JP3226625B2 - 油圧作動式変速機の油圧制御装置 - Google Patents

油圧作動式変速機の油圧制御装置

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JP3226625B2
JP3226625B2 JP25943692A JP25943692A JP3226625B2 JP 3226625 B2 JP3226625 B2 JP 3226625B2 JP 25943692 A JP25943692 A JP 25943692A JP 25943692 A JP25943692 A JP 25943692A JP 3226625 B2 JP3226625 B2 JP 3226625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧作動式変速機の油
圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車には、運転状態に応じて
エンジンの出力トルクを変速する変速機が設けられる。
かかる変速機としては、プラネタリギヤシステムからな
る変速歯車機構等の多段式変速機、あるいはベルト式無
段変速機等の無段変速機などが従来より用いられている
が、いずれにおいても、油圧によって変速動作を行わせ
るタイプの変速機、すなわち油圧作動式変速機が多用さ
れている。そして、かかる油圧作動式変速機において
は、各油圧機器に油圧を供給するための油圧機構が設け
られる。
【0003】例えば、油圧作動式のベルト式無段変速機
(以下、これをCVTという)においては、普通、夫々プ
ーリ径を変えることができるプライマリプーリ(駆動プ
ーリ)及びセカンダリプーリ(従動プーリ)と、両プー
リに巻きかけられるベルトとが設けられ、両プーリのプ
ーリ径を変えることによって任意の値の変速比を設定す
ることができるようになっている。そして、プーリ径を
変化させるために両プーリとに対して夫々油圧ピストン
が設けられ、両油圧ピストンに油圧を供給するために油
圧機構が設けられる。
【0004】そして、かかる油圧作動式変速機を作動さ
せるための油圧機構のライン圧は、少なくとも該油圧作
動式変速機への入力トルクに応じて設定する必要があ
る。すなわち、入力トルクに対してライン圧が高すぎる
と動力損失の増加による燃費性の低下を招いたり、変速
ショックを招くなどといった問題が生じ、逆にライン圧
が低すぎると変速動作が緩慢化するなどといった問題が
生じる。
【0005】しかしながら、油圧作動式変速機への入力
トルクを直接的に検出することはなかなかむずかしいの
で、従来のかかる油圧機構では、普通、油圧作動式変速
機への入力トルクのかわりにほぼこれに比例するエンジ
ントルクが用いられ、例えばエンジントルクと変速比と
に基づいてライン圧を設定するようにした油圧作動式変
速機が提案されている(例えば、特開昭62−5324
5号公報参照)。なお、エンジンと油圧作動式変速機と
の間にトルクコンバータが介設された場合でも、トルク
コンバータのロックアップ領域では油圧作動式変速機へ
の入力トルクがエンジントルクにほぼ比例するので、エ
ンジントルクと変速比とに基づいてライン圧を設定すれ
ば、基本的には適正なライン圧が得られることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる油圧
作動式変速機の油圧機構には半ば必然的に油圧応答遅れ
が伴われる。したがって、過渡時においては、運転状態
によってはエンジントルクの変化に対して、ライン圧の
変化が遅れてしまうことがある。このため、加速時には
ライン圧が必要ライン圧より低くなり、変速動作が緩慢
化するといった問題があり、とくに変速機がCVTであ
る場合にはベルトすべりが生じるといった問題がある。
これに対処するため、従来の油圧作動式変速機の油圧機
構では、ライン圧に対して比較的高い安全率を設定する
ようにしているが、このようにするとポンプロスが増加
し、燃費性の低下を招いてしまう。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、エンジントルクと変速比と
に基づいて油圧機構のライン圧を設定しつつ、ポンプロ
スを低減して燃費性を高めることができる油圧作動式変
速機の油圧制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、図1に示すように、第1の発明は、油圧機構Aによ
って作動させられる変速機構Bが設けられた油圧作動式
変速機の油圧制御装置において、エンジンCの出力トル
