JP3222529B2 - 電子内視鏡の先端部 - Google Patents

電子内視鏡の先端部

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JP3222529B2
JP3222529B2 JP05851192A JP5851192A JP3222529B2 JP 3222529 B2 JP3222529 B2 JP 3222529B2 JP 05851192 A JP05851192 A JP 05851192A JP 5851192 A JP5851192 A JP 5851192A JP 3222529 B2 JP3222529 B2 JP 3222529B2
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state imaging
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慶時 伊藤
静春 三浦
渉 村井
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内視鏡の挿入部先端
内に固体撮像素子を内蔵したいわゆる電子内視鏡の先端
部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子内視鏡においては、挿入部先
端内で、固体撮像素子と回路基板とを一体的に連結接続
して互いに動かないように接着剤で固着し、固体撮像素
子は対物光学系と接合すると共に、回路基板には信号ケ
ーブルをはんだ付け等で接続して、これら全体を一つの
ユニットとして構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】信号ケーブルは、内視
鏡の挿入部内に全長にわたって挿通されるので、挿入部
をループさせたり、挿入部に形成された湾曲部をいっぱ
いに湾曲させると、信号ケーブルが強く押し引きされ
る。
【0004】すると、その力は回路基板及び固体撮像素
子を介して対物光学系に達し、固体撮像素子と対物光学
系の間の接合が剥がれたり、対物光学系内の光学部品ど
うしの接合が剥離してしまうことがあった。特に、滅菌
装置内等に入れられて高温状態になると、剥離し易くな
ってしまう。
【0005】そこで本発明は、信号ケーブルが押し引き
されても、対物光学系等の接合が剥離することのない電
子内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の電子内視鏡の先端部は、内視鏡の挿入部先
端に設けられた対物光学系と固体撮像素子とを固着する
と共に、信号ケーブルが接続された回路基板と上記固体
撮像素子とを上記挿入部先端内で連結接続した電子内視
鏡の先端部において、上記回路基板を上記固体撮像素子
に対して可撓性を有する状態に連結したことを特徴とす
る。
【0007】なお、上記回路基板が上記内視鏡の挿入部
先端に固定されていてもよく、上記挿入部先端内の上記
回路基板と上記固体撮像素子との連結部周辺に、弾性の
ある充填剤を充填してもよい。
【0008】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は電
子内視鏡の先端部の正面図、図1はそのI−I断面図で
ある。
【0009】図1において、1は、挿入部を形成する細
長い可撓管の先端に形成された湾曲部であり、複数の節
輪2がリベットによって回動自在に連結されている。そ
の外周は、金属細線製の網状管4及びゴム製の外被チュ
ーブ5によって被覆されている。
【0010】遠隔的に牽引操作される湾曲操作ワイヤ7
は、各節輪2から内方に突設されたワイヤガイド8内に
進退自在に挿通されている。そして、各湾曲操作ワイヤ
7の先端は、最先端のワイヤガイド8に銀ロー付けによ
って固着されている。9は、最先端のワイヤガイド8の
端部に銀ロー付けなどによって固着された、抜け止め用
のストッパパイプである。
【0011】11は、連結筒12を介して湾曲部1の先
端に連結された先端部本体であり、金属製の胴部11b
と、その先端部分に接合された電気絶縁性プラスチック
製の頭部11aとにより形成されている。
【0012】先端部本体11は、先端側(図1で左方)
から見て円形の断面形状をしており、その内部に対物光
学系13が内蔵されている。対物光学系13は、複数の
レンズからなる対物レンズ群13aと、色補正フィルタ
13bと、ローパスフィルタ13cと、直角プリズム1
3dとによって構成されている。
【0013】対物レンズ群13aの軸方向は先端部本体
11の軸方向と一致していて、前方の物体が被写体とな
る。観察窓14は、対物光学系13の最先端のレンズに
よって形成されている。
【0014】15及び16は、接合レンズを含む対物レ
ンズ群13aが嵌め込み接着された鏡枠。17は明るさ
絞り。18はシール用のOリングである。図2に示され
る20は照明窓であり、照明用ライトガイドファイババ
ンドル中を伝送されてきた照明光がここから外方に放射
されて、先端部本体11の前方の被写体が照明される。
21及び22は送気送水ノズル。23は鉗子チャンネル
の出口である。
【0015】図1に示されるように、先端部本体11の
胴部11b内には、固体撮像素子31が配置されてい
る。固体撮像素子31としては、例えばCCD(電荷結
合素子)が用いられる。
【0016】固体撮像素子31の受像面31aは正方形
又は長方形に形成されていて、対物レンズ群13aの光
軸に対して平行に配置されている。
