JP3217761U - 集塵機 - Google Patents

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義次 高見
義次 高見
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Abstract

【課題】集塵室内に配置されるフィルタユニットの状態を確実に点検できる集塵機を提供する。
【解決手段】集塵機は、空気から覗き板52の裏板平面52Bに付着した塵埃を除去するワイパーユニットを備える。ワイパーユニットは、ワイパーハンドル64を回転することで、ワイパー回転軸63、ワイパーア−ム65及びワイパーブレード66を同時に回転する。ワイパーブレード66は、回転に伴って、覗き板52の裏板平面52Bから塵埃を取り除く。ワイパーブレード66は、コイルバネ69のバネ力によって、覗き板52の裏板平面52Bに押圧されることから、回転中に、覗き板52の裏板平面52Bから離間することなく、確実に、覗き板52の裏板平面52Bから塵埃を除去できる。
【選択図】図12

Description

本考案は、空気に含まれる塵埃を捕捉する集塵機に関する。
空気中に含まれる塵埃を捕捉する技術として、特許文献1は集塵機を開示する。集塵機は、ハウジング、ブロアユニット、円筒状のメインフィルタを備える。集塵機において、ハウジングは、上下にモータ室、及び集塵室を有し、モータ室にブロアユニットを配置する。円筒状のメインフィルタは、フィルタ上端を集塵室内の上板に吊下げて集塵室内に配置される。円筒状のメインフィルタは、フィルタ下端を底板にて閉塞して集塵室内に配置される。集塵機は、ブロアユニットにてハウジングの吸気口から空気を吸引し、集塵室からメインフィルタを通過する空気流を発生する。空気は、吸気口から集塵室に流込み、メインフィルタを通過してブロアユニットに流れる。メインフィルタは、空気中に含まれる微細塵埃等(溶接スパッタや溶接ヒュームの粉塵)を捕捉する。ブロアユニットは、吸引した空気をハウジング外に排気する。
集塵機では、ハウジング内のメインフィルタの状態(破損等)を確認するため、ハウジングにフィルタ点検窓を配置する。フィルタ点検窓は、円筒状のメインフィルタに対向するハウジングに形成されて、メインフィルタを配置する集塵室に開口される覗き窓と、覗き窓を閉塞する透明な覗き板から構成される。
集塵機において、フィルタ点検窓から集塵室内のメインフィルタを目視して、メインフィルタの状態(破損等)を点検する。
特開2002−224838号公報
従来の集塵機では、塵埃(溶接ヒューム等)を含む空気を集塵室内に流入すると、空気に含まれる塵埃がフィルタ点検窓の覗き板に付着する。覗き板に塵埃が付着すると、集塵室内の視認が遮られ、集塵室内のメインフィルタの状態(破損等)を点検できなくなる。
本考案は、集塵室内に配置されるフィルタの状態を確実に点検できる集塵機を提供することにある。
本考案に係る請求項1は、両筒端が閉塞され、内部空間を区画する集塵筒体、前記集塵筒体に形成され、前記内部空間に開口する空気吸入口、前記集塵筒体に形成され、前記内部空間に開口する清浄空気流出口を有する集塵機本体と、前記集塵筒体内において、前記空気吸入口及び前記清浄空気流出口の間に配置され、前記内部空間を前記空気吸入口側の集塵室及び前記清浄空気流出口側の清浄空気室に区画し、前記集塵室内の空気から塵埃を捕捉するフィルタユニットと、前記清浄空気流出口に連通され、前記清浄空気室内の空気を吸引して前記集塵室から前記フィルタユニットを通過して前記清浄空気室に流れる空気流を発生し、吸引した空気を外気に排気する送風機と、前記集塵室を通して前記フィルタユニットに対向する位置の前記集塵筒体に形成され、前記集塵室内に開口する覗き窓穴、前記集塵室内に配置されて前記集塵筒体に取付けられ、表板面を前記集塵筒体に気密に当接して前記覗き窓穴を閉塞する透明な覗き板を有するフィルタ点検窓と、前記覗き板を通して前記フィルタユニットを視認可能として前記覗き板に配置され、前記集塵室の空気から前記覗き板の裏板平面に付着する塵埃を除去するワイパーユニットと、を備え、前記ワイパーユニットは、前記集塵筒体の外側に位置して前記覗き板に取付けられ、前記覗き板の前記裏板平面に直交する直交方向において、前記覗き板の前記表板面から前記集塵筒体の外側に突出される軸受けブッシュと、前記直交方向において、前記軸受けブッシュ及び前記覗き板を貫通して前記集塵室内及び前記集塵筒体の外側に延在され、前記軸受けブッシュにて回転自在及び前記直交方向に摺動自在に支持されるワイパー回転軸と、前記直交方向において、前記軸受けブッシュに間隔を隔てて前記集塵筒体の外側に配置され、前記集塵筒体の外側に位置する前記ワイパー回転軸の外軸端側に取付けられるワイパーハンドルと、前記軸受けブッシュ及び前記ワイパーハンドルの間に配置され、前記軸受けブッシュに当接して前記ワイパー回転軸に外嵌される軸受け筒部材と、前記軸受け筒部材及び前記ワイパーハンドルの間に配置され、前記ワイパーハンドルに当接して前記ワイパー回転軸に外嵌されるハンドル筒部材と、前記直交方向において、前記覗き板の前記裏板平面に間隔を隔てて前記集塵室内に配置され、前記集塵室内に位置する前記ワイパー回転軸の内軸端側に固定され、及び前記ワイパー回転軸から前記覗き板の前記裏板平面に平行する平行方向に延在されるワイパーアームと、軟質ウレタンフォームで形成され、前記ワイパーアームに取付けられるワイパーブレードと、前記軸受け筒部材及び前記ハンドル筒部材の間に配置され、前記ワイパー回転軸に隙間を隔てて外嵌されるコイルバネと、を備え、前記ワイパーブレードは、前記水平方向において、前記ワイパー回転軸から前記覗き窓穴の穴縁の間に延在され、前記ワイパー回転軸及び前記覗き窓穴の前記穴縁の間にて、前記覗き板の前記裏板平面に当接され、前記コイルバネは、圧縮状態において、一方のバネ端を前記ハンドル筒部材に当接し、及び他方のバネ端を前記軸受け筒部材に当接して配置されることを特徴とする集塵機である。
本考案に係る請求項2は、前記ワイパー回転軸に取外自在にされ、前記直交方向の筒長の異なる複数の前記ハンドル筒部材を備え、複数から選択した1のハンドル筒部材は、前記ワイパーハンドル及び前記コイルバネの一方のバネ端の間に配置され、前記ワイパーハンドルに当接して前記ワイパー回転軸に外嵌されることを特徴とする請求項1に記載の集塵機である。
本考案に係る請求項3は、前記ワイパー回転軸に取外自在にされ、前記直交方向の筒長の異なる複数の前記軸受け筒部材を備え、複数から選択した1の軸受け筒部材は、前記軸受けブッシュ及び前記コイルバネの他方のバネ端の間に配置され、前記軸受けブッシュに当接して前記ワイパー回転軸に外嵌されることを特徴とする請求項1に記載の集塵機である。
本考案に係る請求項4は、前記ワイパーブレードは、軟質ウレタンフォームであって、マイクロセルウレタンフォームで形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の集塵機である。
本考案に係る請求項1では、送風機を駆動することで、塵埃を含む空気は、空気吸入口から集塵室内に流入し、フィルタユニットを通過して清浄空気室内に流れ込む。フィルタユニットは、通過する空気から塵埃を捕捉する。清浄空気室内に流れ込んだ空気は、清浄空気流出口から送風機に吸引され、送風機は、吸引した空気(清浄空気)を外気(集塵機本体の外側)に排気する。
集塵室内に流入した空気は、フィルタ点検窓の覗き板の裏板平面に接触して、空気に含まれる塵埃は覗き板の裏板平面に付着する。覗き板の裏板平面に塵埃が付着すると、ワイパーハンドルを回転して、ワイパーユニットにて覗き板の裏板平面から塵埃を取り除く。ハンドルを回転すると、ワイパー回転軸、軸受け筒部材、ハンドル筒部材、コイルバネ(圧縮コイルバネ)、ワイパーア−ム及びワイパーブレードも同時に回転する。
