JP3227200B2 - 表示制御装置及び方法 - Google Patents

表示制御装置及び方法

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JP3227200B2
JP3227200B2 JP12616392A JP12616392A JP3227200B2 JP 3227200 B2 JP3227200 B2 JP 3227200B2 JP 12616392 A JP12616392 A JP 12616392A JP 12616392 A JP12616392 A JP 12616392A JP 3227200 B2 JP3227200 B2 JP 3227200B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示制御装置及び方法に
関し、詳しくは、例えば強誘電性液晶を表示更新のため
の動作媒体として用い、電界の印加等によって更新され
た表示状態を保持可能な表示素子を具えた表示装置のた
めの表示制御装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報処理システムなどには、情
報の視覚的表現機能を果す情報表示手段として表示装置
が用いられており、このような表示装置としてはCRT
表示装置が広く知られている。
【0003】CRT表示装置における表示制御では、C
RT側が有する表示データバッファとしてのビデオメモ
リに対するシステム側CPUの書込み動作と、CRT側
が有する例えばCRTコントローラによるビデオメモリ
からの表示データの読出し、表示の動作がそれぞれ独立
して実行される。
【0004】上述したようなCRTの表示制御の場合、
表示情報を変更するなどのためのビデオメモリに対する
表示データの書き込みと、そのビデオメモリから表示デ
ータを読み出して表示する動作が独立しているため、情
報処理システム側のプログラムでは表示タイミング等を
一切考慮する必要がなく、任意のタイミングで所望の表
示データを書き込むことができるという利点を有してい
る。
【0005】ところが一方で、CRTは特に表示画面の
厚み方向の長さをある程度必要とするため全体としてそ
の容積が大きくなり、表示装置全体の小型化を図り難
い。また、これにより、このようなCRTを表示器とし
て用いた情報処理システムの使用にあたっての自由度、
すなわち設置場所、携帯性等の自由度が損なわれる。
【0006】この点を補うものとして液晶表示器(以
下、LCDという)を用いることができる。すなわち、
LCDによれば、表示装置全体の小型化(特に薄型化)
を図ることができる。このようなLCDの中には、上述
した強誘電性液晶(以下、FLC:Ferroelec
tric Liquid Crystalという)の液
晶セルを用いた表示器(以下、FLCD:FLCディス
プレイという)があり、その特長の1つは、その液晶セ
ルが電界の印加に対して表示状態の保存性を有すること
にある。すなわち、FLCDは、その液晶セルが充分に
薄いものであり、その中の細長いFLCの分子は、電界
の印加方向に応じて第1の安定状態または第2の安定状
態に配向し、電界を除いてもそれぞれの配向状態を維持
する。このようなFLC分子の双安定性により、FLC
Dは記憶性を有する。このようなFLCおよびFLCD
の詳細は、例えば特願昭62−76357号に記載され
ている。
【0007】この結果、FLCDを駆動する場合には、
CRTや他の液晶表示器と異なり、表示画面の連続的な
リフセッシュ駆動の周期に時間的な余裕ができ、また、
その連続的なリフレッシュ駆動とは別に、表示画面上の
変更に当たる部分のみの表示状態を更新する部分書き換
え駆動が可能となる。
【0008】このひとつの方法として、表示画面の走査
ラインごとにフラグを用意して、VRAMに書き換えが
生じたときは、対応するフラグをセットし、セットされ
たフラグに対応する表示装置の走査ラインを優先的に書
き換えるという手段がある。
【0009】また表示装置がその走査ラインに対する書
き換え時間において温度依存がある場合は、そのための
制御が必要であり、リフレッシュ駆動の周期、飛び越し
走査の飛び込しライン数を変化させる等の制御を温度情
報をもとに行う方法がある。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上記
従来例では、フラグ判断を表示画面の走査ラインの数だ
け行う必要があり、高解像度(例えば画面サイズ128
0ドット×1024ライン)の場合はフラグ判断に費す
