JP3221268B2 - 油圧ショベルの油圧回路 - Google Patents

油圧ショベルの油圧回路

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JP3221268B2
JP3221268B2 JP02449195A JP2449195A JP3221268B2 JP 3221268 B2 JP3221268 B2 JP 3221268B2 JP 02449195 A JP02449195 A JP 02449195A JP 2449195 A JP2449195 A JP 2449195A JP 3221268 B2 JP3221268 B2 JP 3221268B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロントリンク機構に
破砕機またはブレーカが交換可能に装着される油圧ショ
ベルにおいて、破砕機が装着された時と、ブレーカが装
着された時とで、それぞれ必要な作動油の流れを形成で
きるようにした油圧ショベルの油圧回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは、履帯を有する下部走行
体に上部旋回体を旋回可能に装着し、この上部旋回体に
は運転室及びフロント作業機構等を設けてなるものであ
る。フロント作業機構は、上部旋回体に俯仰動作可能に
ブームを連結し、このブームの先端にアームを上下方向
に回動可能に連結し、さらにアームの先端にフロントリ
ンク機構が設けられており、このフロントリンク機構に
は、フロントアタッチメントが着脱可能に連結される。
フロントアタッチメントの代表的なものとしては、土砂
の掘削等の作業を行うバケットがあるが、このバケット
の他にも、例えば破砕機やブレーカ等が取り付けられ
る。
【0003】油圧ショベルの走行,旋回及びフロント作
業機構の作動を行わせるために油圧アクチュエータが装
着される。即ち、走行及び旋回は油圧モータにより、ま
たフロント作業機構の作動は油圧シリンダにより駆動さ
れるものであって、これら油圧モータ及び油圧シリンダ
からなる油圧アクチュエータを駆動するための油圧回路
としては、図3に示したような構成としたものが従来か
ら用いられている。
【0004】この油圧回路は、第1,第2の油圧ポンプ
1,2を備えており、これら第1,第2の油圧ポンプ
1,2には、それぞれ複数の方向切換弁からなる第1,
第2の方向切換弁群3,4が接続されている。これら第
1,第2の方向切換弁群3,4を構成する各方向切換弁
には、それぞれ油圧アクチュエータが接続されており、
方向切換弁の切り換え操作を行うことによって、各油圧
アクチュエータに圧油を供給して、これら各油圧アクチ
ュエータが駆動される。各方向切換弁にはそれぞれ一対
からなるパイロット部が設けられており、これら各パイ
ロット部のいずれかにパイロット信号が供給されると、
油圧ポンプ1,2からの圧油が油圧アクチュエータに供
給される。そして、各方向切換弁にパイロット信号を供
給するために、運転室内にはパイロット操作弁が設けら
れている。
【0005】油圧ショベルを構成する油圧アクチュエー
タとしては、左右の走行用油圧モータ5a,5bと、旋
回用油圧モータ6と、ブーム用油圧シリンダ7,アーム
用油圧シリンダ8及びバケット用油圧シリンダ9を備え
ている。ここで、ブーム用油圧シリンダ7及びアーム用
油圧シリンダ8は、大流量を必要とするために、両油圧
ポンプ1,2からの圧油を合流させるようにしている。
【0006】図示した油圧回路においては、第1の油圧
ポンプ1に接続されている第1の方向切換弁群3には5
個の方向切換弁3a〜3eが接続されており、また第2
の油圧ポンプ2に接続されている第2の方向切換弁群4
は4個の方向切換弁4a〜4dが接続されている。第1
の方向切換弁群3を構成する方向切換弁3aは走行用油
圧モータ5aに、方向切換弁3cはブーム用油圧シリン
ダ7に、方向切換弁3dはアーム用油圧シリンダ8に、
さらに方向切換弁3eは旋回用油圧モータ6に接続され
ている。また、第2の方向切換弁群4を構成する方向切
換弁4aは走行用油圧モータ5bに、方向切換弁4bは
バケット用油圧シリンダ9に、方向切換弁4cはブーム
用油圧シリンダ7に、さらに方向切換弁4dはアーム用
油圧シリンダ8に接続されている。ここで、バケット用
油圧シリンダ9は、フロントリンク機構を作動させるた
めのものである。
