置さ
    れていると共に、もう一方のノズルはロール回転方向フ
    ォローとなるように設置されていることを特徴とする請
    求項1に記載のリバース式冷間圧延機。
  3. 【請求項3】 前記洗浄液噴射用スプレーノズルはその
    洗浄液噴射方向が前記デフレクタロールに対して胴長方
    向の一方に傾けて設置されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のリバース式冷間圧延機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のリバース式冷間圧延機に
    おける洗浄液噴射用スプレーノズルに代えて、前記圧延
    スタンドに対して左右の通板パスラインの下方には、洗
    浄液噴射用スプレーノズルが前記金属帯を洗浄可能なよ
    うにそれぞれ設置されていることを特徴とするリバース
    式冷間圧延機。
  5. 【請求項5】 前記洗浄液噴射用スプレーノズルはその
    洗浄液噴射方向が異なる2種類のノズルとされて、一方
    のノズルは洗浄液噴射方向が前記金属帯に対して金属帯
    通板方向カウンターとなるように設置されていると共
    に、もう一方のノズルは洗浄液噴射方向が金属帯通板方
    向フォローとなるように設置されていることを特徴とす
    る請求項4に記載のリバース式冷間圧延機。
  6. 【請求項6】 前記洗浄液噴射用スプレーノズルはその
    洗浄液噴射方向が前記金属帯に対して幅方向の一方に傾
    けて設置されていることを特徴とする請求項4又は5に
    記載のリバース式冷間圧延機。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のリバース式冷間圧延機に
    おける洗浄液噴射用スプレーノズルに代えて、前記圧延
    スタンドに対して左右の通板パスラインの下方には、洗
    浄液噴射用スプレーノズルが前記金属帯及び前記デフレ
    クタロールを共に洗浄可能なようにそれぞれ設置されて
    いることを特徴とするリバース式冷間圧延機。
  8. 【請求項8】 前記洗浄液噴射用スプレーノズルはその
    洗浄液噴射方向が異なる2種類のノズルとされて、一方
    のノズルはその洗浄液噴射方向が前記デフレクタロール
    に対してロール回転方向カウンターとなるように、かつ
    前記金属帯に対して金属帯通板方向カウンターとなるよ
    うに設置されていると共に、もう一方のノズルはその洗
    浄液噴射方向が前記デフレクタロールに対してロール回
    転方向フォローとなるように、かつ前記金属帯に対して
    金属帯通板方向フォローとなるように設置されているこ
    とを特徴とする請求項7に記載のリバース式冷間圧延
    機。
  9. 【請求項9】 前記洗浄液噴射用スプレーノズルはその
    洗浄液噴射方向が前記デフレクタロールに対して胴長方
    向の一方に傾け、かつ前記金属帯に対して幅方向の一方
    に傾けて設置されていることを特徴とする請求項7又は
    8に記載のリバース式冷間圧延機。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載のリバ
    ース式冷間圧延機を用い、金属帯に冷間圧延を施す金属
    帯の冷間圧延方法であって、当該圧延パスにおける金属
    帯送り出し側においては、当該圧延前の金属帯をテンシ
    ョンリールから送り出し、洗浄液噴射用スプレーノズル
    から洗浄液を噴射し、デフレクタロールの洗浄及び/又
    は当該圧延前の金属帯下面の洗浄を行った後、当該圧延
    前の金属帯に冷間圧延を施し、次いで、当該圧延パスに
    おける金属帯巻取り側においては、ワイピング装置によ
    り使用済みの圧延油および異物を除去し、洗浄液噴射用
    スプレーノズルは洗浄液の噴射を停止し、当該圧延後の
    金属帯をテンションリールで巻取ることを特徴とする金
    属帯の冷間圧延方法。
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