JP3232717B2 - 回路記述合成装置 - Google Patents

回路記述合成装置

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JP3232717B2 JP31411792A JP31411792A JP3232717B2 JP 3232717 B2 JP3232717 B2 JP 3232717B2 JP 31411792 A JP31411792 A JP 31411792A JP 31411792 A JP31411792 A JP 31411792A JP 3232717 B2 JP3232717 B2 JP 3232717B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基本的な回路を事前の
登録しておきこれらの基本回路を組み合わせて目的とす
る回路を合成するのに好適な回路記述合成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複雑な回路でも通常、基本的な回路の組
合せとして表現できる。基本的な回路、たとえば、フリ
ップフロップ、加算回路、減算回路、A/D変換器など
をそれぞれ、回路記述A、回路記述B、回路記述C、回
路記述Dなどとする回路記述言語で事前に登録してお
く。必要とする基本回路を上記回路記述言語を用いて表
現し、さらにそれらの回路の接続関係、配置などを指定
する情報を合成制御命令として定義し、これら回路記述
言語と合成制御命令とをプログラムとして入力して希望
する回路を自動設計する回路記述合成方法がすでに試み
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路記述合成装
置においては、全てのサイズのモジュールを記憶させて
いるので、たとえば、乗算器などのような演算回路の回
路記述モジュールについて異なった語長、異なった回路
方式に対応させて別個のモジュールを容易し、管理しな
ければならならず、モジュール数が膨大なものになると
いう問題がある。モジュール数が大きくなると、その管
理が複雑であり、記憶容量も大きくなるという問題に遭
遇する。
【0004】上述した問題を解決するため、本件出願人
はより少ないデータ量で任意のサイズの回路記述を合成
可能にする回路記述合成装置を提案した(たとえば,平
成3年7月10日、出願の「回路記述合成装置」参
照)。図8はかかる先行技術としての回路記述合成装置
の構成図である。この回路記述合成装置は、入力ファイ
ル1、デコーダ2、バッファメモリ11、デュプリケー
タ12、セレクタ13、メインファイル3、モジュール
ファイル5、サイズ変換ブロック14、場合分け処理ブ
ロック15、モジュール管理ファイル16、回路記述自
動合成部6、および、データバス200を有する。入力
ファイル1には、回路記述言語と次元パラメータを示す
合成制御命令とからなる入力プログラムが入力される。
回路記述言語は、合成する回路に必要な基本構成要素で
あるノイズフイルタ、A/D変換器などをパラメトリッ
クに記述する回路プログラム言語(回路記述言語)であ
る。合成制御命令は、回路記述言語で指定されに基本回
路を他の基本回路と合成するために使用する命令であ
る。この合成制御命令には、繰り返し指令、次元パラメ
ータ、場合分け選択指令、モジュール名選択命令などが
ある。
【0005】デコーダ2は入力ファイル1に入力された
回路記述言語と合成制御命令とを解読する。デコーダ2
が回路記述言語を解読すると、バッファメモリ11に出
力し、指定された回数だけデュプリケータ12において
繰り返して使用され、セレクタ13を介してメインファ
イル3に記憶される。デコーダ2が合成制御命令のう
ち、次元パラメータを解読すると、サイズ変換ブロック
14が回路記述のサイズの変換処理をする。デコーダ2
が場合分け選択指令を解読すると場合分け処理ブロック
15が回路記述の場合分けを選択する。デコーダ2がモ
ジュール名選択を解読すると、モジュール管理ファイル
16がモジュール管理を行う。これらの処理結果は、デ
ータバス200を介してモジュールファイル5に記憶さ
れる。回路記述自動合成部6は、メインファイル3とモ
ジュールファイル5に記憶されたデータを編集して回路
を合成する。
【0006】入力ファイル1に下記に示す入力プログラ
ム1が入力された場合の回路記述合成装置の動作を述べ
