JP3072173B2 - 電子内視鏡の先端部 - Google Patents

電子内視鏡の先端部

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JP3072173B2
JP3072173B2 JP4019272A JP1927292A JP3072173B2 JP 3072173 B2 JP3072173 B2 JP 3072173B2 JP 4019272 A JP4019272 A JP 4019272A JP 1927292 A JP1927292 A JP 1927292A JP 3072173 B2 JP3072173 B2 JP 3072173B2
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静春 三浦
渉 村井
慶時 伊藤
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内視鏡の挿入部先端
内に固体撮像素子を内蔵したいわゆる電子内視鏡の先端
部に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる電子内視鏡においては、内視鏡
の挿入部先端内に、固体撮像素子に接続された電子回路
が配線された回路基板を配置し、信号線を複数束ねた信
号ケーブルを挿入部内に挿通して、各信号線を上記回路
基板の配線に接続している。
【0003】図6は、そのような従来の回路基板80
に、信号ケーブル90の信号線91をはんだ付けした状
態を示している。81は固体撮像素子である。各信号線
91の芯線92は回路基板80の接続端子82にはんだ
付けされ、芯線92を囲むシールド93は、各接続端子
82の近傍に形成されたアース接続端子83に、個々に
はんだ付けされている。94は、信号ケーブル90の外
被チューブである。
【0004】この回路基板80を電子内視鏡の先端部に
組み込むときには、回路基板80を破線部で折り曲げる
ことによって、図7に示されるように台形の断面形状に
して、その内部に電気絶縁性の合成樹脂85を充填して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の構
造では、シールド93が回路基板80にはんだ付けされ
る位置が、信号ケーブル90の径よりはるかに拡がって
いるので、信号線91を各位置まで配線するために外被
チューブ94の先端との間隔をあけて、信号線91が露
出する部分をある程度長くとる必要がある。
【0006】しかし、信号線91が露出したままの構造
では、信号線91が簡単に破損してしまうおそれがある
ので、図8に示されるように、信号線91の露出部には
接着剤86を塗布して固め、機械的強度を補強する必要
がある。
【0007】したがって、内視鏡の挿入部先端の硬質部
の長さは、先端から接着剤86の後端部分までとなり、
硬質部が長くて患者に与える苦痛が大きく、また体腔内
での誘導に際して小まわりがきかないため、目標部位に
対する狙撃性能がよくない等の欠点があった。
【0008】また、はんだ付けをした後に回路基板80
を折り曲げる際には、信号線91がねじられてはんだ付
けが外れてしまうような不具合が発生したり、シールド
93を芯線92の近くに個々にはんだ付けする作業がや
り難い等の欠点があった。
【0009】そこで本発明は、挿入部先端の硬質部長を
短くすることができ、しかも信号線と回路基板とのはん
だ付けの作業性や接合安定性の優れた電子内視鏡の先端
部を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の電子内視鏡の先端部は、内視鏡の挿入部先
端内に、固体撮像素子に接続された電子回路が配線され
た回路基板を配置し、芯線をシールドで囲んで形成され
た信号線を複数束ねた信号ケーブルを上記挿入部内に挿
通して、上記信号線を上記回路基板に接続した電子内視
鏡の先端部において、上記複数の信号線の各先端部分か
ら上記シールドを引き出して、上記芯線の束の外周に上
記シールドの引き出された部分を環状に巻き付け、その
環状部を上記回路基板にはんだ付けしたことを特徴とす
る。
【0011】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は、
内視鏡の挿入部先端を示している。
【0012】図中1は、挿入部を形成する細長い可撓管
の先端に形成された湾曲部であり、複数の節輪2がリベ
