JP3234681B2 - 油冷式スクリュ圧縮機 - Google Patents

油冷式スクリュ圧縮機

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JP3234681B2 JP17300793A JP17300793A JP3234681B2 JP 3234681 B2 JP3234681 B2 JP 3234681B2 JP 17300793 A JP17300793 A JP 17300793A JP 17300793 A JP17300793 A JP 17300793A JP 3234681 B2 JP3234681 B2 JP 3234681B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータ室内に注油する
ようにした油冷式スクリュ圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示す油冷式スクリュ圧縮機
が公知である(関連考案:実開昭64−25490号公
報)。図示するように、互いに噛合う雌雄一対のスクリ
ュロータ11を回転可能に収容した圧縮機本体12の吐
出口から延びる吐出流路13に油分離回収器14が設け
てある。この油分離回収器14内の上部には油分離エレ
メント15が設けてあり、下部は油溜まり部16となっ
ている。また、油溜まり部16の部分には、開閉弁17
を有するドレン抜き用流路18と、油供給流路19とが
接続してある。
【0003】この油供給流路19は、温度調節弁20で
2本の流路21,22に別れ、一方の流路21には油冷
却器23が設けてあり、この2本の流路21,22はX
点で合流し、圧縮機本体12内のロータ室,軸受,軸封
部等に通じている。そして、温度調節弁20の入側の温
度が所望の範囲内に保たれるように、温度調節弁20に
より流路21,22の各々に流れる油量の調節がなされ
るようになっている。また、油溜まり部16に析出した
ドレン水は、開閉弁17を開いてドレン抜き用流路18
から排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今日、いずれのユーザ
においても、省人化,省力化を図る傾向が強く、装置の
メンテナンスについても同様で、油分離回収器14の底
からドレン水を抜く作業を不要にすることに対する要望
が強い。例えば、圧縮機本体12の吐出圧力が7atgの
場合、油分離回収器14内にドレン水が溜まらないよう
にするためには、油分離回収器14内の温度を75°〜
80°C以上に保つ必要がある。即ち、温度調節弁20
の入側の温度を、従来約65°Cとしていたのを、75
°〜80°C以上に保つ必要があり、ワックスの種類を
変えなければならなくなる。なお、従来は、圧縮機の運
転前に、油分離回収器14の底からドレン水を抜く作業
が行われていた。
【0005】さらに、温度調節弁20の入側の温度を高
く保つことにより、ドレン水の析出を防止できるという
メリットがある反面、圧縮機本体12内のロータ室への
注油温度が高くなり、ロータ室内のガスを過熱すること
になり、圧縮機の性能低下を招くという問題が生じる。
換言すれば、圧縮機の性能の向上のためには、ロータ室
への注油温度は45°〜55°Cが最適と考えられ、こ
のようにすれば、油分離回収器14にてドレン水が析出
し、省力化に反することになるという問題が生じる。本
発明は、斯る従来の問題点を課題としてなされたもの
で、圧縮機の性能を低下させることなく、油分離回収器
でのドレン水の析出防止を可能とし、ドレン抜き作業を
不要とした油冷式スクリュ圧縮機を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、圧縮機本体の吐出口から延びる吐出流路
に設けた油分離回収器にて圧縮ガスから分離、回収した
油を、圧縮機本体内のロータ室内に供給する油供給流路
を備えた油冷式スクリュ圧縮機において、上記油供給流
路を、ロータ室内の吸込口側空間に、油冷却器を介して
注油する第1流路部分と、上記圧縮機本体内の吐出ポー
トに連通することのないロータ室内の吐出口側空間部
に、油冷却器を介さずに注油する第2流路部分とに分岐
させて形成するとともに、この分岐点に、入側の温度が
所望の範囲内に保たれるように、上記流路部分の各々に
おける油量を調節する温度調節弁を設けて形成した。
【0007】
【作用】上記発明のように構成することにより、ロータ
室内の吸込口側空間には、油冷却器で冷却された温度の
低い油が供給され、ロータ室内の吐出口側空間には、油
冷却器を介さない温度の高い油が供給され、油分離回収
器内の温度をドレン水が析出しない程度の高温に保たれ
るようになる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1は、本発明の第1実施例に係る油冷式ス
クリュ圧縮機を示し、図3に示す圧縮機と互いに共通す
