JP3216308B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP3216308B2
JP3216308B2 JP06338393A JP6338393A JP3216308B2 JP 3216308 B2 JP3216308 B2 JP 3216308B2 JP 06338393 A JP06338393 A JP 06338393A JP 6338393 A JP6338393 A JP 6338393A JP 3216308 B2 JP3216308 B2 JP 3216308B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音信号や映像信号等
の情報信号の記録を可能とする光ディスク等の円盤状の
記録媒体を回転自在に収納したディスクカートリッジに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、楽音信号や映像信号等の情報信
号の記録を可能とする光ディスク等の円盤状の記録媒体
を収納したディスクカートリッジにあっては、図6及び
図7に示すように、合成樹脂材料で成形した上下一対の
ハーフ2、3を組み合わせてカートリッジ本体1を構成
し、このカートリッジ本体1の内部に光ディスク4を回
転可能に収納している。カートリッジ本体1を構成する
上下ハーフ2、3の主面の左右方向の中央部には、収納
した光ディスクの信号記録領域の少なくとも一部を内外
周に亘って外方に臨ませる方形の記録再生用開口部(図
示せず)が開設されている。
【0003】ところで、かかるディスクカートリッジに
おいては、光ディスク4の表面に記録再生用開口部から
進入した塵埃が付着したり、傷が付いたりした場合には
情報信号の記録、読取りが不能となるため、カートリッ
ジ本体1に対して移動自在に取付けられて記録再生用開
口部を開放、閉塞するシャッタ部材5が備えられてい
る。
【0004】このシャッタ部材5は、薄い金属板を打抜
き、折曲げ加工を施して形成され、カートリッジ本体1
の記録再生用開口部をそれぞれ開閉する一対のシャッタ
部と、これらシャッタ部の基端側を連結する連結部5A
とから構成され、全体として断面略コ字状に形成されて
いる。カートリッジ本体1の前面側の側面部1Aに沿っ
て延在する連結部5Aには、図7に示すように、後述す
るシャッタ閉塞部材10が係合するシャッタ閉塞部材係
合孔6が穿設されるとともに、シャッタ部材5がこの側
面部1Aに沿って平行に移動し得るように案内する断面
コ字状のスライドガイド部7が突設されている。
【0005】シャッタ部材5は、各シャッタ部が記録再
生用開口部上に延在するようにしてカートリッジ本体1
の側面部1A側から嵌合され、記録再生用開口部を閉塞
する閉塞位置と、開放する開放位置との間に亘って移動
可能にカートリッジ本体1に組み付けられる。このシャ
ッタ部材5は、ディスクカートリッジが記録再生装置の
カートリッジ装着部に挿入操作されることによって、開
口部閉塞位置から開口部開放位置へと移動される。
【0006】すなわち、記録再生装置のカートリッジ装
着部にはシャッタ開放部材8が設けられるとともに、カ
ートリッジ本体1の側面部1Aにはこのシャッタ開放部
材8が進入するシャッタ開放部材進入溝9が設けられて
おり、ディスクカートリッジをカートリッジ装着部に挿
入操作すると、前記シャッタ開放部材8がシャッタ部材
5のスライドガイド部7の側端と係合する。そして、な
おもディスクカートリッジをカートリッジ装着部に挿入
操作すると、シャッタ開放部材8によってシャッタ部材
5は前記開口部閉塞位置から開口部開放位置へと移動さ
れる。
【0007】一方、記録再生装置のカートリッジ装着部
には、シャッタ開放部材8と同様にシャッタ開放部材進
入溝9に進入するシャッタ閉塞部材10が備えられてい
る。このシャッタ閉塞部材10は、合成樹脂材料によっ
て成形され、カートリッジ装着部に装着されたディスク
カートリッジがイジェクト操作によって取り出される際
に、シャッタ部材5をカートリッジ本体1に対し相対移
動させて開口部開放位置から開口部閉塞位置へと移動さ
せる。
【0008】すなわち、弾性を有するシャッタ閉塞部材
10は、ディスクカートリッジがカートリッジ装着部に