る。入力プログラム1 1 # Repeat 3 times 回路記述A 2 回路記述B 3 # Filter[size(2) FIR] 4 回路記述C #マークで始まる第1および第3行は合成制御命令を示
し、#マークのない第2行および第4行が回路記述言語
を示す。この例では回路記述Aはノイズフィルタを示
し、回路記述BはA/D変換器を示し、回路記述CはD
/A変換器を示す。
【0007】1行目は回路記述Aを3回繰り返すことを
意味する。この命令文がデコーダ2で解読され、回路記
述Aをバッファメモリ11に記憶したのち、回路記述A
の繰り返し回数3をデュプリケータ12に入力して3
回、回路記述Aを繰り返えさせる。その後、デュプリケ
ータ12で3回繰り返された回路記述Aの内容をセレク
タ13を介してメインファイル3に書き込む。第2行目
の「回路記述B」をデコーダ2が解読する。「回路記述
B」は回路記述言語なので、バッファメモリ11および
デュプリケータ12を介すことなくセレクタ13に直接
出力し、デコーダ2の端子Lを介して出力されるセレク
タ選択信号S2Lでセレクタ13を制御してメインファ
イル3に回路記述Bの内容を書き込む。第3行目は、マ
クロ命令を示すものであり、回路モジュールがフィルタ
であることをデコーダ2で解読してサイズ変換ブロック
16に入力すると、モジュール管理ファイル16からモ
ジュール名〔Filter] の回路記述データが読み出され
て、サイズ変換ブロック14からサイズを取り出し、こ
のサイズとモジュール名とがデータバス200を介して
モジュールファイル5に記憶される。サイズ変換ブロッ
ク14は、モジュール管理ファイル16からの信号によ
り、3行目のステートメント:# Filter[size(2) FIR]
を読み取り、回路記述サイズを変換して、フイルタを直
列に2つ接続した回路記述情報をモジュールファイル5
に書き込む。第4行目の〔回路記述C〕をデコーダ2で
解読すると、セレクタ13を動作させてメインファイル
3に回路記述Cの内容であるD/A変換器を示すデータ
を記録する。以上の処理により、モジュールファイル5
およびメインファイル3に書き込まれた回路記述情報に
従い、回路記述自動合成部6が回路編集作業を行う。
【0008】上記先行技術の回路記述合成装置では、パ
ラメトリックに記述され規則性のある基本回路として、
フイルタ、D/A変換器などのような回路構成において
は一元化されたモジュールで記述あるいは管理をするこ
とが可能であるが、パラメトリックに記述されず規則性
のない回路、たとえば、固定係数乗算器などの演算回路
を回路記述モジュールとして用いる場合に、係数の値に
よって構成する回路形式が異なるから回路記述を有効に
できないという問題が見出された。また先行技術におけ
る回路記述合成装置では、規則性のある回路構成と規則
性のない回路構成を回路記述するときに、1元化したモ
ジュールで管理することが困難であるという問題が見出
された。
【0009】そこで、本発明の回路記述合成装置は上述
した先行技術における問題を解決し、さらに改良された
回路記述合成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、回路記述言語のままで回路記述の繰り返し
文脈や場合分け文脈を記述して、ドキュメント性の良好
な状態を維持させつつ、パラメトリックに記述され規則
性のある上述した基本回路を内部モジュールとして記述
する他、パラメトリックに記述され規則性を持たない回
路を外部モジュールとして記述し、これらを共存させて
処理可能にする。
【0011】発明によれば、上記合成回路を編集する
方法を実施する回路記述合成装置が提供される。この回
路記述合成装置は、パラメトリックに記述され規則性を
有する回路記述と、パラメトリックに記述され本来規則
性を持たない回路記述とを含み、回路記述言語と合成制
御命令とで規定される回路設計プログラムを解読する手
段と、該解読された回路記述言語を記憶する第1の記憶
手段と、該解読された前記パラメトリックに記述され規
則性を有する回路記述に対応するデータを生成する第1
のデータ生成手段と、該解読された前記パラメトリック
に記述されない規則性を持たない回路記述に対応するデ
ータを生成する第2のデータ生成手段と、該第1および
第2のデータ生成手段で生成されたデータを記憶する第
2の記憶手段と、該第1および第2の記憶手段に記憶さ
れたデータを編集して回路を合成する手段とを有する。
【0012】
【作用】合成回路は回路記述言語と合成制御命令とで記
述される回路記述言語に基づいて記述され、この言語を
