JP3232604B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3232604B2
JP3232604B2 JP28050091A JP28050091A JP3232604B2 JP 3232604 B2 JP3232604 B2 JP 3232604B2 JP 28050091 A JP28050091 A JP 28050091A JP 28050091 A JP28050091 A JP 28050091A JP 3232604 B2 JP3232604 B2 JP 3232604B2
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慶一 野村
健太郎 永谷
知和 加藤
修二 丸田
一博 荒木
良昭 高野
隆 野田
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機などの画像形成
装置に関し、特に、装置の動作中に生じるデータを記憶
するために設けられた記憶領域の初期化の方法に特徴を
有する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機には、給紙口を選択す
る機能、オート露光(自動濃度調整)機能、種々のカウ
ント機能、投影レンズの位置を調整する機能など、種々
の複数の機能が備えられている。
【0003】これら複数の機能のそれぞれの動作条件に
ついては、複写機のメーカの工場出荷時において、予め
標準的に定められた標準設定状態となるように設定又は
調整されている。
【0004】例えば、上の例で言えば、電源投入時にお
いては上段給紙口を優先的に選択する状態、オート露光
の濃度基準値を濃度の中央値とした状態、キーカウンタ
がペーパー枚数をカウントする状態、投影レンズの位置
が倍率が1における原点位置となる状態に、それぞれ設
定されている。
【0005】しかし、複写機のユーザ(使用者)の側に
おいて、上述のような標準設定状態以外の設定状態に変
更したい場合があるので、それぞれの動作条件につい
て、個別設定状態に変更することが可能になっている。
【0006】そのような変更は、通常、複写機のメンテ
ナンスのエキスパートであるサービスマンが、ユーザの
要望に基づいて、複写機の内部に設けられたスイッチな
どを操作してそれらの動作条件を変更するモード(チョ
イスモード)とした後、同じく複写機の内部に設けられ
たスイッチ又はテンキーなどを操作し、変更したい機能
の選択とその機能に対する動作条件の設定とを行うこと
によってなされる。
【0007】このような動作条件の変更を可能とするた
めに、複写機には、それぞれの個別設定状態のデータを
記憶するための記憶領域が設けられている。このような
記憶領域は、複写機の電源をオフにした場合でも内容を
記憶するように電池などによってバックアップされてい
る。
【0008】一方、複写機にトラブルが発生した際に、
サービスマンによってメモリ(記憶領域)の初期化が行
われることがある。例えば、強い振動やノイズによって
メモリ内のデータが書き替えられたり、メモリ内に複写
機の動作を停止させるような内容のトラブルコードが書
き込まれたりする場合があるが、このような場合に、書
き込まれた異常データをクリアするために、メモリの初
期化が行われる。
【0009】メモリの初期化は、例えば、複写機の内部
に設けられた初期化用の端子間を短絡させるとともに、
CPUリセットスイッチを押すことによって実行され
る。メモリの初期化が実行されると、メモリの全部又は
一部の内容が、特定のビット状態にクリア(リセット)
されるか、又は標準設定状態のデータに書き替えられ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来にお
いては、サービスマンがメモリの初期化を行うことによ
って、個別設定状態のデータについてもその全部がクリ
アされるか又は標準設定状態のデータに書き替えられて
しまうこととなる。
【0011】そうすると、複写機を以前と同じ状態で使
用するためには、それまでに設定されていた個別設定状
態のデータを再度設定し直さなければならない。複写機
の機能が多様化した現在では、このようなデータの数も
多数にのぼるため、その再設定に多くの時間と労力を要
