JP3222934B2 - マークエッジ記録方式における記録パルス補正方法 - Google Patents

マークエッジ記録方式における記録パルス補正方法

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JP3222934B2 JP18423392A JP18423392A JP3222934B2 JP 3222934 B2 JP3222934 B2 JP 3222934B2 JP 18423392 A JP18423392 A JP 18423392A JP 18423392 A JP18423392 A JP 18423392A JP 3222934 B2 JP3222934 B2 JP 3222934B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクドライブ装
置や光磁気ディスクドライブ装置のマークエッジ記録方
式における記録パルス補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクにおいてデータを書
込む時には、光記録媒体上へレーザ光を照射して熱を加
え、媒体に穴をあけたり、媒体の磁化方向を反転させた
り、或いは、媒体の結晶状態を変化させることにより、
データを記録するようにしている。
【0003】ここに、光ディスクの記録方法の一つとし
て、記録マークの前エッジと後エッジとに各々符号語ビ
ットを対応させ、記録マークの長さが情報を担うように
した「マークエッジ記録方法」がある。この記録方法は
高密度記録化に適している反面、エッジ位置に正確さが
要求される。
【0004】即ち、マークエッジ記録方法により記録す
る際、直前に書込んだ記録マークの余熱の影響により、
実際の記録マーク長が印加した記録パルスより長くなっ
たり、前エッジ近傍ではレーザ光による熱の蓄積が不十
分なため、図17に示すように、マーク形状の不整が生
じ得る。このため、エッジ位置が理想の位置からずれ、
ジッターが増大し、最悪の場合には、元のデータ通りに
再生できなくなってしまう。よって、マークエッジ記録
方法においては、正確なエッジ位置制御が必要となる。
【0005】このようなことから、エッジ位置制御方法
として、記録光パルスのパルス幅とパワーとを、光ディ
スクの記録半径に応じて、或いは、記録データパターン
の疎密により(つまり、直前のブランク長により)補正
するようにしたものが、特開昭63−53722号公報
により示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、光磁気ディ
スクのように熱伝導率の高い媒体に記録する際には、書
込もうとしている記録マークの熱の影響のみならず、直
前に書込まれた記録マークの余熱の影響により、記録マ
ークの前エッジ及び後エッジの位置がずれてしまう。即
ち、直前のマーク長並びにブランク長の違いによって光
ディスクに蓄積されている余熱の量が異なるため、記録
データパターンによりエッジ位置ずれの量が変化する。
例えば、図18に示すように、データパターンaとデー
タパターンbのように、ブランク長が等しくても、直前
の記録パルス長が異なると光ディスクに蓄積されている
熱の量が異なるため、記録マークのエッジの位置ずれ量
が異なってくる。よって、光磁気ディスクに対する記録
時においては、従来のように、記録パルスのパルス幅及
びパワーの補正量を一定に設定したり、直前のブランク
長のみで補正量を決定する方法では、正確なエッジ位置
制御を行えない。
【0007】また、前述したようなマーク形状の不整を
補正する際にも、上記と同様な理由により、記録データ
パターンによってマーク形状の不均一性の度合いが異な
るため、記録パルスの立上り部のパワーを一定に設定し
たり、直前のブランク長のみで決定するような従来法で
はマーク形状の補正が不完全なものとなってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、光
記録媒体上に強度変調させたレーザ光を照射して、長さ
が情報を担う記録マークを形成することにより情報を記
録するのに際し、記録パルスのパルス幅及び出力タイミ
ングの補正値の初期値をCPUからメモリに書込み、指
定データによる記録パルスを前記メモリに格納されてい
る補正値に従い前記光記録媒体へ書込み記録した後、記
録されたデータを再生し、この再生データと前記指定デ
ータとを比較し、これらのデータが一致するまで前記補
正値を可変させて前記メモリへの書込み、その補正値に
従う光記録媒体への書込み記録及びその再生・比較を繰
返して、前記補正値の最適値を算出・設定するようにし
たマークエッジ記録方式における記録パルス補正方法に
おいて、前記再生データと指定データとの一致後に、再
生系データPLLの位相を所定量ずらして再度記録デー
タを再生し、この再生データと前記指定データとを比較
し、これらのデータが一致するまで再び前記補正値を可
変させて前記メモリへの書込み、その補正値に従う光記
録媒体への書込み記録、その再生・比較、及び一致後の
位相ずらしによる再生・比較を繰返して、前記補正値の
最適値を算出・設定するようにした
【0009】請求項2に記載の発明では、光記録媒体上
に強度変調させたレーザ光を照射して、長さが情報を担
う記録マークを形成することにより情報を記録するのに
際し、記録パルスのパルス幅及び出力タイミングの補正
値の初期値をCPUからメモリに書込み、指定データに
よる記録パルスを前記メモリに格納されている補正値に
従い前記光記録媒体へ書込み記録した後、記録されたデ
ータを再生し、この再生データから前記補正値の最適値
を算出・設定するようにしたことを特徴とするマークエ
ッジ記録方式における記録パルス補正方法において、再
生パルス信号のエッジの再生クロックからの変動量をエ
ッジ変動量検出手段により検出し、この変動量に応じて
前記補正値の最適値を算出・設定するようにし、前記エ
ッジ変動量検出手段に複数個の弁別器を用い、これらの
弁別器に対するデータ弁別用ウインドウとして所定量ず
つシフトさせたウインドウを用いて再生した複数個の再
生パルス信号をベリファイチェックした結果から、前記
データ弁別用ウインドウの中心からの変動量を検出する
ようにした。
【0010】請求項3に記載の発明では、光記録媒体上
に強度変調させたレーザ光を照射して、長さが情報を担
う記録マークを形成することにより情報を記録するのに
際し、記録データパターンに応じて記録パルスのパルス
幅及び出力タイミングを補正して記録する場合に、この
補正値の初期値をCPUからメモリに書込み、指定デー
タによる記録パルスを前記メモリに格納されている補正