編集して希望する合成回路を生成する。この言語とし
て、予め、パラメトリックに記述され規則性を有する回
路記述と、パラメトリックに記述され本来規則性を持た
ない回路記述とを定義する。規則性を有する回路記述は
先行技術に提案された方法と同じ方法で編集されるが、
規則性を持たない回路記述については、指定された規則
性を持たない回路記述に応じて、予め設定された手順に
従って、前記規則性を有する回路モジュールの組合せと
しての部分的な合成回路を記述する新たなデータを生成
する。新たなデータは規則性を持つ回路記述によるデー
タの集合となり、規則性を持つ回路記述によるデータと
統一して編集できる。
【0013】好適には、本来規則性を持たない回路記述
を予め所定の因子を用いて規定し、その因子に応じて規
則性ある回路を部分合成回路を合成する。その結果、1
つの命令で、および、1つの処理方法で、因子で指定さ
れた、同じ回路思想に基づく、種々の態様の部分合成回
路を編集できる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の回路記述合成装置の第1実施
例の構成図である。この回路記述合成装置は、図8に示
した入力ファイル1、デコーダ2、バッファメモリ1
1、デュプリケータ12、セレクタ13、メインファイ
ル3、モジュールファイル5、サイズ変換ブロック1
4、場合分け処理ブロック15、モジュール管理ファイ
ル16、および、回路記述自動合成部6に加えて、デー
タ格納ブロック17および外部モジュール呼び出しブロ
ック18が付加されている。モジュール管理ファイル1
6、データ格納ブロック17、外部モジュール呼び出し
ブロック18、場合分け処理ブロック15、サイズ変換
ブロック14がデータバス100を介して相互に接続さ
れ、モジュールファイル5に接続されている。
【0015】入力ファイル1には回路記述言語と合成制
御命令とからなる入力プログラムが入力される。本実施
例においては、パラメトリックに記述される規則性のあ
る回路を内部モジュールとして記述する他、パラメトリ
ックに記述され規則性を持たない回路を外部モジュール
として記述する。パラメトリックに記述され規則性を有
する内部モジュールの例を、回路記述言語とともに図2
(A)〜(D)、および、表1に示す。
【0016】 表−1 図番 回路名称 回路記述言語 図2(A) ノイズフィルタ 回路記述A 図2(B) A/D変換器 回路記述B 図2(C) D/A変換器 回路記述B’ 図2(D) バッファ回路 回路記述C
【0017】外部モジュールは一般的には、図2(E)
に図解した表現で表す。その詳細回路例として加算回路
の例を図3に示す。詳細は後述するが、下記の回路記述
(ステートメント): Ext add(α) がある場合、それぞれ下記の加算回路 α=3の場合、図3(A)の加算回路 α=4の場合、図3(B)の加算回路 α=5の場合、図3(C)の加算回路 を記述する。つまり、図5(A)〜(C)に示す外部モ
ジュールはそれぞれ移動平均処理回路を示すが、ツリー
構造で加算を行うので、その構成はパラメータαについ
て不規則に変化するから、パラメトリックに記述されな
い不規則な回路記述である。
【0018】入力ファイル1に上述した回路記述言語と
合成制御命令からなるプログラムが入力されると、デコ
ーダ2に出力され、デコーダ2が入力されたプログラム
を解読し、端子L、M、N、C、Pからそれぞれ、セレ
クタ選択信号S2L、回路記述言語信号S2M、繰り返
し指示信号S2K、モジュール名信号S2N、場合分け
選択信号S2C、次元パラメータ信号S2Pを出力す
る。デコーダ2の解読動作および回路記述合成装置の各
部の動作を述べる。デコーダ2が入力プログラムを回路
記述言語であると解読すると、デコーダ2はセレクタ1
3に回路記述言語信号S2Mを出力する。またセレクタ
13にセレクタ選択信号S2Lを出力して、セレクタ1
3に印加された回路記述言語信号S2Mをそのままメイ
ンファイル3に記憶させる。デコーダ2が入力プログラ
ムが繰り返し文であると解読すると、繰り返し指示信号
S2Kをバッファメモリ11に出力し、デュプリケータ
12を介して指定された回数だけ、その回路記述言語を
繰り返させる。繰り返された回路記述言語がセレクタ1
3を介してメインファイル3に記憶される。
【0019】デコーダ2が入力プログラム内の回路記述
言語を解読して内部モジュール名指定と特定すると、モ
ジュール名信号S2Nを出力してモジュール管理ファイ
ル16から対応する内部モジュールデータを抽出して、