し、これがサービスコストを上昇させる一因となってい
た。
【0012】本発明は、上述の問題に鑑み、複写機など
の画像形成装置において、トラブル発生時などに個別設
定状態のデータをクリアしてしまうことなくメモリの初
期化を行えるようにし、個別設定状態のデータの再設定
を行う必要のない画像形成装置を提供することを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る装
置は、上述の課題を解決するため、装置の有する複数の
機能のそれぞれの動作条件について、予め標準的に定め
られた標準設定状態から操作者の操作によって設定され
個別設定状態に変更することが可能に構成された画像
形成装置において、前記個別設定状態のデータを含む
該装置の動作に係るデータを記憶する記憶手段を有し、
前記記憶手段の初期化を行う際に、前記記憶手段の記憶
領域の一部について、その初期化を行うか否かを選択可
能に構成する。
【0014】請求項2の発明に係る装置は、前記個別設
定状態のデータを記憶するための記憶領域と、前記記憶
領域に記憶されたデータを初期状態に戻すための初期化
を指令する初期化指令手段と、前記記憶領域に記憶され
たデータのうち、全部のデータを初期化するか又は個別
設定状態のデータを含んだ特定のデータ以外のデータを
初期化するかを選択するための選択手段と、前記初期化
指令手段からの指令が発せられたときに、前記選択手段
により選択された内容に応じて初期化を行う初期化手段
とを有して構成される。
【0015】請求項3の発明に係る装置は、前記個別設
定状態のデータを複数のグループに区分して記憶するた
めの複数の記憶領域を有した記憶手段と、前記記憶手段
に記憶されたデータを初期状態に戻すための初期化を指
令する初期化指令手段と、前記複数の記憶領域のうちの
特定の記憶領域を指定するための領域指定手段と、前記
初期化指令手段からの指令が発せられたときに、前記領
域指定手段により指定された記憶領域以外について前記
記憶手段の初期化を行う初期化手段とを有して構成され
る。
【0016】
【作用】記憶手段には、装置の動作中に生じる種々のデ
ータが記憶される。個別設定状態のデータは、記憶手段
のうちの特定の1つの領域に、又は複数の領域に区分し
て記憶される。初期化手段によって初期化が行われる
が、選択手段によって、全部のデータを初期化するか、
又は個別設定状態のデータを含んだ特定のデータ以外の
データを初期化するかが選択される。
【0017】また、領域指定手段によって指定された領
域については、初期化が行われない。初期化が行われる
ことによって、記憶領域の内容がクリアされ、又は標準
設定状態のデータなどの初期状態に対応する特定のデー
タが書き込まれ、又は記憶されているデータの読み出し
に当たってそのデータが無視されるなど、初期状態に戻
る。
【0018】
【実施例】図1は本発明に係る複写機Aの断面正面図で
ある。複写機本体の中央部には、反時計回り方向(矢印
a方向)に回転駆動可能な感光体ドラム1が配設され、
この感光体ドラム1の周囲には、帯電チャージャ5、現
像装置6、複写チャージャ7、分離チャージャ8、ブレ
ード方式のクリーナ装置9、メインイレーサランプ2な
どが配設されている。感光体ドラム1は、表面にセレン
などの感光体層を設けたドラムであり、1回の複写プロ
セス毎に、メインイレーサランプ2及び帯電チャージャ
5を通過することにより均一帯電され、光学系10から
画像露光を受ける。
【0019】光学系10は、原稿ガラス16の下方で原
稿像を走査可能に設置したものであり、光源11a、ミ
ラー11〜13、投影レンズ14、及びミラー15から
構成されている。光源11aにより照射された原稿の画
像は、各ミラー11〜13、15を経て感光体ドラム1
に到達する。
【0020】投影レンズ14を光軸方向に移動させるこ
とにより、複写倍率の設定が行われる。複写倍率がnの
場合において、光源11a及び第1ミラー11は、感光
体ドラム1が周速度vで回転することに対応して、(v
/n)の速度で図の左方に移動し、これと同時にミラー
12,13は、(v/2n)の速度で図の左方に移動す
る。これによって原稿の画像が光学的に走査され、ミラ
ー15から感光体ドラム1上にスリット状に露光され
る。