値に従い前記光記録媒体へ書込み記録した後、記録され
たデータを再生し、この再生データから前記補正値の最
適値を算出・設定するようにしたことを特徴とするマー
クエッジ記録方式における記録パルス補正方法におい
て、前記記録データパターンに応じた再生パルス信号の
エッジの再生クロックからの変動量をエッジ変動量検出
手段により検出し、この変動量に応じて前記補正値の最
適値を算出・設定するようにし、前記エッジ変動量検出
手段に複数個の弁別器を用い、これらの弁別器に対する
データ弁別用ウインドウとして所定量ずつシフトさせた
ウインドウを用いて再生した複数個の再生パルス信号を
ベリファイチェックした結果から、前記データ弁別用ウ
インドウの中心からの変動量を検出するようにした。
【0011】求項4に記載の発明では、前記記録デー
タパターンの判断は、書込み対象の記録パルス長L 0
基づいて、前記パルス長L 0 及びこの記録パルス直前の
ブランク長L 1 に基づいて、又は前記パルス長L 0 、前記
ブランク長L 1 及び1つ前の記録パルス長L 2 に基づいて
行うようにした。
【0012】請求項5に記載の発明では、光記録媒体上
に強度変調させたレーザ光を照射して、長さが情報を担
う記録マークを形成することにより情報を記録するのに
際し、記録パルスのパルス幅及び出力タイミングの補正
値の初期値をCPUからメモリに書込み、指定データに
よる記録パルスを前記メモリに格納されている補正値に
従い前記光記録媒体へ書込み記録した後、記録されたデ
ータを再生し、この再生データから前記補正値の最適値
を算出・設定するようにしたマークエッジ記録方式にお
ける記録パルス補正方法において、再生パルス信号のエ
ッジの再生クロックからの変動量をエッジ変動量検出手
段により検出し、この変動量に応じて前記補正値の最適
値を算出・設定するようにし、前記エッジ変動量検出手
段に1個の弁別器を用い、同じパターンの繰返しデータ
による指定データを記録した後、再生時にデータ弁別用
ウインドウを順次所定量ずつずらしながら再生し、これ
をベリファイチェックした結果から、前記データ弁別用
ウインドウの中心からの変動量を検出するようにした。
【0013】請求項6に記載の発明では、光記録媒体上
に強度変調させたレーザ光を照射して、長さが情報を担
う記録マークを形成することにより情報を記録するのに
際し、記録データパターンに応じて記録パルスのパルス
幅及び出力タイミングを補正して記録する場合に、この
補正値の初期値をCPUからメモリに書込み、指定デー
タによる記録パルスを前記メモリに格納されている補正
値に従い前記光記録媒体へ書込み記録した後、記録され
たデータを再生し、この再生データから前記補正値の最
適値を算出・設定するようにしたマークエッジ記録方式
における記録パルス補正方法において、前記記録データ
パターンに応じた再生パルス信号のエッジの再生クロッ
クからの変動量をエッジ変動量検出手段により検出し、
この変動量に応じて前記補正値の最適値を算出・設定す
るようにし、前記エッジ変動量検出手段に1個の弁別器
を用い、同じパターンの繰返しデータによる指定データ
を記録した後、再生時にデータ弁別用ウインドウを順次
所定量ずつずらしながら再生し、これをベリファイチェ
ックした結果から、前記データ弁別用ウインドウの中心
からの変動量を検出するようにした。
【0014】請求項7に記載の発明では、記録データパ
ターンの判断は、書込み対象の記録パルス長L に基づ
いて、前記パルス長L 及びこの記録パルス直前のブラ
ンク長L に基づいて、又は前記パルス長L 、前記ブ
ランク長L 及び1つ前の記録パルス長L に基づいて
行うようにした。
【0015】
【0016】
【作用】請求項1記載の発明においては、指定データに
基づき実際に書込み記録を行った結果についての再生デ
ータが初期の指定データに一致するまで、記録パルスの
補正値を可変させることで最適値を算出・設定する学習
機能を持つので、光記録媒体の種類や特性の違い、さら
には、周囲環境の変化、或いはドライブ装置や媒体自身
の経時変化にも対処し得る適正なエッジ位置制御が可能
となる。また、再生データと指定データとの一致後に、
さらに、再生系データPLLの位相をずらして同様に記
録されたデータの再生データと指定データとの比較処理
を一致するまで繰返すので、再生系データPLLにより
生成されるデータ弁別のためのウインドウの中心に、記
録パルスの前後エッジが位置するように補正することも
可能となり、再生系データPLLの位相に変動があって
もデータエラーを生ずることなく再生し得るものとな
【0017】請求項2記載の発明においては、再生パル
ス信号のエッジの再生クロックからの変動量をエッジ変
動量検出手段により検出し、この変動量に応じて補正値
の最適値を算出・設定するので、例えば、再生系PLL
データにより作成されるウインドウの中心に再生パルス
信号のエッジが位置するように微調することができ、エ
ッジ変動量検出手段に複数個の弁別器を用い、これらの
弁別器に対するデータ弁別用ウインドウとして所定量ず
つシフトさせたウインドウを用いて再生した複数個の再
生パルス信号をベリファイチェックした結果から、デー
タ弁別用ウインドウの中心からの変動量を検出するの
で、簡単な構成で再生パルス信号のエッジ変動量の検出
が可能となる。
【0018】請求項3記載の発明においては、前記記録
データパターンに応じた再生パルス信号のエッジの再生
クロックからの変動量をエッジ変動量検出手段により検
出し、この変動量に応じて前記補正値の最適値を算出・
設定するようにしたので、例えば、再生系PLLデータ
により作成されるウインドウの中心に再生パルス信号の
エッジが位置するように微調することができ、エッジ変
動量検出手段に複数個の弁別器を用い、これらの弁別器
に対するデータ弁別用ウインドウとして所定量ずつシフ
トさせたウインドウを用いて再生した複数個の再生パル
ス信号をベリファイチェックした結果から、データ弁別
用ウインドウの中心からの変動量を検出するので、簡単
な構成で再生パルス信号のエッジ変動量の検出が可能と
る。
【0019】請求項4記載の発明においては、記録デー
タパターンの判断は、書込み対象の 記録パルス長L 0
基づいて、パルス長L 0 及びこの記録パルス直前のブラ
ンク長L 1 に基づいて、又はパルス長L 0 、ブランク長L
1 及び1つ前の記録パルス長L 2 に基づいて行うようにし
たので、光記録媒体の種類の違いや、周囲環境の変化、
或いは、ドライブ装置、媒体自身の経時変化の他、記録
データパターンをも考慮した補正となり、より正確なエ
ッジ位置制御が可能となる
【0020】請求項5記載の発明においては、再生パル
ス信号のエッジの再生クロックからの変動量をエッジ変