挿入されると、図8に示すように、シャッタ開放部材進
入溝9に進入してシャッタ部材5のスライドガイド部7
の側端7aと当接するが、その弾性によってスライドガ
イド部7の表面に乗り上がる。さらにディスクカートリ
ッジがカートリッジ装着部に挿入されると、シャッタ開
放部材8によって開口部開放位置へと移動されたシャッ
タ部材5の連結部5Aに穿設したシャッタ閉塞部材係合
孔6に係合する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、シャッタ部材
4は、ロール状の金属薄板を材料として、概略展開状態
の外形形状を形成する外形抜き工程、連結部5Aに対し
てシャッタ部及びスライドガイド部7とを形成する折曲
げ工程及び連続形成されるシャッタ部材を1個ずつ切り
離す切断工程とからなる連続製造工程によって形成され
る。このシャッタ部材5には、製品が連続して搬送され
るように作用し、最終の切断工程で切離しされる製品継
ぎ部11を有している。
【0010】従来のシャッタ部材5における製品継ぎ部
11は、製造工程上、製品端部であるスライドガイド部
7の側端部7aに設けられ、しかも切断工程を施すこと
によって切断面に生じるバリ、カエリの影響を排除する
ため、図8に示すように、側端部7aから段落ちした部
分7bに構成される。したがって、スライドガイド部7
の側端部7aには、段落ち部7bによってシャープなエ
ッジ部7cが形成され、このエッジ部7cがシャッタ閉
塞部材10の先端部分に当接する。
【0011】上述したように、金属板材料によって形成
されたシャッタ部材5のスライドガイド部7の側端部7
aには、合成樹脂材料によって成形されたシャッタ閉塞
部材10が当接して乗上がるため、シャッタ閉塞部材1
0の先端部分はエッジ部7cによって次第に削られる。
このため、シャッタ閉塞部材10がスライドガイド部7
の側端部7aに引っ掛かってしまい、スライドガイド部
7の表面側への乗上がり動作が行われなくなり、ディス
クカートリッジのカートリッジ装着部への装着が完全に
行われないといった問題点が生じる。
【0012】本発明はシャッタ部材の製品継ぎ部が構成
されるスライドガイド部の側端部におけるシャッタ閉塞
部材が当接する部分を平坦な形状とすることによって、
シャッタ閉塞部材の傷付きを防止し、もってシャッタ閉
塞部材が確実に動作するようにしたディスクカートリッ
ジを提供することを目的に提案されたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するために提案される本発明に係るディスクカートリッ
ジは、円盤状の記録媒体が回転自在に収納され、主面に
前記記録媒体の少なくとも一部を径方向に亘って外方に
臨ませる記録再生用開口部が形成されるとともに前方側
面部にシャッタ開放部材進入溝が形成されたカートリッ
ジ本体と、前記記録再生用開口部を開閉するシャッタ部
と、前記カートリッジ本体の前方側面部に沿って延在す
るとともにシャッタ閉塞部材係合孔が穿設された連結部
と、この連結部の側方に一体に突設されたスライドガイ
ド部とからなる断面コ字状をなすシャッタ部材とを備え
る。このディスクカートリッジに取り付けられるシャッ
タ部材は、記録再生装置のカートリッジ装着部への挿入
操作により前記シャッタ開放部材進入溝に進入するシャ
ッタ開放部材によって前記記録再生用開口部を開放する
位置方向へ移動されるとともに、イジェクト操作により
前記シャッタ閉塞部材係合孔に係合する前記シャッタ閉
塞部材によって前記記録再生用開口部を閉塞する位置方
向へ移動され、このシャッタ部材の製品継ぎ部が形成さ
れる前記スライドガイド部側端の前記シャッタ閉塞部材
との当接部を平坦形状とし、前記当接部以外の箇所を前
記製品継ぎ部の連結面としたものである。
【0014】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジは、記録再
生装置のカートリッジ装着部に挿入されると、記録再生
装置側に設けたシャッタ閉塞部材がシャッタ開放部材進
入溝に進入し、シャッタ部材のスライドガイド部の側端
部に当接し、続いてスライドガイド部の表面に乗り上が
る。シャッタ閉塞部材が当接するシャッタ部材のスライ
ドガイド部の側端部には、金属板材料から外形抜き工
程、折曲げ工程、切断工程の連続製造工程を経て形成さ
