JP3219239B2 - 車両のシートスライド装置 - Google Patents

車両のシートスライド装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のシートスライ
ド装置に関し、特に車両シートの移動範囲を選択できる
シートスライド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】RV(レクリエーショナル・ビークル)
車等においては、リヤシートを前後に二列設けて多くの
乗員が搭乗できるようにしたものが多い。この場合、前
後のリヤシートをシートスライド装置によってそれぞれ
前後方向へ移動自在として、搭乗人数や荷物の多少に応
じて車室内を有効に利用できるようにしている。
【0003】ところで、前側リヤシートの後方への移動
範囲は後側リヤシートに乗員が着座している場合には乗
員との干渉を避けるために制限する必要があり、一方、
後側リヤシートに乗員が着座していない場合には前側リ
ヤシートの後方への移動範囲を最大にして、快適な居住
性を確保できることが望ましい。
【0004】そこで、例えば特開平6−336131号
公報には、スライドレールに着脱できるストッパを用意
して、スライドレールの所定位置にストッパを取り付け
ることによって車両シートの移動範囲を制限するものが
提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案のシ
ートスライド装置では、車両シートの移動範囲を制限す
るか否かによって、ストッパをその都度着脱する必要が
あるため手間取り、また、不使用時のストッパの保管等
も煩雑であるという問題があった。
【0006】本発明はこのような課題を解決するもの
で、車両シートの移動範囲を制限するか否かを簡単な操
作で迅速に選択できるとともに、ストッパを保管する等
の手間も必要としない車両のシートスライド装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
め、本第1発明では、車両シート(S)の下面に設けた
アッパレール(1A,1B)を、車両フロア(F)に設
けたロアレール(2A,2B)上で摺動させて車両シー
ト(S)を移動自在となしたシートスライド装置におい
て、車両シート(S)を所定の移動位置で位置決めする
位置決め手段(5,211,212)と、位置決め手段
(5)を作動させる第1の操作手段(3A,3B)と、
車両シート(S)の移動を所定範囲内に制限する移動制
限手段(7,22)と、移動制限手段(7,22)の作
動と非作動を選択する第2の操作手段(4)とを設け
かつ移動制限手段を、車両シート(S)の移動端を除く
中間位置において、車両シート(S)側ないし車両フロ
ア(F)側の一方に設けたストッパ(22)と、車両シ
ート(S)側ないし車両フロア(F)側の他方に進退自
在に設けられ、進出位置にある時に、車両シート(S)
の移動途中でストッパ(22)に当接係合して車両シー
ト(S)のそれ以上の移動を制限する移動制限片(7)
とで構成し、かつ移動制限片(7)を、アッパレール
(1A,1B)に設けた軸受部(142)間に架設した
回転軸(143)に支持させて傾倒回動可能に設け、移
動制限片(7)には一端に第2の操作手段(4)が連結
されるとともに、ストッパ(22)に当接係合する移動
制限片(7)の他端(73)をその幅とほぼ同幅の、前
記アッパレール(1A,1B)に形成された開口(11
2)内に位置させる。
【0008】本第1発明において、車両シートは位置決
め手段を作動させることによって、所定の移動位置で位
置決めされる。この車両シートの移動範囲は移動制限手
段により制限され、移動範囲を制限するか否かは、第2
の操作手段によって移動制限手段を作動させあるいは非
作動とすることによって迅速になされる。したがって従
来のように、車両シートの移動を制限するか否かにより
ストッパを着脱し、あるいは離脱したストッパを別に保
管する等の手間は要しない。また、ストッパに当接する
移動制限片の進出と退入を選択操作することにより、車
両シートの移動範囲を制限するか否かを簡易かつ迅速に
選択することができる。さらに、移動制限片の他端がス
トッパ部に当接した際に強い衝撃を受けても、上記他端
がこれに近接する開口縁に当接して移動制限片の過度な
変位が規制される結果、軸受部に変形を生じることが防
止される。
【0009】
【0010】
【0011】本第発明では、車両シート(S)は二人