これにより、ワイパーブレードは、回転に伴って、覗き板の裏板平面から塵埃を取り除く。ワイパーブレードは、コイルバネ(圧縮コイルバネ)のバネ力(付勢力)によって、覗き板の裏板平面に押圧されることから、回転中に、覗き板の裏板平面から離間することなく、確実に、覗き板の裏板平面から塵埃を拭取ることができる。
このように、ワイパーユニットによって、覗き板の裏板平面から塵埃を除去することで、フィルタ点検窓からフィルタユニットの状態を確実に確認(検査)できる。
本考案に係る請求項2は、筒長の異なる複数のハンドル筒部材から、1のハンドル筒部材を選択して、ワイパー回転軸に外嵌することで、コイルバネ(圧縮コイルバネ)のバネ力(付勢力)を調整できる。コイルバネのバネ力(付勢力)を調整することで、覗き板の裏板平面に押圧するワイパーブレードの押圧力(押付力)を調整できる。
本考案に係る請求項3は、筒長の異なる軸受け筒部材から、1の軸受け筒部材を選択して、ワイパー回転軸に外嵌することで、コイルバネ(圧縮コイルバネ)のバネ力(付勢力)を調整できる。コイルバネのバネ力(付勢力)を調整することで、覗き板の裏板平面に押圧するワイパーブレードの押圧力(押付力)を調整できる。
本考案に係る請求項4は、ワイパーブレードをマイクロセルウレタンフォームで形成することで、覗き板の裏板平面から塵埃を取除く時に、塵埃で覗き板の裏板平面を傷つけることなく、確実に、覗き板の裏板平面から塵埃を除去できる。
集塵機を示す正面図である。 集塵機を示す右側面図である。 図1のA矢視図(上面図)である。 図2のB−B断面図である。 図2のB−B断面斜視図である。 図1の部分拡大図であって、ワイパー点検窓及びワイパーユニットを示す正面図である。 図4の部分拡大図であって、フィルタユニット(フィルタ体)を示す断面図である。 図6のC矢視図である。 図6のD−D断面図である。 図8のE−E断面図である。 図1の部分拡大図であって、フィルタ検査窓及びワイパーユニットを示す正面図である。 図11のF−F断面拡大図である。 図12のP矢視図である。 図11のT矢視図である。 図14のR−R断面拡大図である。 図14のV−V断面拡大図である。 図14のW−W断面拡大図である。 図14のX−X断面拡大図である 図14のY−Y断面図である。 図14のZ−Z断面図である。 図14のS−S矢視拡大図である。 ワイパー検査窓の覗き板、ワイパーユニットを示す分解斜視である。 ハンドル筒部材にてコイルバネのバネ力(付勢力)を調整する断面拡大図である。 軸受け筒部材にてコイルバネのバネ力(付勢力)を調整する断面拡大図である。
本考案に係る集塵機について、図1乃至図24を参照して説明する。
図1乃至図10において、集塵機Xは、空気中に含む塵埃をフィルタユニット4(円筒フィルタ41)にて捕捉して、清浄な空気を排気する。
なお、「空気中に含む塵埃」は、空気中に含む塵埃、微粒子を意味するもので、空気中の塵埃の他に、例えば、電気溶接時に空気中に含まれる溶接ヒューム(溶接時に飛散する微粒子)等も含まれる(以下、同様)。
集塵機Xは、図1乃至図22に示すように、集塵機本体1、清浄フィルタユニット2、排気フィルタユニット3、フィルタユニット4、送風機5、フィルタ点検窓6、及びワイパーユニット7(ワイパー装置)を備える。
<集塵機本体1>
集塵機本体1は、図1乃至図10に示すように、例えば、断面正方形であって、中空の直方体に形成される。
集塵機本体1は、筒中心線を上下(上下方向UD)に向けて床面上に設置される。
集塵機本体1は、図1乃至図10に示すように、集塵筒体11(集塵ケース)、清浄筒体12(清浄ケース)、空気吸入口15、清浄空気流出口16、ブロア筒体17(ブロアケース)、排気筒体18(排気ケース)、集塵回収箱20及び前面扉21を含んで構成される。
集塵機本体1は、図1乃至図5に示すように、上下方向UDにおいて、集塵筒体11、清浄筒体12、ブロア筒体17及び排気筒体18を上下に積載して中空の直方体に形成される。集塵機本体1は、上下筒端を上蓋板19及び下蓋板13にて閉塞(閉鎖)して、内部に密閉空間(直方体の空間)を有する。
集塵筒体11は、図1、図2、及び図4乃至図10に示すように、内部に内部空間IA(直方体の空間)を有する直方筒体に形成され、集塵機本体1の最下側筒体となる。集塵筒体11は、筒中心線Aを上下(上下方向UD)に向けて配置され、上筒端11A(集塵上筒端)及び下筒端11B(集塵下筒端)を有する。
なお、上下方向UDは、集塵機本体1の筒中心線(集塵筒体11、清浄筒体12、ブロア筒体17及び排気筒体18の各筒中心線A〜D)の延在する方向である(以下、同様)。
集塵筒体11は、両筒端11A,11B(上下筒端)が閉塞(閉鎖)され、内部に内部空間IAを区画する。
集塵筒体11の上筒端11Aは、仕切板14にて閉塞(閉鎖)され、集塵筒体11の下筒端11Bは、下蓋板13にて閉塞(閉鎖)されて、内部に内部空間IA(直方体の空間)を形成する。
清浄筒体12は、図1、図2、図4及び図5に示すように、内部に清浄空間IC(直方体の空間)を有する直方筒体に形成される。清浄筒体12は、筒中心線B(清浄筒中心線)を上下(上下方向UD)に向け、及び筒中心線Bを集塵筒体11の筒中心線Aに位置(一致)して配置され、上筒端12A(清浄上筒端)及び下筒端12B(清浄下筒端)を有する。清浄筒体12は、集塵筒体11に同心として積載される。清浄筒体12は、下筒端12Bから集塵筒体11の上筒端11A上に気密に積載される。
清浄筒体12は、集塵筒体11に取外し自在として、集塵筒体11に気密に固定され、及び集塵筒体11の上筒端11A上に積載される。
これにより、上下方向UDにおいて、上下に積載した集塵筒体11及び清浄筒体12は、上筒端11A及び下筒端12Bの間から空気が漏れない。
このように、集塵機本体1は、集塵筒体11(最下側筒体)の上に、清浄筒体12を取外し自在に積載(固定)する。
清浄筒体12の上筒端12Aは、図1及び図2に示すように、清浄仕切板22にて気密に閉塞(閉鎖)され、及び清浄筒体12の下筒端12Bは、仕切板14にて気密に閉塞(閉鎖)されて、内部に清浄空間IC(直方体の空間)を形成する。
清浄仕切板22は、清浄空気流入口23を有する。清浄空気流入口23は、上下方向UDにおいて、清浄仕切板22を貫通して、清浄空間1Cに開口される。
空気吸入口15は、図1、図2及び図4乃至図8に示すように、集塵筒体11に形成される。空気吸入口15は、集塵筒体11の側壁、例えば、集塵筒体11の各側壁11a〜11dのうち右側壁11dに形成される。空気吸入口15は、左右方向LRにおいて、集塵筒体11の右側壁11dを貫通して、集塵筒体11の内部空間IA内(集塵室DR内)、及び集塵筒体11の外側OSに開口される。
なお、左右方向LRは、上下方向UDに直交する方向である(以下、同様)。
清浄空気流出口16は、図4乃至図8に示すように、仕切板14に形成される。清浄空気流出口16は、例えば、円形穴の流出口に形成される。清浄空気流出口16は、集塵筒体11の筒中心線Aに同心として配置される。
清浄空気流出口16は、上下方向UDにおいて、仕切板14を貫通して、集塵筒体11の内部空間IA(清浄空気室CR内)に開口され、及び清浄筒体12の清浄空間IC内に開口される。
これにより、集塵筒体11の内部空間IA(清浄空気室CR)、及び清浄筒体12の清浄空間ICは、清浄空気流出口16を通して連通される。
ブロア筒体17は、図1、図2、図4及び図5に示すように、内部にブロア空間IB(直方体の空間)を有する直方筒体に形成される。
ブロア筒体17は、筒中心線C(ブロア筒中心線)を上下(上下方向UD)に向け、筒中心線Cを清浄筒体12の筒中心線Bに位置(一致)して配置され、上筒端17A(ブロア上筒端)及び下筒端17B(ブロア下筒端)を有する。
ブロア筒体17は、清浄筒体12に同心として積載される。
ブロア筒体17は、下筒端17Bから清浄筒体12の上筒端12A上に積載される。ブロア筒体17は、図1及び図2に示すように、下筒端17Bを清浄筒体12の上筒端12Aに気密に当接して、清浄筒体12上に積載される。