れるシャッタ部材を工程間において連結して搬送しかつ
最終の切断工程で切り離しされる製品継ぎ部が段落ちで
設けられている。スライドガイド部の側端部は、段落ち
部によって構成されるエッジ部分とシャッタ閉塞部材と
が非当接状態となるように、当接部が平坦形状に構成さ
れることによって、シャッタ閉塞部材の傷付きが防止さ
れる。シャッタ部材は、当接部以外の箇所が製品継ぎ部
とされて、製造工程の途中で互いに連結された状態に置
かれる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して詳細に説明する。
【0016】本発明に係るディスクカートリッジは、図
1に示すように、合成樹脂材料を成形した方形状をなす
一対の上ハ−フ21と下ハ−フ22とを組合わせてなる
カートリッジ本体20を備え、このカートリッジ本体2
0内に円盤状をなす記録媒体である光ディスク23を回
転可能に収納している。上下ハ−フ21、22の外周囲
には、互いに突合わされてカートリッジ本体20の外周
壁24を構成する立上り周壁24a、24bとがそれぞ
れ立設され、これら上下ハ−フ21、22の相対向する
内面には、立上り周壁24a、24bに内接する円弧壁
として形成され、互いに突合わされてディスク収納部を
構成するディスク収納部形成壁25a、25bと、複数
個の突合わせ嵌合突起26a、26bとがそれぞれ立設
されている。
【0017】上下ハ−フ21、22は、各立上り周壁2
4a、24b及び各ディスク収納部形成壁25a、25
bとを突合わせるようにして組立てるとともに、各突合
わせ嵌合突起26a、26bを嵌合してこれらを超音波
溶着等することによって一体化され、カートリッジ本体
20を構成している。
【0018】下ハ−フ3の略中央部には円形の開口27
が開設されており、この開口27はディスクカートリッ
ジを記録再生装置に装着したとき、カートリッジ本体2
0に収納された光ディスク23を駆動する記録再生装置
のディスクテ−ブルが進入するディスク進入用開口部と
して機能する。このディスク進入用開口部27は、具体
的にはカートリッジ本体20に収納された光ディスク2
3のセンタ孔を閉塞して設けられるマグネットクランプ
用の金属板28を外方に臨ませる。
【0019】また、カートリッジ本体20の上下面、す
なわち上下ハ−フ21、22には、ディスク収納部に回
転自在に収納された光ディスク23の少なくとも信号領
域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録再生用開
口部29a、29bが相対向して開設されている。これ
ら記録再生用開口部29a、29bは、図1に示すよう
に、ディスク進入用開口部27に近接する位置からカー
トリッジ本体20の前面側に亘ってカートリッジ本体2
0の左右方向の略中央に位置して方形に形成されてい
る。
【0020】カートリッジ本体20の前面側には、図2
に示すように、後述するシャッタ部材35を移動させる
記録再生装置側に配設されるシャッタ開放部材30が進
入するシャッタ開放部材進入溝31が形成されている。
シャッタ開放部材進入溝31は、カートリッジ本体20
の前面に直交する一側面に開口端32を有し、シャツタ
部材35の移動方向に亘って形成されている。シャツタ
開放部材進入溝31内には、シャッタ部材35の安定し
た動作を保証するため、下ハ−フ22の内側面に立設し
シャッタスライドガイド壁33が設けられている。
【0021】上ハ−フ21には、突合せ壁34が立設さ
れている。突合せ壁34は、記録再生用開口部29の前
端縁側の内側面に下ハ−フ22の内側面と突き合わされ
てシャッタ開放部材進入溝31部分におけるカートリッ
ジ本体20の厚み方向の撓みを防止する。
【0022】カートリッジ本体20には、記録再生用開
口部29a、29bから内部に塵埃等が進入して収納さ
れた光ディスク23に付着することを防止するために、
記録再生用開口部29を開放、閉塞するシャッタ部材3
5が組付けられている。後述する連続製造工程によって
形成されるシャッタ部材35は、図1に示すように、録
再生用開口部29をそれぞれ開放、閉塞するシャッタ部
36a、36bと、これらシャッタ部36a、36bの
基端側を連結する連結部37及びこの連結部37の両側
部にそれぞれ突設された第1のスライドガイド部38及
