JP3221551B2 - 電気機器取付装置 - Google Patents

電気機器取付装置

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JP3221551B2
JP3221551B2 JP10339496A JP10339496A JP3221551B2 JP 3221551 B2 JP3221551 B2 JP 3221551B2 JP 10339496 A JP10339496 A JP 10339496A JP 10339496 A JP10339496 A JP 10339496A JP 3221551 B2 JP3221551 B2 JP 3221551B2
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一男 柳田
久雄 高橋
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朝日ナショナル照明株式会社
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイムスイッチそ
の他各種電気機器をパネルの孔に好適に取付けるための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイムスイッチなどの電気機器には、前
面が開口したケースとこのケースの前面開口に取付けら
れる蓋部とを備えたものがある。この電気機器をパネル
の孔に取付けるには、これを前記孔の前面から押し込ん
で前記ケースの前面開口縁の適所に形成した係止片を前
記孔縁に係止するものが多い。この取付状態では蓋部の
前面側に外向きに突出して形成されたフランジ部の背面
が前記孔縁の前面に当接する。そして、前記ケースと蓋
部との相互取付には、前記ケースの前面開口縁に形成し
た突片と前記蓋部の外側面とを凹凸嵌合により係止する
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来技術で
は、蓋部はそのフランジ部とパネルとの当接により背面
方向への変位が阻止されているため、電気機器をパネル
に取付けた状態でケースを不用意に背面から引っ張る
と、ケースと蓋部との取付部分である凹凸嵌合部に力が
作用するという解決すべき課題があることに着目される
べきである。殊に、前記ケースの背面に取付けられ側部
に形成した折曲片の前端が前記パネルの背面を押圧する
取付具を設けて、最終的な取付状態とするような場合で
は、特に問題を生じやすい。なぜならば前記取付具の折
曲片による前記パネルの背面への押圧力の反作用はケー
スを背面方向に変位させようとする力として常に作用し
ているためである。本発明はこのような解決すべき課題
を鑑み、電気機器をパネルの孔に取付けるための装置と
して、ケースに背面方向に引っ張る力が加わった場合
に、ケースの背面方向への変位を阻止してケースと蓋部
との取付部分である凹凸嵌合部に力が作用しないように
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を要約すると、前
面が開口したケースとこのケースの前面開口に取付けら
れ外向きに広がったフランジ部を前面側にもつ蓋部とを
備えた電気機器をパネルの孔に取付ける装置であって、
前記ケースの前面開口縁に部分的に形成した突片と前記
蓋部の外側面とが凹凸嵌合により係止され、前記突片の
前端に外向きに形成した位置決め突部は前記フランジ部
の背面に形成された凹部に嵌合されて前記フランジ部の
背面と位置決め突部の背面はほぼ面一に形成され、前記
フランジ部の背面と位置決め突部の背面が前記パネルの
孔縁の前面に実質的に位置決め当接された電気機器取付
装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を説明す
るが、それはあくまで本発明に基づいて採択された例示
的な実施形態であり、本発明をその実施形態のみに特有
な事項に基づいて限定解釈してはならず、本発明の技術
的範囲は、請求項に示した事項あるいはその事項と実質
的に等価である事項に基づいて定めなければならない。
【0006】図示の実施形態は、前面が開口した弾性の
ある合成樹脂製のケース1とこのケース1の前面開口に
取付けられる合成樹脂製の蓋部2とを備えたタイムスイ
ッチを被取付部となるパネル3の孔4に好適に取付ける
装置である。ケース1の前面開口縁に形成した突片5と
蓋部2の外側面とは凹凸嵌合により係止される。この凹
凸嵌合は、蓋部2の外側面に形成した突起6が突片5の
中間部に形成した孔(凹部でもよい)7に嵌合する形態
を例示してある。もちろん、蓋部2の外側面に孔(また
は凹部)を形成し、突片5の中間部に対応する突起を形
