JP2006172522A - ディスクカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャッタ部材のロックを確実に解除する。
【解決手段】 光ディスク2を収納するとともに、光ディスク2の一部を内外周に亘って外方に臨ませるヘッド部用開口部13を設けられたカートリッジ本体5と、ヘッド部用開口部13を開閉するシャッタ部22を有し、ヘッド部用開口部13を閉塞した位置と開放した位置との間に亘って移動可能にカートリッジ本体5に取り付けられたシャッタ部材21と、シャッタ部材21の一側から延長された連結アーム35に連結された弾性変位片36に設けられ、シャッタ部材21がヘッド部用開口部13を閉塞した位置にあるとき、カートリッジ本体5に設けた移動規制部61に係止させてシャッタ部材21のヘッド部用開口部13を開放する方向への移動を規制するシャッタ移動規制部材101とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光ディスク等のディスクを収納したディスクカートリッジに関する。
従来、光ディスク等のディスク状記録媒体を回転可能に収納し、ディスク状記録媒体を収納したままの状態で記録及び/又は再生装置に装着されるディスクカートリッジが広く用いられている。この種のディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体をカートリッジ本体に収納することにより、ディスク状記録媒体の保護を図り、記録及び/又は再生装置への装脱を容易に行うことを可能としている。
この種のディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体をカートリッジ本体に収納したままの状態で記録及び/又は再生装置に装着可能とすることから、カートリッジ本体には、ディスク状記録媒体を回転操作するためのディスク回転駆動機構を構成するターンテーブルを臨ませるための駆動用開口部と、ディスク状記録媒体の信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録及び/又は再生用開口部が設けられている。
そして、ディスク状記録媒体を収納したディスクカートリッジにあっては、カートリッジ本体に塵埃等が侵入しディスク状記録媒体が汚損されることを防止するため、少なくとも記録及び/又は再生用開口部を開閉するシャッタ部材が設けられている。
また、ディスクカートリッジがディスク記録及び/又は再生装置に装着されない保管時等に記録及び/又は再生用開口部が不用意に開放され、この開口部を介して手指等の異物がカートリッジ本体内に侵入してディスク状記録媒体を損傷してしまうようなことを防止するため、バネ部材等の付勢部材を用いてシャッタ部材を常時記録及び/又は再生用開口部を閉塞する方向に付勢するようにしたものが提供されている。
そして、シャッタ部材を付勢するバネ部材の取り付けを容易にするため、シャッタ部材にバネ部材に一体に設け、シャッタ部材のカートリッジ本体への取り付けと同時にカートリッジ本体に取り付けるようにしたものが特許文献1、特許文献2において提案されている。
そして、特許文献1に開示されるディスクカートリッジは、バネ部材によりシャッタ部材を記録及び/又は再生用開口部を閉塞する方向に付勢するのみであるので、例えば手指でシャッタ部材を把持する等してバネ部材の付勢力に抗して移動させようとすると、記録及び/又は再生用開口部を開放する方向に容易に移動してしまう。
また、特許文献2に記載されるディスクカートリッジは、更に、記録及び/又は再生用開口部を閉塞する位置に移動されたシャッタ部材を閉塞位置にロックするシャッタ移動規制部材が設けられている。このディスクカートリッジによれば、シャッタ部材はシャッタ移動規制部材によりロックされて確実に記録及び/又は再生用開口部を閉塞することができるが、シャッタ移動規制部材は、シャッタ部材とは独立してカートリッジ本体側に取り付けられているため、部品点数が増加するばかりか、組み立ても複雑になってしまう。また、カートリッジ本体内にシャッタ移動規制部材を取り付けるための空間が必要となり、ディスクカートリッジ自体の一層の小型化を図ることが困難となってしまう。
特開平3−212872号公報 実開昭62−83274号公報
本発明の目的は、上述したような従来のディスクカートリッジが有する問題点を解決することができる新規なディスクカートリッジを提供することにある。
本発明の他の目的は、記録及び/又は再生用開口部を確実に閉塞し、カートリッジ本体に収納したディスクの確実な保護を図ることができるディスクカートリッジを提供することにある。
本発明の他の目的は、シャッタ部材のロックを確実に解除することができるディスクカートリッジを提供することにある。
本発明に係るディスクカートリッジは、ディスクと、上記ディスクを回転可能に収納するとともに、上記ディスクの一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録及び/又は再生用開口部が設けられたカートリッジ本体と、上記記録及び/又は再生用開口部を開閉するシャッタ部を有し、上記記録及び/又は再生用開口部を閉塞した位置と上記記録及び/又は再生用開口部を開放した位置との間に亘って移動可能に上記カートリッジ本体に取り付けられたシャッタ部材と、上記シャッタ部材の一側から延長された連結アームと、上記連結アームの先端部側に基端部側を固定して上記連結アームに沿って延長するように取り付けられ、先端部側に、上記シャッタ部の基端部側に設けられて上記カートリッジ本体の一側面に対向する移動ガイド片に設けた窓部に臨ませされた押圧操作部が設けられ、上記押圧操作部を上記窓部からカートリッジ本体の外方に突出させるように付勢力が付与された弾性変位片と、上記シャッタ部材に回動可能に設けられ、上記シャッタ部材が上記記録及び/又は再生用開口部を閉塞した位置にあるとき、上記カートリッジ本体に設けた移動規制部に係止部を係止させて上記シャッタ部材の上記記録及び/又は再生用開口部を開放する方向への移動を規制し、上記弾性変位片が上記押圧操作部を介して上記付勢力に抗して押圧されたとき、上記弾性変位片ともに回動して上記移動規制部への係止を解除する方向に回動するシャッタ移動規制部材とを備える。上記係止部は、上記移動規制部側が円弧状をなすように形成されている。