動量検出手段により検出し、この変動量に応じて補正値
の最適値を算出・設定するので、例えば、再生系PLL
データにより作成されるウインドウの中心に再生パルス
信号のエッジが位置するように微調することができ、
ッジ変動量検出手段に複数個の弁別器を用い、これらの
弁別器に対するデータ弁別用ウインドウとして所定量ず
つシフトさせたウインドウを用いて再生した複数個の再
生パルス信号をベリファイチェックした結果から、デー
タ弁別用ウインドウの中心からの変動量を検出するの
で、簡単な構成で再生パルス信号のエッジ変動量の検出
が可能となる。
【0021】請求項6記載の発明においては、前記記録
データパターンに応じた再生パルス信号のエッジの再生
クロックからの変動量をエッジ変動量検出手段により検
出し、この変動量に応じて前記補正値の最適値を算出・
設定するようにしたので、例えば、再生系PLLデータ
により作成されるウインドウの中心に再生パルス信号の
エッジが位置するように微調することができ、エッジ変
動量検出手段に1個の弁別器を用い、同じパターンの繰
返しデータによる指定データを記録した後、再生時にデ
ータ弁別用ウインドウを順次所定量ずつずらしながら再
生し、これをベリファイチェックした結果から、データ
弁別用ウインドウの中心からの変動量を検出するので、
極めて小さな回路規模で再生パルス信号のエッジ変動量
の検出が可能となる。
【0022】請求項7記載の発明においては、記録デー
タパターンの判断は、書込み対象の記録パルス長L
基づいて、パルス長L 及びこの記録パルス直前のブラ
ンク長L に基づいて、又はパルス長L 、ブランク長
及び1つ前の記録パルス長L に基づいて行うよう
にしたので、光記録媒体の種類の違いや、周囲環境の変
化、或いは、ドライブ装置、媒体自身の経時変化の他、
記録データパターンをも考慮した補正となり、より正確
なエッジ位置制御が可能となる。
【0023】
【0024】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図4に基
づいて説明する。本実施例は、学習機能により、光記録
媒体の種類や特性及び周囲環境変化、さらには、ドライ
ブ装置ないしは媒体自身の経時変化等に対しても適応し
て記録パルスの補正値の最適値を算出・設定し、このよ
うな補正値に基づいて記録パルスの出力タイミング、パ
ルス幅、並びに、記録パルスの立上り部の記録パワーの
補正を行うことで、記録マークのエッジ位置を高精度に
制御できるようにしたものである。
【0025】例えば、記録データをマークエッジ記録方
式により書込む際、データをNRZIコード(Non Re
turn to Zero Inverted コード)に変換し、これを補
正せずにそのまま用いて記録すると、前述したように、
記録マークは理想状態より長く書き込まれてしまう(図
2中の上部にも実際の記録マークとして示す)。そこ
で、本実施例では、このような記録パルスのパルス幅及
び出力タイミングを補正値により補正し、この補正後の
記録パルスを用いることにより、記録マークのエッジ位
置が理想の位置にくるように制御することを基本とす
る。
【0026】また、光記録媒体の種類によって前述した
ように記録マーク形状の不整が顕著な場合は、図3に示
すように、記録パルスのパルス幅、出力タイミングだけ
でなく、記録パルスの立上り部の記録パワー及びその記
録パワーを変化させる長さを補正することで、記録マー
クのエッジ位置及びマーク形状を補正するようにもす
る。
【0027】このような記録パルスの補正を行うための
補正値には、当該光記録媒体に対するその時点での諸条
件に適した記録パルスの補正値を用いればよい。しかし
て、本実施例では、このための記録パルスの補正値の最
適値の算出及び設定を図1に示すアルゴリズムの学習動
作で行うようにしたものである。
【0028】まず、記録パルスの補正値の初期値をCP
UからRAM(メモリ)へ書込む。そして、所定の指定
データを光記録媒体(ディスク)へ書込み記録する。こ
の際、RAMより読出した補正値に基づき指定データの
記録パルスを補正して書込み記録する。その後、ディス
クからこの記録データを再生し、再生データを前記指定
データと比較する。比較の結果、両データが一致してい
れば、補正値が適正なものであるとして、学習動作を終
了する。一方、比較の結果が一致していなければ、RA
Mから読出した補正値の値を可変させて再びこのRAM
へ書込んだ後、この可変された補正値に基づき指定デー
タの記録パルスを補正してディスクに書込み記録し、こ
の記録データを再生し、再生データを指定データと比較
する。この処理を両データが一致するまで繰返し、一致
した時点での補正値を、そのディスクにおけるその時点
での条件に最適な補正値としてRAMに保存する。
【0029】具体的な補正値データとしては、記録パル
スの前エッジ出力タイミング、後エッジ出力タイミング
等でよい(これらの2つの出力タイミングによりパルス
幅が決まる)。さらには、記録パルスの立上り部の記録
パワーの補正値や、記録パワーを変化させる長さの補正
値をも記憶させておけば、記録マーク形状の補正も可能
となる。
【0030】このような学習機能を持つマークエッジ記
録装置は例えば図4に示すように構成すればよい。ま
ず、CPU等を含むコントローラ1が設けられ、このコ
ントローラ1にはRAM(メモリ)2が接続されている
他、光ディスク(光記録媒体)3に対する書込み系4と
再生系5とが接続されている。前記RAM2には書込み
/読出し動作を切換え制御するためのセレクタ6が接続
されている。また、前記書込み系4はコントローラ1か
らの指定データを変調コードに変換する変調器7と、変
調コードを前記RAM2から読出された補正値に基づき
補正する記録パルス補正手段8と、補正された記録パル
スに基づき駆動されるレーザ駆動回路9とにより構成さ
れ、光ピックアップ10を通して前記光ディスク3に書
込み動作を行わせるものである。
【0031】一方、再生系5では光ピックアップ10に
より光ディスク3から検出された検出信号を増幅し波形
整形する再生アンプ11、波形等化器12と、2値化処
理する2値化回路13とが設けられ、弁別器&復調器1
4を通して再生データとして再生するものである。ここ
に、弁別器&復調器14に対して並列的に再生系データ
PLL(Phase Locked Loop)15が設けられてお
り、同期信号が弁別器&復調器14に与えられている。
【0032】このような構成において、まず、記録パル
スの補正値の初期値をコントローラ1内のCPUからR
AM2へ予め書込んでおく。ここで、補正値の初期値又
は後述するように可変された補正値をこのRAM2へ書