クに応じて油圧機構Aのライン圧目標値を設定するライ
ン圧目標値設定手段Dと、上記ライン圧目標値に追従す
るように、ライン圧を制御するライン圧制御手段Eと、
エンジン回転数に応じて、エンジン回転数が高いときほ
ど、上記ライン圧目標値を高圧側に補正するライン圧目
標値補正手段Fとが設けられていることを基本的特徴と
する油圧作動式変速機の油圧制御装置を提供する。
【0009】そして、第1の発明にかかる油圧作動式変
速機の油圧制御装置は、ライン圧目標値補正手段Fが、
エンジン負荷の変化に対する油圧機構Aの応答性が、エ
ンジン負荷の変化に対するエンジンCの応答性よりも遅
い回転領域では、ライン圧目標値を、エンジンCの出力
トルクが最大であるときに設定される油圧までの範囲内
で、高圧側に補正するようになっていることをさらなる
特徴とする。
【0010】第2の発明は、油圧機構Aによって作動さ
せられる変速機構Bが設けられた油圧作動式変速機の油
圧制御装置において、エンジンCの出力トルクに応じて
油圧機構Aのライン圧目標値を設定するライン圧目標値
設定手段Dと、上記ライン圧目標値に追従するように、
ライン圧を制御するライン圧制御手段Eと、エンジン回
転数が高いときほど、上記ライン圧目標値設定手段D及
びライン圧制御手段Eの演算周期を短くする演算周期制
御手段Gとが設けられていることを特徴とする油圧作動
式変速機の油圧制御装置を提供する。
【0011】第3の発明は、第1又は第2の発明にかか
る油圧作動式変速機の油圧制御装置において、ライン圧
目標値補正手段Fが、エンジン負荷の変化に対する油圧
機構Aの応答性が、エンジン負荷の変化に対するエンジ
ンCの応答性よりも速い回転領域では、ライン圧目標値
を、エンジン回転数には依存しない通常の目標値とする
ようになっていることを特徴とする油圧作動式変速機の
油圧制御装置を提供する。
【0012】第4の発明は、第3の発明にかかる油圧作
動式変速機の油圧制御装置において、変速機構Bがベル
ト式無段変速機であって、ライン圧目標値設定手段D
が、エンジン負荷の変化に対する油圧機構Aの応答性
が、エンジン負荷の変化に対するエンジンCの応答性よ
りも速い回転領域では、ベルト式無段変速機の入力トル
クと変速比とに基づいてライン圧目標値を設定するよう
になっていることを特徴とする油圧作動式変速機の油圧
制御装置を提供する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図2に示すように、自動車用のパワートレインPTは、
第1〜第4気筒#1〜#4を備えた4気筒エンジンCE
と、油圧作動式の変速装置CTとで構成されている。こ
こで、エンジンCEはエンジントルクをクランク軸1
(エンジン出力軸)を介して変速装置CT側に出力するよ
うになっている。また、変速装置CTは、エンジン出力
軸1と一体回転する変速機入力軸2のトルクを、運転状
態に応じて変速するとともにリバースレンジがセレクト
されているときには回転方向を逆転させて変速機出力軸
3に出力するようになっている。なお、変速機出力軸3
のトルクは、この後減速歯車機構4とディファレンシャ
ル装置5とを介して駆動輪(図示せず)に伝達される。
【0014】変速装置CTには、変速機入力軸2のトル
クを作動油を介して変速してタービンシャフト6に出力
するトルクコンバータ7と、リバースレンジがセレクト
されているときにはタービンシャフト6の回転を逆転さ
せて中間シャフト8に伝達する前後進切替機構9と、中
間シャフト8のトルクを無段変速して変速機出力軸3に
出力するベルト式の無段変速機10(以下、これをCV
T10という)とが設けられている。
【0015】トルクコンバータ7は、ポンプカバー11
を介して変速機入力軸2に連結されたポンプ12と、連
結部材13を介してタービンシャフト6に連結されポン
プ12から吐出される作動油によって回転駆動されるタ
ービン14と、タービン14からポンプ12に還流する
作動油をポンプ12の回転を助勢する方向に整流するス
テータ15とで構成され、ポンプ12とタービン14の
速度比(タービン回転数/ポンプ回転数)に対応する変速
比で、変速機入力軸2のトルクを変速するようになって
いる。ここで、ステータ15はワンウェイクラッチ16
を介して変速機ケース25(固定部)に固定されている。
【0016】また、トルクコンバータ7には、燃費性能
を高めるために所定の運転領域で変速機入力軸2とター
ビンシャフト6とを直結(ロックアップ)させるロックア
ップクラッチ17が設けられている。このロックアップ
クラッチ17は、後で説明する油圧機構FSからリヤ油
室17rに油圧がかけられたときにはロックアップ(オ