本発明に係るディスクカートリッジは、カートリッジ本体に設けた記録及び/又は再生用開口部を開閉するシャッタ部材が記録及び/又は再生用開口部を閉塞した位置にあるとき、シャッタ部材の記録及び/又は再生用開口部を開放する方向への移動を規制するシャッタ移動規制部材と、このシャッタ移動規制部材をカートリッジ本体に設けた移動規制部に係る方向に付勢する弾性変位片をシャッタ部材に設けるようにしているので、記録及び/又は再生用開口部を閉塞した位置にあるシャッタ部材が開放方向に移動することを規制し、記録及び/又は再生用開口部を確実に閉塞し、カートリッジ本体に収納したディスクの確実な保護を図ることができる。
また、シャッタ移動規制部材の係止部は、円弧状をなすように形成されていることから、カートリッジ本体側の移動規制部と円滑に係脱するので、記録及び/又は再生装置に装着されたとき、確実にシャッタロックが解除される。
以下、本発明を適用したディスクカートリッジについて、図面を参照して説明する。
本発明に係るディスクカートリッジ1を説明すると、このディスクカートリッジ1は、ディスク状記録媒体として、例えば、光ディスク2を回転可能に収納したものであって、図1及び図2に示すように、上下一対のハーフ3,4を突き合わせ結合したカートリッジ本体5を備え、このカートリッジ本体5内に光ディスク2を回転可能に収納している。上下ハーフ3,4は、例えばポリカーボネート等の合成樹脂材料を成型して形成される。
このディスクカートリッジ1は、例えばテレビジョンゲームを実行するプログラムデータやビデオデータが記録された光ディスク2を収納したものであり、しかも、極めて小型に構成されている。このディスクカートリッジ1は、例えば、直径を60mm程度とする小径の光ディスク2を収納したものであって、片手の掌に収納し得る程度の大きさに形成されている。
このディスクカートリッジ1を構成するカートリッジ本体5は、図1乃至図3に示すように、このディスクカートリッジ1が装脱されるディスク記録及び/又は再生装置への挿入端側となる一の側面である前面側を円弧状部7として形成している。この円弧状部7は、図3に示すように、カートリッジ本体5のディスク収納部6に収納された光ディスク2の中心を中心Pとして半径Rを一定にしたほぼ半円の円弧状に形成されている。すなわち、円弧状部7は、カートリッジ本体5に収納された光ディスク2の半円に相当する部分と対向するような半円として形成されている。
カートリッジ本体5の円弧状部7に連続する相対向する側面は、互いに平行な側面8,9として形成され、円弧状部7と対向する背面側は、なだらかに湾曲して連続する湾曲部10として形成されている。すなわち、カートリッジ本体5の背面側は、カートリッジ本体5の前面側に構成された半円状の円弧状部7より大きな半径である円弧状部7より曲率が小さい湾曲部10とされている。
ディスクカートリッジ1は、挿入端側となる一の側面である前面を他の面に比し大きく湾曲したほぼ半円の円弧状部7としているので、カートリッジ挿脱口を介してスロットイン方式により装脱が行われるディスク記録及び/又は再生装置へ挿入への挿入を容易に判別できる。特に、掌内に収納できる程度に小型化したディスクカートリッジ1にあっては、手で握った感覚でも挿入方向の識別を行うことができるので、誤挿入を防止して正確にディスク記録及び/又は再生装置に装着することも可能となる。しかも、このディスクカートリッジ1は、後述するように、スロットイン方式のディスク記録及び/又は再生装置へ挿入操作が容易となるばかりか、確実な挿入操作を実現できる。更に、このディスクカートリッジ1は、挿入端側をほぼ半円の円弧状部7とし、更に加えて円弧状部7と対向する背面も湾曲部10としているので、収納する光ディスク2に対し一層の小型化が実現されている。
このディスクカートリッジ1は、カートリッジ本体5の下面側を構成する下ハーフ4の中央部に、図2及び図3に示すように、カートリッジ本体5に収納した光ディスク2の中心部に形成したセンター穴11及びその周縁を外方に臨ませる円形の駆動部用開口部12が形成されている。駆動部用開口部12は、ディスクカートリッジ1が装着されるディスク記録及び/又は再生装置側に設けられたディスク回転駆動機構の一部を構成する例えばターンテーブルが進入する。すなわち、駆動部用開口部12は、光ディスク2を回転駆動させるための機構の一部が進入する開口部として機能する。
また、下ハーフ4には、図2及び図3に示すように、記録及び/又は再生用開口部を構成するヘッド部用開口部13が形成されている。ヘッド部用開口部13は、カートリッジ本体5の一方の側面8側に位置し、駆動部用開口部12に近接した位置から側面8に亘って矩形状に形成されている。すなわち、ヘッド部用開口部13は、カートリッジ本体5に収納された光ディスク2の信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる足る大きさの矩形状に形成されている。ここで、ヘッド部用開口部13は、図2に示すように、一方の側面8に位置する側を開放して形成されている。このように、ヘッド部用開口部13の側面8側が開放されることにより、光ディスク2の最外周位置までヘッド部の走査領域とすることができるので、光ディスク2の信号記録領域を大きくでき、光ディスク2の記録容量を大きくすることができる。また、ヘッド部用開口部13は、駆動部用開口部12に連続することなく、駆動部用開口部12との間に連接部を残して形成されているので、下ハーフ4の機械的強度を維持することができる。