掛けのベンチシートであり、第2の操作手段(4)は車
両シート(S)の隣接する着座部の間に単一で設けられ
て、左右のアッパレール(1A,1B)にそれぞれ設け
た移動制限片(7)に連結されている。
【0012】本第発明においては、左右のアッパレー
ルにそれぞれ設けた移動制限片を単一の第2の操作手段
により同時作動させることができ、移動制限およびその
解除の選択がスムーズになされる。
【0013】本第発明では、第2の操作手段(4)
は、移動制限片(7)をストッパ(22)に当接しない
位置へ退避作動させるものである。
【0014】本第発明においては、第2の操作手段を
操作しない状態では常に移動制限片が進出しており、車
両シートの移動途中でストッパに当接係合してそれ以上
の移動を制限する。したがって、第2の操作手段を操作
し忘れても、必要以上に車両シートが移動することはな
い。
【0015】本第発明では、ストッパ(22)および
移動制限片(7)の少なくとも一方の形状を、車両シー
ト(S)が移動制限範囲内に戻る際にはストッパ(2
2)と移動制限片(7)が当接しても両者が係合しない
形状に設定する。
【0016】本第発明においては、移動制限を解除し
て車両シートが移動制限範囲外へ出た後、再び移動制限
範囲内に戻る際には、第2の操作手段を操作して移動制
限片を退避作動させておく必要はなく、操作の煩雑性が
軽減される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には本発明のシートスライド
装置を内設した、車両の前側リヤシート(以下、単にリ
ヤシートという)の外観を示す。リヤシートSは二人掛
けのベンチシートであり、シートクッションS1の左右
両端の下面には、後に内部構造を詳述するアッパレール
1A,1Bが設けられている。これらアッパレール1
A,1Bは、車両フロアF上を前後方向へ平行に延びる
左右のロアレール2A,2B上に摺動自在に載置されて
おり、リヤシートSはロアレール2A,2B上を前後へ
移動できる。左右のアッパレール1A,1Bの内方の、
シートクッションS1下方には、先端を外側へ屈曲させ
た第1の操作手段たる位置決め用の操作レバー3A,3
Bが前方へ向けてそれぞれ設けてあり、また、シートク
ッションS1の中央部下方には、第2の操作手段たる移
動規制解除用の操作レバー4が設けてある。
【0018】左右のアッパレール1A,1Bは図2に示
すように、レール本体11が垂直姿勢の板体で、その上
面の前後位置にはシートクッションS1の取付座12,
13が形成されている。各操作レバー3A,3Bはアッ
パレール1A,1Bのレール本体11板面に沿って後方
へ延び(一方のみ図示)、その後端は位置決め手段を構
成し詳細を後述する位置決め片5に至っている。また、
左右の操作レバー3A,3Bは各ロッド部31に設けた
操作バー32がワイヤ61,62によって互いに連結さ
れている。各アッパレール1A,1Bには操作バー32
に近い位置にそれぞれ詳細を後述する移動制限片7が設
けられており、これら移動制限片7はそれぞれワイヤ6
3,64によって操作レバー4に連結されている。な
お、アッパレール1Aおよび1Bと、ロアレール2Aお
よび2Bは同一構造である。
【0019】図3には右側アッパレール1Aとロアレー
ル2Aの詳細な斜視図を示し、図4にはこれらから操作
レバー3Aと位置決め片5を省略した斜視図を示す。図
3において、操作レバー3Aは、アッパレール1Aのレ
ール本体11内側面の前後位置に設けたブラケット1
4,15の各支持部141,151により回転自在に支
持されており、そのロッド部31後端は外方へ屈曲して
位置決め片5の板面を貫通している。位置決め片5は長
板体で、図5に示すように、略コ字断面のブラケット1
5の上下辺にそれぞれ設けたグロメット152,153
内に上下動自在に挿通されており、板面の貫通孔51内
に挿入された操作レバー3Aのロッド部31後端が図の
矢印のように回動させられる(図の実線と鎖線の間)の
に応じて上下に操作される。
【0020】下方に操作された状態で位置決め片5の下
端は図に示すように、ロアレール2Aの内側面に沿って
設けた位置決めパネル21(図3)の開口211内に挿
入され、これにより、アッパレール1Aの移動が規制さ
れる。上記開口211,212は、位置決めパネル21
の長手方向へ多数設けられており、最後端の開口212
を除いて、等間隔で設けられている。
【0021】操作レバー3Aは、そのロッド部31に設