び第2のスライドガイド部39とからなり、断面コ字状
をなすように形成されている。
【0023】連結部37には、図3に示すように、その
略中央部に後述するシャッタ閉塞部材50が係合するシ
ャッタ閉塞部材係合孔40が穿設されている。また、ス
ライドガイド部38、39は、下ハ−フ22の前面側の
高さに略対応する高さを有する断面コ字状で、シャッタ
部材35がカートリッジ本体20の前面側に沿って平行
に安定移動し得るようにガイドする。第1スライドガイ
ド部38の先端側には、図2に示すように、シャッタ部
材35をカートリッジ本体20に取付けた際、このカー
トリッジ本体20の前面側に形成したシャツタ開放部材
進入溝31に挿入されるとともに、後述するカートリッ
ジ本体20内に配設されるシャッタロック部材45に相
対係合する係合片41が折曲形成されている。
【0024】第1及び第2スライドガイド部38、39
によって下ハ−フ22の前面側を挟持するようにしてカ
ートリッジ本体20に嵌合配設されたシャッタ部材35
は、シャッタ部36によって記録再生用開口部29を閉
じる閉塞位置と、この記録再生用開口部29を開放する
開放位置との2位置に亘って移動自在にカートリッジ本
体20に組み付けられる。
【0025】カートリッジ本体20の、シャツタ部材3
5が移動する記録再生用開口部29a、29bの周縁か
ら一側面側に亘る領域及びカートリッジ本体20の前面
側に亘る領域には、シャッタ部材35の板厚とほぼ等し
い深さのシャッタスライド凹部42が形成されている。
このシャッタスライド凹部42によって、図2示すよう
に、シャッタ部材35はカートリッジ本体20の表面と
面一となって組み付けることが可能となり、シャッタ部
材35をカートリッジ本体20に組み付けることによる
厚みの増大が防止されている。
【0026】カートリッジ本体20内には、図1に示す
ように、組み付けたシャッタ部材35が記録再生用開口
部29a、29bを閉塞した閉塞位置に保持するシャッ
タロック部材45が設けられる。シャッタロック部材4
5は、合成樹脂材料によって成形されており、基端部に
カートリッジ本体20を構成する下ハ−フ22の内面に
立設した支持軸43に挿通される挿通孔が設けられた枢
支部46と、シャッタ部材35に形成した係合片41が
相対係合する係合凹部47を設けたロックアーム部48
と、このロックアーム部48と対向するようにして枢支
部46から一体に延設された弾性変位部49とから構成
されている。
【0027】なお、下ハ−フ22の支持軸43が立設さ
れたコーナ部と対角をなすコーナ部には、全体E字状を
なす誤記録防止部材44が配設されており、この誤記録
防止部材44は、下ハーフ22に沿って第1及び第2の
位置に切換操作されることによって光ディスク23への
情報信号の記録を可能又は不能とする。
【0028】上述したように、下ハ−フ22の一方コー
ナ部に配設されたシャッタロック部材45は、ロックア
ーム部47がカートリッジ本体20の前面側に形成した
シャッタ開放部材進入溝31に沿って延在されており、
これによってロックアーム部47の頂部に形成された係
合凹部がシャッタ開放部材進入溝31内に臨み、カート
リッジ本体20の前面側をスライドするシャッタ部材3
5の係合片41と相対係合可能となる。そして、シャッ
タ部材35は、通常状態において、係合片41がシャッ
タロック部材45の係合凹部に係合することによって、
記録再生用開口部29を閉塞した開口部閉塞位置でロッ
ク状態に保持される。
【0029】上述したディスクカートリッジを、カート
リッジ本体20の上面に設けた挿入方向指示マークに従
って記録再生装置内に配設したカートリッジホルダ等を
備えたカートリッジ装着部に挿入すると、カートリッジ
本体20の前面側に形成したシャッタ開閉部材進入溝3
1の開放端32から記録再生装置側に設けたシャッタ開
放部材30が進入していく。ディスクカートリッジの記
録再生装置のディスク装着部への挿入にともなって、シ
ャツタ開放部材30がシャッタロック部材45のロック
アーム部47の基端側外側面から先端側に向かって乗り
上げていき、ロックアーム部47をカートリッジ本体2
0の内方へと押圧する。
【0030】ロックアーム部47がカートリッジ本体2
0の内方へと押圧されることによって、シャッタロック