下ハーフ4に突き合わせ結合されてカートリッジ本体5の上面側を構成する上ハーフ3の光ディスク2と対向する面は、図1に示すように、開口部等が設けられることなく平坦な面とされている。この上ハーフ3は、例えば光透過性を有し、内部に収納した光ディスクを目視することができるようになっている。例えば、ユーザは、光ディスク2の表面に印刷された内容を、上ハーフ3を介して見ることができる。
カートリッジ本体5の周面を構成する外周壁15は、上下ハーフ3,4の突き合わせ面側に形成した立ち上がり周壁16,17を突き合わせることによって形成される。上下ハーフ3,4は、立ち上がり周壁16,17の先端面を、熱又は超音波溶着することにより一体的に結合される。
また、下ハーフには、図2及び図3に示すように、このディスクカートリッジ1をディスク記録及び/又は再生装置に装着したとき、装着基準面となり、装置側に設けた位置決めピンが係合する第1及び第2の位置決め孔18,19が設けられている。なお、第1及び第2の位置決め孔18,19は、円形に形成されたディスク収納部6と湾曲部10とにより囲まれた左右の各領域にそれぞれ設けられている。
上述のように構成されたカートリッジ本体5には、図1乃至図3に示すように、ヘッド部用開口部13を開閉するシャッタ部材21が取り付けられる。このシャッタ部材21は、薄い金属板を打ち抜き折り曲げて形成され、若しくはポリカーボネート等の合成樹脂材料を成型して形成されたものであって、図2及び図3及びに示すように、ヘッド部用開口部13を閉塞する足るに大きさの矩形状に形成した平板状のシャッタ部22と、このシャッタ部22の基板部側に形成された断面コ字状に形成されたカートリッジ支持部23とを備える。シャッタ部22の先端部には、カートリッジ本体5側に取り付けられるシャッタガイド部材26により支持されるガイド支持部24が設けられている。ガイド支持部24は、図4及び図5に示すように、シャッタ部22の先端部をカートリッジ本体5側に向かうように折り曲げて形成されている。このシャッタガイド部材26も、ポリカーボネート等の合成樹脂材料を成型して形成される。シャッタガイド部材26は、図3に示すように、下ハーフ4の駆動部用開口部12を避けるようにして凹部26bが形成されている。そして、シャッタガイド部材26は、凹部26bの両側部分26aに溶着リブを設け、下ハーフ4のシャッタスライド用凹部58の駆動部用開口部12側に超音波又は熱溶着するようにしている。
ところで、シャッタ部材21は、カートリッジ本体5を構成する上ハーフ3側に形成されたスライドガイド部25をカートリッジ支持部23により支持することによってヘッド部用開口部13を開閉する図1及び図2中矢印A方向又は矢印B方向に移動可能に支持される。
シャッタ部材21が支持されるスライドガイド部25は、図4に示すように、ヘッド部用開口部13を開閉するシャッタ部材21の移動範囲に亘って上ハーフ3に形成されている。このスライドガイド部25は、上ハーフ3に形成される立ち上がり周壁16の一部に形成されており、シャッタ部材21をカートリッジ本体5の一方の側面8の範囲内で支持するように形成されている。
そして、シャッタ部材21に設けられるカートリッジ支持部23は、図4及び図5に示すように、シャッタ部22の基端部から垂直に立ち上がり形成され移動ガイド片28を有し、この移動ガイド片28の先端部にシャッタ部22側に向かって折り曲げられた一対の第1の支持片29,29が形成されている。また、移動ガイド片28の一方の側には、第1の支持片29,29が形成された位置より一段低い位置でL字状に折り曲げされた第2の支持片30が設けられている。第2の支持片30は、第1の支持片29,29共にスライドガイド部25を挟持するように支持する。この第2の支持片30の先端部には、第1の支持片29側に突出するように係合片31が折り曲げ形成されている。
また、移動ガイド片28の他方の側には、第2の支持片30と同一の高さ位置に位置されて、シャッタ部22側に向かって突出するように折り曲げられた折り曲げ片32が形成されている。この折り曲げ片32は、第2の支持片30と同様に、第1の支持片29,29とともにスライドガイド部25を挟持するように支持する支持片として機能する。
そして、シャッタ部材21のカートリッジ支持部23を構成する移動ガイド片28の一側から、図4及び図5に示すように、連結アーム35が延長されている。すなわち、連結アーム35は、図6に示すように、シャッタ部材21がカートリッジ本体5に取り付けられたとき、ヘッド部用開口部13を開放する方向に移動する側に位置する移動ガイド片28の一側から延長するように形成されている。また、連結アーム35は、シャッタ部材21がカートリッジ本体5に取り付けられたとき、円弧状のディスク収納部6の外周面に沿って延在するように湾曲しながら移動ガイド片28の一側から延長されている。すなわち、連結アーム35は、シャッタ部22のガイド支持部24が設けられた先端側に向かって湾曲しながら延長されている。
そして、連結アーム35の先端部側には、図6に示すように、基端部側を固定して連結アーム35に沿って延長するようにして弾性変位片36が連結されている。弾性変位片36は、基板部側を連結アーム35の先端部に溶着若しくは接着等の方法を用いて接合して連結される。このとき、連結アーム35は、基端部側の折り曲げ部36aを連結アーム35の先端部に突き当て、連結アーム35に対する位置決めが図られている。