ット3によって回動自在に連結されている。その外周
は、金属細線製の網状管4及びゴム製の外被チューブ5
によって被覆されている。
【0013】遠隔的に牽引操作される湾曲操作ワイヤ7
は、各節輪2から内方に突設されたワイヤガイド8内に
進退自在に挿通されている。そして、各湾曲操作ワイヤ
7の先端は、ワイヤガイド8に銀ロー付けなどによって
固着されている。9は、ワイヤガイド8の端部に銀ロー
付けなどによって固着された、抜け止め用のストッパパ
イプである。
【0014】11は、連絡筒12を介して湾曲部1の先
端に連結された先端部本体であり、金属製の胴部11b
と、その先端部分に接合された電気絶縁性プラスチック
製の頭部11aとにより形成されている。
【0015】先端部本体11は、先端側(図1で左方)
から見て円形の断面形状をしており、頭部11a内に対
物光学系13が内蔵されている。対物光学系13は複数
のレンズによって構成されており、その軸方向は先端部
本体11の軸方向と一致していて、前方の物体が被写体
となる。観察窓14は、対物光学系13の最先端のレン
ズによって形成されている。
【0016】15及び16は、対物光学系13の各レン
ズが嵌め込み接着された鏡枠であり、外側の鏡枠15が
先端部本体の頭部11aに接合されている。17は明る
さ絞り。18はシール用のOリングである。
【0017】照明用ライトガイドファイババンドル21
の出射端部21aは、軸を対物光学系13と平行に先端
部本体の頭部11aに固着されている。そして、その端
面には、出射される照明光の配光角度を拡げるための配
光レンズ(凹レンズ)22が配置されている。
【0018】このようにして配光レンズ22が照明窓2
3を形成しており、照明用ライトガイドファイババンド
ル21中を伝送されてきた照明光によって、先端部本体
11の前方の被写体が照明される。
【0019】先端部本体11の胴部11b内には、固体
撮像素子31が配置されている。固体撮像素子31とし
ては、例えばCCD(電荷結合素子)が用いられる。固
体撮像素子31の受像面31aは正方形又は長方形に形
成されていて、対物光学系13の中心軸に対して平行に
配置されている。
【0020】そして、対物光学系13と固体撮像素子3
1との間には直角プリズム33が配置されていて、対物
光学系13の光軸が、固体撮像素子31の受像面31a
の中心に垂直に交わるように、直角方向に反射されてい
る。
【0021】また、直角プリズム33と対物光学系13
との間には、鏡枠16の後半部に接続された接続筒34
内に、遮光用マスク37と色補正フィルタ35とローパ
スフィルタ36とが介挿されている。
【0022】このような配置により、図1の左方の被写
体の像が、対物光学系13によって、固体撮像素子31
の受像面31aに結像する。固体撮像素子31及びその
他の電子部品41を取り付けた回路基板40は、図2に
展開図示されるように、素材として一枚の可撓性のある
電気絶縁性プラスチック板が用いられている。
【0023】回路基板40に接続される信号ケーブル5
0は、多数の信号線51を互いに絶縁して外被チューブ
52内に束ねて通したものであり、各信号線51は、芯
線53を全長にわたってシールド54で囲んで形成され
ている。
【0024】そのような信号ケーブル50を回路基板4
0に接続するにあたっては、まず図3に示されるよう
に、外被チューブ52の先端部分を所定範囲取り除いた
後、外被チューブ52の端部近くまで、各信号線51か
ら網状のシールド54をほぐして引き出す。
【0025】このとき、図3に示されるように、シール
ド54の外側で各信号線51を被覆するチューブは、シ
ールド54を引き出した部分では切除し、芯線53を被
覆するチューブは、先端のはんだ付け代以外ではそのま
ま残しておく。また、外被チューブ52の先端部分を糸
56で緊縛して、外被チューブ52が内部の信号線51
に対して移動しないように固定する。
【0026】次いで、図4に示されるように、外被チュ
ーブ52の端部から僅かな間隔をあけた位置で、シール
ド54の引き出された部分を芯線53の束の外周に環状
に巻き付ける。そして、さらにそのシールド54の環状
部に、はんだを付けて固める。
【0027】そして、このような状態にした後、図2に
示されるように、シールド54の環状部を、回路基板5
0のアース接続端子43にはんだ付けする。このように
して信号線51は、アース接続端子43にはんだ付けさ
れる位置までは後方から真直に配置される。そして、そ
れより先側において、細い芯線53だけが各接続端子4
