JP3231985U - 多層織物 - Google Patents
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Abstract
【課題】キルトやクッションなどの織物を使用すると、冷感がすぐに消えて快適性が低下するという従来の技術的問題を解決する多層織物を提供する。【解決手段】多層織物は、上から下に順次配置された表層布1、中間綿層2、緩衝層3および裏層布4を含み、表層布、中間綿層、緩衝層および裏層布はキルティングにより接続されて一体的構造を形成し、表層布は冷感のあるニットファブリックからなり、中間綿層はシート状構造のナイロン繊維層であり、中間綿層と表層布の組合せにより多層織物は人間の肌に冷感を与える。【選択図】図1
Description
本実用新案は、生地紡績の技術分野に関し、特に多層織物に関する。
現在、キルト、座布団、クッション、カーペットなどの冷感のある製品が数多く市場に出回っているが、出願者は、従来技術には少なくとも以下の技術的問題があることを発見した。
ユーザが横になったり座ったりする瞬間に冷感を感じるが、時間の経過に伴い冷感がすぐに消えて、長期間の冷感を維持できず、快適性が低下する。
本実用新案の目的は、キルト、座布団、クッションなどの織物を使用すると冷感がすぐに消えて、長期間の冷感を維持できず、快適性が低下するという従来の技術的問題を解決するための多層織物を提供することである。本実用新案によって提供される様々な技術的解決策のうちの好ましい技術的解決策で生み出された多くの技術的効果を以下に詳細に説明する。
上記の目的を達成するために、本実用新案は以下の技術的解決策を提供する。
本実用新案によって提供される多層織物は、上から下に順次配置された表層布、中間綿層、緩衝層および裏層布を含み、前記表層布、前記中間綿層、前記緩衝層および前記裏層布はキルティング(キルティングに限定されない)によって接続されて一体的構造を形成し、前記表層布は冷感のあるニットや織りの生地からなり、前記中間綿層はシート状構造のナイロン繊維層であり、単層または多層であり得、他の層は前記中間綿層と前記表層布の組合せであり得、前記多層織物を人間の肌に接触させて連続的な冷感を与える。
好ましくは、前記表層布は、ナイロン、ポリエステル、綿、麻、ポリエチレンまたはレヨンのうちの1つまたは複数からなるニットや織りの生地である。
好ましくは、前記中間綿層は、ナイロン繊維シートからなり、またはナイロン繊維とポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、レヨンのうちの1つまたは複数を混合して得られたシートが積層されてなる。
好ましくは、前記中間綿層の厚さが1〜30mmである。
好ましくは、前記裏層布はワッフルニットファブリック、ニットジャージまたはポンジーファブリックである。
好ましくは、前記ナイロン繊維シートのナイロン繊維の長さが10mm〜200mmであり、繊度が1.3D〜7Dであり、ナイロン繊維シートの坪量が20〜200g/m2である。
好ましくは、前記緩衝層は浄化層およびリント層を含み、前記浄化層は前記中間綿層の下に位置し、前記リント層は前記浄化層の下に位置する。
好ましくは、前記浄化層は、樹脂層、または不織布や通気性紡績材で包まれた分子ふるい、活性化炭素または非金属鉱物を混合して高温で得られたろ材の浄化層である。
好ましくは、前記裏層布の前記緩衝層から離れた一面に滑り止め構造が設けられる。
好ましくは、前記滑り止め構造は滑り止め材料層であり、前記滑り止め材料層はドリップ成形、印刷または塗布によって前記裏層布上に配置される。
本実用新案によって提供される多層織物は、上から下に順次配置された表層布、中間綿層、緩衝層および裏層布を含み、表層布、中間綿層、緩衝層および裏層布はキルティングによって接続されて一体的構造を形成し、表層布は冷感のあるニットファブリックからなり、中間綿層のうちの1層はシート状構造のナイロン繊維層、またはナイロン繊維と他の1つまたは複数の繊維を混合して得られたシート状構造層であり、中間綿層と表層布の組み合わせによって、多層織物を人間の肌に接触させて冷感を与える時間を延ばし、ユーザの快適性を向上させることができる。
本実用新案の実施例または従来技術における技術的解決策をより明確に説明するために、実施例または従来技術の説明に使用される必要な図面を以下に簡単に説明するが、以下に説明される図面は本実用新案のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働をすることなくこれらの図面に基づいて他の図面を得ることができるのは言うまでもない。
本実用新案の実施例によって提供される多層織物の構造概略図である。
1 表層布
2 中間綿層
3 緩衝層
4 裏層布
2 中間綿層
3 緩衝層
4 裏層布
本実用新案の目的、技術的解決策および利点をより明確になるために、本実用新案の技術的解決策を以下に詳細に説明する。明らかに、説明される実施例は本実用新案の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本実用新案の実施例に基づいて、当業者は創造的な労働をせずに得られたすべての他の実施形態は、本実用新案の保護範囲に含まれる。
図1を参照すると、本実用新案によって提供される多層織物は、上から下に順次配置された表層布1、中間綿層2、緩衝層3および裏層布4を含み、表層布1、中間綿層2、緩衝層3および裏層布4はキルティングによって接続されて一体的構造を形成し、表層布1は冷感のあるニットファブリックからなり、中間綿層2はシート状構造のナイロン繊維層、またはナイロン繊維と他の1つまたは複数の繊維を混合して得られたシート状構造層であり、中間綿層2と表層布1の組み合わせにより、多層織物を人間の肌に接触させて冷感を与え、多層織物を人間の肌に接触させて冷感を与える時間を延ばし、連続的な冷感の効果を達成し、ユーザの快適性を向上させる。