また、弾性変位片36は、図6及び図7に示すように、シャッタ部22の基端部側に設けられてカートリッジ本体5の一側面に対向する移動ガイド片28に設けた窓部38に至る長さを有するように形成され、窓部38に臨む先端側に押圧操作部39が設けられている。押圧操作部39は、ディスクカートリッジ1がディスク記録及び/又は再生装置に装着されるとき、記録及び/又は再生装置側に設けられたシャッタ開放操作機構の一部であるシャッタ開放操作部によって押圧操作される部分である。
更に、弾性変位片36は、先端部側が移動ガイド片28の内面に圧接しながら押圧操作部39が窓部38から突出するような付勢力が付与されるように連結アーム35に連結されている。すなわち、弾性変位片36は、連結アーム35に連結された基端部側から湾曲しながら移動ガイド片28に向かって延長され、先端部側が移動ガイド片28の内面に圧接にされることにより図6中矢印C方向の付勢力が付与されている。
弾性変位片36の移動ガイド片28に沿う部分は、移動ガイド片28と平行に延長する直線部36bとされ、連結アーム35及び弾性変位片36は、折り曲げ部36a側が、シャッタ部材21がヘッド用開口部13を開放した位置にあるとき、図11に示すように、カートリッジ本体5の湾曲部10側のコーナ部を構成する上下ハーフ3,4の立ち上がり周壁16,17の内面、すなわちカートリッジ本体5の外周壁15の内面の曲率と略一致するような曲率を有するように形成されている。これにより、シャッタ部材21がヘッド用開口部13を開放したとき、弾性変位片36の反発力により、シャッタ部材21が閉まる方向に移動することを防止することができる。
なお、連結アーム35や弾性変位片36は、シャッタ部材21の材料と合わせて又は異ならせて形成して良く、例えば、ステンレス、アルミニウム等の金属片や合成樹脂で形成することができる。弾性変位片36は、例えば、カートリッジ本体5の湾曲部10側のコーナ部を構成する上下ハーフ3,4の立ち上がり周壁16,17の内面、すなわちカートリッジ本体5の外周壁15の内面の曲率半径を5mm程度としたとき、その厚みを0.14mm程度、幅を0.5mm〜1mm程度とすることによって反発力を5g〜10g程度と極めて小さくすることができる。また、連結アーム35と弾性変位片36とは、板バネ状の金属長尺片を折曲して一体的に、すなわち一の付勢部材で構成しても良い。
また、上述した移動ガイド片28の他方の側に形成された折り曲げ片32には、シャッタ移動規制部材101が取り付けられる。シャッタ移動規制部材101は、図4及び図5に示すように、薄板状の金属板を打ち抜き折り曲げて形成されたものであって、一端側に押圧操作部102が設けられ、他端側に係止部103が設けられている。押圧操作部102は、シャッタ移動規制部材101の一端側の一側をほぼ垂直に折り曲げることによって形成されている。この押圧操作部102は、ディスクカートリッジ1がディスク記録及び/又は再生装置に装着されるとき、記録及び/又は再生装置側に設けられたシャッタ開放操作機構の一部であるシャッタ開放操作部によって押圧操作される。
なお、弾性変位部36の先端側に設けられる押圧操作部39は、シャッタ移動規制部材101の押圧操作部102の内側に位置し、押圧操作部102を図6中矢印C方向に押圧操作する部分となる。
また、係止部103は、シャッタ移動規制部材101の他端側の一側をほぼ垂直に折り曲げることによって形成される。この係止部103は、後述するように、シャッタ部材21がカートリッジ本体5に取り付けられたとき、カートリッジ本体5側に設けられる移動規制部61に係止し、ヘッド部用開口部13を閉塞した位置にあるシャッタ部材21がヘッド部用開口部13を開放する方向に移動することを規制する。
係止部103は、具体的に、図8に示すように、カートリッジ本体5側に設けられる移動規制部61と円滑に係脱するように、移動規制部61と対向する側、すなわちシャッタ部材21のスライド方向(図1中矢印A方向)の端部側がC面又はR面で円弧状をなす曲面で形成されている。また、係止部103は、仮に、無理にシャッタ部材21がスライドされようとしても、曲面で形成されていることから、移動規制部61の損傷を防止することができる。この係止部103は、隣り合う2つの立ち上がり片103a,103bのコーナ部を略円弧をなすように折り曲げて形成されている。
そして、シャッタ移動規制部材101は、図6及び図7に示すように、シャッタ部材21をカートリッジ本体5に取り付けたとき、カートリッジ本体5の一方の側面8に対向する移動ガイド片28に設けた窓部38に押圧操作部102を臨ませて折り曲げ片32に取り付けられる。このとき、他端側に設けた係止部103は、シャッタ部材21の折り曲げ片32が設けられた他方の側から突出するように位置される。
また、シャッタ移動規制部材101は、折り曲げ片32の中央部にバーリング加工を施して形成した筒状の突出部104に、中央部に穿設した貫通孔105を挿通し、突出部104の先端を押し潰し変形するカシメ加工を施すことによって、突出部104を中心にして回動可能に折り曲げ片32に取り付けられる。
そして、シャッタ移動規制部材101は、押圧操作部102を移動ガイド片28と弾性変位片36との間に位置させて折り曲げ片32に取り付けられることにより、押圧操作部102の背面側が弾性変位片36により押圧されることになり、この押圧操作部102が窓部38から突出する方向の図6中矢印C方向に回動付勢された状態に置かれ、係止部103がカートリッジ本体5側の移動規制部61に確実に係止された状態なっている。シャッタ移動規制部材101は、押圧操作部102が弾性変位部36の付勢力に抗して押圧されることにより、突出部104を中心にして図6中矢印D方向に回動される。そして、係止部103が移動規制部61と係止した状態が解除されることになる。