ブロア筒体17は、清浄筒体12に取外し自在として、清浄筒体12に気密に固定され、及び清浄筒体12の上筒端12A上に積載される。
これにより、上下方向UDにおいて、上下に積載した清浄筒体12及びブロア筒体17は、上筒端12A及び下筒端17Bの間から空気が漏れない。
このように、集塵機本体1は、清浄筒体12の上に、ブロア筒体17を取外し自在に積載(固定)する。
ブロア筒体17の上筒端17Aは、図4及び図5に示すように、ブロア上側仕切板25にて気密に閉塞(閉鎖)され、及びブロア筒体17の下筒端17Bは、ブロア下側仕切板26にて気密に閉塞(閉鎖)されて、内部にブロア空間IB(直方体の空間)を形成する。
ブロア上側仕切板25は、ブロア流出口27を有する。ブロア流出口27は、上下方向UDにおいて、ブロア上側仕切板25を貫通して、ブロア筒体17のブロア空間IBに開口される。
ブロア下側仕切板26は、ブロア流入口28を有する。ブロア流入口28は、上下方向UDにおいて、ブロア下側仕切板26を貫通して、清浄筒体12の清浄空間IC及びブロア筒体17のブロア空間IBに開口される。
排気筒体18は、図1、図2、図4及び図5に示すように、内部に排気空間IO(直方体の空間)を有する直方体に形成される。
排気筒体18は、筒中心線Dを上下(排気筒中心線)を上下(上下方向UD)に向け、筒中心線Dをブロア筒体17の筒中心線Cに位置(一致)して配置され、上筒端18A(排気下筒端)及び下筒端18B(排気下筒端)を有する。
排気筒体18は、ブロア筒体17に同心として積載される。
排気筒体18は、下筒端18Bからブロア筒体17の上筒端17A上に積載される。排気筒体18は、図1及び図2に示すように、下筒端18Bをブロア筒体17の上筒端17Aに気密に当接して、ブロア筒体17上に積載される。
排気筒体18は、ブロア筒体17に取外し自在として、ブロア筒体17に気密に固定され、及びブロア筒体17の上筒端17A上に積載される。
これにより、上下方向UDにおいて、上下に積載されたブロア筒体17及び排気筒体18は、上筒端17A及び下筒端18Bの間から空気が漏れない。
このように、集塵機本体1は、ブロア筒体17の上に、排気筒体18を取外し自在に積載(固定)する。
排気筒体18の上筒端18Aは、図1乃至図5に示すように、上蓋板19にて閉塞(閉鎖)され、及び排気筒体18の下筒端18Bは、排気仕切板29にて閉塞(閉鎖)されて、内部に排気空間IOを形成する。
上蓋板19は、清浄空気排気口30を有する。清浄空気排気口30は、上下方向UDにおいて、上蓋板19を貫通して、排気空間IO内及び排気筒体18(集塵機本体1)の外側OSに開口される。
排気仕切板29は、排気流入口31を有する。排気流入口31は、上下方向UDにおいて、排気仕切板29を貫通して、排気空間IO内及びブロア筒体17のブロア空間IBに開口される。
集塵回収箱20は、図4乃至図7、図9及び図10に示すように、集塵筒体11内(内部空間IA内)に配置される。集塵回収箱20は、下蓋板13上に載置され、上下方向UDにおいて、仕切板14側に開口する。
集塵回収箱20は、前後方向FRに摺動自在(移動自在)として、下蓋板13上に載置される。
なお、前後方向FRは、上下方向UD及び左右方向LRに直交する方向である(以下、同様)。
前面扉21は、図1乃至図3、図6、及び図8乃至図10に示すように、集塵筒体11の外側(集塵機本体1の外側)に配置される。前面扉21は、前後方向FRにおいて、集塵筒体11の前側壁11aに位置して、上下方向UDにおいて、集塵筒体11の下筒端11B側に配置される。
前面扉21は、集塵筒体11内の集塵回収箱20に対向(対峙)して、集塵筒体11の右側壁11dに回転自在に軸支される。
これにより、前面扉21は、図6及び図10に示すように、回転することによって、集塵筒体11の箱出入口21Aを開閉して、箱出入口21Aを気密に閉じ、又は箱出入口21Aを開く。
前面扉21を開くことで、集塵回収箱20は、箱出入口21Aを通して集塵筒体11内(内部空間IA内)から引出すことができる。
<清浄フィルタユニット2>
清浄フィルタユニット2は、図4及び図5に示すように、清浄筒体12内(清浄空間IC内)に配置される。
清浄フィルタユニット2は、図4及び図5に示すように、清浄空間IC内において、清浄仕切板22に取付けられる。清浄フィルタユニット2は、清浄フィルタ容器35及び二次フィルタ36(清浄フィルタ)を有する。清浄フィルタ容器35は、二次フィルタ36を収納して、清浄仕切板22に取付けられる。清浄フィルタ容器35は、二次フィルタ36(容器内部)及び清浄空間ICに開口する複数の清浄空気穴(図示しない)を有する。
二次フィルタ36は、不織布等でなる濾過材で形成され、空気中に含む塵埃を捕捉する。二次フィルタ36は、図4及び図5に示すように、清浄フィルタ容器35内に収納される。二次フィルタ36は、清浄空気流入口23に対向配置されて、清浄空気流入口23を気密に被覆する。
これにより、清浄空間IC内の空気は、清浄フィルタ容器35の各清浄空気穴(図示しない)から二次フィルタ36に流入し、二次フィルタ36から清浄空気流入口23を通して、ブロア筒体17のブロア空間IBに流出される。
<排気フィルタユニット3>
排気フィルタユニット3は、図4及び図5に示すように、排気空間IO内(排気筒体18内)に配置される。
排気フィルタユニット3は、図4及び図5に示すように、排気空間IO内において、上蓋板19に取付けられる。排気フィルタユニット3は、排気フィルタ容器37及び排気フィルタ38を有する。排気フィルタ容器37は、排気フィルタ38を収納して、上蓋板19に取付けられる。排気フィルタ容器37は、排気仕切板29上に載置され、排気流入口31を気密に閉塞(閉鎖)する。排気フィルタ容器37は、排気フィルタ38(容器内部)及び排気流入口31(ブロア空間IB)に開口する複数の排気空気穴(図示しない)を有する。
排気フィルタ38は、不織布等でなる濾過材で形成され、空気中に含む塵埃を捕捉する。排気フィルタ38は、図4及び図5に示すように、排気フィルタ容器37内に収納される。排気フィルタ38は、清浄空気排気口30及び排気流入口31に対向配置されて、清浄空気排気口30及び排気流入口31を気密に被覆する。
これにより、ブロア空間IBの空気は、ブロア流出口27、排気流入口31を通して排気フィルタ容器37の各排気空気穴から排気フィルタ38内に流入し、排気フィルタ38を通して清浄空気排気口30から外気(集塵機本体1の外側OS)に排気される。
<フィルタユニット4>
フィルタユニット4は、図1、及び図4乃至図10に示すように、集塵筒体11内(内部空間IA)において、空気吸入口15及び清浄空気流出口16の間に配置される。フィルタユニット4は、集塵筒体11内に配置されて、内部空間IAを空気吸入口15側の集塵室DR及び清浄空気流出口16側の清浄空気室CRに区画する。
集塵室DRは、図4乃至図10に示すように、空気吸入口15側に区画(形成)されて、空気吸入口15に連通する。清浄空気室CRは、図4、図5、及び図7乃至図10に示すように、清浄空気流出口16側に区画(形成)されて、清浄空気流出口16に連通する。フィルタユニット4は、集塵室DR内の空気から塵埃を捕捉する。
フィルタユニット4(フィルタ体)は、図4乃至図10に示すように、例えば、円筒フィルタ41、保護円筒材42、フィルタ上蓋板43及びフィルタ下蓋板44を含んで構成される。
円筒フィルタ41は、図4、図5、及び図7乃至図10に示すように、不織布等でなる濾過材にて円筒体に形成され、フィルタ上筒端41A及びフィルタ下筒端41Bを有する。円筒フィルタ41は、空気中に含む塵埃を捕捉する。
保護円筒材42は、図4及び図5に示すように、例えば、金属製のパンチングプレート(エキスパンドメタル)にて円筒体に形成され、上円筒端42A(保護上円筒端)及び下円筒端42B(保護下円筒端)を有する。
保護円筒材42は、筒中心線F(保護円筒中心線)を上下(上下方向UD)に向け、及び筒中心線Fを円筒フィルタ41の筒中心線E(フィルタ円筒中心線)に位置(一致)して、円筒フィルタ41内に配置される。保護円筒材42は、円筒フィルタ41に同心として配置される。
