JP3220378B2 - 総蛋白質の定量方法および定量用試薬 - Google Patents

総蛋白質の定量方法および定量用試薬

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、干渉物質の影響を
受けにくい総蛋白質の定量方法および定量用試薬に関す
る。より詳しくは主として臨床検査の分野で用いる試料
中の干渉物質の影響を受けにくい総蛋白質の定量方法お
よび定量用試薬に関する。
【0002】
【従来の技術】総蛋白質の定量方法としては屈折計法、
280nmでの特異的な吸収に基づく方法、比濁法、ケ
ルダール法、ペプチド結合をアルカリ性で銅と結合させ
て比色するビウレット法などがある。特にビウレット法
は、蛋白質の種類に関係なく発色感度が一定であり簡単
に比色定量できる。このビウレット法は感度が低い欠点
を持っているが、血清中の総蛋白質を定量する場合には
むしろ好都合で、臨床検査においては繁用されてきた。
【0003】ビウレット法の反応原理はアルカリ性条件
下で銅が蛋白質のペプチド結合と錯体を形成することに
より、赤紫色(550nm付近)に発色することによ
る。この発色を標準液の吸光度と比較して、検体中の蛋
白質量を定量する。アルカリ性条件下での水酸化銅の沈
澱が生成しないようにキレート剤が加えられ、さらに銅
が還元されないようにヨウ化カリウムが添加される場合
もある。
【0004】しかしながら、これらの方法には例えば日
常検査でしばしば遭遇する乳び、溶血、ビリルビンなど
による検体の混濁、すなわち共存物質による干渉という
問題があった。ビウレット法については過去いくつかの
干渉回避方法に関する報告があるが、いずれもキレート
剤に関しての報告であり、主に輸液に使用するデキスト
ランによる混濁を回避する方法に関する報告、銅を含ま
ない別の試薬で乳び、溶血色素などの検体盲検をとる方
法などであった(Doumasら、Clin. Chem. 27/10, 1642-
1650, 1981)。このDoumasらの方法では、12mM硫酸
銅、32mM酒石酸ナトリウムカリウム、30mMヨウ
化カリウム、0.6M水酸化ナトリウムをそれぞれ含む
1種類の溶液を用いる。
【0005】最近の自動分析装置は試薬を2つに分ける
ことにより(2試薬系)、第1試薬中での吸光度測定
と、第2試薬添加後本反応を行い再度吸光度測定し、2
つの吸光度差から目的物質の定量を行う2ポイント測定
が主流となっている。この方法では検体の色、濁りを差
し引くことができるため、より正確な測定ができると言
われている。
【0006】総蛋白質の定量は古くから行われていたに
もかかわらず、現在の臨床化学の生化学検査において最
も干渉の影響を受け易い項目とされている。その最大の
理由は、1つの試薬で反応、測定する系(1試薬系)で
あるため1ポイント測定しかできないことにあった。市
場の総蛋白質定量用試薬は、ほとんどが1試薬系であり
干渉を回避することはできないが、唯一、デュポン aca
用テストパック総蛋白TP(体外診断用医薬品(01AM輸)
第0015号)が2試薬に分かれている。この試薬は第1試
薬に水酸化ナトリウム、第2試薬に硫酸銅が含まれる構
成で、はじめに水酸化ナトリウムを添加し、その後で硫
酸銅を加え反応、測定する。この場合、検体盲検をとる
必要性もなく、乳びによる干渉、溶血による干渉は回避
できるが、ビリルビンの干渉が回避できない。なぜな
ら、検体中のビリルビンは、銅イオンを添加すると速や
かにビリベルジンに変化し、副波長を700nm付近に
設定すると、負の干渉を受けることになるからである
(臨床化学(20)補冊2号51b(1991))。現在ビリル
ビンの干渉を完全に回避する方法は見つかっていない。
また、このように後で第2試薬である銅イオンを含む溶
液を添加する方法では、副波長である700nm付近の
吸光度が高く、測定値が第2試薬の分注精度の影響をう
けやすくなり再現性が悪くなる。
【0007】ビウレット法では他にアミノ酸、糖、クレ
アチニンなどの内因性物質、デキストラン、ブロムスル
ファレン(BSP)などの薬剤の影響を受ける。BSP
は肝機能検査の一つとして色素吸収負荷試験に使用され
るものであり、アルカリ性条件下で波長580nmに最
大吸収を持つ。従って、負荷試験後、採血された検体
は、ビウレット試薬による総蛋白質の定量ができないと
言われていた。
【0008】また、アミノ酸、糖、クレアチニンはいず
れも銅イオンと何らかの複合体を形成して干渉を与える
と考えられている。ビウレット試薬の銅をニッケルに変
えることによりこれらの妨害は回避できるが(臨床化学
(19)(1990)、300-306 )、ニッケルを使用すると反
応が遅いため、自動分析装置で測定することができず、
また測定波長がビリルビンと重なるためビリルビンの干
渉を受けてしまうなどの問題点がある。
【0009】Doumasらの方法ではキレート剤に酒石酸ナ