【0007】このフロントリンク機構には、破砕機10
及びブレーカ11が着脱可能に接続されるようになって
いる。そして、これら破砕機10及びブレーカ11は、
それ自体が油圧駆動されるようになっている。
【0008】破砕機10は、図示したように、一対の破
砕爪10a,10aを有し、この破砕爪10a,10a
は支軸10bに回動可能に取り付けられており、かつこ
の支軸10bより基端側の部位には破砕機用油圧シリン
ダ10cが連結されており、この破砕機用油圧シリンダ
10cにより破砕爪10a,10aが開閉駆動されるこ
とになる。
【0009】一方、ブレーカ11は、図4に示したよう
な構造となっている。即ち、ブレーカ本体11aにシリ
ンダ11bを形設して、このシリンダ11b内にピスト
ン11cを摺動可能に装着させ、かつこのブレーカ本体
11aからロッド11dを突出する状態に設けて、ピス
トン11cを往復動させることによって、ロッド11d
に打撃を加えるように構成したものである。ピストン1
1cを往復動させるために、供給ポート11e及び排出
ポート11fと、往復動切換弁11gがブレーカ本体1
1aに設けられており、これら供給ポート11e,排出
ポート11fとシリンダ11b及び往復動切換弁11g
との間には複数の油路が接続されている。従って、供給
ポート11eから供給される圧油によって、ピストン1
1cがシリンダ11b内を摺動するが、この往復動スト
ローク間に、往復動切換弁11gによりピストン後室及
びピストン前室と、供給ポート11e及び排出ポート1
1fとの間の接続状態が切り換わるようになる。
【0010】以上のように、破砕機10及びブレーカ1
1は、共に油圧駆動されるものであるが、バケット用油
圧シリンダ9は、前述したように、フロントリンク機構
を作動させるためのものであり、従ってこれら破砕機1
0を構成する破砕機用油圧シリンダ10c及びブレーカ
11の供給ポート11eに圧油を供給するために、第1
の方向切換弁群3を構成する方向切換弁3bからの油圧
配管12a,12bは、破砕機用油圧シリンダ10cの
ロッド室及びボトム室と、ブレーカ11における供給ポ
ート11e及び排出ポート11fとに着脱可能に接続で
きるようになっている。
【0011】ところで、破砕機10における閉じ方向の
動作時、即ち破砕時には、その動作を高速で行うため
に、大流量が必要となるから、圧油の流量を増大させる
ために、第1の油圧ポンプ1から供給される圧油だけで
なく、第2の油圧ポンプ2からの圧油も合流させるよう
にしている。一方、ブレーカ11は、それ程大流量を必
要としないために、第1の油圧ポンプ1のみにより駆動
されるようになっている。ただし、ブレーカ11は、外
部からの塵埃や異物等が侵入するおそれがあるために、
排出ポート11fからの戻り油は方向切換弁3bを介さ
ず、戻り配管13によってフィルタ14を介して直接作
動油タンク15に戻すようにする。
【0012】以上の要請から、合流制御手段と流路切換
手段とが設けられる。合流制御手段は、第2の油圧ポン
プ2に接続したセンターバイパス流路16における第2
の方向切換弁群4より下流側の位置に開閉弁17を設け
ると共に、この開閉弁17の上流側であって、第2の方
向切換弁群4の下流側の位置に合流配管18を接続し、
この合流配管18を第1の方向切換弁群3の方向切換弁
3bの供給ポートに接続するように構成したものであ
る。開閉弁17は、破砕機10が取り付けられ、かつこ
の破砕機10が閉じ方向に操作された時にのみ第1,第
2の油圧ポンプ1,2からの圧油を合流させる。そこ
で、開閉弁17にパイロット圧を供給・遮断するための
パイロット流路19aにパイロット流路開閉弁19が設
けられており、このパイロット流路19aは、方向切換
弁3bを操作するために設けた操作レバー20と、この
方向切換弁3bの両パイロット部とを接続するパイロッ
ト配管20a,20bのうち、破砕機10の閉じ方向、
即ち破砕機用油圧シリンダ10cの閉じ方向のパイロッ
ト配管20bと連通している。従って、パイロット流路
開閉弁19を開いた状態にすれば、パイロット操作弁2
0が操作されて、パイロット配管20bに圧力が生じた
時に、それに連動して開閉弁17が閉じて、第2の油圧
ポンプ2からの圧油が合流する。
【0013】また、流路切換手段は切換弁21から構成
され、この切換弁21は、ブレーカ11の排出ポート1
1fが接続される側の油圧配管12bを、方向切換弁3
bに接続されている状態から、戻り配管13に接続され