保護円筒材42は、保護円筒材42の外周面を円筒フィルタ41の内周面に当接して、円筒フィルタ41内に挿入される。
保護円筒材42は、上下方向UDにおいて、円筒フィルタ41のフィルタ上筒端41A及びフィルタ下筒端41Bの間にわたって配置され、円筒フィルタ41の内周面の全面(内周全面)を被覆する。
保護円筒材42は、図4、図5、図7、図9及び図10に示すように、複数の空気穴42Cを有する。各空気穴42Cは、保護円筒材42の全体にわたって形成される。各空気穴42Cは、保護円筒材42の筒中心線Fに直交する方向において、保護円筒材42を貫通する。各空気穴42Cは、円筒フィルタ41の内周面、及び保護円筒材42内(清浄空気室CR内)に開口される。
フィルタ上蓋板43は、図4乃至図10、及び図10に示すように、円筒フィルタ41のフィルタ上筒端41A及び保護円筒材42の上円筒端42Aを閉塞(閉鎖)して、円筒フィルタ41及び保護円筒材42に固定される。
フィルタ上蓋板43は、フィルタ流出口45を有する。フィルタ流出口45は、例えば、清浄空気流出口16と同形の円形穴に形成され、フィルタ上蓋板43に配置される。フィルタ流出口45は、上下方向UDにおいて、フィルタ上蓋板43を貫通して、保護円筒材42内(円筒フィルタ41内)に開口される。
フィルタ下蓋板44は、図4乃至図7、図9及び図10に示すように、円筒フィルタ41のフィルタ下筒端41B及び保護円筒材42の下円筒端42Bを閉塞(閉鎖)して、円筒フィルタ41及び保護円筒材42に固定される。
フィルタユニット4は、図4乃至図8、及び図10に示すように、集塵筒体11内(内部空間IA内)において、空気吸入口15及び清浄空気流出口16の間に配置される。
フィルタユニット4は、円筒フィルタ41の筒中心線E(保護円筒材42の筒中心線F)を上下(上下方向UD)に向け、及び筒中心線E(筒中心線F)を集塵筒体11の筒中心線Aに位置(一致)して、集塵筒体11内(内部空間IA内)に配置される。
フィルタユニット4は、図4乃至図10に示すように、円筒フィルタ41の外周面、及び集塵筒体11の各側壁11a〜11d(前後側壁11a,11b、及び左右側壁11c,11d)に間隔を隔てて、集塵筒体11内(内部空間IA内)に配置される。
フィルタユニット4は、上下方向UDにおいて、円筒フィルタ41のフィルタ上筒端41A(フィルタ上蓋板43)を上方(清浄仕切板22側)に向け、及び円筒フィルタ41のフィルタ下筒端41B(フィルタ下蓋板44)を下方(集塵回収箱20側)に向けて、集塵筒体11内(内部空間IA内)に配置される。
フィルタユニット4は、図4乃至図7、及び図10に示すように、上下方向UDにおいて、仕切板14及び集塵回収箱20の間に位置して、集塵筒体11内(内部空間IA内)に配置される。フィルタユニット4は、上下方向UDにおいて、フィルタ下蓋板44及び集塵回収箱20に間隔を隔てて、集塵筒体11内に配置される。
フィルタユニット4は、図4乃至図8、及び図10に示すように、集塵筒体11内からフィルタ上蓋板43を仕切板14に気密に取付けて、円筒フィルタ41(保護円筒材42)を集塵筒体11内(内部空間IA内)に吊下げて配置する。
フィルタユニット4は、フィルタ上蓋板43のフィルタ流出口45を清浄空気流出口16に連通して、フィルタ上蓋板43を仕切板14に取付ける。
フィルタユニット4において、円筒フィルタ41は、フィルタ上蓋板43を介して仕切板14に支持されて、集塵筒体11内(内部空間IA内)に配置される。
これにより、フィルタユニット4は、図4、図5、図9及び図10に示すように、集塵筒体11の内部空間IAを、空気吸入口15側の集塵室DR、及び清浄空気流出口16側の清浄空気室CRに区画する。集塵室DRは、図4乃至図10に示すように、集塵筒体11内において、円筒フィルタ41の外周面、及び集塵筒体11の各側壁11a〜11dの間に形成され、フィルタ下蓋板44及び下蓋板13の間に形成される。
清浄空気室CRは、図4、図5、及び図7乃至図10に示すように、集塵筒体11内において、円筒フィルタ41内(保護円筒材42内)に形成され、フィルタ上蓋板43のフィルタ流出口45を通して清浄空気流出口16(清浄空間IC内)に連通される。
<送風機5>
送風機5は、図4及び図5に示すように、清浄空気流出口16に連通される。送風機5は、清浄空気室CR内の空気を吸引して、集塵室DRからフィルタユニット4(円筒フィルタ41)を通過して清浄空気室CRに流れる空気流を発生する。送風機5は、吸引した空気を外気(集塵機本体1の外側)に排気する。
送風機5は、図4及び図5に示すように、ブロア筒体17内(ブロア空間IB内)に配置される。送風機5は、例えば、モータにて円筒ランナ(円筒ファン)を回転して空気を吸引及び排気するブロアで構成され、ブロア吸引口5A及びブロア排気口5Bを有する。
送風機5のブロア吸引口5Aは、図4及び図5に示すように、ブロア筒体17内において、ブロア流入口28に気密に接続されてブロア空間IB内に配置される。送風機5のブロア排気口5Bは、ブロア空間IBを通してブロア流出口27に連通される。
送風機5は、モータを駆動して円筒ランナ(図示しない)を回転することで、ブロア吸引口5Aから清浄空気室CR内(清浄空間IC内)の空気を吸引し、及びブロア排気口5Bから空気を排気して、空気流を発生する。空気流によって、空気は、空気吸入口15から集塵筒体11の集塵室DR内に流込み、集塵室DRからフィルタユニット4の円筒フィルタ41(保護円筒材42)を通過して、円筒フィルタ41内の清浄空気室DRに流入する。
清浄空気室CR内に流入した空気は、フィルタ流出口45、清浄空気流出口16、清浄筒体12の清浄空間IC、二次フィルタ36(清浄フィルタユニット2)、清浄空気流入口23、及びブロア流入口28を通して、ブロア吸引口5Aから送風機5に吸引される。
送風機5に吸引された空気は、ブロア排気口5Bから排気され、ブロア筒体17のブロア空間IB、ブロア流出口27及び排気流入口31を通して、排気筒体18内(排気空間IO内)に流入する。
排気筒体18内に流入した空気は、排気フィルタ38(排気フィルタユニット3)を通して、清浄空気排気口30から外気(集塵機本体1の外側OS)に排気される。
<フィルタ点検窓6>
フィルタ点検窓6は、図1、図6、図10乃至図14、図19、図21及び図22に示すように、集塵筒体11に配置される。フィルタ点検窓6は、覗き窓穴51(フィルタ点検窓穴)、及び覗き板52(フィルタ点検板)を有する。
覗き窓穴51は、図1、図6及び図10に示すように、集塵室DRを通してフィルタユニット4(円筒フィルタ41)に対向する位置の集塵筒体11に配置される。
覗き窓穴51は、例えば、集塵筒体11の前側壁11aに形成される。覗き窓穴51は、穴直径d1の円形穴に形成され、集塵室DRを通して円筒フィルタ41の外周面に対向(対峙)する位置に配置される。
覗き窓穴51は、前後方向FRにおいて、集塵筒体11の前側壁11aを貫通して、集塵室DR内及び集塵筒体11の外側OSに開口される。
これにより、覗き窓穴51から集塵室DRを通して、フィルタユニット4(円筒フィルタ41の外周面)を視認できる。
覗き板52は、図1、図6、図10乃至図14、及び図21に示すように、板直径D1であって、透明な円形平板に形成され、集塵室DR内(集塵筒体11内)に配置される。覗き板52の板直径D1は、覗き窓穴51の穴直径d1より大径である(板直径D1>穴直径d1)。
覗き板52は、板厚T1の円形平板であって、円形のワイパー穴53を有する。ワイパー穴53は、覗き板52の中心に形成され、穴中心線Oを覗き板52の板中心線Mに位置(一致)して配置される。ワイパー穴53は、覗き板52の板厚方向(前後方向FR)において、覗き板52を貫通して、表板平面52A(表板面)及び裏板平面52Bに開口される。
覗き板52は、透明な帯電防止材料であって、例えば、帯電防止ポリエチレンテレフタレートで形成される。