時間が大きなり、表示制御全体のスループット低下とな
る。
【0011】また、温度により表示デバイスの走査ライ
ン書換え時間が依存するので温度低下時すなわち書換え
時間増大時にインタレース値を大きくしてフィールド周
波数を上げてフリッカをおさえているので、画面の書換
えについては、高速追従することができない。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれば
画面の各走査ラインに対応した書換えフラグレジスタと
並列に冗長度の大きくした書換えフラグレジスタをひと
つまたは2以上持ち、それらを温度等環境の変化により
切り換えて使用することにより、書換え性能が温度に依
存する表示デバイスを最適にアクセスするようにしたも
のである。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例にかかる表示制御
装置を備えた表示装置を用いた情報処理システムのブロ
ック図である。
【0015】図において、101は情報処理システム全
体の制御を実行するCPU、102はCPU101の演
算処理を高速にサポートする演算プロセッサである。1
03はCPU101の基本制御機能を実現するプログラ
ム等が格納されたROM、104はCPU101が実行
するROM103や後述するハードディスク装置111
やフロッピーディスク装置113からロードされたプロ
グラムを記憶したり、このプログラムの実行の際のワー
ク領域として用いられるメインメモリである。
【0016】105は、CPU101の制御を介さずに
メインメモリ104と後述するVRAM212相互間、
又はメインメモリ104及びVRAM212と、本シス
テムを構成する各種機器との間でデータの転送を行うD
MAコントローラ(Direct Memory Ac
cess Controller,以下DMACとい
う)である。
【0017】106は本システムを構成する各種機器が
発生するハードウエア割込みを制御する割込みコントロ
ーラ、107はリアルタイムクロックであり、カレンダ
ー、時計機能及び不揮発性情報を記憶しておくC−MO
S RAMを含む。
【0018】108はシステムに電源(不図示)が供給
されていないときにもリアルタイムクロック107が、
機能するためのバックアップ用のリチウム電池、109
は各種文字等のキャラクタ情報、制御情報などを入力す
るためのキーボード、110はキーボード109を制御
するためのキーボードコントローラ、111は外部記憶
装置としてのハードディスク装置、112はハードディ
スク装置111と本システムとの間でデータ転送その他
の制御を行うHDD(Hard Disk Driv
e)コントローラ、113は外部記憶装置としてのフロ
ッピーディスク装置、114はフロッピーディスク装置
113と本システムとの間でデータ転送その他の制御を
行うFDD(Floppy Disk Drive)コ
ントローラ、115はポインティングデバイスとしての
マウス、116はマウス115と本システムとの間で信
号接続を行うためのマウスコントローラ、117は例え
ばRS232C方式インタフェースをもつ外部入出力装
置を接続する外部インタフェース、118は外部プリン
タを接続するためのプリンタインタフェースであり、そ
の他の外部装置を接続することもできる。
【0019】201は強誘電性液晶を表示媒体とする表
示画面を有するFLC表示装置(以下FLCDとい
う)、210はFLCD201を制御するFLCDイン
タフェース、119は上記各機器間を信号接続するため
のシステムバスであり、データバス、コントロールバ
ス、アドレスバスからなる。
【0020】図2はFLCD201とFLCDインタフ
ェース210の詳細を示すブロック図である。
【0021】図において202はFLCD201の主要
構成要素であるFLCDユニット、203はFLCD2
01内部雰囲気温度とFLCDユニット202のいずれ
かまたは両者の温度を測定するための温度センサ、21
1は温度センサ203の出力情報であるアナログ信号を
論理回路に使用するディジタル信号に変換するA/D変
換器である。
【0022】212はシステムバス119を介して供給
される表示データを記憶するメモリであるVRAMであ
り、FLCDユニット202のピクセルに対応したビッ
ト情報容量をもち、カラー表示及び白黒階調表示の場合
は、各ピクセルは複数ビットから構成される。
【0023】213はシステムバス119を介して供給
される各種制御信号により、主にVRAM212のアク
