JP3220121U - 結束テープ - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の如何に関わらず、容易に被結束固定物を結束することができる結束テープを提供する。【解決手段】結束テープ10は、被結束物Aに巻装して被結束物を被覆固定するテープ部11と、テープ部の長さ方向一端部に設けられてテープ部の長さ方向に沿って所定寸法分延設され、剥離紙15を剥離して被結束物を巻装状態で固定しうる粘着部と、粘着部の長さ方向端部側に設けられた解除用把持部13とを備え、粘着部及び解除用把持部は、テープ部の幅寸法よりも小さい幅寸法に形成されている。【選択図】図2
Description
本考案は、結束テープに係り、特に、ケーブル状の被結束物を結束する結束テープに関する。
日常の様々な場面で、多数本の紐、電気コード、帯紐等のケーブル状の物品を束ねて固定しておきたい事態がある。
このような場合、従来は、多数本の紐、所定の長さ寸法の折り畳んだ電気コード、帯紐等を、輪ゴムや結束バンドを使用して結束する場合が多かった。
この場合、輪ゴムは便利ではあるが結束力を確保するには複数本を要する場合があることからまとめて使用する場合には煩雑であった。
この場合、輪ゴムは便利ではあるが結束力を確保するには複数本を要する場合があることからまとめて使用する場合には煩雑であった。
また、このような従来の結束バンドは、バンド本体と、バンド本体を固定する係止部とにより構成されており、被結束物に巻き付けてからバンド本体を係止部に係止固定させるように構成されているが、バンド本体の剛性が高いことから係止作業も所定の力を要し、上記同様に、女性や子供では被結束物を容易に係止固定させることができない場合もあった。
また、特許文献1に示すような結束用粘着テープは、所定の長さ寸法に切断されて厚さ方向に多数枚積層して粘着固定されるか又は、切断可能に連続して形成され、全体として短円筒状のテープ巻装され、ミシン目で適宜の長さ寸法に切り取って使用するものであるが、粘着固定部が長さ方向において短く形成されていることから、電気コード等に捲装した後、粘着固定部により固定した場合であっても、固定力が不足し十分に結束することができない場合がある、という不具合があった。
また、一度使用して被結束物を結束した後に取り外す場合には、全体がベルト状で均一の幅寸法に形成されると共に、粘着固定部が幅方向全域に亘って形成されていることから、引きはがす場合には、粘着固定部の端部側に形成された非常に細幅の非粘着部を幅方向に沿って引きはがすものであり、引きはがしにくい、という不具合があった。
そこで、本考案にあっては、使用者の如何に関わらず、容易に被結束固定物を結束することができる結束テープを提供することにある。
請求項1記載の考案にあっては、被結束物に巻装して被結束物を被覆固定するテープ部と、前記テープ部の長さ方向一端部に設けられて前記テープ部の長さ方向に沿って所定寸法分延設され、被結束物を巻装状態で固定しうる粘着部と、前記粘着部の長さ方向端部側に設けられた解除用把持部とを備え、前記粘着部及び解除用把持部は、前記テープ部の幅寸法よりも小さい幅寸法に形成されていることを特徴とする。
従って、被結束物をテープ部により捲装して粘着部によりテープ部を被結束物に捲装固定する。
請求項2記載の考案にあっては、前記テープ部は、被結束物を固定できるための所定の幅寸法を有すると共に前記長さ方向一端部には、長さ方向端縁に向かって幅狭となるようなテーパ部が設けられ、前記テーパ部の長さ方向全域に亘って前記粘着部が設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の考案にあっては、前記解除用把持部は前記テーパ部の先端部に突出して設けられていることを特徴とする。
従って、結束テープを被結束物から解放する場合には、解除用把持部を摘まんで引くことにより粘着部をテープ部から離間させて固定を解除する。
請求項4記載の考案にあっては、前記テープ部は細長長方形状に形成されると共にテーパ部は平面縦長台形状に形成され、前記粘着部は前記テーパ部の幅方向中央部において前記テープ部よりも幅寸法の小さい細幅帯状に形成されて、前記テーパ部の幅方向中央部において前記テーパ部の長さ方向全域に亘って配設されていることを特徴とする。
請求項5記載の考案にあっては、前記粘着部の基端部には前記テーパ部の幅方向に沿って巻き終わり線部が設けられていることを特徴とする。
請求項6記載の考案にあっては、上記粘着部には剥離紙が設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の考案にあっては、被結束物に巻装して被結束物を被覆固定するテープ部と、前記テープ部の長さ方向一端部に設けられて前記テープ部の長さ方向に沿って所定寸法分延設され、被結束物を巻装状態で固定しうる粘着部と、前記粘着部の長さ方向端部側に設けられた解除用把持部とを備え、被結束物をテープ部により捲装して粘着部によりテープ部を被結束物に捲装固定するように構成され、粘着部が所定の長さ寸法を有することから、被結束物を捲装したテープ部を確実に固定することができ、従来のように、粘着固定部が長さ方向において短く形成されていることから、電気コード等に捲装した後、粘着固定部により固定した場合であっても、固定力が不足し十分に結束することができない場合がある、という不具合を解消することができる。
