JP3234032U - 車両用ledバルブユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】機械的な動作制御を不要としつつ、照射範囲の調整を可能とし、かつバルブ全体としての発熱量を制御することのできる車両用LEDバルブユニットを提供する。【解決手段】基板に複数のLEDチップを備えたLEDバルブ12と、LEDバルブの発光を制御する制御手段26とを備えたLEDバルブユニット10であって、各LEDチップ22a、22b、22cにはそれぞれ、対応する照射領域が定められ、制御手段は、照射領域の数と、他の照射領域よりも高い輝度を必要とする照射領域、および総発熱量に基づいて、電流を供給するLEDチップに対する電流値の増減を図ることを特徴とする。【選択図】図4
Description
本考案は、LEDバルブユニットに係り、特に照射範囲の調整を可能とし、車両の前照灯への適用に好適なLEDバルブの照度等を調整可能なユニットに関する。
照射範囲の切り替えを行う事ができる前照灯ユニットやバルブとしては、特許文献1や特許文献2に開示されているようなものが知られている。特許文献1に開示されている前照灯は、カメラにより前走車等を検出し、光源からの配光の一部をカットするシェードを機械的に動作させることで、照射範囲の調整を行う構成を主体としている。
特許文献2に開示されているバルブは、車両のフォグランプへの適用に適したバルブとされており、光源にLEDを用いている。特許文献2に開示されているLEDバルブでは、白色と淡黄色といった色味の異なる光を発するLEDチップを建設配置する構成としている。そして、各LEDチップの配光位置(範囲)として、白色は、車両から比較的離れた範囲を照らすように配光し、淡黄色は、車両に近く、白色光よりも幅広い範囲に光が照射されるように調整されている。
このような構成のバルブでは、通常、白色のLEDチップによる照射を行い、路側帯等、より広い範囲を照らしたい場合には、淡黄色のLEDチップによる照射を付加するとされている。
上記特許文献に開示されているようなユニットやバルブによれば、必要に応じた照射範囲を得ることができると考えられる。しかし、特許文献1に開示されている前照灯ユニットは、照射範囲の切り替えについて、機械的にシェードを動作させる構成を採っている。このため、ユニット自体の大型化や、製造コストの高騰などが懸念されるといった問題がある。
一方、特許文献2に開示されているLEDバルブは、機械的な構造が無く、かつ簡易な構成とし、製造コストの高騰も抑えることができると考えられる。しかし、照射範囲の増加に伴って電流を供給するLEDチップの数を増加させた場合、バルブ全体としての発熱量が放熱量を超えてしまい、様々な不具合を生じさせる虞がある。
そこで本考案では、上記問題点を解決し、機械的な動作制御を不要としつつ、照射範囲の調整を可能とし、かつバルブ全体としての発熱量を制御することのできる車両用LEDバルブユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本考案に係る車両用LEDバルブユニットは、基板に複数のLEDチップを備えた車両用LEDバルブと、前記LEDバルブの発光を制御する制御手段とを備えた車両用LEDバルブユニットであって、各LEDチップにはそれぞれ、対応
する照射領域が定められ、前記制御手段は、照射領域の数と、他の照射領域よりも高い輝度を必要とする照射領域、および総発熱量に基づいて、電流を供給するLEDチップに対する電流値の増減を図ることを特徴とする。
する照射領域が定められ、前記制御手段は、照射領域の数と、他の照射領域よりも高い輝度を必要とする照射領域、および総発熱量に基づいて、電流を供給するLEDチップに対する電流値の増減を図ることを特徴とする。
また、上記のような特徴を有する車両用LEDバルブユニットにおいて前記照射領域は、少なくともハイビーム領域とロービーム領域、および少なくともいずれか一方の領域と照射範囲の一部が重なるサブビーム領域が定められているようにすると良い。このような特徴を有することによれば、一般的な車両の前照灯の切り替えに加え、大枠としてのハイビーム領域や、ロービーム領域に、付加的な投光領域を設けることができ、暗所走行における視認性や安全性を高めることが可能となる。
また、上記のような特徴を有する車両用LEDバルブユニットにおいて前記制御手段は、車両からの速度情報、照度情報、舵角情報、及び車間情報の少なくとも1つの情報に基づいて、前記電流を供給する前記LEDチップの選択、及び前記電流値の増減並びに調整を行うようにしても良い。このような特徴を有することによれば、車両の状態情報に応じて自動で前照灯の照射範囲等を変化させることが可能となる。