なお、押圧操作部102の押圧操作は、ディスクカートリッジ1が記録媒体として用いられるディスク記録及び/又は再生装置のカートリッジホルダに、このディスクカートリッジ100が挿入されるとき、カートリッジホルダ側に設けられたシャッタ開放操作機構91のシャッタ開放操作部93が窓部38に進入することによって行われる。
上述したように、シャッタ部材21に回動可能に取り付けられたシャッタ移動規制部材101は、シャッタ部材21がヘッド部用開口部13を閉塞した位置に移動されたとき、図9及び図10に示すように、シャッタ移動規制部材101に設けた係止部103がカートリッジ本体5側に設けた移動規制部61に対向する。そして、シャッタ部材21がヘッド部用開口部13を開放する図10中矢印A方向へ移動しようとすると、係止部103がカートリッジ本体5側に設けた移動規制部61に当接してシャッタ部材21の移動を規制し、シャッタ部22によりヘッド部用開口部13を閉塞した状態を維持する。
なお、カートリッジ本体5側の移動規制部61は、図10に示すように、下ハーフ4の内面に突設したディスク収納部6を構成する円弧状のディスク収納壁6aのヘッド部用開口部13に臨む一端側に連続して形成されている。この移動規制部61は、先端部に傾斜面61aが形成されており、円滑に係合部103と係脱することができるようにしている。この傾斜面61aは、円弧状のディスク収納壁6aの厚さ方向に、先端側に向かって肉薄となるように形成されている。
また、このディスク収納部6を構成する円弧状のディスク収納壁6aは、記録及び/又は再生装置への挿入側となる円弧状部7において設けられておらず、外周壁を構成する立ち上がり周壁16,17がディスク収納部6の一部を構成する。
そして、ヘッド部用開口部13を閉塞した位置にあって移動が規制されたシャッタ部材21を移動してヘッド部用開口部13を開放するためには、例えば、ディスク記録及び/又は再生装置のカートリッジホルダ側に設けられたシャッタ開放操作機構91のシャッタ開放操作部93を窓部38に進入させ、押圧操作部39,102を押圧してシャッタ移動規制部材101を図10中矢印D方向に回動させる。シャッタ移動規制部材101が図10中矢印D方向に回動すると、図9に示すように、係止部103がカートリッジ本体5の一方の側面8側に移動し、移動規制部61に対向しない状態となる。その結果、シャッタ部材21は、移動規制部61により移動規制が解除された状態となって、ヘッド部用開口部13を開放する図19中矢印A方向の移動が可能な状態となる。
上述したように、ディスクカートリッジ1は、ヘッド部用開口部13を閉塞位置にあるシャッタ部材21の開放方向への移動が規制されているので、カートリッジ本体5に収納した光ディスクの確実な保護を図ることができる。
ところで、上述のように構成されたシャッタ部材21は、カートリッジ支持部23によりスライドガイド部25を支持してカートリッジ本体5に移動可能に取り付けられる。シャッタ部材21を移動可能に支持するスライドガイド部25は、図4及び図12に示すように、上ハーフ3に設けられた立ち上がり周壁16の一部に形成されている。このスライドガイド部25は、図12に示すように、シャッタ部材21の移動方向と平行に立ち上がり周壁16の外側面に形成されたガイド溝51と、第1及び第2の支持片29,30とによって挟持されるように支持されるガイドレール部52とから構成されている。
そして、ガイドレール部52の外方側に臨む面は、上ハーフ3の平面に垂直な面とされている。この面は、スライドガイド部25を構成する移動ガイド片28の内側面と対向して、シャッタ部材21の移動方向をガイドする第1のガイド壁53を構成している。また、ガイドレール部52の内方側に臨む面は、第1のガイド壁53と平行な面とされている。この面は、第2の支持片30及び折り曲げ片32と対向して、シャッタ部材21の移動方向をガイドする第2のガイド壁54を構成している。更に、レール部52の先端面は、第1及び第2のガイド壁53,54に垂直な面とされている。この面は、第2の支持片30及び折り曲げ片32と対向して、シャッタ部材21の移動方向をガイドする第3のガイド壁55を構成している。更に、レール部52の第1のガイド壁54から第2のガイド壁55に亘る先端側のコーナ部は傾斜面部56とされている。この傾斜面部56は、シャッタ部材21に設けた係合片31,33をレール部52の第2のガイド壁54側に係合された際の逃げ部として機能する。
このように構成されたスライドガイド部25にシャッタ部材21を支持するには、シャッタ部22を下ハーフ4に設けたヘッド部用開口部13上に延在するように配置し、次いで、カートリッジ支持部23をスライドガイド部25に係合させる。そして、カートリッジ支持部23をスライドガイド部25に支持させるには、まず、第1の支持片29をガイド溝51に係合し、次いで、係合片31,33を傾斜面部56に沿わせながら、ガイドレール部52の第2のガイド壁54側に臨ませる。このように、第1の支持片29をガイド溝51に係合し、係合片31,33を第2のガイド壁54側に臨ませることにより、シャッタ部材21は、図12に示すように、第1の支持片29と第2の支持片30及び折り曲げ片32一部によりガイドレール部52を挟持するようにして上ハーフ3に移動可能に支持される。
このとき、スライドガイド部25は、移動ガイド片28が第1のガイド壁53に対向し、係合片31,33が第2のガイド壁54に対向し、第2の支持片30及び折り曲げ片32が第3のガイド壁55に対向するので、シャッタ部材21の移動方向及びこの移動方向と直交するカートリッジ本体5の厚さ方向の移動が規制される。その結果、シャッタ部材21は、大きなガタ付を発生させることなく、スライドガイド部25に安定した状態でガイドされて移動可能となる。