覗き板52は、表板平面52A(表板面)を覗き窓穴51に向けて、集塵室DR内(集塵筒体11内)に配置される。覗き板52は、表板平面52A及び裏板平面52Bを集塵筒体11の前側壁11aに平行して集塵室DR内に配置される。
覗き板52は、板中心線Mを覗き窓穴51の穴中心線Nに位置(一致)して集塵室DR(集塵筒体11内)に配置される。
覗き板52は、図10乃至図14、及び図21に示すように、集塵室DR内から、表板平面52Aを集塵筒体11の前側壁11aに気密に当接して、覗き窓穴51を閉塞(閉鎖)する。覗き板52は、図1及び図6に示すように、複数のボルト/ナット54にて集塵筒体11の前側壁11aに取付けられている。
各ボルト/ナット54は、図11乃至図14、図19及び図21に示すように、覗き窓穴51の円形穴縁51A(穴縁51A/穴内周面)の外側に配置されて、覗き板52を集塵筒体11の前側壁11aに固定する。
これにより、覗き板52は、集塵室DR内から覗き窓穴51を気密に閉塞(閉鎖)して、集塵筒体11に固定される。
また、覗き窓穴51を閉塞(閉鎖)した覗き板52を通して、フィルタユニット4(円筒フィルタ41の外周面)を視認できる。
<ワイパーユニット7>
ワイパーユニット7(ワイパー装置)は、図1、図6、図10乃至図21に示すように、覗き窓穴51を閉塞(閉鎖)した覗き板52に配置される。
ワイパーユニット7は、覗き板52(覗き窓穴51)を通して、集塵筒体11内のフィルタユニット4(円筒フィルタ41)を視認可能として覗き板52(フィルタ点検窓6)に配置される。
ワイパーユニット7は、集塵室DR内の空気から覗き板52の裏板平面52Bに付着した塵埃を除去する。
ワイパーユニット7は、図1、図6、及び図10乃至図22に示すように、軸受けブッシュ61、樹脂ガイドワッシャ62、ワイパー回転軸63、ワイパーハンドル64、ワイパーアーム65、ワイパーブレード66、軸受け筒部材67、ハンドル筒部材68及びコイルバネ69(圧縮コイルバネ)を備える。
軸受けブッシュ61は、図10乃至図18、図21及び図22に示すように、円筒ブッシュ71、及びブッシュフランジ72を有する。円筒ブッシュ71は、覗き窓穴51の穴直径d1より小径の円筒体に形成され、両筒端の各ブッシュ筒端面71A,71B(ブッシュ端面)、及び軸受け穴73を有する。軸受け穴73は、円筒ブッシュ71の筒中心線Pに沿って延在して、各ブッシュ筒端面71A,71Bに開口される。円筒ブッシュ71の外直径は、覗き窓穴51の穴直径d1より小径である。
ブッシュフランジ72は、図12、図13、図15乃至図18、図21及び図22に示すように、円筒ブッシュ71の筒中心線Pに直交する方向において、円筒ブッシュ71の外周面から突出して形成される。ブッシュフランジ72は、円筒ブッシュ71の筒中心線Pにおいて、他方のブッシュ筒端面71Bから距離(間隔)を隔てて配置される。ブッシュフランジ72及びブッシュ筒端面71Bの間の距離は、覗き板52の板厚T1(ワイパー穴53の穴長)より短い距離である。
軸受けブッシュ61は、図11乃至図14、及び図21に示すように、集塵筒体11の外側OSに位置して覗き板52に取付けられる。
軸受けブッシュ61は、円筒ブッシュ71の筒中心線Pをワイパー穴53の穴中心線Oに位置(一致)して配置される。
軸受けブッシュ61は、円筒ブッシュ71を、他方のブッシュ筒端面71Bから覗き板52のワイパー穴53内に挿入(圧入)して、覗き板52に配置される。
軸受けブッシュ61は、円筒ブッシュ71を集塵筒体11の外側OS(覗き板52の表板平面52A)から覗き板52のワイパー穴53内に挿入(圧入)して、ブッシュフランジ72を覗き板52の表板平面52Aに気密に当接する。
軸受けブッシュ61は、図11乃至図13、図19及び図21に示すように、ブッシュフランジ72を複数のボルト/ナット74にて覗き板52に取り付けて、覗き板52に固定される。
これにより、軸受けブッシュ61は、覗き板52の裏板平面52B(表板平面52A)に直交する直交方向において、覗き板52の表板平面52A(表板面)から集塵筒体11(集塵室DR)の外側OSに突出される。
軸受けブッシュにおいて、円筒ブッシュ71の一方のブッシュ筒端面71A側、及びブッシュフランジ72は、覗き板52の表板平面52A(表板面)から集塵筒体11(集塵室DR)の外側OSに突出して配置される。
なお、覗き板52の裏板平面52Bに直交する直交方向は、前後方向FRとなる(以下、「直交方向FR」という)。
樹脂ガイドワッシャ62は、例えば、樹脂(合成樹脂)にて円筒体に形成される。樹脂ガイドワッシャ62は、図10、図12、図14及び図19に示すように、覗き板52のワイパー穴53内に挿入(圧入)される。樹脂ガイドワッシャ62は、集塵室DR側(覗き板52の裏板平面52B側)からワイパー穴53内に挿入(圧入)されて、一方のワッシャ端面62A(筒端面)を円筒ブッシュ71(軸受けブッシュ61)の他方のブッシュ筒端面71Bに当接して配置される。
ワイパー回転軸63は、覗き窓穴51の穴直径d1より小径の円形軸に形成される。ワイパー回転軸63は、図11乃至図13、図15乃至図20、及び図22に示すように、軸本体75、及び複数のネジ軸76,77を有する。各ネジ軸76,77は、軸本体75の各軸端から縮径して、軸本体75の各軸端に一体に形成される。
ワイパー回転軸63は、軸中心線Qを軸受けブッシュ61(円筒ブッシュ71)の筒中心線Pに位置(一致)して配置される。
ワイパー回転軸63は、図12に示すように、集塵筒体11の外側OSにおいて、ネジ軸77から軸受けブッシュ61(円筒ブッシュ71)の軸受け穴73、及び樹脂ガイドワッシャ62を貫通(挿通)して、集塵室DR内及び集塵筒体11の外側OSに突出される。
これにより、ワイパー回転軸63は、直交方向FR(前後方向)において、軸受けブッシュ61及び覗き板52(ワイパー穴53)を貫通して、集塵室DR内及び集塵筒体11の外側OSに延在される。
ワイパー回転軸63において、軸本体75は、図12に示すように、円筒ブッシュ71の軸受け穴73に隙間を隔てて挿入され、及び樹脂ガイドワッシャ62に隙間を隔てて挿入される。軸本体75は、直交方向FR(前後方向)において、円筒ブッシュ71(軸受けブッシュ61)のブッシュ筒端面71Aから集塵筒体11の外側OSに突出して配置される。
ネジ軸76は、直交方向FR(前後方向)において、軸本体75に連続して集塵筒体11の外側OSに配置される。
ネジ軸77は、直交方向FR(前後方向)において、樹脂ガイドワッシャ62(軸受けブッシュ61)から集塵室DR内に突出して配置される。
これにより、ワイパー回転軸63において、軸本体75は、軸受けブッシュ61(円筒ブッシュ71)及び樹脂ガイドワッシャ62にて回転自在、及び直交方向FR(前後方向)に摺動自在に支持(軸支)される。
ワイパーハンドル64は、図10、図12、図14、図21及び図22に示すように、直交方向FR(前後方向)において、軸受けブッシュ61(円筒ブッシュ71)に間隔を隔てて、集塵筒体11の外側OSに配置される。
ワイパーハンドル64は、図11及び図12に示すように、集塵筒体11の外側OSに位置するワイパー回転軸63の外軸端側であって、ネジ軸76に取付けられる。ワイパーハンドル64は、ワイパー回転軸63のネジ軸76に螺着して、ワイパー回転軸63に取外自在として固定される。
ワイパーアーム65は、図11乃至図22に示すように、固定円筒部材81、固定アーム板82及び取付アーム板83を有する。
固定円筒部材81は、覗き窓穴51の穴直径d1より小径の円筒体に形成される。固定円筒部材81は、図12、図12、図20及び図22に示すように、固定ネジ穴84を有する。固定ネジ穴84は、固定円筒部材81の筒中心線Sに沿って延在され、固定円筒部材81の各筒端面81A,81Bに開口される。
固定アーム板82は、図13に示すように、板長L2及び板厚T2を有して、長方形板に形成される。固定アーム板82において、板長L2は、例えば、覗き窓穴51の穴半径r1=(d1)/2と同一の長さである。