る状態に切り換えるためのものである。この切換弁21
の切り換えによって、油圧配管12bを戻り配管13か
らフィルタ14を介して作動油タンク15に戻す流路に
切り換えることができる。
【0014】以上の構成において、合流制御手段を構成
するパイロット流路開閉弁19及び流路切換手段を構成
する切換弁21は、それぞれ手動操作で切り換られるよ
うになっている。従って、破砕機10を取り付けた時に
は、パイロット流路開閉弁19を開くようになし、また
切換弁21は、戻り配管13は方向切換弁3bに通じる
状態とする。これによって、破砕機10が閉じ方向に作
動する際に、第1,第2の油圧ポンプ1,2が合流する
破砕機作動モードとなる。また、ブレーカ11が取り付
けられると、パイロット流路開閉弁19を閉じると共
に、切換弁21は油圧配管12bが戻り配管13に通じ
る状態に切り換える。この結果、第2の油圧ポンプ2か
らの合流がなく、しかもブレーカ11の排出ポート11
fからの戻り油はフィルタ14を介して作動油タンク1
5に戻されるブレーカ作動モードとなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した合
流制御手段を構成するパイロット流路開閉弁19及び流
路切換手段を構成する切換弁21は、それぞれ独立に操
作されるものであって、破砕機作動モードとブレーカ作
動モードとの間に切り換える場合には、必ずこれらパイ
ロット流路開閉弁19及び切換弁21を操作しなければ
ならない。ここで、パイロット流路開閉弁19は、パイ
ロット操作弁20と第2の方向切換弁群4との間の流路
に介装されるものであるから、それをパイロット操作弁
20の近く、即ち運転室内に配置するのは可能である。
しかしながら、切換弁21は戻り配管13の途中位置に
設けられるが、この戻り配管13は運転室内には引き回
されていないので、運転室の外、即ち第2の方向切換弁
群3の配設位置近傍に設けられるのが一般的である。
【0016】以上のことから、破砕機作動モードとブレ
ーカ作動モードとの間における切り換えを行う際には、
相互に離れた位置にあるパイロット流路開閉弁19と切
換弁21とを操作しなければならないことから、この切
り換え操作が煩わしいだけでなく、不注意等によって、
一方乃至両方の切り換え操作を怠るおそれがある。ま
た、切換弁21は運転室内に設けることができないこと
から、オペレータは運転室から出てその確認を行うこと
の煩わしさ等から、この切換弁21の操作及び確認を怠
り、戻り配管13が方向切換弁3b側の流路に接続され
ているにも拘らず、それを見過ごしてブレーカ11を作
動させるという事態が発生するおそれがある。この場合
には、異物が混入した戻り油が方向切換弁3bに流れる
ことから、この方向切換弁3bが損傷する等といった不
都合が生じる。
【0017】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、破砕機作動モードと
ブレーカ作動モードとの間の切り換えを容易、かつ確実
に行うことができ、しかも現在どの作動モードとなって
いるかを容易に確認できるようにすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、油圧ショベルのフロントリンク機構
に、破砕機が取り付けられた時に、第1及び第2の油圧
ポンプからの圧油を合流させ、またブレーカが取り付け
られると、第2の油圧ポンプからの圧油の合流を阻止す
るように制御する合流制御手段と、これら破砕機及びブ
レーカからの戻り油は、破砕機が取り付けられると、方
向切換弁を介して、またブレーカの取り付け時には、方
向切換弁を介さず、フィルタを介して直接作動油タンク
に戻すための流路切換手段と、合流制御手段では2つの
油圧ポンプからの圧油が合流し、かつ流路切換手段では
戻り油は前記方向切換弁を介して作動油タンクに戻す破
砕機作動モードと、合流制御手段では2つの油圧ポンプ
の合流が阻止され、かつ流路切換手段では戻り油が前記
フィルタを介して作動油タンクに戻すブレーカ作動モー
ドとに作動モードを切り換える作動モード切換手段と
備える構成としたことをその特徴とする。
【0019】
【作用】作動モード切換手段を操作して、破砕機作動モ
ードを選択すると、合流制御手段により第1,第2の油
圧ポンプが合流状態になると共に、流路切換手段により
戻り配管が方向切換弁に接続される状態になる。これに
よって、破砕機の閉じ方向においては、第2の油圧ポン