【0021】複写機本体の左側には、自動給紙カセット
20が上給紙口に、自動給紙カセット22が下給紙口
に、それぞれ設置されている。自動給紙カセット20,
21内の用紙(複写紙)は、選択的にそれぞれの給紙ロ
ーラー21,23によって複写機本体内へ供給されて圧
着状態にあるタイミングローラー26まで搬送され、そ
こで一旦待機する。
【0022】タイミングローラー26により給紙された
用紙は、転写部において感光体ドラム1に密着し、転写
チャージャ7のコロナ放電によりトナー画像が転写さ
れ、次に、分離チャージャ8のコロナ放電と用紙自身の
腰の強さによって感光体ドラム1上から分離される。
【0023】続いて、トナー画像が転写された用紙は、
エアサクション手段を備えた搬送ベルト27上に吸引さ
れつつ、このベルト27の時計回り方向の回転にともな
って図の右方へ搬送される。次に、定着装置28を通過
することによってトナー画像の溶融定着が施される。そ
して、排出ローラーによって排出トレイ32上に排出さ
れる。
【0024】ペーパーサイズ検出スイッチ36,37
は、上下の給紙口にそれぞれ4個づつ並設したスイッチ
であり、カセット20,21内の用紙のサイズ及び方向
を検知し、それぞれ4ビットの検知信号を出力する。ま
た、ペーパーサイズ検出スイッチ36,37によって、
カセット20,21の着脱状態も合せて検出され、これ
によって給紙口における用紙の有無が間接的に検知され
る。
【0025】原稿ガラス16の上には、自動原稿供給装
置(ADF)90が設置されている。ADF90には、
原稿が給紙されたか否かを検出するためのセンサー9
6、原稿トレイ91に原稿があるかどうかを検出するた
めのセンサー97、原稿が排出されたか否かを検出する
ためのセンサー98が、それぞれ設けられている。原稿
トレイ91にセットされた原稿は、原稿給紙ローラ92
によりADF内に搬送され、搬送ベルト93によって原
稿ガラス16上にセットされる。複写が終了すると、搬
送ベルト93によってさらに左方に搬送され、原稿排出
トレイ94上に排出される。
【0026】また、複写機本体及びADF90には、図
示しないスイッチとマグネットが設置されており、この
スイッチがマグネットを感知してオンすることによっ
て、ADF90が閉状態であることが検出される。この
スイッチがオンし且つ原稿トレイ91に原稿がセットさ
れると、ADF90と複写機本体の制御が関連付けら
れ、複写機AがADFモードに切り換えられる。
【0027】複写機本体の内部には、サービスマンが操
作するための種々のスイッチSW1〜5が取り付けられ
た基板40が設けられている。図2は複写機本体の内部
に設けられた基板40の正面図である。
【0028】スイッチSW1は、CPUリセット用のス
イッチであり、これをオンすることによって、複写機A
の電源を投入してオフ状態からオン状態とした場合と同
様に、CPUが特定のアドレスからスタートする。この
スイッチSW1の操作によって、シーケンスプログラム
上のフラグがリセットされるが、ジャム(紙詰まり)又
はジャム以外のトラブル時にセットされるフラグはリセ
ットされない。
【0029】スイッチSW2及びSW3は、スイッチS
W1と併用することによってRAM206の初期化を行
うためのものである。詳細は後述する。スイッチSW4
及びSW5は、装置の有する複数の機能のそれぞれの動
作条件について、標準的に定められた標準設定状態から
個別設定状態に変更する際に用いられるものであり、そ
の際にそれらの機能を選択するためのものである。これ
らのスイッチSW4,SW5は、それぞれサービスマン
チョイススイッチ又はユーザチョイススイッチと一般に
呼称されており、いずれもサービスマンがユーザの要望
に基づいて操作する。詳細は後述する。
【0030】図3は複写機Aの制御部200のブロック
図である。制御部200は、複写機Aの全体を制御する
ホストCPU201、各種の表示動作を制御するための
表示用CPU202、各種の機構を制御するための制御
用CPU203、制御のためのプログラムやデータを格
納したROM205、電池でバックアップされたRAM
206、その他の入出力部208、及び表示部211な
どからなっている。
【0031】ホストCPU201には、入出力部208
に設けられたメインスイッチ、プリントキー、テンキ