部材45は、支持軸43に枢支された枢支部46を中心
として図1中反時計回り方向へと回動する。シャッタロ
ック部材45の回動動作によって、シャッタ部材35
は、その係合片41がシャッタロック部材45の係合凹
部との係合を解除されることによって、移動自由な状態
となる。シャッタ部材35が移動自由な状態となった
後、さらにディスクカートリッジをカートリッジ装着部
に挿入していくと、シャッタ部材35はシャッタ開放部
材30に押圧されながら記録再生用開口部29a、29
bを開放する方向へと移動し、そのシャッタ部36によ
るカートリッジ本体20の記録再生開口部29の閉塞状
態が次第に開放される。
【0031】シャッタ部材35は、記録再生開口部29
を完全に開放する位置まで移動されると、シャッタ開放
部材30によるロックアーム部47の押圧動作が解除さ
れ、またシャッタロック部材45は枢支部46を中心
に、図1中時計回り方向へと回動復帰してその係合凹部
がシャッタ開放部材進入溝31に臨んだ状態となる。
【0032】上述したシャッタ部材35の記録再生開口
部29の閉塞状態において、シャッタ部材35の連結部
37に穿設したシャッタ閉塞部材係合孔40には、シャ
ッタ閉塞部材50が係合する。すなわち、ディスクカー
トリッジを、カートリッジ装着部に挿入すると、カート
リッジ本体20の前面側に形成したシャッタ開閉部材進
入溝31の開放端32から記録再生装置側に設けたシャ
ッタ閉塞部材50が進入していく。
【0033】ディスクカートリッジの記録再生装置のデ
ィスク装着部への挿入に伴って、シャツタ閉塞部材50
は、シャッタ部材35の第1のスライドガイド部38の
側端部51に当接する。シャツタ閉塞部材50は、弾性
を有しており、ディスクカートリッジの挿入にともなっ
て弾性偏位しながらスライドガイド部38の表面に乗り
上げていき、シャッタ部材35が記録再生開口部29
a、29bを閉塞した位置においてシャッタ部材35の
シャッタ閉塞部材係合孔40に係合する。
【0034】記録、再生操作を終了してディスクカート
リッジのイジェクト操作を行うと、シャッタ部材35
は、シャッタ閉塞部材係合孔40に係合したシャツタ閉
塞部材50によって、カートリッジ本体20に対して相
対移動する。ディスクカートリッジをディスク装着部か
ら抜き取ることによって、記録再生開口部29を開放す
る位置まで移動されたシャッタ部材35は、復旧回動し
たシャッタロック部材45によって保持される。
【0035】ところで、シャッタ部材35は、図5に示
すように、薄い金属ロール板を材料として、連続製造工
程によって形成される。すなわち、製造工程に供給され
る金属板60は、第1の工程である外形抜き工程Aにお
いてシャッタ部材35の展開状態の外形形状を呈する第
1の中間部材61が形成される。この第1の中間部材6
1に対して、第2の折曲げ工程Bにおいて、連結部35
部分に対してシャッタ部36及び第1、第2のスライド
ガイド部38、39部分を直角方向に折曲する折曲げ工
程が施されて全体形状が略コ字状を呈する第2の中間部
材62が形成される。さらに、第3の切断工程Cにおい
て、製品継ぎ部64から切り離して1個毎の製品63を
形成する。
【0036】ここで、製品継ぎ部64は、製造工程中に
製品を連続して搬送するために設けられるものであり、
この製品継ぎ部64を最終工程において切断する際に、
その切断面にバリ、カエリ等が発生するため、図4に示
すように、第1のスライドガイド部38の側端部51に
対してL分宛の段落ちした段落ち部51aに形成されて
いる。この段落ち部51aからL分宛側方へと突出する
突出部、換言すればシャッタ閉塞部材50が当接する部
分がシャッタ閉塞部材当接部51bとして構成され、こ
の当接部51b以外の部分が、図5に示すように、製品
継ぎ部64の連結面65となされる。
【0037】シャッタ閉塞部材当接部51bは、その高
さ方向の寸法Mがシャッタ閉塞部材50の高さ方向の幅
Nに対して、M>Nによって設定されている。したがっ
て、段落ち部51aとシャッタ閉塞部材当接部51bと
の間に構成されるシャープなコーナ部51cは、第1の
スライドガイド部38の側端部51に当接するシャッタ
閉塞部材50と当接しないように構成されている。換言
すれば、シャッタ閉塞部材50が当接する第1のスライ