プからの圧油が第1の油圧ポンプからの圧油と合流し
て、流量を増大させた状態で、破砕機用油圧シリンダに
供給できるようになる。また、この油圧シリンダを伸長
方向及び縮小方向に作動させるために、戻り油は方向切
換弁を通して作動油タンクに戻す必要があることから、
戻り配管は方向切換弁を介して作動油タンクに戻される
ようになる。
【0020】一方、ブレーカ作動モードが選択される
と、合流制御手段と流路切換手段が共に切り換わって、
第2の油圧ポンプからの合流がなくなり、かつ戻り配管
はフィルタを介して作動油タンクに戻されることにな
る。この結果、ブレーカを介することによって、異物の
混入するおそれの高い戻り油は、フィルタにより異物を
完全に除去した状態で作動油タンクに戻されることにな
り、方向切換弁等の損傷を未然に防止できるようにな
る。
【0021】
【実施例】以下、図1及び図2に基づいて、本発明の実
施例を説明する。なお、図1から明らかなように、油圧
回路の基本的な構成は、前述した従来技術のものと格別
の差異はない。従って、従来技術の構成と同一または均
等な部材については、同一の符号を付して、その説明を
省略する。
【0022】而して、合流制御手段を構成するパイロッ
ト流路開閉弁30及び流路切換手段を構成する切換弁3
1は、共に油圧パイロット方式で切り換わるようになっ
ており、常時においては、それぞれ復帰ばね30a,3
1aの作用によって、図示の状態に保持されている。
【0023】この状態では、パイロット流路開閉弁30
はパイロット流路30cを遮断する状態に保持されてお
り、従ってパイロット操作弁20をどの方向に操作して
パイロット配管に圧力が発生しても、その圧力が開閉弁
17の油圧パイロット部に作用することがない。このた
めに、センターバイパス流路16は作動油タンク15に
通じる状態に保持されて、合流配管18には圧油が供給
されない。第2の方向切換弁群4を構成する方向切換弁
4a〜4dのいずれの方向切換弁も切り換わらない状態
では、第2の油圧ポンプ2は作動油タンク15と連通す
【0024】一方、切換弁31は、油圧配管12bが戻
り配管13に通じる状態となっており、従って戻り油は
戻り配管13からフィルタ14を介して作動油タンク1
5に戻されるようになる。
【0025】以上の状態では、ブレーカ11をフロント
リンク機構に取り付けて、ブレーカ11を作動させるこ
とができるブレーカ作動モードとなる。ところで、方向
切換弁3bからの油圧配管12a,12bには、ブレー
カ11も破砕機10も取り付けられていない場合には、
戻り油が流れないことから、切換弁31はいずれの切り
換え位置であっても、格別問題とはならない。ただし、
センターバイパス流路16に設けた開閉弁17は開いた
状態に保持しなければ、第2の油圧ポンプ2が無負荷運
転状態にはならない。従って、ブレーカ11も破砕機1
0も取り付けられていない時には、このブレーカ作動モ
ードしておけば良く、この点で、ブレーカ作動モード
は非作動モードとも兼ねる。
【0026】破砕機10が取り付けられた時には、パイ
ロット流路開閉弁30によって、パイロット操作弁20
から一方のパイロット配管20bにある圧力がパイロッ
ト配管30cを介して開閉弁17のパイロット部に導か
れ、この開閉弁17が閉じて、第2の油圧ポンプ2から
の圧油が合流配管18に供給できるようになし、また切
換弁31にあっては、油圧配管12bを戻り配管13に
通じさせず、油圧配管12bは方向切換弁3bに通じる
状態にする必要がある。このために、パイロット流路開
閉弁30及び切換弁31には、油圧パイロット部30
b,31bが設けられており、この油圧パイロット部3
0b,31bに圧油が供給されると、これらパイロット
流路開閉弁30及び切換弁31が復帰ばね30a,31
aに抗して、前述した状態に切り換わるようになる。こ
れが破砕機作動モードである。
【0027】ブレーカ作動モードからこの破砕機作動モ
ードに切り換え、また逆に破砕機作動モードからブレー
カ作動モードに切り換えるために、作動モード切換手段
32を備えている。この作動モード切換手段32は、電
磁切換弁33を有し、この電磁切換弁33を介して補助
油圧ポンプ34からの圧油をパイロット操作弁20等に
供給できるようになっている。
【0028】パイロット流路開閉弁30及び切換弁31
の油圧パイロット部30b,31bは電磁切換弁33に
接続されており、これによって、油圧パイロット部30
b,31bは作動油タンク15に連通する状態と、補助