ー、クリアキーなどの各種操作スイッチ、ペーパーサイ
ズ検出スイッチ36,37、各種センサー96〜98、
及びスイッチSW1〜5などからの信号が入力される。
また、ホストCPU201は、感光体ドラム1の周囲に
配設されている各種機器の駆動を制御するための信号、
メインモータ及び給紙系の各種クラッチの制御を行うた
めの信号、他のCPUへの制御信号などを出力する。
【0032】RAM206は、記憶内容に応じて3種類
のエリア(記憶領域)E1〜E3に区分されている。エ
リアE1には、給紙口の用紙のサイズ及び方向などに関
するデータ、オートクリアタイマー、プレヒートタイマ
ー、又は原稿取り忘れタイマーなどの種々のタイマーに
関するデータ、ADF90の有無又はソータの有無など
のシステム構成に関するデータ、ソータービンカウンタ
又は原稿枚数カウンタなどのカウンタに関するデータ、
各CPU間の通信データなどが記憶される。
【0033】エリアE2には、上述したスイッチSW4
又はSW5などを用いて設定されたサービスマンチョイ
スデータ又はユーザチョイスデータ、ユーザが個別に設
定した複写倍率のデータなど、ユーザ側において又はユ
ーザ側の要望に基づいて設定された各種のデータが記憶
される。
【0034】サービスマンチョイスデータとしては、例
えば、キーカウンタによってペーパー枚数又は複写回数
のいずれをカウントするかを示すデータ、サイズカウン
タによってどのサイズのペーパーをカウントするかを示
すデータ、操作パネルにメンテナンスコールを示す図柄
を表示するか否かを示すデータ、トータルカウンタによ
ってどのようなカウントを行うかを示すデータ、自動濃
度制御におけるトナー比の設定値を示すデータなどがあ
る。
【0035】ユーザチョイスデータとしては、例えば、
電源投入時において優先的に選択される給紙口又はペー
パーサイズに関するデータ、オート露光の濃度基準値の
データ、マニュアル露光に切り換えたときに優先的に選
択される濃度基準値のデータ、プレヒートを行うか否か
又は何分後にプレヒートを行うかを示すデータ、自動用
紙選択もしくは自動倍率選択のいずれのモードか又はマ
ニュアルモードかを示すデータなどがある。
【0036】これらのデータは、スイッチSW4,5、
及び図示しないテンキーを操作することによって設定
(記憶)される。そのための操作について説明すると、
まず、スイッチSW4,5のいずれかを押すことによっ
て、サービスマンチョイスモード又はユーザチョイスモ
ードを設定する。これによって、表示部211に、設定
可能な機能のコードが表示されるので、さらにいずれか
の同じスイッチSW4,5を押すことによって、機能を
順次切り換えていき、設定しようとする機能を選択す
る。目的の機能が表示されたら、テンキーによって、当
該機能に対して設定したい動作条件を、数値で入力する
ことによって設定する。表示部211に表示される機能
コードと機能、及びテンキーによる数値入力と動作条件
とのそれぞれの関係は、サービスマンが携帯するマニュ
アルなどによって示される。
【0037】エリアE2には、また、装置を構成するエ
レメントの状態に関するデータ、例えば、倍率が1のと
きの投影レンズの原点位置のデータが、工場出荷時に又
はサービスマンによる再調整の際に記憶される。つま
り、エリアE2には、複写機Aの有する複数の機能の動
作条件についての個別設定状態のデータ、複写機Aが複
写動作を行うための基準となる比較的重要なデータなど
が記憶される。
【0038】エリアE3には、ジャム又はその他のトラ
ブルが発生した場合に、そのジャムコード又はトラブル
コードなどのデータが記憶される。次に、スイッチSW
2,3について説明する。
【0039】スイッチSW2,3は、RAM206をク
リアするためのものであるが、これらのいずれかを選択
することにより、クリアを行うエリアを選択可能になっ
ている。
【0040】つまり、スイッチSW2を押した状態でス
イッチSW1を押すことにより、CPUリセットが実行
されるとともに、RAM206の全部のエリアE1〜3
がクリアされる。
【0041】これに対して、スイッチSW3を押した状
態でスイッチSW1を押すことにより、CPUリセット
が実行されるとともに、RAM206のエリアE1,3
のみがクリアされる。この場合には、エリアE2はクリ