けた凸片311(図3)とレール本体11の板面との間
に配したコイルバネ33によって、位置決め片5を下方
へ押しやるように回転付勢されている。リヤシートSを
移動させる場合には、前端操作部34により操作レバー
3Aをコイルバネ33のバネ力に抗して回転操作して、
位置決め片5を位置決めパネル21の開口211から抜
き出す。これによりリヤシートSの移動が可能となる。
リヤシートSを適当位置へ移動させた後に上記操作部3
4から手を放すと、操作レバー3Aがコイルバネ33に
より戻し操作されて、位置決め片5が位置決めパネル2
1の他の開口211内へ挿入され、この位置でリヤシー
トSが固定される。
【0022】操作レバー3Aのロッド部31に設けた操
作バー32にはその上下端に、図3に示すように、他方
の操作レバー3Bの操作バーから至ったワイヤ61,6
2が結合されているが、これらワイヤ61,62は途中
で交差して(図2)他方の操作レバー3Bの操作バーに
は上下が逆に結合されている。したがって、位置決めパ
ネル21の開口211内から位置決め片5を抜き出すよ
うに一方の操作レバー3Aないし3Bを回動操作する
と、他方の操作レバー3Bないし3Aはこちら側の位置
決め片5を抜き出すように回動させられ、この結果、両
側の位置決め片5が同時に抜き出されてスムーズなシー
ト移動が保証される。
【0023】なお、アッパレール1Aのレール本体11
は図5に示すように、二枚の板材を接合したもので、そ
の下端111は各板材が水平方向へ屈曲させられて逆T
字断面となっている。ロアレール2Aはレール本体11
の下端111を包むような略U字断面をなし、これらの
間に介設されたローラ23とボール24,25により、
アッパレール1Aは垂直姿勢を保持しつつロアレール2
Aに沿って移動できる。
【0024】図4において、移動制限片7はブラケット
14とアッパレール1Aのレール本体11板面の開口内
に位置している。その詳細を図6に示し、移動制限片7
は板体を屈曲成形したもので、上半71は直線状に上方
へ延び、上端にワイヤ取付用の通孔711が設けられて
いる。移動制限片7の下半72は、レール本体11板面
の開口112内へ湾曲しつつ下方へ延び、下端73は鉤
状に屈曲してレール本体11の板面から位置決めパネル
21上へ突出している。この下端73の前後幅と開口1
12の前後幅はほぼ同じ寸法としてある。移動制限片7
は、ブラケット14の前後の開口縁の軸受部142(図
4に一方のみ図示)間に架設された回転軸143に下半
72の中間位置が支持されて、図6の鎖線で示すよう
に、レール本体11の板面から離れる内方へ傾倒回動可
能である。この移動制限片7は、上端部とブラケット1
4の間に設けたコイルバネ74によって、図6の実線で
示す直立姿勢に付勢されている。
【0025】位置決めパネル21の内側縁には長手方向
の一部を切り起こしてストッパ部22が形成してあり
(図3、図4)、このストッパ部22は前側面22a
(図7の左側面)が直立する平面となり、後側面22b
は後方へ膨出しつつ下方へ向かう曲面となっている。移
動制限片7は直立姿勢では、その下端73がアッパレー
ル1Aの後方移動時にストッパ部22の前側面22aと
干渉するような位置にある(図8)。したがって、移動
制限片7を直立させた状態では、アッパレール1Aは、
移動制限片7の下端73がストッパ部22に当接するま
での範囲内でのみ移動可能であり、これより後方への移
動は規制される。なお、図8で明らかなように、移動制
限片下端73は前側コーナ部731が斜めに成形してあ
り、一方、ストッパ部22は後方へ向かうにつれてレー
ル本体11の板面から離れるように、すなわち移動制限
片下端73の移動軌跡外へ出るように傾斜させてある。
【0026】図3において、シート中央に設けた操作レ
バー4は、その中間位置が図略のシートフレームに軸支
されて水平面内で回動操作可能であり、移動制限片7の
上端に結合されたワイヤ63の先端が、操作レバー4の
後端に結合されている。また、反対側のアッパレール
(図示略)に設けた移動制限片から延びるワイヤ64の
先端は、操作レバー4にその軸支点より前側位置で結合
されている。したがって、操作レバー4を図の時計方向
へ回動させると、両ワイヤ63,64により左右の移動
制限片7の上端がいずれも内方へ引かれ、両移動制限片
7は内方へ傾倒してその下端73が図6の鎖線で示すよ
うに、ストッパ部22と干渉しない位置へ退避させられ
る。これにより、ストッパ部22を越えて移動制限片7