セス、及び各種タイミングを作成するCRTC(Cat
hodo Ray Tube Controller)
であり、VRAM212以外の各部との接続ラインは省
略してある。
【0024】214はVRAM212の内容の変更及び
変更されたVRAM212の位置に対応したFLCDユ
ニット202における走査ラインを検出する部分書込み
検出部、301はFLCDユニット202の各走査ライ
ンに対応したレジスタを複数もち、部分書込み検出部2
14からの情報により、それをFLCDユニット202
のどの走査ラインを書きかえる必要があるかをフラグ情
報として、記憶する書換えフラグレジスタ群であり、詳
細については後述する。
【0025】215は書換えフラグレジスタ群301の
出力の中からひとつの書換えフラグレジスタの出力を選
択するセレクタ、216はA/D変換器211からの温
度情報によりFLCDユニット202の走査時間や部分
書換えが発生しないときのインターレスのモードを決定
し、FLCDインタフェース210内の各部を制御する
タイミング制御部であり、各部との接続ラインは省略し
てある。
【0026】217はセレクタ215で選択された書換
えフラグレジスタのフラグ情報に基づいて、FLCDユ
ニット202に対して行われる部分書換を制御する部分
書換制御部、218はCRTC213と部分書換制御部
217のVRAM212に対するアクセスを調停するア
ドレス制御部、219はFLCDインタフェース210
を構成する各部からFLCD201に対して供給する少
なくとも表示データと走査ライン情報とから構成される
信号を生成するインタフェースである。
【0027】図3は書換えフラグレジスタ群301の一
例を示したものである。
【0028】図において、302は部分書込み検出部2
14からの書換フラグ情報により、特定のフラグをON
することができ、また、部分書換制御部217の制御に
より直接的にまたは間接的に、全フラグ又は特定のフラ
グをクリアすることができるFLCDユニット202の
各走査ラインに対応した書換えフラグレジスタ(1)で
ある。
【0029】303は書換えフラグレジスタ(1)30
2の連続した2つの走査ライン分のフラグ値(フラグO
Nを1とする)をOR論理演算し、その値がセットさ
れ、書換えフラグレジスタ(1)302と同様に、部分
書換制御部217の制御により直接的にまたは間接的
に、全フラグ又は特定のフラグをクリアすることができ
る書換えフラグレジスタ(2)である。
【0030】304は書換えフラグレジスタ(2)30
3の連続した2つのフラグ値をOR論理演算し、その値
がセットされ、書換えフラグレジスタ(1)302と同
様に部分書換制御部217の制御により、直接的にまた
は間接的に、全フラグ又は特定のフラグをクリアするこ
とができる書換えフラグレジスタ(3)である。
【0031】305は書換えフラグレジスタ(3)30
4の連続した2つのフラグ値をOR論理演算し、その値
がセットされ、部分書換制御部217の制御により全フ
ラグ又は特定のフラグをクリアすることができる書換え
フラグレジスタ(4)である。
【0032】書換えフラグレジスタ(1)302〜
(4)305の値はそれぞれ、セレクタ215に出力さ
れる。
【0033】図4はFLCD202の表示画面と書換え
フラグレジスタ群301との関係を示す概念図である。
【0034】図において、FLCD202の表示画面上
の走査ライン2と走査ライン3が書換えられた場合、書
換えフラグレジスタ(1)302の走査ライン2と走査
ライン3に対応するフラグがONになり、それに基づい
た書換えフラグレジスタ(2)303,(3)304,
(4)305の全フラグの状態を示したものである。
【0035】この図では書換えフラグレジスタ群301
と表示画面の各走査ラインとの関係も示しているので、
レジスタの各ビットの視覚的大きさの相違は意味がな
い。
【0036】図2において、VRAM212に対して書
込みが生じていない場合、CRTC213がFLCDイ
ンタフェース210の各部を制御してFLCD201に
対して表示データを送出する。
【0037】この場合において、CRTC213はアド
レス制御部218を介してVRAM212をアクセス
し、VRAM212から読み出された表示データはイン
タフェース219にて走査ライン情報と共にFLCD2
01に供給される。ここでFLCD201に供給される
走査ライン情報は、固定のインターレスでなく、また、
後述する走査ライン情報の部分書き換えを行う必要もあ
るので、走査ライン情報またはその他の手段で画面上の