データバス100を介してモジュールファイル5に記憶
させる。デコーダ2が入力プログラム内の回路記述言語
を解読して外部モジュール名指定と特定すると、モジュ
ール名信号S2Nを出力してモジュール管理ファイル1
6から対応する外部モジュールデータをデータ格納指示
信号S16bとして抽出して、外部モジュールを呼び出
すためのパラメータをデータ格納ブロック17に書き込
む。次いで、データ格納指示信号S16bをモジュール
管理ファイル16を介して外部モジュール呼び出しブロ
ック18に出力して、外部モジュール呼び出しブロック
18から指定された外部モジュールを選択し、それをデ
ータ格納ブロック17に格納されたパラメータによる指
定サイズのモジュールに変換して、データバス100を
介してモジュールファイル5に書き込む。デコーダ2が
入力プログラムを場合分け選択指定と解読すると、場合
分け選択信号S2Cを場合分け処理ブロック15に出力
して、要求された回路構成を選択してデータバス100
を介してモジュールファイル5に書き込む。デコーダ2
が入力プログラムを解読して次元パラメータであると特
定すると、次元パラメータ信号S2Pがサイズ変換ブロ
ック14に出力して、パラメトリックに記述された回路
記述言語を通常の記述言語で指定サイズのモジュールに
変換し、データバス100を介してモジュールファイル
5に書き込む。
【0020】このようにメインファイル3には回路記述
言語が記憶され、モジュールファイル5にはモジュール
管理ファイル16、データ格納ブロック17、外部モジ
ュール呼び出しブロック18、場合分け処理ブロック1
5、および、サイズ変換ブロック14で処理されたデー
タが記憶される。回路記述自動合成部6はこのように生
成されたデータを編集して、たとえば、図4に示す合成
回路を作成する。図4におけるフィルタ回路22は外部
モジュールによるものであり、その詳細回路例を図5に
示す。
【0021】図4および図5に示した回路の合成例につ
いて述べる。入力ファイル1に下記に示す入力プログラ
ム2が入力される。入力プログラム2 1 # Repeat 2 times 回路記述A 2 回路記述B 3 # Filter[size=2,Add] 回路記述C 4 回路記述B , プログラム2において、#マークで始まる第1および第
3行は合成制御命令を示し、#マークのない第2行およ
び第4行が回路記述言語を示す。表1および図2(A)
〜(D)に示したように、回路記述Aはノイズフイル
タ、回路記述BはA/D変換器、回路記述B, はD/A
変換器を示す。第1行目のプログラムは、回路記述A
(ノイズフィルタ)の処理を2回繰り返すことを指定し
ている。第3行目のプログラム:回路記述Cはマクロ命
令であり、外部モジュールとしてのフィルタを指定して
いる。
【0022】第1行目の処理 デコーダ2は第1行目の命令分を解読し、バッファメモ
リ11およびデュプリケータ12を介してノイズフィル
タの回路記述言語を2回繰り返して、そのデータをメイ
ンファイル3に記憶させる。第2行目の処理 デコーダ2は第2行目の命令文を解読し、A/D変換器
の回路記述言語:「回路記述B」をセレクタ13を介し
てメインファイル3に直接記憶させる。メインファイル
3に回路記述Bの内容書き込む。第3行目の処理 デコーダ2は第3行目のプログラム:マクロ命令を解読
して、外部モジュールについての上述した処理、つま
り、モジュール管理ファイル16、データ格納ブロック
17、外部モジュール呼び出しブロック18を作用させ
た一連の処理を行い、外部モジュール名〔Filter] の回
路記述データをデータバス100を介して回路記述自動
合成部6に記憶する。この詳細を後述する。第4行目の処理 デコーダ2はD/A変換器についての回路記述言語:
「回路記述B’」をセレクタ13を介してメインファイ
ル3に直接記憶させる。
【0023】上記第3行目の外部モジュールについての
処理の詳細を述べる。デコーダ2は3行目のプログラ
ム: # Filter[size=2,Add] 回路記述C の〔 Filter 〕を解読して、モジュール名信号S2Nを
モジュール管理ファイル16に出力し、モジュール管理
ファイル16から外部モジュール名:〔 Filter 〕の回
路記述を取り出す。モジュール管理ファイル16におけ
る処理結果を表2に示す。
【表1】
【0024】ステートメント:「size=2 回路記述C」
はサイズ変換命令であり、サイズ変換ブロック14にお
いて、回路記述Cを直列に2つ接続した回路記述に変換