固定アーム板82は、図12、図14及び図22に示すように、固定円筒部材81の一方の筒端面81Aから間隔を隔てて、固定円筒部材81の他方の筒端面81B側に配置される。
固定アーム板82は、板長手方向において、一方の短板端82A(板端)を固定円筒部材81の他方の筒端面81B側に固定して、固定円筒部材81に片持ち支持される。
これにより、固定アーム板82は、固定円筒部材81の筒中心線Sに直交する方向において、固定円筒部材81から突出して延在される。
取付アーム板83は、図13に示すように、固定アーム板82より短い板長L3、及び固定アーム板82と同様の板厚T2を有して、長方形板に形成される。取付アーム板83は、図11、図13、及び図15乃至図20に示すように、板厚方向において、固定アーム板82の裏板平面82Fに間隔てて平行に配置される。取付アーム板83は、裏板平面83Fを固定アーム板82の裏板平面82Fに対向(対峙)して配置される。
これにより、取付アーム板83は、固定円筒部材81の筒中心線Sに直交する方向において、固定アーム板82に平行して延在される。
ワイパーアーム65は、図10乃至図14、及び図21に示すように、集塵室DR内に配置される。ワイパーアーム65は、集塵室DR内に位置するワイパー回転軸63の内軸端側であって、ネジ軸77に固定される。ワイパーアーム65は、一方の筒端面81Aから固定円筒部材81の固定ネジ穴84内にネジ軸77を螺着して、固定円筒部材81の一方の筒端面81Aを樹脂ガイドワッシャ62の他方のワッシャ端面62B(筒端面)に当接する。
ワイパーアーム65は、図12及び図14に示すように、直交方向FR(前後方向)において、覗き板52の裏板平面52Bに隙間を隔てて集塵室DR内(集塵筒体11内)に配置される。
これにより、ワイパーアーム65は、ワイパー回転軸63(ネジ軸77)に固定され、ワイパー回転軸63と共に回転自在にされる。
ワイパーアーム65において、固定アーム板82及び取付アーム板83は、図12及び図14に示すように、直交方向FR(前後方向)において、覗き板52の裏板平面52Bに隙間を隔てて配置される。固定アーム板82及び取付アーム板83は、図11乃至図13に示すように、覗き板52の裏板平面52Bに平行する方向において、ワイパー回転軸63(固定円筒部材81)から覗き窓穴51の円形穴縁51A(穴縁/穴内周面)まで延在される。
ワイパーブレード66は、例えば、軟質ウレタンフォームであって、マイクロセルウレタンフォーム[株式会社イノアックコーポレーション製の「PORON(登録商標)]で平板形に形成される。
ワイパーブレード66は、図13に示すように、取付アーム板83と同様の板長L3、及び各アーム板82,83より厚い板厚T3を有して、長方形板に形成される。
ワイパーブレード66は、図10乃至図14、及び図19乃至図22に示すように、ワイパーアーム65に取付けられる。ワイパーブレード66は、ワイパーアーム65の固定アーム板82及び取付アーム板83の間に配置される。ワイパーブレード66は、ブレード表板平面66Aを固定アーム板82の裏板平面82Fに当接し、及びブレード裏板平面66Bを取付アーム板83の裏板平面83Fに当接して配置される。
これにより、固定アーム板82及び取付アーム板83は、ワイパーブレード66を挟持する。
ワイパーブレード66は、図12、図14及び図21に示すように、直交方向FR(前後方向)において、固定アーム板82及び取付アーム板83から突出して、固定アーム板82(取付アーム板83)及び覗き板52の裏板平面52Bの間に配置される。
ワイパーブレード66は、短手方向の一方のブレード長板端66C(板端)を覗き板52の裏板平面52Bに摺動自在に当接して配置される。
ワイパーブレード66は、図11乃至図22に示すように、固定アーム板82及び取付アーム板83にて挟持されて、複数のボルト/ナット87にて固定アーム板82及び取付アーム板83(ワイパーアーム65)に固定される。
これにより、ワイパーブレード66は、覗き板52の裏板平面52Bに平行する平行方向において、ワイパー回転軸63(固定円筒部材81)及び覗き窓穴51の円形穴縁51A(穴縁)の間に延在されて、覗き窓穴51の円形穴縁51Aまで延在される。ワイパーブレード66は、図12、図14及び図21に示すように、ワイパー回転軸63(固定円筒部材81)及び覗き窓穴51の円形穴縁51A(穴縁)の間において、覗き板52の裏板平面52Bに摺動自在に当接される。
ワイパーブレード66は、図21及び図22に示すように、ブレード摺接部88を有する。ブレード摺接部88は、ワイパーブレード66のブレード長板端66C側に形成される。
ブレード摺接部88は、図21及び図22に示すように、板厚方向の一方のブレード板長辺66a(固定アーム板82側のブレード板長辺)から覗き窓穴51の円形穴縁51A(取付アーム板83)に向けて延在し、及び直交方向FR(前後方向)において、集塵室DR内(集塵筒体11の筒中心線A)に向けて延在しつつ、角度W(例えば、W=30°)で傾斜して形成される。角度Wは、覗き板52の裏板平面52Bから集塵室DR内(集塵筒体11の筒中心線A側)への角度である。
これにより、ワイパーブレード66において、ブレード摺接部88は、ワイパー回転軸63(固定円筒部材81)及び覗き窓穴51の円形穴縁51A(穴縁51A)の間において、ブレード板長辺66aを覗き板52の裏板平面52Bに線接触する。
軸受け筒部材67は、例えば、樹脂(合成樹脂)にて円筒体に形成される樹脂ワッシャ(軸受けワッシャ)である。軸受け筒部材67は、図21に示すように、直交方向FR(前後方向)において、筒長LAを有する。軸受け筒部材67は、図12、図14、図16、図21及び図22に示すように、直交方向FR(前後方向)において、軸受けブッシュ61及びワイパーハンドル64の間に配置される。軸受け筒部材67は、ワイパー回転軸63に同心として配置される。
軸受け筒部材67は、図21に示すように、直交方向FR(前後方向)に摺動自在として、ワイパー回転軸63の軸本体75に外嵌されて、一方の筒端面67A(ワッシャ端面)を円筒ブッシュ71の一方のブッシュ筒端面71Aに当接して配置される。
ハンドル筒部材68は、例えば、樹脂(合成樹脂)にて円筒体に形成される樹脂ワッシャ(ハンドルワッシャ)である。ハンドル筒部材68は、図21に示すように、直交方向FR(前後方向)において、筒長Laを有する。ハンドル筒部材68は、図12、図14、図18、図21及び図22に示すように、直交方向FRにおいて、軸受け筒部材67及びワイパーハンドル64の間に配置される。ハンドル筒部材68は、ワイパー回転軸63に同心として配置される。
ハンドル筒部材68は、図21に示すように、直交方向FR(前後方向)に摺動自在として、ワイパー回転軸63の軸本体75に外嵌されて、一方の筒端面68A(ワッシャ端面)をワイパーハンドル64のハンドル端面64Aに当接して配置される。
コイルバネ69(圧縮コイルバネ)は、バネ中心線Rをワイパー回転軸63の軸中心線Qに位置(一致)して配置される。
コイルバネ69は、図12、図14、図17、図21及び図22に示すように、直交方向FR(前後方向)において、軸受け筒部材67及びハンドル筒部材68の間に配置される。コイルバネ69は、直交方向FR(前後方向)に摺動自在として、ワイパー回転軸63の軸本体75に外嵌される。コイルバネ69は、ワイパー回転軸63の軸本体75に隙間を隔てて外嵌される。
コイルバネ69は、図21に示すように、圧縮状態において、一方のバネ端69Aをハンドル筒部材68の他方の筒端面68B(ワッシャ端面)に当接し、及び他方のバネ端69Bを軸受け筒部材67の他方の筒端面67B(ワッシャ端面)に当接して、ワイパー回転軸63の軸本体75に外嵌される。
これにより、コイルバネ69は、バネ力(付勢力)によって、ワイパー回転軸63、ハンドル筒部材68、ワイパーハンドル64及びワイパーアーム65を集塵筒体11の外側OSに移動して、ワイパーブレード66(ブレード摺接部88)を覗き板52の裏板平面52Bに押圧する。