アドレスを特定することができる情報を表示データに付
加したものである。
【0038】図5にインタフェース219が送出するタ
イムチャートを一例として示す。
【0039】図においてCLKは転送クロック、AH/
DLはコマンド/画像データ識別信号で、ハイレベルの
ときはPIX0〜PIX7の情報が、走査ライン情報
(a0〜a11)及びコマンドデータ(m0〜m3)で
あることを示し、ローレベルのときは表示データである
ことを示す。
【0040】ここで、PIX0〜PIX7はインタフェ
ース219からFLCD201の8本パラレル線を介し
て供給される信号である。
【0041】HSYNCは、CRTC213からインタ
フェース219を介してFLCD201に供給される水
平同期信号である。アドレス制御部218は、CRTC
213の制御に基づきVRAM212に対するアクセス
を実行し、かつ、そのアクセスがFLCDユニット20
2上のどの走査ラインに対してのものかをインタフェー
ス219に供給する。
【0042】このときVRAM212から読み出された
表示データはインタフェース219に供給され、インタ
フェース219はFLCD201に対して走査ライン情
報を表示データに付加した信号として供給する。この場
合における走査ラインの書換え時間、インタレースの方
式はCRTC213により制御される。このときに、F
LCDユニット202が、走査ラインに対する書換え時
間に温度依存性があり、温度による書換え時間、インタ
レースの方式の制御が必要であれば、温度センサ203
で、FLCDユニット202の温度とFLCD201の
内部雰囲気温度の両者又はいずれかを測定して、その情
報をA/D変換器211でA/D変換し、その出力であ
るディジタル化された温度情報により、または、その情
報をもとにタイミング制御部216で作られる制御信号
又はタイミング信号により、CRTC213は制御を行
う。
【0043】以上はVRAM212内のデータが固定す
なわち、VRAM212の内容が書き換えられなかった
場合の動作である。次にVRAM212の内容が書き換
えられた場合の動作を図7に基づいて説明をする。
【0044】まず、701にて通常のインタレース表示
が行われている。702にて、VRAMに部分換込が行
われているか検出する。VRAM212の書き換えは、
CPU101その他、システムバス119に接続されて
いるデバイスから実行される。この場合、VRAM21
2の内容は、システムバス119を介して供給されるア
ドレス、データ、コントロール信号により一部又は全部
が書き換えられる。したがって、これらの信号をモニタ
することにより部分書込検出部214は、VRAM21
2の書き換えられた部分を検出することができ、それに
よりFLCDユニット202の画面上の変更すべき走査
ラインを判断することができる。又、部分書込検出部2
14はシステムバス119を介してFLCDインタフェ
ース210に供給される信号をモニタする他に、直接V
RAM212のメモリ素子に供給される信号又はこれに
類する信号をモニタすることによっても同一の目的は達
成できる。この場合はVRAM212の書き換えが、シ
ステムバス119を介してのみにより行われるのでな
く、CRTC213からも行われるときに有用である。
【0045】又、以上はハードウエアにより目的を達成
しているが、ソフトウエアによりその目的を達成する方
法について述べる。
【0046】例えば、表示用の機能としてデバイスドラ
イバーを追加して、VRAM212の内容を書き換える
場合は、その書き換える部分のアドレスを部分書込み検
出部214にも供給するという方法で実現する。この場
合、部分書込み検出部214の検出するためのハードウ
エア構成はかなり簡略化される。以上の方法により、F
LCDユニット202の画面上のどの走査ラインの変更
が生じたかを検出した部分書込み検出部214は、70
3及び704にて、その情報を書換えフラグレジスタ群
301の書換えフラグレジスタ(1)302に書換フラ
グとしてセットする。書換えフラグレジスタ群301の
内部論理構成は図3に示す通りであり、走査ライン数が
1024のとき、書換えフラグレジスタ(1)302の
レジスタの数は1024個、書換えフラグレジスタ
(2)303のレジスタの数は512個、書換えフラグ
レジスタ(3)304のレジスタの数は256個、書換
えフラグレジスタ(4)305のレジスタの数は128
個となる。
【0047】カラーまたは階調表示に対応したFLCD
201を対象にする場合は、FLCDユニット202の
1ピクセルが複数ビットで構成されており、それらの書