4に向けて曲げて配線され、その先端が各接続端子44
にはんだ付けされる。
【0028】このように、信号線51は、アース接続端
子43にはんだ付け固定される位置より後方では、信号
ケーブル50から真直に伸び出しているので、外被チュ
ーブ52先端とシールド54の環状部との間の信号線5
1露出部分の長さを極めて短くすることができる。
【0029】したがって、外被チューブ52の先端を回
路基板40の後端位置から離れないようにすることがで
きる。また、曲げて配線されるのは細い芯線53だけな
ので配線作業を容易かつ確実に行うことができる。
【0030】はんだ付けが終了したら、図2に示される
破線部で回路基板40を折り曲げて、図5に示されるよ
うに台形の断面形状に形成し、その内部に電気絶縁性の
合成樹脂46を充填する。
【0031】この回路基板40折り曲げ時に、その内部
で曲げられる配線は、細い芯線53だけである。したが
って、回路基板40を折り曲げる際の配線のねじれによ
ってはんだ付け部分に加わる力は非常に小さく、はんだ
付けを剥してしまうような大きな力は加わらない。
【0032】このようにして台形に形成された回路基板
40の外周には、シールド部材48及び絶縁テープ49
を被覆する。そして、図1に示されるように、外被チュ
ーブ52の先端の外周に、緊縛糸56をとり囲むように
接着剤47を塗布して固める。
【0033】このように形成された回路基板40に設け
られた固体撮像素子31には直角プリズム33が接合さ
れて一つのユニットが形成されており、回路基板40の
台形部分は直角プリズム33のすぐ後方に配置される。
したがって、対物光学系13側から見ると、直角プリズ
ム33の外縁形状と回路基板40とはちょうど重なり合
っていて、どちらもほとんど出張っていない。
【0034】
【発明の効果】本発明の電子内視鏡の先端部によれば、
芯線の束の外周を囲んで環状に巻き付けられたシールド
を回路基板にはんだ付けしたので、それより後方の信号
線を真直に配置して信号線露出部分を極めて短くするこ
とができる。
【0035】その結果、信号線露出部分を補強するため
に接着剤が塗布されて先端硬質部となる部分の長さが短
くなり、挿入性が向上して患者に与える苦痛が減少する
と共に、目的部位に対する狙撃性能が向上する。
【0036】また、回路基板を折り曲げる場合に曲げら
れる配線を芯線だけにすることができるので、回路基板
を折り曲げる際の配線のねじれ等によって配線のはんだ
付け部分に加わる力が非常に小さく、はんだ付けを剥し
てしまうような力が発生しない。
【0037】また、シールドが一つにまとめられてはん
だ付けされるので、はんだ付け作業を非常に容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電子内視鏡の先端部の側面断面図であ
る。
【図2】実施例の信号ケーブルが接続された回路基板の
展開図である。
【図3】実施例の信号ケーブルの接続用加工工程図であ
る。
【図4】実施例の信号ケーブルの接続用加工工程図であ
る。
【図5】実施例の回路基板の折り曲げ後の正面断面図で
ある。
【図6】従来例の信号ケーブルが接続された回路基板の
展開図である。
【図7】従来例の回路基板の折り曲げ後の正面断面図で
ある。
【図8】従来例の信号ケーブルが接続された回路基板の
側面断面図である。
【符号の説明】
11 先端部本体 31 固体撮像素子 40 回路基板 50 信号ケーブル 51 信号線 52 外被チューブ 53 芯線 54 シールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−222732(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の挿入部先端内に、固体撮像素子に
    接続された電子回路が配線された回路基板を配置し、芯
    線をシールドで囲んで形成された信号線を複数束ねた信
    号ケーブルを上記挿入部内に挿通して、上記信号線を上
    記回路基板に接続した電子内視鏡の先端部において、 上記複数の信号線の各先端部分から上記シールドを引き
    出して、上記芯線の束の外周に上記シールドの引き出さ
    れた部分を環状に巻き付け、その環状部を上記回路基板
    にはんだ付けしたことを特徴とする電子内視鏡の先端
    部。
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