また、シャッタ部材21は、カートリッジ本体5に取り付けられたとき、シャッタ部22の先端側に設けたガイド支持部24が、図2に示すように、シャッタガイド部材26により支持されるので、シャッタ部22のカートリッジ本体5からの浮き上がりが防止でき、シャッタ部材21の安定した移動を実現できる。
上述のように、カートリッジ本体5に取り付けられたシャッタ部材21は、ガイドレール部52にガイドされて、図3に示すように記録及び/又はヘッド部用開口部13を閉塞した位置と、図2に示す記録及び/又はヘッド部用開口部13を開放した位置との間に亘って移動する。
なお、本発明に係るディスクカートリッジ1において、シャッタ部材21は、カートリッジ本体5の外周面から少なくとも突出しないように取り付けられる。具体的には、シャッタ部材21は、カートリッジ本体5の外周面との面一となるように取り付けられる。すなわち、下ハーフ4側のシャッタ部22が移動する領域には、図2及び図3に示すように、凹状のシャッタスライド用凹部58が形成されている。シャッタスライド用凹部58は、シャッタ部22をカートリッジ本体5の表面から突出させないに足る深さをもって形成されている。また、カートリッジ支持部23の移動ガイド片28が移動するカートリッジ本体5の一方の側面8側にも、シャッタスライド用凹部58に連続するガイド片用凹部59が形成されている。このガイド片用凹部59も、移動ガイド片28をカートリッジ本体5の表面から突出させないに足る深さをもって形成されている。
また、シャッタ部材21は、図3に示すように、記録及び/又はヘッド部用開口部13を閉塞する位置に移動されたとき、シャッタ部22の一側がシャッタスライド用凹部58の立ち上がり面に当接し、更なる閉塞方向への移動が規制される。
このディスクカートリッジ1は、シャッタ部材21に、このシャッタ部材21がヘッド部用開口部13を開放する方向に移動してしまうことを規制するシャッタ移動規制部材101を設けた弾性変位片36を取り付けるようにしているので、部品点数の削減を図ることができ、更に、シャッタ移動規制部材101をシャッタ部材21の折り曲げ片32に一体に設けるようにしているので、カートリッジ本体5内にシャッタ移動規制部材101を配置するための空間を設ける必要がなくなり、ディスクカートリッジ1自体の一層の小型化が実現される。
次に、以上のようなディスクカートリッジ1を記録媒体に用いるディスク記録及び/又は再生装置への装着に関連してシャッタ部材21を移動操作してヘッド部用開口部13を開閉する状態を説明する。
ディスクカートリッジ1を記録媒体に用いるディスク記録及び/又は再生装置の一例を示す。このディスク記録及び/又は再生装置は、図13に示すように構成されたディスクドライブ部71を備える。ディスクドライブ部71は、装置本体を構成する筐体内に配設されるものであって、矩形状に形成されたベース72を備える。このベース72には、このディスク記録及び/又は再生装置に装着されるディスクカートリッジ1に収納された光ディスク2を回転駆動するためのディスク回転駆動機構73が取り付けられている。このディスク回転駆動機構73は、光ディスク2が装着されるターンテーブル74をベース72の上面に突出するようにしてベース72に取り付けられている。
また、ベース72には、ディスク回転駆動機構73に装着されて回転駆動される光ディスク2の信号記録領域を走査して、この光ディスク2に記録された情報信号の読み出しを行う光ヘッド部75が取り付けられている。
なお、ディスクドライブ部71が情報信号の記録及び再生を可能とするものとして構成されている場合には、光ヘッド部75は、記録再生型のものが用いられる。光ヘッド部75は、図示しないが、支持機構を介してディスク回転駆動機構73に装着された光ディスク2の内外周に移動するように支持され、駆動モータを備えた送り機構により、光ディスク2の内外周に亘って送り操作される。
ベース72の上面側には、カートリッジ装着部76が構成されている。カートリジ装着部76には、一対の位置決めピン77,78が設けられる共に、図示しない一対の支持ピンが設けられている。カートリッジ装着部76上に装着されるディスクカートリッジ1は、第1及び第2の位置決め孔18,19をそれぞれ一対の位置決めピン77,78に係合し、支持ピンによって支持されることにより、水平方向及び高さ方向の位置決めが図られる。
また、ベース72のカートリッジ装着部76が構成された上面側には、ディスクカートリッジ1を保持し、このディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部76に装脱するカートリッジホルダ81が設けられている。カートリッジホルダ81は、上述したディスクカートリッジ1を保持するに足る大きさを有する矩形状に形成され、天板82の相対向する両側には断面L字状に形成したカートリッジ支持部83,84が設けられている。このカートリッジホルダ81の開放された前面側は、カートリッジ挿脱口85とされている。ディスクカートリッジ1は、前面側の円弧状部7を挿入端として、カートリッジ挿脱口85からカートリッジホルダ81に挿脱される。
このカートリッジホルダ81は、カートリッジ挿脱口85が設けられた前面側に対向する背面側の両側に設けた支軸86を介してベース72に回動可能に支持されている。カートリッジホルダ81に対するディスクカートリッジ1の挿脱は、ベース72の上方側に回動させた状態で行われる。そして、カートリッジホルダ81は、ディスクカートリッジ1が挿入保持された状態でベース72側に回動されることにより、このディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部76に位置決めして装着する。