き換えを個別に制御する場合は書換えフラグレジスタ群
303のレジスタ数は、その分増加する。書換えフラグ
レジスタ(1)302を下位レジスタ、書換えフラグレ
ジスタ(4)305を上位レジスタと定義すると、下位
レジスタが部分書込み検出部214により、フラグセッ
トされた場合、その情報は無条件で上位レジスタに影響
を与えることになる。
【0048】セレクタ215はA/D変換器211から
のデジタル温度情報により書換えフラグレジスタ(1)
302〜(4)305のいずれかの出力を選択し、部分
書換制御部217に対して、書換えライン情報として供
給する。FLCDユニット202の温度と走査ライン書
換え時間との関係が、図6におけるAであるとき、書換
えフラグレジスタ群301の選択は温度により行われ
る。
【0049】すなわち、低温時には走査ライン書換時間
が長くなるので、書換えフラグレジスタ(1)302の
出力がセレクタ215で選択される。これにより、FL
CDユニット202の書換えは、書換えの必要な走査ラ
イン、すなわちVRAM212の内容の変更があった部
分のみについて実行することになる。
【0050】また高温時には、走査ライン書換時間が短
くなるので書換えフラグレジスタ(4)305の出力が
セレクタ215で選択され、これは書換えフラグレジス
タ(1)302に比べて4倍の冗長度があるが、この書
換えフラグレジスタ(4)305のフラグ情報により走
査ラインの書換えを行う。
【0051】すなわち、ひとつのフラグがONの場合無
条件に4走査ラインの書換えが行われる。
【0052】これらの書換え制御は部分書換制御部21
7が行い、書換えフラグレジスタ群301のフラグ情報
により走査ライン書換えが必要となった場合には、CR
TC213が行っていたインタレース表示を止めさせ
て、部分書換制御部217がVRAM212のアクセス
を行う。CRTC213と部分書換制御部217が表示
のためにVRAM212をアクセスすることになるが、
この両者のアクセスはアドレス制御部218により部分
書換制御部217の制御に基づいて調停される。
【0053】またアドレス制御部218は更にFLCD
ユニット202の書き換える走査ラインの情報をCRT
C213又は部分書換制御部217から供給される信号
により生成し、インタフェース219に供給する。イン
タフェース219はアドレス制御部218から供給され
た走査ラインの情報と、VRAM212から読み出され
た表示データをFLCD201に送出する。705に
て、CRTC213の状態とチェックする。706に
て、部分書換制御部217は書換えフラグレジスタ群3
01のフラグがONの情報にもとづき走査ラインの書換
えを、ひとつのフラグについて行う。そして、707に
て、走査ラインの書換えを行うごとに当該フラグをクリ
アさせる。この場合708にて上位フラグは、フラグO
Nになった場合と同様に、無条件で影響を受けることは
図3より明らかである。
【0054】また、下位レジスタについては、クリアさ
れた当該フラグを波及フラグとするすべてのフラグにつ
いてクリアとする。
【0055】(他の実施例1)次に他の実施例につい
て、図8を用いて説明する。図において、701〜70
8は図7と同様の動作である。
【0056】図8は、部分書換えを行っている場合に書
換えフラグレジスタ群301の選択が変更になる温度変
化があった場合の動作を示すフローチャートである。8
01にて、温度変化を検出し、図6に示す温域変化があ
ったかどうかを検出する。温域変化があった場合は、8
02及び803にて、書換えフラグレジスタの変更を行
うに先立って、リフレッシュ走査を行い、部分書換制御
部217により、書換えフラグレジスタ群301の内容
をすべてクリアする。その後、図7に示す同様の動作を
行う。
【0057】以上のように本実施例によると、リフレッ
シュ走査を行い、その後、部分書込みの検出を行うた
め、温度の変化による表示速度の影響をおさえることが
できる。
【0058】(他の実施例2)次に、他の実施例につい
て、図10を用いて説明する。
【0059】VRAM212に対する書き換えが発生し
たときに行う、表示画面の部分書換えだけでなく、VR
AM212に対する書き換えが発生していない通常のリ
フレッシュサイクルに本発明を適用した場合を述べる。
【0060】書換えフラグレジスタ群301の内部論理
が図3に示す通りであり、かつ、リフレッシュ時のイン
ターレスを16ラインおきに、すなわち16フィールド
書き込んで1フレームが終了するとする。書換えフラグ