ン)される一方、フロント油室17fに油圧がかけられた
ときにはロックアップが解除(オフ)されるようになって
いる。なお、トルクコンバータ7のやや後方(図2では
左側)には、連結軸18を介してポンプ12(ポンプシェ
ル49)によって回転駆動されるオイルポンプ19が配
設されている。
【0017】前後進切替機構9はプラネタリギヤシステ
ムであって、この前後進切替機構9には、トルク入力部
材20を介してタービンシャフト6に連結されたリング
ギヤ21と、中間シャフト8に連結されたサンギヤ22
と、リングギヤ21及びサンギヤ22と噛み合う複数の
ピニオンギヤ23と、これらのピニオンギヤ23を回転
(自転)可能に支持するキャリア24とが設けられてい
る。そして、トルク入力部材20とキャリア24との間
にはフォワードクラッチ26が設けられ、またキャリア
24と変速機ケース25との間にはリバースブレーキ2
7が設けられている。ここで、フォワードクラッチ26
とリバースブレーキ27とは、夫々、後で説明する油圧
機構FSから油圧が供給されたときにオン(締結)され、
油圧がリリースされたときにオフ(解放)されるようにな
っている。
【0018】かかる前後進切替機構9において、フォワ
ードクラッチ26とリバースブレーキ27とがともにオ
フされているときにはニュートラル状態となり、タービ
ンシャフト6から中間シャフト8へはトルクが伝達され
ない。フォワードクラッチ26のみがオンされていると
きには、リングギヤ21とキャリア24とが互いに差動
することができなくなるので、前後進切替機構9は直結
状態となり、中間シャフト8はタービンシャフト6と同
一方向に一体回転し、駆動輪が前進方向に駆動される。
【0019】リバースブレーキ27のみがオンされたと
きには、キャリア24が変速機ケース25に固定される
ので、リングギヤ21とピニオンギヤ23とサンギヤ2
2とが、この順に噛み合う固定的なギヤ列として機能す
る。このときサンギヤ22はリングギヤ21とは逆方向
に回転するので、中間シャフト8はタービンシャフト6
とは逆方向に回転し、駆動輪が後退方向に駆動される。
この場合、リングギヤ21の歯数とサンギヤ22の歯数
によって決定される変速比で変速されることになる。な
お、フォワードクラッチ26とリバースブレーキ27と
がともにオンされる場合はない。
【0020】CVT10には、中間シャフト8と一体回
転するプライマリプーリ31(駆動プーリ)と、変速機出
力軸3と一体回転するセカンダリプーリ32(従動プー
リ)と、プライマリプーリ31とセカンダリプーリ32
との間でのトルク伝達を行うVベルト33とが設けられ
ている。なお、以下では便宜上、中間シャフト8の軸線
方向にみてエンジン側(図2では右側)を「前」または「フ
ロント」といい、これと反対側を「後」または「リヤ」とい
うことにする。
【0021】プライマリプーリ31は、中間シャフト8
に固定された第1固定円錐板34と、この第1固定円錐
板34の後側でこれと対向するように配置され前後方向
に移動できるようになった第1可動円錐板35とで構成
されている。そして、第1可動円錐板35の前後方向の
位置を制御するプライマリ油室36が設けられている。
ここで、プライマリ油室36に油圧がかけられるとプラ
イマリ油室36内に作動油が供給され、第1可動円錐板
35が前側に移動してVベルト33の保持位置が外周側
に変化し、プライマリプーリ31の有効プーリ径が大き
くなる。逆に、該油圧をリリースすると、プライマリ油
室36内の作動油がドレンされてプライマリプーリ31
の有効プーリ径が小さくなる。つまり、プライマリ油室
36への油圧ないし作動油の給排によってプライマリプ
ーリ31の有効プーリ径を自在に変化させることができ
るわけである。
【0022】セカンダリプーリ32も、基本的にはプラ
イマリプーリ31と同様の構成であって、変速機出力軸
3に固定された第2固定円錐板37と、この第2固定円
錐板37の前側でこれと対向するように配置された第2
可動円錐板38とで構成されている。そして、第2可動
円錐板38の前後方向の位置を制御するために、セカン
ダリ油室39が設けられている。
【0023】かかるCVT10においては、油圧機構F
Sからプライマリ油室36に、設定すべき変速比に対応
する油圧(以下、これをプライマリ油圧という)がかけら
れる。他方、セカンダリ油室39には、基本的には、V
ベルト33の張力を適度に保持しうるだけの油圧、すな
わちベルトスリップを起こさずに駆動力を伝達すること
ができる最小限の油圧(以下、これをセカンダリ油圧と
いう)がかけられる。つまり、CVT10においては、
プライマリ油圧によって変速比が決定され、セカンダリ