込む際には、コントローラ1からのセレクト信号により
RAM2をライト状態とし、補正値データをRAM2に
書込む。これ以外の時には、リード状態とし、いつでも
RAM2から補正値を記録パルス補正手段8に読出し出
力し得るようにする。
【0033】ついで、所定の指定データを光ディスク3
に書込み記録する。この指定データはコントローラ1よ
り送出されるもので、変調器7により変調コードに変換
される。変調方式としてはどのような方式でもよく、例
えば(2,7)RLL符号(Run Length Limited 符
号)や、(1,7)RLL符号等がある。このように変
調された変調データは、記録パルス補正手段8により、
補正した記録パルスに変換される。ここに、記録パルス
の補正値はRAM2より読出されたもので、記録パルス
のパルス幅、出力タイミング、並びに、立上り部の記録
パワー等が補正される。補正された記録パルスをレーザ
駆動回路9に出力することにより、レーザが点滅され、
光ピックアップ10を通して光ディスク3に記録マーク
が書込み形成され、記録がなされる。
【0034】このような指定データの書込み記録後、こ
の記録データの再生を再生系5で行う。この再生系5は
通常のドライブ装置の再生系と同様の構成によるもの
で、まず、光ピックアップ10により検出された信号は
再生アンプ11で増幅され、波形等化器12で波形整形
され、2値化回路13で2値化される。2値化された再
生パルス信号は、弁別器&復調器14と再生系データP
LL15に与えられ、再生パルス信号の基本周期に同期
させた同期信号を再生系データPLL15から弁別器&
復調器14に与えることにより、同期信号により作成し
たデータ弁別用ウインドウ内に再生パルス信号があるか
ないかを検出して、再生データとして復調する。復調さ
れたこの再生データはコントローラ1に送出され、指定
データとの比較に供される。この比較の結果、両データ
が一致していれば学習動作を終了し、一致していなけれ
ば補正値データを変えてコントローラ1内のCPUによ
りRAM2へ再度書込み、再生データにエラーがなくな
るまで(指定データと一致するまで)、上述した学習動
作を繰返す。
【0035】なお、実際のデータの記録に際しては、指
定データを記録した場合と同様に行えばよい。
【0036】つづいて、本発明の第二の実施例を図5な
いし図7により説明する。本実施例は、前記実施例と同
様に、再生データが指定データに一致するまで補正値の
学習動作を繰返すことを基本とするが、これに加えて、
データ一致後に、再生系データPLL15の位相をずら
して記録データを再生した再生データと指定データとの
比較を両データが一致するまで繰返して、さらに、補正
値の学習動作をより完全に行わせるようにしたものであ
る。
【0037】図5はこのような学習動作のアルゴリズム
を示すもので、前記実施例動作による両データの一致後
(ベリファイチェックOK)、まず、再生系データPL
L15の位相を適宜ずらして光ディスク3上の記録デー
タを再生する。そして、この再生データを指定データと
比較し、一致していれば学習動作を終了するが、一致し
ていなければ前回と同様に補正値を可変して再度RAM
2に書込む。そして、再び上記動作を行い、再生系デー
タPLL15の位相をずらした結果による再生データと
指定データとが一致するまで上記の動作を繰返し、一致
した時点の補正値を最適値としてRAM2に保存設定す
る。
【0038】本実施例を達成する上で、構成上は、大幅
な変更を要せず、図6に示すように、再生系データPL
L15に対してコントローラ1側より前記実施例による
学習終了後にPLL位相制御信号を送出して位相をずら
し得るようにすればよい。
【0039】ここに、本実施例による効果について、図
7に示すタイミングチャートを参照して説明する。図7
において、A部分に示すように再生パルス信号のエッジ
が再生系データPLL15の同期信号に基づき生成され
るデータ弁別用ウインドウの中心付近にないと、ウイン
ドウが前後にシフトした場合、図示例では前へシフトし
た場合、再生データにエラーを生じてしまう。そこで、
本実施例では、再生系データPLL15の位相がずれ、
ウインドウが前後にシフトしてもB部分に示すようにデ
ータエラーが発生しないような記録パルスの補正値を求
めて、これを最適値として保存設定するものである。な
お、図示例では説明を簡単にするため、ウインドウは再
生パルス信号が1のときのみ開くようにした。
【0040】さらに、本発明の第三の実施例を図8によ
り説明する。本実施例は、記録データパターンによって
エッジ位置のずれ量が異なる場合に対応できるようにし
たものであり、記録データパターンに応じた補正値を設
定して記録パルスの補正を行い、エッジ位置及びマーク
形状を正確に制御できるように構成したものである。
【0041】まず、指定データ(又は、実際のデータ)
を書込む際に、変調器7により変調された変調データの
データパターンを識別するデータパターン識別手段16
が設けられている。このデータパターン識別手段16は
図2、図3を参照すると、これから実際に書込もうとす
る記録パルス長L0、この記録パルス直前のブランク長
1及び1つ前の記録パルス長L2を各々算出するもので
ある。これらの長さ情報L0,L1及びL2が前記RAM
2のアドレス入力とされ、このRAM2の出力が記録デ
ータパターンに応じた記録パルスの補正値となるように
設定して、記録パルス補正手段8に与えるように構成さ
れている。ここに、当初のアドレス情報をコントローラ
1側からRAM2に与えるため、RAM2のアドレス入
力側にはセレクタ17が介在されている。即ち、補正値
の初期値又は可変した補正値をRAM2へ書込む際に
は、コントローラ1からのセレクト信号によりセレクタ
6,17を介してRAM2をライト状態として補正値デ
ータ情報をRAM2に書込み、これ以外の時には、リー
ド状態とし、前記長さ情報L0,L1及びL2をRAM2
のアドレス入力とし、そのアドレスのRAM2出力を記
録データパターンに応じた記録パルスの補正値として記
録パルス補正手段8に送るものである。
【0042】また、本発明の第四の実施例を図9により
説明する。本実施例は、記録パルス補正手段8の構成を
改良し、遅延素子18とセレクタ19とよる遅延手段2
0と、トグル型フリップフロップ21とを縦列接続して
構成し、前記RAM2からの記録パルスの補正値をセレ
クト信号として動作が制御される。
【0043】まず、変調データには記録パルスの立上り
を決める前エッジパルスと立下りを決める後エッジパル
スとが交互に並んでおり、これをトグル型フリップフロ
ップ21に入力すると、NRZIコードに変換され、そ
の出力が記録パルスとなる。そこで、指定データ(又