レジスタ(1)302に対して1ライン、17ライン、
33ライン…と、16ラインおきにフラグレジスタをO
Nすれば他の書換えフラグレジスタの状態は図9に示す
ようになる。ここで高温時における上位フラグレジスタ
が選択され、それによりリフレッシュ動作を行うようい
ま、書換えフラグレジスタ(3)304が選択されてい
るとする。この場合、ライン1〜4に対応したフラグが
ONとなっているので、ライン1〜4を走査し、次にラ
イン17〜20に対応したフラグがONしているので1
7〜20ラインを走査し、1009〜1012を走査し
て一フィールド完了となる。なお、走査したラインに対
応するフラグがクリアされるのはいうまでもない。以
下、同様に、未走査の5〜8ラインの走査、21〜24
の走査と順に行い、4フィールド走査が完了した時点で
1フレームのリフレッシュが完了となる。これをくり返
すことでリフレッシュ動作となる。
【0061】ここで、Nは走査ラインのオフセット値を
示し、Mは走査ラインのNに足す値を示し、Iはひとつ
のフラグが対応する走査ラインの数を示す。901に
て、I,N,Mに初期値を設定する。この初期値は、あ
らかじめ設定されメインメモリ104又はROM103
に格納された値又はキーボード109等から入力できる
様にしてもよい。
【0062】次に温度により、書換えフラグレジスタ群
301のどのレジスタが選択されているかを判断する。
901にて書換えフラグレジスタ(1)302が選択さ
れているかどうか判断し選択されていないときは、90
2にてIに2をセットする。以下同様に903〜907
まで実行される。
【0063】ここでは書換えフラグレジスタ(3)30
4が選択されているので、I=4であり、905から9
08へと移る。908にて、N+M番目のラインが転送
され、MにM+1が入力される。909にてM=Iがチ
ェックされる。すなわち、908と909にて、4本の
ラインが順次上の1ラインから転送される。
【0064】910にて、NにN+16が入力される。
これは16ラインおきであるためである。911にて、
Mに0が入力される。これは転送する4本のラインの最
上位のラインから転送をするためである。912にてN
が1024より大きいかどうか、すなわち、一画面の全
走査ラインを越えたかどうかがチェックされる。越えて
いない場合は、908から順次実行される。越えた場合
は913にて、Nが1024と等しいかどうか、すなわ
ち、全走査ラインが実行されたかどうかチェックされ
る。Nと1024が等しいときは、901から繰り返
し、実行される。Nと1024が等しくないときは、全
走査ラインが走査されていないので、NにN−1024
+Iが入力され908から順次実行される。
【0065】以上のように、通常のリフレッシュにも適
用することができる。
【0066】(他の実施例3)書換えフラグレジスタ群
301の構成は図3においては、次のようになってい
る。
【0067】すなわち、 1.最低位レジスタ(書換えフラグレジスタ(1)30
2)は画面の各ラインに対応、 2.書換えフラグレジスタの数は4本、 3.上位レジスタへの演算は2入力OR論理、である。
【0068】これは一例を示したもので、表示デバイス
の温度特性、制御回路規模等により当然最適化されるも
のである。例えば、図11に示すように、 1.最低位レジスタはフラグひとつが画面の2ラインに
対応、 2.書換えフラグレジスタの数は2本、 3.上位レジスタへの演算は4入力OR論理とすること
により、レジスタの数を減らし、上位、下位レジスタを
切換える制御回路を含めて、構成が簡素化できる利点が
ある。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画面の各走査ラインに対応した書換えフラグレジスタを
複数持ち、温度等の環境の変化により書換えフラグレジ
スタを切り換えて使用することにより、表示装置を最適
にアクセスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示制御装置を備えた表示装置を用い
た情報処理システムのブロック図。
【図2】FLCDインタフェースの詳細を示すブロック
図。
【図3】書換えフラグレジスタ群を示す図。
【図4】FLCDの表示画面と書換えフラグレジスタ群
との関係を示す概念図。
【図5】インタフェース219から供給する信号のタイ
ムチャート。
【図6】温度とFLCDの書換え時間の関係を示す図。
【図7】本実施例の動作を示すフローチャート。
【図8】他の実施例1の動作を示すフローチャート。