ドガイド部38の側端部51の当接部は平坦形状に形成
されている。
【0038】シャッタ部材35は、第1のスライドガイ
ド部38の側端部51が以上のように構成されているた
め、ディスクカートリッジを記録再生装置のカートリッ
ジ装着部に装着することによってシャッタ開放部材進入
溝31に進入するシャッタ閉塞部材50が当接して乗上
げ動作する際に、コーナ部51cによってシャッタ閉塞
部材50が傷付けられることもなく確実に動作する。
【0039】上述の実施例では、本発明を光ディスク2
3を収納したディスクカートリッジに適用した例を示し
たが、カートリッジ本体に形成した記録再生用の開口部
を開閉する移動自在なシャッタ部材を備え、このシャッ
タ部材を記録再生用開口部を閉塞した状態から開放する
状態へと移動させるシャッタ閉塞部材を備えるディスク
カートリッジに広く適用できるものである。
【0040】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
カートリッジは、連続工程によって形成される際に、製
品間の製品継ぎ部を形成するため段落ち部が設けられか
つシャッタ部材を記録再生用開口部を閉塞した状態から
開放する状態へと移動させるシャッタ閉塞部材が当接し
て乗上げるスライドガイド部の側端部を、シャッタ閉塞
部材が当接する当接部を平坦形状とするとともに、当接
部以外の箇所を製品継ぎ部の連結面としたことにより、
シャッタ閉塞部材が当接して乗上げ動作する際に、段落
ち部によって構成されるコーナ部によるシャッタ閉塞部
材の傷付きが防止され、シャッタ閉塞部材がスライドガ
イド部の側端部に引っ掛かるといった不都合が発生する
ことは無く、確実に動作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジの分解斜視
図である。
【図2】上記ディスクカートリッジの上面側からの斜視
図である。
【図3】上記ディスクカートリッジの正面図である。
【図4】ディスクカートリッジに備えられるシャッタ部
材のシャッタ閉塞部材当接部を示す要部拡大正面図であ
る。
【図5】シャッタ部材の連続製造工程を説明する図であ
る。
【図6】従来のディスクカートリッジの平面図である。
【図7】従来のディスクカートリッジの正面図である。
【図8】従来のディスクカートリッジに備えられるシャ
ッタ部材のシャッタ閉塞部材当接部を説明する要部拡大
正面図である。
【符号の説明】 20 カートリッジ本体、 23 光ディスク、 31
シャッタ開放部材進入溝、 35 シャッタ部材、
38 スライドガイド部、 40 シャッタ閉塞部材
係合孔、 51 シャッタ閉塞部材側端部、 51a
段落ち部、 51b シャッタ閉塞部材当接部、 51
c コーナ部、 64 製品継ぎ部、65 連結面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の記録媒体が回転自在に収納さ
    、主面に前記記録媒体の少なくとも一部を径方向に亘
    って外方に臨ませる記録再生用開口部が形成されるとと
    もに前方側面部にシャッタ開放部材進入溝が形成された
    カートリッジ本体と、 前記記録再生用開口部を開閉するシャッタ部と、前記カ
    ートリッジ本体の前方側面部に沿って延在するとともに
    シャッタ閉塞部材係合孔が穿設された連結部と、この連
    結部の側方に一体に突設されたスライドガイド部とから
    なる断面コ字状をなすシャッタ部材とを備え、前記 シャッタ部材は、記録再生装置のカートリッジ装着
    部への挿入操作により前記シャッタ開放部材進入溝に進
    入するシャッタ開放部材によって前記記録再生用開口部
    開放する位置方向へ移動されるとともに、イジェクト
    操作により前記シャッタ閉塞部材係合孔に係合する前記
    シャッタ閉塞部材によって前記記録再生用開口部を閉塞
    する位置方向へ移動され、このシャッタ部材の製品継ぎ
    部が形成される前記スライドガイド部側端の前記シャッ
    タ閉塞部材との当接部を平坦形状とし、前記当接部以外
    の箇所を前記製品継ぎ部の連結面としたことを特徴とす
    るディスクカートリッジ。
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