ワイパー回転軸63において、軸本体75は、コイルバネ69のバネ力(付勢力)によって、軸受けブッシュ61の円筒ブッシュ71にて案内(ガイド)されつつ、円筒ブッシュ71の軸受け穴73を摺動して、直交方向FR(前後方向)に移動される。
ワイパーブレード66は、ワイパー回転軸63の直交方向FR(前後方向)への移動に伴って、ブレード摺接部88(ブレード板長辺66a)を覗き板52の裏板平面52Bに押付ける。
<集塵機Xによる集塵>
集塵機Xは、図4及び図5に示すように、送風機5を駆動する。送風機5は、モータにて円筒ランナ(図示しない)を回転して、ブロア吸引口5Aから清浄空間IC(清浄筒体12内)の空気を吸引する。
送風機5にて空気を吸引すると、塵埃を含む空気(以下、「塵埃空気」という)は、図4及び図5に示すように、空気吸入口15を通して集塵室DR(集塵筒体11内)に流れ込む。
集塵室DR内に流れ込んだ塵埃空気は、図4乃至図10に示すように、集塵筒体11の各側壁11a〜11d及び円筒フィルタ41の外周面の間に流れる。
集塵室DR内において、塵埃空気は、図4乃至図10に示すように、円筒フィルタ41の外周面から清浄空気室CR内(保護円筒材42内)に流れ込む。
このとき、円筒フィルタ41は、塵埃空気から塵埃を捕捉して、空気を保護円筒材42の各空気穴42Cから清浄空気室DR内に流出する。
清浄空気室DR内に流れ込んだ空気は、図4及び図5に示すように、フィルタ流出口45、清浄空気流出口16、清浄空間IC、二次フィルタ36(清浄フィルタユニット2)、及びブロア流入口28を通して、ブロア吸引口5Aから送風機5に吸引される。
空気は、清浄フィルタ容器35の各清浄空気穴(図示しない)を通して、二次フィルタ36内に流入し、二次フィルタ36を通過して、清浄空気流入口23からブロア流入口28に流出される。このとき、二次フィルタ36は、空気に残存する塵埃を捕捉する。
送風機5は、図4及び図5に示すように、吸引した空気を、ブロア排気口5Bからブロア空間IB(ブロア筒体17内)に排気する。
ブロア排気口5Bから排気された空気は、図4及び図5に示すように、ブロア空間IB、ブロア流出口27、排気流入口31、排気フィルタ38(排気フィルタユニット3)を通して、上蓋板19の清浄空気排気口30から外気(集塵機本体1の外側OS)に排気される。
空気は、図5に示すように、排気フィルタ容器37の各排気空気穴(図示しない)を通過して、排気フィルタ38内に流入し、排気フィルタ38を通して、清浄空気排気口30に流出される。このとき、排気フィルタ38は、空気に残存する塵埃を捕捉して、清浄空気として清浄空気排気口30から外気(集塵機本体1の外側OS)に排気する。
集塵室DR(集塵筒体11内)に流入した塵埃空気は、図1、図6、図10、図12及び図13に示すように、覗き板52(フィルタ点検窓6)の裏板平面52Bに接触して、塵埃空気に含む塵埃は覗き板52の裏板平面52Bに付着する。
フィルタ点検窓6において、覗き板52の裏板平面52Bに塵埃が付着すると、覗き窓穴51(覗き板52)から集塵室DR内の視認が遮られ、円筒フィルタ41(フィルタユニット4)の状態(破損、塵埃の捕捉状態等)を確認(検査)できなくなる。
覗き板52の裏板平面52Bに塵埃が付着すると、集塵機本体1の外側OSにいる作業者は、図6、図10、図11及び図12に示すように、ワイパーハンドル64を把持して、ワイパーハンドル64を回転する。
ワイパーハンドル64を回転すると、ワイパー回転軸63は、軸受けブッシュ61(円筒ブッシュ71)及び樹脂ガイドワッシャ62にて軸支されながら回転される。ワイパー回転軸63が回転すると、ワイパーアーム65、ワイパーブレード66、軸受け筒部材67、ハンドル筒部材68及びコイルバネ69(圧縮コイルバネ)も同時に回転される。軸受け筒部材67は、筒端面67Aを軸受けブッシュ61(円筒ブッシュ71)のブッシュ筒端面71Aに摺接して回転される。
これにより、ワイパーブレード66は、回転に伴って、覗き板52の裏板平面52Bから塵埃を取除く。ワイパーブレード66は、覗き板52の裏板平面52Bに当接するブレード摺接部88にて、覗き板52の裏板平面52Bに付着した塵埃を取除く(拭取る)。
このとき、ワイパーブレード66は、コイルバネ69(圧縮コイルバネ)のバネ力(付勢力)によって、覗き板52の裏板平面52Bに押圧されることから、回転中に覗き板52の裏板平面52Bから離間することなく、確実に、覗き板52の裏板平面52Bから塵埃を拭取ることができる。
このように、ワイパーユニット7(ワイパー装置)によって、覗き板52の裏板平面52Bから塵埃を除去することで、フィルタ点検窓6からフィルタユニット4の状態(円筒フィルタ41の破損、塵埃の捕捉状態等)を検査(確認)できる。
なお、覗き板52の裏板平面52Bから塵埃を除去した後に、ワイパーハンドル64をコイルバネ69(圧縮コイルバネ)のバネ力(付勢力)に抗して、集塵室DR側に押すと共に、ワイパーハンドル64をコイルバネ69のバネ力(付勢力)にて集塵筒体11の外側OSに戻すことを繰返すことで、ワイパー回転軸63は、軸受けブッシュ61にて案内(ガイド)されて直交方向FR(前後方向)に往復移動される。
これにより、ワイパーブレード66を直交方向FR(前後方向)に往復移動(振動)でき、ワイパーブレード66に付着している塵埃を振り落とすことができる。
本考案に係る集塵機Xでは、コイルバネ69(圧縮コイルバネ)のバネ力(付勢力)を調整する構成も採用でき、以下、図21、図23及び図24を参照して説明する。
図23において、集塵機Xは、複数のハンドル筒部材68,68,68,…を備える。各ハンドル筒部材68,68,68,…は、ワイパー回転軸63(軸本体75)に取外自在に外嵌される。各ハンドル筒部材68,68,68は、図23に示すように、直交方向FR(前後方向)において、筒長La,Lb,Lc,…を相異している(筒長:La<Lb<Lc<・・・)

複数から選択した1のハンドル筒部材68、例えば、筒長Laのハンドル筒部材68は、図21に示すように、直交方向FR(前後方向)において、ワイパーハンドル64及びコイルバネ69(圧縮コイルバネ)の一方のバネ端69Aの間に配置される。筒長Laのハンドル筒部材68は、一方の筒端面68Aをワイパーハンドル64のハンドル端面64Aに当接してワイパー回転軸63(軸本体75)に外嵌される。
複数から選択した1のハンドル筒部材68、例えば、筒長Lbのハンドル筒部材68は、図23に示すように、直交方向FR(前後方向)において、ワイパーハンドル64及びコイルバネ69(圧縮コイルバネ)の一方のバネ端69Aの間に配置され、一方の筒端面68Aをワイパーハンドル64のハンドル端面64Aに当接して、ワイパー回転軸63(軸本体75)に外嵌される。
図21及び図23において、各ハンドル筒部材68,68は、軸受け筒部材67の筒長LA(同一の筒長LA)とするとき、筒長La<筒長Lbであることから、筒長Lbのハンドル筒部材68の筒端面68Bに当接するコイルバネ69(圧縮コイルバネ)は、筒長Laのハンドル筒部材68の筒端面68Bに当接するコイルバネ69(圧縮コイルバネ)より、直交方向FR(前後方向)に圧縮されてバネ力(付勢力)が大きくなる。
これにより、筒長La,Lb,Lc,…の異なる複数のハンドル筒部材68から、1のハンドル筒部材68を選択して、ワイパー回転軸63(軸本体75)に外嵌することで、コイルバネ69(圧縮コイルバネ)のバネ力(付勢力)を調整できる。
このように、コイルバネ69(圧縮コイルバネ)のバネ力(付勢力)を調整することで、覗き板52の裏板平面52Bに押圧するワイパーブレード66(ブレード摺接部88)の押圧力(押付力)を調整できる。
図24において、集塵機Xは、複数の軸受け筒部材67,67,67,…を備える。各軸受け筒部材67,67,67,…は、ワイパー回転軸63(軸本体75)に取外自在に外嵌される。各軸受け筒部材67,67,67,…は、図24に示すように、直交方向FR(前後方向)において、筒長LA,LB,LC,…を相異している(筒長:LA<LB<LC<…)。