【0017】そして、対物レンズ群13aと固体撮像素
子31との間に配置された直角プリズム13dによっ
て、対物光学系13の光軸が、固体撮像素子31の受像
面31aの中心に垂直に交わるように、直角方向に反射
されている。
【0018】直角プリズム13dと対物レンズ群13a
との間には、鏡枠16の後半部に接続された接続筒19
内に、遮光用マスク25と色補正フィルタ13bとロー
パスフィルタ13cとが互いに接合されて介挿され、直
角プリズム13dとローパスフィルタ13cも互いに接
合されている。
【0019】このような配置により、図1の左方の被写
体の像が、対物光学系13によって、固体撮像素子31
の受像面31aに結像する。42は、固体撮像素子31
の信号処理を行なうための電子部品(図示せず)を取り
付けた可撓性のある回路基板42であり、信号ケーブル
43の先端部分にはんだ付けによって固着接続されてい
る。その先端側には固体撮像素子31が固着されてお
り、固体撮像素子31の受像面31a側は直角プリズム
13dと接合されている。
【0020】回路基板42は、図4にも示されるよう
に、コの字状に折り曲げられてその周囲をシールドテー
プ44と絶縁テープ45によって被覆され、内部空間に
はエポキシ系の接着剤60が充填されて変形しないよう
に固められている。
【0021】このようにして、対物光学系13と固体撮
像素子31と回路基板42と信号ケーブル43とが全体
として一体的に一つのユニットとして形成され、連結筒
12に、上下一対の押さえ板46を介して、固定ねじ5
2によって固定されている。
【0022】このユニットを構成する回路基板42は、
前述のようにエポキシ系の接着剤60で固められた部分
では剛体化されているが、図5にも示されるように、そ
の固められた部分と固体撮像素子31が固着された部分
との間の部分(首部)42aは、回路基板42が細幅に
形成されていて、面と垂直の方向に容易に撓むことがで
きる。
【0023】したがって、内視鏡の挿入部を強くループ
させたり湾曲部1をいっぱいに屈曲させたりして、信号
ケーブル43が強く押し引きされても、固定ねじ52で
連結筒12に固定された回路基板42は前後にも左右に
も動かず、また、信号ケーブル43から回路基板42に
加わるねじれや傾きの力も、可撓性のある首部42aで
吸収されて、固体撮像素子31及び対物光学系13には
伝わらない。
【0024】図6は、本発明の第2の実施例を示してお
り、挿入部先端内の固体撮像素子31と回路基板42の
周囲に形成された空間部分に、弾性のあるシリコン系接
着剤70などを充填したものである。
【0025】このようにすると、弾性のある接着剤70
に囲まれて、固体撮像素子31と対物光学系13は動き
にくくなり、回路基板42の首部42aは可撓性のある
状態を保つので、信号ケーブル43に加わる力によって
たとえ回路基板42が多少動いても、固体撮像素子31
には力が伝わり難い。
【0026】
【発明の効果】本発明の電子内視鏡の先端部によれば、
固体撮像素子に対して回路基板が可撓性を有する状態に
連結されているので、回路基板に接続された信号ケーブ
ルが強く押し引きされても、その力が固体撮像素子部分
まで伝わらず、したがって、対物光学系との間の接合部
分や対物光学系内部の接合部分等に剥離が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の側面断面図(I−I断面図)で
ある。
【図2】第1の実施例の正面図である。
【図3】第1の実施例の正面断面図(III−III断面図)
である。
【図4】第1の実施例の正面断面図(IV−IV断面図)で
ある。
【図5】第1の実施例の部分平面図である。
【図6】第2の実施例の側面断面図である。
【符号の説明】
11 先端部本体 12 連結筒 13 対物光学系 31 固体撮像素子 42 回路基板 42a 首部 43 信号ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−68130(JP,A) 特開 昭60−221719(JP,A) 特開 昭63−313970(JP,A) 特開 平4−357928(JP,A) 特開 平4−241831(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の挿入部先端に設けられた対物光学
    系と固体撮像素子とを固着すると共に、信号ケーブルが
    後方から接続された回路基板と上記固体撮像素子とを上
    記挿入部先端内で連結接続した電子内視鏡の先端部にお
    いて、上記回路基板を上記信号ケーブル接続部付近において上
    記挿入部先端に固定すると共に、その固定部より前方の
    上記回路基板が上記挿入部先端に固定されていない部分
    において、 上記回路基板の上記信号ケーブル接続部と上
    記固体撮像素子連結部との間に幅の細い部分を形成し
    て、上記回路基板が上記幅の細い部分において撓み易い
    ように構成したことを特徴とする電子内視鏡の先端部。
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WO2011092904A1 (ja) * 2010-02-01 2011-08-04 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡先端部構造
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