ところで、カートリッジホルダ81には、このカートリッジホルダ81にディスクカートリッジ1が挿入される際、シャッタ部材21を移動操作してヘッド部用開口部13を開放操作するシャッタ開放操作機構91が設けられている。シャッタ開放操作機構91は、図9に示すように、一方のカートリッジ支持部83の外方側の側面に基端部92aを固定した長尺な板バネ92を取り付け、この板バネ92の先端側にカートリッジホルダ81内に突出するシャッタ開放操作部93を設けて構成されている。このシャッタ開放操作部93は、板バネ92の先端側の一部を折り返して形成されている。また、シャッタ開放操作部93は、一方のカートリッジ支持部83の側面に形成した切り欠き部83aを介してカートリッジホルダ81内に突出している。
シャッタ開放操作機構91は、カートリッジホルダ81にディスクカートリッジ1が挿入されるとき、シャッタ部材21に設けた窓部38に進入し、押圧操作部39,102を押圧して弾性変位片36を図9中矢印D方向に回動させ、移動規制部61にシャッタ移動規制部材101の係止部103が当接しないようにして、シャッタ部材21をヘッド部用開口部13を開放する方向に移動操作する。
上述したようなシャッタ開放操作機構91を備えたカートリッジホルダ81にディスクカートリッジ1が挿入されることにより、シャッタ部材21が移動操作され、ヘッド部用開口部13が開放される状態を更に具体的に説明する。
円弧状部7側を挿入端として、ディスクカートリッジ1を図9中矢印X方向からカートリッジホルダ81に挿入していくと、シャッタ開放操作部93がシャッタ部材21の移動ガイド片28上に乗り上げていく。このとき、板バネ92は、シャッタ開放操作部93が移動ガイド片28により押圧されることにより、シャッタ開放操作部93をカートリッジホルダ81の外方に逃がすように、図9中矢印E方向に弾性変位される。
更にディスクカートリッジ1を図9中矢印X方向のカートリッジホルダ81の内方に挿入していき、シャッタ開放操作部93が移動ガイド片28に設けた窓部38に対向する位置に至ると、弾性変位されていた板バネ92が、図9中矢印F方向に弾性復帰し、先端側のシャッタ開放操作部93が窓部38内に進入する。窓部38に進入したシャッタ開放操作部93は、押圧操作部39を押圧して弾性変位片36を図9中矢印D方向に弾性変位させる。弾性変位片36が図9中矢印D方向に弾性変位すると、シャッタ移動規制部材101が同方向に回動し、係止部103が移動規制部61に対向しない状態となる。その結果、シャッタ部材21は、カートリッジ本体5側の移動規制部61により移動規制が解除された状態となる。このとき、シャッタ部材21は、窓部38にシャッタ開放操作部93が係合された状態におかれる。この状態から更にディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ81の内方に挿入すると、カートリッジ本体5がシャッタ部材21に対し相対移動し、図11に示すように、ヘッド部用開口部13が開放されていく。そして、ディスクカートリッジ1が、カートリッジホルダ81の所定の挿入位置まで挿入されると、ヘッド部用開口部13の全部が開放された状態となる。
ところで、シャッタ開放操作部93は、ディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ81に挿入された状態にあるとき、窓部38に係合した状態を維持するので、シャッタ部材21は、ヘッド部用開口部13を開放した位置に保持される。
このようにヘッド部用開口部13が開放されたカートリッジホルダ81に挿入されたディスクカートリッジは、カートリッジホルダ81がカートリッジ装着部76側に回動されることにより、上述したようにカートリッジ装着部76に位置決めして装着される。
ディスクカートリッジ1がカートリッジ装着部76に装着されることにより、ディスクカートリッジ1に収納された光ディスク2は、ターンテーブル74に装着され、ディスク回転駆動機構73によって回転駆動可能な状態となる。このとき、開放されたヘッド部用開口部13を介して光ヘッド部75が光ディスク2に対向する。この状態でディスク回転駆動機構73を駆動し、光ヘッド部75を動作させることにより、光ディスク2に記録された情報信号の再生が可能となる。
そして、カートリッジ装着部76に装着されたディスクカートリッジ1をイジェクトするには、光ディスク2の再生動作を停止し、ディスク記録及び/又は再生装置に設けられたイジェクト機構を操作し、カートリッジホルダ81をカートリッジ装着部76から離間したベース72から上昇した位置に回動させると、ディスクカートリッジ1の背面側がカートリッジ挿脱口85から突出する。カートリッジ挿脱口85から突出した部分を把持してディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ81から引き出すと、シャッタ開放操作機構91により保持されているシャッタ部材21に対しカートリッジ本体5が相対移動し、シャッタ部材21がヘッド部用開口部13を閉塞した位置に移動する。ここから更にディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ81から引き出すと、シャッタ開放操作部93が窓部38から離脱し、押圧操作部39の押圧を解除する。押圧操作部39の押圧が解除された弾性変位片36は、自身の付勢力により弾性復帰する。そして、シャッタ移動規制部材101は、弾性変位片36とともに回動し、係止部103をカートリッジ本体5側に設けた移動規制部61に当接させてシャッタ部材21の移動を規制する状態となし、シャッタ部22によりヘッド部用開口部13を閉塞した状態を維持するようになる。