【図9】リフレッシュ動作時の書換えフラグレジスタ群
の一例を示す概念図。
【図10】リフレッシュの動作を示すフローチャート。
【図11】書換えフラグレジスタ群の他の一例を示す
図。
【符号の説明】
201 FLCDインタフェース 202 FLCDユニット 203 温度センサ 211 A/D変換器 212 VRAM 213 CRTC 214 部分書込み検出部 215 セレクタ 216 タイミング制御部 217 部分書換制御部 218 アドレス制御部 219 インターフェース 301 書換フラグレジスタ群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島倉 正美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 森本 はじめ 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 棚橋 淳一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 坂下 達也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊奈 謙三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G02F 1/133 560 G06F 15/02 315

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度依存特性のある表示素子を有する表
    示装置の表示の表示状態を更新する表示制御装置であっ
    て、 前記表示装置の所定の数の表示ライン毎に対応した第1
    のフラグを有する第1フラグ手段と、 前記表示素子の更新を行う表示ラインに対応する第1の
    フラグをセットする設定手段と、 前記第1のフラグの複数に対応し、対応する複数の第1
    のフラグの少なくとも1つがセットされた場合にセット
    される第2のフラグを有する第2フラグ手段と、 前記表示装置の温度情報を検知する検知手段と、 前記検知手段の検知に基づき、前記第1フラグ手段又は
    前記第2フラグ手段の何れかを選択する選択手段と、 前記選択手段で選択された前記第1フラグ手段又は第2
    フラグ手段に基づいて、前記表示装置の表示ラインの駆
    を制御する制御手段とを有することを特徴とする表示
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記表示装置に表示するデータを供給す
    る供給手段と、 前記供給手段から供給されるデータを記憶する記憶手段
    と、 前記供給されたデータが記憶される前記記憶手段の記憶
    位置を検出する検出手段とを有し前記設定手段が、 前記検出手段で検出された記憶位置に
    基づいて前記第1フラグ手段の第1のフラグを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、選択された第1フラグ
    手段又は第2フラグ手段の中から、設定されているフラ
    グが示す位置のデータを、前記記憶手段から読み出して
    前記表示装置を制御することを特徴とする請求項2に記
    載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記表示装置が強誘電性液晶表示装置で
    あることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 温度依存特性のある表示素子を有する表
    示装置の表示状態を更新する表示制御方法であって、 前記表示装置に表示するデータを供給し、 前記供給されるデータを記憶手段に記憶し、 前記供給されたデータが記憶される前記記憶手段の記憶
    位置を検出し、 前記検出した記憶位置に基づき、前記表示装置の所定の
    数の表示ライン毎に対応した第1フラグ、及び、前記第
    1のフラグの複数に対応した第2のフラグを設定し、 前記表示装置温度情報に基づき選択された前記第1フ
    ラグ又は前記第2フラグの何れかのフラグの設定に基づ
    いて、前記表示装置の表示ラインの駆動を制御すること
    を特徴とする表示制御方法。
  6. 【請求項6】 前記表示装置が強誘電性液晶表示装置で
    あることを特徴とする請求項5に記載の表示制御方法。
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