また、上記のような特徴を有する車両用LEDバルブユニットにおいて前記制御手段は、車両における前照灯のローと全消灯状態との切替により入力される電圧パターンの変化に基づいて、電流を供給する前記LEDチップの選択、及び電流値の増減並びに調整を行うようにすることもできる。このような特徴を有することによれば、ハイビーム領域に割り当てられたLEDチップとロービーム領域に割り当てられたLEDチップ以外のLEDチップを任意に切替発光させる場合であっても、車両のコンソールにスイッチやコントローラを増やす必要がない。
さらに、上記のような特徴を有する車両用LEDバルブユニットにおける前記制御手段には、任意のLEDチップに対する電流値の供給切替を可能なコントローラを接続しても良い。このような特徴を有することによれば、LEDチップを発光させるパターンの切り替え操作を容易なものとすることができる。
上記のような特徴を有する車両用LEDバルブユニットによれば、機械的な動作制御を不要としつつ、照射範囲の調整を可能とし、かつバルブ全体としての発熱量を制御することができる。
以下、本考案の車両用LEDバルブユニットに係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、図1から図3を参照して、第1実施形態に係る車両用LEDバルブユニットの外観構成について説明する。なお、図面にいて図1は、第1実施形態に係
る車両用LEDバルブユニットの平面構成を示す図である。図2は、同側面構成を示す図である。さらに、図3は、第1実施形態に係る車両用LEDバルブの構成を示す斜視図である。
る車両用LEDバルブユニットの平面構成を示す図である。図2は、同側面構成を示す図である。さらに、図3は、第1実施形態に係る車両用LEDバルブの構成を示す斜視図である。
[第1実施形態]
本実施形態に係る車両用LEDバルブユニット(以下、単にLEDバルブユニット10と称す)は、LEDバルブ12と、制御手段26とを有する。LEDバルブ12は、口金14と、バルブ本体16、およびバルブ放熱部18とを有する。口金14は、図示しない車両のライトユニット(不図示)に対する取付基部となる部位である。バルブ本体16は、口金14を基点として、ライトユニットの内部に配置される部位である。バルブ放熱部18は、口金14を基点として、ライトユニットの外部に配置される部位である。また、制御手段26は、バルブ放熱部18に接続され、バルブ本体16に備えられたLEDチップ22(LEDチップLo22a、LEDチップHi22b、LEDチップSub22c)に対する供給電流の制御、調整を行う部位である。
本実施形態に係る車両用LEDバルブユニット(以下、単にLEDバルブユニット10と称す)は、LEDバルブ12と、制御手段26とを有する。LEDバルブ12は、口金14と、バルブ本体16、およびバルブ放熱部18とを有する。口金14は、図示しない車両のライトユニット(不図示)に対する取付基部となる部位である。バルブ本体16は、口金14を基点として、ライトユニットの内部に配置される部位である。バルブ放熱部18は、口金14を基点として、ライトユニットの外部に配置される部位である。また、制御手段26は、バルブ放熱部18に接続され、バルブ本体16に備えられたLEDチップ22(LEDチップLo22a、LEDチップHi22b、LEDチップSub22c)に対する供給電流の制御、調整を行う部位である。
バルブ本体16は、少なくとも基板20と、LEDチップ22、およびリフレクタ24を有する。基板20は、詳細を後述するLEDチップ22を任意の位置に配置すると共に、各LEDチップ22に電流を供給するための配線パターン(不図示)を構成する役割を担う。また、基板20を銅やアルミニウム等の熱伝導性に優れた金属で構成した場合には、LEDチップ22を発光させた際の熱を放熱するための放熱板としての役割を担う。なお、基板20を金属により構成する場合、図示しない配線パターンは、基板表面に絶縁層を形成し、この絶縁層を介して構成すれば良い。
LEDチップ22の配置パターンは、ライトユニットにおけるリフレクタとの関係にもよるが、本実施形態の場合、大枠として、ロービーム領域のLEDチップ(LEDチップLo22a)とハイビーム領域のLEDチップ(LEDチップHi22b)に分割され、LEDチップLo22aをバルブ本体16の前寄り、LEDチップHi22bをバルブ本体16の後ろ寄りに配置する構成としている。
また、本実施形態に係るLEDバルブ12におけるロービーム領域は、車検時の光軸検査に合わせた照射範囲を照らす定常領域と、定常領域よりも車両に近い範囲を幅広く照らすフォグ領域(サブビーム領域)とに分けられており、このフォグ領域に配置されているLEDチップ22をLEDチップSub22cとしている。ここで、定常領域をカットオフラインとエルボー点によって定められた照射範囲近傍を明るく照らす領域とした場合、フォグ領域は、カットオフラインより下側の範囲を幅広く照らす領域とすれば良い。なお、カットオフラインよりもさらに下側であって、ロービーム領域と一部が重なった範囲を照らすフォグ領域であれば、照射範囲の幅を広げたとしても、対向車の運転の安全を妨げる虞はない。