トリウムカリウムを使用しているため、輸液に含まれる
デキストランにより不溶性沈澱を生じ、測定不可能とな
る。そのため、最近ではキレート剤としてEDTAなど
が使用されているが、このようなキレート力の大きなも
のを使用すると、総蛋白質の定量において、アルカリ度
を高くしないと十分発色しない欠点がある。高濃度のア
ルカリ性物質は取扱いが危険であるだけでなく、環境汚
染物質として有害であり、廃液処理が難しくなるなどの
問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は総蛋白
質の定量において問題とされていた干渉物質の影響が回
避できる総蛋白質の定量方法および定量用試薬を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、干渉物質の
影響が回避できる総蛋白質の定量方法および定量用試薬
を得ることに成功した。
【0012】本発明は以下の通りである。 (1)検体を銅イオンを含む試薬と反応させた後にアル
カリ溶液を含む試薬と反応させることを特徴とする検体
中の総蛋白質の定量方法。 (2)銅イオンを含む試薬のpHが10〜13の範囲に
ある上記(1)記載の総蛋白質の定量方法。 (3)アルカリ溶液が水酸化リチウム溶液である上記
(1)または(2)記載の総蛋白質の定量方法。 (4)銅イオンを含む第1試薬と水酸化リチウムを含む
第2試薬からなる総蛋白質の定量用試薬。 (5)銅イオンを含む第1試薬のpHが10〜13の範
囲にある上記(4)記載の総蛋白質の定量用試薬。
【0013】本発明においては、蛋白質が発色しない条
件下で検体を銅イオンと混合した後、アルカリ溶液と混
合して蛋白質と銅イオンの錯体を形成させて発色させ
る。主波長546nm、副波長700nmで吸光度差を
測定し、標準液の吸光度と比較して検体中の総蛋白質量
を定量する。
【0014】本発明の総蛋白質の定量方法においては、
まず最初に銅イオンを含む試薬と検体を反応させた後に
アルカリ溶液を含む試薬と反応させる。銅イオンを含む
試薬としては、本発明の目的に適合するものであれば全
て用いることが出来る。例えば、硫酸銅溶液、塩化銅溶
液、硝酸銅溶液などが例示される。銅イオンの反応液中
での最終濃度は通常、例えば硫酸銅を使用した場合3〜
30mM、好ましくは6〜20mM程度である。該溶液
はpHが10〜13であることが好ましい。実施例1お
よび2(図1および2)に示すようにpHを10以上に
することによりヘモグロビン色素、ヘモグロビン蛋白質
およびBSPのようなアルカリ側で発色する色素の干渉
を回避することができる。しかしながらpHが13より
も高くなると蛋白質が発色し、測定が妨害される。銅イ
オンを含む試薬は総蛋白質定量用試薬において、第1試
薬として含めることができる。該第1試薬には所望によ
り適宜キレート剤を含めることができる。使用できるキ
レート剤としてはEDTA、酒石酸ナトリウムカリウ
ム、グリコールエーテル、ジアミン四酢酸などが例示さ
れる。キレート剤の反応液中での最終濃度は通常、銅イ
オンの1〜10倍、好ましくは1.2〜3倍である。検
体中に混在する可能性のある輸液由来のデキストランに
よる不溶性沈澱の形成を回避するためには、好ましくは
EDTAが用いられる。
【0015】本発明において後で添加するアルカリ溶液
も本発明の目的に適合するものであれば全て用いること
が出来る。具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化リチ
ウム、水酸化カリウムなどが挙げられ、より好ましくは
水酸化リチウムが用いられる。アルカリ濃度が高いほ
ど、発色感度は高くなるが、本発明においては2試薬法
を用いているため第2試薬のアルカリ溶液のアルカリ度
が高いとその分粘性も増加し、分注時の誤差を生じ再現
性が低下する。しかしながら、水酸化リチウムは例えば
水酸化ナトリウムと比較した場合約1/3の濃度で同じ
感度が得られ、第2試薬の粘度を低く抑えることがで
き、結果として、再現性の低下を抑えることができる。
アルカリ溶液を含む試薬は総蛋白質定量用試薬におい
て、第2試薬として含めることができる。反応液中のア
ルカリの最終濃度としては、水酸化ナトリウムを使用し
た場合0.2〜2M、好ましくは0.3〜1M程度であ
り、水酸化リチウムを使用した場合0.2〜0.5M、
好ましくは0.35〜0.45M程度である。
【0016】自動分析装置の分注精度に影響されず、再
現性を低下させないためには、本発明においてはじめに
加える第1試薬である銅イオンを含む試薬の液量の方が
後で加える第2試薬であるアルカリ溶液を含む試薬の液
量よりも多いことが好ましい。
【0017】
【実施例】本発明をより詳細に説明するために、以下に
実施例を挙げるが、本発明はこれらにより何ら限定され
るものではない。
【0018】実施例1 第1試薬には15mM硫酸銅、30mMEDTA、0.