また、請求項1記載の考案にあっては、前記粘着部及び解除用把持部は、前記テープ部の幅寸法よりも小さい幅寸法に形成されていることから、結束後に結束を解除する場合には、解除用把持部を把持して引張した場合に、従来の結束具とは異なり、女性や子供であっても容易かつ軽快に粘着部を容易にテープ部から剥離させることができる。
また、テープ部により被結束物を卷装して固定するように構成されていることから、従来のような合成樹脂製の結束バンドは剛性が高く、係止作業も所定の力を要し、上記同様に、女性や子供では被結束物を容易に係止固定させることができない場合もある、という不具合を解消することができる。
請求項2記載の考案にあっては、前記テープ部は、被結束物を固定できるための所定の幅寸法を有すると共に前記長さ方向一端部には、長さ方向端縁に向かって幅狭となるようなテーパ部が設けられ、前記テーパ部の長さ方向全域に亘って前記テーパ部に前記粘着部が設けられると共に、請求項3記載の考案にあっては、前記粘着部は、前記テーパ部の長さ方向に沿って設けられていると共に、前記解除用把持部は前記テーパ部の先端部に突出して設けられていることから、結束テープにより結束を解除するために解除用把持部を把持して粘着部をテープ部から剥がす場合には、テーパ部が所定の長さ寸法に形成されており、長さ方向に沿って引きはがす力が伝達されやすいことから、容易に結束を解除することができる。
請求項5記載の考案にあっては、前記粘着部の基端部には前記テーパ部の幅方向に沿って巻き終わり線部が設けられていることから、テープ部を結束対象物に捲装する場合にどこまで有効にテープ部で捲装して固定できるかの判断が一目で行うことができ、結束作業を迅速に行うことができる。
請求項6記載の考案にあっては、上記粘着部には剥離紙が設けられていることから、非使用時には粘着部が様々なものに帳着してしまう事態を防止できると共に、結束が必要な際には容易に剥離して粘着部を露出させて粘着させることが可能となり、良好な使用状態を提供することができる。
以下、本考案に係る結束テープを実施の形態に基づき、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係る結束テープ10は、被結束物Aに巻装して被結束物を被覆固定するテープ部11と、前記テープ部11の長さ方向一端部に設けられて前記テープ部11の長さ方向に沿って所定寸法分延設され、被結束物Aを巻装状態で固定しうる粘着部12と、前記粘着部12に設けられた解除用把持部13とを備え、前記粘着部12及び解除用把持部13は、前記テープ部11の幅寸法よりも小さい幅寸法に形成されている。
本実施の形態に係る結束テープ10は、被結束物Aに巻装して被結束物を被覆固定するテープ部11と、前記テープ部11の長さ方向一端部に設けられて前記テープ部11の長さ方向に沿って所定寸法分延設され、被結束物Aを巻装状態で固定しうる粘着部12と、前記粘着部12に設けられた解除用把持部13とを備え、前記粘着部12及び解除用把持部13は、前記テープ部11の幅寸法よりも小さい幅寸法に形成されている。
テープ部11は、被結束物Aを固定できるための所定の長さ寸法及び幅寸法を有すると共に前記長さ方向一端部には、長さ方向端縁に向かって幅狭となるようなテーパ部14が設けられ、前記テーパ部14の長さ方向全域に亘って粘着部が12設けられている。
なお、被結束物Aの大きさに応じて使用できるように、複数の長さ寸法のテープ部を備えた複数種類の結束テープ10が準備される。
なお、被結束物Aの大きさに応じて使用できるように、複数の長さ寸法のテープ部を備えた複数種類の結束テープ10が準備される。
テープ部11は、本実施の形態にあっては細長長方形帯状に形成され、テープ部11及びテーパ部14は、軟質であって結束対象物を所定の強度を以て結束しうる所定の剛性を有する素材により形成されており、例えば、ビニール、エチレン系の合成樹脂、ゴム等の軟質素材からなる。
粘着部12は、テーパ部14の長さ方向に沿って設けられていると共に、解除用把持部13はテーパ部14の先端部に突出して設けられている。
本実施の形態にあっては、テーパ部14は平面略高さ寸法の大きな台形状に形成されており、頂部に解除用把持部13が平面長方形状の細長片により形成されている。
テープ部11は細長長方形状に形成されると共に、前記粘着部12はテーパ部14の上辺部と同一の幅寸法の細幅の帯状に形成されて、テーパ部14の幅方向中央部において長さ方向全域に亘って配設されている。
テープ部11は細長長方形状に形成されると共に、前記粘着部12はテーパ部14の上辺部と同一の幅寸法の細幅の帯状に形成されて、テーパ部14の幅方向中央部において長さ方向全域に亘って配設されている。
本実施の形態にあっては、粘着部12には粘着部と平面同一形状の剥離紙15が表面部に付着しており、結束時には剥離紙15を剥離させて粘着部12を露出させられるように構成されている。また、本実施形態にあっては、解除用把持部13は粘着部12と同一の幅寸法の平面長方形状に形成されている。
また、本実施の形態にあっては、粘着部12の基端部にはテーパ部14の幅方向に沿って巻き終わり線部16が設けられている。
図2に示すように、本実施の形態に係る結束テープ10により、例えば、被結束物Aとしてのパソコン用ケーブルを結束する場合には、所定の長さ寸法に折り畳んだパソコン用ケーブルの中央部にテープ部10を巻き付け、剥離紙15を剥離させて粘着部12を露出させ、図3に示すように、粘着部12をテープ部11の外表面部に粘着させることにより固定させて結束を完了する。