このように、ディスクカートリッジ1を用いるディスク記録及び/又は再生装置は、シャッタ開放操作機構91として、板バネ92の一端にシャッタ開放操作部93を設けた簡単な構成のものを用いるので足りるので、装置自体の構成を簡素化でき、装置自体の小型化を図ることも容易となる。
上述した説明では、本発明を再生専用の光ディスクを収納した例を挙げて説明したが、本発明は、記録再生が可能な光ディスク等、その他のディスク状記録媒体を収納したディスクカートリッジにも適用でき、更に、クリーニングディスクを収納したディスクカートリッジにも適用でき、これらの場合においても、上述したディスクカートリッジに適用した場合と同様の利点を得ることができる。
また、上述した説明において、ディスクカートリッジの一層の小型化を実現するため、カートリッジ本体として前面側を円弧状部としたものを用いた例を挙げて説明したが、本発明は、このようなカートリッジ本体を用いるものに限定されることなく、従来広く用いられている矩形状のカートリッジ本体を用いたディスクカートリッジにも適用することができる。
本発明に係るディスクカートリッジを上ハーフ側から見た斜視図である。 本発明に係るディスクカートリッジを下ハーフ側から見た斜視図である。 本発明に係るディスクカートリッジを下ハーフ側から見た平面図である。 シャッタ部材と、シャッタ部材が取り付けられるカートリッジ本体を示す斜視図である。 シャッタ移動規制部が設けられた弾性変位片と、この弾性変位片が取り付けられるシャッタ部材を示す斜視図である。 シャッタ部材に弾性変位片を取り付けた状態を示す平面図である。 シャッタ部材に弾性変位片を取り付けた状態を示す移動ガイド片から見た正面図である。 シャッタ移動規制部材の斜視図である。 カートリッジホルダにディスクカートリッジを挿入した状態を示す平面図である。 シャッタ部材がヘッド部用開口部を閉塞した状態を下ハーフの内面側から見た平面図である。 シャッタ部材がヘッド部用開口部を開放した位置に移動した状態を下ハーフの内面側から見た平面図である。 シャッタ部材を上ハーフ側に設けたガイドレール部に取り付けた状態を示す断面図である。 ディスクカートリッジが装着されるディスク記録及び/又は再生装置のディスクドライブ部を示す斜視図である。
符号の説明
1 ディスクカートリッジ、2 光ディスク、3 上ハーフ、4 下ハーフ、5 カートリッジ本体、13 ヘッド部用開口部、21 シャッタ部材、22 シャッタ部、23 カートリッジ支持部、28 移動ガイド片、35 連結アーム、36 弾性変位片、39 押圧操作部、61 移動規制部、61a 傾斜面、103 係止部

Claims (6)

  1. ディスクと、
    上記ディスクを回転可能に収納するとともに、上記ディスクの一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録及び/又は再生用開口部が設けられたカートリッジ本体と、
    上記記録及び/又は再生用開口部を開閉するシャッタ部を有し、上記記録及び/又は再生用開口部を閉塞した位置と上記記録及び/又は再生用開口部を開放した位置との間に亘って移動可能に上記カートリッジ本体に取り付けられたシャッタ部材と、
    上記シャッタ部材の一側から延長された連結アームと、
    上記連結アームの先端部側に基端部側を固定して上記連結アームに沿って延長するように取り付けられ、先端部側に、上記シャッタ部の基端部側に設けられて上記カートリッジ本体の一側面に対向する移動ガイド片に設けた窓部に臨ませされた押圧操作部が設けられ、上記押圧操作部を上記窓部からカートリッジ本体の外方に突出させるように付勢力が付与された弾性変位片と、
    上記シャッタ部材に回動可能に設けられ、上記シャッタ部材が上記記録及び/又は再生用開口部を閉塞した位置にあるとき、上記カートリッジ本体に設けた移動規制部に係止部を係止させて上記シャッタ部材の上記記録及び/又は再生用開口部を開放する方向への移動を規制し、上記弾性変位片が上記押圧操作部を介して上記付勢力に抗して押圧されたとき、上記弾性変位片ともに回動して上記移動規制部への係止を解除する方向に回動するシャッタ移動規制部材とを備え、
    上記係止部は、上記移動規制部側が円弧状をなすように形成されていることを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 上記弾性変位片は、上記カートリッジ本体の外周壁の内面に沿うように形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 上記弾性変位片は、上記シャッタ部材と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
  4. 上記カートリッジ本体は、上下一対のハーフを突き合わせ結合して形成され、
    上記一対のハーフは、各ハーフの立ち上がり壁の端面を溶着して結合されることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
  5. 上記カートリッジ本体には、記録及び/又は再生装置への挿入端と反対側に、位置決め孔が設けられ、
    上記カートリッジ本体の記録及び/又は再生装置への挿入端側は、上記カートリッジ本体に収納されたディスクの中心を略中心として略半円弧状をなすように形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
  6. 上記カートリッジ本体の記録及び/又は再生装置への挿入端側の外周壁は、上記カートリッジ本体内の上記ディスクを収納するディスク収納部の一部を形成する請求項5記載のディスクカートリッジ。
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