1Mグリシンを加え、水酸化ナトリウムでpHを7〜1
3まで変化させて調整したものを用いた。第2試薬は2
M水酸化リチウムになるように調製した。5g/dlヘ
モグロビンを蛋白質濃度既知(7.7g/dl)のヒト
血清に1/10容量添加した。調製したヘモグロビン添
加検体(ヒト血清蛋白質:7.7g/dl×0.9=
6.93g/dl、ヘモグロビン蛋白質:5g/dl×
0.1=0.5g/dl)、8g/dl蛋白質標準液お
よび生理食塩水各々10μlに第1試薬400μlを加
え、37℃で5分間反応後、試薬ブランク(生理食塩
水)を対照に主波長546nm、副波長700nmにお
ける各々の吸光度差を測定する。次に第2試薬100μ
lを加え37℃で5分間反応後、再度各々の吸光度差を
測定する。前後の吸光度差を容量補正して差吸光度を求
める。ヘモグロビン添加検体の吸光度差と蛋白質標準液
の吸光度差を比較してヘモグロビン添加検体の蛋白質濃
度を求める。各pHにおけるヘモグロビン添加検体の総
蛋白質濃度をプロットした(図1)。
【0019】第1試薬のpHを11付近にすることによ
り、ヘモグロビン色素だけでなくヘモグロビン蛋白質の
影響も受けなくなる。ヘモグロビン蛋白質の影響を受け
ないことは測定方法としては問題であるが、臨床的な診
断に使用される場合、ヘモグロビン蛋白質の影響を受け
ないほうが良い。本発明は第1試薬のpHを調節するこ
とにより、溶血による(ヘモグロビン色素+ヘモグロビ
ン蛋白質)の干渉を回避できる。
【0020】実施例2 5g/dlヘモグロビンに代えて10mMBSP溶液を
用いる以外は実施例1と同様に操作した。BSP添加検
体の吸光度差と蛋白質標準液の吸光度差を比較してBS
P添加検体の総蛋白質濃度を求める。各pHにおけるB
SP添加検体の蛋白質濃度をプロットした(図2)。
【0021】第1試薬のpHを10以上にすることによ
り、BSPの干渉を受けなくなる。ただし、pH13以
上では蛋白質が発色することからpHは10〜13の範
囲で使用することが望ましい。
【0022】実施例3 第1試薬には15mM硫酸銅、30mMEDTA、0.