は、実際のデータ)を記録する際には、RAM2より得
られた補正値データをセレクト信号として用いる一方、
各々のパルスを前記遅延素子18で遅延させてセレクタ
19に入力させ、その内の一つを選択する。ちなみに、
記録パルス幅を短くする場合、後エッジパルスを進める
必要があるが、実際にはパルスを進めるような素子が存
在しないので、ここでは、変調データを所定の時間だけ
前に受取ることで、前後エッジパルスを各々遅延させる
ようにしている。この補正値データに基づいて各々遅延
させたパルス列をトグル型フリップフロップ21に入力
させると、このトグル型フリップフロップ21の出力が
記録データパターンに応じて補正された記録パルスとな
る。
【0044】また、本発明の第五の実施例を図10によ
り説明する。本実施例の記録パルス補正手段8では、ま
ず、入力された変調データに関して記録パルスの立上り
を決める前エッジパルスと立下りを決める後エッジパル
スとに分離するパルス列分離手段としてのデマルチプレ
クサ22が設けられている。このデマルチプレクサ22
の後段に前エッジパルス用の遅延手段23として遅延素
子24とセレクタ25とが設けられているとともに、後
エッジパルス用の遅延手段26として遅延素子27とセ
レクタ28とが設けられている。セレクタ25に対して
はRAM2の補正値データ中の前エッジパルス遅延デー
タセレクト信号が与えられ、遅延素子24により遅延さ
れた前エッジパルス中の一つがセレクタ25により選択
される構成とされている。同様に、セレクタ28に対し
てはRAM2の補正値データ中の後エッジパルス遅延デ
ータセレクト信号が与えられ、遅延素子27により遅延
された後エッジパルス中の一つがセレクタ28により選
択される構成とされている。前記セレクタ25の出力を
セット信号とし、前記セレクタ28の出力をリセット信
号とする生成手段としてのSRフリップフロップ29が
設けられている。よって、このSRフリップフロップ2
9の出力が、記録データパターンに応じて補正された記
録パルスとなる。
【0045】本実施例によれば、前エッジパルスと後エ
ッジパルスとに分離して遅延処理、NRZIコードの記
録パルスの生成処理を行うようにしたので、高速記録に
対処し得るものとなる。
【0046】また、本発明の第六の実施例を図11によ
り説明する。本実施例は、前述したような記録パルスの
補正値の初期値を予め光ディスク3の指定領域に記憶さ
せておき、この指定領域から読込んだ補正値データの初
期値をRAM2に書込むことで、前述したような学習動
作を行わせるようにしたものである。光ディスク3の指
定領域としては、例えば、SFP(Standard Formate
d Part) 等が用いられる。
【0047】本実施例によれば、個々の光ディスク3に
適した補正値を初期値として保有しているので、その光
ディスク3に対する学習動作の時間を短縮し得るものと
なる。
【0048】さらには、学習動作により求められた補正
値の最適値を、その時点で指定領域に記録されている初
期値に代えて記録し、これを次回の学習動作の初期値と
すると、次回の記録時の学習動作時間を一層短縮し得る
ものとなる。
【0049】さらに、本発明の第七の実施例を図12な
いし図14により説明する。本実施例は、前述した第三
の実施例方式、即ち、図8に示したように指定データ
(又は、実際のデータ)を書込む際に、変調器7により
変調された変調データのデータパターンとして、これか
ら実際に書込もうとする記録パルス長L0、この記録パ
ルス直前のブランク長L1及び1つ前の記録パルス長L2
をデータパターン識別手段16により各々算出すること
を前提とする。
【0050】本実施例の学習動作のアルゴリズムを図1
2を参照して説明する。まず、記録パルスの補正値デー
タの初期値をCPUからRAM2へ書込み。そして、所
定の指定データを光ディスク3へ記録する。この際、前
述した場合と同様に、これから書込もうとする記録パル
ス長L0、この記録パルス直前のブランク長L1及び1つ
前の記録パルス長L2を算出し、これらの長さL0
1,L2の値に応じた補正値を前記RAM2より設定
し、この補正値に基づき記録パルスを補正して光ディス
ク3へ記録する。その後、この記録した指定データを再
生し、得られた再生パルス信号のエッジとデータ弁別用
ウインドウの中心との差(変動量)を検出する。この差
が所定値以内であれば学習動作を終了するが(前述した
実施例の処理に相当する)、所定値よりも大きな差であ
った場合には、この差に相当する分だけ補正値データを
変化させて前記RAM2へ再度書込む。また、同時に再
生データと前記指定データとが一致しているか否かにつ
いてのベリファイチェックを行い、エッジ位置ずれが大
きく、データエラーを起している場合には、補正値デー
タをさらに変化させて前記RAM2へ再度書込む。そし
て、再生パルス信号のエッジがほぼデータ弁別用ウイン
ドウの中心に位置するまで上記動作を繰返し、記録パル
スの最適補正値を算出・設定するものである。
【0051】このような学習動作により、その光ディス
ク3におけるその時点での条件に最適な記録パルスの補
正値がRAM2に書込まれることになる。そして、この
最適補正値を用いて記録パルスの補正を行い、データを
記録するため、光ディスク3の種類や特性の違い、周囲
環境の変化、又はドライブやディスクの経時変化にも対
応した、その時点での諸条件に適した正確なエッジ位置
制御が可能となる。
【0052】また、最初にRAM2へ記録パルスの補正
値の初期値を書込まず、指定データを補正なしで光ディ
スク3へ記録し、これを再生して再生パルス信号のエッ
ジとデータ弁別用ウインドウの中心との差(変動量)を
検出し、その差に相当する分を最適補正値として算出・
設定するようにしてもよい。すると、補正値の初期値が
不明の場合でも、上述した学習動作によって最適補正値
が求められ、しかも、コントローラ1内に補正値の初期
値を格納しておく必要もないものとなる。
【0053】このような学習機能を持つマークエッジ記
録装置は例えば図13に示すように構成すればよい。即
ち、図4(又は図6)及び図8に示した構成に加え、再
生系5側において、再生系データPLL15からの同期
信号に基づき作成したデータ弁別用ウインドウ内に再生
パルス信号のエッジがあるかないかを検出するための弁
別器14a(ここでは、弁別器&復調器14を弁別器1
4aと復調器14bに分けて示す)にエッジ変動量検出
手段30を接続して設け、検出されたエッジ変動量デー
タをコントローラ1内のCPUに取込むようにしたもの
である。
【0054】このような構成において、書込み系4の処
理は前述した実施例の場合と同様に行われる。一方、再