アされず、記憶されたデータはそのまま残る。
【0042】したがって、スイッチSW3とスイッチS
W1を操作することにより、例えばRAM206のエリ
アE1のデータが強い振動やノイズによって書き替えら
れたり、エリアE3内に複写機Aの動作を停止させるよ
うな内容のトラブルコードが書き込まれたりした場合
に、エリアE2のデータをクリアすることなく、これら
の異常データのみをクリアすることができる。
【0043】したがって、それまでにエリアE2に設定
されていた種々の個別設定状態のデータを再度設定し直
す必要がない。次に、複写機Aの動作について、フロー
チャートを参照して説明する。
【0044】図4はホストCPU201に内蔵されてい
るホストモジュールのメインルーチンを示すフローチャ
ートである。電源が投入されるか、又は電源の投入状態
でスイッチSW1が押されると、初期設定が行われ(ス
テップ#1)、1ルーチンの時間を規定する内部タイマ
ーがセットされてスタートする(ステップ#2)。
【0045】そして、公知の複写動作が行われ(ステッ
プ#3)、キー入力処理、他のCPUとの間の通信、及
びその他の処理が行われ(ステップ#4)、内部タイマ
ーの終了を待ってステップ#2に戻る。
【0046】図5は初期設定処理を示すフローチャート
である。スイッチSW2の入力がある場合には(ステッ
プ#11でイエス)、RAM206の全部のエリアE1
〜3を初期化し(ステップ#12)、スイッチSW3の
入力がある場合には(ステップ#13でイエス)、エリ
アE1,3のみを初期化する(ステップ#14)。
【0047】上述の実施例(第1実施例)においては、
スイッチSW2,3を選択することによって、RAM2
06の全部のエリアE1〜3を初期化するか、又はその
一部(エリアE2)を残して他を初期化するかを選択す
るようにしたが、初期化を行うエリアを選択するように
構成することも可能である。以下にその実施例(第2実
施例)を説明する。
【0048】なお、第2実施例においては、第1実施例
の構成と区別するため、スイッチSW2,3に代えてス
イッチSW6,7が、エリアE1〜3に代えてエリアE
4〜6が、それぞれ設けられているものとする。
【0049】RAM206のエリアE4には、上述のエ
リアE1及びエリアE3に記憶されるデータと同じ種類
のデータが記憶される。また、エリアE5にはサービス
マンチョイスデータが、エリアE6にはユーザチョイス
データが、それぞれ記憶される。
【0050】スイッチSW6,7は、上述のスイッチS
W2,3と同様にRAM206の内容をクリアするため
のものであるが、これらのいずれかを選択することによ
り、初期化を行うエリアを選択可能となっている。
【0051】つまり、スイッチSW6を押した状態でス
イッチSW1を押すことにより、CPUリセットが実行
されるとともに、RAM206の全部のエリアE4〜6
がクリアされる。
【0052】これに対して、スイッチSW7を押した状
態でスイッチSW1を押すことにより、CPUリセット
が実行されるとともに、RAM206のエリアE4、及
びエリアE5又はE6のいずれかがクリアされる。つま
り、エリアE5又はE6のいずれかが選択的にクリアさ
れる。その際に、エリアE5又はE6のいずれがクリア
されるかは、FHOLDフラグの状態による。FHOL
Dフラグの状態は、スイッチSW6,7の操作によって
変更される。
【0053】したがって、スイッチSW6,7とスイッ
チSW1を操作することにより、エリアE5,6のいず
れかのデータをクリアすることなく、他のエリアのデー
タをクリアすることができ、例えばサービスマンチョイ
スデータ又はユーザチョイスデータのいずれかを残して
他をクリアすることができる。
【0054】図6は第2実施例の初期設定処理を示すフ
ローチャートである。スイッチSW6の入力がある場合
には(ステップ#21でイエス)、RAM206の全部
のエリアE4〜6を初期化し(ステップ#22)、スイ
ッチSW7の入力がある場合には(ステップ#23でイ
エス)、FHOLDフラグがセットされていない場合
(ステップ#24でイエス)にエリアE4,6のみを、
FHOLDフラグがセットされている場合にエリアE
4,5のみを、それぞれ初期化する(ステップ#25,
26)。
【0055】図7は第2実施例のエリア設定処理を示す