油圧ポンプ34に接続する状態とに切り換えられるよう
になっている。電磁切換弁33の電磁パイロット部33
aを励磁するために、スイッチ35が設けられており、
従ってこのスイッチ35は作動モード切換手段32の切
換操作部として機能する。
【0029】常時においては、このスイッチ35はOF
Fの状態に保持されて、この状態では油圧パイロット部
30b,31bは作動油タンク15に通じており、パイ
ロット流路開閉弁30及び切換弁31は復帰ばね30
a,31aの作用によって、図示したブレーカ作動モー
ドとなっている。
【0030】そして、スイッチ35をONすると、電磁
パイロット部33aが励磁されて、電磁切換弁33が切
り換わって、油圧パイロット部30b,31bが補助油
圧ポンプ34に通じるようになって、この補助油圧ポン
プ34からの圧油がパイロット流路開閉弁30及び切換
弁31の油圧パイロット部30b,31bに供給され
て、これらパイロット流路開閉弁30,切換弁31が復
帰ばね30a,31aに抗する方向に切り換わって、破
砕機作動モードとなる。
【0031】ここで、スイッチ35には信号ライン36
が接続されており、図2に示したように、この信号ライ
ン36にはモード表示手段を構成する表示パネル37が
接続されている。この表示パネル37は、スイッチ35
と共に運転室内に配置されており、ブレーカ作動モード
37aまたは破砕機作動モード37bのいずれかの領域
が点灯するようになっている。
【0032】以上のように構成することによって、フロ
ントリンク機構にブレーカ11が取り付けられると、ス
イッチ35をOFFの状態とすることによって、開閉弁
17が開いて、第2の油圧ポンプ2からのセンターバイ
パス流路16は作動油タンク15に通じる状態に保持さ
れ、合流配管18には圧油が供給されず、また切換弁3
1によって油圧配管12bは方向切換弁3bには通じ
ず、戻り配管13からフィルタ14を介して作動油タン
ク15に通じている。これによって、ブレーカ11を作
動させた時には、第1の油圧ポンプ1からの圧油がブレ
ーカ11に供給されて、その作動が行われ、排出ポート
11fからの戻り油は、その全量が戻り配管13からフ
ィルタ14を介して流れることになり、このフィルタ1
4によって異物の除去が行われる。
【0033】また、フロントリンク機構に、ブレーカ1
1と交換して、破砕機10が取り付けられた時には、運
転室内において、オペレータはスイッチ35をONす
る。これによって、パイロット流路開閉弁30及び切換
弁31が共に破砕機作動モードに切り換わる。この破砕
機作動モードにおいては、パイロット操作弁20によっ
て、破砕機10を閉じる方向に操作した時に、この操作
がパイロット流路開閉弁30により検出されて、開閉弁
17が閉じられるので、破砕機10における破砕機用油
圧シリンダ10cには第1,第2の油圧ポンプ1,2か
らの圧油が合流して供給されることから、供給流量が増
加することになり、高速の閉じ動作を実現することがで
きる。また、破砕機用油圧シリンダ10cは伸長及び縮
小の両方に作動するものであるから、この両方向の作動
を可能ならしめるために、油圧配管12bは、油圧配管
12aと共に方向切換弁3bに通じるようになる。
【0034】さらに、フロントリンク機構には、これら
破砕機10及びブレーカ11だけでなく、他のフロント
アタッチメントが取り付けられる。勿論、バケット等も
フロントリンク機構に取り付けられるが、このバケット
等は、それ自体に油圧アクチュエータを有しないもので
あり、従って油圧配管12a,12bは油圧アクチュエ
ータに接続されない。この場合においても、作動モード
としてはブレーカ作動モードを選択する。
【0035】以上のように、オペレータは運転室内にい
てスイッチ35の操作というワンアクションで、パイロ
ット流路開閉弁30及び切換弁31を一括して、破砕機
10を作動させるのに適した状態と、ブレーカ11を作
動させるのに適した状態とに切り換えることができる。
また、この作動モードの確認も運転室内で行えることか
ら、例えば油圧配管12bが方向切換弁3bに通じてい
る状態で、ブレーカ11を作動させて、異物が混入した
戻り油が方向切換弁3bに入り込むおそれがない。
【0036】なお、前述の実施例においては、作動モー
ドを表示する表示パネルを設けるように構成したが、ス
イッチの状態によって作動モードが破砕機作動モードと
なっているか、ブレーカ作動モードとなっているかの識
別が可能なようになっておれば、必ずしも表示手段を設