が移動できるようになり、アッパレール1A、すなわち
リヤシートSを大きく後方へ移動させることができる。
【0027】このようなシートスライド装置において、
後側リヤシートに乗員が着座している場合には、左右い
ずれかの操作レバー3A,3Bを回動操作して、位置決
め片5を位置決めパネル21の開口211から抜き出
す。この状態では、前側リヤシートSは、移動制限片7
がストッパ部22に当接するまでの範囲内でのみ前後に
移動でき、位置決め片5を位置決めパネル21の所望の
開口211内へ挿入することによって前側リヤシートS
は所望の移動位置で固定される。前側リヤシートSの後
方移動が、移動制限片7とストッパ部22によって所定
範囲内に制限されていることにより、後方へ移動した前
側リヤシートSが後側リヤシートに着座している乗員と
干渉することはない。なお、移動制限片7がストッパ部
22に当接した際に強い衝撃を受けても、鉤状の下端7
3がこれに近接する開口112の縁に当接して移動制限
片7の過度な変位が規制され、これにより軸受部142
に変形を生じることが防止される。
【0028】後側リヤシートに乗員が着座していない場
合には、左右のいずれかの操作レバー3Aないし3Bと
共に、左右の着座部中央にある操作レバー4を同時に操
作する。これにより、位置決め片5が位置決めパネル2
1の開口211から抜き出されるとともに、移動制限片
7が内方へ傾倒してその下端73がストッパ部22と干
渉しない位置に退避させられる。これにより、前側リヤ
シートSを後側リヤシートに近接する最後位置まで大き
く移動させることができ、位置決め片5を位置決めパネ
ル21の最後部の開口212内へ挿入すると、前側リヤ
シートSは後側リヤシートに近接する位置で固定され
る。これにより、快適な居住性を確保することができ
る。
【0029】なお、アッパレール1Aの後方移動は、レ
ール本体下端111に接して転動するローラ23(図
7)がレール本体下端111に形成された突起113と
ロアレール2Aに設けたカシメ部材26との間に挟まれ
ることにより停止させられ、一方、アッパレール1Aの
前方移動は、上記ローラ23がレール本体下端111の
突起114とロアレール1A底壁の突起25との間に挟
まれることにより停止させられる。
【0030】前側リヤシートSを最後位置から前方へ戻
す場合には、左右のいずれかの操作レバー3Aないし3
Bのみを操作して位置決め片5を位置決めパネル21の
開口212から抜き出し、前側リヤシートSを前方へ移
動させる。移動途中で移動制限片下端73の前側コーナ
部731がストッパ部22の後側面22bに当接する
が、後者の曲面によって前者の斜面が押されて移動制限
片7は自動的に傾倒し、その下端73が退避させられ
る。この結果、操作レバー4を何ら操作することなく前
側リヤシートSを前方位置へ戻すことができる。
【0031】本発明が適用できるシートは前側リヤシー
トに限られるものでないことはもちろんである。また、
上記実施形態では位置決め手段を位置決め片5とこれが
挿入される開口211,212とで構成したが、このよ
うな構造に限られるものではない。上記実施形態では、
後方へのシート移動範囲を制限する場合について説明し
たが、前方へのシート移動範囲を制限する場合にも本発
明を適用することができる。移動制限手段としては移動
制限片7とストッパ22に限られず種々の構造が採用で
きる。また、移動制限片7をロアレール2A,2B側に
設け、ストッパ22をアッパレール1A,1B側に設け
るようにしても良い。さらに、操作レバー4によって移
動制限片7を進出作動させる構造とすることも可能であ
る。上記実施形態では、移動制限片7の下端コーナ部7
31を斜面とするとともにストッパ22の後側面22b
を曲面として、後方の移動制限範囲外から移動制限範囲
内へ戻る際には自動的に移動制限片7の下端73が退避
させられる構造としたが、移動制限片下端73ないしス
トッパ22のいずれか一方のみに斜面ないし曲面を形成
して移動制限片下端73を退避させるようにもできる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の車両のシートス
ライド装置によれば、車両シートの移動範囲を制限する
か否かを簡単な操作で迅速に選択できるとともに、移動
範囲の制限を解除する場合に、ストッパを取り去り保管
する等の手間も必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の前側リヤシートの全体斜視図である。