し、表3に示す結果がデータ格納ブロック17に送出さ
れる。
【表2】
【0025】データ格納ブロック17においては、表3
に示す第3行目のデータ格納ステートメント: #Data α=3 処理する。つまり、外部モジュールの入力パラメータを
3としてデータ格納ブロック17に書き込む。その結果
を表4に示す。
【表3】
【0026】次に、デコーダ2は表4に示す場合分け処
理ステートメント: if[Type =Add] を選択し、場合分け処理ブロック15を動作させて表4
のAdd(加算回路) 方式の記述部分であるステートメン
ト: #Call- Ext add[α]) を取り出す。場合分け処理ブロック15はこれを外部モ
ジュール読み出し命令として処理する。ここでは予めデ
ータ格納ブロック17に記憶されている外部モジュール
に関するデータを読み出し、次元パラメータとして外部
モジュールとして加算回路(Add)を生成する。次いで、
データ格納ブロック17の出力データをモジュールファ
イル5に記憶させる。表5に場合分け処理ブロック15
の処理結果、表6に外部モジュール呼び出しブロック1
8の処理結果を示す。
【表4】
【表5】 デコーダ2は上述した第3行目の処理を終了すると、上
述した第4行目の処理に移行する。
【0027】この例では、表5の第2行のステートメン
トは、 Ext - add[3] である。つまり、基本加算回路への入力データの本数を
示す因子α=3であるから、予め登録された手順に従っ
て、図3(A)に示す部分合成加算回路を示すデータが
内部的に編集される。つまり、図3(A)は2つの基本
加算回路add1とadd2に入力されるデータがライン10
1、102、103から入力される3本であることを示
す。レジスタR1、R2はこの基本回路記述に応じて自
動的に決定される。もし、α=4として指定された場合
には、図3(B)に示す部分合成加算回路を示すデータ
が編集される。つまり、この例は、3つの基本加算回路
add1、add2、add3に順次入力されるデータがライン10
1、102、103、104から入力される4本である
ことを示す。レジスタR1、R2、R3はこの基本回路
記述に応じて自動的に決定される。図3(C)に示した
部分合成加算回路も同様な考えに基づく。
【0028】図3に図解した回路構成から明らかなよう
に、図2(A)〜(C)に図解した内部モジュールとし
て示した基本回路としては扱われない、図3の回路も、
加算回路、レジスタなどの基本的な回路の組合せとして
表現できる。したがって、本来、規則性を持たない外部
モジュールとして表される回路もそれを分析すると、基
本回路を組み合わせた部分合成回路として表すことがで
きる。回路記述自動合成部6における編集作業は、内部
モジュールと外部モジュールに相違はない。それゆえ、
回路記述自動合成部6において、内部モジュールと外部
モジュールとを同一に処理できる。このような外部モジ
ュールを通常の内部モジュールの組合せとして個々に指
定することもできるが、回路記述が複雑になる。また、
図4におけるフィルタ回路22としてある機能を有する
1つの回路として扱うべき回路を、図3(A)の回路の
詳細が図解されると、合成回路全体が非常に複雑にな
る。つまり、外部モジュールとして、因子αを指定する
だけで、図3(A)〜(C)に図解した部分合成回路が
生成できることは非常に好都合である。図3に図解した
回路は基本的な回路構成に統一した思想性があり、この
思想性に基づく処理手順を登録しておくことにより、因
子αで指定するだけで、希望する部分合成回路を内部的
に生成できる。
【0029】上述した処理に基づくメインファイル3に
記憶されたデータを表6、モジュールファイル5に記憶
されたデータを表7に示す。さらに回路記述自動合成部
6において編集されたデータを表8に示す。 表6 1 回路記述A 2 回路記述A 3 回路記述B 4 回路記述B’ 表7 1 Filter[size,Add] 2 回路記述C 3 Ext add[3] 表8 1 回路記述A 2 回路記述A 3 回路記述B 4 Filter[size,Add] 5 回路記述B’
【0030】回路記述自動合成部6において編集し、表
8に示した結果を図解すると、図4に図解した合成回路
が得られる。つまり、この合成回路は、2つ直列接続さ
れたノイズフィルタ19、20、A/D変換器21、外
部フィルタ回路22、および、D/A変換器23で構成
される。外部フィルタ回路22の詳細回路構成を、図5
に示す。このフィルタ回路22は、バッファ回路22