1Mグリシン、0.8M炭酸ナトリウムを加えpH1
1.3に水酸化ナトリウムにて調整したものを用いた。
第2試薬は2M水酸化リチウムになるように調製した。
2g/dlヒト血清アルブミンに1/10量の生理食塩
水、乳び、ヘモグロビン、ビリルビン、BSPおよびビ
ウレット反応陽性と言われているグリシン、グリシルグ
リシン、クレアチニン、尿素、硫酸アンモニウム、グル
コースおよびガラクトースを添加した。各物質はそれぞ
れ表1に記載の添加濃度(検体中濃度)になるように添
加した。各検体について実施例1と同様に操作した。生
理食塩水添加検体を蛋白質濃度1.80g/dlの標準
液として、各々の検体の総蛋白質濃度を求めた。
【0023】比較例1 (Doumasらの方法による定量) 12mM硫酸銅、32mM酒石酸ナトリウムカリウム、
30mMヨウ化カリウム、0.6M水酸化ナトリウムを
含む溶液をDoumas試薬として調製する。実施例3で調製
した各検体それぞれ10μlにDoumas試薬500μlを
加え37℃で10分間反応させた後、試薬ブランクを対
照に波長546nmにおける吸光度を測定した。また、
上記のDoumas試薬から銅を除いた試薬を調製し、同様に
操作して検体盲検を測定した。Doumas試薬を用いた測定
値より検体盲検を差し引いた値を測定した。実施例3の
本発明による各検体の総蛋白質濃度および比較例1のDo
umas試薬による各検体の総蛋白質濃度および該総蛋白質
濃度から検体盲検を差し引いた後の各検体の総蛋白質濃
度の結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】Doumas試薬を用いた検体盲検を差し引く方
法は、差し引かない方法に比べて明らかに干渉の受け方
に改善が観られた。しかしながら、ビリルビンの干渉に
ついては効果が観られない。検体中のビリルビンは銅イ
オンによりビリベルジンに変化するが、Doumas試薬を用
いた検体盲検を差し引く方法では試薬に銅イオンが入っ
ていないためビリルビンのままであるので検体盲検を差
し引いても補正できないからである。2試薬系で反応、
測定するデュポン社の総蛋白TPも、検体盲検を必要とせ
ず、乳びや溶血による干渉は回避できる。しかしながら
この方法でもビリルビンによる干渉が回避できない。な
ぜなら、デュポン社の総蛋白TPでは、はじめにアルカリ
溶液を、後で銅イオンを添加しているので発色前ではビ
リルビンのままであるが発色後はビリベルジンに変化し
ているため吸光度差にビリルビン−ビリベルジンの干渉
がおこるためである。本発明は2試薬とすること、尚且
つはじめに銅イオンを添加することで乳び、ヘモグロビ
ン、ビリルビン、BSPおよびビウレット反応陽性物質
に対して干渉を受けなくなる。本発明では発色前後とも
ビリベルジンに変換して測定しているため発色前後の吸
光度差にビリルビン−ビリベルジンの干渉がおこらな
い。
【0026】
【発明の効果】本発明の総蛋白質の定量方法は2試薬系
の2ポイント測定であるので検体盲検の必要性がなくな
り、乳びおよび溶血の干渉を回避することができる。は
じめに加える試薬に銅イオンを添加することにより、ビ
リルビンの干渉、ビウレット反応陽性物質であるアミノ
酸、糖類、クレアチニンなどの影響を回避することがで
きる。さらにはじめに加える試薬のpHを10〜13に
調製することによりヘモグロビン蛋白やBSPなどのア
ルカリ側で発色する物質の影響も受けない。また、後で
加えるアルカリ溶液を水酸化リチウムで調製することに
より少ないアルカリ量で感度良く測定できるため粘度を
低く抑えることができ、分注時の誤差による再現性の低
下が抑えられる。また使用するアルカリ溶液が少量です
むため廃液処理が容易で安全な試薬を供給できる。はじ
めに加える銅イオンを含む試薬を第1試薬、あとで加え
るアルカリ溶液を第2試薬とすることで本発明の総蛋白
質の定量用試薬を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶血干渉のpHによる影響を示したグラフであ
る。
【図2】BSP干渉のpHによる影響を示したグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−18059(JP,A) 特開 昭62−203063(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/68 G01N 31/00 G01N 31/22 122

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体を銅イオンを含む試薬と反応させた後
    にアルカリ溶液を含む試薬と反応させ、形成される検体
    中の蛋白質と銅イオンとの錯体の発色を測定することを
    特徴とする検体中の総蛋白質の定量方法。
  2. 【請求項2】検体を銅イオンを含む試薬と反応させた後
    に吸光度を測定し、次いでアルカリ溶液を含む試薬と反
    応させた後に再度吸光度を測定することを特徴とする検
    体中の総蛋白質の定量方法。
  3. 【請求項3】銅イオンを含む試薬のpHが10〜13の
    範囲にある請求項1または2記載の総蛋白質の定量方
    法。
  4. 【請求項4】アルカリ溶液が水酸化リチウム溶液である
    請求項1〜3のいずれかに記載の総蛋白質の定量方法。
  5. 【請求項5】銅イオンを含み且つアゾ染料を含まない
    1試薬と水酸化リチウムを含む第2試薬からなる総蛋白
    質の定量用試薬。
  6. 【請求項6】銅イオンを含む第1試薬のpHが10〜1
    3の範囲にある請求項記載の総蛋白質の定量用試薬。
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