る部分については、同一番号を付して説明を省略する。
本実施例では、油供給流路1を、温度調節弁20にて第
1流路部分2と第2流路部分3に分岐させて形成してあ
る。第1流路部分2には、油冷却器23が設けてあり、
この油冷却器23により冷却した油を、ロータ室内の吸
込口側空間、および軸受,軸封部に注油可能となってい
る。この吸込口側空間部は、圧縮機本体12の吸込口に
連通していてもよく、吸込口に連通していなくてもよ
い。
【0009】第2流路部分3は、圧縮機本体12内の吐
出ポートに連通することのないロータ室内の吐出口側空
間部に、油冷却器を介さずに、高い温度の油を供給する
ものである。なお、吐出ポートに連通する空間部は圧力
が高く、油供給できないため、上記吐出口側空間は吐出
ポートに連通することがない位置のものに限られる。そ
して、上記構成からなる圧縮機において、第1流路部分
2により、ロータ室内の吸込口側空間の吸込ガスが冷却
されるので、吸込ガス量が減少することなく、圧縮機の
性能が低下するのを防ぐことができるとともに、第2流
路部分3によりロータ室内の吐出側空間の温度が低くな
り過ぎるのを防ぎ、油分離回収器14内をドレン水が析
出しない程度の高温に保てるように形成してある。した
がって、圧縮機の性能を低下させることなく、油分離回
収器14でのドレン水の析出を防止し、ドレン抜き作業
が不要となっている。
【0010】図2は、本発明の第2実施例に係る油冷式
スクリュ圧縮機を示し、図1に示す圧縮機とは、第1流
路部分2,第2流路部分3との間に新たに電磁式開閉弁
4を有するバイパス流路5を設けた点を除き、他は実質
的に同一であり、互いに対応する部分には同一番号を付
して説明を省略する。そして、本実施例では、起動時は
油分離回収器14内の温度が低く、温度調節弁20によ
り油はすべて第2流路部分3に導かれるが、起動時にの
み開閉弁4を開とし、バイパス流路5を介して第2流路
3から第1流路2に油を導き、起動時に円滑に運転でき
るようになっている。
【0011】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、圧縮機本体の吐出口から延びる吐出流路に設
けた油分離回収器にて圧縮ガスから分離、回収した油
を、圧縮機本体内のロータ室内に供給する油供給流路を
備えた油冷式スクリュ圧縮機において、上記油供給流路
を、ロータ室内の吸込口側空間に、油冷却器を介して注
油する第1流路部分と、上記圧縮機本体内の吐出ポート
に連通することのないロータ室内の吐出口側空間部に、
油冷却器を介さずに注油する第2流路部分とに分岐させ
て形成するとともに、この分岐点に、入側の温度が所望
の範囲内に保たれるように、上記流路部分の各々におけ
る油量を調節する温度調節弁を設けて形成してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る油冷式スクリュ圧
縮機の全体構成図である。
【図2】 本発明の第2実施例に係る油冷式スクリュ圧
縮機の全体構成図である。
【図3】 従来の油冷式スクリュ圧縮機の全体構成図で
ある。
【符号の説明】
1 油供給流路 2 第1流路部分 3 第2流路部分 12 圧縮機本体 13 吐出流路 14 油分離回収器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/16 F04C 29/02 331 F04C 29/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機本体の吐出口から延びる吐出流路
    に設けた油分離回収器にて圧縮ガスから分離、回収した
    油を、圧縮機本体内のロータ室内に供給する油供給流路
    を備えた油冷式スクリュ圧縮機において、上記油供給流
    路を、ロータ室内の吸込口側空間に、油冷却器を介して
    注油する第1流路部分と、上記圧縮機本体内の吐出ポー
    トに連通することのないロータ室内の吐出口側空間部
    に、油冷却器を介さずに注油する第2流路部分とに分岐
    させて形成するとともに、この分岐点に、入側の温度が
    所望の範囲内に保たれるように、上記流路部分の各々に
    おける油量を調節する温度調節弁を設けて形成したこと
    を特徴とする油冷式スクリュ圧縮機。
JP17300793A 1993-07-13 1993-07-13 油冷式スクリュ圧縮機 Expired - Fee Related JP3234681B2 (ja)

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CN109307385B (zh) * 2018-08-31 2023-11-24 珠海格力电器股份有限公司 空调***、压缩供油装置及其控制方法

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