フローチャートである。スイッチSW6,7の両方の入
力がある場合に(ステップ#31,32でイエス)、エ
リア変更処理が行われる(ステップ#33)。
【0056】図8は第2実施例のエリア変更処理を示す
フローチャートである。一定の時間が経過した後に(ス
テップ#41〜43)、スイッチSW6,7の両方の入
力がある場合には(ステップ#44,45でイエス)、
FHOLDフラグの状態を反転させ(ステップ#46〜
48)、両方のスイッチSW6,7の入力がなくなった
後にリターンする(ステップ#49,50)。
【0057】なお、図6,7のフローチャートは、図4
のメインルーチンの実行中に適宜実行される。上述の第
1実施例においては、スイッチSW2,3が本発明の初
期化指令手段及び選択手段に相当し、第2実施例におい
ては、スイッチSW6,7が本発明の初期化指令手段
に、スイッチSW6,7及びFHOLDフラグが本発明
の領域指定手段に、それぞれ相当する。
【0058】上述の実施例においては、RAM206の
初期化によって、RAM206に記憶されたデータがク
リアされて初期状態に戻される場合について説明した
が、RAM206に記憶されたデータの全部又は一部
が、ROM205に格納された標準設定状態のデータ又
はその他のデータによって書き替えられて初期状態に戻
されるようにしてもよい。
【0059】上述の実施例において、エリアE2,5,
6には、本発明における個別設定状態のデータであるサ
ービスマンチョイスデータ又はユーザチョイスデータが
記憶されることとしたが、これらとともに、メーカ側に
おいて標準的に定められた標準設定状態のデータが工場
出荷時などにおいて書き込まれて記憶されるようにして
もよい。その場合においては、初期化が行われることに
よって、例えば、個別設定状態のデータの有無の如何に
よらず標準設定状態のデータが読み出されるようにプロ
グラムが変更され、これによって個別設定状態のデータ
が初期状態に戻されることとしてもよい。
【0060】上述の実施例においては、RAM206の
全部のエリアを初期化可能としたが、例えばRAM20
6にプログラムを格納することとした場合などにおい
て、そのような特定の領域以外のみを初期化可能として
もよい。つまり、本発明の対象となる記憶領域又は記憶
手段は、実装されているRAMの全部又は一部のいずれ
であってもよい。
【0061】上述の実施例において、エリアE1〜6に
記憶するデータの種類を種々変更してもよい。RAM2
06をさらに多数のエリアに区分し、それらを選択可能
にしてもよい。
【0062】上述の実施例においては、スイッチSW
2,3,6,7を基板40上に設けた場合について説明
したが、これらのスイッチを操作パネル上に設けてもよ
い。その場合において、それらのスイッチからの信号は
例えば表示用CPUに入力され、そこからホストCPU
201に入力されることとなる。
【0063】上述の実施例において、個別設定状態のデ
ータ、サービスマンチョイスデータ、ユーザチョイスデ
ータの種類又は内容、制御部200の構成、その他複写
機Aの構成は上述した以外に種々変更することができ
る。また、複写機以外の種々の画像形成装置に適用する
ことができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によると、複写機などの画像形成
装置において、トラブル発生時などに個別設定状態のデ
ータをクリアしてしまうことなくメモリの初期化を行う
ことができ、個別設定状態のデータの再設定を行う必要
のない画像形成装置を提供することができる。
【0065】請求項3の発明によると、複数の記憶領域
の中から初期化を行わない記憶領域を選択することがで
き、個別設定状態のデータの種類又は内容に応じて初期
化の有無を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の断面正面図である。
【図2】複写機本体の内部に設けられた基板の正面図で
ある。
【図3】複写機Aの制御部のブロック図である。
【図4】ホストCPUに内蔵されているホストモジュー
ルのメインルーチンを示すフローチャートである。
【図5】初期設定処理を示すフローチャートである。
【図6】第2実施例の初期設定処理を示すフローチャー
トである。