生系5の動作を図14を参照して説明する。図14に示
すように、書込んだ記録マークのエッジ位置ずれが大き
いと、再生パルス信号のエッジも大きくずれ、データ弁
別用ウインドウから外れ、データエラーを生ずる場合が
ある。また、再生パルス信号のエッジがデータ弁別用ウ
インドウの中心付近にないと、このウインドウが前後に
変動した場合にデータエラーが発生し得る。そこで、本
実施例では、エッジ変動量検出手段30により再生パル
ス信号のエッジとデータ弁別用ウインドウの中心との
差、即ち、再生パルス信号のエッジ変動量を検出し、そ
の時点でRAM2に記憶している補正値にその差に相当
する量だけ加算又は減算し、これを最適補正値として、
再度RAM2に書込む。以上の動作を行うことにより、
データ弁別用ウインドウが前後に変動した場合でもデー
タエラーが発生しないように、再生パルス信号のエッジ
がデータ弁別用ウインドウの中心に位置するような正確
な記録パルスの最適補正値が算出・設定できる。なお、
図14に示す例では、簡略化のため、再生データが
“1”の時のみウインドウが開く場合を示す。
【0055】また、実際に光ディスク3にデータを記録
する時には、指定データを記録する時と同様に、記録デ
ータのデータパターンに応じた補正値をRAM2より設
定し、これに従って記録パルスを補正し記録するように
すればよい。
【0056】なお、図13においてエッジ変動量検出手
段30を位相比較器により構成すれば、極めて簡単な構
成にして、高精度に再生パルス信号のエッジ変動量を検
出することができる。
【0057】さらに、本発明の第八の実施例を図15及
び図16により説明する。本実施例は、エッジ変動量検
出手段31を複数個の弁別器14a1〜14anと各々の
弁別器14a1〜14anに対応させて設けた復調器14
1〜14bnとにより構成したものである。これによ
り、これらの弁別器14a1〜14anのデータ弁別用ウ
インドウとして所定量ずつシフトさせた複数個のデータ
弁別用ウインドウ1〜nを用いて再生パルス信号を各々
弁別し、これらを復調した再生データ1〜nをベリファ
イチェックした結果から、再生パルス信号のエッジが元
のウインドウ1の中心からどの程度ずれているかを検出
し得るようにしたものである。
【0058】図16に示す例では、ウインドウ1,2で
弁別した再生データにはエラーが生じないが、ウインド
ウ3〜nで弁別した再生データにはエラーが発生する。
これにより、再生パルス信号のエッジは元のウインドウ
1内の領域2にあることが判る。従って、再生パルス信
号のエッジとウインドウ1の中心との差も検出し得るこ
とになる。なお、実際の再生データには弁別器14a1
及び復調器14b1を通して得られる再生データ1が用
いられる。
【0059】また、学習動作に指定データを記録する際
に、同じパターンの繰返しデータによる指定データを記
録し、再生時に1つの弁別器でそのデータ弁別用ウイン
ドウを順次所定量ずつずらしながら弁別し、再生データ
をベリファイチェックした結果から、再生パルス信号の
エッジが元のデータ弁別用ウインドウ1の中心からどれ
だけずれているかを検出するようにしてもよい。図16
を参照すれば、複数回繰返される同一パターンの再生パ
ルス信号についてデータ弁別用ウインドウを1からnま
で順次変化させながら再生し、再生パルス信号のエッジ
が元のウインドウ1内のどの領域にあるかを調べる。こ
れにより、再生パルス信号のエッジとウインドウ1の中
心との差を検出することになる。
【0060】なお、第七ないし八の実施例に示したエッ
ジ変動量を考慮した方式にあっても、図11に示したよ
うな方式により学習動作の時間を短縮させてもよい。即
ち、記録パルスの補正値の初期値を予め光ディスク3の
指定領域に記憶させておき、この指定領域から読込んだ
補正値データの初期値をRAM2に書込むことで、前述
したような学習動作を行わせるものである。さらには、
学習動作により求められた補正値の最適値を、その時点
で指定領域に記録されている初期値に代えて記録し、こ
れを次回の学習動作の初期値とすると、次回の記録時の
学習動作時間を一層短縮し得るものとなる。
【0061】なお、これらの各実施例において、指定デ
ータとしては、使用する変調コードのランダムデータと
してもよい。
【0062】また、前述したような学習動作は、電源投
入時やデータ記録前若しくはドライブ装置のアイドル時
に行えば、ドライブ装置の他の諸動作を妨げることがな
い。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、マークエ
ッジ記録方式において、記録パルスのパルス幅及び出力
タイミングの補正値の初期値をCPUからメモリに書込
み、指定データによる記録パルスを前記メモリに格納さ
れている補正値に従い前記光記録媒体へ書込み記録した
後、記録されたデータを再生し、この再生データと前記
指定データとを比較し、これらのデータが一致するまで
前記補正値を可変させて前記メモリへの書込み、その補
正値に従う光記録媒体への書込み記録及びその再生・比
較を繰返して、前記補正値の最適値を算出・設定するよ
うに学習機能を持たせたので、その時点での光記録媒体
の種類や特性の違い、さらには、周囲環境の変化、或い
はドライブ装置や媒体自身の経時変化にも対処し得る適
正なエッジ位置制御を行うことができる。また、再生デ
ータと指定データとの一致後に、再生系データPLLの
位相を所定量ずらして再度記録データを再生し、この再
生データと前記指定データとを比較し、これらのデータ
が一致するまで再び前記補正値を可変させて前記メモリ
への書込み、その補正値に従う光記録媒体への書込み記
録、その再生・比較、及び一致後の位相ずらしによる再
生・比較を繰返して、前記補正値の最適値を算出・設定
する学習機能をも持たせたので、再生系データPLLに
より生成されるデータ弁別のためのウインドウの中心
に、記録パルスの前後エッジが位置するように補正する
ことも可能となり、よって、再生系データPLLの位相
に変動があってもデータエラーを生ずることなく再生で
きる程度まで、より適正なエッジ位置制御が可能とな
【0064】請求項2記載の発明によれば、再生パルス
信号のエッジの再生クロックからの変動量をエッジ変動
量検出手段により検出し、この変動量に応じて補正値の
最適値を算出・設定するので、例えば、再生系PLLデ
ータにより作成されるウインドウの中心に再生パルス信
号のエッジが位置するように微調することができ、エッ
ジ変動量検出手段に複数個の弁別器を用い、これらの弁
別器に対するデータ弁別用ウインドウとして所定量ずつ
シフトさせたウインドウを用いて再生した複数個の再生
パルス信号をベリファイチェックした結果から、データ