この場合、テープ部11及びテーパ部14は、軟質であって結束対象物を所定の強度を以て結束しうる所定の剛性を有する素材により形成されており、例えば、ビニール、エチレン系の合成樹脂、ゴム等の軟質素材からなっていると共に、粘着部14によりテープ部11に固定して結束するように構成されていることから、従来の結束具等とは異なり、係止具を係止する場合に所定の力を要することがなく、子供や女性でも容易に被結束物Aに巻き付けて固定して結束することが可能となる。
次に、結束を解除する場合には、先端部に突出して解除用把持部13を指で掴み、テープ部11の長さ方向に引っ張る。この場合、解除用把持部13は粘着部12の幅寸法と同一の幅寸法に形成されていると共に、粘着部12はテーパ部14の全域に亘って形成されていることから、解除用把持部13を引っ張った際に引っ張り力が、解除用把持部13は細幅ではあるがテーパ部14の幅方向全域に有効に作用することから、テーパ部14に形成された粘着部12を容易かつ軽快にテープ部11から引きはがすことができる。
また、本実施の形態にあっては、粘着部12の基端部には前記テーパ部14の幅方向に沿って巻き終わり線部16が設けられていることから、結束時に、被結束物Aの大きさによりテープ部11の終端部を容易に知ることができるため、被結束物Aの大きさによって適切な長さ寸法の結束テープ10を使用することができる。
その結果、テープ部11も容易に解放することができ、被結束物Aとしてのパソコン用ケーブルの結束を容易かつ迅速に解除することができる。
図4は、本考案に係る結束テープの他の実施の形態を示す。
本実施の形態に係る結束テープ17にあっては、前記実施の形態に係る結束テープ10とは異なり、幅寸法が大きく形成されている他は、前記実施の形態に係る結束テープ10と同一の構成である。
本実施の形態に係る結束テープ17にあっては、前記実施の形態に係る結束テープ10とは異なり、幅寸法が大きく形成されている他は、前記実施の形態に係る結束テープ10と同一の構成である。
本実施の形態に係る結束テープ17は幅寸法が大きく形成されていることから、長さ寸法の大きな被結束物を結束する場合に好適である。
本考案に係る結束テープにあっては、広く被結束物を結束する結束テープに適用することができることから産業上の利用可能性を有している。
10 結束テープ
11 テープ部
12 粘着部
13 解除用把持部
14 テーパ部
15 剥離紙
16 巻き終わり線
17 結束テープ
A 被結束物
11 テープ部
12 粘着部
13 解除用把持部
14 テーパ部
15 剥離紙
16 巻き終わり線
17 結束テープ
A 被結束物
Claims (6)
- 被結束物に巻装して被結束物を被覆固定するテープ部と、前記テープ部の長さ方向一端部に設けられて前記テープ部の長さ方向に沿って所定寸法分延設され、被結束物を巻装状態で固定しうる粘着部と、前記粘着部の長さ方向端部側に設けられた解除用把持部とを備え、前記粘着部及び解除用把持部は、前記テープ部の幅寸法よりも小さい幅寸法に形成されていることを特徴とする結束テープ。
- 前記テープ部は、被結束物を固定できるための所定の幅寸法を有すると共に前記長さ方向一端部には、長さ方向端縁に向かって幅狭となるようなテーパ部が設けられ、前記テーパ部の長さ方向全域に亘って前記粘着部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の結束テープ。
- 前記解除用把持部は前記テーパ部の先端部に突出して設けられていることを特徴とする請求項2記載の結束テープ。
- 前記テープ部は細長長方形状に形成されると共にテーパ部は平面縦長台形状に形成され、前記粘着部は前記テーパ部の幅方向中央部において前記テープ部よりも幅寸法の小さい細幅帯状に形成されて、前記テーパ部の幅方向中央部において前記テーパ部の長さ方向全域に亘って配設されていることを特徴とする請求項3記載の結束テープ。
- 前記粘着部の基端部には前記テーパ部の幅方向に沿って巻き終わり線部が設けられていることを特徴とする請求項4記載の結束テープ。
- 上記粘着部には剥離紙が設けられていることを特徴とする請求項5記載の結束テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018004678U JP3220121U (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | 結束テープ |
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JP (1) | JP3220121U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022210055A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 日東電工株式会社 | 粘着シート、接合体、及び接合体の分離方法 |
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2018
- 2018-12-03 JP JP2018004678U patent/JP3220121U/ja active Active
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WO2022210055A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 日東電工株式会社 | 粘着シート、接合体、及び接合体の分離方法 |
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