油圧によってベルト張力が決定されるようになってい
る。なお、後で説明するように、セカンダリ油室39に
は油圧機構FSのライン圧が導入されるようになってい
るので、セカンダリ油圧は実質的にライン圧と同義であ
る。
【0024】具体的には、プライマリ油圧が上昇すると
これに伴ってプライマリプーリ31の有効プーリ径が大
きくなる。このため、Vベルト33の張力が高まろうと
するが、この張力を上昇させないようにセカンダリ油圧
(ライン圧)が調節され、セカンダリプーリ32の有効プ
ーリ径が小さくなる。このようにプライマリプーリ31
の有効プーリ径が大きくなる一方、セカンダリプーリ3
2の有効プーリ径が小さくなるので、CVT10の変速
比がで増速側(OD側)に変化する。他方、プライマリ油
圧が低下すると、上記の場合とは逆にCVT10の変速
比が減速側(LOW側)に変化する。
【0025】そして、変速装置CTに対して油圧機構F
Sが設けられ、この油圧機構FSはコントロールユニッ
トCUからの信号に従って、運転状態に応じて、ロック
アップクラッチ17のフロント油室17f及びリヤ油室
17r、前後進切替機構9のフォワードクラッチ26及
びリバースブレーキ27、CVT10のプライマリ油室
36及びセカンダリ油室39等への作動油ないし制御油
圧の給排を行ない、所定の変速動作を行なわせるように
なっている。ここで、油圧機構FSのライン圧(セカン
ダリ圧)も、コントロールユニットCUによって制御さ
れるようになっている。
【0026】以下、油圧機構FSを説明する。図3に示
すように、油圧機構FSへは、オイルポンプ19から作
動油(元圧)が供給されるようになっている。そして、油
圧機構FSには、ライン圧調整バルブ41、減圧バルブ
42、変速比制御バルブ43、変速比固定バルブ44、
油圧修正バルブ45、クラッチバルブ46、マニュアル
バルブ47、リリーフバルブ48、ロックアップバルブ
49等が設けられている。ここで、変速比制御バルブ4
3は第1デューティソレノイド51によって制御され、
変速比固定バルブ44は第1オンオフソレノイド52に
よって制御され、油圧修正バルブ45は第2デューティ
ソレノイド53によって制御され、クラッチバルブ46
はクラッチデューティソレノイド54によって制御さ
れ、ロックアップバルブ49は第2オンオフソレノイド
55によって制御されるようになっている。
【0027】かかる油圧機構FSにおいて、オイルポン
プ19から吐出された作動油は、まずライン圧調整バル
ブ41によって所定のライン圧に調整され、ラインL1
(油圧通路)を通してセカンダリ油室39に供給されると
ともに、ラインL2を通してクラッチバルブ46に供給
される。クラッチバルブ46は、ラインL2内の油圧を
クラッチデューティソレノイド54によって所定の圧力
に調整した上で、この調整された油圧をラインL3を通
して介してマニュアルバルブ47とロックアップバルブ
49とに供給するようになっている。減圧バルブ42
は、セカンダリ油室39に供給されるライン圧を減圧し
て、油圧修正バルブ45、変速比制御バルブ43、変速
比固定バルブ44及びクラッチバルブ46のパイロット
圧を形成するようになっている。
【0028】ライン圧を制御するためのパイロット圧
は、第2デューティソレノイド53のデューティ比を制
御することにより調整される。すなわち、第2デューテ
ィソレノイド53によって制御された油圧が油圧修正バ
ルブ45のパイロット室に導入され、この油圧に応じて
油圧修正バルブ45が開閉され、この開閉状態に応じて
形成されたラインL4内の油圧がライン圧調整バルブ4
1のパイロット圧として導入されて、所望のライン圧が
得られるようになっている。なお、油圧修正バルブ45
を設けず、ライン圧調整バルブ41を直接デューティソ
レノイド等により制御するようにしてもよい。
【0029】変速比制御バルブ43は、第1デューティ
ソレノイド51によって制御され、変速比制御バルブ4
3によって形成されたラインL6内の油圧は、変速比固
定バルブ44を介してプライマリ油室36に供給される
ようになっている。変速比固定バルブ44は第1オンオ
フソレノイド52によって制御され、第1オンオフソレ
ノイド52がオン状態にあるときには、プライマリ油室
36に接続されたラインL7がラインL6と連通する一
方、オフ状態にあるときには上記連通が遮断されるよう
になっている。換言すれば、第1ソレノイド52をオフ
にすることによって、プライマリ油室36にかかる油圧
を変速比制御バルブ43の動作の如何にかかわらず現在
の値に固定し、これによって変速比を固定するようにな
っている。