バルブ放熱部18には、バルブ本体16に備えられた基板20と電気的に接続された接続端子18aが備えられると共に、図示しない放熱ファン等が備えられている。
制御手段26は、バルブ放熱部18に備えられた接続端子18aを介してカプラー接続されており、バルブ本体16に備えられた各領域のLEDチップ22(LEDチップLo22a、LEDチップHi22b、LEDチップSub22c)に対する供給電流の制御、調整を行う役割を担う。
[回路構成]
次に、図4に示す回路ブロック図を参照して、制御手段の具体的な構成の一例と、LEDチップに対する電流の供給について説明する。
次に、図4に示す回路ブロック図を参照して、制御手段の具体的な構成の一例と、LEDチップに対する電流の供給について説明する。
制御手段26は、ブリッジ28と、電源制御回路30、プロセッサ32、LED駆動回路34a,34b、および切替部36を有する。ブリッジ28は、車両の前照灯切替制御によって入力されるロービーム電圧VinLと、ハイビーム電圧VinHを所定の電圧に変換する整流手段である。
電源制御回路30は、詳細を後述するプロセッサ32の電源を制御するための回路である。ブリッジ28からの電力供給が遮断されても、プロセッサ32が数秒間動作するように、プロセッサ32への電源電圧を保持する役割を担う。具体的には、このような機能を設けることにより、電源制御回路30への電力供給が遮断された場合でも、数秒間、プロセッサ32のカウンタ機能やタイマ機能が確保されることとなる。このため、詳細を後述するように、全消灯状態(VinH、VinLともに入力が無い状態)を含むモード選択動作が成された場合であっても、その判定が可能となる。
プロセッサ32は、電流を供給する領域(各領域に配置されたLEDチップ22)を選択すると共に、各領域に配置されたLEDチップ22に供給する電流値を定めるための要素である。LEDチップ22の選択は、VinLと、VinHの入力情報に基づいて成され、LED駆動回路34a,34bと切替部36とに駆動信号を出力する。VinLとVinHの入力情報に基づく駆動信号の選定の一例としては、例えば次のようなもので良い。
まず、プロセッサ32に対してVinLが入力されている場合、プロセッサ32は、LED駆動回路34aに駆動信号を出力する。これによりロービーム領域のチップとして配置されたLEDチップLo22aのみが点灯することとなる。
次に、VinHが入力されている場合、プロセッサ32は、LED駆動回路34bと切替部36に駆動信号を出力する。この時、切替部36に出力する駆動信号は、LED駆動回路34bから出力される電流をLEDチップHi22b側へ流すための切替信号とする。これにより、ハイビーム領域のチップとして配置されたLEDチップHi22bが点灯することとなる。なお、VinHが入力されている場合には、LED駆動回路34bと切替部36と共に、LED駆動回路34aに駆動信号を入力するようにしても良い。この場合には、LEDチップHi22bよりもLEDチップLo22aに供給する電流値が小さくなるように、LED駆動回路34bとLED駆動回路34aが出力する電圧の値を調整し、発光するLEDチップ22による総発熱量を抑制するようにすると良い。
さらに、VinLと全消灯状態が交互に複数回、連続的に入力された場合、プロセッサは、LEDチップLo22aとLEDチップSub22cに電流を供給するモードの選択であると判定し、LED駆動回路34a,34bと、切替部36に対して駆動信号を出力する。この時、切替部36に対して出力する駆動信号は、LED駆動回路34bから出力される電流をLEDチップSub22c側へ流すための切替信号とする。これにより、バルブ本体16に配置されたLEDチップ22のうち、LEDチップLo22aとLEDチップSub22cが点灯し、ロービーム領域を照らすと共に、フォグ領域も照らすこととなる。
LED駆動回路34a,34bは、LEDチップ22に供給する電流値の制御を行う要素である。LEDチップ22に供給する電流値は、プロセッサ32から入力される駆動信号により定められる。ブリッジ28からLED駆動回路34a,34bに入力される電流値は、各LED駆動回路34a,34bに入力される駆動信号に基づいて出力側の電圧の調整が成されることで、駆動信号により定められた値に変換されて出力される。