成して、それらを嵌合してもよい。そして、突片5の前
端に外向きに形成した位置決め突部8の背面がパネル3
の孔4の縁の前面に実質的に位置決め当接される。
【0007】さらに詳述すれば、突片5はケース1の前
面開口縁に部分的に形成され、位置決め突部8は蓋部2
の前面側において外向きに広がったフランジ部9の背面
に形成された凹部10に嵌合され、フランジ部9の背面
と位置決め突部8の背面はほぼ面一に形成される。これ
により、フランジ部9の背面も位置決め突部8の背面と
同様にパネル3の前面に実質的に当接する。また、パネ
ル3の孔4の縁に係止される係止片11を突片5とは独
立して部分的にケース1の前面開口縁に形成している。
なお、係止片11は外向きに略く字状に形成され、その
前端側の外側面にはパネル3の孔4の縁に係止するのに
適した複数の突条を形成している。さらに、ケース1の
背面にねじ12その他適宜手段で取付けられ側部に形成
した折曲片13の前端がパネル3の背面を押圧する取付
具14を備えている。
【0008】また、ケース1と蓋部2の間にはモーター
や多数の歯車などからなるタイムスイッチの機構部が収
められ、蓋部2の前面にはダイヤル機構が設けられる。
そして、フランジ部9の外側縁に係止される透明な合成
樹脂製のカバー15を蓋部2の前面に着脱自在に設けて
ダイヤル機構を保護している。
【0009】本実施形態によれば、ケース1の突片5と
蓋部2の外側面とが凹凸嵌合により係止してケース1と
蓋部2とが組み立てられ、このタイムスイッチをパネル
3の孔4に取付けるには、これを孔4の前面から押し込
んでケース1の前面開口縁に形成した係止片11を孔4
の縁に係止する。そして、ケース1と蓋部2との組立に
用いられている突片5を利用してその前端に外向きに位
置決め突部8を形成したことに特徴があり、その位置決
め突部8の背面がパネル3の孔4の縁の前面に実質的に
位置決め当接されるため、ケース1に背面方向に引っ張
る力が加わった場合に、ケース1を背面方向に変位させ
ないようにしている。これにより前記凹凸嵌合部に過大
な力が作用しないようにでき、その凹凸嵌合部に強度不
足があった場合の破損などを防止できる。また、位置決
め突部8はフランジ部9の背面に形成された凹部10に
嵌合され、フランジ部9の背面と位置決め突部8の背面
はほぼ面一に形成され、フランジ部9と位置決め突部8
の背面とも同様にパネル3の前面に実質的に当接してい
る。さらに、取付具14の折曲片13によるパネル3の
背面への押圧力の反作用としてケース1を背面方向に引
っ張る力が常に作用している場合では、位置決め突部8
とパネル3との実質的当接によるケース1の背面方向へ
の変位を阻止した本実施形態は特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す分解斜視図
【図2】同組立斜視図
【図3】パネルに取付けた状態を示す同縦断面図
【図4】パネルに取付けた状態を簡略化して示す同横断
面図
【符号の説明】
1 ケース 2 蓋部 3 パネル 4 孔 5 突片 6 突起 7 孔 8 位置決め突部 9 フランジ部 10 凹部 11 係止片 13 折曲片 14 取付具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 9/02 H01H 43/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開口したケースとこのケースの前
    面開口に取付けられ外向きに広がったフランジ部を前面
    側にもつ蓋部とを備えた電気機器をパネルの孔に取付け
    る装置であって、前記ケースの前面開口縁に部分的に形
    成した突片と前記蓋部の外側面とが凹凸嵌合により係止
    され、前記突片の前端に外向きに形成した位置決め突部
    は前記フランジ部の背面に形成された凹部に嵌合されて
    前記フランジ部の背面と位置決め突部の背面はほぼ面一
    に形成され、前記フランジ部の背面と位置決め突部の背
    面が前記パネルの孔縁の前面に実質的に位置決め当接さ
    れた電気機器取付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記パネルの孔縁に
    係止される係止片を前記突片とは独立して部分的に前記
    ケースの前面開口縁に形成した電気機器取付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記ケース
    の背面に取付けられ側部に形成した折曲片の前端が前記
    パネルの背面を押圧する取付具を備えた電気機器取付装
    置。
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