【0030】変速比制御バルブ43は、第1デューティ
ソレノイド51によって制御され、この第1デューティ
ソレノイド51がオン状態にあるときには、プライマリ
油室36内の油圧が、順にラインL7とラインL6とラ
インL8とリリーフボール58とを通してドレンされ、
プライマリ油室36には油圧がかからない。他方、第1
デューティソレノイド51がオフ状態にあるときには、
ラインL8(ドレン路)が閉止される一方、第1デューテ
ィソレノイド51のデューティ比に応じた開口率で変速
比制御バルブ43が開かれ、ライン圧がオリフィス59
とラインL6とを介してプライマリ油室36に導入され
る。なお、オリフィス59が設けられているので、プラ
イマリ油室36内の油室が急上昇することはない。
【0031】クラッチバルブ46の制御はクラッチデュ
ーティソレノイド54によって行なわれ、クラッチデュ
ーティソレノイド54によって調整されたライン圧は、
ラインL3を介して、マニュアルバルブ47とロックア
ップ制御バルブ49とに供給される。この調整されたラ
イン圧は、前進状態では、ラインL3とマニュアルバル
ブ47とラインL10とを介してフォワードクラッチ2
6に供給される一方、リバースブレーキ27内の油圧が
ラインL12を介して開放される。他方、後進状態で
は、ロックアップバルブ49が非ロックアップ状態にあ
る場合に限り、上記ライン圧がラインL3とラインL1
3とラインL12とを介してリバースブレーキ27に供
給される。
【0032】ロックアップバルブ49は第2オンオフソ
レノイド55によって制御され、ロックアップ時には、
フロント油圧17fに接続されたラインL16がリリー
フラインL15を介してリリーフバルブ48と連通す
る。他方、ロックアップ解除時には、リヤ油室17rに
接続されたラインL17がリリーフラインL15を介し
てリリーフバルブ48と連通する。
【0033】次に、変速装置CTの制御機構を説明す
る。図4に示すように、変速装置CTの制御機構には、
マイクロコンピュータからなるコントロールユニットC
Uが設けられている。そして、このコントロールユニッ
トCUには、シフト位置センサ62によって検出される
シフト位置信号(P,R,N,D,2,1)、プライマリ回転
数センサ63によって検出されるプライマリプーリ31
の回転数(以下、これをプライマリ回転数という)、セカ
ンダリ回転数センサ64によって検出されるセカンダリ
プーリ32の回転数(以下、これをセカンダリ回転数と
いう)、スロットル開度センサ65によって検出される
スロットル開度、エンジン回転数センサ66によって検
出されるエンジン回転数、タービン回転数センサ67に
よって検出されるタービン回転数、油温センサ68によ
って検出される油温、油圧センサ69によって検出され
る油圧等が制御情報として入力されるようになってい
る。
【0034】コントロールユニットCUは、特許請求の
範囲に記載されたライン圧目標値設定手段、ライン圧制
御手段、ライン圧目標値補正手段及び演算周期制御手段
を含む、変速装置CTの総合的な制御装置であって、上
記の各種制御情報に基づいて各ソレノイド51〜55等
に対して所定の制御信号を出力し、所定の制御を行うよ
うになっているが、以下では本願の要旨にかかわるライ
ン圧制御についてのみ説明する。
【0035】以下、図5に示すフローチャートに従っ
て、適宜図2〜図4を参照しつつ、コントロールユニッ
トCUによるライン圧制御の制御方法を説明する。制御
が開始されると、まずステップ#1で、スロットル開度
TVO、エンジン回転数Ne、プライマリ回転数Np、セ
カンダリ回転数Ns等の各種制御情報が読み込まれる。
続いて、ステップ#2で、エンジン回転数Neが所定値a
1を超えているか否かが比較・判定され、Ne>a1である
と判定された場合はさらにステップ#3でエンジン回転
数Neが、上記のa1よりは大きい値に設定される所定値a
2を超えているか否かが判定される。つまり、ステップ
#2,#3では、エンジン回転数Neが、a1以下である
か、a1よりは大きくかつa2以下であるか、それともa2
超えているかが判定されることになる。そして、Ne≦a
1であればステップ#4,#5が実行された後ステップ#
11〜ステップ#14が実行され、Ne>a2であればス
テップ#6,#7が実行された後ステップ#11〜ステ
ップ#14が実行され、a1<Ne≦a2であればステップ
#8,#9,#10が実行された後ステップ#11〜ステ
ップ#14が実行される。
【0036】ここで、a1は、これより低回転領域では、
スロットル開度変化(すなわちエンジン負荷変化)に対す
る油圧機構FSの油圧応答遅れ時間(ライン圧応答遅れ