弁別用ウインドウの中心からの変動量を検出するので、
簡単な構成で再生パルス信号のエッジ変動量の検出が可
能となる。
【0065】請求項3記載の発明によれば、前記記録デ
ータパターンに応じた再生パルス信号のエッジの再生ク
ロックからの変動量をエッジ変動量検出手段により検出
し、この変動量に応じて前記補正値の最適値を算出・設
定するようにしたので、例えば、再生系PLLデータに
より作成されるウインドウの中心に再生パルス信号のエ
ッジが位置するように微調することができ、エッジ変動
量検出手段に複数個の弁別器を用い、これらの弁別器に
対するデータ弁別用ウインドウとして所定量ずつシフト
させたウインドウを用いて再生した複数個の再生パルス
信号をベリファイチェックした結果から、データ弁別用
ウインドウの中心からの変動量を検出するので、簡単な
構成で再生パルス信号のエッジ変動量の検出が可能とな
る。
【0066】求項4記載の発明によれば、記録データ
パターンの判断は、書込み対象の記録パルス長L 0 に基
づいて、パルス長L 0 及びこの記録パルス直前のブラン
ク長L 1 に基づいて、又はパルス長L 0 、ブランク長L 1
及び1つ前の記録パルス長L 2 に基づいて行うようにし
たので、光記録媒体の種類の違いや、周囲環境の変化、
或いは、ドライブ装置、媒体自身の経時変化の他、記録
データパターンをも考慮した補正となり、より正確なエ
ッジ位置制御が可能となる
【0067】請求項5記載の発明によれば、再生パルス
信号のエッジの再生クロックからの変動量をエッジ変動
量検出手段により検出し、この変動量に応じて補正値の
最適値を算出・設定するので、例えば、再生系PLLデ
ータにより作成されるウインドウの中心に再生パルス信
号のエッジが位置するように微調することができ、エッ
ジ変動量検出手段に1個の弁別器を用い、同じパターン
の繰返しデータによる指定データを記録した後、再生時
にデータ弁別用ウインドウを順次所定量ずつずらしなが
ら再生し、これをベリファイチェックした結果から、デ
ータ弁別用ウインドウの中心からの変動量を検出するの
で、極めて小さな回路規模で再生パルス信号のエッジ変
動量の検出が可能となる。
【0068】請求項6記載の発明によれば、前記記録デ
ータパターンに応じた再生パルス信号のエッジの再生ク
ロックからの変動量をエッジ変動量検出手段により検出
し、この変動量に応じて前記補正値の最適値を算出・設
定するようにしたので、例えば、再生系PLLデータに
より作成されるウインドウの中心に再生パルス信号のエ
ッジが位置するように微調することができ、エッジ変動
量検出手段に1個の弁別器を用い、同じパターンの繰返
しデータによる指定データを記録した後、再生時にデー
タ弁別用ウインドウを順次所定量ずつずらしながら再生
し、これをベリファイチェックした結果から、データ弁
別用ウインドウの中心からの変動量を検出するので、極
めて小さな回路規模で再生パルス信号のエッジ変動量の
検出が可能となる。
【0069】請求項7記載の発明によれば、記録データ
パターンの判断は、書込み対象の記録パルス長L に基
づいて、パルス長L 及びこの記録パルス直前のブラン
ク長L に基づいて、又はパルス長L 、ブランク長L
及び1つ前の記録パルス長L に基づいて行うように
したので、光記録媒体の種類の違いや、周囲環境の変
化、或いは、ドライブ装置、媒体自身の経時変化の他、
記録データパターンをも考慮した補正となり、より正確
なエッジ位置制御が可能となる。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示すフローチャートで
ある。
【図2】記録パルスの補正方法の一例を示す説明図であ
る。
【図3】記録パルスの補正方法の他例を示す説明図であ
る。
【図4】ブロック図である。
【図5】本発明の第二の実施例を示すフローチャートで
ある。
【図6】ブロック図である。
【図7】動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図8】本発明の第三の実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の第四の実施例を示すブロック図であ
る。
【図10】本発明の第五の実施例を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明の第六の実施例を示すフローチャート
である。
【図12】本発明の第七の実施例を示すフローチャート
である。
【図13】その構成を示すブロック図である。
【図14】動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図15】本発明の第八の実施例を示すブロック図であ
る。
【図16】その動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図17】従来方式による記録マークの不整形状を示す
説明図である。
【図18】従来方式によるエッジ位置ずれを示す説明図
である。
【符号の説明】
2 メモリ 3 光記録媒体 14a1〜14an 弁別器 16 記録データパターン識別手段 20 遅延手段 22 パルス列分離手段 23 遅延手段 26 遅延手段 30,31 エッジ変動量検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 11/105

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体上に強度変調させたレーザ光
    を照射して、長さが情報を担う記録マークを形成するこ
    とにより情報を記録するのに際し、記録パルスのパルス
    幅及び出力タイミングの補正値の初期値をCPUからメ
    モリに書込み、指定データによる記録パルスを前記メモ
    リに格納されている補正値に従い前記光記録媒体へ書込
    み記録した後、記録されたデータを再生し、この再生デ
    ータと前記指定データとを比較し、これらのデータが一
    致するまで前記補正値を可変させて前記メモリへの書込
    み、その補正値に従う光記録媒体への書込み記録及びそ
    の再生・比較を繰返して、前記補正値の最適値を算出・
    設定するようにしたマークエッジ記録方式における記録
    パルス補正方法において、 前記再生データと指定データとの一致後に、再生系デー
    タPLLの位相を所定量ずらして再度記録データを再生
    し、この再生データと前記指定データとを比較し、これ
    らのデータが一致するまで再び前記補正値を可変させて
    前記メモリへの書込み、その補正値に従う光記録媒体へ