【図7】第2実施例のエリア設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】第2実施例のエリア変更処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 201 ホストCPU(初期化手段) 206 RAM(記憶手段) E1〜E6 エリア(記憶領域) SW2,3 スイッチ(初期化指令手段、選択手段) SW6,7 スイッチ(初期化指令手段、領域指定手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 知和 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 丸田 修二 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 荒木 一博 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 高野 良昭 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 野田 隆 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平1−124872(JP,A) 特開 昭62−147515(JP,A) 特開 平1−109363(JP,A) 特開 平4−165369(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 512

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置の有する複数の機能のそれぞれの動作
    条件について、予め標準的に定められた標準設定状態か
    操作者の操作によって設定された個別設定状態に変更
    することが可能に構成された画像形成装置において、前記個別設定状態のデータを含む 当該装置の動作に係る
    データを記憶する記憶手段を有し、 前記記憶手段 の初期化を行う際に、前記記憶手段の記憶
    領域の一部について、その初期化を行うか否かを選択可
    能に構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】装置の有する複数の機能のそれぞれの動作
    条件について、予め標準的に定められた標準設定状態か
    操作者の操作によって設定された個別設定状態に変更
    することが可能に構成された画像形成装置において、 前記個別設定状態のデータを記憶するための記憶領域
    と、 前記記憶領域に記憶されたデータを初期状態に戻すため
    の初期化を指令する初期化指令手段と、 前記記憶領域に記憶されたデータのうち、全部のデータ
    を初期化するか又は個別設定状態のデータを含んだ特定
    のデータ以外のデータを初期化するかを選択するための
    選択手段と、 前記初期化指令手段からの指令が発せられたときに、前
    記選択手段により選択された内容に応じて初期化を行う
    初期化手段とを有してなることを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】装置の有する複数の機能のそれぞれの動作
    条件について、予め標準的に定められた標準設定状態か
    操作者の操作によって設定された個別設定状態に変更
    することが可能に構成された画像形成装置において、 前記個別設定状態のデータを複数のグループに区分して
    記憶するための複数の記憶領域を有した記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたデータを初期状態に戻すため
    の初期化を指令する初期化指令手段と、 前記複数の記憶領域のうちの特定の記憶領域を指定する
    ための領域指定手段と、 前記初期化指令手段からの指令が発せられたときに、前
    記領域指定手段により指定された記憶領域以外について
    前記記憶手段の初期化を行う初期化手段とを有してなる
    ことを特徴とする画像形成装置。
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