複数から選択した1の軸受け筒部材67、例えば、筒長LAの軸受け筒部材67は、図21に示すように、直交方向FR(前後方向)において、軸受けブッシュ61及びコイルバネ69(圧縮コイルバネ)の他方のバネ端69Bの間に配置される。筒長LAの軸受け筒部材67は、一方の筒端面67Aを円筒ブッシュ71(軸受けブッシュ61)のブッシュ筒端面71Aに当接してワイパー回転軸63(軸本体75)に外嵌される。
複数から選択した1の軸受け筒部材67、例えば、筒長LBの軸受け筒部材67は、図24に示すように、直交方向FR(前後方向)において、軸受けブッシュ61及びコイルバネ69(圧縮コイルバネ)の他方のバネ端69Bの間に配置され、一方の筒端面67Aを円筒ブッシュ71(軸受けブッシュ61)のブッシュ筒端面71Aに当接して、ワイパー回転軸63(軸本体75)に外嵌される。
図21及び図24において、各軸受け筒部材67,67は、ハンドル筒部材68の筒長La(同一の筒長La)とするとき、筒長LA<筒長LBであることから、筒長LBの軸受け筒部材67の筒端面67Bに当接するコイルバネ69(圧縮コイルバネ)は、筒長LAの軸受け筒部材67の筒端面67Bに当接するコイルバネ69(圧縮コイルバネ)より、直交方向FR(前後方向)に圧縮されてバネ力(付勢力)が大きくなる。
これにより、筒長LA,LB,LC,…の異なる複数の軸受け筒部材67から、1の軸受け筒部材67を選択して、ワイパー回転軸63(軸本体75)に外嵌することで、コイルバネ69(圧縮コイルバネ)のバネ力(付勢力)を調整できる。
このように、コイルバネ69(圧縮コイルバネ)のバネ力(付勢力)を調整することで、覗き板52の裏板平面52Bに押圧するワイパーブレード66(ブレード摺接部88)の押圧力(押付力)を調整できる。
集塵機Xは、例えば、自動電気溶接機(半自動電気溶接機)の溶接ヒュームを集塵するのに適用できる。集塵機Xは、空気吸入口15を、自動電気溶接機のトーチに接続して、空気中に含む溶接ヒュームを集塵する(円筒フィルタ41にて捕捉する)。
なお、集塵機Xの適用は、自動電気溶接機(半自動電気溶接機)に限定されず、空気中の塵埃を集塵する如何なる装置、機械に適用できる。
集塵機Xでは、集塵筒体11内(内部空間IA内)に配置するフィルタは、円筒フィルタ41に限定されず、例えば、平板状のフィルタであっても良く、平板状のフィルタを空気吸入口及び清浄空気流出口の間に配置して、内部空間を集塵室及び清浄空気室に区画する構成も採用できる。
本考案は、フィルタを点検するためのフィルタ検査窓に付着する塵埃を除去するのに最適である。
X 集塵機
1 集塵機本体
4 フィルタユニット(フィルタ体)
5 送風機
6 フィルタ点検窓
7 ワイパーユニット(ワイパー装置)
11 集塵筒体
15 空気吸入口
16 清浄空気流出口
41 円筒フィルタ
51 覗き窓穴(フィルタ点検窓穴)
51A 円形穴縁(穴縁)
52 覗き板(フィルタ点検板)
52A 表板平面(表板面)
52B 裏板平面
61 軸受けブッシュ
63 ワイパー回転軸
64 ワイパーハンドル
65 ワイパーアーム
66 ワイパーブレード
67 軸受け筒部材
68 ハンドル筒部材
69 コイルバネ(圧縮コイルバネ)
IA 内部空間
DR 集塵室
CR 清浄空気室
FR 直交方向(前後方向)
OS 集塵筒体(集塵室)の外側

Claims (4)

  1. 両筒端が閉塞され、内部空間を区画する集塵筒体、前記集塵筒体に形成され、前記内部空間に開口する空気吸入口、前記集塵筒体に形成され、前記内部空間に開口する清浄空気流出口を有する集塵機本体と、
    前記集塵筒体内において、前記空気吸入口及び前記清浄空気流出口の間に配置され、前記内部空間を前記空気吸入口側の集塵室及び前記清浄空気流出口側の清浄空気室に区画し、前記集塵室内の空気から塵埃を捕捉するフィルタユニットと、
    前記清浄空気流出口に連通され、前記清浄空気室内の空気を吸引して前記集塵室から前記フィルタユニットを通過して前記清浄空気室に流れる空気流を発生し、吸引した空気を外気に排気する送風機と、
    前記集塵室を通して前記フィルタユニットに対向する位置の前記集塵筒体に形成され、前記集塵室内に開口する覗き窓穴、前記集塵室内に配置されて前記集塵筒体に取付けられ、表板面を前記集塵筒体に気密に当接して前記覗き窓穴を閉塞する透明な覗き板を有するフィルタ点検窓と、
    前記覗き板を通して前記フィルタユニットを視認可能として前記覗き板に配置され、前記集塵室の空気から前記覗き板の裏板平面に付着する塵埃を除去するワイパーユニットと、を備え、
    前記ワイパーユニットは、
    前記集塵筒体の外側に位置して前記覗き板に取付けられ、前記覗き板の前記裏板平面に直交する直交方向において、前記覗き板の前記表板面から前記集塵筒体の外側に突出される軸受けブッシュと、
    前記直交方向において、前記軸受けブッシュ及び前記覗き板を貫通して前記集塵室内及び前記集塵筒体の外側に延在され、前記軸受けブッシュにて回転自在及び前記直交方向に摺動自在に支持されるワイパー回転軸と、
    前記直交方向において、前記軸受けブッシュに間隔を隔てて前記集塵筒体の外側に配置され、前記集塵筒体の外側に位置する前記ワイパー回転軸の外軸端側に取付けられるワイパーハンドルと、
    前記軸受けブッシュ及び前記ワイパーハンドルの間に配置され、前記軸受けブッシュに当接して前記ワイパー回転軸に外嵌される軸受け筒部材と、
    前記軸受け筒部材及び前記ワイパーハンドルの間に配置され、前記ワイパーハンドルに当接して前記ワイパー回転軸に外嵌されるハンドル筒部材と、
    前記直交方向において、前記覗き板の前記裏板平面に間隔を隔てて前記集塵室内に配置され、前記集塵室内に位置する前記ワイパー回転軸の内軸端側に固定され、及び前記ワイパー回転軸から前記覗き板の前記裏板平面に平行する平行方向に延在されるワイパーアームと、
    軟質ウレタンフォームで形成され、前記ワイパーアームに取付けられるワイパーブレードと、
    前記軸受け筒部材及び前記ハンドル筒部材の間に配置され、前記ワイパー回転軸に隙間を隔てて外嵌されるコイルバネと、
    を備え、
    前記ワイパーブレードは、
    前記平行方向において、前記ワイパー回転軸及び前記覗き窓穴の穴縁の間に延在され、前記ワイパー回転軸及び前記覗き窓穴の前記穴縁の間にて、前記覗き板の前記裏板平面に摺動自在に当接され、
    前記コイルバネは、
    圧縮状態において、一方のバネ端を前記ハンドル筒部材に当接し、及び他方のバネ端を前記軸受け筒部材に当接して配置される
    ことを特徴とする集塵機。
  2. 前記ワイパー回転軸に取外自在にされ、前記直交方向の筒長の異なる複数の前記ハンドル筒部材を備え、
    複数から選択した1のハンドル筒部材は、
    前記ワイパーハンドル及び前記コイルバネの一方のバネ端の間に配置され、前記ワイパーハンドルに当接して前記ワイパー回転軸に外嵌される
    ことを特徴とする請求項1に記載の集塵機。
  3. 前記ワイパー回転軸に取外自在にされ、前記直交方向の筒長の異なる複数の前記軸受け筒部材を備え、
    複数から選択した1の軸受け筒部材は、
    前記軸受けブッシュ及び前記コイルバネの他方のバネ端の間に配置され、前記軸受けブッシュに当接して前記ワイパー回転軸に外嵌される
    ことを特徴とする請求項1に記載の集塵機。
  4. 前記ワイパーブレードは、
    軟質ウレタンフォームであって、マイクロセルウレタンフォームで形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の集塵機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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