切替部36は、電流を供給するLEDチップ22を配置した領域の切り替えを行う要素である。本実施形態の場合、ハイビーム領域に配置されたLEDチップHi22bと、フォグ領域に配置されたLEDチップSub22cとの間での切り替えが成されるようにしている。
[作用、効果]
本実施形態に係るLEDバルブユニット10では、複数の領域に配置されたLEDチップ22を同時に点灯させる際、所望する領域の輝度や総発熱量等に基づき、各領域に配置されたLEDチップ22に供給する電流割合を変化させている。例えばハイビーム領域を主体として照らす場合、ハイビーム領域に配置されたLEDチップHi22bに対する電流割合が77%(定格電流比)、ロービーム領域に配置されたLEDチップLo22aに対する電流割合が19%(定格電流比)となるように調整することができる。
本実施形態に係るLEDバルブユニット10では、複数の領域に配置されたLEDチップ22を同時に点灯させる際、所望する領域の輝度や総発熱量等に基づき、各領域に配置されたLEDチップ22に供給する電流割合を変化させている。例えばハイビーム領域を主体として照らす場合、ハイビーム領域に配置されたLEDチップHi22bに対する電流割合が77%(定格電流比)、ロービーム領域に配置されたLEDチップLo22aに対する電流割合が19%(定格電流比)となるように調整することができる。
このような電流割合制御により、ハイビームの照射範囲に十分な輝度を得つつ、車両に近いロービーム領域も明るく照らすことができる。また、一方で、LEDバルブ12としての総発熱量を抑えることができる。よって、発熱過多による不具合の発生等を抑制することができる。
[第2実施形態]
次に図5に示すブロック図を参照して、本考案の車両用LEDバルブユニットに係る第2実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るLEDバルブユニット10Aの外観構成は、上述した第1実施形態に係るLEDバルブユニット10と同様であるため、図1から図3に示す外観構成図を援用するものとする。
次に図5に示すブロック図を参照して、本考案の車両用LEDバルブユニットに係る第2実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るLEDバルブユニット10Aの外観構成は、上述した第1実施形態に係るLEDバルブユニット10と同様であるため、図1から図3に示す外観構成図を援用するものとする。
本実施形態に係るLEDバルブユニット10Aは、LEDチップHi22bとLEDチップSub22cとに対する電流供給量を同時かつ独立に制御可能な構成としたことを特徴とする。具体的には、第1実施形態では、LED駆動回路34bとLEDチップHi22b、LEDチップSub22cとの間に切替部36を配置し、LEDチップHi22bとLEDチップ22cの点灯制御を選択的なものとしていた。
これに対して本実施形態では、LEDチップHi22bとLEDチップSub22cに対して、それぞれLED駆動回路34b,34cを接続する構成とした。このような構成とすることで、LEDチップHi22bとLEDチップSub22cは、それぞれ選択的に点灯させることはもちろん、同時に点灯させ、かつ供給する電流値の制御による輝度の調整を行うことも可能となる。
[作用、効果]
よって、ハイビーム領域を主体として照らす場合であっても、例えばLEDチップHi22bに対する電流割合が77%、LEDチップLo22aに対する電流割合が19%とした上で、LEDチップSub22cに対する電流割合を77%とし、ハイビーム領域を明るく照らしつつ、フォグ領域も明るく照らし、車両走行時の安全性を高めることも可能となる。また、このような照射形態を採る場合であっても、各LEDチップに対する電流値の調整(電流割合の制御)を行うことにより、LEDバルブ12としての総発熱量を抑制することができる。
よって、ハイビーム領域を主体として照らす場合であっても、例えばLEDチップHi22bに対する電流割合が77%、LEDチップLo22aに対する電流割合が19%とした上で、LEDチップSub22cに対する電流割合を77%とし、ハイビーム領域を明るく照らしつつ、フォグ領域も明るく照らし、車両走行時の安全性を高めることも可能となる。また、このような照射形態を採る場合であっても、各LEDチップに対する電流値の調整(電流割合の制御)を行うことにより、LEDバルブ12としての総発熱量を抑制することができる。
[応用形態]
上記実施形態では、いずれも、ハイビーム領域、ロービーム領域、およびフォグ領域として、LEDチップ22の配置領域を定めていた。しかしながら、これらのLEDチップ22の配置領域は、ライトユニットにおけるリフレクタとの関係によって変化する場合があり、厳密に定められるものではない。また、本考案に係るLEDバルブユニット10,