a、ステートメント:Ext add(α=3) で指定された図
5(A)に図解する回路構成である。
【0031】上述したように、パラメトリックに記述さ
れ規則性を持たない回路を外部モジュールとして定義
し、上述した処理を行うことにより、内部モジュールと
整合をとった合成回路を編集することができる。特に、
パラメトリックに記述され規則性を持たず、図3に例示
したように、因子αの値が変化するような場合でも、規
則性を保って処理することが可能となる。このような外
部モジュールとしては、図3に図解した加算回路に限ら
ず、その他の回路、たとえば、固定係数乗算器などの演
算回路についても適用できる。したがって、本発明の回
路記述合成装置によれば、外部モジュールの適用の制限
なく希望する合成回路を編集することができる。またこ
の回路記述合成装置では、一元化されたモジュールとし
て管理することも容易になる。
【0032】図1に図解した回路記述合成装置の構成に
おいて、図解した全ての構成要素を必要としない。たと
えば、外部モジュール呼び出しブロック18とデータ格
納ブロック17とが共に設ける必要があるが、サイズ変
換ブロック14と場合分け処理ブロック15と外部モジ
ュール呼び出しブロック18とが常に同時に設ける必要
はなく、合成回路変死を内容に応じてこれらのブロック
14、15、18を任意に選択して設けることができ
る。
【0033】また、回路記述合成装置は図1に図解した
構成である必要はない。図6に本発明の回路記述合成装
置の第2実施例の構成を示す。この回路記述合成装置
は、図1に示したモジュール管理ファイル16、データ
格納ブロック17、外部モジュール呼び出しブロック1
8、場合分け処理ブロック15、サイズ変換ブロック1
4およびモジュールファイル5が相互に連絡可能とする
データバス100に代えて、データの流れ、制御の関連
のあるブロック同士を接続した構成を示す。この回路記
述合成装置においては、デコーダ2からモジュール名信
号S2Nがモジュール管理ファイル16に出力され、場
合分け選択信号S2Cが場合分け処理ブロック15に出
力され、次元パラメータ信号S2Pがサイズ変換ブロッ
ク14に出力されている。また、モジュール管理ファイ
ル16から外部モジュール呼び出し指示信号S16aが
外部モジュール呼び出しブロック18に出力され、デー
タ格納指示信号S16bがデータ格納ブロック17に出
力されている。さらに、モジュール管理ファイル16の
データがデータ格納ブロック17に印加され、データ格
納ブロック17のデータが外部モジュール呼び出しブロ
ック18に印加され、外部モジュール呼び出しブロック
18のデータが場合分け処理ブロック15に印加され、
場合分け処理ブロック15のデータがサイズ変換ブロッ
ク14に印加されて、回路記述自動合成部6に記憶され
る。図示の構成要素のそれぞれの処理内容は図1に図解
した回路記述合成装置におけるものと実質的に同じであ
る。
【0034】図7に第3実施例の回路記述合成装置を示
す。この回路記述合成装置は、デコーダ2からモジュー
ル管理ファイル16、サイズ変換ブロック14、場合分
け処理ブロック15への接続、および、モジュール管理
ファイル16からデータ格納ブロック17および外部モ
ジュール呼び出しブロック18への接続は図6に図解し
たものと同じであるが、モジュール管理ファイル16か
らモジュールファイル5に至るデータの経路の順序が、
モジュール管理ファイル16、サイズ変換ブロック1
4、データ格納ブロック17、場合分け処理ブロック1
5、外部モジュール呼び出しブロック18と変えてあ
る。
【0035】図1、図6および図7に図解した回路記述
合成装置は、たとえば、入力ファイル1、デコーダ2、
サイズ変換ブロック14などがそれぞれ、マイクロコン
ピュータなどの独立した処理機能を有するモジュールを
組み合わせて処理する装置構成を例示したが、上述した
回路記述合成装置の処理を汎用コンピュータを用いてソ
フトウエア的に処理することもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、回路記述言語のままで
回路記述の繰り返し文脈や場合分け文脈を記述したこと
により、パラメトリックに記述でき規則性を持つ基本回
路は勿論、規則性を持たない基本回路も同時に編集処理
することが可能となり、希望する回路を合成することが
できる。本発明においては、さらに、パラメトリックに
記述でき、本来、規則性を持たない基本回路を規則性が