時間)が、スロットル開度変化に対するエンジントルク
の応答遅れ時間よりも短くなる(油圧の応答性がエンジ
ントルクの応答性よりも速い)一方、これより高回転領
域では両者の関係が逆転するような境界値に設定されて
いる。
【0037】例えば図10に示すように、スロットル開
度が時間τsで所定値まで増加するような加速時におい
ては、スロットル開度変化に対する油圧機構FSのライ
ン圧変化にはτaだけ応答遅れが伴われ、他方エンジン
トルク変化には例えば図11に示すようにτbだけ応答
遅れが伴われる。ここにおいて、油圧応答遅れ時間τa
は図12中の直線J1(演算周波数40Hz)で示すように
エンジン回転数にはほとんど依存しないが、エンジント
ルク応答遅れ時間τbは図12中の直線J2で示すように
エンジン回転数の上昇に伴って短くなる。ここで、τa
=τbとなるエンジン回転数がa1とされる。なお、コン
トロールユニットCUによるライン圧制御の周期を短く
した場合(周波数が高くなる)は、例えば図12中の直線
1'(例えば、演算周波数80Hz)で示すように油圧応
答遅れ時間τaが短くなるので、τa=τbとなるエンジ
ン回転数a1'は高回転側に移行することになる。
【0038】そして、本実施例では、Ne≦a1の領域で
は油圧応答遅れ時間τaがエンジントルク応答遅れ時間
τbよりも短いので、例えば図13に示すようにスロッ
トル開度(K1)が変化する加速時においても、ライン圧
変化(K2)がエンジントルク変化(K3)よりも遅れること
はない。そこで、Ne≦a1の場合は、実際のエンジント
ルク(すなわちCVT10への入力トルク)に応じて目標
ライン圧を設定するようにしている。つまり、ほぼ必要
最小限のライン圧が設定され、ポンプロスが低減される
ようになっている。
【0039】これに対してNe>a1の領域では油圧応答
遅れ時間τaがエンジントルク応答遅れ時間τbよりも長
くなるので、例えば図14に示すようにスロットル開度
(K1')が変化する加速時においては、ライン圧変化
(K2')がエンジントルク変化(K3')に追従することがで
きず、このため図14中で斜線を引いた部分では実際の
エンジントルクに対応するライン圧、すなわち必要とさ
れるライン圧よりも低いライン圧しか得られず、ベルト
スリップが発生してしまうことになる。
【0040】そこで、Ne>a1の場合は、基本的には実
際のエンジントルクよりも大きい仮想的なライン圧演算
用のエンジントルク(以下、これをライン圧演算用トル
クという)を設定して、かかるライン圧演算用トルクに
基づいてライン圧目標値を設定し、ライン圧目標値が実
際のエンジントルクに対応するライン圧よりも低くなら
ないようにしている。つまり、ライン圧の応答遅れが問
題となる回転領域では、安全のためライン圧目標値を上
乗せするわけである。この場合、図15に示すようにス
ロットル開度(K1")が変化する加速時においては、ライ
ン圧(K2")が最初から高められているので、図14に示
す例の場合のような不具合は全く起こらず、ベルトスリ
ップが発生しない。
【0041】しかしながら、Ne>a1となる領域におい
ても、エンジン回転数Neが高いときほど油圧応答遅れ
時間τaとエンジントルク応答遅れ時間τbの差が大きく
なるので、Ne>a2(>a1)となる領域では最大スロット
ル開度に対応するエンジントルク(最大エンジントルク)
をライン圧演算用トルクとする一方、a1<Ne≦a2とな
る領域ではエンジン回転数Neの上昇に応じて徐々にラ
イン圧演算用トルクを高めるようにしている(図7参
照)。
【0042】かかるライン圧演算用トルクの具体的な演
算方法は以下の通りである。すなわち、Ne≦a1の場合
は、ステップ#4で、例えば図6に示すような特性をも
つマップを用いて、スロットル開度TVO及びエンジン
回転数Neに対応するエンジントルクTrが演算され、ス
テップ#5でこのエンジントルクTrがライン圧演算用
トルクTinとされる。
【0043】Ne>a2の場合は、ステップ#6で図6に
示すような特性をもつマップを用いてスロットル開度T
VOが100%の場合(曲線G1)に対応するエンジント
ルクTmaxが演算され、ステップ#7でこのエンジント
ルクTmaxがライン圧演算用トルクTinとされる。
【0044】a1<Ne≦a2の場合は、まずステップ#8
で、ステップ#4の場合と同様の方法で実際のエンジン
トルクTrが演算され、続いてステップ#9で、ステッ
プ#6の場合と同様の方法でTVO=100%に対応す
るエンジントルクTmaxが演算され、この後ステップ#
10で、次の式1により、ステップ#8,#9で演算さ
れたTr,Tmaxに基づいてライン圧演算用トルクTinが