10Aは、例えば、メインの照射領域と、その周囲を照らすサブ領域といったように、照射領域の数を2つとしたり、4つ以上とすることもできる。
上記実施形態では、いずれも、ハイビーム領域、ロービーム領域、およびフォグ領域として、LEDチップ22の配置領域を定めていた。しかしながら、これらのLEDチップ22の配置領域は、ライトユニットにおけるリフレクタとの関係によって変化する場合があり、厳密に定められるものではない。また、本考案に係るLEDバルブユニット10,
10Aは、例えば、メインの照射領域と、その周囲を照らすサブ領域といったように、照射領域の数を2つとしたり、4つ以上とすることもできる。
さらに、LED駆動回路の数を増やし、各照射領域の中でより詳細に電流値の調整をできるようにしても良い。この場合には、各領域に配置するLEDチップ22として、白色LEDと淡黄色LEDとを混在させ、天候や道路状況に応じて前照灯の色味を変化させることができるようにしても良い。また、発光させるLEDチップ22の選択により、光軸の調整を行うようにすることもできる。
また、上記実施形態では、LEDチップSub22cを発光させるための駆動信号の出力について、VinLと全消灯状態を交互に連続して複数回入力することで成される旨記載した。しかしながら当然に、制御手段26に対して、別途コントローラを接続し、LEDチップSub22cを発光させるための駆動信号を入力するようにしても良い。また、この信号については、手動以外の手法、例えば車両からの速度情報をプロセッサ32に入力し、走行速度に応じて自動で切替発光させるようにしても良い。
また、速度情報以外にも、前走車や対向車の灯火に基づく照度情報や、カーブ等における舵角情報、および車間情報等のうちの少なくとも1つの情報をプロセッサ32に入力することで、電流を供給するLEDチップ22の選択、および電流値の制御等を行うようにしても良い。
10,10A………LEDバルブユニット、12………LEDバルブ、14………口金、16………バルブ本体、18………バルブ放熱部、18a………接続端子、20………基板、22………LEDチップ、22a………LEDチップLo、22b………LEDチップHi、22c………LEDチップSub、24………リフレクタ、26………制御手段、28………ブリッジ、30………電源制御回路、32………プロセッサ、34a,34b,34c………LED駆動回路、36………切替部。
Claims (5)
- 基板に複数のLEDチップを備えた車両用LEDバルブと、前記LEDバルブの発光を制御する制御手段とを備えた車両用LEDバルブユニットであって、
各LEDチップにはそれぞれ、対応する照射領域が定められ、
前記制御手段は、照射領域の数と、他の照射領域よりも高い輝度を必要とする照射領域、および総発熱量に基づいて、電流を供給するLEDチップに対する電流値の増減を図ることを特徴とする車両用LEDバルブユニット。 - 前記照射領域は、少なくともハイビーム領域とロービーム領域、および少なくともいずれか一方の領域と照射範囲の一部が重なるサブビーム領域が定められていることを特徴とする請求項1に記載の車両用LEDバルブユニット。
- 前記制御手段は、車両からの速度情報、照度情報、舵角情報、及び車間情報の少なくとも1つの情報に基づいて、前記電流を供給する前記LEDチップの選択、及び前記電流値の増減並びに調整を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用LEDバルブユニット。
- 前記制御手段は、車両における前照灯のローと全消灯状態との切替により入力される電圧パターンの変化に基づいて、電流を供給する前記LEDチップの選択、及び電流値の増減並びに調整を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用LEDバルブユニット。
- 前記制御手段には、任意のLEDチップに対する電流値の供給切替を可能なコントローラを接続したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用LEDバルブユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021002643U JP3234032U (ja) | 2021-07-07 | 2021-07-07 | 車両用ledバルブユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2021002643U Active JP3234032U (ja) | 2021-07-07 | 2021-07-07 | 車両用ledバルブユニット |
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