あるように処理するので、少ない回路記述方法、かつ、
少ないデータ量で種々の複雑な回路を内部的に合成で
き、この合成された回路を規則性を持つ回路と組み合わ
せて全体としての合成回路を編集することができる。本
発明においては、規則性を持つ回路と本来規則性を持た
ない回路とを均質的に処理できるので、整合性のとれた
処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回路記述合成装置の第1実施例の構成
図である。
【図2】本発明の回路記述に用いる内部モジュールとし
ての基本回路例を示す回路図である。
【図3】本発明の回路記述に用いる外部モジュールとし
ての部分合成回路例を示す回路図である。
【図4】図1の回路記述自動合成装置で編集した合成回
路を示す回路図である。
【図5】図4に図解したフィルタ回路の詳細部分合成回
路図である。
【図6】本発明の回路記述合成装置の第2実施例の構成
図である。
【図7】本発明の回路記述合成装置の第3実施例の構成
図である。
【図8】先行技術としての回路記述合成装置の1例を示
す構成図である。
【符号の説明】 1・・・入力ファイル 2・・・デコーダ 3・・・メインファイル 5・・・モジュー
ルファイル 6・・・回路記述自動合成部 11・・・バッファ
メモリ 12・・・デュプリケータ 13・・・セレク
タ 14・・・サイズ変換ブロック 15・・・場合分
け処理ブロック 16・・・モジュール管理ファイル 17・・・データ
格納ブロック 18・・・外部モジュール呼び出しブロック 19、20・・ノイズフィルタ 21・・・A/D
変換器 22・・・外部フイルタ回路 22b・・加算回
路 22b−1・加算器 23・・・D/A
変換器 100、200・・・データバス
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パラメトリックに記述され規則性を有する
    回路記述と、パラメトリックに記述され本来規則性を持
    たない回路記述とを含み、回路記述言語と合成制御命令
    とで規定される回路設計プログラムを解読する手段と、 該解読された回路記述言語を記憶する第1の記憶手段
    と、 該解読された前記パラメトリックに記述され規則性を有
    する回路記述に対応するデータを生成する第1のデータ
    生成手段と、 該解読された前記パラメトリックに記述されない規則性
    を持たない回路記述に対応するデータを生成する第2の
    データ生成手段と、 該第1および第2のデータ生成手段で生成されたデータ
    を記憶する第2の記憶手段と、 該第1および第2の記憶手段に記憶されたデータを編集
    して回路を合成する手段とを有することを特徴とする回
    路記述合成装置。
  2. 【請求項2】前記第2のデータ生成手段は、前記規則性
    を持たない回路記述に応じて、予め設定された手順に従
    って、前記規則性を有する回路の組合せとしての部分的
    な合成回路を記述する新たなデータを生成する請求項1
    記載の回路記述合成装置。
  3. 【請求項3】前記本来規則性を持たない回路記述を予め
    所定の因子を用いて規定し、 前記第2のデータ生成手段は、その因子に応じて規則性
    ある回路を合成する請求項2記載の回路記述合成装置。
  4. 【請求項4】前記第2のデータ生成手段が、 前記規則性を持つ回路モジュールと規則性を持たない回
    路モジュールとを管理するモジュール管理ファイルと、 規則性を持たない回路モジュールのデータを格納するデ
    ータ格納ブロックと、 規則性を持たない回路モジュールを呼び出す外部モジュ
    ール呼び出しブロックとを有する請求項3記載の回路記
    述合成装置。
  5. 【請求項5】前記第2のデータ生成手段はさらに、 回路モジュールのサイズを変換するサイズ変換ブロック
    と、 前記解読手段で解読された場合分け命令を処理する場合
    分け処理ブロックとを有する請求項4記載の回路記述合
    成装置。
  6. 【請求項6】前記回路記述言語は同じ回路記述が連続し
    て繰り返すことを示す記述を許容し、 前記第1のデータ生成手段が、該繰り返し記述に応答し
    て同じ回路記述を繰り返し数だけ生成し、前記第1の記
    憶手段に記憶する請求項1〜4いずれか記載の回路記述
    合成装置。
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