演算される。
【数1】 Tin=Tr+(Tmax−Tr)・(Ne−a1)/(a2−a1)……………………式1 このようにして設定されるライン圧演算用トルクTinの
エンジン回転数Neに対する特性は、例えば図7のよう
になる。
【0045】このようにして、エンジン回転数Neに応
じてライン圧演算用トルクTinが演算された後は、いず
れの場合もまずステップ#11で、例えば図8に示すよ
うな特性をもつマップを用いて、ライン圧演算用トルク
TinとCVT10の変速比Rとに基づいて目標ライン圧
Psが演算される。
【0046】次に、ステップ#12で、ステップ#11
で演算された目標ライン圧Psに所定の安全率Ksがかけ
られ、続いてステップ#13で目標ライン圧Psに対応
するデューティ比が演算され、この後ステップ#14で
上記デューティ比に従って第1デューティソレノイド5
3が駆動され、ライン圧が目標ライン圧に追従するよう
に制御される。
【0047】かかるライン圧制御が行なわれた場合の、
目標ライン圧すなわちほぼ実際に形成されるライン圧
の、エンジン回転数Neに対する特性は、例えば図9中
の折れ線H1のようになる。図9中で直線H2は実際に必
要とされるライン圧(必要ライン圧)であり、H1とH2
差dが安全のために上乗せされるライン圧すなわち安全
率ということになる。図9から明らかなとおり、かかる
ライン圧制御によれば、上乗せライン圧dすなわち安全
率が、エンジン回転数Neすなわちエンジントルクの応
答性の変化に応じて必要最小限に設定される。したがっ
て、ライン圧が不必要に高められないので、ポンプロス
が低減されて燃費性能が高められる。
【0048】以上、本実施例によれば、ライン圧の上乗
せ(安全率)を不必要に高めることなく、必要ライン圧を
確実に確保することができる。なお、エンジン回転数が
高いときほどライン圧制御の演算周期を短く設定する
(演算周波数を高める)ようにすれば、エンジン回転数が
上昇したときには、エンジントルク応答遅れ時間と油圧
応答遅れ時間とがともに短くなるので、エンジン回転数
の上昇に応じて安全率を高める必要がなくなり、安全率
をより小さく設定することができるようになる。
【0049】
【発明の作用・効果】一般に、エンジン回転数が高いと
きにはエンジンの負荷変化(スロットル開度変化)に対す
るエンジントルクの応答遅れが短くなるので、ライン圧
変化がエンジントルク変化よりも遅れてしまい、初期に
必要ライン圧が得られないおそれがある。しかしなが
ら、第1の発明によれば、まず、エンジン回転数が高い
ときほどライン圧目標値が高圧側に補正されるので、エ
ンジン回転数にかかわりなく必要ライン圧が確保され
る。また、エンジン回転数が低いときにはライン圧目標
値が低く設定されるので、ライン圧が不必要に高められ
ず、ポンプロスが低減されて燃費性が高められる。つま
り、ライン圧設定のための安全率がエンジントルクの応
答性に対応して設定されることになり、不必要にライン
圧を高く設定することなく、必要ラインを確保すること
ができる。
【0050】そして、第1の発明によれば、さらに油圧
応答性がエンジントルク応答性よりも遅い領域では、ラ
イン圧目標値が、最大エンジントルクに対応するライン
圧までの範囲内で高圧側に補正されるので、高回転時に
必要ライン圧が確実に確保される。
【0051】第2の発明によれば、エンジン回転数が高
いときほど演算周期が短く設定され油圧応答性が速くな
る。したがって、エンジン回転数が高いときには、エン
ジントルク応答遅れ時間と油圧応答遅れ時間とがともに
短くなるので、エンジン回転数の上昇に応じて安全率を
高める必要がなくなり、安全率をより小さく設定するこ
とができるようになる。
【0052】第3の発明によれば、基本的には第1又は
第2の発明と同様の作用・効果が得られる。さらに、油
圧応答性がエンジントルク応答性よりも速い領域では、
ライン圧目標値が通常値に設定されるので、ライン圧が
不必要に高く設定されず、ポンプロスが一層低減され
る。
【0053】第4の発明によれば、基本的には第3の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、変速機構が
ベルト式無段変速機であるので、かかるライン圧制御に
よって、燃費性を高めつつベルトスリップの発生を確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1〜請求項4に対応する第1〜第4の
発明の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明にかかる油圧制御装置を備えたパワー