    の書込み記録、その再生・比較、及び一致後の位相ずら
    しによる再生・比較を繰返して、前記補正値の最適値を
    算出・設定するようにしたことを特徴とするマークエッ
    ジ記録方式における記録パルス補正方法。
  2. 【請求項2】 光記録媒体上に強度変調させたレーザ光
    を照射して、長さが情報を担う記録マークを形成するこ
    とにより情報を記録するのに際し、記録パルスのパルス
    幅及び出力タイミングの補正値の初期値をCPUからメ
    モリに書込み、指定データによる記録パルスを前記メモ
    リに格納されている補正値に従い前記光記録媒体へ書込
    み記録した後、記録されたデータを再生し、この再生デ
    ータから前記補正値の最適値を算出・設定するようにし
    たことを特徴とするマークエッジ記録方式における記録
    パルス補正方法において、 再生パルス信号のエッジの再生クロックからの変動量を
    エッジ変動量検出手段により検出し、この変動量に応じ
    て前記補正値の最適値を算出・設定するようにし、前記
    エッジ変動量検出手段に複数個の弁別器を用い、これら
    の弁別器に対するデータ弁別用ウインドウとして所定量
    ずつシフトさせたウインドウを用いて再生した複数個の
    再生パルス信号をベリファイチェックした結果から、前
    記データ 弁別用ウインドウの中心からの変動量を検出す
    るようにしたことを特徴とするマークエッジ記録方式に
    おける記録パルス補正方法。
  3. 【請求項3】 光記録媒体上に強度変調させたレーザ光
    を照射して、長さが情報を担う記録マークを形成するこ
    とにより情報を記録するのに際し、記録データパターン
    に応じて記録パルスのパルス幅及び出力タイミングを補
    正して記録する場合に、この補正値の初期値をCPUか
    らメモリに書込み、指定データによる記録パルスを前記
    メモリに格納されている補正値に従い前記光記録媒体へ
    書込み記録した後、記録されたデータを再生し、この再
    生データから前記補正値の最適値を算出・設定するよう
    にしたことを特徴とするマークエッジ記録方式における
    記録パルス補正方法において、 前記記録データパターンに応じた再生パルス信号のエッ
    ジの再生クロックからの変動量をエッジ変動量検出手段
    により検出し、この変動量に応じて前記補正値の最適値
    を算出・設定するようにし、前記エッジ変動量検出手段
    に複数個の弁別器を用い、これらの弁別器に対するデー
    タ弁別用ウインドウとして所定量ずつシフトさせたウイ
    ンドウを用いて再生した複数個の再生パルス信号をベリ
    ファイチェックした結果から、前記データ弁別用ウイン
    ドウの中心からの変動量を検出するようにしたことを特
    徴とするマークエッジ記録方式における記録パルス補正
    方法。
  4. 【請求項4】録データパターンの判断は、書込み対
    象の記録パルス長Lに基づいて、前記パルス長L
    びこの記録パルス直前のブランク長Lに基づいて、又
    は前記パルス長L、前記ブランク長L及び1つ前の
    記録パルス長Lに基づいて行うことを特徴とする請求
    項3に記載のマークエッジ記録方式における記録パルス
    補正方法。
  5. 【請求項5】 光記録媒体上に強度変調させたレーザ光
    を照射して、長さが情報を担う記録マークを形成するこ
    とにより情報を記録するのに際し、記録パルスのパルス
    幅及び出力タイミングの補正値の初期値をCPUからメ
    モリに書込み、指定データによる記録パルスを前記メモ
    リに格納されている補正値に従い前記光記録媒体へ書込
    み記録した後、記録されたデータを再生し、この再生デ
    ータから前記補正値の最適値を算出・設定するようにし
    たことを特徴とするマークエッ ジ記録方式における記録
    パルス補正方法において、 再生パルス信号のエッジの再生クロックからの変動量を
    エッジ変動量検出手段により検出し、この変動量に応じ
    て前記補正値の最適値を算出・設定するようにし、前記
    エッジ変動量検出手段に1個の弁別器を用い、同じパタ
    ーンの繰返しデータによる指定データを記録した後、再
    生時にデータ弁別用ウインドウを順次所定量ずつずらし
    ながら再生し、これをベリファイチェックした結果か
    ら、前記データ弁別用ウインドウの中心からの変動量を
    検出するようにしたことを特徴とする マークエッジ記録
    方式における記録パルス補正方法。
  6. 【請求項6】 光記録媒体上に強度変調させたレーザ光
    を照射して、長さが情報を担う記録マークを形成するこ
    とにより情報を記録するのに際し、記録データパターン
    に応じて記録パルスのパルス幅及び出力タイミングを補
    正して記録する場合に、この補正値の初期値をCPUか
    らメモリに書込み、指定データによる記録パルスを前記
    メモリに格納されている補正値に従い前記光記録媒体へ
    書込み記録した後、記録されたデータを再生し、この再
    生データから前記補正値の最適値を算出・設定するよう
    にしたことを特徴とするマークエッジ記録方式における
    記録パルス補正方法において、 前記記録データパターンに応じた再生パルス信号のエッ
    ジの再生クロックからの変動量をエッジ変動量検出手段
    により検出し、この変動量に応じて前記補正値の最適値
    を算出・設定するようにし、前記エッジ変動量検出手段
    に1個の弁別器を用い、同じパターンの繰返しデータに
    よる指定データを記録した後、再生時にデータ弁別用ウ
    インドウを順次所定量ずつずらしながら再生し、これを
    ベリファイチェックした結果から、前記データ弁別用ウ
    インドウの中心からの変動量を検出するようにしたこと
    を特徴とする マークエッジ記録方式における記録パルス
    補正方法。
  7. 【請求項7】 記録データパターンの判断は、書込み対
    象の記録パルス長L に基づいて、前記パルス長L
    びこの記録パルス直前のブランク長L に基づいて、又
    は前記パルス長L 、前記ブランク長L 及び1つ前の
    記録パルス長L に基づいて行うことを特徴とする請求
    項6に記載のマークエッジ記録方式における記録パルス
    補正方法。
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