【図2】シートスライド装置の全体斜視図である。
【図3】一方のレール部の拡大斜視図である。
【図4】位置決め片等を除いた一方のレール部の拡大斜
視図である。
【図5】図3のV −V 線に沿った断面図である。
【図6】図4のVI-VI 線に沿った断面図である。
【図7】ロアレールの要部側面図である。
【図8】ロアレールの要部平面図である。
【符号の説明】
1A,1B…アッパレール、2A,2B…ロアレール、
211,212…開口、22…ストッパ、3A,3B…
操作レバー、4…操作レバー、5…位置決め片、7…移
動制限片、F…車両フロア、S…前側リヤシート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平7−40247(JP,U) 実開 平2−56027(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両シート(S)の下面に設けたアッパ
    レール(1A,1B)を、車両フロア(F)に設けたロ
    アレール(2A,2B)上で摺動させて前記車両シート
    (S)を移動自在となしたシートスライド装置におい
    て、前記車両シート(S)を所定の移動位置で位置決め
    する位置決め手段(5,211,212)と、前記位置
    決め手段(5)を作動させる第1の操作手段(3A,3
    B)と、前記車両シート(S)の移動を所定範囲内に制
    限する移動制限手段(7,22)と、前記移動制限手段
    (7,22)の作動と非作動を選択する第2の操作手段
    (4)とを設け、かつ前記移動制限手段を、前記車両シ
    ート(S)の移動端を除く中間位置において、車両シー
    ト(S)側ないし車両フロア(F)側の一方に設けたス
    トッパ(22)と、前記車両シート(S)側ないし車両
    フロア(F)側の他方に進退自在に設けられ、進出位置
    にある時に、前記車両シート(S)の移動途中で前記ス
    トッパ(22)に当接係合して前記車両シート(S)の
    それ以上の移動を制限する移動制限片(7)とで構成
    し、かつ前記移動制限片(7)を、前記アッパレール
    (1A,1B)に設けた軸受部(142)間に架設した
    回転軸(143)に支持させて傾倒回動可能に設け、前
    記移動制限片(7)には一端に前記第2の操作手段
    (4)が連結されるとともに、前記ストッパ(22)に
    当接係合する前記移動制限片(7)の他端(73)をそ
    の幅とほぼ同幅の、前記アッパレール(1A,1B)に
    形成された開口(112)内に位置させたことを特徴と
    する車両のシートスライド装置。
  2. 【請求項2】 前記車両シート(S)は二人掛けのベン
    チシートであり、前記第2の操作手段(4)は前記車両
    シート(S)の隣接する着座部の間に単一で設けられ
    て、左右のアッパレール(1A,1B)にそれぞれ設け
    た前記移動制限片(7)に連結されていることを特徴と
    する請求項に記載の車両のシートスライド装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の操作手段(4)は、操作時に
    前記移動制限片(7)を前記ストッパ(22)に当接し
    ない位置へ退避作動させるものであることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の車両のシートスライド装置。
  4. 【請求項4】 前記ストッパ(22)および移動制限片
    (7)の少なくとも一方の形状を、前記車両シート
    (S)が移動制限範囲内に戻る際には前記ストッパ(2
    2)と前記移動制限片(7)が当接しても両者が係合し
    ない形状に設定したことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか一つに記載の車両のシートスライド装置。
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KR20230170246A (ko) * 2022-06-10 2023-12-19 주식회사다스 이동식 레일장치
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