トレインのシステム構成図である。
【図3】 油圧機構のシステム構成図である。
【図4】 制御機構のシステム構成図である。
【図5】 ライン圧制御の制御方法を示すフローチャー
トである。
【図6】 エンジントルクの、エンジン回転数及びスロ
ットル開度に対する特性を示す図である。
【図7】 ライン圧演算用トルクの、エンジン回転数に
対する特性を示す図である。
【図8】 目標ライン圧の、変速比及びライン圧演算用
トルクに対する特性を示す図である。
【図9】 目標ライン圧の、エンジン回転数に対する特
性を示す図である。
【図10】 スロットル開度変化に対する油圧応答性を
示す図である。
【図11】 スロットル開度変化に対するエンジントル
ク応答性を示す図である。
【図12】 油圧応答遅れ時間及びエンジントルク応答
遅れ時間の、エンジン回転数に対する特性を示す図であ
る。
【図13】 従来のライン圧制御における、低回転時の
油圧応答性及びエンジントルク応答性を示す図である。
【図14】 従来のライン圧制御における、高回転時の
油圧応答性及びエンジントルク応答性を示す図である。
【図15】 本発明にかかるライン圧制御における図1
4と同様の図である。
【符号の説明】
CE…エンジン CT…変速装置 CU…コントロールユニット FS…油圧機構 10…ベルト式無段変速機(CVT)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 祐司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−9054(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48 F16H 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧機構によって作動させられる変速機
    構が設けられた油圧作動式変速機の油圧制御装置におい
    て、 エンジンの出力トルクに応じて油圧機構のライン圧目標
    値を設定するライン圧目標値設定手段と、 上記ライン圧目標値に追従するように、ライン圧を制御
    するライン圧制御手段と、 エンジン回転数に応じて、エンジン回転数が高いときほ
    ど、上記ライン圧目標値を高圧側に補正するライン圧目
    標値補正手段とが設けられ ライン圧目標値補正手段が、エンジン負荷の変化に対す
    る油圧機構の応答性が、エンジン負荷の変化に対するエ
    ンジンの応答性よりも遅い回転領域では、ライン圧目標
    値をエンジンの出力トルクが最大であるときに設定さ
    れる油圧までの範囲内で、高圧側に補正するようになっ
    ていることを特徴とする油圧作動式変速機の油圧制御装
    置。
  2. 【請求項2】 油圧機構によって作動させられる変速機
    構が設けられた油圧作動式変速機の油圧制御装置におい
    て、 エンジンの出力トルクに応じて油圧機構のライン圧目標
    値を設定するライン圧目標値設定手段と、 上記ライン圧目標値に追従するように、ライン圧を制御
    するライン圧制御手段と、 エンジン回転数が高いときほど、上記ライン圧目標値設
    定手段及びライン圧制御手段の演算周期を短くする演算
    周期制御手段とが設けられていることを特徴とする油圧
    作動式変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された油圧作動式
    変速機の油圧制御装置において、 ライン圧目標値補正手段が、エンジン負荷の変化に対す
    る油圧機構の応答性が、エンジン負荷の変化に対するエ
    ンジンの応答性よりも速い回転領域では、ライン圧目標
    値を、エンジン回転数には依存しない通常の目標値とす
    るようになっていることを特徴とする油圧作動式変速機
    の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項に記載された油圧作動式変速機
    の油圧制御装置において、 変速機構がベルト式無段変速機であって、ライン圧目標
    値設定手段が、エンジン負荷の変化に対する油圧機構の
    応答性が、エンジン負荷の変化に対するエンジンの応答
    性よりも速い回転領域では、ベルト式無段変速機の入力
    トルクと変速比とに基づいてライン圧目標値を設定する
    ようになっていることを特徴とする油圧作動式変速機の
    油圧制御装置。
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