本実用新案の選択可能な実施形態として、表層布1は冷感のある生地であり、本実施例では、表層布1はナイロン、ポリエステル、綿、麻、ポリエチレンまたはレヨンのうちの1つまたは複数からなるニットファブリックである。その表面密度は、50〜400g/m2の範囲であり、表面密度が上記の範囲外の場合、手触りや使い心地が良くならない場合がある。また、表面密度が上記の範囲を超えると、製品が重くなり、コストも高くなる場合がある。
本実用新案の選択可能な実施形態として、中間綿層2はナイロン繊維(中間綿層2の成分は100%のナイロン繊維である)からなり、またはナイロン繊維とポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、レヨンのうちの1つまたは複数を混合して得られたシートが積層されてなる。本実施例では、ナイロン繊維層は冷感付与および通気性の機能を有すると同時に、ナイロンの安定性および高強度の特性を有し、該織物をキルトまたはキルティングクッション、座布団、カーペットなどの製品に使用する場合、ナイロン繊維の物理的性質に加えて、他の有機繊維の物理的性質を与えることもでき、多層の冷感のある繊維機能性織物を、人間に接触させて快適な、涼しい感じを与え、蒸し暑さを感じさせず、市場の見通しが良いである。
本実施例における中間綿層2の厚さは1〜30mmである。より好ましくは、中間綿層2の厚さは5〜20mmである。本実用新案では、ナイロン繊維層のナイロン繊維を調製するには、平均繊維長さが10〜200mmの間であり、好ましくは、平均繊維長さが20〜150mmの範囲に設定され、繊度が1.3D〜7Dであり、ナイロン繊維シートの坪量が20〜200g/m2であるとよい。
本実用新案の選択可能な実施形態として、緩衝層3は浄化層およびリント層を含み、浄化層が中間綿層2の下に位置し、リント層が浄化層の下に位置する。浄化層は樹脂層であり得、樹脂層は空気中の特有の臭いを感じることなく空気中の特有の臭いを吸収することができ、リント層は良好な快適性を有し、ユーザに快適さを感じさせることができる。さらに、浄化層は、不織布や通気性紡績材で包まれた分子ふるい、活性化炭素または非金属鉱物を混合して高温で得られたろ材の浄化層であり得、それにより、使用中に除湿、冷却、および空気浄化という機能を果たす。
裏層布は、ワッフルニットファブリック、ニットジャージまたはポンジーファブリックであるが、これらの生地に限定されない。裏層布4の緩衝層3から離れた一面に滑り止め構造が設けられ、具体的には、滑り止め構造は裏層布4に設けられた裏層布4の表面から突出したパターンであってもよく、または、滑り止め構造は滑り止め材料層、例えばシリコーン層、人造シリコーン層、PVC層またはラテックス層であってもよく、滑り止め材料層はドリップ成形、印刷または塗布によって裏層布上に配置される。
なお、ナイロン繊維として、ナイロン繊維を使用して製品を製造する際の繊維破片や、ナイロン繊維製品の廃棄物から回収したナイロン繊維の繊維破片などを使用することで、資源の有効活用が可能である。
以上、本実用新案の具体的な実施形態を説明したが、本実用新案の保護範囲はこれに限定されず、当業者であれば、本実用新案が開示した技術的範囲内に容易に想到した変更や置換は、すべて本実用新案の保護範囲に含まれる。したがって、本実用新案の保護範囲は実用新案登録請求の範囲によって示される。
Claims (10)
- 上から下に順次配置された表層布、中間綿層、緩衝層および裏層布を含み、前記表層布、前記中間綿層、前記緩衝層および前記裏層布はキルティングによって接続されて一体的構造を形成し、前記表層布は冷感のあるニットファブリックからなり、前記中間綿層はシート状構造のナイロン繊維層であり、前記中間綿層と前記表層布の組合せにより人間の肌に冷感を与える、ことを特徴とする多層織物。
- 前記表層布は、ナイロン、ポリエステル、綿、麻、ポリエチレンまたはレヨンのうちの1つまたは複数からなるニットファブリックである、ことを特徴とする請求項1に記載の多層織物。
- 前記中間綿層は、ナイロン繊維シートからなり、またはナイロン繊維とポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、レヨンのうちの1つまたは複数で作られたシートが積層されてなる、ことを特徴とする請求項1に記載の多層織物。
- 前記中間綿層の厚さは1〜30mmである、ことを特徴とする請求項3に記載の多層織物。
- 前記裏層布は、ワッフルニットファブリック、ニットジャージまたはポンジーファブリックである、ことを特徴とする請求項1に記載の多層織物。
- ナイロン繊維シートを構成するナイロン繊維の長さが10mm〜200mmであり、繊度が1.3D-7Dであり、ナイロン繊維シートの坪量が20〜200g/m2である、ことを特徴とする請求項1に記載の多層織物。
- 前記緩衝層は浄化層およびリント層を含み、前記浄化層が前記中間綿層の下に位置し、前記リント層が前記浄化層の下に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の多層織物。
- 前記浄化層は樹脂層、または不織布や通気性紡績材で包まれた分子ふるい、活性化炭素、非金属鉱物を混合して高温で得られたろ材によって形成された浄化層である、ことを特徴とする請求項7に記載の多層織物。
- 前記裏層布の前記緩衝層から離れた一面に滑り止め構造が設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の多層織物。
- 前記滑り止め構造は滑り止め材料層であり、前記滑り止め材料層はドリップ成形、印刷または塗布によって前記裏層布上に配置される、ことを特徴とする請求項9に記載の多層織物。
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