ける必要はない。また、パイロット流路開閉弁30,切
換弁31を油圧パイロット方式としたが、電磁作動方式
とすることもでき、このように電磁作動方式とすれば、
スイッチがONした時に、電源から直接それらの電磁パ
イロット部に電流を流せば良い。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上のように、作動モード切
換手段を操作することによって、合流制御手段では2つ
の油圧ポンプからの圧油が合流し、かつ流路切換手段で
は戻り油は方向切換弁を介して作動油タンクに戻す破砕
機作動モードと、合流制御手段では2つの油圧ポンプの
合流が阻止され、かつ流路切換手段では戻り油がフィル
タを介して作動油タンクに戻すブレーカ作動モードとに
切り換える構成としたので、破砕機作動モードとブレー
カ作動モードとの間の切り換えを容易、かつ確実に行う
ことができ、しかも現在どの作動モードとなっているか
を容易に確認できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す油圧ショベルの油圧回
路の回路構成図である。
【図2】作動モードの表示手段の一例を示す構成説明図
である。
【図3】従来技術による油圧ショベルの油圧回路の回路
構成図である。
【図4】ブレーカの縦断面図である。
【符号の説明】
1,2 油圧ポンプ 3,4 方向切換弁群 3a〜3e,4a〜4d 方向切換弁 10 破砕機 11 ブレーカ 12a,12b 油圧配管 13 戻り配管 14 フィルタ 15 作動油タンク 17 開閉弁 18 合流配管 20 パイロット操作弁 20a,20b パイロット配管 30 パイロット流路開閉弁 31 切換弁 30a,31a 復帰ばね 30b,31b 油圧パイロット部 32 作動モード切換手段 33 電磁切換弁 34 補助油圧ポンプ 35 スイッチ 37 表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/22 E02F 9/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の油圧ポンプ及びこの第1の油圧ポ
    ンプからの圧油の供給を制御する複数の方向切換弁から
    なる第1の方向切換弁群を備えた第1の油圧回路と、第
    2の油圧ポンプ及びこの第2の油圧ポンプからの圧油の
    供給を制御する複数の方向切換弁からなる第2の方向切
    換弁群とを備えた第2の油圧回路とを有し、フロントリ
    ンク機構には、破砕機とブレーカとが交換可能に取り付
    けられるようにした油圧ショベルにおいて、 破砕機が取り付けられた時に、前記第1及び第2の油圧
    ポンプからの圧油を合流させ、またブレーカが取り付け
    られると、第2の油圧ポンプからの圧油の合流を阻止す
    るように制御する合流制御手段と、 これら破砕機及びブレーカからの戻り油は、破砕機が取
    り付けられると、方向切換弁を介して、またブレーカの
    取り付け時には、方向切換弁を介さず、フィルタを介し
    て直接作動油タンクに戻すための流路切換手段と、 前記合流制御手段では前記2つの油圧ポンプからの圧油
    が合流し、かつ前記流路切換手段では前記戻り油は前記
    方向切換弁を介して前記作動油タンクに戻す破砕機作動
    モードと、前記合流制御手段では前記2つの油圧ポンプ
    の合流が阻止され、かつ前記流路切換手段では前記戻り
    油が前記フィルタを介して前記作動油タンクに戻すブレ
    ーカ作動モードとに作動モードを切り換える作動モード
    切換手段とを備える構成としたことを特徴とする油圧シ
    ョベルの油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記作動モード切換手段は、運転室内に
    配置されていることを特徴とする請求項1記載の油圧シ
    ョベルの油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記作動モード切換手段と共に、この作
    動モード切換手段がどの作動モードとなっているかを表
    示するモード表示手段を備える構成としたことを特徴と
    する請求項2記載の油圧ショベルの油圧回路。
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